JP4926775B2 - 硬貨入出金装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨入出金装置に関する。
従来、POS(Point Of Sales)端末やECR(Electronic Cash Register)に接続されて使用される硬貨入出金装置がある。
硬貨入出金装置は、一般的には、投入口から投入された硬貨をハウジングの内部に搬送入金して選別部で金種別に選別して収納部に収納し、この金種別に収納した硬貨をPOS端末等からの払出指示に基づいて硬貨受部に払い出すようにしたものである。
硬貨入出金装置には、投入された偽貨を排除できるようにしたものがあり、主に、排除硬貨をハウジングの内部に収納する収納タイプのものと(例えば、特許文献1参照)、排除硬貨をハウジングの外部に払い出してしまう払出タイプのものとがある。
このような硬貨入出金装置は、排除硬貨の取り扱いについて収納タイプと払出タイプとのどちらか一方が選択されて店舗等に導入されることになる。
特開2005−275586公報
特許文献1に記載されたような収納タイプの硬貨入出金装置であっても、払出タイプのように排除硬貨を外部に払い出せるものであることが望ましい。これによれば、店舗は硬貨入出金装置の導入に際して収納タイプと払出タイプとの一方を選択する必要がなくなり、また、導入後に排除硬貨の取り扱いの態様が変化した場合であっても柔軟に対応することが可能となる。
本発明の目的は、排除硬貨を収納できる一方で排除硬貨を外部に払い出すこともできる硬貨入出金装置を提供することである。
本発明の硬貨入出金装置は、硬貨の投入を許容する形状に開口した投入口と、前記投入口から投入された硬貨を一枚ずつ分離して搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される硬貨が通過する位置に配置されて、通過する硬貨の正偽を判定する情報を検出する検出部と、前記検出部よりも硬貨搬送方向下流側に配置されて前記搬送部によって搬送される硬貨を金種別に落下させて選別する選別部と、前記検出部よりも硬貨搬送方向下流側であって前記選別部よりも硬貨搬送方向上流側に設けられて前記搬送部によって搬送される最大径の硬貨を落下させ得るリジェクト孔と、前記搬送部によって搬送され前記リジェクト孔に位置する最小径の硬貨を支持する位置で選択的に開閉自在に設けられて、当該硬貨の前記リジェクト孔の通過を許容するシャッタと、前記選別部によって金種別に落下した硬貨を受け入れる位置に配置されて当該硬貨を収納する金種別の第1の硬貨収納部と、前記リジェクト孔から落下した硬貨を受け入れる位置に配置されて当該硬貨を排除硬貨として収納する第2の硬貨収納部と、前記第1の硬貨収納部に収納された硬貨を金種別に搬送して払い出す第1の払出部と、前記第2の硬貨収納部に収納された排除硬貨を搬送して払い出す第2の払出部と、を備え、前記検出部の検出結果に基づき当該検出部を通過した硬貨が正貨でないと判定した場合、前記シャッタが開くように当該シャッタの駆動源を駆動制御し、硬貨の払出指示に応じて、前記第1の払出部の駆動源を駆動制御して前記第1の硬貨収納部に収納された硬貨を金種別に払い出させ、排除硬貨の払出指示に応じて、前記第2の払出部の駆動源を駆動制御して前記第2の硬貨収納部に収納された排除硬貨を払い出させるようにした。
本発明によれば、第2の硬貨収納部に収納された排除硬貨が排除硬貨の払出指示に応じて外部に払い出されるため、排除硬貨を収納できる一方で排除硬貨を払い出すこともできる。
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態の硬貨入出金装置は、電子機器であるPOS端末(図示せず)に接続して使用される硬貨入出金装置である。
