JP3140835B2 - モータ装置 - Google Patents

モータ装置

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JP3140835B2
JP3140835B2 JP04121446A JP12144692A JP3140835B2 JP 3140835 B2 JP3140835 B2 JP 3140835B2 JP 04121446 A JP04121446 A JP 04121446A JP 12144692 A JP12144692 A JP 12144692A JP 3140835 B2 JP3140835 B2 JP 3140835B2
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徳門 小河
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣り合った2部品が、
紫外線硬化型接着剤によりモータ装置における周壁部に
接着されてなるモータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】図5は従来の
記録媒体駆動用スピンドルモータ装置の要部断面図であ
る。このスピンドルモータ装置では、固定支柱aに対し
玉軸受bを介してロータハブcが回転自在に支持されて
おり、玉軸受bとモータ装置外部との間には磁性流体シ
ールdが施されている。eは、2枚のポールピースfと
その間の永久磁石体gとが一体となったシール用部品で
あって、紫外線硬化型接着剤hによりロータハブcの内
周部に接着固定されている。iは、固定支柱aとポール
ピースfとの間に磁気的に保持された磁性流体である。
磁性流体シールdは、シール用部品eと磁性流体iとに
より構成されている。また磁性流体シールdの更に外部
側において、ロータハブcの内周部に対し環状平板製の
シールキャップjが紫外線硬化型接着剤kにより接着固
定されている。前記シール用部品e及びシールキャップ
jを紫外線硬化型接着剤により接着固定するには、先ず
シール用部品eをロータハブcにおける所定個所に配装
して接着剤hを塗布し、更にその接着剤hに紫外線を照
射して硬化させた後、再びシールキャップjをロータハ
ブcにおける所定個所に配装して接着剤kを塗布し、そ
の接着剤kに紫外線を照射して硬化させる必要があっ
た。
【0003】このように、従来は、モータ装置における
周壁部に接着する隣り合った2部品について接着剤塗布
及び紫外線照射を2度ずつ行っていたため、製造工程の
煩雑化と、製造コスト増大を免れ得なかった。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、隣り合った2部品を周壁部に接着する際の紫外
線硬化型接着剤の塗布や紫外線照射の回数を低減し得て
より効率よく製造することができるモータ装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモータ装置は、回転軸線を中心とした円筒
面状の周壁部と、その周壁部と同心状をなす環状の第1
部品及び環状の第2部品を有してなり、前記第1部品の
周縁部が前記周壁部と径方向に相接すると共に、前記第
2部品の周縁部に有する複数の突部が前記周壁部と径方
向に相接し、且つそれらの第1部品と第2部品は軸方向
に隣接しており、紫外線硬化型の接着剤が、前記第2部
品のうち前記突部同士の間に有する切欠部を通じて前記
第1部品と前記第2部品と前記周壁部とに行き渡った状
態で硬化し、それら第1部品と第2部品と周壁部とを接
着しているものとしている。
【0006】
【作用】軸方向に隣接する第1部品と第2部品とが、両
者共に回転軸線を中心とした円筒面状の周壁部と径方向
に相接する。そのうち第2部品は、その周縁部に有する
複数の突部において前記周壁部と径方向に相接してい
る。そのため、第1部品の周縁部及び第2部品の周縁部
に有する複数の突部を周壁部と径方向に相接するように
配装した後、第2部品における第1部品に相対しない側
から紫外線硬化型の接着剤を1度塗布することにより、
その接着剤が、第2部品の突部同士の間に有する切欠部
を通じて第1部品と第2部品と周壁部とに行き渡る。
【0007】その後、第1部品に相対しない側から紫外
線を1度照射することにより、切欠部を通じてその紫外
線を接着剤中に行き渡らせ、接着剤を硬化させることが
