JP2000150677A - 強誘電体ゲートメモリおよびその製造方法 - Google Patents

強誘電体ゲートメモリおよびその製造方法

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JP2000150677A
JP2000150677A JP10317164A JP31716498A JP2000150677A JP 2000150677 A JP2000150677 A JP 2000150677A JP 10317164 A JP10317164 A JP 10317164A JP 31716498 A JP31716498 A JP 31716498A JP 2000150677 A JP2000150677 A JP 2000150677A
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ferroelectric thin
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Kazuhiro Kusakawa
和大 草川
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲート絶縁膜として強誘電体薄膜とバッファ絶
縁膜との積層膜を用いたMFIS型の不揮発性強誘電体
ゲートメモリにおいて、低電圧で自発分極が得られるよ
うにする。 【解決手段】強誘電体薄膜として、ペロブスカイド型の
2 2 7 (A:La、Nd、B:Ti、A:Ca、
Sr、B:Nb、Ta)化合物を用いる。強誘電体薄膜
の成膜方法としては、A、B金属を含んだ化合物の前駆
体溶液をスピン塗布し、大気中で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体薄膜を
ゲート絶縁膜とした不揮発性の半導体メモリである強誘
電体ゲートメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体を電界効果トランジスタ(以下
FETと記す)のゲート絶縁膜として用いた強誘電体ゲ
ートメモリは、不揮発性の半導体メモリとして注目され
ている。この強誘電体ゲートメモリは、強誘電体の自発
分極によってチャネル領域の半導体基板表面に電荷を誘
起させてドレイン電流を制御するものである。図6
(a)〜(c)は、強誘電体ゲートメモリの3つのタイ
プの構造を示す断面図である。以下それぞれの構造の特
徴を説明する。
【0003】図6(a)は、ゲート構造を、強誘電体薄
膜2とその上面に設けられる金属電極3とを以って構成
した二層構造とし、この二層構造のゲートを用いたMF
S(Metal-Ferroelectric-Semiconductor)FETであ
る。1は半導体基板である。このMFS−FETでは、
半導体基板1の上面に強誘電体薄膜2を直接形成するた
め、その形成の際に、半導体基板1と強誘電体薄膜2と
の間の界面に自然酸化膜(けい素基板の場合は二酸化け
い素膜、以下SiO2 膜と記す)が形成されることが多
い。この自然酸化膜は低温で成長した不安定で膜質の不
良な膜であるため、これに起因して動作電圧の増大やト
ラップ準位の発生による分極の打ち消し等が生じてしま
い、特性がやや不安定という問題があった。
【0004】図6(b)は、MFS−FETの強誘電体
薄膜2および半導体基板1間に例えば熱酸化により形成
したSiO2 膜のバッファ膜4を挿入したタイプの三層
構造のゲートをもつMFIS(Metal-Ferroelectric-In
sulator-Semiconductor)−FETである。このタイプ
のFETでは、積極的に良質で安定なSiO2 膜を半導
体基板1上に形成することによって、図6(a)のMF
S−FETにおける前述の問題を解決している。
【0005】また、図6(c)は、バッファ膜4上に中
間金属膜5を設け、その中間金属膜5上に強誘電体薄膜
2の形成を行ったタイプのMFMIS(Metal-Ferroele
ctric-Metal-Insulator-Semiconductor)−FETであ
る。このMFMIS−FETでは、金属膜5上に強誘電
体薄膜2を形成するので、特性の良好な強誘電体薄膜2
が容易に得られる利点がある。
【0006】強誘電体としては、例えば、ジルコニウム
