JP3794818B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体等を回転駆動するためのモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、たとえば、ハードディスク、フロッピディスク、光磁気ディスク等の記録媒体を回転駆動するためのモータは、駆動装置に装着されるベースハウジングと、ベースハウジングに軸受手段を介して回転自在に支持されたロータとを備えている。ロータには、環状のマグネットが装着され、またこのマグネットに対向してステータが配置され、ステータがベースハウジングに取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ノート型パソコン等においては、小型化、薄型化の傾向にあり、それゆえに、これに搭載される駆動装置に適用されるモータも小型化、薄型化が要求されている。
【0004】
このような薄型化の要求を満足させるために、ステータのステータコアも薄くなってきている。ステータコアは、一般に、圧入によってベースハウジングの一部に固定されるが、ステータコア自体が薄くなるとベースハウジングとの接触面積が減少し、これによってステータコアとベースハウジングとの締結力が弱くなる。この締結力の低下は、ステータコアのガタにつながり、振動、騒音の発生原因となる。
【0005】
本発明の目的は、ベースハウジングおよびステータの構成に関連してモータの一層の小型化、薄型化を図るとともにステータをベースハウジングに確実に固定することができるモータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ベースハウジングと、前記ベースハウジングに軸受手段を介して相対的に回転自在に支持されたロータと、前記ロータに装着されたマグネットと、前記マグネットに対向して前記ベースハウジングに装着されたステータとを具備し、前記ステータは、周方向に間隔を置いて配設された複数個のティース部を有するステータコアと、前記複数個のティース部に所要のとおりに巻かれたコイルと備えたモータにおいて、
前記ベースハウジングには前記複数個のティース部に対応してそれぞれ収容開口が形成され、複数個のティース部に巻かれたコイルのそれぞれベースハウジングに面する部位は、対応する収容開口に収容され、ベースハウジングの外面には、収容開口を閉塞するシート状部材が設けられ、ベースハウジングとステータコアとの結合部、結合部に隣接するベースハウジングとステータコアとの間の隙間、および、該隙間に近接し収容開口の内縁部とコイルのそれぞれベースハウジングに面する部位とシート状部材の収容開口に面するそれぞれの部位との間の隙間にわたって接着剤が施され、収容開口における接着剤は、結合部側に偏って充填されていることを特徴とするモータである。
【0007】
本発明に従えば、ベースハウジングには、ステータの複数個のティース部の各々に対応して内容開口が形成され、これらティース部に巻かれたコイルの一部が対応する収容開口に収容されている。したがって、ベースハウジングとティース部に巻かれたコイルの一部がモータの半径方向に重なるようになり、これによってモータの一層の小型化、薄型化を図ることができる。また、ベースハウジングとステータコアとの結合部から各収容開口の内側部にわたって接着剤が施されているので、ベースハウジングとステータコアとの結合強度を高めることができるとともに、ステータをベースハウジングに強固に固定することができる。さらに、接着剤の塗布は上述した領域であるので、その塗布量が多くなってもロータのマグネットまで流れることはなく、接着剤とロータの接触も確実に回避することができる。
【0008】
また、本発明では、ベースハウジングの内面には絶縁シートが設けられている。絶縁シートは、ベースハウジングとステータのコイルとの絶縁性を確保するとともに、ステータのベースハウジングへの組立時にコイルがベースハウジングに直接接触して断線するのを防止するために設けられる。この絶縁シートにはベースハウジングの収容開口に対応して開口が設けられ、このように開口を設けることによって、接着剤がこの開口を通してベースハウジングの収容開口内に流入し、接着剤を各収容開口の内側部まで施すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。図1は、本発明に従うモータの一実施形態を示す断面図であり、図2は、図1のモータの一部を拡大して示す部分拡大断面図であり、図3は、図1のモータの底面図である。
