JPH06311715A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH06311715A
JPH06311715A JP12070493A JP12070493A JPH06311715A JP H06311715 A JPH06311715 A JP H06311715A JP 12070493 A JP12070493 A JP 12070493A JP 12070493 A JP12070493 A JP 12070493A JP H06311715 A JPH06311715 A JP H06311715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
spindle motor
hub member
bonding agent
annular recess
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12070493A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Kitamura
達郎 北村
Ritsuko Nokitani
律子 軒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP12070493A priority Critical patent/JPH06311715A/ja
Publication of JPH06311715A publication Critical patent/JPH06311715A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップを固定するための接着剤を確実に硬
化させ、未硬化の接着剤から発生するアウトガスによる
記録媒体の汚染や、モータの異常音の発生を防止できる
スピンドルモータを提供する。 【構成】 ガラス又はプラスチックのように透明又は半
透明の紫外線を透過させるような材料で構成されたキャ
ップ14を環状凹部10に嵌め込む。環状凹部10の内
周部に、紫外線硬化型接着剤13を塗布し、一定時間紫
外線を照射して、ハブ部材3に接着固定する。キャップ
14は紫外線を透過させる材質で形成されているので、
キャップ14の裏面に接着剤13が回り込んだ場合であ
ってもこれを確実に硬化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として記録ディスク
を回転駆動するために使用されるスピンドルモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】記録ディスクを回転駆動するための従来
のスピンドルモータについて、図6を用いて説明する。
【0003】図6において、図示のスピンドルモータ
は、ブラケット1のボス部1aに植設された静止側部材
であるシャフト2とこのシャフト2に対して相対的に回
転自在であるハブ部材3を具備している。ハブ部材3
は、シャフト2の外側に一対の軸受4、5を介して支持
され、下部外周にディスク載置用の環状張出部6が形設
されると共に、この環状張出部6の内周面にヨーク7を
介してマグネット8が装着されている。
【0004】ブラケット1のボス部1aの外周部には、
ステータ9が配設され、これがロータマグネット8の内
側に近接対向している。
【0005】ハブ部材3の上面には、内側に環状凹部1
0を形成した環状壁11が同心状に突設され、この環状
凹部10内にハブ部材3の内側上面を閉塞するキャップ
12が装着されている。このキャップ12は、軸受4、
5からのグリースがディスク室内に飛散することを防止
するためのシールキャップであり、例えば鉄、ステンレ
ス等で形成され、キャップ12の外周部が紫外線硬化型
接着剤13で環状凹部10の内周部に接着固定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したキ
ャップ12は、これをハブ部材3の環状凹部10内に嵌
装した後、キャップ12の外周部に接着剤13を塗布
し、一定時間紫外線を照射することによりハブ部材3に
接着固定される。
【0007】ところが、環状凹部10内に嵌装したキャ
ップ12は単にハブ部材3上に載置されるだけであり、
キャップ12とハブ部材3の上面との間にわずかな隙間
を生じることがある。このため、キャップ12の外周部
に塗布された接着剤13の一部が紫外線に照射されるま
でに、あるいは紫外線照射の過程でキャップ12の外周
面と環状凹部10の内周面との間を通ってキャップ12
の裏面に回り込む可能性がある。
【0008】このように、キャップ12の裏面に接着剤
13が回り込むと、この接着剤13は紫外線がキャップ
12により遮光されるため、未硬化のまま残存すること
になり、未硬化の接着剤からアウトガスが発生し、記録
媒体を汚染して情報の読み出し/書き込みに障害が起こ
る。また未硬化接着剤13が軸受4、5内部に入り込ん
で異常音を発生するといった問題も生じる。
【0009】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その課題とすると
ころは、接着剤を確実に硬化させ、アウトガスの発生に
よる記録媒体の汚染や、モータの異常音の発生を防止す
ることができるスピンドルモータを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、静止部材と、静止部材の外側に軸受を介
して回転自在に支持されたハブ部材と、ハブ部材に取付
けられた環状のロータマグネットと、ロータマグネット
に対向して配設されたステータとを具備し、ハブ部材の
上部に同心状に環状凹部を形成し、ハブ部材の内側上面
を閉塞する円形のキャップを環状凹部に嵌め込んで固着
してなるスピンドルモータにおいて、キャップを、透明
又は半透明材料により構成し、キャップの外周部を環状
凹部の内周部に紫外線硬化型接着剤により接着固定した
ものである。
【0011】
【作用】上記スピンドルモータでは、キャップがプラス
チック、ガラス等の透明又は半透明の紫外線透過材料で
形成されるため、キャップの裏面に紫外線硬化型接着剤
が回り込んだ場合であっても、この回り込んだ接着剤に
対しキャップを透過して紫外線が照射され、紫外線硬化
型接着剤を十分に硬化させることができ、未硬化の接着
剤から発生したアウトガスが記録媒体を汚染することを
確実に防止できる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。なお、前記と同一符号のものは同一
