JP2822181B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2822181B2
JP2822181B2 JP41631290A JP41631290A JP2822181B2 JP 2822181 B2 JP2822181 B2 JP 2822181B2 JP 41631290 A JP41631290 A JP 41631290A JP 41631290 A JP41631290 A JP 41631290A JP 2822181 B2 JP2822181 B2 JP 2822181B2
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賢一 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光ディスク、
磁気ディスク等の記録部材を駆動するために用いるスピ
ンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスクを駆動するための
スピンドルモータは、ブラケットの如き静止部材と、磁
気ディスクが装着されるハブ部材と、上記静止部材及び
ハブ部材の間に介在された軸受部材とを備えており、磁
気ディスクは清浄な空気で満たされたディスク室に収容
される。特に最近では、シャフトをブラケットと一体的
に固定した軸固定型のスピンドルモータが用いられてい
る。そしてスピンドルモータには、内部に存する不浄な
空気がディスク室内に流出しないよう、磁性流体シール
機構やラビリンスシール機構等のシール機構が、設けら
れている。
【0003】スピンドルモータ内部のステータは、給電
のためコイルリード線を外部へ導出する必要があるが、
通常、上記の磁性流体シール機構やラビリンスシール機
構の妨げにならないシャフトやブラケットの内部を貫通
させ、ここに複数のコイルリード線を挿通してスピンド
ルモータ外部へ導出している。そして、このコイルリー
ド線は、例えば、回転検出手段や回転駆動手段と共に、
スピンドルモータ外部に導出するため、ブラケット上に
設けた中継部に接続されて、その後、これらは然るべき
回路素子を搭載した回路基板や連絡線路に接続されて導
出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コイルリー
ド線が挿通される静止部材の貫通箇所は、スピンドルモ
ータ外部と連通するために、接着剤を充填し密封処理を
施す。ところが接着剤を充填する場合、コイルリード線
相互間、或はコイルリード線と静止部材との間隙に対
し、接着剤はその粘性と表面張力とにより、充分に細部
に行き渡らない。即ち、完全な封止ができない。また、
粘度の低い接着剤を使用すると硬化する前に不必要な箇
所にまで流れ出して、新たな問題を発生する。また、接
着剤の硬化が不十分であると、信頼性の上でも問題があ
る。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主目的は、ステータから引き出されたコイル
リード線を、静止部材を挿通してスピンドルモータ外部
に導出しても、安価で効果的にスピンドルモータ内部の
密封性が保持され、且つ信頼性の高いスピンドルモータ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、静止部
材と、記録部材が装着されるハブ部材と、該静止部材と
該ハブ部材との間に介在された一対の軸受部材と、該一
対の軸受部材の外側に配設されたシール機構と、該ハブ
部材に装着されたロータマグネットと、該ロータマグネ
ットに対向して配設されたステータと、を具備するスピ
ンドルモータであって、前記ステータから引出されたコ
イルリード線は前記静止部材を挿通し、前記静止部材上
に設けられた接続中継部に電気接続され、該接続中継部
に連絡する導出線路が前記静止部材の外方へ導出され、
前記接続中継部には、前記コイルリード線が挿通される
挿通空間と、前記静止部材の外方空間とを封止するシー
ル部材が貼着された、ことを特徴とするスピンドルモー
タが提供される。
【0007】
【作用】シール部材の貼着により、前記コイルリード線
の挿通空間と前記静止部材の外方空間とを封止する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に従うスピンドルモータの一
具体例を示し、例えば3.5吋の磁気ディスクを4枚搭
載するスピンドルモータの断面図を示す。
【0009】図1において、1はシャフト、2はブラケ
ット、3は上側ベアリング、4は下側ベアリング、5は
ステータ、6はロータマグネット、7は補助ヨーク、8
はディスクを搭載するハブ部材、9は磁性流体シール機
構、12はラビリンスシール機構、41はブッシュ、4
2はブッシュ41に固着されたインデックスマグネッ
ト、23は磁気センサー、51はステータ5から引き出
されたコイルリード線(以後リード線という)、52及
び54は回路基板、53は導出線路である。
【0010】ディスク(図示省略)を搭載するハブ部材
8は、例えばアルミニウム材による釣鐘状の外形をな
し、シャフト1に外嵌・固着された一対のベアリング
(上側ベアリング3及び下側ベアリング4)を介して回
転自在に支持されている。ハブ部材8の上部には、複数
個のねじ孔(図示せず)が円周状に設けられており、取
付ねじ(図示省略)を上記ねじ孔に螺着することにより
クランプ部材(図示省略)が装着される。
【0011】また、ハブ部材8の内周面には、ロータマ
グネット6が補助ヨーク7を介して固着されている。具
体例では、下側ベアリング4と補助ヨーク7との間にブ
ッシュ41が嵌挿されている。
【0012】一方、シャフト1は、例えば炭素鋼材を用
い、そのほぼ中央部の外周面11にステータ5が外嵌し
固着され、前記ロータマグネット6と対向して配置され
ている。そして、ロータマグネット6とステータ5との
相対回転によりハブ8が回転駆動される。また、シャフ
ト1の下端部15は、ブラケット2の円筒部内周面21
と嵌合固着され、このブラケット2の取り付け面部25
は磁気ディスク駆動装置の基台(図示省略)に固定され
る。
【0013】磁性流体シール機構9は、ドーナツ状のマ
グネットを強磁性体のポールピースで挟持した磁気回路
ユニットと、このユニットとシャフト1との間隙に充填
