JPH08329307A - 硬貨受入保留ホッパー - Google Patents

硬貨受入保留ホッパー

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JPH08329307A
JPH08329307A JP7131987A JP13198795A JPH08329307A JP H08329307 A JPH08329307 A JP H08329307A JP 7131987 A JP7131987 A JP 7131987A JP 13198795 A JP13198795 A JP 13198795A JP H08329307 A JPH08329307 A JP H08329307A
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JP
Japan
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coin
coins
receiving
holding hopper
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7131987A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Mine
志津雄 峯
Tsutomu Murata
勉 村田
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、投入された複数枚の硬貨を
少しずつ、しかも迅速に硬貨排出孔側へ案内する硬貨受
入保留ホッパーを提供することにある。 【構成】この発明の硬貨受入保留ホッパー20は、筐体
23内に、連続する複数の傾斜面31、32、33、3
4、35がスパイラル状に配置された硬貨案内通路30
を形成し、このスパイラル形状の硬貨案内通路30を介
し硬貨投入口21に投入された複数枚の硬貨を硬貨排出
孔22へ案内するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、投入された複数枚の
硬貨を受け入れ、一時保留する硬貨受入保留ホッパーに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、銀行、ゲーム機等における硬
貨の入出金処理装置、キャッシュレジスタの端末機とし
て使用される硬貨入出金処理装置、あるいは高級指向の
自動販売機の硬貨入出金処理装置として硬貨処理装置が
使用されている。
【0003】この硬貨処理装置は、一時に投入された複
数枚の硬貨の迅速な選別収容と、釣り銭等の硬貨の迅速
な払い出しを主目的とする装置で、このような装置に
は、投入された複数枚の硬貨を受け入れ、一時保留する
硬貨受入保留ホッパーが配設されている。
【0004】図7は、従来の硬貨受入保留ホッパーの一
部破断概念斜視図である。
【0005】この硬貨受入保留ホッパー1は、上面に形
成された矩形状の孔からなる硬貨投入口2と、側方に形
成された円筒形状の硬貨排出孔3とを有する単純な四角
形状の筐体4から構成されており、一時に投入された複
数枚の投入硬貨群Aは、上述した筐体4の底部に形成さ
れた傾斜面5に沿い、一団となって側方に形成された硬
貨排出孔3へ案内される。
【0006】一方、この硬貨排出孔3内には硬貨取出し
部6が配設されている。
【0007】この硬貨取出し部6は硬貨排出孔3を介し
案内された複数枚の硬貨を分離し、かつ分離された硬貨
を硬貨搬送路7に沿って搬送すべく一枚づつピックアッ
プするもので、図示のごとく、硬貨取出し部6は、ドラ
イブスプロケット8に巻回されたエンドレスチェーン9
と、このエンドレスチェーン9の側方に所定のピッチで
植設された硬貨搬送用ピン10とから構成されている。
【0008】そして、この硬貨取出し部6では、硬貨搬
送用ピン10が硬貨排出孔3内に入ると、筐体4内に投
入された複数枚の硬貨が当該硬貨搬送用ピン10に引っ
掛かり、それにより各硬貨が分離されるとともに、引っ
掛かった硬貨Bを図示のごとく隣接する硬貨搬送用ピン
10間に位置決めし、一枚ずつエンドレスチェーン9の
張設方向、すなわち硬貨搬送路7に沿って搬送する。
【0009】なお、図7で、符号11は、硬貨搬送用ピ
ン10により搬送される硬貨の正偽と正貨の金種とを判
別する硬貨判別部である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の硬貨受入保留ホッパー1では、図7で示すように、
投入された複数枚の硬貨群Aを受け入れ、一時保留する
筐体4は、上面に矩形状の孔からなる硬貨投入口2が形
成された単純な四角形状の筐体であり、このため硬貨投
入口2内に一時に多数枚の硬貨群Aが投入されると、そ
の硬貨群Aは筐体4の底部に形成された傾斜面5に沿
い、一団となって硬貨取出し部6へ案内されることとな
る。
【0011】一方、硬貨取出し部6では、エンドレスチ
