JPH052558U - 軸固定型モータ - Google Patents

軸固定型モータ

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Publication number
JPH052558U
JPH052558U JP5629791U JP5629791U JPH052558U JP H052558 U JPH052558 U JP H052558U JP 5629791 U JP5629791 U JP 5629791U JP 5629791 U JP5629791 U JP 5629791U JP H052558 U JPH052558 U JP H052558U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
shaft
motor
seal
fixed shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP5629791U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 石塚
邦夫 島津
嘉也 横尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP5629791U priority Critical patent/JPH052558U/ja
Publication of JPH052558U publication Critical patent/JPH052558U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】軸受部から出るオイルミストなどのダストの飛
散防止を磁性流体シールを用いることなく可能にして、
磁性流体シールを用いることによる問題点を解消した軸
固定型モータを提供する。 【構成】固定軸9と、該軸9に嵌合してロータ6を回転
可能に支承する軸受5と、ロータ6に対向するステータ
を備えたモータにおいて、ロータ6の中心に軸9を貫通
可能な透孔6aを設け、軸9の一方端をロータ6の軸方
向端面より内側に配置し、ロータ6の透孔6aにシール
1を貼着して封止したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば磁気ディスク駆動装置などに利用可能な軸固定型モータに関 するもので、特に軸受から発生するダストの遮断機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の軸固定型モータの例を図3に示す。図3において、固定軸21の下部2 8には雄ねじが形成されており、固定軸21の上部に設けられたすり割り22に ドライバーを差し込んで軸21を回転しながら上記軸21の下部28を図示され ない基板上の取付に部螺入することにより、軸21が固定されている。固定軸2 1はロータ27を貫通し、軸受手段26を介して回転可能にロータ27を支持し ているが、軸受手段26からオイルミストなどのダストが発生するため、円形の 磁性流体シール23を磁性流体シールホルダー25に取り付けてロータ27の上 部に配設し、ダストがモータ外部へ飛散するのを遮断している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図3に示す従来例のように、軸固定型モータの限られたスペース内に、磁性流 体シールを配設するため、軸方向に対をなす軸受相互のスパン長を短くしなけれ ばならず、その結果として、ロータの回転が不安定になり、磁気ディスクの性能 に悪影響を及ぼしてしまう。ロータが安定に回転するよいにするためには上記軸 受相互のスパンをある程度の長さに確保しておく必要があるが、そうすると磁性 流体シールを配設する分だけモータの軸方向の長さが長くなるという問題を生じ る。
【0004】 また、上記従来の軸固定型モータによれば、磁性流体シールを配設するため、 部品点数が多く、モータの構造が複雑化して組立が煩雑になり、製作コストが高 くなるという問題がある。さらに、磁性流体自体が飛散し、ロータ部等に付着し て汚染することがあり、これにより、磁気ディスク装置にヘッドクラッシュなど の重大な障害を発生させることがある。
【0005】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、オイルミスト などのダストの飛散防止を磁性流体シールを用いることなく可能にして、磁性流 体シールを用いることによる問題点を解消した軸固定型モータを提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、固定軸と、該軸に嵌合してロータを回転可能に支承する軸受と、ロ ータに対向するステータを備えたモータにおいて、ロータの中心に上記軸を貫通 可能な透孔を設け、上記軸の一方端をロータの軸方向端面より内側に配置し、ロ ータの透孔にシールを貼着して封止したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
ロータの中心部の透孔に軸受を配置し、この軸受を介して固定軸にロータを回 転可能に嵌合した後、透孔にシールを貼着して封止すれば、モータの構造を複雑 にすることなく、オイルミスとなどのダストのモータ外部への飛散を封止するこ とができる
【0008】
【実施例】
以下、本考案にかかる軸固定型モータの実施例について図面を参照しながら説 明する。 図1において、軸固定モータの固定軸9の下部10には雄ねじが形成されてお り、固定軸9の上部に設けられたすり割り2にドライバーを差し込んで軸9を回 転しながら軸9の下部10の雄ねじを図2に示す基板上の取付部12に螺入する ことによって、軸9が基板に固定されている。固定軸9には軸の中央部から上端 部にかけて複数箇所に接着剤溜り溝7が設けられている。この接着剤溜り溝7に 接着剤を塗布して上下一対の軸受5,5の内輪を嵌合することにより軸9に軸受 5,5が取付けられている。
【0009】 一対の軸受5,5の外輪にはロータ6の中心に形成された透孔6aが嵌められ ることによりロータ6が回転可能に取付けられている。ロータ6の上記透孔6a は略全体が筒状で、上下の端部は開口している。ロータ6の外側はカップ状に形 成され、カップ状外周壁の内周面にはロータマグネット8が取り付けられている 。固定軸9には下部10の雄ねじ部の上方にフランジ9aが形成されており、こ のフランジ9aの外周側にステータコア11が固定されている。ステータコア1 1の外周面と上記ロータマグネット8の内周面は適宜の間隙をおいて対向してい る。ステータコア11は複数の突極を有し、各突極にコイルが巻かれている。ロ ータマグネット8、ステータコア11、上記コイルなどによってモータが構成さ れ、ロータ6を回転駆動することができる。
