JPH08335835A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JPH08335835A
JPH08335835A JP8080197A JP8019796A JPH08335835A JP H08335835 A JPH08335835 A JP H08335835A JP 8080197 A JP8080197 A JP 8080197A JP 8019796 A JP8019796 A JP 8019796A JP H08335835 A JPH08335835 A JP H08335835A
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守雄 中村
Masahiro Maeda
昌宏 前田
Toshimichi Ota
順道 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波帯の高周波電力増幅器において、
低周波発振の抑制と出力電力の向上を同時に実現する。 【解決手段】 FET6のゲート端子5に、抵抗器2及
びインダクタ10が接続されている。インダクタ10に
は、発振防止用の抵抗器1が接続されている。抵抗器1
には、他端が接地されたコンデンサ4及び抵抗器3が並
列に接続されている。抵抗器1の抵抗値は、約30Ω〜
約70Ωの範囲に設定されている。インダクタ10は、
低周波に対するインピーダンス値の無視できる程度に十
分に小さいインダクタンス値を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を用い
て高周波電力を得る高周波増幅器に関し、特に、マイク
ロ波帯を利用した通信機等の送信部に用いられる高出力
の高周波電力増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話をはじめとする通信機の
普及により、マイクロ波帯で使用される高周波増幅器へ
の需要が高まっている。高周波増幅器の設計において
は、発振に対する安定性を向上させる必要がある。特
に、高周波増幅器に含まれるバイアス供給回路は増幅器
外部の回路と電気的に接続されるために、その設計にあ
たって発振の抑制への配慮が必要である。
【0003】特公昭56−2447号公報には、従来の
高周波増幅器のバイアス供給回路の例が開示されてい
る。図9は、上記公報に開示されているバイアス供給回
路50の構成を示す図である。
【0004】この回路50は、FETのコレクタバイア
スを供給する回路であって、増幅信号帯域におけるバイ
アス供給回路の影響を防ぐための高周波阻止回路L0
に、2つの終端回路が並列に接続されている構成を有し
ている。具体的には、抵抗器R2及びコイルL2の並列
接続からなる一方の終端回路と、抵抗器R1及びコンデ
ンサC1の直列接続からなる他方の終端回路とを組合せ
ることによって、広帯域にわたって、不要な低周波の信
号を終端することができる。そのため、不要な信号の反
射が起こらず、発振を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のバイアス
供給回路50は、実際にはコレクタバイアスの供給回路
である。従って、これをそのまま他のバイアス供給回
路、例えばゲートバイアスの供給回路に適用することは
難しい。仮に適用するとしても、上記バイアス供給回路
50の構成には、以下のような問題点が存在する。
【0006】バイアス供給回路50の構成では、高周波
阻止回路L0及びコイルL2が、電源Vからのバイアス
供給ラインを兼用している。そのために、高周波信号が
終端回路に吸収されることを防ぐためには、図9に円で
囲んだ部分の拡大図として示すように、高周波阻止回路
L0を動作周波数の1/4波長に相当する長い線路(ス
トリップライン)として形成する必要がある。
【0007】また、バイアス供給回路50の構成では、
FETで増幅された後の信号の一部を除去することにな
るため、効率があまりよくない。
【0008】さらに、従来のバイアス供給回路50で
は、発振に対する安定性を向上させるために抵抗R1を
設けて、これによって不要な信号を終端して反射をなく
している。しかし、出力電力の低下を防ぐためには、動
作周波数において、抵抗R1が見えないようにしなけれ
ばならない。そのためには、高周波阻止回路L0が、高
