JP3326394B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3326394B2
JP3326394B2 JP24792098A JP24792098A JP3326394B2 JP 3326394 B2 JP3326394 B2 JP 3326394B2 JP 24792098 A JP24792098 A JP 24792098A JP 24792098 A JP24792098 A JP 24792098A JP 3326394 B2 JP3326394 B2 JP 3326394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピンドルモータに
係り、例えばフロッピーディスク、CD−ROM、光磁
気ディスク、デジタル・ビデオ・ディスク等円盤状ディ
スクを回転させるスピンドルモータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピンドルモータ、例え
ば図5に示すように、図示しない電子回路を形成した磁
性体製ステータ板1に、例えばオイルレスメタルからな
る筒形の滑り軸受3をかしめ加工によって直接固定し、
硬球5aを保持する保持器5bをスラスト受板5c、5
dで挟んだスラスト球軸受5を、その滑り軸受3の外周
でステータ板1に載置し、このスラスト球軸受5を囲む
ように複数の駆動コイル7をステータ板1に平面的に固
定し、ロータ板9に保持したロータ軸11をその滑り軸
受3に軸支させるとともにそのロータ板9をスラスト受
板5dに当接させ、駆動コイル7に面対向する駆動マグ
ネット13をロータ板9に固定させた構成が知られてい
る。
【0003】このスピンドルモータは、ラジアル方向に
対してロータ軸11が滑り軸受3で支持され、スラスト
方向に対してロータ板9がスラスト球軸受5で支持され
た状態で回転し、そのロータ板9の背面側に例えばフロ
ッピーディスクを図示しない公知の保持手法で保持すれ
ば、これを回転させることができる。特に、このスピン
ドルモータは、スラスト球軸受5を用いるから軸方向の
薄型化を容易に達成できる利点がある。
【0004】また、別の面対向形のスピンドルモータと
しては、図6に示すように、ステータ板1に筒形の軸受
ケーシング19を固定し、この軸受ケーシング19の中
空部19a内に軸受としてボールベアリングからなるラ
ジアル球軸受21をはめ込んでその外輪21aを軸受ケ
ーシング19に当接支持させる一方、ロータ板9に保持
したロータ軸11を内輪21bに回転自在に軸支させる
とともにそのロータ板9を内輪21bに当接させ、軸受
ケーシング19のロータ軸11に当接する当接部19b
でロータ軸11と適当なクリアランスを持ってロータ軸
11を支持する構成も知られている。符号21cはラジ
アル球軸受21の硬球である。
【0005】このスピンドルモータでは、ロータ板9を
介してかかるアキシャル荷重を、機械的強度や寸法精度
が比較的良好なラジアル球軸受21で支持することがで
きるため、スラスト球軸受5で支持する構成に比べ、回
転騒音が小さく、回転寿命が比較的長く、高速回転にも
適すると考えられている。なお、この構成は、同様の理
由から周対向型のスピンドルモータにも使用されてい
る。
【0006】さらに、一般的な周対向型のスピンドルモ
ータとしては、図7に示すように、ステータ板23に筒
形の軸受ケーシング25を固定し、この軸受ケーシング
25の中空部25a内へ例えばオイルレスメタルからな
る滑り軸受27をはめ込み、カップ状のロータ板29の
中央部に保持したロータ軸31を滑り軸受27の支持孔
27aに挿入してロータ板29を回転自在に軸支し、放
射状に延びる複数の突極歯33aを有する磁芯33を軸
受ケーシング25の外周に固定し、その突極歯33aに
駆動コイル35を巻くとともに、ロータ板29の側壁2
9a内側に各突極歯33aの先端と僅かな間隔をおいて
周対向するリング板状の駆動マグネット37を固定した
構成がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのような構成のスピ
ンドルモータにおいては、次のような解決すべき課題が
ある。すなわち、図5に示したスピンドルモータでは、
駆動マグネット13を介してステータ板1とロータ板9
との間に吸引力が発生し、スラスト球軸受5において硬
球5aがスラスト受板5c、5dに強く当接するが、ス
ラスト受板5c、5dには硬球5aを面で受ける溝がな
