JPH0528926Y2 - - Google Patents

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JPH0528926Y2
JPH0528926Y2 JP1986201513U JP20151386U JPH0528926Y2 JP H0528926 Y2 JPH0528926 Y2 JP H0528926Y2 JP 1986201513 U JP1986201513 U JP 1986201513U JP 20151386 U JP20151386 U JP 20151386U JP H0528926 Y2 JPH0528926 Y2 JP H0528926Y2
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magnetic
shaft
outer rotor
motor
permanent magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシヤフトをモータ基板(ベース)に固
定したアウタロータ形式のスピンドルモータに関
するもので、主としてハードデイスクメモリ装置
における磁気デイスクドライブ用に使用するシヤ
フト固定型スピンドルモータに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば磁気デイスクドライブ用のスピンドルモ
ータは、アウタロータ(外部回転子)の外筒面を
磁気デイスクを装着するデイスクハブとし、その
内部に固定子を設けたいわゆるインナーハブ型の
ものが使用されている。
そしてこのようなところで使用されるスピンド
ルモータは、シヤフトがアウタロータと一体にな
つて回転するもの(シヤフト回転型)が主として
用いられていた(例えば実開昭61−477号参照)。
このシヤフト回転型のスピンドルモータは、アウ
タロータが揺れを起こし動作が不安定になりやす
いので、最近ではシヤフトはモータ基板に固定し
アウタロータのみがシヤフトの両端近傍に設けた
ベアリング(軸受)を介して回転自在に保持され
るようにしたシヤフト固定型のスピンドルモータ
を使用するようになつて来た。そしていずれの型
のスピンドルモータにおいても、ベアリングから
のオイルミストがモータの外部に漏洩するのを防
止するために磁力によつて引寄せられる特性を有
する磁性流体を使用した磁性流体シールが用いら
れている。
第3図は上記シヤフト固定型スピンドルモータ
の一例を示した断面図である。図において、1は
アウタロータで、磁気デイスクドライブ用に使用
する場合には、これが磁気デイスクを保持させる
ためのデイスクハブを兼ねている。2はシヤフト
(固定軸)、3はシヤフトを固定し保持するモータ
基板である。4はアウタロータに取付けられたヨ
ーク、5は永久磁石、6はアウタロータの底面部
材(ハウジング)である。7はシヤフトに装着し
た固定子鉄心、8は固定子鉄心に巻かれた固定子
巻線である。9及び10はベアリングで、シヤフ
トに固定されアウタロータを回転自在に保持する
役割を果たす。11及び12は磁性体で形成され
シヤフトに取付けられた磁性リング、13及び1
4はアウタロータ側に磁性リングとそれぞれ対向
して装着し磁気回路が形成される磁性流体シール
部材〔永久磁石Mと磁性を形成すべく磁性材で形
成したポールピースPで構成されている。〕、15
及び16は磁性流体であり、永久磁石Mによる磁
力のため重力に抗して上方へ引寄せられるように
なつており、この部分でベアリングからのオイル
ミストがモータの外部に漏洩するのを防止してい
る。17はスピンドルモータを取付けるフレーム
である。
〔解決しようとする問題点〕
上記各部材によつて構成されたシヤフト固定型
スピンドルモータにおいては、回転動作中にオイ
ルミストのシールを行つている磁性流体15,1
6が第4図に示したような形状になり、特に高速
回路のため磁気的な吸引力をこえる遠心力が発生
すると、磁性流体シール部から離れて飛散するこ
とがあり、シールの信頼性に欠けるという問題が
発生していた。
本考案の目的は上記の問題点を解消し、オイル
ミストの漏洩を確実に防止でき、信頼性の高いシ
ヤフト固定型スピンドルモータを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案において
は永久磁石の磁極を有するアウタロータと、該ア
ウタロータを回転自在に保持するベアリング及び
モータの固定子を取付けたシヤフトと、該シヤフ
トを固定し保持するモータ基板とを備えて構成さ
れるアウタロータ形式のスピンドルモータにおい
て、永久磁石とこれを上下から挟持する上記永久
磁石よりも大径状を有し、磁路の一部が形成され
る磁性材で形成したポールピースとからなる磁性
流体シール部材を上記シヤフトに固着し、磁力で
吸引される磁性流体を封入させるために上記ポー
ルピースと連なる磁路が形成される磁性体で形成
した円筒状と磁性リングを上記磁性流体シール部
