JPH08329599A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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Publication number
JPH08329599A
JPH08329599A JP7134999A JP13499995A JPH08329599A JP H08329599 A JPH08329599 A JP H08329599A JP 7134999 A JP7134999 A JP 7134999A JP 13499995 A JP13499995 A JP 13499995A JP H08329599 A JPH08329599 A JP H08329599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
bearing holder
disk
yoke
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP7134999A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kumagai
徹 熊谷
Mitsuru Ide
充 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つの軸受によりディスクハブ回転体を回転
自在に支持したディスク回転駆動装置において、ディス
クハブ回転体と軸受ホルダとの嵌合面を接着剤で確実に
封止でき、接着剤を効率的かつ確実に硬化させる。 【構成】 ディスクハブ回転体20は、回転中心22を
中心とする円筒状の軸受ホルダ取付面7cを有し、軸受
ホルダ取付面7cは、軸受ホルダ6が嵌合した嵌合部と
なっており、この嵌合部によって形成される接着面の一
方は回転中心に対し直交する面であり、この嵌合部が全
周にわたって接着固定される。ディスクハブ回転体20
が、ディスクを取り付けるハブ7と、ロータマグネット
10を取り付けるヨーク9を有する場合、軸受ホルダ取
付面をハブ7又はヨーク9に形成してもよい。二つの軸
受は、シール部材14、15を備えた球軸受で構成して
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクや光ディ
スク等に情報信号を記録し再生するためのディスク駆動
装置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばハードディスク駆動装置は、高容
量化が顕著に進行しつつある。高容量タイプのディスク
駆動装置では、回転部の剛性を高めてディスク回転時の
芯振れ精度を高くする必要があるため、高容量タイプの
ディスク駆動装置に多く用いられる構造として、ステー
タの両端部に配置した二つの軸受により回転部分を支持
した両持ちタイプの構造がある。図3は従来の両持ちタ
イプのディスク駆動装置の例を示す。
【0003】図3において、ディスク駆動装置本体に取
り付けるべきフレーム1にはその中心孔に軸2の下端部
が嵌合固定されている。軸2の外周には球軸受3の内
輪、コアホルダ5がこの順に嵌合固定され、コアホルダ
5の外周にはステータコア12がその中心孔を嵌合する
ことによって固定されている。ステータコア12は複数
枚のコア素体からなる積層コアであって、複数の突極を
放射状に有し、各突極には駆動コイル13が巻き回され
ている。軸2にはまたステータコア12の上側から球軸
受4の内輪が嵌合固定されている。
【0004】下側の球軸受3の外輪にはその外周面にリ
ング状の軸受ホルダ6が嵌められ、球軸受3の外輪と軸
受ホルダ6が一体化されている。上側の球軸受4の外輪
にはその外周面にハブ7の中心孔が嵌められ、球軸受4
の外輪とハブ7が一体化されている。ハブ7はステータ
コア12を覆うように下方に延びた円筒部7dを有して
おり、円筒部7dの下端部には鍔部7bが形成されてい
る。ハブ7はディスクを取り付けるためのもので、円筒
部7dの外周面に沿ってディスクの中心孔を嵌め、鍔部
7bで受けるようになっている。ディスクは複数枚取り
付けることができ、ディスク相互間にはスペーサを介在
させ、適宜のクランパでディスクを押しつけた状態で上
