JP2000201449A - スピンドルモ―タ - Google Patents

スピンドルモ―タ

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JP2000201449A JP172099A JP172099A JP2000201449A JP 2000201449 A JP2000201449 A JP 2000201449A JP 172099 A JP172099 A JP 172099A JP 172099 A JP172099 A JP 172099A JP 2000201449 A JP2000201449 A JP 2000201449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク装置等の情報関連機器に使用さ
れるスピンドルモータにおいて、小型で、生産性が良
く、かつ、動圧流体軸受部の信頼性を高めることにより
長寿命化を実現することを目的とする。 【解決手段】 スリーブ7のスラスト板圧入部7bにス
ラスト板9の厚みより長く、かつ、スラスト板9の外径
よりわずかに大きな内径をもった導入部7aを設け、ス
ラスト板9の外周部を圧入した後にスリーブ導入部端部
7cをかしめるようにした。さらに、スラスト板9は、
微小振動により圧入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として磁気ディス
ク装置等の情報関連機器に用いられるスピンドルモータ
に係るもので、詳しくは、その軸受構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置は、小型・軽量
化、高容量化へ進む傾向にある。この磁気ディスク装置
に使用されるスピンドルモータも小型化、薄型化への対
応が避けられず、なおかつ耐衝撃性の向上、高精度化、
長寿命化が要望されるようになっている。従来のスピン
ドルモータに用いる軸受としては、小型ボール軸受が多
く採用されている。しかし、小型ボール軸受を使用する
と、十分な回転精度が得られず、高容量化の実現が難し
く、かつ、耐衝撃性能が極端に低下し、ボール軸受を劣
化させて騒音問題を発生させていた。この対策として、
最近は、潤滑流体を充満した動圧流体軸受を利用したス
ピンドルモータが開発されている。
【0003】従来、動圧流体軸受を採用したスピンドル
モータとしては、特開平9−17110号公報に記載さ
れたものが知られている。図6に従来のスピンドルモー
タの構造を示す。図6において、固定軸15の上端側近
傍には略リング状のフランジ16が固定され、このフラ
ンジ16はスリーブ17の凹部に収納されている。ま
た、フランジ16に当接してスラスト板18がスリーブ
17に補強リング19によりOリング20と共に固定さ
れている。
【0004】この構造は、補強リング19によりスラス
ト板18がスリーブ17に強く固定されているので、機
械的な強度が十分に高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、さらに小型化
・高信頼性を進める観点から見ると、十分な機械強度を
保つために、補強リングの厚みが増え、小型化に対する
問題点が生じる。
【0006】また、従来から、小型化のために補強リン
グを廃止し、スラスト板を直接スリーブに圧入する方法
が用いられているが、圧入のみによる固定方法は簡便で
あるが、大きな保持力を得ようとすると圧入代が大きく
なり、スラスト動圧軸受を構成するフランジ近傍のスリ
ーブに過大なひずみが生じ、スリーブ内径の真円度を悪
化させ、軸受寿命を低下させるという信頼性上の問題が
生じた。
【0007】上記従来例のほかに、複数のビスを用いて
スラスト板をスリーブに締め付ける方法がある。これ
は、上記公報において従来例として挙げてあるが、複数
のビスを構成するスペースを必要とするのでやはり小型
化に不向きである。
【0008】さらに、長寿命を目的としスリーブに無電
解ニッケルメッキを施す方法が知られている。この方法
は、スリーブの表面硬度が高まり、軸受寿命を高める効
果がある。しかし、上記従来の補強リングやスラスト板
の圧入では、無電解ニッケルメッキ層が削られ、本来の
機械強度が得られないと言う問題が生じた。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、小型で生産性が良く、かつ、スラスト動
圧軸受部のスリーブの真円度を良好に保ちつつ、十分な
