JP2003272023A - コインの受入払出装置 - Google Patents

コインの受入払出装置

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JP2003272023A JP2002067120A JP2002067120A JP2003272023A JP 2003272023 A JP2003272023 A JP 2003272023A JP 2002067120 A JP2002067120 A JP 2002067120A JP 2002067120 A JP2002067120 A JP 2002067120A JP 2003272023 A JP2003272023 A JP 2003272023A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の第1の目的は、上下にホッパを配置
したコインの受入払出装置を更に小型化することを目的
とする。 【解決手段】コインの受け入れ装置と、受け入れたコイ
ンを金種毎に振り分け、かつ、対応する金種のコインホ
ッパに分配する振り分け装置と、振り分け装置から分配
されたコインをバラ積み状態に保留し、かつ、一個ずつ
払い出す複数のコインホッパと、複数のコインホッパか
ら払い出されたコインを払出口へ送る払い出し装置とを
有するコインの収納払出装置において、複数のコインホ
ッパが上下に位置する複数列に並べられ、かつ、上下に
位置するコインホッパが垂直方向に整列させてコインの
受入収納装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数金種のコイン
を受け入れ、払い出し信号に対応して所定の金種を所定
数払い出す循環型のコイン受入払出装置に関する。特
に、小型の循環型のコイン受入払出装置に関する。さら
に詳しくは、小型であって、かつ安価な循環型のコイン
受入払出装置に関する。なお、本明細書で使用する「コ
イン」は、通貨であるコイン、ゲーム機のメダルやトー
クン等の代用貨幣、及び、それらと類似のものを包含す
る。
【0002】
【従来の技術】複数種類のコインを受け入れ、それらの
コインを払い出し信号に応じて所定数払い出す、循環型
のコイン受入払出装置が知られている。例えば特開平6-
274740号公報及び特開平9-319912号公報参照。
【0003】前者の技術は、コインをバラ積み状態で受
け入れる6個のコインホッパが3個ずつ並列され、平面
的に配置されている。したがって、装置の高さは小さく
できるが、幅は大きくなってしまう。そのため、POSレ
ジの下側に配置されるが、POSレジのキーボードの入力
位置を適正な高さにすると、コインの払出口が低くな
り、コインを取り出す都度かがみ込まねばならない。結
果として、作業者が余分な動作を行わねばならいため、
改善が求められている。
【0004】後者は、6個のコインホッパを上下二段に
配置し、上側のホッパを前後方向にずらして配置するこ
とにより、下側のコインホッパへの分配路を確保してい
る。このため、幅が小さいのでPOSレジの側方に配置で
き、POSレジのキーボードの位置とコインの払出口との
位置を適正に配置できるが、分配路がコインホッパの間
に配置されるため前後方向に長くなり、より一層の小型
化が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、上下にコインホッパを配置したコインの受入払出装
置を更に小型化することを目的とする。本発明の第2の
目的は、上下にコインホッパを配置したコインの受入払
出装置を安価に提供することである。本発明の第3の目
的は、コインの自動受入払出処理のコイン処理の信頼性
を高めることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコインの受入払
出装置は、コインの受入装置と、受け入れたコインを金
種毎に振り分け、かつ、対応する金種のコインホッパに
分配する振分装置と、振分装置から分配されるコインを
バラ積み状態に保留し、かつ、一個ずつ払い出す複数の
コインホッパと、複数のコインホッパから払い出された
コインを払出口へ送る払出装置とを有するコインの収納
払出装置において、複数のコインホッパが上下に位置す
る複数列に並べられ、かつ、上下に位置するコインホッ
パが垂直方向に整列配置されたものである。
【0007】この構成において、複数のコインホッパは
上下の列に配置されるので、幅が狭い。さらに、上下に