周波に対して十分大きなインピーダンスを持つ必要があ
る。具体的には、高周波阻止回路L0は、先述のように
動作周波数の1/4波長程度のマイクロストリップ線路
により形成される。しかし、そのために、高周波阻止回
路L0の占有面積が大きくなって、基板面積が大きくな
る。
【0009】また、現実には、動作周波数より少し低い
周波数に対して高周波阻止回路L0はまだ十分大きなイ
ンピーダンスをもっており、完全に低周波の発振を抑制
することができない。高周波阻止回路L0のインピーダ
ンスを小さくすると発振抑制の効果は上がるが、逆に、
増幅されるべき高周波信号の一部も吸収されてしまうの
で、出力の低下やインピーダンスの不整合が生じて、高
周波増幅器の動作特性が劣化する。さらに、増幅された
後の信号から不要な信号を除去することになるために、
全体的な変換効率が悪い。
【0010】このように従来のバイアス供給回路50の
構成では、低周波発振の抑制と良好な動作特性の維持と
はトレードオフの関係にあり、動作効率があまりよくな
い。
【0011】さらに、携帯電話等に使用される高周波電
力増幅器では、負荷変動に対する安定性が求められる。
しかし、上記の従来のバイアス供給回路50では、電力
増幅器の負荷が変動すると(例えば、出力負荷インピー
ダンスが50Ωから変動すると)、低周波発振が生じる
場合がある。すなわち、従来のバイアス供給回路50の
構成では、負荷変動に対する十分な安定性が得られてい
ない。
【0012】本発明は上記の課題を解決するために行わ
れたものであり、その目的は、動作特性を劣化させるこ
となく低周波発振を抑制して、負荷変動に対して安定に
動作する高周波増幅器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面によれ
ば、高周波増幅器が、トランジスタと、該トランジスタ
の入力端子に接続されているインダクタと、該インダク
タに接続されている第1の抵抗器と、一端が該第1の抵
抗器に接続され且つ他端が接地されているコンデンサ
と、を備えており、そのことによって上記目的が達成さ
れる。
【0014】本発明の他の局面によれば、高周波増幅器
が、トランジスタと、該トランジスタの入力端子に接続
されているマイクロストリップ線路と、該マイクロスト
リップ線路に接続されている第1の抵抗器と、一端が該
第1の抵抗器に接続されて且つ他端が接地されているコ
ンデンサと、を備えており、そのことによって上記目的
が達成される。
【0015】本発明のさらに他の局面によれば、高周波
増幅器が、トランジスタと、該トランジスタの入力端子
に接続されているインダクタと、該インダクタに接続さ
れている第1の抵抗器と、電源端子と該トランジスタの
該入力端子との間に接続されている第2の抵抗器と、一
端が該第1の抵抗器に接続され且つ他端が接地されてい
る、お互いに並列に接続されたコンデンサ及び第3の抵
抗器と、を備えており、そのことによって上記目的が達
成される。
【0016】本発明のさらに他の局面によれば、高周波
増幅器が、トランジスタと、該トランジスタの入力端子
に接続されているマイクロストリップ線路と、該マイク
ロストリップ線路に接続されている第1の抵抗器と、電
源端子と該トランジスタの該入力端子との間に接続され
ている第2の抵抗器と、一端が該第1の抵抗器に接続さ
れ且つ他端が接地されている、お互いに並列に接続され
たコンデンサ及び第3の抵抗器と、を備えており、その
ことによって上記目的が達成される。
【0017】上記の各構成において、好ましくは、前記
第1の抵抗器の抵抗値が約30Ω〜約70Ωの範囲であ
る。
【0018】また、好ましくは、前記インダクタのイン
ダクタンス値或いは前記マイクロストリップ線路の長さ
は、低周波に対するインピーダンス値が無視できる程度
に十分に小さくなる値である。
【0019】また、好ましくは、前記インダクタのイン
ダクタンス値Lが、動作周波数fに対して約10Ω≦2
πfL≦約100Ωなる関係を満たすように設定されて
いる。或いは、好ましくは、前記マイクロストリップ線
路の特性インピーダンスが前記第1の抵抗器の抵抗値よ
り高く、前記マイクロストリップ線路の長さdが動作周
波数の波長λに対してλ/40≦d≦λ/8なる関係を
満たすように設定されている。
【0020】好ましくは、上記のような本発明の高周波