チタン酸鉛(PbZrx Ti1-x 3 以下PZTと記
す)やBi層状化合物であるY1等か知られている。P
ZT、Y1の比誘電率と自発分極は、それぞれ約100
0、39μC/cm2 、120、13μC/cm2 であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
MFIS−FETまたはMFMIS−FETのゲート構
造は回路上、バッファ膜4の容量と、強誘電体薄膜2の
容量とが直列に接続された構成となっている。今、強誘
電体薄膜の電荷をQf 、電気容量をCf 、電圧をVf
バッファ膜の電荷をQi 、電気容量をCi 、電圧をVi
とすると、次式が成り立つ。
【0008】Qf =Cf ・Vf i =Ci ・Vi 強誘電体薄膜とバッファ膜とは直列であるため、 Qf =Qi である。よって、 Cf ・Vf =Ci ・Vi (1) となる。
【0009】単位面積当たりの電気容量Cは、膜厚tと
比誘電率εにより、 Cf =εf /tfi =εi /ti となり、(1)式に代入すると、 εf ・Vf /tf =εi ・Vi /ti (2) となる。
【0010】バッファ膜として酸化けい素膜(以下Si
2 膜と記す)を用いると比誘電率εi は3.8であ
り、強誘電体薄膜の比誘電率εf が仮に1000である
とすると、 Vf /Vi =tf /263ti となる。
【0011】よって、この強誘電体薄膜2として、従来
から通常用いられてきた強誘電体を用いたのでは、その
比誘電率が大きいために、ゲート電極3に印加される電
圧の大部分がバッファ膜4に印加されてしまい強誘電体
薄膜2に印加される電圧の割合が小さくなってしまう。
【0012】そのため、強誘電体薄膜2中に形成される
自発分極は飽和に至らないことが多い。また、ゲート電
極3に印加する電圧をゼロにしたときには、残留分極が
小さく、データの有無を識別できる程度の大きさの分極
を保持することができず、メモリとして有効に機能しな
いといった問題があった。更に、大きな電圧をゲート電
極に印加した場合には、ゲート絶縁膜4が絶縁破壊を起
こすおそれがあった。
【0013】このような状況に鑑み本発明の目的は、適
当な大きさのゲート電圧で強誘電体薄膜が十分に自発分
極し、かつ残留分極も大きい強誘電体ゲートメモリおよ
びその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決のため本
発明は、第一導電型半導体基板の表面層に形成された第
二導電型ソース領域、ドレイン領域と、それぞれに接触
するソース電極、ドレイン電極と、第二導電型ソース領
域、ドレイン領域間の半導体基板の表面にバッファ膜お
よび強誘電体薄膜を介して設けられたゲート電極とを具
える強誘電体ゲートメモリにおいて、強誘電体薄膜とし
てA2 2 7 (但しAがLa、Ndのいずれかとする
とき、BはTi、Hf、Snのいずれか、またはAがC
a、Srのいずれかとするとき、BはNb、Taのいず
れかとする)を用いるものとする。
【0015】そのような強誘電体は比誘電率が100以
下と低いため、比誘電率の小さいバッファ膜と積層した
際にも、強誘電体薄膜に印加される電圧が大きく、十分
な大きさの自発分極が得られるので、不揮発性のメモリ
となる。また、比誘電率の小さいバッファ膜に過大な電
圧が印加されて絶縁破壊することが無い。特に、バッフ
ァ膜がSiO2 膜であるものとする。
【0016】けい素結晶を用いた半導体では、熱酸化に
より容易に安定なSiO2 膜が形成できるので、それを
バッファ膜として使用することができる。上記のような
強誘電体ゲートメモリの製造方法としては、熱酸化によ
るSiO 2 膜を形成する工程と、その上に金属を含む前
駆体溶液を直接塗布する工程と、さらに熱処理を施して
膜の結晶化を行う工程とをおこなうものとする。そのよ
うな方法で、容易に安定な特性の強誘電体が得られる。
特に、前駆体溶液をスピン塗布すれば、容易に均一な膜
厚の強誘電体が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施形態について説明する。なお、図は、この発明
が理解できる程度に形状、大きさおよび配置関係を概略
的に示した。また、この実施の形態の数値等に限定され
るものではない。
【0018】[実施例1]図1は、本発明の実施例1の
強誘電体ゲートメモリの断面図である。Si基板1の上