記クランパをハブ7に固定することによりディスクがハ
ブ7に一体に取り付けられる。ハブ7はアルミニウム材
のような非磁性材からなるため、ハブ7の円筒部7dの
内周側には鉄等の磁性材からなる円筒状のヨーク9が嵌
合固定され、さらにヨーク9の内周側には円筒状のロー
タマグネット10が嵌合固定されている。ハブ7とヨー
ク9とロータマグネット10によってディスクハブ回転
体20を構成している。
【0005】上記ヨーク9の下端部はハブ7の下端から
軸受ホルダ6に向かって延びている。軸受ホルダ6は外
周縁部が上側から切削されて円筒面6aとこれに続く段
部6dが形成されており、上記ヨーク9の下端部内周が
上記軸受ホルダ6の円筒面6aに沿って嵌められ、軸受
ホルダ6の下端面が上記ヨーク9の段部6dに当接させ
られている。ヨーク9の下端と軸受ホルダ6の上記段部
6bとの間には嫌気性接着剤が介在させられ、ヨーク9
と軸受ホルダ6とが接着により一体化されている。この
ようにして、ハブ7とヨーク9とロータマグネット10
などからなる上記ディスクハブ回転体20は、二つの球
軸受3、4によって回転自在に支持されている。
【0006】各球軸受3、4は、外端側(ステータコア
12を中心として互いに外側)にゴムなどの柔軟性のあ
る部材からなるシール部材14、15をそれぞれ有して
いる。シール部材14、15は、球軸受3、4で発生し
たオイルミストが外部に飛散することを防止する目的で
設けられている。各球軸受3、4は、内端側にも鉄など
からなるシール部材18、19を有している。上記シー
ル部材14とフレーム1との間、球軸受3の外輪の外周
面とフレーム1に形成された円筒面との間には微小な間
隙が形成されていて、球軸受3で発生したオイルミスト
が外部に飛散することを防止するためのラビリンス構造
になっている。
【0007】ハブ7は、上側の球軸受4の外輪と嵌まり
合う中心孔の上縁部が延長されて円筒部7aが形成され
ており、この円筒部7aの内周側にはリング状のラビリ
ンスシール8が嵌められ、接着剤16によりハブ7に固
着されている。ラビリンスシール8は、その下端面が球
軸受4の内輪の上端面に微小な間隙をおいて対向し、内
周面が軸2の外周面に微小な間隙をおいて対向し、球軸
受4で発生したオイルミストが外部に飛散することを防
止するためのラビリンス構造になっている。
【0008】前記ステータコア12の各突極に巻き回さ
れた駆動コイル13への通電を、ロータマグネット10
の回転位置に応じて切替制御すれば、ロータマグネット
10が周方向に回転付勢され、このマグネット10、ヨ
ーク9、ハブ7を有してなるディスクハブ回転体20が
回転駆動される。ハブ7にはディスクが取り付けられて
いるため、ハブ7と共にディスクも回転駆動され、磁気
ヘッドによってディスクの記録トラックに情報信号が記
録され、また、記録された信号が読み出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の二つの軸受3、4によりディスクハブ回転体20
を回転自在に支持したディスク駆動装置によれば、ヨー
ク9と軸受ホルダ6とを固着するのに嫌気性接着剤を用
いているため、ヨーク9と軸受ホルダ6との嵌合部を完
全な密閉状態にすることができず、球軸受3、4で発生
したオイルミストがヨーク9と軸受ホルダ6との嵌合部
を通じて外部に飛散し、ディスクに付着して信号の記録
再生エラーを起こす恐れがある。
【0010】そこで、図3に示すように、ヨーク9と軸
受ホルダ6との嵌合部外表面に赤外線硬化接着剤(以下
「UV接着剤」という)11を塗布し、ヨーク9と軸受
ホルダ6との嵌合部を密閉することも行われている。し
かし、UV接着剤11の塗布面は、垂直面すなわちディ
スクハブ回転体20の回転中心軸線22と平行な円筒面
に存在しているため、UV接着剤11がうまく硬化しな
いという難点がある。すなわち、UV接着剤11を硬化
させるために、組み立てが完了してUV接着剤11を塗
布したディスク駆動装置を、赤外線照射器の中に入れて
赤外線を照射するが、ディスク駆動装置は図3に示す態
勢を上下反転させた態勢でセットするのに対し、赤外線
は上側から下に向かって照射するため、垂直面に塗布さ
れたUV接着剤11には赤外線が当たり難く、硬化する