でき、以て第1部品と第2部品と周壁部とを接着させる
ことができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を、図1乃至図4を参照しつ
つ説明する。図1乃至図3は、本発明の1実施例として
の記録媒体(例えばハードディスク)駆動用スピンドル
モータについてのものであって、図1はその半断面図で
ある。
【0009】強磁性材料製の円柱状の固定支柱10の上
下中間位置に、ステータコア12が外嵌固定され、その
ステータコア12にはステータコイル14が捲回されて
いる。16は、固定用の螺子孔である。
【0010】ロータハブ20は、略円筒状をなし、その
内周部は、上端部に位置する小内径部22、その下方に
位置する中内径部24、及びその下方の上下約3分の2
の長さを占める大内径部26を有する。ロータハブ20
の下端部外周側には張出部28が設けられている。そし
てこの張出部28によって形成された下方開口の環状溝
部30内に、断面略L字状の位置検出マグネット用ヨー
ク32を介して環状の位置検出用マグネット34が設け
られている。張出部28の上側における環状の上方突部
36は、ロータハブ20の外周部に外嵌された記録媒体
(図略)の下面を支持するためのものである。また38
は、記録媒体固定用のクランプ部材(図略)を固定する
ための螺子孔である。
【0011】ロータヨーク42は、略円筒状をなし、上
端部に位置する小径部42aとその下方の約4分の3を
占める大径部42bを有する。このロータヨーク42
は、小径部42aが中内径部24の内側に、大径部42
bが大内径部26の内側に位置した状態でロータハブ2
0に内嵌固定されている。ロータヨーク42の大径部4
2bの下端は、ロータハブ20の大内径部26の下端よ
りもやや上方に位置している。そしてロータヨーク42
の大径部42bには、円筒状のロータマグネット44が
固定されている。
【0012】ロータヨーク42の小径部42aの内周面
と固定支柱10の外周面との間に第1玉軸受46が配装
されると共に、ロータヨーク42における大径部42b
の内周面下端部及びロータハブ20における大内径部2
6の下端部の内側に外周面が当接した状態でそれらに対
し固定されたステンレス鋼製のブッシュ48の内周面と
固定支柱10の外周面との間に第2玉軸受50が配装さ
れている。それによって、ロータマグネット44とステ
ータコア12とが径方向空隙を隔てて相対した状態で、
主としてロータハブ20、ロータヨーク42及びロータ
マグネット44からなるロータが固定支柱10に対し回
転自在に支持されている。
【0013】ロータハブ20の小内径部22は、その下
端部に位置する環状の内方突部22aと、その上方に隣
接する環状の外方凹部22bと、その上方に位置する中
間内周面22cと、その上方に位置する拡径内周面22
dからなる。
【0014】54は、上下2枚の環状平板形状のポール
ピース56・58とその間の環状永久磁石体60とが一
体となった第1シール用部品である。この第1シール用
部品54(第1部品)は、小内径部22の内側に上方か
ら挿入され、下側のポールピース58の外周部下側が内
方突部22aに支持されると共に上側のポールピース5
6の外周面が中間内周面22c(回転軸線を中心とした
円筒面状の周壁部)に接した状態となっている。
【0015】また62はシールキャップ部材である。図
2に、シールキャップ部材62の平面図が表わされ、図
3に、その要部破砕斜視図が表わされている。このシー
ルキャップ部材62は、内周部に位置する環状平板部6
2aと、その外周側にて下方に突出した略J字状屈曲部
62bと、その上外方に突出した略倒立L字状の突部6
2cからなる。突部62cは、30度中心角毎に設けら
れ、突部62c同士の間は切欠部62dとなっている。
【0016】シールキャップ部材62(第2部品)は、
第1シール用部品54を挿入した後、小内径部22の内
側に上方から挿入され、略J字状屈曲部62bの下端面
が上側のポールピース56の上面に接すると共に突部6
2cの外周部が拡径内周面22d(回転軸線を中心とし
た円筒面状の周壁部)の下端部及び拡径内周面22dと
中間内周面22cとの境界部に接した状態となってい
る。
【0017】そして、シールキャップ部材62の略J字
状屈曲部62b、突部62c及び切欠部62dの部分
に、その上方から紫外線硬化型の接着剤64が塗布さ
れ、その接着剤64が、略J字状屈曲部62bの上側、
