JP2000130452A - スピンドルモ―タの密封方法及びスピンドルモ―タ - Google Patents

スピンドルモ―タの密封方法及びスピンドルモ―タ

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JP2000130452A
JP2000130452A JP11299093A JP29909399A JP2000130452A JP 2000130452 A JP2000130452 A JP 2000130452A JP 11299093 A JP11299093 A JP 11299093A JP 29909399 A JP29909399 A JP 29909399A JP 2000130452 A JP2000130452 A JP 2000130452A
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magnetic
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Juergen Oelsch
ユルゲン・エールシュ
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Minebea Co Ltd
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気シールを有するスピンドルモータをその
高さをほとんど変えずに外部から磁気シールへの異物の
侵入を安価にかつ高能率に密封防止する方法及びそのよ
うに密封されたスピンドルモータを提供すること。 【解決手段】 磁気シール12とそれを覆うカバーディ
スク22の外周部相互とこれらとこれらを収容するボス
部4の内側受部33に内壁面27とをただ1個の環状の
接着ビード26で接着密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気シールを有す
るスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスピンドルモータの構造は、精
密回転機器用、特に、ディスク記憶装置用小型モータと
して使用される。通常、ブラシレス直流モータが用いら
れるが、その場合、ディスク記憶装置などの精密回転機
器が配設されているモータの周辺の清浄空気領域に軸受
から油が侵入しないように、軸受をなるべく密封して構
成しなければならないという問題があった。
【0003】この場合、ロータと静止したステータとの
間の正面側開口部を適当な密封部で密封することが知ら
れている。そして、この場合、密封部を磁気的に構成す
ることが知られている。このような磁気密封部は、概
ね、相互に間隔をおいて配置され間に永久磁石が封入さ
れている2枚の金属円板から成る。
【0004】強磁性液が満たされたギャップが半径方向
内側に(固定軸の方向に)形成されている。この場合、
強磁性液は2枚の金属円板の間に封入された永久磁石に
よって定位置に保持される。このような磁気密封部は、
モータの上面を密封するためのみならず下面を密封する
ためのものとして知られている。多くの場合、両面がこ
のような磁気シールで密封される。
【0005】また、この磁気シール用の最も外側の部材
として、通常金属材料製のカバーディスクを使用するこ
とも知られている。カバーディスクは磁気シールを外部
に対して密封し、保護する役割をする。さらに、このよ
うなカバーディスクを密封して取り付けるために、カバ
ーディスクをロータのボス部の開放した受部に接着する
ことが知られている。それによって、カバーディスクが
磁気シールの最後の、最も外側の部材として、異物が外
部から磁気シールへの侵入するのを阻止することが保証
される。
【0006】なお、従来より、このカバーディスクは、
リング状に循環する同形の外縁がある円板状体として形
成されていることが知られている。しかし、こうするこ
とによって磁気シールのみならずカバーディスクを別個
の工程で接着しなければならないため、作業費が高くな
るという欠点がある。しかも、2個の密封部(2個の接
着ビード)を軸方向に並べて配設しなければならないか
らこれは場所をとる。それによってモータの高さが大き
くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、磁気シールが簡単であり、それが少ない作業費で得
