JP2558185Y2 - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JP2558185Y2
JP2558185Y2 JP1173993U JP1173993U JP2558185Y2 JP 2558185 Y2 JP2558185 Y2 JP 2558185Y2 JP 1173993 U JP1173993 U JP 1173993U JP 1173993 U JP1173993 U JP 1173993U JP 2558185 Y2 JP2558185 Y2 JP 2558185Y2
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豊 石塚
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスク駆動装置
に関し、さらに詳しくは中心軸固定型の磁気ディスク駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示されているような中
心軸固定型の磁気ディスク駆動装置が知られている。同
図において、フレーム1に一体に立設された固定軸2の
図示下部側大径部分2aには、積層状の鉄心コア3が嵌
着固定されているとともに、この鉄心コア3に対してコ
イル4が巻回されている。また上記固定軸2の図示上部
側小径部分2bの外周には、一対の軸受5,6が軸方向
に並列するようにして固定されており、これら両軸受
5,6を介してハブ7が回転可能に支承されている。す
なわち上記軸受5,6の内輪5a,6aは、固定軸2の
外周面に接着固定されているとともに、軸受5,6の外
輪5b,6bに対して、略中空円筒状のハブ7が固定さ
れている。上記ハブ7の外周には、図示を省略した磁気
ディスクが装着される。
【0003】さらに上記ハブ7の図示下部側に設けられ
たスカート部7aの内周壁面には、駆動マグネット8が
環状に固定されており、この駆動マグネット8が、前記
鉄心コア3の外周面に対向配置されている。上記鉄心コ
ア3のコイル4に駆動電圧を印加するための電気線(導
出線)9は、フレーム1に設けられた挿通孔を通してモ
ータ外に引き出されている。
【0004】一方前記固定軸2の図示上側先端部分に
は、磁性材からなる中空円筒状のカラー11が装着され
ている。そしてこのカラー11の外周面と前記ハブ7の
内周面との間に形成された開口部に、磁性流体シール1
2が配置されている。この磁性流体シール12の外周部
は、前記ハブ7の内周面側に固定されているとともに、
当該磁性流体シール12の内周部に充填された磁性流体
12aが、前記カラー11の外周面に密着することによ
って、前記軸受5,6が外部側から遮断されるように構
成されている。
【0005】さらに上記磁性流体シール12の図示直上
位置には、磁性流体12aが外部に飛散することを防止
するためのシールカバー13が配置されている。このシ
ールカバー13は、外周縁部がハブ7の内周面側に接着
固定されているとともに、その外周縁部からカラー11
側に向かって延出する内周縁部が、カラー11の外周面
に近接するように設けられている。すなわちこのシール
カバー13の内周縁部と、固定軸2に装着されたカラー
11の外周面との間には、間隙14が形成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような従
来装置では、シールカバー13の内周側に形成された間
隙14が、磁性流体シール12の磁性流体12aを設け
た内周側の位置に一致されているため、上記間隙14を
通して外部側から塵芥等が侵入することがあり、その塵
芥等によって磁性流体12aに飛散を生じるおそれがあ
る。磁性流体12aに飛散を生じると、モータの回転に
支障を来す等、機器に種々の悪影響を与えることとな
る。
【0007】加えて従来装置では、シールカバー13が
ハブ7側に固定されているため、両者が一体的に回転駆
動されることとなり、上記シールカバー13及びその接
着剤を含めた部分によって回転バランスを崩し易く、回
転振動が発生することが多い。
【0008】そこで本考案は、簡易な構成で、磁性流体
の飛散を防止することができるとともに、安定した回転
状態を得ることができるようにした磁気ディスク駆動装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の磁気ディスク駆動装置は、固定軸に軸受を介し
て回転可能に支承されたハブに、磁気ディスクを装着し
て回転駆動させるものであって、上記固定軸の外周面と
ハブの内周面との間に形成された開口部に、前記軸受を
外部側から遮断する磁性流体シール手段と、この磁性流
体シール手段における磁性流体の飛散を防止するシール
カバーと、が配置された磁気ディスク駆動装置におい
て、上記シールカバーの内周縁部が固定軸側に固定され
ているとともに、当該シールカバーの外周縁部と前記ハ
ブの内周面との間に、微小間隙が設けられた構成を有し
ている。
【0010】
【作用】このような手段における磁気ディスク駆動装置
によれば、磁性流体シールの磁性流体を設けた部位が、
固定軸側に固定されたシールカバーによって完全に覆わ
れることとなり、磁性流体が外部側から良好に遮断され
るようになっている。またシールカバーが固定状態に置
かれて回転されることがないため、ハブの回転バランス