ェーン9の側方に所定のピッチで植設された硬貨搬送用
ピン10を複数枚の硬貨群Aに引っ掛けて硬貨群を分離
し、かつ当該硬貨搬送用ピン10間に一枚づつ硬貨を位
置決めして搬送させることから、多数枚の硬貨群Aが一
団となってこの硬貨取出し部6へ案内されると、硬貨の
分離ミスや、搬送ミスが発生し易く、また不自然な姿勢
で案内された硬貨が硬貨搬送用ピン10と硬貨排出孔3
との間に挟まれて硬貨詰まりを発生し、これにより硬貨
取出し部6の作動ロックを誘発して硬貨の迅速な取り出
しが出来なくなる問題点があった。
【0012】この発明は上述した事情に鑑み、投入され
た複数枚の硬貨を少しずつ、しかも迅速に硬貨排出孔側
へ案内する硬貨受入保留ホッパーを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明の硬貨受入保留ホッパーでは、連続する
複数の傾斜面をスパイラル状に配置した硬貨案内通路
を、筐体の内周壁に沿って形成し、このスパイラル状の
硬貨案内通路を介し硬貨投入口に投入された複数枚の硬
貨を硬貨排出孔へ案内するようにしている。
【0014】
【作用】上述した硬貨受入保留ホッパーによると、硬貨
投入口から硬貨排出孔へ向け硬貨を案内する硬貨案内通
路がスパイラル状に配置された連続する複数の傾斜面に
より構成されているので、硬貨投入口内に投入された複
数枚の硬貨は、スパイラル状の硬貨通路に沿って少しず
つ、しかも迅速に硬貨排出孔へ向け案内されることとな
る。
【0015】
【実施例】以下この発明に関わる硬貨受入保留ホッパー
の一実施例を詳述する。
【0016】図1はこの発明に係わる硬貨受入保留ホッ
パー20の概念斜視図である。
【0017】この硬貨受入保留ホッパー20も、従来と
同様に上面に形成された矩形状の孔からなる硬貨投入口
21と、側方に形成された円筒形状の硬貨排出孔22と
を有する単純な四角形状の筐体23から構成されてお
り、硬貨排出孔22内には、従来と同様に複数枚の硬貨
を硬貨搬送用ピンに引っ掛けて一枚ずつ搬送する硬貨搬
送部(図示せず)が配設されている。
【0018】一方、この硬貨受入保留ホッパー20の筐
体23には、その内周壁に沿ってスパイラル状に硬貨案
内通路30が形成されている。
【0019】この硬貨案内通路30は、その詳細を示す
図2のように、硬貨投入口21から硬貨排出孔22へ向
け硬貨を案内すべく、連続する5枚の傾斜面31、3
2、33、34、35により構成され、特に傾斜面31
の側方には堰31aが形成され、また各傾斜面のうち、
一部の傾斜面33と傾斜面34の各上端部33a、34
a一側面には、当該傾斜面33、34よりも傾斜の大き
い三角形状の傾斜面33b、34bが形成されている。
【0020】また図3で示すように、各傾斜面31、3
2、33、34、35の幅S1、S2、S3、S4、S
5は略同一の幅を有しており、その幅は図4で示すよう
に取り扱う現行硬貨6金種(1円、5円、10円、50
円、100円、500円の各硬貨)のうち最大径の硬貨
(具体的には500円硬貨B)の径よりも大きく、また
最小径の硬貨(具体的には1円硬貨C)の径を2枚足し
合わせた長さよりも短く設定されている。すなわち、各
傾斜面31、32、33、34、35の幅S1、S2、
S3、S4、S5は、500円硬貨Bの径<各傾斜面の
幅<1円硬貨Cの径×2に設定されている。
【0021】一方、図3のDD断面で示す図5のよう
に、筐体23の底部表面24には、該筐体23全体に振
動を与える加振手段25が配設されている。
【0022】この、加振手段25は、軸中心から偏心し
た位置に取付け孔が形成された分銅40と、この分銅4
0を駆動軸41に嵌着させたモータ43からなり、この
モータ43の軸41が回転駆動されると、偏心して取り
付けられた分銅40による振動により筐体23全体が振
動するように構成されている。
【0023】次に、上述した硬貨受入保留ホッパー20
の作用を説明する。
【0024】図6で示すように例えば複数枚の硬貨B、
C、D、Fを筐体23の硬貨投入口21内に投入する。
【0025】すると、これらの複数枚の硬貨は、ホッパ
ー20の内周壁に沿ってスパイラル状に形成された硬貨
案内通路30上に撒かれることとなる。
【0026】一方、このスパイラル状の硬貨案内通路3
0は硬貨投入口21から硬貨排出孔22へ向け硬貨を案
内すべく、連続する5枚の傾斜面31、32、33、3
4、35により構成されているため、撒かれた各硬貨
B、C、E、Fは、その傾斜面31、32、33、3
4、35の流れに沿って順序よく、しかも迅速に硬貨排
出孔22へ案内されることとなり、このため投入された
複数枚の硬貨B、C、E、Fが一団となって硬貨排出孔
22へ案内されることが可及的に阻止される。
【0027】また各傾斜面31、32、33、34、3
5の幅S1、S2、S3、S4、S5は、図3および図
4で示すように、500円硬貨Bの径<各傾斜面の幅<
1円硬貨Cの径×2に設定されているため、各傾斜面3