スラスト板の保持強度を得ることができる。また、スリ
ーブに無電解ニッケルメッキを施すことが可能となる。
それによって長寿命のブラシレスモータを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のブラシレスモータは、スリーブのスラスト板圧
入部にスラスト板の厚みより長い導入部を設け、スラス
ト板の外周部を圧入した後にスリーブ導入部端部をかし
めるようにした。
【0011】また、前記スリーブに無電解ニッケルメッ
キを施し、この無電解ニッケルメッキ層の厚み以下の圧
入代で、スラスト板をスリーブに圧入するようにした。
【0012】また、前記スリーブにハードコート処理を
施し、ハードコート処理が施されていないハブにスラス
ト板の厚みより長い導入部を設け、スラスト板の外周部
を圧入した後に、ハブ導入部端部をかしめるようにし
た。
【0013】さらに、スラスト板は、微小振動により圧
入するようにした。これにより、小型で生産性が良く、
かつ、スラスト動圧軸受部のスリーブの真円度を良好に
保ちつつ、十分なスラスト板の保持強度を得ることがで
きる。また、スリーブに無電解ニッケルメッキを施すこ
とが可能となる。それによって長寿命のブラシレスモー
タを実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、スリーブの上端内周部に、スラスト板を挿入する導
入部と圧入固定する圧入部とを設け、前記スラスト板の
外周部を前記スリーブに圧入し、かつ、前記スリーブの
導入部をかしめることにより固定したものであり、本発
明を構成上の特徴により表現したものである。このよう
に、スラスト板が外周部の圧入およびスリーブの導入部
端面のかしめにより固定されるため、外周部の圧入代を
小さくすることができ、スリーブのスラスト動圧流体軸
受部に歪みを生じることが無く、長寿命のブラシレスモ
ータを実現することができる。また、スラスト板はスリ
ーブとかしめにより固定されているので、落下・衝撃に
よる過大なスラスト方向の力にもスラスト板が外れるこ
と無く、小さなスペースで強固な固定ができるという作
用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、スリーブに無電
解ニッケルメッキが施され、上端内周部にスラスト板を
挿入する導入部と圧入固定する圧入部とを設け、前記ス
ラスト板の外周部と前記スリーブは、前記スリーブの無
電解ニッケルメッキ層の厚み以下の圧入代にて圧入し、
かつ、前記スリーブの導入部をかしめることにより固定
したのであり、第二の本発明を構成上の特徴により表現
したものである。このように、スラスト板の圧入をスリ
ーブの無電解ニッケルメッキ層の厚み以下の圧入代にて
圧入することにより、スリーブ表面の硬度が高いメッキ
層内で圧入がおさまるので、メッキ層がはがれ軸受内部
に混入することもなく、安定した圧入が可能である。ま
た、スラスト板はスリーブとかしめにより固定されてい
るので、落下・衝撃による過大なスラスト方向の力にも
スラスト板が外れること無く、小さなスペースで強固な
固定ができるという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、スラスト板を、
微小振動により前記スリーブに圧入固定したものであ
る。これは、スラスト板の圧入部の信頼性を維持するに
適した圧入方法を述べたものである。微小振動によりス
ラスト板を圧入固定するので、一度に過大な力がスリー
ブに加わることが無く、動圧流体軸受部にストレス等の
影響を及ぼさない信頼性の高い作業が可能であるという
作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明は、スリーブは無電
解ニッケルメッキが施され、ハブの上端内周部に、前記
スラスト板を挿入する導入部と圧入固定する圧入部とを
設け、前記スラスト板の外周部を前記ハブに圧入し固定
したものであり、第三の本発明を構成上の特徴により表
現したものである。一般にスリーブ表面にハードコート
処理を施すと、表面硬度が高まり、圧入や接着などの固
定が不安定となる。そこで、ハブとスリーブを焼きばめ
等により強固に固定し、スラスト板をハブに圧入するこ
とにより、スラスト動圧流体軸受を構成するスリーブに
歪みを生じることが無く、スラスト板を強固に固定で
き、長寿命のブラシレスモータを実現することができ
る。
【0018】請求項5に記載の発明は、スラスト板を、
前記ハブの導入部の上端部にてかしめ固定してなるもの