面に、SiO2 膜からなるバッファ膜4を介して強誘電
体薄膜2としてLa2 Ti2 7 膜が形成されている。
更にその強誘電体薄膜2上に白金(以下Ptと記す)か
らなるゲート電極3が設けられている。ゲート電極3の
下方のSi基板1の表面層には、互いに分離されたソー
ス・ドレイン領域6、7が形成され、それぞれソース電
極8、ドレイン電極9が設けられている。すなわち、強
誘電体薄膜材料としてLa2 Ti2 7 を用いたMFI
S−FETが構成されている。バッファ膜4の膜厚は2
5nm、La2 Ti2 7 強誘電体の膜厚は600nm
とした。
【0019】図2は、図1のLa2 Ti2 7 強誘電体
薄膜の分極−印加電圧のヒステリシス曲線である。横軸
は印加電圧、縦軸は分極である。1.6Vの印加電圧で
十分分極し、自発分極は0.2〜0.3μC/cm2
あった。インピーダンスアナライザーを用いて測定した
ところ、比誘電率は約60であった。
【0020】これらの測定結果は、従来より強誘電体薄
膜として用いられてきたPZTの比誘電率1000や、
Y1の比誘電率120と比べると、十分小さな値であ
る。図1のMFIS−FETは、ゲート電極3と半導体
基板1との間に電圧を印加し、電圧を除去した後もドレ
イン電流が流れ、メモリとして有効に機能した。
【0021】バッファ膜4は熱酸化によるSiO2 膜で
ありその比誘電率は3.8、膜厚は25nmであり、ま
た、La2 Ti2 7 強誘電体の膜厚は600nmで、
比誘電率は実験結果から約60である。これらの値を、
先の(2)式に代入すると、 Vf =1.52Vi となる。よって、電圧V(=Vi +Vf )の約60%の
電圧が強誘電体薄膜に印加されたことになり、前述の課
題が解決された。
【0022】図3(a)〜(c)は、図1のMFIS−
FETの製造方法を説明するための工程順の断面図であ
る。以下この図に従い製造工程を説明する。先ず、イオ
ン注入および熱処理によりソース・ドレイン領域6、7
を形成した、Si基板1全面に熱酸化によって、バッフ
ァ膜4となる膜厚25nmのSiO 2 膜を形成する[図
3(a)]。
【0023】次に、スピン塗布法を用い、強誘電体膜2
となるLa2 Ti2 7 膜を成膜し、熱処理によって結
晶化させて強誘電体薄膜を形成する[同図(b)]。こ
の成膜工程の詳細は以下のようなものである。
【0024】最初に、スピン塗布法によって成膜するた
めのLa2 Ti2 7 前駆体溶液を準備する。このLa
2 Ti2 7 前駆体溶液は、ランタンアセチルアセテー
ト水和物[La(Acac)3 ・xH2 O]とチタンイ
ソプロポキサイド[Ti(OPr)4 ]とをLaおよび
Tiのモル比が1:1に混合した有機溶剤溶液である。
溶媒としては2−メトキシエタノールを用いている。
【0025】このLa2 Ti2 7 前駆体溶液を、基板
面に垂直な軸に関して回転しているSi基板1のゲート
絶縁膜4上に塗布する。はじめに、回転速度500rp
mで5秒間回転させながら塗布を行い、次に、3000
rpmで25秒間回転させながら塗布を行う。このよう
に、はじめの緩い回転によって、Si基板1の上面に前
駆体溶液をなじませて、続く高速回転によって余分な溶
液を吹き飛ばしながら塗布して均一な塗布膜を形成す
る。
【0026】次に、150℃のオーブン中で前駆体溶液
を乾燥させる。この乾燥工程は15分間行って、塗布膜中
の溶媒および水分等を蒸発させる。次に、500℃の焼
成炉中で1分間の仮焼成を行う。この仮焼成工程によっ
て、塗布膜中に残存している有機官能基を燃焼させて予
備強誘電体薄膜を形成する。仮焼成は大気雰囲気中で行
ったが、窒素またはアルゴン雰囲気中で行ってもよい。
【0027】スピン塗布工程から仮焼成工程までの各工
程を、5〜20回繰り返して行う。このように複数回に
分けて仮焼成を行うのは、一度に厚い膜を成膜させると
予備強誘電体薄膜が割れて破損してしまうおそれがある
からである。最後に、800℃の大気雰囲気中で1時間
の本焼成を行う。この本焼成工程によって、予備強誘電
体薄膜を結晶化してLa2 Ti2 7 強誘電体薄膜とす
る。
【0028】X線回折によって、良好な層状ペロブスカ
イト構造のLa2 Ti2 7 強誘電体薄膜が形成されて
いることが確認された。尚、以上説明した各温度設定値
および処理時間等は熱分解データに基づいて設定され