【0010】
主として図1および図2を参照して、図示のモータはベースハウジング2と、このベースハウジング2に対して相対的に回転自在であるロータ4とを備えている。ベースハウジング2は金属製のプレートから形成された円形状のプレート本体6を有し、このプレート本体6が駆動装置のベース部材(図示せず)に取付けられる。
【0011】
プレート本体6の中央部には、軸受支持部材8が装着されており、この軸受支持部材8とロータ4との間に、一対の軸受12,14から構成される軸受手段が介在されている。なお、この形態では別体であるが、プレート本体6と軸受支持部材8とを一体的に形成することもできる。軸受支持部材8は、上方に延びる円筒状の環状支持部10を有し、この支持部10の内周面側に片方の軸受12が装着されている。また、支持部10の外周面側に他方の軸受14が装着されている。
【0012】
一対の軸受12,14に関連して、次のとおりに構成されている。図1に示すように、一方の軸受12は、支持部10の内側に、他方の軸受14は支持部10の外側に配置され、これら軸受12,14の大部分が半径方向に相互に重なるように配置され、このように配置することによって、モータの全高を低く抑えることができる。また、この実施形態では、半径方向内側に配置された軸受12がスリーブ軸受から構成され、半径方向外側に配置された軸受14が玉軸受から構成されている。このように内側にスリーブ軸受を、また外側に玉軸受を半径方向に並列的に配設することによって、玉軸受として大きく軸受剛性の高いものを用いることができ、ロータ4を安定して回転自在に支持することができる。また、スリーブ軸受は、玉軸受に比べて軸損が大きいので、回転特性はやや劣るが、玉軸受と並列的に設けることで安価に小型化及び薄型化が図れる。また、スリーブ軸受は形状の変更がきくので、スペースを有効的に確保でき、モータ全体の寸法を大きくすることなく所望のモータ内部構造を達成することができる。
【0013】
図示のロータ4は、カップ状のロータ本体18を有している。ロータ本体18の内周部には取付支持部材20が装着され、この取付支持部材20に軸部材22(ロータ4の軸部を構成する)が固定されている。ロータ本体18は、たとえば、プレート状部材をプレス加工することによって形成され、円形状の端壁部24と、この端壁部24からベースハウジング2に向けて延びる周壁部26とを有し、端壁部24の内周部が、たとえば圧入の如き手段によって取付支持部材20に固定されている。また、ロータ本体18の周壁部26の内周面には、環状のヨーク部材28を介して環状のマグネット30が装着されている。このマグネット30は、モータの駆動用マグネットとして作用し、後述するステータと協働して駆動力を得る。
【0014】
この実施形態では、ロータ本体18の端壁部24の外周部には、軸線方向内方に突出する内突条32が設けられ、マグネット30は内突条32に当接するように位置付けられる。なお、この内突条32は、たとえば端壁部24にプレス加工を施して塑性変形させることによって形成される。また、ロータ本体18の周壁部26の先端部26aは半径方向外方に折曲されている。さらに、ヨーク部材28の一端部28aも半径方向外方に折曲されている。ロータ本体18の折曲された先端部26aは位置決め部として機能し、ヨーク部材28の折曲された一端部28aがこの先端部26aに当接するように位置付けられる。
【0015】
軸部材22は、一端部に設けられた小径軸部34と他端部に設けられた大径フランジ部36と、小径軸部34と大径フランジ部36との間に設けられた中径ボス部38とを有している。大径フランジ部36は取付支持部材20の内周面に装着され、軸部材22、取付支持部材20およびロータ本体18は一体的に回転駆動される。なお、この実施形態では別体であるが、軸部材22と取付支持部材20とを一体的に形成することもできる。
【0016】
この形態では、軸部材22の小径軸部34が軸受12(スリーブ軸受)を介して軸受支持部材8の支持部10の内周面に回転自在に支持されている。また、取付支持部材20は軸部材22に同心状に設けられ、プレート本体6に向けて延びるロータ4の環状の垂下部として作用し、この取付支持部材20が他方の軸受14(玉軸受)を介して上記支持部10の外周面に回転自在に支持されている。このように構成されているので、ロータ4は一対の軸受12,14を介してベースハウジング2の支持部10に回転自在に安定して支持される。
【0017】