である。これは、スラスト板とハブとの固定部の信頼性
を更に高めた構成上の特徴を表現したものであり、スラ
スト板がスリーブ上端でかしめにより固定されるので、
落下・衝撃による過大なスラスト方向の力にもスラスト
板が外れること無く、小さなスペースで強固な固定がで
きるという作用を有する。
【0019】請求項6に記載の発明は、スラスト板を、
微小振動により前記ハブに圧入固定したものであり、ス
ラスト板の圧入部の信頼性を維持するに適した圧入方法
を述べたものである。
【0020】
【実施例】以下本発明のスピンドルモータの実施例につ
いて、図面を参照して説明する。
【0021】(実施例1)図1と図2は本発明の第1の
実施例におけるスピンドルモータの断面図である。図1
において、1は固定軸である。2は磁気ディスクを装着
するためのハブであり、磁気ディスクを装着する外周面
を有し、内周面には円筒状のロータフレーム3を介して
ロータマグネット4が取り付けられている。5は下ケー
スであり、中央に固定軸1が固定され、その外周部には
巻線を有するステータコア6がロータマグネット4に対
向する位置に取り付けられている。7はスリーブであ
り、スリーブ7の内部には動圧発生溝が設けられてお
り、潤滑流体を介してラジアル動圧流体軸受として固定
軸1に回転自在に支持され、ハブ2の内周面に固定され
る。固定軸1の上端近傍には両面に動圧発生溝をもつフ
ランジ8が固定されている。9はスラスト板であり、ス
リーブ7上方の凹部に、フランジ8に対向して配置され
ている。7aはスリーブ上段内周部の導入部で、スラス
ト板9の外径よりわずかに大きな内径をもっている。7
bはスリーブ上段内周部の圧入部で、ここにスラスト板
9が圧入固定される。
【0022】次に、本発明の主要部分である動圧流体軸
受組立の構造を、組立手順とともに説明する。まず、ス
リーブ7に潤滑流体を注油後、固定軸1に挿入する。こ
の後、フランジ8上面に潤滑流体を再度注油する。次
に、スリーブ7の上端内周部の導入部7aからスラスト
板9を挿入し、圧入部7bで微小振動により圧入する。
さらに、スリーブ7の導入部上端7cをかしめにて強固
に固定し、軸受組立が完成する。
【0023】以上のように構成されたスピンドルモータ
について、その動作を説明する。ステータ巻線に電流が
通電されると、ステータコア6に磁界が発生し、ステー
タコア6に対向したロータマグネット4との間に回転ト
ルクが発生し、ロータマグネット4とともにハブ2、ス
リーブ7、スラスト板9が回転を始める。この時、ラジ
アル動圧軸受は潤滑流体をかき集めポンピング作用によ
り圧力を発生し、また、フランジ8の下側動圧発生溝と
上側動圧発生溝も潤滑流体をかき集め、これらの発生圧
力によりスリーブ7とスラスト板9の回転体は、固定軸
1およびフランジ8と完全非接触状態となる。
【0024】以上のように本実施例によれば、スラスト
板9が外周部の圧入およびスリーブ7の導入部端面のか
しめにより固定されるため、外周部の圧入代を小さくす
ることができ、スリーブ7のスラスト動圧流体軸受部に
歪みを生じることが無く、長寿命のブラシレスモータを
実現することができる。
【0025】また、スラスト板9はスリーブ7とかしめ
により固定されているので、落下・衝撃による過大なス
ラスト方向の力にもスラスト板9が外れること無く、小
さなスペースで強固な固定ができる。
【0026】さらに、微小振動によりスラスト板9を圧
入固定するので、一度に過大な力がスリーブ7に加わる
ことが無く、動圧流体軸受部にストレス等の影響を及ぼ
さない信頼性の高い作業が可能である。
【0027】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について、図3と図4を参照しながら説明する。なお、
以下の実施例の説明において、図1に示した第1実施例
と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説
明を省略し、相違点のみ説明する。
【0028】図3において、本実施例のスリーブ10の
表面には無電解ニッケルメッキが施されている。スリー
ブ10に無電解ニッケルメッキを施すことにより、スリ
ーブ10の表面硬度が高まり、軸受寿命を高める効果が
ある。このスリーブ10の上端内周部にスラスト板11
の外径よりわずかに大きな内径をもつ導入部10aとス
ラスト板11を圧入固定する圧入部10bとが設けられ
ている。そして、スラスト板11の外周部とスリーブ1
0は、スリーブ10の無電解ニッケルメッキ層の厚みt