【0010】 上記固定軸9は、その軸方向の一方端である上端がロータ6の上端面よりも内 側に位置するように配置されていて、ロータ6の透孔6aの開口した上端部には リング状のシールカバー3が接着剤4によって固定されている。シールカバー3 の中央部には固定軸9の上部の直径よりも大きめの孔があいている。さらに、シ ールカバー3の上端には、このシールカバー3の中央部に形成された上記孔より も十分に大きい粘着性のシール1が貼付されて上記シールカバー3の中央部の孔 が完全に塞がれている。このようにしてロータ6の上端面の開口部が完全に密閉 されている。
【0011】 以上説明した実施例の組立手順は特に限定されるものではないが、一例として 次の手順によることができる。まず、ロータ6の透孔6aに一対の軸受5,5の 外輪を接着等により固着してロータ組とする。固定軸9のフランジ9aにはステ ータコア11を固定しておく。固定軸9にはその接着剤溜り溝7に接着剤を塗布 して固定軸9を上記ロータ組の軸受5,5の内輪に嵌合し接着する。次に、すり 割2を利用し、ドライバを使って図2に示す基板の取り付け部12に軸9をねじ 止めする。そのあと、ロータ6の透孔6aの上側開口端部にシールカバー3を接 着により固定し、さらにシール1を貼付してシールカバー3の中央部の孔を完全 に覆う。
【0012】 このように、シールカバー3とシール1は、軸受5,5とモータの外の空間と を完全に遮断してしまうために、軸受5,5から発生するオイルミストなどのダ ストがモータ外部へ飛散することが防止され、外部装置に悪影響を与えることが ない。また、従来のように、ダストを遮断するために磁性流体シールなどを用い ることなく、モータの上端部をシールカバー3とシール1とを用いるだけでダス トの飛散を防止することができるため、対をなす軸受5,5相互のスパンを長く することができ、ロータの回転動作が安定して回転精度の高い軸固定型モータを 提供することができるし、磁性流体自体の飛散もないため、特に、磁気ディスク 装置のモータとして信頼性の高いモータを提供することができる。そのほか、構 造が簡単で部品点数が少なく、組立も容易で大幅なコストダウンが可能であると いう利点もある。
【0012】 本考案にかかる軸固定型モータは、磁気ディスク装置、光ディスク装置等のデ ィスク駆動用モータのほか、各種装置に適用可能である。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、磁性流体シールなどを用いることなく、シールを貼着するだ けでダストの飛散を防止することができるため、対をなす軸受相互のスパンを長 くすることができ、ロータの回転動作が安定して回転精度の高い軸固定型モータ を提供することができるし、磁性流体自体の飛散もないため、特に、磁気ディス ク装置のモータとして信頼性の高いモータを提供することができる。
【0014】 そのほか、モータの本来の構造をそれほど変更することなくダスト遮断機構を モータ本体に実現できるので、従来のモータのダスト遮断機構に比べ組立が容易 で、組立時の部品点数を大幅に削減することが可能であり、かつ、磁性流体シー ルを使用しないため、磁性流体の外部への飛散が皆無であり、例えば磁気ディス クなどの他の部品を汚染することもないというような利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる軸固定型モータの実施例を示す
断面図。
【図2】同上軸固定型モータを基板に取り付ける際の斜
視図。
【図3】従来の薄型コイルの例を示す断面図。
【符号の説明】
1 シール 5 軸受 6 ロータ 9 固定軸 11 ステータ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 固定軸と、該軸に嵌合してロータを回転
    可能に支承する軸受と、ロータに対向するステータを備
    えたモータにおいて、上記ロータの中心には上記軸を貫
    通可能な透孔を設け、上記軸の一方端を上記ロータの軸
    方向端面より内側に配置し、上記ロータの透孔にシール
    を貼着して封止してなる軸固定型モータ。
JP5629791U 1991-06-24 1991-06-24 軸固定型モータ Pending JPH052558U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5629791U JPH052558U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 軸固定型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5629791U JPH052558U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 軸固定型モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH052558U true JPH052558U (ja) 1993-01-14

Family

ID=13023185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5629791U Pending JPH052558U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 軸固定型モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052558U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111501A (ja) * 1973-02-22 1974-10-24
JPS5042640U (ja) * 1973-08-17 1975-04-30

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111501A (ja) * 1973-02-22 1974-10-24
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