軸受12,14からの潤滑油、グリース等がモータの外部に排出されないように、次のとおり構成されている。すなわち、軸部材22の中径ボス部38の端面の実質上全域に撥油剤40が塗布されている。これによって、軸受12(スリーブ軸受)からの潤滑油が外側ににじみ出るのを防止している。また、外側の軸受14(玉軸受)の内輪42の内周面と軸部材22の中径ボス部38の外周面との間の間隙と、軸受14の内輪42の端面と軸部材22の大径フランジ部36の端面との間の間隙が非常に小さく設定され、このような構成によって両軸受12,14の間にラビリンスシール構造が採用されている。さらに、軸受14は、その片側(外側)にのみシール46を有し、シール46の一端部は外輪44に装着され、その他端部は内輪42に向けて延びている。このようにシール46を設けることによって、軸受14からのグリースの飛散を防止することができ、また内側の軸受12からの潤滑油の漏れも防止することができる。これに加えてさらに、軸受14の外輪44の端面と軸受支持部材8の内面との間の間隙と、この外輪44の外周面と軸受支持部材8に設けられた環状の外支持部材48の内周面との間の間隙が非常に小さく設定され、このような構成によって、軸受14の外側にもラビリンス構造が採用されている。
【0018】
マグネット30に対向してステータ50が配設されている。ステータ30は、複数枚(この実施形態では5枚)のコアプレートを積層することによって形成されるステータコア52を有している。ステータコア52は、周方向に間隔を置いて配設された複数個(この実施形態では、図3に示すとおり、実質上等間隔を置いて12個設けられている)のティース部54を有している。複数個のティース部54は、マグネット30に向けて半径方向外方に延びており、これら複数個のティース部54にコイル56が所要のとおりに巻かれている。この実施形態では、軸受支持部材8には、半径方向外方に突出する環状フランジ58が設けられ、ステータコア52は、この環状フランジ58に当接するように外支持部材48の外周面に装着されている。
【0019】
主として、図2とともに図3を参照して、ベースハウジング2のベース本体6には、ステータ50の各ティース部54に対応して、細長い矩形状の収容開口60が形成されている。この収容開口60の大きさは、各ティース部54に巻かれたコイル56の外形よりも幾分大きく、図2に示すとおり、各ティース部54に巻かれたコイル56の少なくとも一部、この形態ではコイル56の底部が収容されている。このようにコイル56の少なくとも一部を収容開口60に収容することによって、モータの全高を低く抑えることが可能となる。なお、この実施形態では、収容開口60は、各ティース部54に対応して1個ずつ設けられ、収容開口60とティース部54の個数が一致しているが、複数個のティース部54に対応して1個の収容開口60を設けるようにしてもよく、ティース部54の形状、寸法、個数等により収容開口60の形状等も適宜変更することができる。
【0020】
この実施形態では、ベースハウジング2とステータ50との間には、絶縁シート62が介在されている。たとえば合成樹脂材料から形成される絶縁シート62は、ステータ50の大きさにほぼ対応している。この絶縁シート62には、ベースハウジング2の収容開口60に対応して開口が形成されており、コイル56の上記一部は、絶縁シート62の開口を通してベースハウジング2の収容開口60に収容される。このように絶縁シート62を設けることによって、ステータ50とベースハウジング2との間に充分な絶縁性が確保され、また各コイル56の上記一部を収容開口60内に所要のとおり収容することができる。絶縁シート62の開口はベースハウジング2の収容開口60よりも幾分小さいのが望ましい。かく構成することによって、絶縁シート62が収容開口60aの縁部を覆うようになり、ステータ50の組立時コイル56が収容開口60の縁部に直接接触することを回避することができる。
【0021】
この実施形態では、さらに、ベースハウジング2の外面には、図3に示すとおり、略半円形状のフレキシブル回路基板64および製造元等を表示する表示プレート66が設けられている。フレキシブル回路基板64および表示プレート66は、ベースハウジング2の収容開口60を覆うためのシート状部材を構成する。このようにフレキシブル回路基板64および表示プレート66を設けることによって、複数個の収容開口60を外側から塞ぐことができる。なお、製造元等を表示しない場合、円形状のフレキシブル回路基板を用いて全ての収容開口60を塞ぐようにすることもできる。
【0022】
