JP2000156948A - 記録ディスク駆動用モータ - Google Patents

記録ディスク駆動用モータ

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JP2000156948A
JP2000156948A JP10327669A JP32766998A JP2000156948A JP 2000156948 A JP2000156948 A JP 2000156948A JP 10327669 A JP10327669 A JP 10327669A JP 32766998 A JP32766998 A JP 32766998A JP 2000156948 A JP2000156948 A JP 2000156948A
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JP
Japan
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annular member
rotor magnet
rotor
peripheral surface
drive motor
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Withdrawn
Application number
JP10327669A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Horikoshi
一義 堀越
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータハブの内部から、マグネットの磁粉や
錆、オイル等が、外部に放出しないようにした記録ディ
スク駆動用モータを提供する。 【解決手段】 ロータハブ1の円筒壁部3内にロータマ
グネット5を固着し、そのロータマグネット5の内側に
ステータ16,20を対向させて固定部材12に設け、かつ、
環状部材35をロータハブ1の円筒壁部3の下部に取り付
け、その環状部材35で、上記ロータマグネット5の下部
を覆うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、光・磁気
ディスク等の円盤状記録媒体を回転駆動する記録ディス
ク駆動用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハードディスク駆動用のスピン
ドルモータでは、記録ディスクを搭載するハブの回転支
持構造として、シャフト固定タイプの場合、例えば、特
開平8−329599号公報に記載のように、シャフト
の中央部に固定したステータの上下に軸受を配置してロ
ータハブを回転支持するいわゆるセパレートベアリング
タイプのものや、例えば、特開平8−214480号公
報のように、一対の軸受を並べ、これによりロータハブ
を回転支持するいわゆるトップベアリングタイプのもの
があり、シャフト回転タイプの場合、例えば、特開平8
−329598号公報に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セパレートベアリング
タイプのモータは、特にハードディスクの搭載枚数が多
い場合に適用され、その構造上、下側の軸受とロータハ
ブの円筒壁下端との間に軸受ホルダが介在されるため、
ロータハブの内周面に装着されたロータマグネットが、
モータ内部にほぼ完全に収納される構成となる。
【0004】一方、トップベアリングタイプやシャフト
回転タイプのモータでは、ロータハブの円筒壁にロータ
マグネットが内嵌・固定され、その下端面がロータハブ
の下部の開口端から露出する構成となる。
【0005】通常、この種のモータに使用されるロータ
マグネットは、その表面がコーティングやメッキ等で覆
われ、マグネット素材の露出が防止されているが、何ら
かの不具合により、コーティング層やメッキ層等が剥離
或いはピンホールの発生等により欠落部が生じることが
ある。
【0006】そのような場合、その欠落部から、マグネ
ットの磁粉が、モータの外部に放出される虞があり、或
いは、ロータマグネットが発錆してその錆が外部に放出
される虞もある。また、軸受からのオイルミストや、オ
イルマイグレーションが発生することもある。従って、
結果として、磁粉や錆、オイル等がモータ外部に放出さ
れ、ロータハブに搭載されているディスクのディスク表
面やディスク空間が汚染される虞があった。
【0007】そこで、本発明は、ロータハブの内部か
ら、マグネットの磁粉や錆、オイル等が、外部に放出し
ないようにした記録ディスク駆動用モータを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ロータハブの円筒壁部内にロータマグネ
ットを固着し、該ロータマグネットの内側にステータを
対向させて固定部材に設け、かつ、環状部材を上記ロー
タハブの円筒壁部の開口端部に取り付け、該環状部材
で、上記ロータマグネットの端面を覆うようにしてい
る。
【0009】また、環状部材はロータマグネットの内周
面よりも内径側へ延伸した延長部を有し、該延長部の内
周面を、固定部材の円形外周面部に対して、微小隙間を
介して、近接状態に対向させることにより、ラビリンス
シールを形成してもよい。
【0010】さらに、環状部材を、その内径が下方に向
かう程減少する倒立円錐筒状に形成してもよい。
【0011】具体的な構成としては、例えば、ロータハ
ブの円筒壁部の内周面に(ヨークを介して)円筒状のロ
ータマグネットを装着し、その円筒壁部の(下端の)開
口端部に、環状部材を、ロータマグネットの下部(端
面)を覆うような状態で(当接させて)、固着する。
【0012】この場合、円筒壁部の開口端部と環状部材