られる高さの小さなスピンドルモータの密封方法及びそ
の磁気シールを行ったスピンドルモータを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の重要な特徴は、
単一の接着ビードによってカバーディスクも磁気シール
もボス部の開放した受部に接着されることである。これ
によってこの種のスピンドルモータの高さを決定的に減
少することが初めて可能になる。軸方向には接着部材と
して単一の接着ビードがあるだけで、上下に間隔をおい
て配列しなければならない2本の接着ビードがないから
である。
【0009】これは次のようにして達成される。カバー
ディスクはまず接着ビードでボス部の開放した受部に接
着するようになっているが、同時に隙間を有し、この隙
間から接着剤が流れ込み、カバーディスクの外縁に沿っ
てその下の磁気シールの上へ達するようにも構成されて
いる。こうして同一の接着ビードによってカバーディス
クの半径方向外側の縁端部もその下の磁気シールの半径
方向外側の縁端部も接着固定される。このことはカバー
ディスクが外周部に円周方向に延びる接着部を作り付け
て置かずに、その外周部に間隙又は開口を形成しておく
ことによって達成される。
【0010】本件の第1の発明では、このような間隙又
は開口が次にように形成される。カバーディスクの外周
部をボス部の受部の内壁面より小径に設定し、このよう
に小径に設定されたカバーディスクの外周部とボス部の
受部の内壁面との間に間隙を形成し、接着ビードをこの
間隙に流入させることができるようにし、カバーディス
クの外縁に沿ってその下の磁気シール上へ流れ込ませ、
磁気シールの最も上の円板の外縁をこのボス部の当該の
受部に接着する。
【0011】さらに、このことは、このカバーディスク
の外周部から出て半径方向外側へ向いた突起を形成し、
該突起の外端がボス部の受部の内壁面の内径に相当する
直径を持つようにすることによって達成される。この場
合、複数個の半径方向突起がカバーディスクに円周方向
に均等に配設されると共に、このカバーディスクと一体
に結合されていることが望ましい。そのため、ボス部の
中央受部内でのカバーディスクの心合わせがこれらの突
起により保証されるからである。こうしてこのカバーデ
ィスクの内側該縁とボス部の受部の内壁面との間のすべ
ての間隙が均一に心合わせされ、これによって均一な接
着剤分布が保証されるから、均一な接着ギャップが得ら
れる。
【0012】即ち、本件第1の発明の方法は、ステータ
とロータとの間に互いに間隔をおいて配設された金属円
板とこれらの金属円板の間に配設された磁石円板とから
成る磁気シールと、ロータ側に密封配設された強磁性液
と、前記磁気シールを外部から覆い外部からの異物の侵
入を防止するためのカバーディスクの形の外側密閉部材
と、受部を有し前記ステータと前記ロータとを保持する
ボス部とを有する精密回転機器用(特に、ディスク記憶
装置用)スピンドルモータの密封方法において、前記カ
バーディスクと前記磁気シールとの双方を単一の接着ビ
ードで前記ボス部の開放した前記受部に接着する工程よ
り成る。そして、前記接着ビードを前記カバーディスク
及び前記磁気シールに単一の工程で被着することが望ま
しく、また、前記接着ビードを形成することにより、接
着剤が前記カバーディスクと前記磁気シール周囲部との
間に毛管作用によって実質的に均等に入っていきこれら
の周囲部間に極く薄い接着被膜を形成することが望まし
い。さらに、前記カバーディスク及び前記磁気シールに
前記単一の接着ビードを被着することによって前記スピ
ンドルモータの軸方向の高さを大きく減少させることも
望ましい。
【0013】本件の第2の発明では、半径方向外向き
の、円周方向に均一に分布する突起の代わりに、カバー
ディスクにそれ自体は閉じている円周方向に均一な外周
部を設け、外周部領域に隙間、開口又はスロットを形成
し、これを通って同様に接着剤が流れることができ、そ
の下の金属円板上に流れて、その外縁を内側受部及び受
部の内側壁面に接着固定させる。
【0014】接着剤が概ねカバーディスクの外側縁端部
とその下の金属円板の表面との間の間隙に流入すること
によって、このスピンドルモータの端面領域に極めて薄
い接着剤被膜が生じるから、全体としてモータの高さが
大幅に小さくなる。接着剤が突起にも被着し、ここでボ
ス部の受部の領域にある内壁面と結合することは、この
