JP5042707B2 - シール構造、及び回転電機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明では、略有底筒状のハウジングの底部に形成された貫通孔をシールするシール構造であって、液密に前記貫通孔を覆うように前記ハウジングの外部に配置された閉塞部材と、少なくとも配置する段階で流動性を有し前記閉塞部材の少なくとも一部を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたシール剤と、前記貫通孔の周囲外側における少なくとも一部を除いて前記閉塞部材及び前記シール剤を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたカバー部材とを備え、前記ハウジングには圧入面が形成されるとともに、前記圧入面には内側に凹む周方向に複数の凹部が形成され、前記カバー部材は略有底筒状に形成され、該カバー部材の筒部における内周には、前記凹部を除く前記圧入面が押圧接触するように前記ハウジングの前記圧入面が圧入され、前記閉塞部材の周囲外側において前記ハウジングの前記底部と該底部と対向する前記カバー部材の内側面とは離間して設けられ、前記凹部の周方向位置には、前記カバー部材の前記筒部の内側面と前記ハウジングの前記圧入面との間に、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分に繋がるとともに前記カバー部材の外側に繋がる通路が形成されており、前記シール剤は、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分において前記閉塞部材の外周部との間に隙間を有することなく配置されるとともに、該離間部分から前記通路を含む前記筒部の内側に渡って配置された。
請求項3に記載の発明では、略有底筒状のハウジングの底部に形成された貫通孔をシールするシール構造であって、液密に前記貫通孔を覆うように前記ハウジングの外部に配置された閉塞部材と、少なくとも配置する段階で流動性を有し前記閉塞部材の少なくとも一部を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたシール剤と、前記貫通孔の周囲外側における少なくとも一部を除いて前記閉塞部材及び前記シール剤を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたカバー部材とを備え、前記カバー部材は、略有底筒状に形成され、その筒部における内周には内側に突出する第1及び第2突出部が周方向に交互に且つ軸方向にずれた位置に形成され、前記ハウジングには圧入面が形成され、前記カバー部材の前記筒部における内周には前記第1及び第2突出部と押圧接触するように前記ハウジングの前記圧入面が圧入され、前記閉塞部材の周囲外側において前記ハウジングの前記底部と該底部と対向する前記カバー部材の内側面とは離間して設けられ、前記第1突出部と前記第2突出部の間の位置には、前記カバー部材の前記筒部の内側面と前記ハウジングの前記圧入面との間に、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分に繋がるとともに前記カバー部材の外側に繋がる通路が形成されており、前記シール剤は、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分において前記閉塞部材の外周部との間に隙間を有することなく配置されるとともに、該離間部分から前記通路を含む前記筒部の内側に渡って配置された。
同構成によれば、閉塞部材は、粘着剤により前記ハウジングに対して粘着される粘着部材であるため、閉塞部材(粘着部材)を容易に配置することができるとともにシール剤を配置する際に閉塞部材(粘着部材)がずれてしまうことが防止され、シール剤がハウジングの内部に浸入してしまうことがより確実に防止される。
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシール構造において、前記シール剤は、前記カバー部材の内側に隙間なく配置されるとともに、前記カバー部材の外側に一部が露出するように配置された。
同構成によれば、回転電機において、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
図1に示すように、回転電機としてのブラシレスモータ1は、有底筒状のハウジングとしてのケース本体11と、ケース本体11の開口部を閉塞するエンドフレーム12と、ケース本体11の内周面に固定されたステータ13と、ステータ13に固定されたターミナルホルダ14と、ステータ13の内側に配置されたロータ15とを備えている。また、本実施の形態のブラシレスモータ1はレゾルバ16を備えている。
ステータ13は、略円筒状をなし、ステータコア17及びコイル18を備えている。ステータコア17は、周方向に並設された複数のティース部17a(図1中、2つのみ図示)を備え、これらのティース部17aは、ステータコア17の外周側で連結されて一体的に構成されている。各ティース部17aには、インシュレータ19を介してコイル18が巻装されている。
詳しくは、一方(図1中、上方)の軸受26は、ボールベアリングであって、その外輪26aがエンドフレーム12の中央孔12aに内嵌されて固定され、その内輪26bに回転軸21の軸方向一方側(図1中、上方側)が内嵌されて固定されている。
本実施の形態のブラシレスモータ1は、図2に示すように、閉塞部材及び粘着部材としての粘着テープ41と、少なくとも配置する段階で流動性を有するシール剤としての接着剤42と、合成樹脂よりなるカバー部材43とを備える。
(1)粘着テープ41が液密に貫通孔11fを覆うようにケース本体11の外部に配置されるため、少なくとも配置する段階で流動性を有し粘着テープ41の少なくとも一部を覆うようにケース本体11の外部に配置される接着剤42が、ケース本体11の内部に浸入してしまうことは防止される。よって、接着剤42によるケース本体11の内部での意図しない部材同士(例えば、ケース本体11と軸受27等)の接着を回避することができる。又、接着剤42にて粘着テープ41の少なくとも一部が覆われることと、貫通孔11fの周囲外側における少なくとも一部を除いて粘着テープ41及び接着剤42を覆うようにケース本体11の外部にカバー部材43が配置されることにより、厳しい環境でも高いシール性を確保することができる。更に、本実施の形態では、貫通孔11fの周囲外側における一部にカバー部材43の内外に連通する連通路44が形成されることになる。詳しくは、本実施の形態ではカバー部材43の筒部43aにおける内周には、内側に突出する周方向に複数の突出部43bが形成され、その突出部43bと押圧接触するようにケース本体11の圧入面11gが圧入されるため、突出部43b以外の周方向位置にカバー部材43の内外に連通する連通路44が形成されることになる。よって、その連通路44から余分な接着剤42や空気を抜くことができ、各部材を良好に配設することができる。