位置するコインホッパが垂直方向に整列配置され、ずれ
ていないので前後方向の長さも短くなる。結果として、
コイン受入払出装置を小型にすることができる。
【0008】本発明は、複数のコインホッパが全て同一
構造であることが好ましい。この構成において、コイン
ホッパが全て同一構造であるため、量産効果によりコイ
ンホッパが安価になる。また、コインホッパが同一構造
のため、メンテナンスも容易である。
【0009】本発明は、上下に位置するコインホッパ
が、正貨搬送装置のコイン移動方向に対し直交する方向
にずらして配置されることが好ましい。この構成におい
て、上側のコインホッパの払出口が下側のコインホッパ
を外れた位置にあるので、上側のコインホッパから払い
出されたコインは、下側のコインホッパに接することが
ないので、コインの払い出し不良を防止できる。
【0010】本発明は、振分装置から上下に位置するコ
インホッパへのコイン案内筒が、正貨搬送装置の移動方
向に対し直交する方向にずれていることが好ましい。こ
の構成において、コインホッパが上下方向において整列
していても、振分装置からのコインはコイン案内筒にガ
イドされて対応するコインホッパ内へ確実案内される。
そしてこのコイン案内筒は、コインホッパの列方向に対
し直交する方向にずれているので、コインホッパを列方
向にずらすことなく配置できる。結果として、コインの
受入払出装置の前後方向の長さが小さくなり、コインの
受入払出装置を小型化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、実施例のコイン受入払出
装置の正面左側上方からの斜視図である。図2は、図1
におけるカバーを外した状態の斜視図である。図3は、
実施例のカバーを外した状態の背面斜視図である。図4
は、実施例のカバーを外した状態の左側面図である。図
5は、図4のX―X線断面図である。図6は、実施例の
振分搬送装置を外した状態の背面斜視図である。図7
は、実施例のゲージ孔の断面図である。図8は、実施例
の振分装置の斜視図である。図9は、実施例の振分装置
の斜視図である。
【0012】コイン受入払出装置1は、矩形箱形であっ
て、上カバー2に受入装置10の受入口3が配置され、前カ
バー4の下部に払出口5が配置されている。左カバー6
は、上カバー2側の端部を支点に回動可能であり、後述
の金庫及びコインホッパからのコインの回収、及びメン
テナンスを行う際、開口する。左カバー6は、ロック装
置7でロックされる。
【0013】コイン受入払出装置1は、コインの流れの
順に、受入装置10、金種判別装置20、振分装置30、コイ
ン保留装置70、コイン払出装置85、払出口5が配置され
る。受入装置10は、上向き漏斗型であって、上部開口が
矩形の受入口3である。受入装置10の下端部は円形であ
り、金種判別装置20の金種判別搬送装置21の上方に開口
している。
【0014】金種判別装置20は、金種判別搬送装置21と
金種判別器23を備えている。金種判別搬送装置21は、搬
送ベルト22である。金種判別器23は、搬送ベルト22によ
って所定の間隔で一列に並べられたコインの真偽及び金
種を、個別に判別し、主制御装置に送る。
【0015】振分装置30は、正偽貨振分装置31と正貨振
分装置32とを有する。正偽貨振分装置31は、金種判別装
置20から送られてくるコインを、偽貨の場合、払出口5
に案内し、正貨は正貨振分装置33へ案内する。正貨振分
装置33は、所定金種を、第1正貨振分装置33aへ、他の
金種を第2正貨振分装置33bへ案内する機能を有する。
【0016】第1正貨振分装置33aは、第1正貨搬送装
置36aと第1ゲージ装置37aを有する。第1ゲージ装置37
aは、第1ゲージ孔列38aと第1ガイドレール39aとを有
する。同様に、第2正貨振分装置33bは第2正貨搬送装
置36bと第2ゲージ装置37bとを有する。第2ゲージ装
置37bは、第2ゲージ孔列38bと第2ガイドレール39bと
を有する。第1ゲージ孔列38aと第2ゲージ孔列38bは、
傾斜配置された平板状のゲージ板40に開口されている。
【0017】次にゲージ孔の配列をユーロコインを例に
説明する。図6に示すように、第1ゲージ孔列38aは、上
側に配置された4個の矩形のゲージ孔である。振分装置3
0側から、1セント用の第1ゲージ孔45a、10セント用の
第2ゲージ孔45b、20セント用の第3ゲージ孔45c、50セ
ント用の第4ゲージ孔45dの順に配置されている。