場合あまり大きな役目を果たさない。なぜならば、突起
へいく接着剤は概ねこの突起の左右に流出して、カバー
ディスクとその下の磁気シールの間に形成される間隙に
流入するからである。
【0015】即ち、本件の第2の発明のスピンドルモー
タは、ステータとロータとの間に互いに間隔をおいて配
置された金属円板とこれらの金属円板との間に配設され
た磁石円板とから成る磁気シールと、前記ロータ側に密
封配設された強磁性液と、前記磁気シールを外部から覆
い外部からの異物の侵入を防止するためのカバーディス
クの形の外側密閉部材と、前記ステータと前記ロータと
を保持するボス部とを有する精密回転機器用(特に、デ
ィスク記憶装置用)スピンドルモータにおいて、前記磁
気シールと前記カバーディスクとが互いに直接に前記ボ
ス部に接着されて構成される。
【0016】前記カバーディスクの外周部が、前記ボス
部の内壁面との間に円周方向に一巡する間隙を形成する
ことが望ましく、また、前記カバーディスクの外周部は
その下の磁気シールへの開口を有することが望ましい。
更に、前記カバーディスクの外周部は半径方向外向きの
突起を有することが望ましく、また、前記カバーディス
クの外周部はそれ自体は閉じられているが、外周部領域
にほぼ半径方向へ延びる凹部、開口部又はスリットを形
成することができる。さらに、前記磁気シールを含む密
封部を前記スピンドルモータの上側領域、下側領域また
は両領域に配設することができる。
【0017】前記磁気シールの前記金属円板は互いに間
隔をおいて配置された2枚の金属円板であり、前記磁石
円板は該2枚の金属円板の間に配置された永久磁石円板
であることをが望ましい。また、前記2個の金属円板の
半径方向内側に前記永久磁石円板に接続し前記強磁性液
を収容する磁気ギャップを形成し、該強磁性液が磁気作
用によって該磁気ギャップに保持されることが望まし
い。
【0018】前記スピンドル内に前記ボス部に共軸に磁
気伝導鋼製の密封スリーブを設け、前記強磁性液が該密
封スリーブの外周で密封されるとよく、前記スピンドル
モータはその中央部内にねじ付き受部を有し、前記密封
スリーブは該ねじ付き受部上に挿入圧着されており、該
ねじ付き受部は該スピンドルモータの固定軸の一部であ
ることが望ましい。さらに、前記強磁性液を収容し前記
密封スリーブの外周でメニスカス状になっている前記強
磁性液の逃げ室になっている収容室を形成することが望
ましく、前記カバーディスクを概略平坦な円板状にし、
その外周部に屈曲部を形成し、該カバーディスクと該屈
曲部で前記収容室の少なくとも1部を形成することが望
ましい。
【0019】本発明の主題は図面を含んで以下に記載す
ることから明らかであり、個々の請求項の主題だけでな
く、個々の請求項の相互の組合わせからも明らかであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
実施の形態に基づいて詳述する。
【0021】図1に固定基台1を有するスピンドルモー
タの概略が示されており、この基台1に巻線3が巻かれ
た巻線フレーム2が収容されている。これら基台1、巻
線フレーム2及び巻線3はスピンドルモータの固定軸5
と組合わされてステータを構成する。そして、ロータの
ボス部4がロータとして固定軸5の周りに回転する。こ
こで、回転支承を行うために下側軸受6と上側軸受7が
設けられている。軸受6,7はそれぞれ下側軸受遮蔽部
材9及び上側軸受遮蔽部材10によってスピンドルモー
タの外部から密封されており、油粒子がスピンドルモー
タの外部へ出ないようになっている。
【0022】ここで重要なことは、磁気シールを行う密
封部11が設けられていることであり、図1の実施態様
の場合は、この密封部11はスピンドルモータの上側領
域に設置されている。尤も、本発明においては、密封部
11をスピンドルモータの上側領域に設けることに限定
されている訳ではなくて、スピンドルモータの下側領
域、即ち、下側軸受6の下に配設することもできるし、
図5に示すように、スピンドルの上側及び下側の領域に
それぞれ上側及び下側密封部11を設けることができる
し、図4に示すように、上側密封部を設けず下側密封部
だけを設けることも可能である。
【0023】図2を参照して、上側密封部11(下側密
封部も同様)は概ね磁気シール12から成る。磁気シー
ル12は互いに間隔をおいて配置された2枚の金属円板
13から成り、これら金属円板13の間の間隙に永久磁