増幅器は、約1GHz〜約2GHzのマイクロ波帯で使
用され、前記トランジスタの出力電力が数百mW〜数W
の範囲内である。
【0021】以上のように本発明の高周波増幅器では、
トランジスタの入力端子、例えばFETのゲート端子
に、低周波に対するインピーダンス値が無視できるイン
ダクタ或いはマイクロストリップ線路を含むバイアス供
給回路を接続する。また、このインダクタ或いはマイク
ロストリップ線路には、発振防止用の抵抗器(第1の抵
抗器)を接続する。この発振防止用抵抗器は、好ましく
は約30Ω〜約70Ωの抵抗値を有する。このような構
成によって、低周波発振が抑制される。このとき、トラ
ンジスタの入力端子から見たバイアス供給回路の高周波
に対するインピーダンスを、トランジスタの入力インピ
ーダンスに比べて十分に大きなものにすることにより、
トランジスタに供給される高周波電力の漏れが防止され
て、出力電力が増加する。
【0022】従って、上記の構成によって、高周波増幅
器における低周波発振の抑制と出力電力の向上とが、と
もに実現される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照しながら、
ゲート端子にバイアス供給回路(ゲートバイアス供給回
路)が接続されたゲート入力FETを含む構成を例にと
って、本発明の高周波増幅器の実施形態を説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態による高周波増幅器の回路構成の概略図であ
り、ゲートバイアス供給回路100を点線で囲ってい
る。
【0025】図1の回路構成で、高周波増幅器の入力端
子とFET6との間には、入力インピーダンス整合回路
7及びゲートバイアス供給回路100とが接続されてい
る。FET6のドレイン端子は、ドレインバイアス供給
回路9を介して電源端子Vddに接続されるとともに、
出力インピーダンス整合回路8を介して高周波増幅器の
出力端子に接続されている。また、FET6のソース端
子は、接地されている。
【0026】ゲートバイアス供給回路100には、FE
T6のゲート端子5とゲート電源端子Vggとの間に接
続された抵抗器2、ならびにFET6のゲート端子5と
接地端子との間に接続されたインダクタ10と抵抗器1
と抵抗器3及びコンデンサ4の並列回路とが含まれてい
る。
【0027】このゲートバイアス供給回路100の第1
の機能は、抵抗器1〜3の値を変えてゲート電源端子V
ggから供給される一定電圧に対する分圧比率を変化す
ることにより、FET6のゲート端子5に供給される電
圧を制御することである(実質的には、抵抗器2及び3
の値によって分圧比が決定される)。また、ゲートバイ
アス供給回路100の第2の機能は、インダクタ10と
抵抗器1とコンデンサ4との直列接続回路により、低周
波発振を抑制することである。ここで抵抗器2及び3の
値は、ゲートバイアス供給回路100が入力インピーダ
ンスの整合に影響を与えないようにするため、ならびに
ゲート電流を数mA程度に抑えるために、数百Ω〜数k
Ω程度の大きな値に設定される。
【0028】ゲートバイアス供給回路100において、
抵抗器1〜3の抵抗値をそれぞれr、R2及びR3、イ
ンダクタ10のインダクタンス値をL、ならびにコンデ
ンサ4の容量値を約1000pFとする。ここで、R3
≫rであるとき、FET6のゲート端子5からインダク
タ10の側を見た高周波信号に対するインピーダンスZ
は、インダクタ10のインダクタンスLと抵抗器1の抵
抗rとを用いてZ≒r+jωLと近似できる。例えば、
L=約10nH、r=約50Ωのとき、基本周波数f=
約1.5GHzでの上記インピーダンスはZ=50+j
100Ωとなり、その絶対値は│Z│=約112Ωとな
る。
【0029】基本周波数f=約1.5GHzに対する高
出力FET6の入力インピーダンスは一般に5Ω程度で
あって、上記のインピーダンスZの絶対値は、このFE
T6の入力インピーダンス値に対して十分大きな値であ
る。従って、FET6のゲート端子5に入力される高周
波電力が、抵抗1及びコンデンサ4を介して接地端子に
漏れることを防止できる。
【0030】一方、低い周波数、例えばf=約20MH
zでは、インダクタ10のインダクタンス値は無視でき
るほど小さくなり、上記インピーダンスはZ≒約50Ω
と近似できる。これは、異常発振に対して極めて安定な