及び突部62cにおける基部の周囲のほか、切欠部62
dを通じて第1シール用部品54における上側のポール
ピース56の外周部上面、及び中間内周面22cにも全
周に亙って行き渡っている。更に、その接着剤64に、
シールキャップ部材62の上方から紫外線が照射される
ことにより、略J字状屈曲部62b及び突部62cの上
側の接着剤64のみならず、切欠部62dを通じ、略J
字状屈曲部62b及び突部62cの下側の接着剤64を
含む接着剤64全般にその紫外線が行き渡り、その接着
剤64が硬化している。その結果、第1シール用部品5
4とシールキャップ部材62とロータハブ20の小内径
部22とがその接着剤64により接着固定された状態と
なっている。
【0018】66は、上下ポールピース56・58と固
定支柱10とに亙って磁気的に保持された磁性流体であ
って、第1シール用部品54及び固定支柱10と共に第
1磁性流体シールを構成している。
【0019】68は、アルミニウム製のシールホルダで
ある。このシールホルダ68は、環状平板部68aと、
その環状平板部68aの径方向中間位置に有する環状の
上方突部68bと、環状平板部68aの内周部やや外寄
りに有する環状の下方突部68cを有してなり、環状平
板部68aの外周部下側は、環状の切欠部68dに形成
されている。
【0020】シールホルダ68の上方突部68bは、ス
テンレス製のブッシュ48に設けられた下方開口の環状
溝部70内に嵌合し、環状平板部68aの上面は、ブッ
シュ48の下面に当接している。また環状平板部68a
の外周面は、ロータハブ20の大内径部26の下端部に
当接している。上方突部68bは環状溝部70の内周面
に接しており、上方突部68bの上方及び半径方向外方
には、環状溝部70との間に空隙を有する。
【0021】この状態で、紫外線硬化型接着剤72を切
欠部68dとロータハブ20の大内径部26の下端部と
に行き渡るように全周に亙って塗布した後、その接着剤
72に紫外線を照射すると、接着剤72が硬化してシー
ルホルダ68がロータハブ20に対しその状態で固定さ
れる。
【0022】74は、上下2枚の環状平板形状のポール
ピース76・78とその間の環状永久磁石体80とが一
体となった第2シール用部品である。この第2シール用
部品74は、下方突部68cの内側に下方から挿入さ
れ、上側のポールピース76の上面が環状平板部68a
の下面内端部に接している。その状態で、下側のポール
ピース78と下方突部68cとに亙って紫外線硬化型接
着剤82を全周に塗布した後、その接着剤82に紫外線
が照射されることにより、第2シール用部品74がシー
ルホルダ68に接着固定されている。
【0023】84は、上下ポールピース76・78と固
定支柱10とに亙って磁気的に保持された磁性流体であ
って、第2シール用部品74及び固定支柱10と共に第
2磁性流体シールを構成している。
【0024】シールホルダ68における上方突部68b
の上面及び外周面とブッシュ48における環状溝部70
との間に空隙を有するので、上方突部68bを環状溝部
70内に嵌合させる際に空気を逃がすことができる。ま
た、材質上、ブッシュ48に比べてシールホルダ68の
熱膨張率が高く、而も材質及び形状の点でシールホルダ
68の方が剛性が低いので、空隙なしに嵌合していると
熱膨張時にシールホルダ68に大きな変形が生じ易い。
ところが、上方突部68bと環状溝部70との間に前記
のような空隙が存在するため、シールホルダ68はその
空隙の方向に比較的自由に熱膨張し得、熱膨張率の差に
より発生する応力はあまり大きくない。そのため、第2
シール用部品74と固定支柱10とが接触するような大
きな変形がシールホルダ68に引き起されることは防止
される。
【0025】ブラケット部材86は、下方突出の円筒状
部88を有し、この円筒状部88の内側に、固定支柱1
0の下端部が内嵌固定されている。また、ブラケット部
材86は、位置検出用マグネット34と回転軸線方向に
対向する部分に、上部がシール部材90により閉塞され
た透孔92を有する。94は、そのシール部材90の下
方に設けられた回路基板である。その回路基板94上に
位置検出用の磁気センサ96設けられ、その磁気センサ
96が、シール部材90を隔てて位置検出用マグネット
34と回転軸線方向に相対している。
【0026】図4は、本発明の別の実施例としての記録
媒体(例えばハードディスク)駆動用スピンドルモータ