がとり易くなっている。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の一実施例における磁気ディスク駆
動装置を示しており、従来技術で説明したものと同一な
構成物に対しては同一符号を付し、ここでの説明は省略
する。図1に示された実施例における磁気ディスク駆動
装置が、従来技術のそれと異なる点は、まずシールカバ
ー23の内周縁部が、固定軸2側に固定されている点で
ある。すなわち固定軸2の図示上側先端部分には、中空
円筒状の磁性材からなるカラー31が装着されており、
このカラー31の図示上側先端部分の外周側に凹設され
た取付部31aに、前記シールカバー23の内周縁部が
接着剤32により固定されている。シールカバー23
は、ハブ7の内周面に向かって外周側に延在し、当該シ
ールカバー23の外周縁部とハブ7の内周面との間に、
微小間隙30が設けられている。
【0012】この実施例ように固定軸2側にシールカバ
ー23を固定した装置では、磁性流体シール12の磁性
流体12aを設けた内周側の部位が、シールカバー23
によって隙間なく覆われることとなり、従って磁性流体
12aが図示上側の外部側から良好に遮断されるように
なっている。その結果、外部側における塵芥等が磁性流
体12aへ侵入することが防止され、磁性流体12aの
飛散が回避されるようになっている。
【0013】またシールカバー23が固定状態に置かれ
て回転されることがないため、ハブ7の回転バランスが
とり易くなり、良好な回転状態が得られるようになって
いる。
【0014】さらに図1にかかる実施例では、固定軸2
に装着されたカラー31の図示下側端面が、上側の軸受
6の内輪6aの上側端面に接着されている。すなわち軸
受6の内輪6aは、カラー31及び固定軸2の双方に接
着されており、軸受6の内輪6aとカラー31との間に
は従来のような無駄な隙間は形成されていない。
【0015】このような構成によれば、軸受6の内輪6
aの接着面積が増大されるため、軸受6を強固な接着状
態に維持することができる。また従来のような軸受6の
内輪6aとカラー31との間の隙間がなくなった分だ
け、磁性流体シール12の図示下側ポールピースからカ
ラー31までの長さを延長することができ、それによっ
て磁性流体12aの保持を確実にすることができる。
【0016】以上本考案者によってなされた考案を実施
例に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。例え
ば、固定軸2が磁性材から形成されている場合には、図
2にかかる実施例のように固定軸2に対してシールカバ
ー43を直接固定することができる。すなわち図2に示
した実施例では、固定軸2の図示上側先端部分の外周側
に取付部2aが凹設されているとともに、この取付部2
aに、シールカバー43の内周縁部が接着剤42により
固定されている。シールカバー43は、ハブ7の内周面
側に向かって外周側に延在されており、その外周縁部と
ハブ7の内周面との間に、微小間隙40が設けられてい
る。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように本考案の磁気ディスク
駆動装置は、固定軸側にシールカバーを固定して、磁性
流体シールの磁性流体を設けた部位をシールカバーによ
って隙間なく覆い、磁性流体を外部側から良好に遮断し
たものであるから、外部側から磁性流体への塵芥等の侵
入を良好に防止し、磁性流体の飛散をなくすことができ
るとともに、ハブの回転バランスを向上させることがで
き、磁気ディスク駆動装置の信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における磁気ディスク駆動装
置の半横断面図である。
【図2】本考案の他の実施例における磁気ディスク駆動
装置の一部を拡大して表した半横断面図である。
【図3】従来における磁気ディスク駆動装置の半横断面
図である。
【符号の説明】
2 固定軸 5,6 軸受 7 ハブ 12 磁性流体シール 12a 磁性流体 23,43 シールカバー 30,40 微小間隙 31 カラー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸に軸受を介して回転可能に支承さ
    れたハブに、磁気ディスクを装着して回転駆動させるも
    のであって、 上記固定軸の外周面とハブの内周面との間に形成された
    開口部に、前記軸受を外部側から遮断する磁性流体シー
    ル手段と、この磁性流体シール手段における磁性流体の
    飛散を防止するシールカバーと、が配置されてなる磁気
    ディスク駆動装置において、 上記シールカバーの内周縁部が固定軸側に固定されてい
    るとともに、当該シールカバーの外周縁部と前記ハブの
    内周面との間に、微小間隙が設けられていることを特徴
    とする磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク駆動装置
    において、 シールカバーの内周縁部が、固定軸に装着されたカラー
    に固定されているとともに、 軸受の軸方向一端面が、上記カラーの軸方向一端面に接
    着固定されていることを特徴とする磁気ディスク駆動装
    置。
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