インピーダンス値であって、低周波発振を抑制できる。
すなわち、抵抗器1の抵抗値rを変化して検討を行った
結果、r=約50Ωと設定すると、出力端子における負
荷変動に対して最も安定であり、出力端子でVSWR≦
10の負荷変動が生じても低周波発振が見られない。ま
た、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω〜約70Ωの範囲に
設定することにより、低周波発振の抑制に十分な効果が
得られ、出力端子においてVSWR≦5の負荷変動が発
生しても安定した動作を確保できる。
【0031】図2は、抵抗器1の抵抗値r=約50Ω及
びインダクタ10のインダクタンス値L=約10nHに
おける、図1の高周波増幅器の出力スペクトラムであ
る。
【0032】この場合、出力端子にてVSWR≦10の
負荷変動が生じても、低周波発振が見られない。高周波
特性としては、基本周波数約1.5GHz、電源電圧約
3.5V、入力電力約7dBm、出力負荷インピーダン
ス約50Ωの条件で、出力電力約31.5dBmが得ら
れている。また、インダクタ10のインダクタンスLの
値をさらに大きくしても出力電力はこれ以上大きくなら
ず、約10nHのインダクタ10により高周波電力の漏
れが十分に防止される。
【0033】以上のことから、図1のゲートバイアス供
給回路100は、高周波電力の漏洩防止と低周波発振の
抑制とに効果がある。
【0034】図3は、抵抗器1の抵抗値r=約10Ω及
びインダクタ10のインダクタンス値L=約10nHに
おける、図1の電力増幅器の出力スペクトラムである。
【0035】この場合には、図2の場合よりも抵抗器1
の抵抗値rを小さくすることによって、出力端子におけ
るVSWR≦5の負荷変動に対して低周波発振が発生し
ている。高周波特性としては、周波数約1.5GHz、
電源電圧約3.5V、入力電力約7dBm、出力負荷イ
ンピーダンス約50Ωの条件において、出力電力約3
1.5dBmが得られている。
【0036】以上より、図1のゲートバイアス供給回路
100では、インダクタ10のインダクタンス値Lを約
10nHに設定することにより、高周波電力の漏洩は防
止される。しかし、抵抗器1の抵抗値r=約10Ωで
は、r=約50Ωの場合と比較して発振に対して不安定
となる。
【0037】図4は、抵抗器1の抵抗値r=約160Ω
及びインダクタ10のインダクタンス値L=約10nH
における、図1の電力増幅器の出力スペクトラムであ
る。
【0038】この場合には、出力端子におけるVSWR
≦5の負荷変動に対して低周波発振が発生している。高
周波特性としては、周波数約1.5GHz、電源電圧約
3.5V、入力電力約7dBm、出力負荷インピーダン
ス約50Ωの条件で、出力電力約31.5dBmが得ら
れている。このように、抵抗器1の抵抗値rが大きくな
りすぎても、出力端子におけるVSWR≦5の負荷変動
により低周波発振が発生して、高周波増幅器の動作が発
振に対して不安定になる。
【0039】ゲートバイアス供給回路100において、
抵抗器1の抵抗値rを50Ω近傍に設定することにより
低周波発振が抑制される理由を、図5を用いて説明す
る。図5は、FET6のゲート端子5から見た場合の、
ゲートバイアス供給回路100を含む入力インピーダン
ス整合回路7のインピーダンスを示すスミスチャートで
ある。
【0040】動作周波数f=約1.5GHzでのインピ
ーダンス(図5の点(1)参照)は、高出力FET6の
入力インピーダンスと整合していて約5Ωである。抵抗
器1の抵抗値rを約10Ω〜約160Ωまで変化して
も、f=約1.5GHzでのインピーダンス値(図5の
点(1))は変動しない。
【0041】一方、低い周波数f=約20MHzでのイ
ンピーダンスは、抵抗器1の抵抗値rにより大きく変動
する。すなわち、抵抗器1の抵抗値がr=約160Ωの
ときには、約20MHz程度の低周波のインピーダンス
は図5の点(4)に示すようにスミスチャート上で外側
に位置しており、VSWR=約2.5である。抵抗器1
の抵抗値がr=約50Ωのときには、f=約20MHz
のインピーダンスは図5の点(3)に示すように50Ω
に近づく。このときVSWR=約1.4と改善される。
さらに、抵抗器1の抵抗値がr=約10Ωのときには、
f=約20MHzのインピーダンスは図5の点(2)に
示すように50Ωよりも小さくなり、VSWR=約4.