いのが一般的であるから、スラスト荷重がスラスト受板
5c、5dの各々一点に集中し、スラスト球軸受5の寿
命が短くなり易いうえ、硬球5aの回転音が騒音となり
易く、高速回転には不向きである。
【0008】しかも、スラスト球軸受5には硬球5aの
回転軌道を正確に規制する手段を設け難いから、ロータ
板9に偏心荷重がある場合にその影響を受け易く、ロー
タ板9に偏心回転を生じる場合がある。
【0009】また、図6に示したスピンドルモータは、
ロータ板9をラジアル球軸受21の内輪21bで軸支す
るから、ロータ板9の外径に対して極めて小さい径でこ
れを支持した状態となり、ロータ軸11の振れ精度があ
まり良好でなく、ロータ板9の安定した回転を確保し難
い場合がある。
【0010】さらに、図7の周対向形のスピンドルモー
タでは、偏心荷重に対しての影響を受けずに円滑な回転
を確保するには、滑り軸受27の支持孔27aとロータ
軸31との間に適切かつ高精度のクリアランスが必要で
あるが、オイルレスメタル等からなる滑り軸受27の支
持孔27a形状を高精度かつ耐久性に優れた状態に加工
するには、コスト面での負担が大きくなってしまう。
【0011】本発明はそのような従来の課題を解決する
ためになされたもので、比較的薄型で、ロータ側からの
偏心荷重の影響を受け難く、安定した高速回転と長い回
転寿命が得られるスピンドルモータの提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために本発明は、支持孔を有しステータ板に固定され
た滑り軸受と、この滑り軸受の外周にその支持孔と同芯
状かつ並列的に固定されラジアル方向に回転輪の形成さ
れたラジアル球軸受と、ロータ軸を有しこのロータ軸が
支持孔に挿入支持されて回転自在に軸支されたロータ板
であって、そのラジアル球軸受の回転輪に直接又は間接
的に当接されたロータ板とを具備している。
【0013】そして本発明は、その滑り軸受の外周にこ
れから一体的に突出する当接部に当接するよう上記ラジ
アル球軸受をはめるような構成になっている。また本発
明は、そのラジアル球軸受を形成する内輪および外輪の
うち内輪が上記当接部に当接し、当該外輪が回転輪とし
て上記ロータ板を受けるよう形成することも可能であ
る。
【0014】さらにまた、本発明は、上記滑り軸受の支
持孔におけるロータ軸との軸方向当接長を、上記ラジア
ル球軸受の軸方向長以上に設定すると良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1および図2は本発明に係るス
ピンドルモータを示す縦半断面図および要部縦断面図で
ある。
【0016】図1および図2において、ステータ板39
は、鋼板等の強磁性体材料から形成され、取付孔39a
にはめるようにしてラジアル型の滑り軸受41が固定さ
れており、例えば後述するロータ板49に面する上側表
面に電子回路(図示省略)を有し、対向する下側表面を
図示しない電子機器に適当な固定手段で載置して固定さ
れる。
【0017】滑り軸受41は、例えば焼結含油メタル材
料から円筒状に成形加工されてなり、円柱状の支持孔4
1aを有するとともに外周に一体的に突出するフランジ
41bを有し、このフランジ41bの片面(図中下面)
をステータ板39に当接するようにしてこれに固定され
ている。
【0018】滑り軸受41としては、焼結含油メタル以
外に樹脂製含油材料よりなる軸受や、流体又はエアーに
よる動圧軸受その他公知のもので実施可能である。滑り
軸受41には、図2のように、フランジ41bの上側
(ステータ板との当接面に対向する面)付根周囲が段部
となって軸方向(図1中の上下方向)の厚みが厚くな
り、当接部41cが形成されている。
【0019】滑り軸受41の支持孔41aと同芯状に形
成されたこの外周には、ラジアル球軸受43がはめられ
ている。このラジアル球軸受43は、同芯状に配置され
た外輪43aおよび内輪43bと、これらの間に配置さ
れ外輪43aおよび内輪43bに形成された回転溝(図
示せず)に部分的に面接触して回転する硬球43cから
なり、軸方向長(厚み)がl(英小文字)となったボー
ルベアリング等のような従来公知の球軸受構成を有して
おり、フランジ41bの当接部41cに内輪43bのみ
を当接させた状態で例えば圧入又は適当なクリアランス
で挿入されている。
【0020】図1に戻って、ステータ板39には、複数
の駆動コイル45が滑り軸受41やラジアル球軸受43
を囲むように平面的に固定され、ステータ板39の上述
した電子回路に接続されている。それらステータ板3