【0018】ゲージ孔45a、45b、45cの下縁は同一線上
に配置され、第4ゲージ孔45dの下縁はそれらの僅か下
方に形成されている。第4ゲージ孔45dの下縁に第1ガ
イドレール39aの上面が一致するよう水平に取り付けら
れている。すなわち、ゲージ孔45a、45b、45cの下縁と
第1ガイドレール39aの上面との間に第1落下防止壁41a
が形成されている。(図7参照)第1ガイドレール39aとゲ
ージ板40とで第1正貨振分通路35aを構成している。
【0019】ゲージ孔45a、45b、45c、45dの上縁は、第
1ガイドレール39aの上面と平行に形成され、かつ、第
1ガイドレール39aの上面を転がるコインの上端が対応
するゲージ孔の上縁に係止されないように所定の間隔に
形成されている。すなわち、ゲージ孔45a、45b、45c、4
5dの上下方向の間隔は、振分装置30から離れたゲージ孔
程大きくなっている。第2ゲージ孔列38bは、4個の矩形
のゲージ孔である。
【0020】振分装置30側から、2セント用の第5ゲー
ジ孔45e、5セント用の第6ゲージ孔45f、1ユーロ用の第7
ゲージ孔45g、2ユーロ用の第8ゲージ孔45hの順に配置さ
れている。ゲージ孔45e、45f、45gの下縁は、同一線上
に配置され、第8ゲージ孔45hの下縁はそれらの僅か下方
に形成されている。第8ゲージ孔45hの下縁に第2ガイド
レール39bの上面が一致するよう水平に取り付けられて
いる。
【0021】すなわち、ゲージ孔45e、45f、45gの下縁
と第2ガイドレール39bの上面との間に第2落下防止壁4
1bが形成されている。ゲージ孔45e、45f、45g、45hの上
縁は、第2ガイドレール39bと平行に形成され、かつ、
その上面を転がるコインの上端が対応するゲージ孔の上
縁に係止されないように所定の間隔に形成されている。
すなわち、ゲージ孔45e、45f、45g、45hの上下方向の間
隔は、振分装置30から離れたゲージ孔程大きくなってい
る。第2ガイドレール39bとゲージ板40とで第2正貨振分
通路35bを構成している。
【0022】第1ゲージ孔列38a沿って第1正貨搬送装
置36aが配置されている。第1正貨搬送装置36a、ガイド
プーリ46a、46b、46c、46dと第1ベルト47aび第1駆動
プーリ49a備えている。ガイドプーリ46a、46b、46c、46
dは、前記ゲージ孔45a、45b、45c、45dに相対配置され
ている。第1ベルト47aは、第1駆動プーリ49aとガイド
プーリ46dとの間に巻き掛けられ、ガイドプーリ46a、46
b、46cによって案内される。コインは、第1ガイドレー
ル39aに周面を支えられ、第1ベルト47aによってゲージ
板44に押し付けられつつ振分装置30から遠ざかる方向に
搬送される。
【0023】第5ゲージ孔45e、第6ゲージ孔45f、第7ゲ
ージ孔45g、第8ゲージ孔45hの上縁は、対応するコイン
の上縁が係止されないよう第2ガイドレール39bからの距
離を設定してある。すなわち、ゲージ孔45e、45f、45
g、45hの上下方向の間隔は、振分装置30から離れたゲー
ジ孔程大きくなっている。第2ゲージ孔列38bに沿って第
2正貨搬送装置36bが配置されている。第2正貨搬送装置3
6bは、ガイドローラ46e、46f、46g、46hと第2ベルト47
bと及び第2駆動プーリ49bを含んでいる。
【0024】ガイドローラ46e、46f、46g、46hは、ゲー
ジ孔45e、45f、45g、45hに相対して配置されている。第
2ベルト47bは、第2駆動プーリ49bとガイドプーリ46h
に巻きかけられている。第2ベルト47bは第2駆動プーリ4
9bとガイドプーリ46hとの間に巻き掛けられ、ガイドプ
ーリ46e、46f、46gによって案内される。コインは、第
2ガイドレール39bに周面を支えられつつ第2ベルト47b
によってゲージ板40に押し付けられつつ振分装置30から
離れる方向に搬送される。
【0025】第1駆動プーリ49a及び第2駆動プーリ49b
は、回転軸50に固定されている。回転軸50は、金種判別
搬送装置21と連動して回転される。第1ベルト47a及び第
2ベルト47bの移動速度は、搬送ベルト22よりも大きい速
度に設定されている。第1正貨搬送装置36a及び第2正
貨搬送装置36bは、コインの搬送機能を有していれば他
の方式でも良い。
【0026】次に振分装置30を説明する。振分装置30
は、金種判別装置20から落下するコインを受け入れる上
下方向に伸びる受入通路60、受入通路60に続いて形成さ