7である。
【0042】以上のことより、ゲートバイアス供給回路
100の動作が、抵抗器1の抵抗値r=約50Ωのとき
に低周波発振に対して最も安定となるのは、低周波数
(例えばf=約20MHz)でのインピーダンスが50
Ωに最も近くなることに起因している。
【0043】
【表1】
【0044】表1は、出力1Wクラスの2段電力増幅器
に本実施形態のゲートバイアス供給回路100を適用し
た場合における、抵抗器1の抵抗値rの変化に対する出
力電力の変化及び発振の有無(○が発振が生じない場合
に相当し、×が発振が生じた場合に相当する)を示す。
出力電力の測定条件は、rのそれぞれの値に対して、基
本周波数f=約1.5GHz、電源電圧Vdd=約3.
5V、入力電力Pin=約7dBmで一定である。低周
波発振の有無の測定では、出力端子における負荷をVS
WR≦5の範囲で変動させている。
【0045】表1に示されるように、抵抗器1の抵抗r
の値を変化させても、得られる出力電力値は変化しな
い。しかし、負荷変動に対して低周波発振を抑制するた
めには、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω〜約70Ωの範
囲に設定する必要がある。
【0046】
【表2】
【0047】次に、表2は、抵抗器1の抵抗値をr=約
50Ωに固定して発振が抑制されている状態においてイ
ンダクタ10のインダクタンスLを変化させた場合の、
出力電力の変化を示す。インダクタ10を含まない場合
(L=0nH)の出力電力は約30.7dBmである
が、Lの値を大きくすることにより出力電力が向上し、
L>5nHでほぼ飽和の傾向を示している。これは、イ
ンダクタ10のインダクタンスLを大きくすることによ
って、FET6のゲート端子5から見たゲートバイアス
供給回路100のインピーダンス(Z=r+jωL)が
FET6の入力インピーダンスに比べて十分に大きくな
り、結果として高周波電力の漏洩が防止されることによ
る。
【0048】以上に説明したように、ゲートバイアス供
給回路100では、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω〜約
70Ωの範囲に設定するとともに、FET6のゲート端
子5と抵抗器1との間に低周波に対してインピーダンス
値の無視できるインダクタ10を設けることにより、低
周波発振の抑制と出力電力の向上が実現されている。具
体的には、インダクタ10のインダクタンスLが、動作
周波数fに対して、約10Ω≦2πfL≦約100Ωに
設定されていることが好ましい。
【0049】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態による高周波増幅器の回路構成の概略図であ
り、ゲートバイアス供給回路200を点線で囲ってい
る。
【0050】図6のゲートバイアス供給回路200で
は、第1の実施形態におけるゲートバイアス供給回路1
00に含まれていたインダクタ10をマイクロストリッ
プ線路11で置き替えている。その他の構成要素は同一
であり、同じ構成要素には同じ参照番号を付しているの
で、ここではそれらの説明は省略する。
【0051】図6のゲートバイアス供給回路200の構
成においても、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω〜約70
Ωの範囲に設定することにより、低周波発振を抑制する
ことができる。
【0052】抵抗器1の抵抗rが約50Ωであるとき、
FET6のゲート端子5からマイクロストリップ線路1
1の側を見たインピーダンスは、マイクロストリップ線
路11の特性インピーダンスZ0が約50Ωより大きい
ときと小さいときとで、大きく異なる。すなわち、マイ
クロストリップ線路11を長くしたときに、特性インピ
ーダンスZ0>50Ωである場合には、上記インピーダ
ンスは高インピーダンス側にシフトする。それに対し
て、特性インピーダンスZ0<50Ωである場合には、
マイクロストリップ線路11を長くすると上記インピー