9、滑り軸受41、ラジアル球軸受43および駆動コイ
ル45等によってモータのステータ部47が形成されて
いる。
【0021】ロータ板49は、鋼板等の磁性体材料から
偏平なカップ状に形成され、その回転中央部にはロータ
軸51を貫通保持しており、駆動コイル45と面対向す
るリング板状の駆動マグネット53をロータ軸51を囲
むように有している。ロータ板49は、図2左半分に図
示したように、ラジアル球軸受43の外輪43aに相当
する領域より内側に、軸方向外側へ膨出する膨出部49
aが屈曲形成されており、ロータ軸51を滑り軸受41
の支持孔41aに挿入するとともに、駆動マグネット5
3の内周において内面をラジアル球軸受43の外輪43
aに当接させ、滑り軸受41と軸方向で当接長Lで摺り
当接するように軸支されている。
【0022】そのため、ロータ板49は、ラジアル球軸
受43の内輪43bとの間に空隙が生じるようになって
おり、駆動マグネット53が駆動コイル45と僅かな間
隔で面対向するようにして回転自在に支持されるととも
に、駆動マグネット53の磁力を介してステータ板39
とロータ板49間に吸引力が生じ、内輪43bが滑り軸
受41に当接して固定輪となり外輪43aが回転輪とな
るとともに、ロータ板49を介してラジアル球軸受43
に与圧が加わるようになっている。なお、滑り軸受41
とロータ軸51の当接長Lの方がラジアル球軸受43の
軸方向長lより大きく(長く)設定されている。
【0023】これらロータ板49、ロータ軸51および
駆動マグネット53等によってモータのロータ部55が
形成され、ブラシレス型のスピンドルモータが構成され
ている。
【0024】このようなスピンドルモータは、複数の駆
動コイル45を切換え通電してロータ板49が回転し、
ロータ板49の背面側に保持した例えばフロッピーディ
スク(図示せず)を回転させることができる。
【0025】このような本発明のスピンドルモータは、
支持孔41aおよび外周に一体的に突出する当接部41
cを有するラジアル型の滑り軸受41をステータ板39
に固定し、この滑り軸受41の外周に支持孔41aと同
芯状にラジアル球軸受43をはめ、ラジアル球軸受43
の内輪43bを当接部41cに当接させてこれを固定輪
とするとともに外輪43aを回転輪とし、ロータ板49
にロータ軸51を保持させるとともに駆動コイル45と
面対向する駆動マグネット53を設け、そのロータ軸5
1を滑り軸受41の支持孔41aに挿入する一方、ロー
タ板49の内面をラジアル球軸受43の外輪43aのみ
に当接させたから、滑り軸受41でロータ軸51を軸支
し、滑り軸受41の外周に並列的に配置したラジアル球
軸受43でスラスト方向からロータ板49を受けること
になる。
【0026】そのため、薄形構成を維持しつつ、滑り軸
受41の軸長を長くすることが可能となり、ロータ軸5
1の振れ振動の発生を抑えて安定した軸支が可能となる
し、ボールベアリング等のラジアル球軸受43が機械的
強度および寸法精度において良好であるから、ロータ板
49からのスラスト荷重をラジアル球軸受43で安定し
て受けることが可能となり、スラスト荷重が滑り軸受4
1とロータ軸51間の軸支に影響を与えず、高荷重、高
速回転の使用が可能で長寿命となる。
【0027】また、ラジアル球軸受43の硬球43cに
よる騒音は小さく、低騒音動作を確保できる。特に、ラ
ジアル球軸受43の内輪43b内側に滑り軸受41を配
置するとともに、滑り軸受41とロータ軸51との軸方
向当接長Lをラジアル球軸受43の軸方向長(厚み)l
以上に選定したから、ロータ軸51の軸振れを小さく抑
えることか可能であるし、ロータ軸51を細くしても安
定する。
【0028】また、ラジアル球軸受43の内側に滑り軸
受41が並列的に配置されるので、モータの薄型化とと
もに小径化も可能である。
【0029】上述した構成では、滑り軸受41外周の同
芯状に配置されたラジアル球軸受43の外輪43aでロ
ータ板49を支持するため、偏心したスラスト荷重がロ
ータ板49に生じてもロータ板49が偏心せずに安定し
て回転するから、駆動マグネット53の磁力アンバラン
スやフロッピーディスクの偏芯荷重による影響を受け難
く、回転が極めて安定する。
【0030】さらに、滑り軸受41の外周にラジアル球
軸受43をはめてその内輪43bを当接部41cに当接
させるだけで、内輪43bを固定輪とするとともに外輪
43aを回転輪として構成可能となり、組立てが極めて
簡単である。なお、滑り軸受41とロータ軸51との軸