との接合部には接着剤を充填させ、接合部をシールす
る。これにより、その環状部材によって、ロータマグネ
ットの露出が防止され、作動中に、マグネットの磁粉や
錆、オイル、グリース等が、外部に放出されないように
することができる。また、外部から内部への異物の侵入
が阻止される。
【0013】環状部材はロータマグネットの内周面より
も内径側へ延伸した延長部を有し、該延長部の内周面
を、固定部材の円形外周面部に対して、微小隙間を介し
て、近接状態に対向させることにより、ラビリンスシー
ルを形成することができる。なお、固定部材に支持筒部
を設け、この外側面にステータを支持する場合には、下
側軸受の外輪(アウターレース)と支持筒部との間に僅
かな間隙の微小間隙を形成して、この部分にもラビリン
スシールを形成してもよい。
【0014】従って、下側軸受の外輪と支持筒部との間
の第1ラビリンスシールと、環状部材と固定部材とによ
る第2ラビリンスシールとで、二重のシール構造が形成
され、シール効果をより一層向上させることができ、作
動中に、磁粉や錆、オイル、グリース等の外部への放出
をさらに効果的に防止することができる。
【0015】さらに、環状部材を、その内径が下方に向
かう程絞り込まれる(減少する)ような倒立円錐筒状に
形成し、かつ、上述のように、その開口端周面を、円形
状の固定部材の外周面に対して、若干の隙間を介して近
接させる状態に対向せることにより、スピンドルモータ
の外殻形状が、内部の回転部分を、環状部材で下方から
包み込むようにオーバーハングさせた形状となる。
【0016】このような構成は、いわゆるトップベアリ
ングタイプのスピンドルモータやシャフト回転タイプの
ものに好適であって、上述の二重のシール構成と併せ
て、シール効果がさらに向上し、内部でオイルミストや
オイルマイグレーションが生じても、ロータハブの回転
により、オイルを内部に止めて外部に飛散させることが
なく、また、ロータマグネットから磁粉や錆が放出して
も、それらを外部に放出させることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に基づいて詳説する。
【0018】図1は、記録ディスク駆動用モータとして
使用されるスピンドルモータの要部断面を示し、1は回
転駆動されるロータハブであり、例えば、アルミ合金等
の非磁性材よりなり、その下部には、ディスク(図示省
略)を上載するためのフランジ2が外鍔状に形成され、
外側の円筒壁部3の内周面には、磁性材よりなる(円筒
状)ヨーク4を介して、円筒状のロータマグネット5が
固定状態に取り付けられている。
【0019】そのロータハブ1の内側の円筒部7の内周
面と、固定シャフト11との間には、上下一対のベアリン
グ9,10が介装され、ロータハブ1が回転自在に枢支さ
れている。その固定シャフト11は、円盤形状の固定部材
12の中央部に立設され、その固定部材12は、このモータ
が取り付けられるハードディスク駆動装置(図示省略)
に固設されているベースプレート13の円形孔部14の周囲
に形成されたフランジ載置部15に、載置・固定される。
【0020】その固定部材12の周りには、外方に向けて
放射状に突出した複数の突極を有するステータコア16が
一体的に形成され、それら各突極には、コイル20が巻装
されており、上述のロータマグネット5の内周面51と、
ステータコア16の突極とが、所定の間隔をおいて対向し
ている。なお、ステータコア16とコイル20でステータを
構成している。
【0021】また、固定部材12の中央部には、コネクタ
17を取り付けるための孔部18が下面に開口して形成さ
れ、かつ、その孔部18に連通状態に形成される貫通孔19
には、コネクタ17とコイル20とを接続するリード線21が
挿通されている。なお、符号22は、コイル20とリード線
21とを接続するための接続部材であり、隣り合う突極間
に介挿されている。
【0022】一方、固定シャフト11の上部と、ロータハ
ブ1の上部との間には、磁性流体シール23が設けられ、
内部から、オイルや摩耗粉等が外部に放出するのが防止
される。
【0023】その磁性流体シール23は、固定シャフト11
の上部に被嵌された磁性リング24と、その磁性リング24
の周りを囲むように、ロータハブ1の内側壁の上部に固
定された上下一対の平板環状のポールピース25,26と、
その両ポールピース25,26間に挾持された平板環状のマ
グネット27と、その両ポールピース25,26の先端部と磁
性リング24との間の微小間隙(符号省略)に保持される
磁性流体と、その磁性流体の流出防止を図るために、上
側のポールピース25に取り付けられた流出防止カバー29
とにより構成される。なお、符号30は、接着剤であり、
31は異物の混入を防止するために固定シャフト11に取り
付けられたカバーである。
【0024】他方、上述のステータコア16の下部内側に
対応する位置に、固定部材12には短円筒状の立ち上がり
壁32が形成され、その立ち上がり壁32と、下側のベアリ
ング10の外輪101 の下部外周面との間、及び、その立ち
上がり壁32の上端と、内側の円筒部7の下端との間、に
はそれぞれ若干の隙間が形成され、これにより、第1ラ
ビリンスシール34が形成される。
【0025】この第1ラビリンスシール34により、内部
の回転部分でオイルミストやオイルマイグレーションが
発生しても、その流出を阻止する役目が果たされる。
【0026】また、ロータハブ1の外側の円筒壁部3の
下端には、環状部材35が取り付けられ、その環状部材35
は、その内径が下方に向けて絞り込まれたような倒立の
円錐筒状に形成されており、かつ、その内側先端部(開
口端周面)351 が、固定部材12の外周面部121 に、若干
の隙間を介して近接する状態に対向しており、このよう