ダンスは低インピーダンス側にシフトする。従って、マ
イクロストリップ線路11を挿入することによりFET
6のゲート端子5に入力される高周波電力の漏れを防止
するためには、マイクロストリップ線路11の特性イン
ピーダンスZ0>50Ωであることが必要となる。
【0053】例えば、厚さ約0.6mm且つ比誘電率ε
r=約10.5である基板を用いてマイクロストリップ
線路11を形成する場合、線幅が約0.1mmである場
合には特性インピーダンスは約80Ω以上となり、高周
波電力が抵抗器1を介して漏れることを防止できる。
【0054】このときのマイクロストリップ線路11の
長さdの変化に対する出力電力の変化を、表3に示す。
【0055】
【表3】
【0056】マイクロストリップ線路11を使用しない
場合(長さd=0である場合)には出力電力は約30.
7dBmであるが、マイクロストリップ線路11を長く
することにより出力電力が向上して、d>10mm(電
気長ではλ/8)でほぼ飽和の傾向を示す。これは、こ
れは、マイクロストリップ線路11を長くすることによ
って、FET6のゲート端子5から見たゲートバイアス
供給回路200のインピーダンス(Z=r+jωL)が
FET6の入力インピーダンスに比べて十分に大きくな
り、結果として高周波電力の漏洩が防止されることによ
る。
【0057】以上に説明したように、ゲートバイアス供
給回路200では、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω〜約
70Ωの範囲に設定するとともに、FET6のゲート端
子5と抵抗器1との間に低周波に対してインピーダンス
値の無視できるマイクロストリップ線路11を設けるこ
とにより、低周波発振の抑制と出力電力の向上が実現さ
れている。具体的には、マイクロストリップ線路11の
特性インピーダンスが抵抗器1の抵抗値rよりも大き
く、また、線路11の長さdがλ/40≦d≦λ/8の
範囲に設定されていることが好ましい。
【0058】(第3の実施形態)図7は、本発明の第3
の実施形態による高周波増幅器の回路構成の概略図であ
り、ゲートバイアス供給回路300を点線で囲ってい
る。なお、図7で、図1或いは図6に示される構成要素
に対応する構成要素には、同じ参照番号を付している。
【0059】図7の回路構成で、高周波増幅器の入力端
子とFET6との間には、入力インピーダンス整合回路
7及びゲートバイアス供給回路300とが接続されてい
る。FET6のドレイン端子は、ドレインバイアス供給
回路9を介して電源端子Vddに接続されるとともに、
出力インピーダンス整合回路8を介して高周波増幅器の
出力端子に接続されている。また、FET6のソース端
子は、接地されている。
【0060】ゲートバイアス供給回路300は、FET
6のゲート端子5とゲート電源端子Vggとの間に接続
された抵抗器2、及びFET6のゲート端子5と接地端
子との間に接続された抵抗器3を含む。さらに、ゲート
バイアス供給回路300は、FET6のゲート端子5と
接地端子との間に、インダクタ10と抵抗器1とコンデ
ンサ4との直列回路を含んでいる。
【0061】このゲートバイアス供給回路300の第1
の機能は、抵抗器2及び3の値を変えてゲート電源端子
Vggから供給される一定電圧に対する分圧比率を変化
することにより、FET6のゲート端子5に供給される
電圧を制御することである。また、ゲートバイアス供給
回路300の第2の機能は、インダクタ10と抵抗器1
とコンデンサ4との直列接続回路により、低周波発振を
抑制することである。ここで抵抗器2及び3の値は、ゲ
ートバイアス供給回路300が入力インピーダンスの整
合に影響を与えないようにするため、ならびにゲート電
流を数mA程度に抑えるために、数百Ω〜数kΩ程度の
大きな値に設定される。
【0062】このようなゲートバイアス供給回路300
の構成においても、先に説明した(表1)及び(表2)
と同様の結果が得られる。すなわち、抵抗器1の抵抗値
rを約30Ω〜約70Ωの範囲に設定することにより、
低周波発振は抑制される。さらに、FET6のゲート端