・上記実施の形態では、カバー部材43の筒部43aにおける内周には、周方向に複数の突出部43bが形成され、その突出部43bとのみ押圧接触するように圧入面11gが圧入され、突出部43b以外の周方向位置にカバー部材43の内外に連通する連通路44が形成されるとしたが、これに限定されず、例えば、図3に示すように変更してもよい。
・上記実施の形態では、カバー部材43は合成樹脂よりなるとしたが、これに限定されず、例えば金属材料等の他の材料よりなるものに変更してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
Claims (6)
- 略有底筒状のハウジングの底部に形成された貫通孔をシールするシール構造であって、
液密に前記貫通孔を覆うように前記ハウジングの外部に配置された閉塞部材と、
少なくとも配置する段階で流動性を有し前記閉塞部材の少なくとも一部を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたシール剤と、
前記貫通孔の周囲外側における少なくとも一部を除いて前記閉塞部材及び前記シール剤を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたカバー部材と
を備え、
前記カバー部材は、略有底筒状に形成され、その筒部における内周には内側に突出する周方向に複数の突出部が形成され、前記ハウジングには圧入面が形成され、前記カバー部材の前記筒部における内周には前記突出部と押圧接触するように前記ハウジングの前記圧入面が圧入され、
前記閉塞部材の周囲外側において前記ハウジングの前記底部と該底部と対向する前記カバー部材の内側面とは離間して設けられ、前記突出部以外の周方向位置には、前記カバー部材の前記筒部の内側面と前記ハウジングの前記圧入面との間に、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分に繋がるとともに前記カバー部材の外側に繋がる通路が形成されており、
前記シール剤は、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分において前記閉塞部材の外周部との間に隙間を有することなく配置されるとともに、該離間部分から前記通路を含む前記筒部の内側に渡って配置されたことを特徴とするシール構造。 - 略有底筒状のハウジングの底部に形成された貫通孔をシールするシール構造であって、
液密に前記貫通孔を覆うように前記ハウジングの外部に配置された閉塞部材と、
少なくとも配置する段階で流動性を有し前記閉塞部材の少なくとも一部を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたシール剤と、
前記貫通孔の周囲外側における少なくとも一部を除いて前記閉塞部材及び前記シール剤を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたカバー部材と
を備え、
前記ハウジングには圧入面が形成されるとともに、前記圧入面には内側に凹む周方向に複数の凹部が形成され、前記カバー部材は略有底筒状に形成され、該カバー部材の筒部における内周には、前記凹部を除く前記圧入面が押圧接触するように前記ハウジングの前記圧入面が圧入され、
前記閉塞部材の周囲外側において前記ハウジングの前記底部と該底部と対向する前記カバー部材の内側面とは離間して設けられ、前記凹部の周方向位置には、前記カバー部材の前記筒部の内側面と前記ハウジングの前記圧入面との間に、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分に繋がるとともに前記カバー部材の外側に繋がる通路が形成されており、
前記シール剤は、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分において前記閉塞部材の外周部との間に隙間を有することなく配置されるとともに、該離間部分から前記通路を含む前記筒部の内側に渡って配置されたことを特徴とするシール構造。 - 略有底筒状のハウジングの底部に形成された貫通孔をシールするシール構造であって、
液密に前記貫通孔を覆うように前記ハウジングの外部に配置された閉塞部材と、
少なくとも配置する段階で流動性を有し前記閉塞部材の少なくとも一部を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたシール剤と、
前記貫通孔の周囲外側における少なくとも一部を除いて前記閉塞部材及び前記シール剤を覆うように前記ハウジングの外部に配置されたカバー部材と
を備え、
前記カバー部材は、略有底筒状に形成され、その筒部における内周には内側に突出する第1及び第2突出部が周方向に交互に且つ軸方向にずれた位置に形成され、前記ハウジングには圧入面が形成され、前記カバー部材の前記筒部における内周には前記第1及び第2突出部と押圧接触するように前記ハウジングの前記圧入面が圧入され、
前記閉塞部材の周囲外側において前記ハウジングの前記底部と該底部と対向する前記カバー部材の内側面とは離間して設けられ、前記第1突出部と前記第2突出部の間の位置には、前記カバー部材の前記筒部の内側面と前記ハウジングの前記圧入面との間に、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分に繋がるとともに前記カバー部材の外側に繋がる通路が形成されており、
前記シール剤は、前記ハウジングの前記底部と前記カバー部材の内側面との離間部分において前記閉塞部材の外周部との間に隙間を有することなく配置されるとともに、該離間部分から前記通路を含む前記筒部の内側に渡って配置されたことを特徴とするシール構造。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシール構造において、
前記閉塞部材は、粘着剤により前記ハウジングに対して粘着される粘着部材であることを特徴とするシール構造。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシール構造において、
前記シール剤は、前記カバー部材の内側に隙間なく配置されるとともに、前記カバー部材の外側に一部が露出するように配置されたことを特徴とするシール構造。 - 前記ハウジングは、その内側にロータが配置されるものである請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシール構造を備えたことを特徴とする回転電機。
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JP2007131912A Expired - Fee Related JP5042707B2 (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | シール構造、及び回転電機 |
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