についての半断面図である。
【0027】100は強磁性材料製の円柱状の固定支
柱、102は、固定用の螺子孔である。104は、環状
の基部106と、その外周部下方に位置する外周壁部1
08と、その外周壁部108の下端外周部に設けられた
張出し部110からなる略椀形状のロータハブである。
112は、ロータハブ104の外周部に外嵌する記録媒
体(図略)を固定するクランプ部材(図略)の固定に用
いる螺子のための螺子孔であって、回転軸線方向に貫通
している。
【0028】ロータハブ104における基部106の内
周面と固定支柱100の外周面との間の上下に第1玉軸
受114及び第2玉軸受116が配装されることによ
り、固定支柱100に対しロータハブ104が回転自在
に支持されている。
【0029】118は、上下2枚の環状平板形状のポー
ルピース120・122とその間の環状永久磁石体12
4とを環状をなす断面略L字状のホルダ126の内側に
一体的に固定保持してなるシール用部品である。このシ
ール用部品118は、ロータハブ104における基部1
06の内側に上方から挿入され、ホルダ126の下面が
第1玉軸受114の外輪114a上に支持されると共に
ホルダ126(第1部品)の外周面が基部106の内周
(回転軸線を中心とした円筒面状の周壁部)に接した
状態となっている。
【0030】シールキャップ部材128は、内周部に位
置する環状平板部128aと、その外周側にて下方に突
出した略J字状屈曲部128bと、その上外方に突出し
た複数の略倒立L字状の突部128cからなる。突部1
28c同士の間は切欠部となっている。
【0031】シールキャップ部材128(第2部品)
は、シール用部品118を挿入した後、基部106の内
側に上方から挿入され、略J字状屈曲部128bの下端
面が上側のポールピース120の上面に接すると共に、
突部128cの外周部が基部106の上端部に形成され
た拡径部130の内周面(回転軸線を中心とした円筒面
状の周壁部)に接した状態となっている。
【0032】そして、シールキャップ部材128の略J
字状屈曲部128b、突部128c及び切欠部の部分
に、その上方から紫外線硬化型の接着剤132が塗布さ
れ、その接着剤132が、略J字状屈曲部128bの上
側、及び突部128cにおける基部106の周囲のほ
か、切欠部を通じてシール用部品118におけるホルダ
126の上面、及び基部106の内周面にも全周に亙っ
て行き渡っている。更に、その接着剤132に、シール
キャップ部材128の上方から紫外線が照射されること
により、略J字状屈曲部128b及び突部128cの上
側の接着剤132のみならず、切欠部を通じ、略J字状
屈曲部128b及び突部128cの下側の接着剤132
を含む接着剤132全般にその紫外線が接着剤132中
に行き渡り、その接着剤132が硬化している。その結
果、シール用部品118とシールキャップ部材128と
ロータハブ104の基部106内周面とがその接着剤1
32により接着固定された状態となっている。
【0033】134は、上下ポールピース120・12
2と固定支柱100とに亙って磁気的に保持された磁性
流体であって、シール用部品118及び固定支柱100
と共に磁性流体シールを構成している。
【0034】136は、ベアリングキャップ部材であ
る。このベアリングキャップ部材136は、環状平板部
136aと、その外周部下方に突起した環状突部136
bと、環状平板部136aの上方に突起した嵌合突部1
36cからなる。嵌合突部136cは、ロータハブ10
4の基部106に設けられた螺子孔112の配置に対応
して配設され、その外径は、螺子孔112の内径よりも
若干大きい。この嵌合突部136cは、螺子孔112に
その下方開口部から嵌合して螺子孔112を閉塞すると
共に、ベアリングキャップ部材136をロータハブ10
4に固定する作用を果たしている。このように螺子孔1
12が閉塞されることにより、螺子孔112を通じて塵
埃や切り粉等がモータの内部に侵入することが防止され
る。
【0035】環状平板部136aの内周部は、第2玉軸
受116の下方部を、その外輪116a側から内輪11
6bの外周側まで覆っている。ベアリングキャップ部材
136の環状突部136bの下端面は、ロータハブ10
4の外周壁部108の内側に固定された円筒状のロータ
マグネット138の上端面に当接しており、以てベアリ
ングキャップ部材136をロータハブ104に一層確実