子5と抵抗器1との間に、低周波に対するインピーダン
ス値の無視できるインダクタ10を挿入することによ
り、高周波電力の漏れを防止して出力電力を増加するこ
とができる。ここで、インダクタ10、抵抗器1及びコ
ンデンサ4の接続順序を入れ替えても、同様の効果が得
られる。
【0063】(第4の実施形態)図8は、本発明の第4
の実施形態による高周波増幅器の回路構成の概略図であ
り、ゲートバイアス供給回路400を点線で囲ってい
る。
【0064】図8のゲートバイアス供給回路400で
は、第3の実施形態におけるゲートバイアス供給回路3
00に含まれていたインダクタ10をマイクロストリッ
プ線路11で置き替えている。その他の構成要素は同一
であり、同じ構成要素には同じ参照番号を付しているの
で、ここではそれらの説明は省略する。
【0065】図8のゲートバイアス供給回路400の構
成においても、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω〜約70
Ωの範囲に設定することにより、低周波発振を抑制する
ことができる。
【0066】このようなゲートバイアス供給回路400
の構成においても、先に説明した(表3)と同様の結果
が得られる。すなわち、抵抗器1の抵抗値rを約30Ω
〜約70Ωの範囲に設定することにより、低周波発振は
抑制される。さらに、FET6のゲート端子5と抵抗器
1との間に、低周波に対するインピーダンス値の無視で
きるマイクロストリップ線路11を挿入することによ
り、高周波電力の漏れを防止して出力電力を増加するこ
とができる。ここで、マイクロストリップ線路11、抵
抗器1及びコンデンサ4の接続順序を入れ替えても、同
様の効果が得られる。
【0067】なお、以上に説明した各実施形態における
高周波増幅器の構成は、出力端子に接続された負荷の変
動に対して、十分な安定性を有している。
【0068】以上の各実施形態では、増幅されるべき信
号がFETのゲート端子に入力される構成を有する高周
波増幅器を例にとって、本発明を説明している。しか
し、本発明の適用はこれに限られるわけではなく、FE
Tのソース端子またはドレイン端子、或いはバイポーラ
トランジスタのベース端子などに入力信号が与えられる
構成に対しても、本発明を適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の高周波
増幅器では、バイアス供給回路に含まれる発振防止用抵
抗器の抵抗値rを約30Ω〜約70Ωの範囲に設定する
ことにより、低周波発振が抑制される。
【0070】さらに、バイアス供給回路は、トランジス
タの入力端子、例えばFETのゲート端子と上記抵抗器
との間に挿入された、低周波に対するインピーダンス値
の無視できるインダクタ或いはマイクロストリップ線路
を含む。このとき、トランジスタの入力端子から見たバ
イアス供給回路の高周波に対するインピーダンスを、ト
ランジスタの入力インピーダンスに比べて十分に大きな
ものにすることによって、トランジスタに供給される高
周波電力の漏れが防止されて、出力電力が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における高周波増幅器の回路構
成を示す図である。
【図2】図1の高周波増幅器における出力スペクトラム
の一例(ゲートバイアス供給回路に含まれる発振防止用
抵抗器の抵抗値が50Ωである場合)である。
【図3】図1の高周波増幅器における出力スペクトラム
の一例(ゲートバイアス供給回路に含まれる発振防止用
抵抗器の抵抗値が10Ωである場合)である。
【図4】図1の高周波増幅器における出力スペクトラム
の一例(ゲートバイアス供給回路に含まれる発振防止用
抵抗器の抵抗値が160Ωである場合)である。
【図5】図1の高周波増幅器において、FETのゲート
端子から入力側をみたインピーダンスを示すスミスチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における高周波増幅器