石円板14が配設されている。両金属円板13の間でか
つ永久磁石円板14に内周面とその内部に配置された磁
気電導鋼製の密封スリーブ17の外周面との間に磁気ギ
ャップ15が形成されている。この磁気ギャップ15内
に強磁性液16が充填されて磁気作用によりこの磁気ギ
ャップ15内に保持される。従って、この強磁性液16
は密封スリーブ17の外周の所で密封された状態になっ
ている。密封スリーブ17は、固定軸5の一部でもある
中央の取付ねじ付き受部18上にプレスばめにより圧着
される。
【0024】この場合、上側軸受7の内輪19の内周面
は、固定軸5に固着されたローレット付きスリーブ20
の外周面に圧着又は接着される。上側軸受7の上方に前
記の上側軸受遮蔽部材10があって、磁気シール12の
下側の金属円板13との間に間隔(収容室21)を形成
する。この収容室21は、強磁性液16を収容するため
に利用されると共に、密封スリーブ17の外周でメニス
カス状になっている強磁性液16に逃げ場所(逃げ室)
を与える。同じことが上側金属円板13と本発明に基づ
く後述のカバーディスク22との間に形成される収容室
23にも当てはまる。ここで重要なことは、カバーディ
スク22が単一の接着ビード26でボス部4の内側受部
33の内壁面27に接着され、この場合、同時に、この
接着ビード26によって磁気シール12も該内側受部3
3の内壁面27に接着されることである。
【0025】図2によれば、カバーディスク22は概ね
平坦な円板状体から成り、外周部に屈曲部24がある。
この屈曲部24は、強磁性液16を退避させるための収
容室23を確実に形成するものである。ここで重要なこ
とは、カバーディスク22が円周方向に等配され半径方
向外向きに延びる突起25を有することである。この突
起25の外径、即ち、外端30の外径は、ボス部4の内
側受部33の内径32にほぼ等しく、突起25の外端3
0とボス部4の内側受部33の内壁面27はほぼ同一面
でぴったりと嵌合しあうように選定される。即ち、突起
25の外端30はほぼこの内側受部33の内壁面27に
当接する。突起25の、外端30のない部分は小径の外
周部28になっている(図2の右側)。
【0026】図3は、上側密封部及び図1の図示に比し
て若干変更された形のロータを有する本発明に基づくス
ピンドルモータの概略断面図を示す。図4は、下側密封
部と図1の図示に比して若干変更された形のロータとを
有する本発明に基づくスピンドルモータの概略断面図を
示す。図5は、上側及び下側密封部と図1の図示に比し
て若干変更された形のロータとを有する本発明に基づく
スピンドルモータの概略断面図を示す。
【0027】図6は、カバーディスク22の上方から見
た図で、外周部28と突出する突起25の外端30が形
成する円即ちボス部4の内側受部33の内壁面27との
間に上方に開放された間隙31が形成されていることを
示す。接着材は、この間隙31に注入されて一方では突
起25に被着し、他方では間隙31に流入して図2に示
すように磁気シール12の上側金属円板13の表面に被
着して、間隙31内に接着ビード26が形成される。こ
のようにして、磁気シール12は外周面でボス部4の内
側受部33の内壁面27に接着され、また、カバーディ
スク22も同じ接着ビード26で同じ内壁面27に接着
される。かくて、接着ビード26は、磁気シール12の
上側の金属円板13の表面29に被着し、それと共に内
壁面27に接着結合部を形成する。
【0028】図2の右側において、カバーディスク22
の外周部28はボス部4の内壁面27の少し前で終り、
内壁面27との間に図6を参照して述べた間隙31を形
成し、この中を接着材が上から下へ流れてここに接着ビ
ード26が形成され得る。勿論、図2の右側のこの接着
ビード26によってカバーディスク22の突起25の領
域が内壁面27に接着されるだけでなく、接着ビード2
6はカバーディスク22のの外周部28へも広がるか
ら、カバーディスク22は内壁面27の領域に全周にわ
たって接着され、かつ、同時に同じく、磁気シール12
が内壁面27に接着される。接着ビード26は円周方向
に完全に一巡するから、接着による固定効果の他に同時
に優れた密封効果も得られる。即ち、接着ビード26は
環状にぐるりと連続しているので、この半径方向外側の
縁端部が全周で内壁面27に接着され、密封されるので
ある。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明においては、環状の