もしくは相当するものを示すものとする。
【0013】図1は、本発明のスピンドルモータの実施
例であり、例えば磁気ディスクを回転駆動するスピンド
ルモータを示すものである。
【0014】図1において、図示のスピンドルモータ
は、ブラケット1のボス部1aに植設された静止側部材
であるシャフト2とこのシャフト2に対して相対的に回
転自在であるハブ部材3を具備している。ハブ部材3
は、シャフト2の外側に一対の軸受4、5を介して支持
され、下部外周にディスク載置用の環状張出部6が形設
されると共に、この環状張出部6の内周面にヨーク7を
介してマグネット8が装着されている。
【0015】ブラケット1のボス部1aの外周部には、
ステータ9が配設され、これがロータマグネット8の内
側に近接対向している。
【0016】ハブ部材3の上面には、内側に環状凹部1
0を形成した環状壁11が同心状に突設され、この環状
凹部10内にハブ部材3の内側上面を閉塞する断面円弧
状で外形が円形のキャップ14が装着されている。この
キャップ14は、軸受4、5からのグリースがディスク
室内に飛散することを防止するためのシールキャップで
あり、例えばガラス、プラスチック等の透明又は半透明
の材料により構成される。キャップ14の外周部が紫外
線硬化型接着剤13で環状凹部10の内周部に接着固定
されている。キャップ14は、紫外線を透過するような
材料で形成されているので、キャップ14の裏面にまわ
りこんだ紫外線硬化型接着剤13も確実に硬化させるこ
とができる。
【0017】ところで、前記実施例のスピンドルモータ
においては、図2に示すように、ステータ9のスロット
内に絶縁性樹脂により成形されたターミナルブッシュ1
5が介装されている。このブッシュ15は、図3に示す
ように、有底筒状ブッシュ本体16の底壁に小径の孔1
7を透設して構成され、この本体16内にステータ9の
巻線と外部引出用のリード線との半田接続部を収納し
て、この接続部を保護、保持するようになっている。ブ
ッシュ15の上端部には外鍔部18が設けられ、これが
ステータ9の歯部9aに引っかかることにより、ブッシ
ュ15自体の抜け止め作用をなす。
【0018】従来では、図7及び図8に示すとおり、タ
ーミナルブッシュ19のブッシュ本体20が円筒状にな
っていたため、ブッシュ本体20が回転しやすい難点が
ある。そして、ブッシュ本体20が回転すると、図7に
2点鎖線で示すように、外鍔部21がステータ9の外周
面より外方に突出し、ロータマグネット8に接触してし
まう問題を生じる。
【0019】上記のような問題点に鑑み、実施例では、
図2に示すとおり、ブッシュ本体16におけるステータ
9の円環状部外周面に接する部分にほぼ平面状のカット
面22を形成して、ブッシュ15の回転を防止し、外鍔
部18がロータマグネット8に接触しないようにしてい
る。
【0020】なお、ターミナルブッシュ15の回転を防
止するには、前記カット面22に限らず、例えば図4に
示すように、ブッシュ本体16におけるステータ9の円
環状部外周面に接する部分に凹溝部23を形成したり、
図5に示すように、V溝部24を形成してもよい。
【0021】以上、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形乃至修正が可能である。本発明のスピンドル
モータでは、キャップ14の形状を円形とした例のみを
あげているが、キャップ14の形状は、略ハット形や平
板状など本発明の要旨を逸脱しなければ、どのような形
状であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスピンドル
モータでは、キャップが紫外線を透過するような材料で
形成されているので、キャップの裏面に回り込んだ場合
であっても、紫外線硬化型の接着剤を確実に硬化させる
ことができる。従って、未硬化の接着剤から発生したア
ウトガスによる記録媒体の汚染を防止し、モータの異常
音の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの実施例を示す
断面図。
【図2】図1のステータの一部を示す平面図。
【図3】図2で示したターミナルブッシュの断面図。
【図4】ターミナルブッシュの他の例を示す平面図。
【図5】ターミナルブッシュのさらに他の例を示す平面
図。
【図6】従来のスピンドルモータを示す断面図。
【図7】図6のステータの一部を示す平面図。
【図8】図6で示したターミナルブッシュの断面図。
【符号の説明】
2 シャフト 3 ハブ部材 4、5 軸受 8 ロータマグネット 9 ステータ 10 環状凹部 13 紫外線硬化型接着剤 14 キャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、該静止部材の外側に軸受を
    介して回転自在に支持されたハブ部材と、該ハブ部材に
    取付けられた環状のロータマグネットと、該ロータマグ
    ネットに対向して配設されたステータとを具備し、 前記ハブ部材の上部に同心状に環状凹部を形成し、前記
    ハブ部材の内側上面を閉塞する円形のキャップを前記環
    状凹部に嵌め込んで固着してなるスピンドルモータであ
    って、 前記キャップは、透明又は半透明材料により構成され、
    前記キャップの外周部が前記環状凹部の内周部に紫外線
    硬化型接着剤により接着固定されたことを特徴とするス
    ピンドルモータ。
JP12070493A 1993-04-22 1993-04-22 スピンドルモータ Withdrawn JPH06311715A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006340445A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Nisca Corp マグネットロータの製造方法及びこの製法で作られたマグネットロータとこのマグネットロータを用いた電磁駆動装置並びに光量調整装置
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KR102418442B1 (ko) * 2021-05-26 2022-07-08 (주)드림셰프 조리기구
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Date Code Title Description
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Effective date: 20000704