方向当接長Lとラジアル球軸受43の軸方向長(厚み)
lとの関係は、モータ構成に対応させてl≦Lとすれば
良い。
【0031】上述した構成は、図2の左半分に示すよう
に、ロータ板49に膨出部49aを形成して内輪43b
との間に空隙が生じるように構成したが、同図右半分に
図示したように、ロータ板49にあって外輪43aと重
なる領域にブッシュ等のリング体57を介在させてロー
タ板49を外輪43aに当接させれば、ロータ板49を
膨出するように屈曲形成する必要はない。なお、図2中
の符号59はリング体57が外輪43aに当るようにロ
ータ板49に形成された位置決め部である。
【0032】さらに、本発明は、図3に示すように、ロ
ータ板61の回転中心領域に例えばフロッピーディスク
を載置するチャッキングハブ63を固定し、一方の頭部
65aを大径にした段付きロータ軸65をチャッキング
ハブ63の外側から挿入してその頭部65aで係合する
ように保持させ、そのロータ軸65を滑り軸受41の支
持孔41aに挿入し、そのチャッキングハブ63の内側
にてラジアル球軸受43の外輪43aのみに当接させる
一方、内輪43bとの間に空隙が生じるように構成する
ことも可能である。
【0033】このように、本発明では、ロータ板61を
間接的にラジアル球軸受43の外輪43aに当接させる
構成で実施可能であり、滑り軸受41の当接部41cと
の当接側(図中下側)とは反対側(図中上側)におい
て、ロータ板61を直接的又は間接的にラジアル球軸受
43の外輪43aに当接させる構成にすれば良い。
【0034】なお、滑り軸受41の外周に突設するフラ
ンジ41bも、図3に示すように、別個に形成すること
が可能であり、円筒状の滑り軸受41の外周に当接部6
7a付きのフランジ67をはめ込み、滑り軸受41の外
周にラジアル球軸受43をはめるとともに当接部67a
に当接する構成も可能である。
【0035】ところで、上述したスピンドルモータは、
一例であって面対向形に限らず周対向型の構成において
実施可能である。この構成を、例えば図1に示した構成
の主要部であるステータ板39、滑り軸受41、ラジア
ル球軸受43およびロータ軸51を用いて示すと、図4
のようになる。
【0036】すなわち、滑り軸受41のフランジ41b
が大径に形成され、放射状に延びる複数の突極歯69a
を有する磁芯69が、ラジアル球軸受43の外周にこれ
と間隔を置くようにしてフランジ41bに重ねられ、ね
じ71によってフランジ41bに固定されている。
【0037】その突極歯69aには複数の駆動コイル7
3が分割して巻かれ、ステータ板39に形成された図示
しない電子回路に接続されている。ロータ板49と同様
な磁性体材料からカップ状に形成されたロータ板75
は、その回転中央部にロータ軸51を貫通保持してお
り、その側壁75a内側にリング板状の駆動マグネット
77を保持している。
【0038】ロータ板75は、ロータ軸51を滑り軸受
41の支持孔41aに挿入し、ラジアル球軸受43の外
輪43aに当接するとともに、側壁75a内側の駆動マ
グネット77が各突極歯69aの先端と僅かな間隔をお
いて周対向するように回転自在に軸支されている。
【0039】しかも、ロータ板75が軸支された状態
で、磁芯69の磁気センターP1と駆動マグネット77
の磁気センターP2とが軸方向に僅かな距離Sだけずれ
るようにロータ板75が軸支されている。なお、磁気セ
ンターP1、P2は回転平面に沿った仮想的なものであ
る。
【0040】すなわち、駆動マグネット77の磁気セン
ターP2が磁芯69の磁気センターP1よりもステータ
板1から離れる軸方向に距離Sだけずれており、ロータ
板75が軸支されたとき、両磁気センターP1、P2が
一致するような力が作用してロータ板75がステータ板
39側へ引き寄せられ、ラジアル球軸受43の外輪43
aと内輪43bの間に予圧が働き、円滑な回転が確保さ
れる。このような周対向型のスピンドルモータも、上述
した軸受構成を有することから、面対向形のスピンドル
モータにおける効果と同様の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、支持孔を
有する滑り軸受をステータ板に固定し、この滑り軸受の
外周にはラジアル方向に回転輪の形成されたラジアル球
軸受をその支持孔と同芯状かつ並列的に固定し、ロータ
軸を支持孔に挿入支持して回転自在に軸支されたロータ
板をそのラジアル球軸受の回転輪に直接又は間接的に当
接させて構成したから、比較的薄型かつ小型で、ロータ
側からの偏心荷重の影響を受け難く、安定した高速回転