1、32、33、34、35を案内される各硬貨が互い
に立ち上がって倒れ掛かった姿勢を維持する、いわゆる
ブリッジの発生が少なく、また図2で示すように、傾斜
面33と傾斜面34の各上端部33a、34a一側面に
は、当該傾斜面33、34よりも傾斜の大きい三角形状
の傾斜面33b、34bが形成されているため、硬貨の
進行方向が容易に変更し、またブリッジが発生した硬貨
がこの傾斜面33b、34bに到達すると、その傾斜に
より傾いてバランスを失い、ブリッジがこわれるので、
投入された複数枚の硬貨は迅速に硬貨排出孔22側へ案
内されることとなる。
【0028】なお、この発明の硬貨受入保留ホッパー2
0では、図5で示すように、筐体23の底部表面24
に、分銅40を駆動軸41に嵌着させたモータ43から
なる加振手段25が配設されているため、万一、スパイ
ラル状の硬貨案内通路30に投入硬貨が残る場合であっ
ても、このモータ43を駆動し筐体23全体を振動させ
ることにより、筐体23に投入された硬貨を迅速かつス
ムーズに硬貨取出し部へ案内させることが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の硬貨受
入保留ホッパーによると、連続する複数の傾斜面をスパ
イラル状に配置した硬貨案内通路を、硬貨投入口が形成
された筐体の内周壁に沿って形成するようにしたから、
複数枚の投入硬貨はスパイラル状の硬貨通路に沿って少
しずつ、しかも迅速に硬貨排出孔へ向け案内されること
となり、このため従来の如く投入された複数枚の硬貨が
一時に硬貨排出孔へ案内されることにより発生する、硬
貨取出し部の硬貨分離ミスや、搬送ミス、および硬貨詰
まり等の発生を可及的に低減させ、安定した硬貨の分離
搬送を図る硬貨受入保留ホッパーを提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる硬貨受入保留ホッパー
の概念斜視図。
【図2】図2は筐体に形成された傾斜面を示す概念斜視
図。
【図3】図3は傾斜面の幅を示す筐体の概念斜視図。
【図4】図4は傾斜面の幅と硬貨の径との関係を示す概
念斜視図。
【図5】図5は図3のDD断面図。
【図6】図6は複数枚の硬貨を投入した状態を示す筐体
の概念斜視図。
【図7】図7は従来の硬貨受入保留ホッパーの概念斜視
図である。
【符号の説明】
20…硬貨受入保留ホッパー 21…硬貨投入口 22…硬貨排出孔 23…筐体 30…硬貨案内通路 31、32、33、34、35…傾斜面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に形成された硬貨投入口と、側方に形
    成された硬貨排出孔とを有する筐体からなり、前記硬貨
    投口から投入された複数枚の硬貨を側方に形成された前
    記硬貨排出孔へ案内する硬貨受入保留ホッパーにおい
    て、 連続する複数の傾斜面をスパイラル状に配置した硬貨案
    内通路を、前記筐体の内周壁に沿って形成し、該スパイ
    ラル状の硬貨案内通路を介し前記硬貨投入口に投入され
    た複数枚の硬貨を前記硬貨排出孔へ案内するようにした
    ことを特徴とする硬貨受入保留ホッパー。
  2. 【請求項2】前記複数の傾斜面のうち、一部の傾斜面の
    上端部一側面には該傾斜面よりも傾斜の大きい三角形状
    の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項(1)
    記載の硬貨受入保留ホッパー。
  3. 【請求項3】前記各傾斜面の幅は、取り扱う複数種類の
    硬貨のうち最大径の硬貨の径よりも大きく、しかも取り
    扱う複数種類の硬貨のうち最小径の硬貨の径の2倍より
    も小さく設定されていることを特徴とする請求項(1)記
    載の硬貨受入保留ホッパー。
  4. 【請求項4】前記筐体の底部表面には、該筐体全体に振
    動を与える加振手段が配設されていることを特徴とする
    請求項(1)記載の硬貨受入保留ホッパー。
  5. 【請求項5】前記加振手段は、軸中心から偏心した位置
    に取付け孔が形成された分銅と、該分銅を駆動軸に嵌着
    させたモータからなることを特徴とする請求項(4)記載
    の硬貨受入保留ホッパー。
JP7131987A 1995-05-30 1995-05-30 硬貨受入保留ホッパー Pending JPH08329307A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209345A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Glory Ltd 循環式硬貨入出金機
JP5400248B1 (ja) * 2013-07-03 2014-01-29 英治 岩塚 硬貨選別器及びそれを備えた財布

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