図1は、第1の実施の形態の硬貨入出金装置1の外観を示す斜視図である。硬貨入出金装置1の筐体であるハウジング2の右側手前には、硬貨の一括投入する形状に上方に向けて開口した投入口3が設けられている。ハウジング2の左側手前のハウジング2から露出した位置には、上面が開口した凹状の硬貨受部23が配置されている。硬貨受部23は、左側に偏位させて設けられている。硬貨受部23の上方には、表示器24及び各種の操作キー26が設けられている。
図2は、第1の実施の形態の硬貨入出金装置1の内部構造を示す平面図である。投入口3には、光電的に硬貨の有無を検出する複数組の投入センサ4が設けられている。
投入口3には、投入された硬貨を奥に向けて搬送する投入口ベルト5が設けられている。投入口ベルト5は、モータM(図7参照)に連結されて駆動される。投入口ベルト5上には投入口3の一端に位置させて不規則に投入された硬貨を一枚ずつ送り出すための投入口ローラ6が設けられている。投入口ベルト5には、硬貨の送り速度を速めて所定の隙間を開けてそれぞれの硬貨を送ることができるように搬送速度を速めた搬送ベルト7が連設されている。搬送ベルト7は、モータM(図7参照)に連結されて駆動される。搬送ベルト7の終端部分には、搬送方向を略直角に屈曲する硬貨案内部50が設けられている。硬貨案内部50に連続する位置には、搬送ベルト8が硬貨入出金装置1の幅方向と略平行に設けられている。搬送ベルト8は、硬貨案内部50によって搬送方向が略直角に屈曲された硬貨を搬送する。
したがって、投入口ベルト5、投入口ローラ6、搬送ベルト7、硬貨案内部50及び搬送ベルト8は、投入口3から投入された硬貨を一枚ずつ分離して搬送する搬送部9を構成する。
搬送ベルト7の途中には、検出部55が設けられている。検出部55は、通過する硬貨の正偽を判定する情報を検出する。検出部55は、例えば、光センサである。この場合、光センサである検出部55を硬貨が通過する際に、検出部55の領域に対して硬貨が塞いでいない領域の光の量を電圧に変換し、その電圧値をもって硬貨の直径を検出する。つまり、光センサである検出部55は、正偽を判定する情報として硬貨の直径を検出する。検出部55は、検出結果を制御部30(図7参照)に出力する。
搬送ベルト8の下方には、搬送ベルト8と平行な板状部材である孔ベース部31が配置されている。孔ベース部31には、搬送ベルト8に沿わせて、リジェクト孔62及び金種別の6個の選別孔10が設けられている。リジェクト孔62は、最上流に位置する選別孔10の上流側でこの選別孔10に隣接配置されている。
リジェクト孔62には、図3及び図4に基づいて詳述するように、シャッタ63が開閉自在に設けられている。シャッタ63が開いた状態で、リジェクト孔62からの硬貨の落下が許容される。リジェクト孔62には、硬貨の枚数をカウントするための計数センサ12が設けられている。リジェクト孔62は、上方開口した第2の硬貨収納部71に連通している。第2の硬貨収納部71は、リジェクト孔62から落下した硬貨を受け入れる位置に配置されて、この硬貨を排除硬貨として収納する。
選別孔10は、順次孔幅寸法が拡大する金種別の孔である。つまり、選別孔10は、図2の右側から1円、50円、5円、100円、10円、500円の順にそれぞれの金種に対応する大きさで6個設けられている。搬送ベルト8によって搬送される硬貨は、図5に基づいて詳述するように対応する金種の選別孔10から落下する。各選別孔10にも、金種別に硬貨の枚数をカウントするための計数センサ12が設けられている。選別孔10は、仕切板13により金種別に仕切られた上方開口の第1の硬貨収納部14(14a〜14f)に連通している。各第1の硬貨収納部14a〜14fは、並列に隣接配置されている。第1の硬貨収納部14は、選別孔10から落下した硬貨を受け入れる位置に配置されて、この硬貨を収納する。
第2の硬貨収納部71は、第1の硬貨収納部14aに対して並列に隣接配置されている。つまり、第1の硬貨収納部14と第2の硬貨収納部71とは、ハウジング2に形成された一つのスペースを仕切板13によって仕切ることに形成されて、構造が簡略化されている。