以下の圧入代にて圧入され、かつ、スリーブ10の導入
部上端10cをかしめることにより固定したものであ
る。
【0029】このように、スラスト板11の圧入をスリ
ーブ10の無電解ニッケルメッキ層の厚みt以下の圧入
代にて圧入することにより、スリーブ表面の硬度が高い
メッキ層内で圧入がおさまるので、メッキ層がはがれ軸
受内部に混入することもなく、安定した圧入が可能であ
り、信頼性の高い軸受が構成できる。
【0030】また、スラスト板11はスリーブ10とか
しめにより固定されているので、落下・衝撃による過大
なスラスト方向の力にもスラスト板11が外れること無
く、小さなスペースで強固な固定ができる。
【0031】本実施例では、具体的に、無電解ニッケル
メッキ厚tを約6μmとしている。従来の圧入のみによ
るスラスト板11の固定では、約20μmの圧入代が必
要であった。今回、圧入代をメッキ厚以下の5μmと
し、スラスト方向にかしめを併用することにより、従来
以上に強固なスラスト板11の固定が可能となった。
【0032】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて、図5を参照して説明する。図5において、スリ
ーブ13の表面はハードコート処理が施されている。ハ
ードコート処理としては、例えばフッソコーティング処
理や無電解ニッケルメッキ処理が知られているが、スリ
ーブ13の表面硬度を高め、軸受寿命を高める効果があ
る。しかし、反面、圧入や接着等の固定が不安定とな
る。そこで、本実施例では、ハブ12とスリーブ13を
焼きばめにより強固に固定し、ハブ12の上端内周部の
導入部12aからスラスト板14を挿入し、圧入部12
bで微小振動により圧入する構成とした。
【0033】これにより、スラスト動圧流体軸受を構成
するスリーブ13に歪みを生じることが無く、スラスト
板14を固定することができ、長寿命のブラシレスモー
タを実現することができる。
【0034】なお、スラスト板14を、ハブの導入部1
2aの上端部にてかしめ固定することにより、スラスト
板14とハブ12の固定部の信頼性を更に高めることが
できる。
【0035】さらに、スラスト板14を、微小振動によ
りハブ12に圧入固定することにより、一度に過大な力
がスリーブ7に加わることが無く、動圧流体軸受部にス
トレス等の影響を及ぼさない信頼性の高い作業が可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るブラシ
レスモータにおいては、小型で、生産性が良く、かつ、
スラスト動圧流体軸受部の真円度を良好に保ちつつ、十
分なフランジの保持強度を得ることができる。また、ス
リーブにハードコート処理を施すことが可能となる。そ
してそれによって長寿命のブラシレスモータを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるスピンドルモータを
示す構造断面図
【図2】本発明の実施例1におけるスピンドルモータの
詳細説明のための構造断面図
【図3】本発明の実施例2におけるスピンドルモータを
示す構造断面図
【図4】本発明の実施例2におけるスピンドルモータの
詳細説明のための構造断面図
【図5】本発明の実施例3におけるスピンドルモータを
示す構造断面図
【図6】従来のスピンドルモータの構造断面図
【符号の説明】
1、15 固定軸 2、12 ハブ 3 ロータフレーム 4 ロータマグネット 5 下ケース 6 ステータコア 7、10、13、17 スリーブ 8、16 フランジ 9、11、14、18 スラスト板 7a、10a スリーブ上端内周部の導入部 7b、10b スリーブ上端内周部の圧入部 7c、10c スリーブ上端のかしめ部 12a ハブ上端内周部の導入部 12b ハブ上端内周部の圧入部 19 補強リング 20 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D036 AA14 AA18 CC44 CC46 CC47 5D109 AA02 AA08 BA03 BA20 5H605 BB05 BB14 BB19 CC04 CC05 EB03 EB06 GG03 GG10 GG11 5H607 BB01 BB09 BB14 BB17 BB25 BB27 DD02 DD03 EE10 GG01 GG03 GG12 JJ03 JJ06 KK04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置に固定される固定軸
