JPH0636342U - モータのダスト防止構造 - Google Patents

モータのダスト防止構造

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JPH0636342U
JPH0636342U JP7677792U JP7677792U JPH0636342U JP H0636342 U JPH0636342 U JP H0636342U JP 7677792 U JP7677792 U JP 7677792U JP 7677792 U JP7677792 U JP 7677792U JP H0636342 U JPH0636342 U JP H0636342U
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JP
Japan
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motor
seal member
dust prevention
hub
prevention structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP7677792U
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English (en)
Inventor
伸治 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で、ダスト防止効果が大きい、モ
ータのダスト防止構造を得る。 【構成】 軸7と、軸7を支承し端部にシール部材4を
有するベアリングとを備えたモータにおいて、ベアリン
グ2のシール部材4と対向する部材を設けて、この対向
する部材とシール部材4との間に微小間隙15を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータのダスト防止構造、特に、モータ内部から外部へのダスト飛 散を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータ外部へのダストの飛散を防止するモータのダスト防止構造としては、図 4に示すようなものがある。図4において、フレーム41は、皿状の部分とその 中心部に一体に形成された軸47を有し、軸47は大径の下部と小径の上部から なっている。軸47の上部外周には上下二つのボールベアリング43,43の内 輪43b,43bが嵌合され、ボールベアリング43,43の外輪43a,43 aはハブ48の内径部に嵌合され、もってハブ48が回転自在に支持されている 。ハブ48は図示されない磁気ディスクを一体に保持して回転駆動するためのも ので、外径部に磁気ディスクを保持するための段部53を有するとともに、上端 部にディスク固定用ねじ孔54を有している。上記段部53には1枚又は複数枚 の磁気ディスクが適宜のスペーサの介在のもとに重ねられ、その上にはさらにク ランパーが重ねられ、クランパーに挿通された止めねじが上記ディスク固定用ね じ孔54に螺入されることにより、磁気ディスクがハブ48に一体に固定される 。
【0003】 ハブ48の上記段部53より下部は径が大きくなっていて前記フレーム41の 皿状の部分の内方に位置するとともに、上記段部53より下部の内部にはリング 状のヨーク49を介してリング状の駆動マグネット46が固着されている。フレ ーム41の軸47の大径の下部にはステータコア51が嵌合され固定されている 。ステータコア51は複数の突極を有し、各突極は上記駆動マグネット46の内 周面と対向し、各突極にはコイル52が巻回されている。駆動マグネット46お よびこれと一体の部材はディスク駆動用モータのロータを構成しており、ステー タコア51とコイル52は上記モータのステータを構成している。
【0004】 一方、ハブ48の下端面には、突出部57が全周にわたり突堤状に形成されて いる。フレーム41には、ハブ48の突出部57と対向する部分に溝部58が形 成されている。ハブ48の突出部57は溝部58内に挿入されているが完全に組 み合ってはおらず、突出部57の先端面及び側面と、溝部58の底面及び側面と の間に、ごく微小の間隙を介在させて組み合うような構成となっている。このよ うな突出部57と溝部58とを組み合わせることによって、その間に生ずる微小 間隙は複数回にわたり曲げられてラビリンス状となるため、このラビリンス状微 小間隙によってモータ内から外部へダストが飛散するのを防止できるような構成 となっている。
【0005】 また、フレーム41の上部で、ボールベアリング43の上方に取付けられた磁 性流体シール55も、ボールベアリング43からのダストがモータの外部に飛散 するのを防止している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、従来のモータではフレーム41とハブ48を組み合わせてラビ リンス機能をもたせて、モータのダストが外部に飛散するのを防止していた。し かし、このようなダスト防止構造をモータに形成する場合、フレーム41とハブ 48に対して溝部58や突出部57を形成する必要があり、モータの構成が複雑 化してしまう。
【0007】 本考案は以上のような問題点を解決するためになされたもので、構成が簡単で しかも、ダスト防止効果が大きい、モータのダスト防止構造を提供することを目 的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、軸と、軸を支承し端部にシール部材を有 するベアリングとを備えたモータにおいて、ベアリングのシール部材と対向する 部材を設けて、この対向する部材とシール部材との間に微小間隙を設けた。
【0009】
【作用】
ベアリングのシール部材と対向する部材を設けることにより、この対向する部 材とベアリングとの間に微小間隙が形成される。微小間隙はベアリングとシール 部材によってラビリンス状に形成されており、微小間隙にダストが侵入すると微 小間隙内でダストが遮断されるため、ダストがモータの外部に飛散しない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案にかかるモータのダスト防止構造の実施例について図面を参照し ながら説明する。図1において、フレーム10は、皿状の部分とその中心部に一 体に形成された円筒部1を有するとともに、外縁部に取付け用孔14を有してい る。上記円筒部1の内周側には、上下二つのボールベアリング2,2の外輪3a ,3aが嵌合固定され、ボールベアリング2,2の内輪3b,3bは、ハブ5の 中心部に一体に形成された回転軸7の外周部が嵌合固着されている。これによっ て回転軸7が回転自在に支持されている。ボールベアリング2,2の外輪3a, 3aの上部と下部には封止用のシール部材4の外周部が固着されており、シール 部材4の内周部は内輪3b,3b側に延びており、わずかな間隙をおいて内輪3 b,3bと対向している。ハブ5は図示されないディスクを一体に保持して回転 駆動するためのもので、ほぼ円筒状に形成されるとともに、外周部にディスクを 保持するための鍔部13を有している。ハブ5の内周側には円筒状の駆動マグネ ット6が固着されている。