このように収容開口60を塞いだ状態にて、図2に示すように、ベースハウジング2とステータコア52の結合部、この実施形態では軸受支持部材8の外支持部材48および環状フランジ58からベースハウジング2の収容開口60の内側部にわたって接着剤70が施される。この実施形態では、絶縁シート62に開口が設けられているので、施した接着剤70はこの開口を通して収容開口60内に流入し、収容開口60の内側部まで接着剤70を塗布することができる。このように接着剤70を塗布することによって、ステータコア52と軸受支持部材8との接触面積が小さくても軸受支持部材8とステータコア52の結合を強固にすることができる。また、ステータコア52の内側部とプレート本体6の間にも接着剤70が介在され、ステータコア52はプレート本体6にも固定され、ステータコア52の結合を一層強固にすることができる。この接着剤70は、各収容開口60の内側部まで充填されるので、ステータ50のコイル56もプレート本体6に固定することができる。なお、各収容開口60はフレキシブル回路基板64および表示プレート66によって塞がれているので、充填した接着剤70が外部に漏れることはない。また、接着剤70の充填は、各収容開口60の内側部まであるので、その充填量が幾分多くなっても収容開口60の全域まで充填されることはなく、充填した接着剤70とロータ4、マグネット30等との接触も回避できる。
【0023】
上述したモータは、たとえばフロッピディスクの如き記録媒体72を回転駆動するためのモータとして用いられ、このことに関連して、さらに、次のとおり構成されている。取付支持部材20および軸部材22は、記録媒体を支持するテーブル本体として機能し、この取付支持部材20の半径方向外側に吸着マグネット74が配設され、取付支持部材20、軸部材22および吸着マグネット74は、記録媒体が着脱自在に装着されるターンテーブルとして機能する。記録媒体72は、情報が記録されるディスク82と、ディスク82に設けられた吸着位置決め部材84とを有し、吸着位置決め部材84が吸着マグネット74に磁気的に吸着され、その内部爪部86が取付支持部材20の内側に位置付けられる。
【0024】
この実施形態では、さらに、ロータ本体18の端壁部24の内周縁部は、ステータ50の形状に対応して、軸線方向内側に凹状に折曲され、このように折曲することによって環状凹部76が形成されている。すなわち、ステータコア52の環状内周部の上方にて上記環状凹部76が設けられ、ティース部54に巻かれたコイル56の上方には上記環状凹部76は存在しない。吸着マグネット74は、このような形状のロータ本体18の大部分が環状凹部76に収容されている。このように、吸着マグネット74の少なくとも一部をロータ本体18の環状凹部76に収容することによって、モータの全高を低く抑えることができる。
【0025】
このモータにおいては、ステータ50のコイル56に駆動電流が所要のとおりに供給され、ステータ50のティース部54とロータ4のマグネット30との相互磁気の作用によってロータ4が所定方向に回動され、これによってロータ4に装着された記録媒体70も所定方向に回動される。
【0026】
以上、本発明に従うモータの一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の請求項1のモータによれば、ベースハウジングには、ステータの複数個のティース部の各々に対応してそれぞれ収容開口が形成され、これらティース部に巻かれたコイルは、各々のベースハウジングに面する部分がそれぞれ対応する収容開口に収容されている。したがって、ベースハウジングとティース部に巻かれたコイルの一部がモータの半径方向に重なるようになり、これによってモータの一層の小型化、薄型化を図ることができる。また、ベースハウジングとステータコアとの結合部、結合部に隣接するベースハウジングとステータコアとの間の隙間、および、該隙間に近接し収容開口の内縁部とコイルのそれぞれベースハウジングに面する部位とシート状部材の収容開口に面するそれぞれの部位との間の隙間にわたって接着剤が施され、収容開口における接着剤は、結合部側に偏って充填されているので、ベースハウジングとステータコアとの結合強度を高めることができるとともに、ステータをベースハウジングに強固に固定することができる。さらに、接着剤の塗布は上述した領域であるので、その塗布量が多くなってもロータのマグネットまで流れることはなく、接着剤とロータの接触も確実に回避することができる。
【0028】