    と、磁気ディスクを取り付け回転させるハブと、前記ハ
    ブの回転力を発生させるロータマグネットと、前記ロー
    タマグネットに対向して設けられ巻線を施されたステー
    タコアと、前記ハブに固定され潤滑流体を介して前記固
    定軸に対して回転支持され、ラジアル動圧流体軸受を形
    成したスリーブと、前記固定軸に前記スリーブの片端面
    部とスラスト板の双方に対向して配置され、スラスト動
    圧流体軸受を形成したフランジを有し、前記スリーブの
    上端内周部に、前記スラスト板を挿入する導入部と圧入
    固定する圧入部とを設け、前記スラスト板の外周部を前
    記スリーブに圧入し、かつ、前記スリーブの導入部をか
    しめることにより固定したスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 磁気ディスク装置側に固定される固定軸
    と、磁気ディスクを取り付け回転させるハブと、前記ハ
    ブの回転力を発生させるロータマグネットと、前記ロー
    タマグネットに対向して設けられ巻線を施されたステー
    タコアと、前記ハブに固定され潤滑流体を介して前記固
    定軸に対して回転支持され、ラジアル動圧流体軸受を形
    成したスリーブと、前記固定軸に前記スリーブの片端面
    部とスラスト板の双方に対向して配置され、スラスト動
    圧流体軸受を形成したフランジを有し、前記スリーブは
    無電解ニッケルメッキが施され、上端内周部に前記スラ
    スト板を挿入する導入部と圧入固定する圧入部とを設
    け、前記スラスト板の外周部と前記スリーブは、前記ス
    リーブの無電解ニッケルメッキ層の厚み以下の圧入代に
    て圧入固定し、かつ、前記スリーブの導入部をかしめる
    ことにより固定したスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 スラスト板は、微小振動によりスリーブ
    に圧入固定された請求項1または2記載のスピンドルモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 磁気ディスク装置側に固定される固定軸
    と、磁気ディスクを取り付け回転させるハブと、前記ハ
    ブの回転力を発生させるロータマグネットと、前記ロー
    タマグネットに対向して設けられ巻線を施されたステー
    タコアと、前記ハブに固定され潤滑流体を介して前記固
    定軸に対して回転支持され、ラジアル動圧流体軸受を形
    成し、かつ、無電解ニッケルメッキが施されたスリーブ
    と、前記固定軸に前記スリーブの片端面部とスラスト板
    の双方に対向して配置され、スラスト動圧流体軸受を形
    成したフランジを有し、前記ハブの上端内周部に、前記
    スラスト板を挿入する導入部と圧入固定する圧入部とを
    設け、前記スラスト板の外周部を前記ハブに圧入し、固
    定したスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 スラスト板は、ハブの導入部の上端部に
    てかしめ固定してなる請求項4記載のスピンドルモー
    タ。
  6. 【請求項6】 スラスト板は、微小振動によりハブに圧
    入固定された請求項4記載のスピンドルモータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199654A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体軸受モータとその製造方法
JP2007218386A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Electronics Inc 流体軸受装置および回転装置
JP2016217467A (ja) * 2015-05-21 2016-12-22 大陽ステンレススプリング株式会社 ワイパーアーム軸受
JP7463622B2 (ja) 2020-10-28 2024-04-08 シュンク コーレンシュトッフテクニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気モータのロータに補強スリーブを接合するための方法および装置

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