な構成により、第2ラビリンスシール36が形成される。
【0027】言い換えると、環状部材35はロータマグネ
ット5の内周面51よりも内径側へ延伸した延長部39を有
し、この延長部39の内周面を固定部材12の円形外周面部
121に対して、微小隙間を介して対向させて、第2ラビ
リンスシール36を形成する。従って、上述の第1ラビリ
ンスシール34と共に、二重のシール効果を得ることがで
きる。
【0028】上述の環状部材35を、円筒壁部3の下端
(開口端部)に嵌着して、かつ、小ポケット部には接着
剤37を充填させ、その接合部全周をシールする。これに
より、その環状部材35によって、ロータマグネット5の
下部全周が、シールされた状態で内部に包み込まれるよ
うに隠蔽され、かつ、モータの外殻形状が、内部の回転
部分を、環状部材35で下方から包み込むようにオーバー
ハングさせた形状となっている。
【0029】このような二重のシール構成とオーバーハ
ング形状とにより、ベアリング9,10からのオイルミス
トやオイルマイグレーションが発生しても、ロータハブ
1の回転による遠心力で、ロータハブ1内に止めること
ができる。また、磁粉や錆等がロータマグネット5から
発生しても、これらを外部に放出されないようにするこ
とができる。さらに、ノイズの原因となる内部の回転音
が外部に漏れ出るのが抑制され、静粛性を確保すること
もできる。
【0030】本発明は、スピンドルモータの構成を、上
述のトップベアリングタイプのものに限定されるもので
はなく、例えば、シャフト回転タイプのものであっても
よく、要するに、ロータハブ1の円筒壁部3の下部に環
状部材35を取り付け、そのロータハブ1に取り付けられ
ているロータマグネット5を露出させないように構成さ
れたものであれば、その構造や形式の如何を問わず本発
明を適用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、以下のよう
な著大な効果を奏する。
【0032】請求項1に記載の発明では、ロータハブ1
の円筒壁部3の開口端部に取り付けた環状部材35で、ロ
ータマグネット5を露出させないようにした簡易な構成
で、磁粉や錆、オイル等が外部に放出されるのを防止す
ることができる。
【0033】そして、ノイズの原因となる回転音が外部
に漏れ出るのを防止することもできる。
【0034】請求項2に記載の発明では、環状部材35に
よって、固定部材12との間に、ラビリンスシールを形成
するので、より一層効果的に、磁粉や錆、オイル等の外
部への放出を防止することができる。
【0035】請求項3に記載の発明では、環状部材35
を、倒立の円錐筒状に形成することによって、モータの
外殻形状を、その環状部材35で、内部の回転部分を環状
部材35で下方から包み込むような構成として、さらに効
果的なシール効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロータハブ 3 円筒壁部 5 ロータマグネット 12 固定部材 121 外周面部 16 ステータ 20 ステータ 35 環状部材 351 内側先端部 36 ラビリンスシール
フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 BA01 BA14 BA16 BA18 BA20 BA28 BB13 BB16 BB21 BC14 BC18 5H605 AA03 BB05 BB14 BB17 BB19 CC02 DD05 DD07 DD17 EA06 EB27 EB28 5H611 AA03 BB07 PP05 UA07 UB01 5H621 BB07 GA01 GA04 GB14 HH05 JK19 5H622 CA01 CA05 CA10 PP05 PP11 PP16 PP19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータハブの円筒壁部内にロータマグネ
    ットを固着し、該ロータマグネットの内側にステータを
    対向させて固定部材に設け、かつ、環状部材を上記ロー
    タハブの円筒壁部の開口端部に取り付け、該環状部材
    で、上記ロータマグネットの端面を覆うようにしたこと
    を特徴とする記録ディスク駆動用モータ。
  2. 【請求項2】 環状部材はロータマグネットの内周面よ
    りも内径側へ延伸した延長部を有し、該延長部の内周面
    を、固定部材の円形外周面部に対して、微小隙間を介し
    て、近接状態に対向させることにより、ラビリンスシー
    ルを形成した請求項1記載の記録ディスク駆動用モー
    タ。
  3. 【請求項3】 環状部材を、その内径が下方に向かう程
    減少する倒立円錐筒状に形成した請求項1または2記載
    の記録ディスク駆動用モータ。
JP10327669A 1998-11-18 1998-11-18 記録ディスク駆動用モータ Withdrawn JP2000156948A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016086558A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ミネベア株式会社 スピンドルモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016086558A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ミネベア株式会社 スピンドルモータ

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Effective date: 20060207