・保持される磁性流体とで構成され、この磁性流体で生
成される磁性流体層によりモータの内部とディスク室1
0とを仕切る。
【0014】保護キャップ90は、この磁性流体層がそ
の内外で発生する気圧差により飛散した場合に、ハブ部
材8の外、即ちディスク室10内へ拡散することを防止
するためにある。
【0015】また、ハブ部材8とブラケット2との間に
はラビリンスシール機構12が配設されている。具体例
では、ハブ部材8のフランジ部83の下端面にはブラケ
ット2に向けて突出する環状突起87が設けられてお
り、またブラケット2の内面には上記環状突起87の先
端部を受入れる環状凹部88が形成されており、これら
環状突起87及び環状凹部88がラビリンスシール機構
12を構成する。このラビリンスシール機構12によ
り、スピンドルモータ内部の空間20とディスク室内空
間10とが実質的にシールされる。
【0016】以上により、スピンドルモータのハブ部材
8の内部の上下に磁性流体シール機構9と、ラビリンス
シール機構12が設けられているため、ディスク室10
内は清浄な空気で保たれる。
【0017】ステータ5が外嵌、固着されているシャフ
ト1の下側には、シャフト下段部13に至る軸線上に沿
い、溝部14が切り欠かれて設けられている。
【0018】ブラケット2は、ハブ部材8と同様に加工
の容易なアルミニウム材を一例として用いている。そし
て、ブラケット2の円筒部内周面21には、シャフト1
の溝部14に対向する箇所に、導出孔31が穿設されて
おり、この導出孔31はブラケット2の下面に貫通して
いる。
【0019】即ち、スピンドルモータ内部の空間20
は、溝部14及び導出孔31と連通している。ステータ
5から引き出されたリード線51は、この連通路を経て
ブラケット2の下面に導出される。
【0020】ブラケット2の下面には、回路基板52及
び54が貼着されている。回路基板52は例えば、四角
形を成しブラケット2の下面側壁32により、実質上、
周囲を囲まれて設けられており、回路基板54とは電気
的に接続されている。
【0021】そして、導出孔31から導出された前記リ
ード線51が回路基板52の導電パターン部にはんだ付
け等により電気接続されている。即ち、回路基板52は
リード線51を外部に導出するための接続中継部を成し
ている。
【0022】ブラケット2の下面側壁32の下面33,
33にはシール部材77が貼着されている。シール部材
77は、樹脂製のプレートに粘着剤を塗布したもので、
下面側壁32で形成される周囲形状とほぼ同等又は、そ
れより大きい形状を成している。このシール部材77に
より、ブラケット2の下面側壁32で生成される開口部
を閉塞する。これにより、スピンドルモータ内部の空間
20が封止され、密封性が保たれる。
【0023】回路基板54上には、磁気センサー23が
配設されている。この磁気センサー23は、非磁性体で
あるアルミニウム材のブラケット2の薄肉部24を通し
て、ハブ部材8側のブッシュ41に固着されたインデッ
クスマグネット42から透過される磁力を検知する。そ
して、回路基板54上にはスピンドルモータ外部へ導出
される連絡線路が電気接続されている。
【0024】このように、本具体例におけるスピンドル
モータでは、ステータからのリード線を実質的にモータ
外部に導出する上で、静止部材を挿通する挿通通空間を
シール部材で貼着、封止したことによりモ−タ内部の密
封性を保持した。
【0025】以上、本発明に従うスピンドルモータの一
具体例について説明したが、本発明はかかる具体例に限
定されるものでなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形乃至修正が可能である。
【0026】例えば、本具体例においては、シール部材
として樹脂製の他、金属製やゴム等の材料でも差し支え
ない。またシール部材を貼着した境界部に接着剤を後か
ら塗布してもよく、シール部材の形状にも何ら制限はな
い。回路基板52及び54の形状や、またこれらが一体
に形成されていてもよい。
【0027】その他、本具体例では、静止部材としてシ
ャフト1と、ブラケット2とが、嵌合固着されている
が、これらは一体に形成されていてもよい。そして、リ
ード線51が挿通される貫通部には、シャフト1に、切
り欠いた溝部14を設けたが、例えばシャフト1の内部
を貫通する貫通孔を設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を有するので次の
効果を奏する。ステータから導出されるコイルリード線
の挿通空間を封止するために、安価で且つ効果的にスピ
ンドルモータの内部が密封でき、高い信頼性が保持でき
るスピンドルモータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの一実施例を示
す断面図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ブラケット 3 ベアリング 4 ベアリング 5 ステータ 6 ロータマグネット 7 補助ヨーク 8 ハブ部材 9 磁性流体シール機構 12 ラビリンスシール機構 14 溝部 23 磁気センサー 31 導出孔 32 下面側壁 42 インデックスマグネット 51 コイルリード線 77 シール部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、記録部材が装着されるハブ
    部材と、該静止部材と該ハブ部材との間に介在された一
    対の軸受部材と、該一対の軸受部材の外側に配設された
    シール機構と、該ハブ部材に装着されたロータマグネッ
    トと、該ロータマグネットに対向して配設されたステー
    タと、を具備するスピンドルモータであって、前記ステ
    ータから引出されたコイルリード線は前記静止部材を挿
    通し、前記静止部材上に設けられた接続中継部に電気接
    続され、該接続中継部に連絡する導出線路が前記静止部
    材の外方へ導出され、前記接続中継部には、前記コイル
    リード線が挿通される挿通空間と、前記静止部材の外方
    空間とを封止するシール部材が貼着された、ことを特徴
    とするスピンドルモータ。
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