【0011】 フレーム10の上記円筒部1の外周側には、ステータコア11が嵌合され固定 されている。ステータコア11は複数の突極を有し、各突極は上記駆動マグネッ ト6の内周面と対向し、各突極にはコイル12が巻回されている。ステータコア 11とコイル12によってモータのステータが構成されている。駆動マグネット 6は上記モータのロータを構成している。
【0012】 以上のような構成のモータは軸回転型モータであり、上側のボールベアリング 2とハブ5の組み合わせでダスト防止構造を構成している。このダスト防止構造 を詳細に説明すると、ハブ5の、ボールベアリング2の内輪3bとシール部材4 と対向する部分は、ボールベアリング2側に突出して突出部9となっており、シ ール部材4の上面と対向している。突出部9の底面と、シール部材4との上面の 間の空間は微小間隙15となっており、この微小間隙15はボールベアリング2 内の空間とつながってラビリンス構造となっているため、ボールベアリング2内 部のダストが外部への飛散するのを防止することができる。
【0013】 次に、別の実施例として、軸固定型モータのダスト防止構造の例を説明する。 図2、図3において、フレーム21は、皿状の部分とその中心部に一体に形成さ れたボス部21aを有するとともに、外縁部に取付け用孔21bを有している。 上記ボス部21aの内周側には鉄などの磁性材で作られた軸27の基端部が嵌合 固定されている。軸27の外周には上下二つのボールベアリング22,22の内 輪23b,23bが嵌合固定され、ボールベアリング22,22の外輪23a, 23aは、ハブ28の中心部に一体に形成されたボス部28aの内周部が嵌合固 着されている。これによってハブ28が回転自在に支持されている。ボールベア リング22,22の外輪23a,23aの上部と下部には封止用のシール部材2 4の外周部が固着されており、内周部は内輪23b,23b側に延びており、わ ずかな間隙をおいて内輪23b,23b側面と対向している。ハブ28は図示さ れないディスクを一体に保持して回転駆動するためのもので、ほぼ円筒状に形成 されるとともに、外周部にディスクを保持するための鍔部33を有している。こ の鍔部33の下側には、円筒状のヨーク25が、その上端に形成された内向きの 鍔部が固着されることにより固着されている。ヨーク25はフレーム21の皿状 の部分の内方に位置している。ヨーク25の内周部には円筒状の駆動マグネット 26が固着されている。
【0014】 フレーム21の上記ボス部21aの外周側には、ステータコア31が嵌合され 固定されている。ステータコア31は複数の突極を有し、各突極は上記駆動マグ ネット26の内周面と対向し、各突極にはコイル32が巻回されている。ステー タコア31とコイル32によってモータのステータが構成されている。駆動マグ ネット26はモータのロータを構成している。
【0015】 フレーム21のボス部21aの上面は、それよりも上方に位置するボールベア リング43の外輪23aよりも内周側に位置するように形成されている。ボス部 21aの上面はボールベアリング43の外輪23aに取付けられたシール部材2 4とわずかな隙間をおいて対向しており、このシール部材24とボス部21aと の間の空間は、図3に示すような微小間隙35となっている。微小間隙35は、 ボールベアリング23の内部の空間とつながってラビリンス構造となっているた め、ボールベアリング23内のダストが外部に飛散するのを防止することができ る。
【0016】 以上のように、モータにおいて、ベアリングのシール部材と対向する部材(ハ ブ5の突出部9やボス部21a等)を設け、この対向する部材とシール部材との 間に微小間隙を設けることによって、ラビリンス構造を形成することができ、し かも、このようなラビリンス構造は、ベアリングに固着されたシール部材と、こ のシール部材と対向する部材とを互いに向き合わせるだけという簡単な構成であ るため、容易に形成することが可能である。なお、本実施例ではどちらか一方の ベアリングに対してラビリンス構造を形成したが、上記実施例のような構成によ って、上下両方のベアリングに対しラビリンス構造を形成するようにしてもよい 。また、このようなラビリンス構造に磁性流体シールを併用してもよい。こうす ることによって、より大きな効果を期待できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、ベアリングのシール部材と対向する部材を設けて、この対向 する部材とシール部材との間に微小間隙を設けたため、シール部材と対向する部 材はフレームやロータの一部で構成することが可能であり、よって、構成の簡単 なラビリンス機能を得ることができ、しかも、ダスト防止効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるモータのダスト防止構造の実施
例を示す断面図。
【図2】本考案にかかるモータのダスト防止構造の別の
実施例を示す断面図。
【図3】同上実施例の要部拡大断面図。
【図4】従来のモータのダスト防止構造の例を示す断面
図。
【符号の説明】
2 ベアリング 4 シール部材 7 軸 15 微小間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と、軸を支承し端部にシール部材を有
    するベアリングとを備えたモータにおいて、上記ベアリ
    ングのシール部材と対向する部材を設けて、この対向す
    る部材とシール部材との間に微小間隙を設けてなるモー
    タのダスト防止構造。
JP7677792U 1992-10-09 1992-10-09 モータのダスト防止構造 Pending JPH0636342U (ja)

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JP7677792U JPH0636342U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 モータのダスト防止構造

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JPH0636342U true JPH0636342U (ja) 1994-05-13

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JP (1) JPH0636342U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285891A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Toyota Motor Corp ホイールモータおよびこれを搭載した車輌
WO2023199475A1 (ja) * 2022-04-14 2023-10-19 ミネベアミツミ株式会社 モータ

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