れたキャンセル通路61、第1通路62a及び第2通路62bを有
する。
【0027】キャンセル通路61は、コインをキャンセル
経路64へ案内する。キャンセル経路64は、払出口5に連
通している。第1通路62aは、第1正貨振分通路35aへコイ
ンを案内する。第2通路62bは、第2正貨振分通路35bへコ
インを案内する。偽貨振分板65が受入通路60の下部に配
置されている。
【0028】偽貨振分板65は下端部を支点に回動可能で
あり、金種判別器23の偽貨判定に基づいて、キャンセル
位置にあるとき、キャンセル通路61へコインを誘導す
る。金種判別器23の判定が正貨の場合、偽貨振分板65は
受入位置に移動され、コインは正貨通路66に誘導され
る。
【0029】正貨通路66に正貨振分板67が配置してあ
る。正貨振分板67は、図8の位置にあるとき、コインを
第2通路62bへ誘導する。正貨振分板67の上端が紙面に対
し下方に回動したとき、コインを第1通路62aに誘導す
る。すなわち、キャンセル通路61、第1通路62a及び第2
通路62bは横方向に三層構造になっている。正貨振分装
置33は、同様の機能を有していれば、他の方式を採用す
ることができる。
【0030】正貨振分装置33の後方はコイン保留部70で
あって、前記ゲージ孔の数に対応するコインホッパが配
置されている。図4に図示するように、上ベース71に第1
コインホッパ72a、第2コインホッパ72b、第3コインホッ
パ72c、第4コインホッパ72dが正貨搬送装置34、のコイ
ン搬送方向と平行に横一列に並べられている。また、上
ベース71の下方に位置する下ベース73に第5コインホッ
パ72e、第6コインホッパ72f、第7コインホッパ72g、第8
コインホッパ72hが正貨搬送装置34のコイン搬送方向と
平行に横一列に並べられている。
【0031】第1コインホッパ72aから第8コインホッパ7
2hは同一構造のため、第2コインホッパ72bを代表して説
明する。図5に示すように、コインホッパ72bは、コイン
ボウル74と、コイン通孔75を有する回転ディスク76と、
回転ディスク76を回転する電気モータ(図示せず)と、回
転ディスク76によって一個ずつ送られるコインのカウン
タ(図示せず)を有している。コインボウル74は上部が矩
形状かつ下部が円筒状であり、ホッパベース77に固定さ
れている。
【0032】回転ディスク76は、コインボウル74の下部
の円筒部内に配置されている。コイン出口78は、回転デ
ィスク76の側方に位置している。コインホッパ72bは、
上ベース71の上面に沿って配置したガイドレール(図示
せず)に沿って左カバー6側へ引出せるようにしてある。
すなわち、コインホッパ72bは図2において左方(図5にお
いて右方)へ引出すことができる。コインホッパ72bを引
出し可能にすることにより、コインの補充やコインホッ
パのメンテナンスを行うのに便利である。
【0033】図4に示すように、第2コインホッパ72bの
真下に第5コインホッパ72fが配置されている。換言すれ
ば、第2コインホッパ72bと第5コインホッパ72fとは上下
方向に整列している。また、図5に示すように、第2コイ
ンホッパ72bと第6コインホッパ72fとは、正貨搬送装置3
4のコイン搬送方向に対し直行方向にずれている。
【0034】換言すると、第2コインホッパ72bが横方
向において、正貨搬送装置34から離れて配置される。こ
れにより、コイン出口78は第6コインホッパ72eに対しオ
ーバーハングした位置にあるので、出口78から払い出さ
れたコインがコインホッパ72fのコインボウル74に入り
込むことがない。コイン出口78から払い出されたコイン
は、左カバー6とコインホッパの壁面とにより案内され
て後述の払出装置85に落下する。第2コインホッパ72b
は第2ゲージ孔45bの側方の下方に配置されている。
【0035】同様に第1コインホッパ72aの真下に第5コ
インホッパ72eが配置されている。同様に第3コインホ
ッパ72cの真下に第7コインホッパ72gが配置されてい
る。同様に第4コインホッパ72dの真下に第8コインホッ
パ72hが配置されている。コインホッパは、投入された
コインを受け入れ、一個ずつ払い出す機能を有していれ
ば他の方式を採用することができる。
【0036】図7に示すように、第2ゲージ孔45bから第2
コインホッパ72bのコインボウル74の上側開口にコイン
を誘導する第1案内筒80が配置されている。第1案内筒
80は、右下がりに傾斜し、コインが自然滑落するように