また、リジェクト孔62と選別部11の選別孔10とは隣接し、また、それぞれに対応させて第2の硬貨収納部71と第1の硬貨収納部14とについても隣接しているため、硬貨を搬送するための経路が短くなり、硬貨入出金装置1の省スペース化が図られている。
第1の硬貨収納部14a〜14fの底面部の横幅は、各第1の硬貨収納部14a〜14fに収納される硬貨の直径よりも広く、かつ、各第1の硬貨収納部14a〜14fに収納される硬貨の直径にその硬貨の厚さを加えた幅よりは狭く設定されている。第2の硬貨収納部71の底面部の横幅についても、第1の硬貨収納部14a〜14fと同様に設定されている。第2の硬貨収納部71は、収納され得る最大の直径を有する硬貨(500円硬貨)に対応させて、その幅が規定されている。
図3は、リジェクト孔62を示す平面図である。リジェクト孔62は、搬送ベルト8によって搬送される最大径の硬貨C(500円硬貨)の落下を許容する大きさを有する。リジェクト孔62が形成された孔ベース部31には、第1の搬送基準面としての搬送基準面10bが形成されている。搬送基準面10bは搬送ベルト8による硬貨の搬送方向に沿って設けられている。
リジェクト孔62の搬送基準面10b側には、リジェクト孔62の一部を塞ぐ位置であって搬送ベルト8によって搬送される最小径の硬貨C(1円硬貨)の搬送基準面10b側の端部を支持する位置にシャッタ63が配置されている。シャッタ63により、最小径のものを含む硬貨Cは、リジェクト孔62の通過が許容される。
搬送ベルト8によって搬送される硬貨Cは、搬送基準面10bに押し付けられて搬送される。このとき、硬貨Cは、図3に示すように、一端がシャッタ63に支持され、他端が孔ベース部31の一部である支持部10cに支持されて、リジェクト孔62を落下せずに通過する。リジェクト孔62を通過した硬貨Cは、隣接する選別孔10に搬送される。
図4は、シャッタ63が開いた状態のリジェクト孔62を示す平面図である。シャッタ63は、シャッタソレノイド64に連結されている。シャッタ63は、シャッタソレノイド64への通電によって、搬送基準面10bに押し付けられて搬送される硬貨Cへの支持を回避する位置まで開く。このとき、シャッタソレノイド64に設けられた圧縮バネ65は圧縮する。シャッタ63が開いた状態では、硬貨Cは、搬送ベルト8によって押し付けられている方向である搬送基準面10b側の端部の支持がなくなるため、反対側の支持部10cとの接触箇所を支点として下方に回動し、搬送基準面10b側の端部からリジェクト孔62に落下する。なお、シャッタソレノイド64への通電が解除されると、圧縮バネ65の復元力によってシャッタ63は元の位置に復帰する。
ここで、支持部10cを孔ベース部31から独立した部材として、この独立部材をシャッタ63のように開閉自在にした場合について考える。このような形態であっても、この独立部材を開状態にすることにより、硬貨Cをリジェクト孔62から落下させることができる。しかしながら、最大径の硬貨Cをリジェクト孔62から落下させるためには、本実施の形態のシャッタ63を開閉させる場合よりも、その変位量を大きくしなければならない。つまり、本実施の形態によれば、シャッタ63の変位量が比較的少なく硬貨Cをリジェクト孔62から落下させ得る。
図3及び図4では図示しないが、リジェクト孔62には、傾斜ガイド10aが設けられている。傾斜ガイド10aは、搬送基準面10b側の端部から支持部10c側の端部に向かうに従い下方に傾斜している。傾斜ガイド10aは、リジェクト孔62から落下する硬貨Cを斜め下方へ向けて落下させる。リジェクト孔62から落下して傾斜ガイド10aを滑り落ちた硬貨Cは、第2の硬貨収納部71に収納される。