までに長時間を要して生産性に劣ると共に未硬化部分が
生じる恐れがあり、また、硬化するのに時間を要してい
る間に、塗布したUV接着剤11が流れ、これがフレー
ム1やシャーシなどに当たるなどの難点がある。
【0011】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、二つの軸受によりディ
スクハブ回転体を回転自在に支持したディスク回転駆動
装置において、ディスクハブ回転体と軸受ホルダとの嵌
合面をUV接着剤で封止し接着するに当たり、確実に封
止することができると共に、UV接着剤を効率的かつ確
実に硬化させることを可能にしたディスク駆動装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
二つの軸受によりディスクハブ回転体が回転自在に支持
されたディスク駆動装置において、ディスクハブ回転体
は、回転中心を中心とする円筒状に形成された軸受ホル
ダ取付面を有し、この軸受ホルダ取付面は、軸受ホルダ
が嵌合した嵌合部となっており、この嵌合部によって形
成される接着面の一方は回転中心に対し直交する面であ
り、この嵌合部が全周にわたって接着固定されているこ
とを特徴とする。請求項2記載の発明のように、ディス
クハブ回転体が、ディスクを取り付けるハブと、ロータ
マグネットを取り付けるヨークを有してなる場合、円筒
状の軸受ホルダ取付面を上記ハブ又はヨークに形成して
もよい。請求項3記載の発明のように、二つの軸受は、
シール部材を備えた球軸受で構成してもよい。
【0013】
【作用】ディスクハブ回転体に円筒状に形成された軸受
ホルダ取付面には軸受ホルダが嵌合され、この嵌合部が
全周にわたって接着されることにより、ディスクハブ回
転体と軸受ホルダとが一体に結合される。この一体に結
合されたディスクハブ回転体と軸受ホルダは、二つの軸
受によって回転自在に支持され、ディスクハブ回転体に
取り付けられたディスクが一体に回転駆動される。
【0014】
【実施例】以下、図1、図2を参照しながら本発明にか
かるディスク駆動装置の実施例について説明する。な
お、図3に示す従来例と同じ構成部分には同じ符号を使
用した。
【0015】図1において、ディスク駆動装置本体に取
り付けるべきフレーム1にはその中心孔に軸2の下端部
が嵌合固定されている。軸2の外周には球軸受3の内
輪、コアホルダ5がこの順に嵌合固定され、コアホルダ
5の外周にはステータコア12がその中心孔を嵌合する
ことによって固定されている。ステータコア12は複数
枚のコア素体からなる積層コアであって、複数の突極を
放射状に有し、各突極には駆動コイル13が巻き回され
ている。軸2にはまたステータコア12の上側から球軸
受4の内輪が嵌合固定されている。
【0016】下側の球軸受3の外輪にはその外周面にリ
ング状の軸受ホルダ6が嵌められ、球軸受3の外輪と軸
受ホルダ6が一体化されている。上側の球軸受4の外輪
にはその外周面にハブ7の中心孔が嵌められ、球軸受4
の外輪とハブ7が一体化されている。ハブ7はステータ
コア12を覆うように下方に延びた円筒部7dを有して
おり、円筒部7dの下端部には鍔部7bが形成されてい
る。ハブ7はディスクを取り付けるためのもので、円筒
部7dの外周面に沿ってディスクの中心孔を嵌め、鍔部
7bで受けるようになっている。ディスクは複数枚取り
付けることができ、ディスク相互間にはスペーサを介在
させ、適宜のクランパをハブ7に固定してクランパでデ
ィスクを押しつけることにより、ディスクがハブ7に一
体回転可能に取り付けられる。ハブ7はアルミニウム材
のような非磁性材からなるため、ハブ7の円筒部7dの
内周側には鉄等の磁性材からなる円筒状のヨーク9が嵌
合固定され、さらにヨーク9の内周側には円筒状のロー
タマグネット10が嵌合固定されている。ハブ7とヨー
ク9とロータマグネット10によってディスクハブ回転
体20を構成している。
【0017】上記ハブ7の下端内周部は下側から切削さ
れ、回転中心22を中心とする円筒状の軸受ホルダ取付
面7cとこれに続く段部が形成されており、軸受ホルダ
6の上端部外周面6bが上記ハブ7の軸受ホルダ取付面
7cに沿って嵌められ、軸受ホルダ6の上端外周縁部
が、ハブ7の上記軸受ホルダ取付面7cに続く段部に当