材と一定間隙を保持して上記アウタロータ側に固
着し、上記ベアリングからモータの外部にオイル
ミストが漏洩するのを防止するように構成したも
のである。
〔作用〕
このようにシール部を構成すると、モータが回
転動作中においても、たとえ高速でアウタロータ
が回転しても、永久磁石を備えた磁性流体シール
部材は回転しないのでこれに引寄せられている磁
性流体にも遠心力が生じない。これにより、磁性
流体は第2図に示したように安定した形状を保
ち、飛散することがなくなる。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案のスピンドルモータの構造を示
した断面図である。図において、前出のものと同
一符号のものは同一部材を示すものとし、説明は
適宜省略する。
第1図に示したように、ベアリング9及び10
より発生するオイルミストがモータの外部へ漏洩
するのを防止するシール部は、アウタロータ1側
に、磁路を形成させるために磁性材で形成した磁
性リング18及び19を取付けて回転させ、磁性
流体シール部材20及び21はシヤフト2に取付
け固定させるようにして構成した。他の部分の構
造は従来のもの(第3図)と全く同じである。
なお、シヤフト2の先端部(モータ基板3に固
定する側とは反対の端部)がアウタロータ(デイ
スクハブ)1に設けたキヤツプ(図示せず)でカ
バー(密封)され露出していない場合は、そちら
の側の磁性リング18、磁性流体シール部材20
及び磁性流体15からなるシール部を省くことも
可能である。
〔効果〕 以上説明したように、本考案によれば、磁性流
体シール部材は回転せず静止しているので、これ
に引寄せられている磁性流体には遠心力が作用せ
ず、換言すればシール力が弱められないので、磁
性流体シール部分から磁性流体が飛散しなくな
り、信頼度の高いオイルミストシールが行われる
ようになつた。従つて、オイルミストや塵埃の付
着を極力抑える必要のある磁気デイスクの回転駆
動用に本考案のスピンドルモータを安心して用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
本考案の磁性流体シール部の説明図、第3図は従
来の構造を示す断面図、第4図は従来の磁性流体
シール部の説明図である。 1……アウタロータ、2……シヤフト、3……
モータ基板、4……ヨーク、5……永久磁石、7
……固定子鉄心、9,10……ベアリング、1
1,12,18,19……磁性リング、13,1
4,20,21……磁性流体シール部材、15,
16……磁性流体、M……永久磁石、P……ポー
ルピース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 永久磁石の磁極を有するアウタロータ1と、該
    アウタロータ1を回転自在に保持するベアリング
    9,10及びモータの固定子を取付けたシヤフト
    2と、該シヤフト2を固定し保持するモータ基板
    3とを備えて構成されるアウタロータ形式のスピ
    ンドルモータにおいて、 永久磁石Mとこれを上下から挟持する上記永久
    磁石Mよりも大径状を有し、磁路の一部が形成さ
    れる磁性材で形成したポールピースPとからなる
    磁性流体シール部材20,21を上記シヤフト2
    に固着し、 磁力で吸引される磁性流体15,16を封入さ
    せるために上記ポールピースPと連なる磁路が形
    成される磁性体で形成した円筒状の磁性リング1
    8,19を上記磁性流体シール部材20,21と
    一定間隙を保持して上記アウタロータ1側に固着
    し、 上記ベアリング9,10からモータの外部にオ
    イルミストが漏洩するのを防止するように構成し
    たことを特徴とするシヤフト固定型スピンドルモ
    ータ。
JP1986201513U 1986-12-26 1986-12-26 Expired - Lifetime JPH0528926Y2 (ja)

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JPS63109556U JPS63109556U (ja) 1988-07-14
JPH0528926Y2 true JPH0528926Y2 (ja) 1993-07-26

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ID=31165037

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JP2586305Y2 (ja) * 1988-12-29 1998-12-02 株式会社三協精機製作所 磁気ディスク駆動モータ

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JPS63109556U (ja) 1988-07-14

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