た。このようにして、膜厚200〜600nmの良好な
結晶構造のLa2 Ti2 7 の強誘電体薄膜2をバッフ
ァ膜4の上に実質的に均一な膜厚で形成することができ
る。
【0029】次に、この強誘電体薄膜2上に例えばスパ
ッタリングによってゲート電極3となる膜厚200nm
のPt膜を堆積した後、フォトリソグラフィによりパタ
ーニングする[同図(c)]。最後に、例えばAl合金
膜を被着、パターニングしてソース、ドレイン電極8、
9を設ける。このようにして、特に困難な工程もなく、
容易に図1に示したMFIS−FETを完成することが
できる。
【0030】以上説明した通り、上述の薄膜形成方法
は、作成する目的の膜の構成物質を含む溶液(前駆体溶
液)を基板の絶縁膜上に直接的に塗布する工程と、さら
に熱処理を施して膜の結晶化を行う工程とをおこなう塗
布熱分解法によって、La2 Ti2 7 の強誘電体薄膜
を適当な上面に成膜して、良好な結晶構造を有するLa
2 Ti2 7 強誘電体薄膜を形成することができた。特
に、前駆体溶液の塗布工程をスピン塗布法によっておこ
なうことにより、容易に均一な膜厚のLa2 Ti 2 7
薄膜を形成することができた。
【0031】実際に、La2 Ti2 7 薄膜を用いたM
FIS−FETを試作したところ、不揮発性メモリ動作
を示した。このLa2 Ti2 7 薄膜の比誘電率は、従
来の強誘電体材料のものに比べて小さいので、強誘電体
薄膜に印加される電圧を従来より大きくすることができ
る。従って、La2 Ti2 7 薄膜中に形成される自発
分極も飽和し易くなり、残留分極も大きくなる。その結
果、MFIS−FETの動作電圧を低くすることが可能
になるのである。また、バッファ膜に印加される電圧の
割合を従来より低くすることができるので、バッファ膜
が絶縁破壊する恐れがないという利点もある。
【0032】製造工程については、バッファ膜4、強誘
電体薄膜2の形成とパターニングを先におこなった後、
それをマスクにして不純物のイオン注入をおこなってソ
ース領域、ドレイン領域6、7を形成する方法をとるこ
ともできる。 [実施例2]図4は、同様にして形成したLa2 Sn2
7 強誘電体薄膜の分極−印加電圧のヒステリシス曲線
である。横軸は印加電圧、縦軸は分極である。約1.0
Vの印加電圧で十分分極し、自発分極は2μC/cm2
であった。インピーダンスアナライザーを用いて測定し
たところ、比誘電率は約50であった。
【0033】このLa2 Sn2 7 薄膜を用いたMFI
S−FETを試作したところ、不揮発性メモリ動作を示
した。これは、La2 Sn2 7 薄膜の比誘電率が、従
来の強誘電体材料のものに比べて小さいので、強誘電体
薄膜に印加される電圧を従来より大きく、自発分極も飽
和し易くなり、残留分極も大きくなったためと考えられ
る。
【0034】[実施例3]図5は、同様にして形成した
Nd2 Hf2 7 強誘電体薄膜の分極−印加電圧のヒス
テリシス曲線である。横軸は印加電圧、縦軸は分極であ
る。約3.0Vの印加電圧で十分分極し、自発分極は
0.2μC/cm2 であった。インピーダンスアナライ
ザーを用いて測定したところ、比誘電率は約40であっ
た。このNd2 Hf2 7 薄膜を用いたMFIS−FE
Tを試作したところ、不揮発性メモリ動作を示した。
【0035】[実施例4、5、6、7]同様にして形成
したCa2 Nb2 7 薄膜、Sr2 Nb2 7 薄膜、C
2 Ta2 7 薄膜、Sr2 Nb2 7 薄膜を用いたM
FIS−FETを試作したところ、いずれも不揮発性メ
モリ動作を示した。この場合も強誘電体薄膜の比誘電率
が、従来の強誘電体材料のものに比べて小さいので、強
誘電体薄膜に印加される電圧を従来より大きくなったた
めと考えられる。
【0036】以上の実施例においては、塗布方法として
スピン塗布法を採用した例を示したが、他の方法、例え
ば、ディップ法でもよい。さらには、MOCVD法、蒸
着法、スパッタリング法、PLD法などの方法でもよい
と考えられる。また、FET構造としてMFIS−FE
Tを採用したが、MFMIS−FETでも良い。この場
合には、例えばSiO2 膜とLa2 Ti2 7 膜との間
にフローティング電極としてPt膜を設け、その上に、
強誘電体薄膜を形成すると良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、強誘電体
