JP2568285Y2 - ラビリンスシール構造体 - Google Patents

ラビリンスシール構造体

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JP2568285Y2
JP2568285Y2 JP1989150712U JP15071289U JP2568285Y2 JP 2568285 Y2 JP2568285 Y2 JP 2568285Y2 JP 1989150712 U JP1989150712 U JP 1989150712U JP 15071289 U JP15071289 U JP 15071289U JP 2568285 Y2 JP2568285 Y2 JP 2568285Y2
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Japan
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seal
disk
labyrinth seal
hub
bearing
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JP1989150712U
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JPH0391516U (ja
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邦保 岩崎
好清 長島
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Nidec America Corp
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Nidec Corp
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、モータの軸受からの潤滑剤の漏れを防ぐた
めのラビリンスシール構造体に関し、ハードディスクな
どの磁気ディスク或は光ディスク、光磁気ディスク等を
駆動するスピンドルモータに特に好ましく利用されるも
のである。
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、例えば第3図に示されるようなスピンドルモー
タa、すなわち、ハブbに外嵌固定されたハードディス
クcを回転駆動するスピンドルモータaについては、軸
受dから潤滑剤が漏れることによってディスクcを汚損
し、読み書きエラーが発生するのを防止するために、磁
性流体やラビリンス等を利用してシールを施してきた。
そのうちラビリンスシールは、同じく第3図に示され
るように、ラビリンスシールを構成するリング状の回転
部材e及びリング状の静止部材fをそれぞれ回転ハブb
及び固定シャフトgに接着剤h、iにより接着固定する
ことにより、軸受dと外部とを連絡する部分、すなわち
固定シャフトgと回転ハブbとの間に施している。
そして、トップカバーやディスククランプ部材等のデ
ィスク駆動装置の部材がスピンドルモータ本体のラビリ
ンスシールの外部に取り付けられている。
この場合の接着剤は、接着性能の点から、紫外線照射
により硬化するものや嫌気性のものなどが用いられてい
る。
しかし、ラビリンスシールを構成する部材に適用され
た接着剤の一部が未硬化のままであった場合には、その
未硬化の接着剤が飛散することも考えられる。
さらに、トップカバー等がスピンドルモータ本体の上
方に配設されるため、小型化に支障となる場合があっ
た。
本考案は、従来技術に存した如上の問題点に鑑み行な
われたものであって、軸受からの潤滑剤の漏れによるハ
ードディスク等の汚損を防止するためのラビリンスシー
ルの配装により未硬化接着剤が飛散してそのハードディ
スク等の機能を毀損することがなく、而も、ディスク駆
動装置の小型化や部品点数及び工程数の削減を実現し得
るラビリンスシール構造体を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために、本考案のラビリンスシー
ル構造体は、固定シャフトと、該固定シャフトに対し軸
受を介して回転自在に支持されディスクを支持するハブ
と、を有し、該ハブの上部には該ディスクを該ハブに固
定するためのクランプ部材が取り付けられるモータに用
いられ、該軸受から該ディスクが存在する空間への潤滑
剤の漏れを防ぐためのラビリンスシール構造体におい
て、該固定シャフトの該軸受より軸方向外側の位置に
は、外周部に上方に突起する環状の絞り片を備えたシー
ル静止部が嵌着され、該クランプ部材の内周部には、下
方に突起する環状の絞り片を該シール静止部の絞り片よ
り内周側に有するシール回転部が一体に設けられ、該シ
ール静止部とシール回転部とは軸方向に対向して、食い
違い形のラビリンスシールを構成している。
[作用] 本考案のラビリンスシール構造体は、ラビリンスシー
ルを構成するシール回転部がモータから見て軸方向外方
に配設されるシール回転部を、ハブに取り付けられたク
ランプ部材に一体として形成される。この一体化による
嵩の減少によってディスク駆動装置を薄く、また小型に
することが可能になる。しかも、クランプ部材の下方に
突起する環状の絞り片をシール静止部の絞り片より内周
側に位置するようにして食い違う形のラビリンスシール
なので、シール性能が良好となる。