図5は、選別孔10を拡大して示す斜視図である。選別孔10の一側方には、リジェクト孔62から連続している第2の搬送基準面としての搬送基準面10bが搬送ベルト8に沿って形成されている。選別孔10には、リジェクト孔62と同様に、選別孔10から落下する硬貨Cを第1の硬貨収納部14の内部に案内する傾斜ガイド10aが設けられている。傾斜ガイド10aは、搬送基準面10b側の端部から支持部10c側の端部に向かうに従い下方に傾斜しており、選別孔10により選別されて落下する硬貨Cを斜め下方へ向けて落下させる。
硬貨Cは、搬送ベルト8(図2参照)によって搬送基準面10bに押し付けられて搬送される。このとき硬貨Cは、搬送基準面10b側の搬送基準面側支持部10dと搬送基準面10bとは反対側の支持部10cとに支持されている。搬送基準面10bに沿って搬送される硬貨Cは、その金種に対応する大きさの選別孔10に位置して支持部10cに支持されなくなった場合に、搬送基準面側支持部10dとの接触箇所を支点として下方に回動して、この選別孔10から落下する。選別孔10から落下した硬貨Cは、傾斜ガイド10aを滑り落ちる。傾斜ガイド10aを滑り落ちた硬貨Cは、対応する第1の硬貨収納部14に収納される。
図6は、第1の実施の形態の硬貨入出金装置1の内部構造を示す縦断側面図である。
第1の硬貨収納部14及び第2の硬貨収納部71のそれぞれの底面部分には、第1の払出部及び第2の払出部としての払出ベルト15が設けられている。払出ベルト15は、モータM(図7参照)に連結されて駆動される駆動ローラ16と従動ローラ17とに掛け渡されている。払出ベルト15は、払出搬送方向下流側(図6中右側)に向かうに従い高さが高くなる昇斜面を形成させて傾斜配置されている。
また、第1の硬貨収納部14及び第2の硬貨収納部71の出口部には、硬貨を一枚毎に分離する分離ローラ18が、払出ベルト15に対して硬貨一枚が通過し得る間隔を隔てて設けられている。分離ローラ18は、全ての出口部を横断させて設けられている。
さらに、第1の硬貨収納部14及び第2の硬貨収納部71の出口部には、所定枚数の硬貨を一列に整列させて、待機させる硬貨整列部19が設けられている。硬貨整列部19は、払出ベルト15を備えており、硬貨払出経路としても機能する。
各硬貨整列部19には、払出ベルト15上の先頭の硬貨Cを押えて硬貨Cを一時的に停止させる払出シャッタ20がそれぞれ設けられている。払出シャッタ20は、払出シャッタソレノイド21に連結されている。払出シャッタ20は、払出シャッタソレノイド21が駆動された場合、払出ベルト15から退避する。払出ベルト15上の先頭の硬貨Cを押えていた払出シャッタ20が払出ベルト15上から退避することにより、指定枚数だけ硬貨Cを硬貨受部23(図1及び図2参照)に払い出すことが可能になっている。本実施の形態では、排除硬貨についても硬貨受部23に払い出される。つまり、排除硬貨のための別の硬貨受部を設けないため、構造が簡略化されている。
払出シャッタ20の直後には、金種別に払い出された硬貨の枚数を計数する光センサである払出センサ22や、硬貨の材質を検出するための発振コイルである材質センサ27がそれぞれ設けられている。
第2の硬貨収納部71に対応する払出ベルト15や払出シャッタ20については、第1の硬貨収納部14に対応するものと共通の構成であるため、硬貨入出金装置1の構造が簡略化されている。
図7は、硬貨入出金装置1に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。硬貨入出金装置1は、情報処理を実行する情報処理部としての制御部30を備える。制御部30は、各部の制御を受け持つ。制御部30には、インターフェース(I/F)33を介してPOS端末が接続されている。制御部30は、ここでは特に図示しないが、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)、制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)、金種別の硬貨Cの枚数等の可変的なデータを書換え自在に格納するRAM(Random Access Memory)等により構成されている。制御部30には、表示器24及び操作キー26も接続されている。