接させられている。軸受ホルダ6の上端部外周面6bと
ハブ7の軸受ホルダ取付面7cとを圧入することによっ
て軸受ホルダ6とハブ7とを結合してもよいし、軸受ホ
ルダ6の上端部外周面6bとハブ7の軸受ホルダ取付面
7cとの間に嫌気性接着剤等を介在させることにより軸
受ホルダ6とハブ7とを接着により一体化させてもよ
い。このようにして、ハブ7を含む上記ディスクハブ回
転体20は、二つの球軸受3、4によって回転自在に支
持されている。
【0018】上記軸受ホルダ6の上端部外周面6bとハ
ブ7の軸受ホルダ取付面7cとの嵌合部では、軸受ホル
ダ6の外周面とハブ7の下端面とで断面直角状の角偶部
が全周にわたって形成されており、この角偶部には全周
にわたってUV接着剤11が塗布されることにより、上
記嵌合部が全周にわたり接着固定されると共に、この嵌
合部が全周にわたり封止されている。従って、UV接着
剤11による接着面の一方は、回転中心軸に対し直交す
る面になっている。
【0019】各球軸受3、4は、外端側(ステータコア
12を中心として互いに外側)にゴムなどの柔軟性のあ
る部材からなるシール部材14、15をそれぞれ有して
いる。シール部材14、15は、球軸受3、4で発生し
たオイルミストが外部に飛散することを防止する目的で
設けられている。各球軸受3、4は、内端側にも鉄など
からなるシール部材18、19を有している。上記シー
ル部材14とフレーム1との間、球軸受3の外輪の外周
面とフレーム1に形成された円筒面との間には微小な間
隙が形成されていて、球軸受3で発生したオイルミスト
が外部に飛散することを防止するためのラビリンス構造
になっている。
【0020】ハブ7は、上側の球軸受4の外輪と嵌まり
合う中心孔の上縁部が延長されて円筒部7aが形成され
ており、この円筒部7aの内周側にはリング状のラビリ
ンスシール8が嵌められ、接着剤16によりハブ7に固
着されている。ラビリンスシール8は、その下端面が球
軸受4の内輪の上端面に微小な間隙をおいて対向し、内
周面が軸2の外周面に微小な間隙をおいて対向し、球軸
受4で発生したオイルミストが外部に飛散することを防
止するためのラビリンス構造になっている。
【0021】前記ステータコア12の各突極に巻き回さ
れた駆動コイル13への通電を、駆動マグネット10の
回転位置に応じて切替制御すれば、ロータマグネット1
0が周方向に回転付勢され、このマグネット10、ヨー
ク9、ハブ7を有してなるディスクハブ回転体20が回
転駆動される。ハブ7にはディスクが取り付けられてい
るため、ハブ7と共にディスクも回転駆動され、磁気ヘ
ッドによってディスクの記録トラックに情報信号が記録
され、また、記録された信号が読み出される。
【0022】このように、上記実施例によれば、ディス
クハブ回転体20を二つの軸受3、4で回転自在に支持
するためにディスクハブ回転体20を構成するハブ7と
軸受ホルダ6とを結合するに当たり、ハブ7に回転中心
軸線22を中心とする円筒状の軸受ホルダ取付面7cを
形成し、この軸受ホルダ取付面7cを軸受ホルダ6との
嵌合部とし、この嵌合部を全周にわたってUV接着剤1
1で接着固定したため、UV接着剤11による接着面の
少なくとも一方が上記回転中心軸線22に対し直交する
面となり、組み立てが完了してUV接着剤11を塗布し
たディスク駆動装置を、赤外線照射器の中に入れて赤外
線を照射するに際し、UV接着剤11に赤外線を効率的
に照射することができる。すなわち、ディスク駆動装置
は図1に示す態勢を上下反転させた態勢で赤外線照射器
の中に入れ、赤外線は上側から下に向かって(従って、
UV接着剤11に対して図1に矢印で示す方向から)照
射するため、UV接着剤11の全周にわたって同時に、
かつ、直交方向に赤外線が当たり、硬化に要する時間が
短時間で済み、生産性に優れると共に未硬化部分が生じ
る恐れがなく、また、硬化する間に、UV接着剤11流
れてフレーム1やシャーシなどに当たるなどの問題は解
消される。もちろん、ハブ7の軸受ホルダ取付面7cと
軸受ホルダ6との嵌合部はUV接着剤11によって確実
かつ容易に封止することができるため、球軸受3、4か
ら発生するオイルミストの飛散を阻止することができ
る。
【0023】軸受ホルダはディスクハブ回転体と結合さ