接着ビードがカバーディスクと磁気シールとの外周部と
を及びこれらとボス部の内側受部の内壁面とを互いに密
封接着するから、スピンドルモータの外部から磁気シー
ルへの異物の侵入がなくて優れた密封効果が得られるの
みならず、使用されている接着ビードがただ1個である
ために、スピンドルモータの高さの増加を伴わず、スピ
ンドルモータを小型化した状態に保てる他、封止が安価
に行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくスピンドルモータの概略断面図
である。
【図2】スピンドルモータの上側領域の拡大断面図であ
る。
【図3】上側密封部を有する本発明によるスピンドルモ
ータの概略断面図である。
【図4】下側密封部を有する本発明によるスピンドルモ
ータの概略断面図である。
【図5】上側及び下側密封部を有する本発明によるスピ
ンドルモータの概略断面図である。
【図6】図1の矢印3の方向に見たスピンドルモータの
カバーディスクの平面図である。
【図7】カバーディスクを有するスピンドルモータの平
面図を示す。
【符号の説明】
1 基台 2 巻線フレーム 3 巻線 4 ボス部 5 固定軸 6 下側軸受 7 上側軸受 8 外輪 9 下側軸受遮蔽部材 10 上側軸受遮蔽部材 11 密封部 12 磁気シール 13 金属円板 14 永久磁石円板 15 磁気ギャップ 16 強磁性液 17 密封スリーブ 18 ねじ付き受部 19 内輪 20 ローレット付きスリーブ 21 収容室 22 カバーディスク 23 収容室 24 屈曲部 25 突起 26 接着ビード 27 内壁面 28 外周部 29 表面 30 外端 31 間隙 32 内径 33 内側受部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとロータとの間に互いに間隔を
    おいて配設された金属円板とこれらの金属円板の間に配
    設された磁石円板とから成る磁気シールと、ロータ側に
    密封配設された強磁性液と、前記磁気シールを外部から
    覆い該外部からの異物の侵入を防止するためのカバーデ
    ィスクの形の外側密閉部材と、受部を有し前記ステータ
    と前記ロータとを保持するボス部とを有する精密回転機
    器用スピンドルモータの密封方法において、前記カバー
    ディスク(22)と前記磁気シール(12)との双方を
    単一の接着ビード(26)で前記ボス部(4)の開放し
    た前記受部(33)に接着することを特徴とするスピン
    ドルモータの密封方法。
  2. 【請求項2】 前記接着ビード(26)を前記カバーデ
    ィスク(22)及び前記磁気シール(12)に単一の工
    程で被着することを特徴とする請求項1に記載のスピン
    ドルモータの密封方法。
  3. 【請求項3】 前記接着ビード(26)を形成すること
    により、接着剤が前記カバーディスク(22)と前記磁
    気シール(12)との周囲部の間に毛管作用によって実
    質的に均等に入っていきこれらの周囲部間に極く薄い接
    着被膜を形成することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のスピンドルモータの密封方法。
  4. 【請求項4】 前記カバーディスク(22)及び前記磁
    気シール(12)に前記単一の接着ビード(26)を被
    着することによって前記スピンドルモータの軸方向の高
    さを大きく減少させることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のスピンドルモータの密封方法。
  5. 【請求項5】 ステータとロータとの間に互いに間隔を
    おいて配置された金属円板とこれらの金属円板との間に
    配設された磁石円板とから成る磁気シールと、前記ロー
    タ側に密封配設された強磁性液と、前記磁気シールを外
    部から覆い該外部からの異物の侵入を防止するためのカ
    バーディスクの形の外側密閉部材と、前記ステータと前
    記ロータとを保持するボス部とを有する精密回転機器用
    スピンドルモータにおいて、前記磁気シール(12)と
    前記カバーディスク(22)とが互いに直接に前記ボス
    部(4)に接着されていることを特徴とするスピンドル