また本発明の請求項2のモータによれば、ベースハウジングの外面にシート状部材が設けられ、このシート状部材によってベースハウジングの収容開口を閉塞しているので、収容開口の一部に充填した接着剤が外部に漏れることはない。また、ベースハウジングとステータとの間に絶縁シートが介在されているので、両者間の電気的絶縁を充分に確保するとともに、ステータのベースハウジングへの組立時にコイルがベースハウジングに直接接触することが回避でき、これによりコイルの断線を防ぐことができる。加えて、絶縁シートには、ベースハウジングの収容開口に対応して開口が形成されているので、接着剤はこの開口を通して上記収容開口に流入し、接着剤を収容開口の内側部に所要のとおりに施すことができる。
【0029】
また本発明の請求項3のモータによれば、軸受手段がスリーブ軸受と玉軸受とから構成され、スリーブ軸受がロータの軸受とベースハウジングの環状支持部との間に介在され、玉軸受がこの環状支持部とロータの環状垂下部との間に介在されている。それ故に、玉軸受として大型のものを用いることができ、スリーブ軸受と玉軸受の組合せによってロータを安定的に支持することができる。また、玉軸受の外輪における、ベースハウジングと対向する部位にはシールが設けられているので、このシールによってスリーブ軸受からの潤滑油の漏れ、玉軸受からグリースの飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うモータの一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のモータの一部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図3】図1のモータの底面図である。
【符号の説明】
2 ベースハウジング
4 ロータ
6 プレート本体
8 軸受支持部材
12,14 軸受
18 ロータ本体
20 取付支持部材
22 軸部材
30 マグネット
50 ステータ
52 ステータコア
54 ティース部
56 コイル
60 収容開口
64 フレキシブル回路基板
70 接着剤
72 記録媒体

Claims (3)

  1. ベースハウジングと、前記ベースハウジングに軸受手段を介して相対的に回転自在に支持されたロータと、前記ロータに装着されたマグネットと、前記マグネットに対向して前記ベースハウジングに装着されたステータとを具備し、前記ステータは、周方向に間隔を置いて配設された複数個のティース部を有するステータコアと、前記複数個のティース部に所要のとおりに巻かれたコイルと備えたモータにおいて、
    前記ベースハウジングには前記複数個のティース部に対応してそれぞれ収容開口が形成され、
    前記複数個のティース部に巻かれたコイルのそれぞれ前記ベースハウジングに面する部位は、対応する前記収容開口に収容され、
    前記ベースハウジングの外面には、前記収容開口を閉塞するシート状部材が設けられ、
    前記ベースハウジングと前記ステータコアとの結合部、前記結合部に隣接する前記ベースハウジングと前記ステータコアとの間の隙間、および、該隙間に近接し前記収容開口の内縁部と前記コイルのそれぞれ前記ベースハウジングに面する部位と前記シート状部材の前記収容開口に面するそれぞれの部位との間の隙間にわたって接着剤が施され、
    前記収容開口における接着剤は、前記結合部側に偏って充填されていることを特徴とするモータ。
  2. 前記ベースハウジングの内面には絶縁シートが設けられ、前記絶縁シートには前記収容開口に対応して開口が設けられ、前記複数個のティース部に巻かれた前記コイルの各々の少なくとも一部は、前記開口を通して対応する前記収容開口に収容されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記軸受手段はスリーブ軸受と玉軸受から構成され、前記ベースハウジングは環状支持部を有し、前記ロータは、前記環状支持部の内側に位置する軸部と、前記環状支持部の外側に位置する環状垂下部を有し、前記ロータの前記軸部と前記ベースハウジングの前記環状支持部との間には前記スリーブ軸受が介在され、前記環状支持部と前記ロータの前記環状垂下部との間には前記玉軸受が介在され、さらに前記玉軸受の外輪における、前記ベースハウジングと対向する部位には、内輪に向けて延びるシールが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のモータ。
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