さらに、制御部30には、投入センサ4、計数センサ12、払出センサ22、材質センサ27等のセンサ類32、払出シャッタソレノイド21、各モータM、検出部55、及び、シャッタソレノイド64が接続されている。
センサ類32は、例えば硬貨Cを光学的に検出した信号やコイルの電圧の変動等を制御部30に出力する。制御部30は、この検出信号等に基づいて各モータMを駆動制御する。
検出部55は、検出結果を信号として出力する。出力された判定結果は制御部30に入力される。
シャッタソレノイド64は、制御部30によって駆動制御される。つまり、通電(ON)されることでシャッタ63が開くことになる(図4参照)。制御部30は、検出部55からの検出結果に基づき硬貨が正貨でないと判定した場合に、シャッタソレノイド64を駆動させる。
払出シャッタソレノイド21は、制御部30によって駆動制御される。つまり、通電(ON)されることで払出シャッタ20を払出ベルト15から離反する方向に変位させ、指定された枚数だけ硬貨Cを払い出す。なお、払出シャッタソレノイド21は、ここでは1つしか図示しないが、払出シャッタ20に接続されて、各第1の硬貨収納部14及び第2の硬貨収納部71に対応させて複数個設けられており、それぞれに制御部30によって制御される。
このような構成において、投入口3に投入された硬貨Cは、投入センサ4によって検出される。投入センサ4の検出信号に基づき、制御部30は、投入口ベルト5、投入口ローラ6、搬送ベルト7、搬送ベルト8の駆動を開始する。投入口3に投入された硬貨Cは、投入口ベルト5と投入口ローラ6との間で一枚ずつ分離され、搬送ベルト7によって引き続き搬送される。
搬送ベルト7により搬送される硬貨Cは、検出部55を通過する。検出部55を通過する硬貨Cは、この検出部55によって正偽貨判定の基準となる情報として直径が検出される。検出結果は、制御部30に入力される。
検出部55を通過した硬貨Cは、硬貨案内部50によって搬送方向が略直角に屈曲され、搬送ベルト7から搬送ベルト8に受け渡され、搬送ベルト8によって引き続き搬送される。
搬送ベルト8によって搬送される硬貨Cは、リジェクト孔62に至る。硬貨Cは、検出部55による検出結果に基づき正貨でないと判定された場合には、シャッタ63が開いてリジェクト孔62から落下することになる。
図8は、検出部55の判定結果に応じて制御部30が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
制御部30は、検出部55から出力される検出結果の入力を待機している(S11)。検出結果が入力されたならば(S11のY)、制御部30は、検出結果に基づき硬貨の正偽判定を実行する(S12)。S12では、制御部30は、RAMに予め記憶されている正貨の直径範囲と検出結果に基づく直径とを比較して、検出結果に基づく直径が正貨の直径範囲にない場合には正貨でないと判定をする。
制御部30は、正貨であると判定した場合には(S12のN)、シャッタソレノイド64を駆動制御しない。したがって搬送ベルト8によって搬送される硬貨Cは、リジェクト孔62を落下せずに通過する。
一方で、制御部30は、正貨でないと判定した場合には(S12のY)、図4に示したようにシャッタ63が開くようにシャッタソレノイド64を駆動制御する(S13)。これにより、硬貨Cは、リジェクト孔62を落下して、排除硬貨として第2の硬貨収納部71に収納される。リジェクト孔62から落下した硬貨Cは、計数センサ12によりその数がカウントされる。
リジェクト孔62を落下せずに通過した硬貨Cは、隣接する選別部11で金種別の選別がなされる。つまり、硬貨Cは、金種に応じて選別孔10から落下し、第1の硬貨収納部14a〜14fに金種別に収納される。選別孔10から落下した硬貨Cは、計数センサ12によりその数がカウントされる。
なお、硬貨整列部19に硬貨Cがない場合には、払出ベルト15が駆動されて硬貨整列部19に所定枚数の硬貨Cが常に存在するように動作制御がなされる。