に固定している。このようなベアリングキャップ部材1
36により、従来接着剤を用いて固定していたベアリン
グキャップをほとんどワンタッチで固定することが可能
となる。ベアリングキャップ部材136の材料として
は、嵌合突部136cを螺子孔112に容易に嵌合固定
させ得る程度の弾性を有する合成樹脂等が好ましい。
【0036】140はブラケット部材である。このブラ
ケット部材140は、中央部に上下円筒状部142・1
44を有し、その外周部に、上方開口の環状凹部146
を有している。上円筒状部142には、ステータコア1
48が外嵌固定され、そのステータコア148にはステ
ータコイル150が捲回されている。環状凹部146の
底面には回路基板152が配装され、ブラケット部材1
40を貫通する貫通孔154を通じてフレキシブルリー
ド基板156が引出されている。158は、貫通孔15
4を閉塞するための充填剤である。
【0037】上下円筒状部142・144には固定支柱
100が嵌挿固定され、それによってロータマグネット
138とステータコア148とが径方向に相対してい
る。同時に、ベアリングキャップ部材136の環状平板
部136aの内周面が上円筒状部142の上端部外周面
と若干の径方向空隙を隔てて相対し、且つロータハブ1
04の張出し部110の外周面とブラケット部材140
の環状凹部146の外周面160とが若干の径方向空隙
を隔てて相対した状態となっており、それによって第2
玉軸受116の潤滑剤がモータ内部延いてはモータ外部
へと漏出することを可及的に防いでいる。
【0038】なお、以上の実施例についての記述におけ
る上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のため
のものであって、実際の使用状態等を限定するものでは
ない。
【0039】
【発明の効果】本発明のモータ装置では、第1部品の周
縁部及び第2部品の周縁部に有する複数の突部回転軸
線を中心とした円筒面状の周壁部に接するよう配装した
後、第1部品に相対しない側から紫外線硬化型の接着剤
を1度塗布し、その後第2部品における第1部品に相対
しない側から紫外線を1度照射することにより、切欠部
を通じてその紫外線を接着剤中に行き渡らせ、接着剤を
硬化させる、以て第1部品と第2部品と周壁部とを接着
させることができるので、接着剤塗布及び紫外線照射を
各部品毎に行わなければならなかった従来のモータ装置
に比し、極めて製造効率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録媒体駆動用スピンドルモータの半断面図で
ある。
【図2】シールキャップ部材の平面図である。
【図3】シールキャップ部材の要部破砕斜視図である。
【図4】記録媒体駆動用スピンドルモータについての半
断面図である。
【図5】従来の記録媒体駆動用スピンドルモータ装置の
要部断面図である。
【符合の説明】
22 小内径部 54 第1シール用部品 62 シールキャップ部材 62c 突部 64 接着剤 62d 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮嶋 和人 長野県上伊那郡飯島町田切1145−4 長 野日本電産株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−54842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/02 H02K 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸線を中心とした円筒面状の周壁部
    と、その周壁部と同心状をなす環状の第1部品及び環状
    の第2部品を有してなり、 前記第1部品の周縁部が前記周壁部と径方向に相接する
    と共に、前記第2部品の周縁部に有する複数の突部が前
    記周壁部と径方向に相接し、且つそれらの第1部品と第
    2部品は軸方向に隣接しており、 紫外線硬化型の接着剤が、前記第2部品のうち前記突部
    同士の間に有する切欠部を通じて前記第1部品と前記
    2部品と前記周壁部とに行き渡った状態で硬化し、それ
    第1部品と第2部品と周壁部とを接着していることを
    特徴とするモータ装置。
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