薄膜材料として比誘電率が100以下のLa2 Ti2
7 等を用いることによって、ゲート電極に印加される電
圧のうち、強誘電体薄膜に印加される電圧を、バッファ
膜に印加される電圧に比べて高くすることを可能にし、
強誘電体薄膜の自発分極を可能にした。これにより、デ
ータの保持が容易に可能になり、従来に比べて動作電圧
の低い不揮発性メモリとすることができた。 従って、
本発明は、不揮発性メモリの発展および普及に大きな貢
献をなすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1のLa2 Ti2 7 膜を用いた
MFIS−FETの断面図
【図2】本発明実施例1のFETに用いたLa2 Ti2
7 膜の分極特性図
【図3】(a)〜(c)は実施例1のMFIS−FET
製造工程順の断面図
【図4】本発明実施例2のFETに用いたLa2 Sn2
7 膜の分極特性図
【図5】本発明実施例3のFETに用いたNd2 Hf2
7 膜の分極特性図
【図6】(a)、(b)、(c)は、それぞれMFS−
FET、MFIS−FET、MFMIS−FETの断面
【符号の説明】
1 半導体基板またはSi基板 2 強誘電体薄膜またはLa2 Ti2 7 膜 3 ゲート電極 4 バッファ膜 5 中間金属膜 6 ソース領域 7 ドレイン領域 8 ソース電極 9 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/108 21/8242

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型半導体基板の表面層に形成され
    た第二導電型ソース領域、ドレイン領域と、それぞれに
    接触するソース電極、ドレイン電極と、第二導電型ソー
    ス領域、ドレイン領域間の半導体基板の表面にバッファ
    膜および強誘電体薄膜を介して設けられたゲート電極と
    を具える強誘電体ゲートメモリにおいて、強誘電体薄膜
    としてA2 2 7 (但しAがLa、Ndのいずれかと
    するとき、BはTi、Hf、Snのいずれか、またはA
    がCa、Srのいずれかとするとき、BはNb、Taの
    いずれかとする)を用いることを特徴とする強誘電体ゲ
    ートメモリ。
  2. 【請求項2】バッファ膜が二酸化けい素(SiO2 )膜
    であることを特徴とする請求項1に記載の強誘電体ゲー
    トメモリ。
  3. 【請求項3】第一導電型半導体基板の表面層に形成され
    た第二導電型ソース領域、ドレイン領域と、それぞれに
    接触するソース電極、ドレイン電極と、第二導電型ソー
    ス領域、ドレイン領域間の半導体基板の表面にバッファ
    膜およびA22 7 (但しAがLa、Ndのいずれか
    とするとき、BはTi、Hf、Snのいずれか、または
    AがCa、Srのいずれかとするとき、BはNb、Ta
    のいずれかとする)なる強誘電体薄膜を介して設けられ
    たゲート電極とを具える強誘電体ゲートメモリの製造方
    法において、熱酸化による二酸化けい素(SiO2 )膜
    を形成する工程と、その上に金属を含む前駆体溶液を直
    接塗布する工程と、さらに熱処理を施して膜の結晶化を
    行う工程とをおこなうことを特徴とする強誘電体ゲート
    メモリの製造方法。
  4. 【請求項4】前駆体溶液をスピン塗布することを特徴と
    する請求項3に記載の強誘電体ゲートメモリの製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020019753A (ko) * 2000-09-07 2002-03-13 이희영 비휘발성 메모리소자용 스트론튬 니오비움 탄탈레이트화합물 및 란타늄 티타네이트 화합물 강유전 박막 제조를위한 전구체 용액 합성방법
KR100682913B1 (ko) 2005-01-06 2007-02-15 삼성전자주식회사 하이브리드 멀티비트 비휘발성 메모리 소자 및 그 동작 방법
CN101864305A (zh) * 2010-06-23 2010-10-20 东华大学 一种La2Ti2O7:Eu3+,Sm3+荧光粉及其制备方法

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