次に、第1の硬貨収納部14(14a〜14f)に収納された硬貨を払い出す場合について説明する。
図9は、第1の硬貨収納部14に収納された硬貨を払い出す場合に制御部30が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
制御部30は、第1の硬貨収納部14(14a〜14f)に収納された硬貨の払出指示の入力を待機している(S21)。この払出指示の入力は、POS端末における締め処理によってなされる。
制御部30は、硬貨の払出指示が入力されたならば(S21のY)、まず、払出が必要な金種に対応する払出ベルト15が払出搬送方向に回転するようにモータMを駆動制御し(S22)、払出が必要な金種に対応する払出シャッタ20が引き上げられるように払出シャッタソレノイド21を駆動制御する(S23)。これにより、必要金種の必要枚数の硬貨Cが硬貨受部23に向けて送り出される。そして、必要枚数の硬貨Cだけを通過させるように、通過を許容する最後の硬貨Cが払出シャッタ20の位置に達すると、その最後の硬貨Cの上に払出シャッタ20が落下するよう、制御部30は払出シャッタソレノイド21を駆動制御する(S23)。つまり、そのような払出シャッタ20の落下タイミングで、払出シャッタソレノイド21に対する通電を解除(OFF)する。これにより、払出シャッタ20は、最後の硬貨C上に自重で落下する。その後、制御部30による払出ベルト15を回転駆動するためのモータMの駆動制御は続行される。そのため、払出ベルト15の回転によって硬貨Cは搬送され続け、最後の硬貨Cから払出シャッタ20が脱落する。脱落した払出シャッタ20は、その最後の硬貨Cと次の硬貨Cとの間に自重で落ち込む。制御部30は、払出シャッタ20が最後の硬貨Cと次の硬貨Cとの間に自重で落ち込んだ後も、払出ベルト15を回転駆動するためのモータMの駆動制御を継続する。これにより、払出ベルト15の回転によって硬貨Cが搬送され続け、次の硬貨Cが払出シャッタ20に当接する。こうして、払出ベルト15による次の硬貨Cの搬送が払出シャッタ20によって規制され、払い出しが必要とされる必要枚数の硬貨Cだけを硬貨受部23に払い出すことができる。そして、制御部30は、モータMの駆動を停止して(S24)、払出ベルト15の回転を停止させる。
次に、排除硬貨である硬貨Cを払い出す場合について説明する。偽貨判定されて排除された硬貨は、第2の硬貨収納部71に収納されている。
図10は、第2の硬貨収納部71に収納された排除硬貨を払い出す場合に制御部30が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
制御部30は、排除硬貨の払出指示の入力を待機している(S31)。排除硬貨の払出指示は、I/F33に接続されたPOS端末での所定の操作によってなされる。また、排除硬貨の払出指示は、操作キー26での押下操作によってもなされる。
制御部30は、排除硬貨の払出指示が入力されたならば(S31のY)、まず、第2の硬貨収納部71に対応する払出ベルト15が払出搬送方向に回転するようにモータMを駆動制御し(S32)、第2の硬貨収納部71に対応する払出シャッタ20が引き上げられるように払出シャッタソレノイド21を駆動制御する(S33)。これにより、第2の硬貨収納部71に収納された硬貨Cが硬貨受部23に向けて送り出される。そして、最後の硬貨Cが払出シャッタ20の位置に達すると、その最後の硬貨Cの上に払出シャッタ20が落下するよう、制御部30は払出シャッタソレノイド21を駆動制御する(S33)。つまり、そのような払出シャッタ20の落下タイミングで、払出シャッタソレノイド21に対する通電を解除(OFF)する。これにより、払出シャッタ20は、最後の硬貨C上に自重で落下する。その後、制御部30による払出ベルト15を回転駆動するためのモータMの駆動制御は続行される。そのため、払出ベルト15の回転によって硬貨Cは搬送され続け、最後の硬貨Cから払出シャッタ20が脱落する。制御部30は、払出シャッタ20が最後の硬貨Cから脱落した後も、払出ベルト15を回転駆動するためのモータMの駆動制御を継続する。これにより、払出ベルト15の回転によって硬貨Cが搬送され続ける。こうして、第2の硬貨収納部71に収納された硬貨Cを硬貨受部23に払い出すことができる。そして、制御部30は、モータMの駆動を停止して(S34)、払出ベルト15の回転を停止させる。