れるものであるから、ディスクハブ回転体を構成する部
材の何れかと結合されていればよく、例えばディスクハ
ブ回転体の一部を構成するヨークと結合されていてもよ
い。図2はその実施例の要部を示しており、図1に示す
実施例と同じ構成部分には共通に符号を付してある。図
2において、ヨーク9の下端面はハブ7の下端面と同一
面上にある。軸受ホルダ6は外周縁部が上側から切削さ
れて円筒面6aとこれに続く段部6dが形成されてお
り、上記ヨーク9の下端部内周面が軸受ホルダ取付面9
aとなってこの軸受ホルダ取付面9aが上記軸受ホルダ
6の円筒面6aに沿って嵌められ、軸受ホルダ6の下端
面が上記ヨーク9の段部6dに当接させられている。
【0024】ヨーク9の軸受ホルダ取付面9aと軸受ホ
ルダ6の円筒面6aとの嵌合部では、軸受ホルダ6の外
周面とヨーク9の下端面とで断面直角状の角偶部が全周
にわたって形成されており、この角偶部には全周にわた
ってUV接着剤11が塗布されることにより、上記嵌合
部が全周にわたり接着固定されると共に、この嵌合部が
全周にわたり封止されている。従って、この実施例にお
いても、図1に示す実施例と同様の効果を奏する。
【0025】なお、図示の実施例では二つの軸受が球軸
受になっていたが、球軸受に代えて焼結含油軸受を用い
てもよいし、球軸受と焼結含油軸受を組み合わせてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクハブ回転体を
二つの軸受で回転自在に支持するためにディスクハブ回
転体と軸受ホルダとを結合するに当たり、ディスクハブ
回転体に回転中心を中心とする円筒状の軸受ホルダ取付
面を形成し、この軸受ホルダ取付面を軸受ホルダとの嵌
合部とし、この嵌合部を全周にわたって接着剤で接着固
定したため、接着剤による接着面は少なくとも一部が上
記回転中心に対し直交する面となり、組み立てが完了し
て接着剤を塗布したディスク駆動装置の上記接着剤に、
硬化用の赤外線等を効率的に照射することができ、硬化
に要する時間が短時間で済み生産性に優れると共に未硬
化部分が生じる恐れがなく、また、硬化する間に、接着
剤が流れてフレームやシャーシなどに当たるなどの問題
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディスク駆動装置の実施例を示
す断面図。
【図2】本発明にかかるディスク駆動装置の別の実施例
を示す断面図。
【図3】従来のディスク駆動装置の例を示す断面図。
【符号の説明】
3 軸受 4 軸受 7 ハブ 7c 軸受ホルダ取付面 9 ヨーク 9a 軸受ホルダ取付面 10 ロータマグネット 11 接着剤 14 シール部材 15 シール部材 20 ディスクハブ回転体 22 回転中心軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの軸受により、ディスクと一体回転
    するディスクハブ回転体が回転自在に支持されたディス
    ク駆動装置において、 上記ディスクハブ回転体は、回転中心を中心とする円筒
    状に形成された軸受ホルダ取付面を有し、 上記軸受ホルダ取付面は、軸受ホルダが嵌合した嵌合部
    となっており、この嵌合部によって形成される接着面の
    一方は回転中心に対し直交する面であり、この嵌合部が
    全周にわたって接着固定されていることを特徴とするデ
    ィスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 ディスクハブ回転体は、ディスクを取り
    付けるハブと、ロータマグネットを取り付けるヨークを
    有してなり、円筒状の軸受ホルダ取付面が上記ハブ又は
    ヨークに形成されてなる請求項1記載のディスク駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 二つの軸受は、シール部材を備えた球軸
    受である請求項1又は2記載のディスク駆動装置。
JP7134999A 1995-06-01 1995-06-01 ディスク駆動装置 Pending JPH08329599A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02