    モータ。
  6. 【請求項6】 前記カバーディスク(22)の外周部
    (28)が、前記ボス部(4)の内壁面(27)との間
    に円周方向に一巡する間隙を形成することを特徴とする
    請求項5に記載のスピンドルモータ。
  7. 【請求項7】 前記カバーディスク(22)の外周部
    (28)はその下の磁気シール(12)への開口を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載のスピンドルモー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記カバーディスク(22)の外周部
    (28)は半径方向外向きの突起(25)を有すること
    を特徴とする請求項5に記載のスピンドルモータ。
  9. 【請求項9】 前記カバーディスク(22)の外周部
    (28)はそれ自体は閉じられているが、外周部領域に
    ほぼ半径方向へ延びる凹部、開口部又はスリットが形成
    されていることを特徴とする請求項5に記載のスピンド
    ルモータ。
  10. 【請求項10】 前記磁気シール(12)を含む密封部
    (11)が前記スピンドルモータの上側領域に配設され
    ていることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかの1
    に記載のスピンドルモータ。
  11. 【請求項11】 前記磁気シール(12)を含む密封部
    (11)が前記スピンドルモータの下側領域に配設され
    ていることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかの1
    に記載のスピンドルモータ。
  12. 【請求項12】 前記スピンドルモータの上側及び下側
    領域それぞれに前記磁気シール(12)を含む密封部
    (11)が配設されていることを特徴とする請求項5乃
    至9のいずれかの1に記載のスピンドルモータ。
  13. 【請求項13】 前記磁気シール(12)の前記金属円
    板は互いに間隔をおいて配置された2枚の金属円板(1
    3)であり、前記磁石円板は該2枚の金属円板(13)
    の間に配置された永久磁石円板(14)であることを特
    徴とする請求項5乃至12のいずれかの1に記載のスピ
    ンドルモータ。
  14. 【請求項14】 前記2個の金属円板(13)の半径方
    向内側に前記永久磁石円板(14)に接続し前記強磁性
    液(16)を収容する磁気ギャップ(15)を形成し、
    該強磁性液(16)が磁気作用によって該磁気ギャップ
    (15)に保持されることを特徴とする請求項13に記
    載のスピンドルモータ。
  15. 【請求項15】 前記スピンドル内に前記ボス部(4)
    に共軸に磁気伝導鋼製の密封スリーブ(17)を設け、
    前記強磁性液(16)が該密封スリーブ(17)の外周
    で密封されることを特徴とする請求項5乃至14のいず
    れかの1に記載のスピンドルモータ。
  16. 【請求項16】 前記スピンドルモータはその中央部内
    にねじ付き受部(18)を有し、前記密封スリーブ(1
    7)は該ねじ付き受部(18)上に挿入圧着されてお
    り、該ねじ付き受部(18)は該スピンドルモータの固
    定軸(5)の一部であることを特徴とする請求項5乃至
    15のいずれかの1に記載のスピンドルモータ。
  17. 【請求項17】 前記強磁性液(16)を収容し前記密
    封スリーブ(17)の外周でメニスカス状になっている
    前記強磁性液の逃げ室になっている収容室(21,2
    3)が形成されていることを特徴とする請求項5乃至1
    6のいずれかの1に記載のスピンドルモータ。
  18. 【請求項18】 前記カバーディスク(22)は概略平
    坦な円板状体から成り、その外周部に屈曲部(24)が
    形成され、該カバーディスク(22)と該屈曲部(2
    4)で前記収容室(21,23)の少なくとも1部を形
    成することを特徴とする請求項5乃至17のいずれかの
    1に記載のスピンドルモータ。
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