なお、第2の硬貨収納部71に収納された全ての排除硬貨を払い出す場合について説明したが、第1の硬貨収納部14に収納された硬貨を払い出す場合と同様にして、必要枚数だけ払い出すこともできる。
排除硬貨の払出指示は、検出部55による偽貨判定に伴ってなされるようにしてもよい。つまり、制御部30は、検出部55からの偽貨判定に基づく判定結果の入力を排除硬貨の払出指示として受け付ける。これによれば、投入口3に偽貨である硬貨が投入された場合に、この硬貨をその場で硬貨受部23に払い出すことができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、第2の硬貨収納部71に収納された排除硬貨が排除硬貨の払出指示によって硬貨受部23に払い出されるため、排除硬貨を収納できる一方で排除硬貨を払い出すこともできる。また、排除硬貨の払出指示の入力のタイミングを制御することにより排除硬貨の払い出しを任意のタイミングで行うことができるため、排除硬貨の取り扱い態様の変化に対してより柔軟に対応させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図11に基づいて説明する。図1ないし図10に基づいて説明した第1の実施の形態と同一の部分は同一の符号で示し説明も省略する。
図11は、第2の実施の形態の硬貨入出金装置1の内部構造を示す平面図である。本実施の形態では、硬貨案内部50が設けられていない。つまり、投入口3に投入された硬貨は、搬送方向が屈曲されることなくハウジング2の奥行き方向と平行に直進的に搬送される。そして、搬送ベルト8や孔ベース部31についても、第1の実施の形態とは異なり、硬貨の搬送方向と平行に配置されている。
払出ベルト15が硬貨を払い出す位置には、硬貨受部23の一部であってハウジング2の前面側(図11中下側)に向けて傾斜した硬貨受部経路23aが配置されている。硬貨受部経路23aは、硬貨受部23に連通している。したがって、硬貨は、払出ベルト15の回転によって硬貨受部経路23aに払い出された後、硬貨受部経路23aを自重によって滑り落ちて硬貨受部23に払い出される。
本実施の形態によっても、第2の硬貨収納部71に収納された排除硬貨が排除硬貨の払出指示によって硬貨受部23に払い出されるため、排除硬貨を収納できる一方で排除硬貨を払い出すこともできる。
第1の実施の形態の硬貨入出金装置の外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態の硬貨入出金装置の内部構造を示す平面図である。 リジェクト孔を示す平面図である。 シャッタが開いた状態のリジェクト孔を示す平面図である。 選別孔を拡大して示す斜視図である。 第1の実施の形態の硬貨入出金装置の内部構造を示す縦断側面図である。 硬貨入出金装置に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。 検出部の判定結果に応じて制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 第1の硬貨収納部に収納された硬貨を払い出す場合に制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 第2の硬貨収納部に収納された排除硬貨を払い出す場合に制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態の硬貨入出金装置の内部構造を示す平面図である。