配置される。第6コインホッパ72fは第6ゲージ孔48fの側
方の下方に配置されている。第6ゲージ孔45fとの第6コ
インホッパ72fのコインボウル74の上側開口とは、垂直
方向に伸びる第2案内筒81によって連通されている。
【0037】したがって、第1案内筒80と第2案内筒81
とは、正貨搬送装置34のコイン搬送方向に対し直交方向
にずれて配置されている。したがって、これらの第1案
内筒80及び第2案内筒81によって正貨搬送装置34の搬送
方向に装置が大きくなることはない。他のコインホッパ
とゲージ孔との間は、同様に第1案内筒80及び第2案内
筒81により連通されている。
【0038】第1及び第2案内筒は、正貨の振分装置か
ら受けたコインをコインホッパに確実に案内できる機能
を有して入れは他の方式を採用することができる。次に
コイン払出装置85を説明する。コイン払出装置85は、払
出搬送装置86とシュート87とを備える。出口78の下方
に、払出搬送装置86が配置されている。払出搬送装置86
は、払出ベルト88を有し、図示しないモータによって正
方向及び逆方向に循環移動される。
【0039】払出ベルト88は、下ベース73の下方に位置
している。払出ベルト88が正転した場合、受入装置10の
下方に位置するシュート87にコインを落下させる。シュ
ート87の底面は傾斜しており、払出口5に連通してい
る。ベルト82のシュート87と反対側の下方に金庫90が配
置されている。
【0040】払出搬送装置86は、払出口5へコインホッ
パから払い出されたコインを搬送する機能を有している
他の方式を採用することができる。上面が開口したボッ
クス状の金庫90は、第7コインホッパ72g及び第8コイン
ホッパ72hの下方に配置され、ベース91に沿って左カバ
ー6側へ引出すことができる。払出搬送装置86の端部は
金庫90の上方で落下口92にコインを落下させる。落下口
92は金庫90の上面開口に連通している。
【0041】次に作用を説明する。まず、入金したコイ
ンを対応する金種のコインホッパに収納する処理を説明
する。受入口3に投入されたコインは、搬送ベルト22に
より搬送されつつ一列、かつ、所定の間隔に並べられ
る。そして、金種判別器23によって真偽を判別され、正
貨のときに金種が判定される。
【0042】偽貨の場合、偽貨振分板65がキャンセル位
置に切り替えられ、受入通路60を落下するコインは、キ
ャンセル通路61を通ってキャンセル経路64へ誘導され、
払出口5へ戻される。正貨の場合、偽貨振分板65は正貨
位置に切り替えられ、受入通路60と正貨通路66とが連通
される。
【0043】そして、1セント、10セント、20セント及
び50セントの場合、正貨振分板67は正貨通路66と第1通
路62aとを連通する。これらの金種の場合、受入通路60
から正貨通路66及び第1通路62aを通って第1正貨搬送装
置36aに誘導される。コインは、第1正貨搬送装置36aに
おいて、下周面を第1ガイドレール39aに支えられ、か
つ、第1ベルト47aによってゲージ板40に押し付けられつ
つ振分装置30から離れる方向に搬送される。1セントコ
インの場合、第1ゲージ孔45aにおいて上縁が外れるので
第1ゲージ孔45a内へ倒れ、第1案内筒80に落下して第1
コインホッパ72aのコインボウル74に保留される。
【0044】10セントの場合、第1ゲージ孔45aにおい
て、その上端は外れないので通過し、第2ゲージ孔45bに
おいて倒れて落下し、第1案内筒80に誘導されてコイン
ホッパ72bのコインボウル74に保留される。20セントの
場合、第1ゲージ孔45a及び第2ゲージ孔45bを通過し、
第3ゲージ孔45cにおいて落下し、第1案内筒80に誘導さ
れてコインホッパ72cに落下する。
【0045】50セントの場合、第1ゲージ孔45a、第2ゲ
ージ孔45b、第3ゲージ孔45cを通過して第4ゲージ孔45d
で落下し、第1案内筒80に誘導されてコインホッパ72d
に落下する。2セント、5セント、1ユーロ、2ユーロの場
合、正貨振替板67が切り替わり、正貨通路66と第2通路
62bが連通される。したがって、第2正貨搬送装置36bに
達したコインは、第2ガイドレール39bに下周面を支えら
れつつ第2ベルト47bによって搬送される。すなわち、
第2ベルト47bによって第1正貨搬送装置36a同様に搬送
される。
【0046】2セントコインの場合、第5ゲージ孔45eに
落下し、第2案内筒81にガイドされて第5コインホッパ7
2eに保留される。5セントコインの場合、第5ゲージ孔45