と長い回転寿命が得られる。また、その滑り軸受の外周
から一体的に突出成形された当接部に当接するよう上記
ラジアル球軸受をはめる構成なので、滑り軸受の外周に
ラジアル球軸受をはめるだけで当接部に当接するよう配
置できるから、組立てが簡単である。さらに、そのラジ
アル球軸受の内輪を上記当接部に当接させ、当該外輪が
回転輪として上記ロータ板を受けるように形成する構成
では、滑り軸受からより離れた外側で上記ロータ板をラ
ジアル球軸受で受けることになり、ロータ側からの偏心
荷重の影響を一層受け難くなり、より安定した高速回転
を達成できる。さらにまた、上記滑り軸受とロータ軸と
の軸方向当接長をラジアル球軸受の軸方向長以上に設定
すれば、滑り軸受によるロータ軸をより一層安定して軸
支可能となり、ロータ軸の振動を小さく抑えて一層安定
した回転を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピンドルモータの実施の形態を
示す縦半断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータの要部を示す要部縦断
面図である。
【図3】本発明に係るスピンドルモータの他の実施の形
態を示す要部縦断面図である。
【図4】本発明に係るスピンドルモータの他の実施の形
態を示す縦半断面図である。
【図5】従来のスピンドルモータを示す縦半断面図であ
る。
【図6】従来のスピンドルモータの他の構成を示す要部
縦断面図である。
【図7】従来のスピンドルモータのさらに他の構成を示
す縦半断面図である。
【符号の説明】
1、23、39 ステータ板 3、27、41 滑り軸受 5 スラスト球軸受 5a、21c、43c 硬球 5b 保持器 5c、5d スラスト受板 7、35、45、73 駆動コイル 9、29、49、61、75 ロータ板 11、31、51、65 ロータ軸 13、37、53、77 駆動マグネット 15、47 ステータ部 17、55 ロータ部 19、25 軸受ケーシング 19a、25a 中空部 19b 当接部 21、43 ラジアル球軸受 21a、43a 外輪 21b、43b 内輪 27a、41a 支持孔 29a、75a 側壁 33、69 磁芯 33a、69a 突極歯 39a 取付孔 41b、67 フランジ 41c、67a 当接部 49a 膨出部 57 リング体 59 位置決め部 63 チャッキングハブ 65a ロータ軸の頭部 71 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−252713(JP,A) 特開 平11−275782(JP,A) 実開 平6−47726(JP,U) 実開 昭61−65847(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 21/22 H02K 5/173 H02K 29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持孔を有しステータ板に固定された滑
    り軸受と、 この滑り軸受の外周に前記支持孔と同芯状かつ並列状に
    固定され、ラジアル方向に回転輪の形成されたラジアル
    球軸受と、 ロータ軸を有しこのロータ軸が前記支持孔に挿入支持さ
    れて回転自在に軸支されたロータ板であって、前記ラジ
    アル球軸受の回転輪に直接又は間接的に当接されたロー
    タ板とを具備し、 前記滑り軸受は、その外周から一体的に突出され、前記
    ラジアル球軸受の固定側の輪のみを当接する形状に成形
    した当接部を持ち、前記ラジアル球軸受はそのような前
    記当接部に当接するようにはめられたことを特徴とする
    スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記ラジアル球軸受は、これを形成する
    内輪および外輪のうち前記内輪が前記当接部に当接し、
    当該外輪が前記回転輪として前記ロータ板を受けるよう
    形成されてなる請求項1記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記滑り軸受の支持孔における前記ロー
    タ軸との軸方向当接長が、前記ラジアル球軸受の軸方向
    長以上に設定されてなる請求項1又は2に記載のスピン
    ドルモータ。
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