の回路構成を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態における高周波増幅器
の回路構成を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態における高周波増幅器
の回路構成を示す図である。
【図9】従来の高周波増幅器におけるバイアス供給回路
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3 抵抗器 4 コンデンサ 5 FETのゲート端子 6 FET 7 入力インピーダンス整合回路 8 出力インピーダンス整合回路 9 ドレインバイアス供給回路 10 インダクタ 11 マイクロストリップ線路 100、200、300、400 ゲートバイアス供給
回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタと、 該トランジスタの入力端子に接続されているインダクタ
    と、 該インダクタに接続されている第1の抵抗器と、 一端が該第1の抵抗器に接続され且つ他端が接地されて
    いるコンデンサと、を備える高周波増幅器。
  2. 【請求項2】 トランジスタと、 該トランジスタの入力端子に接続されているマイクロス
    トリップ線路と、 該マイクロストリップ線路に接続されている第1の抵抗
    器と、 一端が該第1の抵抗器に接続されて且つ他端が接地され
    ているコンデンサと、を備える高周波増幅器。
  3. 【請求項3】 トランジスタと、 該トランジスタの入力端子に接続されているインダクタ
    と、 該インダクタに接続されている第1の抵抗器と、 電源端子と該トランジスタの該入力端子との間に接続さ
    れている第2の抵抗器と、 一端が該第1の抵抗器に接続され且つ他端が接地されて
    いる、お互いに並列に接続されたコンデンサ及び第3の
    抵抗器と、を備える高周波増幅器。
  4. 【請求項4】 トランジスタと、 該トランジスタの入力端子に接続されているマイクロス
    トリップ線路と、 該マイクロストリップ線路に接続されている第1の抵抗
    器と、 電源端子と該トランジスタの該入力端子との間に接続さ
    れている第2の抵抗器と、 一端が該第1の抵抗器に接続され且つ他端が接地されて
    いる、お互いに並列に接続されたコンデンサ及び第3の
    抵抗器と、を備える高周波増幅器。
  5. 【請求項5】 前記第1の抵抗器の抵抗値が約30Ω〜
    約70Ωの範囲である、請求項1〜4のいずれかに記載
    の高周波増幅器。
  6. 【請求項6】 前記インダクタのインダクタンス値は、
    低周波に対するインピーダンス値が無視できる程度に十
    分に小さくなる値である、請求項1、3または5に記載
    の高周波増幅器。
  7. 【請求項7】 前記マイクロストリップ線路の長さは、
    低周波に対するインピーダンス値が無視できる程度に十
    分に小さくなる値である、請求項2、4または5に記載
    の高周波増幅器。
  8. 【請求項8】 前記インダクタのインダクタンス値L
    が、動作周波数fに対して約10Ω≦2πfL≦約10
    0Ωなる関係を満たすように設定されている、請求項
    1、3または5に記載の高周波増幅器。
  9. 【請求項9】 前記マイクロストリップ線路の特性イン
    ピーダンスが前記第1の抵抗器の抵抗値より高く、前記
    マイクロストリップ線路の長さdが動作周波数の波長λ
    に対してλ/40≦d≦λ/8なる関係を満たすように
    設定されている、請求項2、4または5に記載の高周波
    増幅器。
  10. 【請求項10】 約1GHz〜約2GHzのマイクロ波
    帯で使用され、前記トランジスタの出力電力が数百mW
    〜数Wの範囲内である、請求項1〜9のいずれかに記載
    の高周波増幅器。
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