[実施例] 第1図はハードディスク装置の縦断面図である。
1はトップカバー、2はベース、3はスピンドルモー
タ、4はハードディスクである。
スピンドルモータ3は、主にブラケット5、ステータ
コイル6、固定シャフト7、軸受8、ハブ9及びロータ
マグネット10により構成されている。
ステータコイル6はブラケット5に対し固定されてお
り、固定シャフト7はブラケット5の中央部に突設され
ている。ハブ9はカップ形をなし、ロータマグネット10
は、ハブ9の筒状周壁部の内側に設けられている。
ハードディスク4は、ハブ9に螺着される図示しない
クランプ部材によって外嵌固定される。
スピンドルモータ3のブラケット5は、ベース2に嵌
合固定され、固定シャフト7は、機械的固定手段である
止め螺子12によりトップカバー1に固着されている。
第2図は本考案のラビリンスシール構造体の実施例を
第1図のようなハードディスク装置に適用した要部縦断
面図である。第2図は、主たる構成は第1図と同様であ
って相違する部位を中心に以下詳述する。
21は固定シャフト、22は軸受、23はハブであって、こ
れらはスピンドルモータ24の一部を構成するものであ
る。
25はハードディスク、26はスペーサ、27は環状のディ
スククランプ部材である。複数枚のハードディスク25
が、スペーサ26を介して重積された状態でハブ23に外嵌
され、最上部のハードディスク25の内周縁部を、ディス
ククランプ部材27により押圧固定されている。このディ
スククランプ部材27は、螺子28によってハブ23の上部に
固定されている。
そしてディスククランプ部材27の内周部には、下方に
突起する環状の絞り片29aを備えたシール回転部29が形
成されている。また固定シャフト21には、上方に突起す
る環状の絞り片30aを備えたシール静止部30が嵌着され
ている。
このシール静止部30はシール回転部29に対応してお
り、この両者とにより食い違い形のラビリンスシールを
構成している。
シール回転部29が形成されているディスククランプ部
材27は接着剤を用いずにモータ回転部のハブ23に固定さ
れるので、スピンドルモータ24の運転等によって接着剤
がハードディスク25が存在する空間へ飛散し、ハードデ
ィスク25に付着してその機能を毀損するという虞れはな
い。
本実施例のディスククランプ部材27によってもラビリ
ンスシール部材の軸方向及び径方向外方側が省略され、
それによってディスク駆動装置の薄型化、小型化が可能
となる。
また、ラビリンスシールのシール回転部が形成された
ディスククランプ部材のようにモータを構成しない別部
材をモータ本体に固定する手段としては、螺子以外でも
リベット止め、キー固定などの種々の機械的固定手段を
利用することができ、融着等を含む溶着の利用も可能で
ある。
[考案の効果] 本考案に係るラビリンスシール構造体は、モータの一
部とディスクを支持するクランプ部材の一部によりラビ
リンスシールを構成するものである。それゆえ、本考案
ラビリンスシール構造体では、従来の、ラビリンスシー
ルを構成する回転部材及び静止部材をそれぞれモータの
回転部及び静止部に接着剤により接着固定する場合のよ
うに、製造工程において接着剤の完全な硬化を仕損じ、
モータの運転等によってその接着剤が飛散してモータに
より駆動される磁気ディスク、光ディスク等の機能の一
部又は全部を毀損するという不都合が生ずることがな
く、而も、ディスク駆動装置の薄型化、小型化に大きく
貢献し得ると共に、部品点数及び工程数の削減による生
産性向上が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハードディスク装置の縦断面図、第2図は本
考案の実施例についての要部縦断面図である。 第3図は、従来例についての要部縦断面図である。 図面中、1はトップカバー、3はスピンドルモータ、4
はハードディスク、7は固定シャフト、8は軸受、9は
ハブ、12は止め螺子、21は固定シャフト、22は軸受、23
はハブ、24はスピンドルモータ、25はハードディスク、
27は環状のディスククランプ部材、28は螺子、29はシー
ル回転部、30はシール静止部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定シャフトと、該固定シャフトに対し軸
    受を介して回転自在に支持されディスクを支持するハブ
    と、を有し、該ハブの上部には該ディスクを該ハブに固
    定するためのクランプ部材が取り付けられるモータに用
    いられ、該軸受から該ディスクが存在する空間への潤滑
    剤の漏れを防ぐためのラビリンスシール構造体におい
    て、該固定シャフトの該軸受より軸方向外側の位置に
    は、外周部に上方に突起する環状の絞り片を備えたシー
    ル静止部が嵌着され、該クランプ部材の内周部には、下
    方に突起する環状の絞り片を該シール静止部の絞り片よ
    り内周側に有するシール回転部が一体に設けられ、該シ
    ール静止部とシール回転部とは軸方向に対向して、食い
    違い形のラビリンスシールを構成することを特徴とする
    ラビリンスシール構造体。
JP1989150712U 1989-12-29 1989-12-29 ラビリンスシール構造体 Expired - Lifetime JP2568285Y2 (ja)

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