eを通過し、第6ゲージ孔45fに落下し、第2案内筒82に
ガイドされて第6コインホッパ72eに保留される。1ユー
ロは、第5ゲージ孔45e、第6ゲージ孔45fを通過して第7
ゲージ孔45gに落下し、第2案内筒82を経由して第7コイ
ンホッパ72gに落下する。
【0047】2ユーは、第5ゲージ孔45e、第6ゲージ孔45
f、第7ゲージ孔45gを通過して第8ゲージ孔45hから落下
し、第2案内筒81を経由して第8コインホッパ72hに保留
される。次に指定されたコインを払い出すケースを説明
する。各コインを1個ずつ払い出すケースを例に説明す
る。
【0048】モータの起動電流が重畳しないよう、僅か
に時間的遅れをもって第4コインホッパ72d、第8コイン
ホッパ72h、第3コインホッパ72c、第7コインホッパ72
g、第2コインホッパ72b、第6コインホッパ72f、第1コ
インホッパ72a、第5コインホッパ75eの順に起動され
る。各コインホッパにおいて、回転ディスク76が回転さ
れ、コイン1個が出口78から払い出される。
【0049】払い出された各コインは、各コインホッパ
と左カバー6に案内されて搬送ベルト88上に落下する。
搬送ベルト88は、払い出し信号によってシュート87側へ
移動しているので、搬送ベルト88上に落下したコイン
は、シュート87へ落下する。コインは、シュート87を滑
り降りて払出口5に払い出される。
【0050】搬送ベルト88は、全てのコインが払い出さ
れてからシュート87に達するに十分な時間移動されたの
ち、停止される。各コインホッパのコインを回収する場
合、搬送ベルト88を逆転し、落下口92に向かって移動す
るよう駆動する。次に各コインホッパを作動させて搬送
ベルト88上にコインを払い出す。払い出されたコイン
は、搬送ベルト88によって搬送され、落下口92に落下
し、金庫90に保留される。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例のコイン受入払出装置の正面左
側上方からの斜視図である。
【図2】図2は、図1におけるカバーを外した状態の斜
視図である。
【図3】図3は、実施例のカバーを外した状態の背面斜視
図である。
【図4】図4は、実施例のカバーを外した状態の左側面
図である。
【図5】図5は、図4のX―X線断面図である。
【図6】図6は、実施例の振り分け搬送装置を外した状
態の背面斜視図である。
【図7】図7は、実施例のゲージ部の断面図である。
【図8】図8は、実施例の上下振り分け部の斜視図であ
る。
【図9】図9は、実施例の上下振り分け部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 受入装置 30 振分装置 72a〜72h コインホッパ 5 払出口 85 払出装置 34 正貨搬送装置 80、81 コイン案内筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コインの受入装置(10)と、受け入れたコイ
    ンを金種毎に振り分け、かつ、対応する金種のコインホ
    ッパに分配する振分装置(30)と、振分装置(30)から分配
    されるコインをバラ積み状態に保留し、かつ、一個ずつ
    払い出す複数のコインホッパ(72a〜72h)と、複数のコイ
    ンホッパ(72a〜72h)から払い出されたコインを払出口
    (5)へ送る払出装置(85)とを有するコインの受入払出装
    置において、複数のコインホッパ(72a〜72h)が上下に位
    置する複数列に並べられ、かつ、上下に位置するコイン
    ホッパが垂直方向に整列されているコインの受入払出装
    置。
  2. 【請求項2】複数のコインホッパ(72a〜72h)が全て同一
    構造である請求項1のコインの収納払出装置。
  3. 【請求項3】上下に位置するコインホッパ(72a〜72h)が
    正貨搬送装置(34)のコイン移動方向に対し直交する方向
    にずらして配置されている請求項2のコインの受入払出
    装置。
  4. 【請求項4】振分装置(30)から上下に位置するコインホ
    ッパへのコイン案内筒(80、81)が正貨搬送装置(34)のコ
    インの移動方向に対し直交する方向にずらして配置され
    ている請求項3のコインの受入払出装置。
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