符号の説明
1…硬貨入出金装置、3…投入口、9…搬送部、10…選別孔、10b…搬送基準面(第1の搬送基準面、第2の搬送基準面)、11…選別部、14…第1の硬貨収納部、15…払出ベルト(第1の払出部、第2の払出部)、23…硬貨受部、55…検出部、62…リジェクト孔、63…シャッタ、71…第2の硬貨収納部

Claims (3)

  1. 硬貨の投入を許容する形状に開口した投入口と、
    前記投入口から投入された硬貨を一枚ずつ分離して搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される硬貨が通過する位置に配置されて、通過する硬貨の正偽を判定する情報を検出する検出部と、
    前記検出部よりも硬貨搬送方向下流側に配置されて前記搬送部によって搬送される硬貨を金種別に落下させて選別する選別部と、
    前記検出部よりも硬貨搬送方向下流側であって前記選別部よりも硬貨搬送方向上流側に設けられて前記搬送部によって搬送される最大径の硬貨を落下させ得るリジェクト孔と、
    前記搬送部によって搬送され前記リジェクト孔に位置する最小径の硬貨を支持する位置で選択的に開閉自在に設けられて、当該硬貨の前記リジェクト孔の通過を許容するシャッタと、
    前記選別部によって金種別に落下した硬貨を受け入れる位置に配置されて当該硬貨を収納する金種別の第1の硬貨収納部と、
    前記第1の硬貨収納部に対して並列に隣接配置され、前記リジェクト孔から落下した硬貨を受け入れる位置に配置されて当該硬貨を排除硬貨として収納する第2の硬貨収納部と、
    前記第1の硬貨収納部に収納された硬貨を金種別に搬送して払い出す第1の払出部と、
    前記第2の硬貨収納部に収納された排除硬貨を搬送して払い出す、前記第1の払出部と共通の構成を有する第2の払出部と、
    前記検出部の検出結果に基づき当該検出部を通過した硬貨が正貨でないと判定した場合、前記シャッタが開くように当該シャッタの駆動源を駆動制御する手段と、
    硬貨の払出指示に応じて、前記第1の払出部の駆動源を駆動制御して前記第1の硬貨収納部に収納された硬貨を金種別に払い出させる手段と、
    排除硬貨の払出指示に応じて、前記第2の払出部の駆動源を駆動制御して前記第2の硬貨収納部に収納された排除硬貨を払い出させる手段と、
    前記第1の硬貨収納部から払い出された硬貨および前記第2の硬貨収納部から払い出された排除硬貨を受け取る硬貨受部と、
    を備える硬貨入出金装置。
  2. 硬貨搬送方向に沿って前記リジェクト孔の一側方に設けられて、前記搬送部によって搬送される硬貨が押し付けられる第1の搬送基準面を備え、
    前記シャッタは、前記第1の搬送基準面に押し付けられて前記リジェクト孔に位置する硬貨の当該第1の搬送基準面側の端部を支持する位置に配置されている、
    請求項1記載の硬貨入出金装置。
  3. 前記選別部は、
    前記第1の搬送基準面の硬貨搬送方向の下流側に当該第1の搬送基準面に連続して硬貨搬送方向に沿って配置され、前記搬送部によって搬送される硬貨が押し付けられる第2の搬送基準面と、
    前記第2の搬送基準面に沿って金種別に互いに隣接配置され、当該第2の搬送基準面に押し付けられている対応する金種の硬貨の落下を許容する選別孔と、
    を備え、
    前記リジェクト孔は、硬貨搬送方向の最上流に位置する前記選別孔の上流側で当該選別孔に隣接配置され、
    前記第1の硬貨収納部は、金種別に互いに並列に隣接配置され、
    前記第2の硬貨収納部は、硬貨搬送方向の最上流に位置する前記選別孔に対応する前記第1の硬貨収納部に対して並列に隣接配置されている、
    請求項2記載の硬貨入出金装置。
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