JP5400248B1 - 硬貨選別器及びそれを備えた財布 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で薄型に形成することのできる硬貨選別器及びそれを備えた財布を提供する。
【解決手段】硬貨が摺動可能な長尺通路13を有する本体部2を有し、本体部2は硬貨を長尺通路13に導く導入口12と、長尺通路13からそれぞれ異なる径の硬貨を排出する複数の開口部20とを有し、長尺通路13は、開口部20と対向する面14の一端部に、硬貨が移動する方向に沿って当該面14から対応する開口部20側に向かう傾斜面部30を有し、傾斜面部30が形成された硬貨移動方向範囲において、当該傾斜面部30を含む長尺通路13の幅は、当該傾斜面部30に対応する開口部20から排出する硬貨の径と同等または大きく、当該傾斜面部30を含まない長尺通路13の幅は、対応する開口部20から排出することなく通過させる硬貨の径より大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の硬貨を選別して異なる位置から排出可能な硬貨選別器及びそれを備えた財布に関し、特に硬貨の径が種類によって異なることを利用して選別をなす硬貨選別器及びそれを備えた財布に関する。
硬貨には複数種類があり、これらを持ち運ぶ財布、あるいは店舗等で硬貨を入れておく箱や自動販売機にあっては、硬貨を種類毎に選別することにより、硬貨を使用したり両替等行う場合に便利である。しかし、通常は硬貨の選別は手作業で行われるため手間を要する。銀行など、硬貨を大量に扱う場所では、硬貨を自動的に選別する装置が用いられるが、係る装置は大掛かりで高価である。
そこで、比較的小規模な硬貨の選別を行うための器具として、硬貨の投入口から連続する傾斜面を設け、傾斜面に隣接して開口部を形成し、開口部の高さが傾斜面の傾斜方向に沿って次第に大きくなるようにした硬貨類別具が、特許文献1において提案されている。かかる硬貨類別具によれば、硬貨が傾斜面を転がり、隣接する開口部の高さが転がる硬貨の径よりも大きくなったところで、硬貨が傾倒して開口部から外部に排出されるので、硬貨の径に応じて排出位置が異なることとなり、これによって硬貨を選別することが可能となる。
特開平6−96322号公報
硬貨選別器としては、できるだけ簡易な構造で、かつ省スペース化を図ることが求められる。特に、硬貨選別器を薄型化することにより、小銭入れを備えた財布に内蔵することが可能となり、硬貨を投入するだけで自動的に硬貨が選別されて納められる財布を実現することができて、利便性を大きく向上させることができる。また、それ以外の用途で用いる場合にも、省スペース化のため薄型化が望まれる。
特許文献1の硬貨類別具では、開口が傾斜面の傾斜方向に連続的に形成されているため、傾斜面から傾倒した硬貨が確実に区分けされるように、隔壁を設ける必要があって、十分に薄型化を図ることは困難であった。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構造で薄型に形成することのできる硬貨選別器及びそれを備えた財布を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る硬貨選別器は、硬貨が長手方向に沿って摺動可能な長尺通路を有する本体部を有し、該本体部は前記硬貨を前記長尺通路に導く導入口と、前記長尺通路からそれぞれ異なる径の硬貨を排出する複数の開口部とを有した硬貨選別器であって、
前記長尺通路は、前記開口部と対向する面の一端部に、前記硬貨が移動する方向に沿って当該面から対応する開口部側に向かう傾斜面部を有し、該傾斜面部は対応する開口部から排出する硬貨の端部がかかるように形成されており、前記傾斜面部の一端部は前記開口部の開口面内に位置することを特徴として構成されている。
請求項1に係る発明によれば、簡単な構造で一つの開口部から特定の径の硬貨を選別して排出することができる。また、傾斜面部で硬貨の一端部を跳ね上げて確実に開口部から排出させることができる。
また、請求項2の発明に係る硬貨選別器は、前記傾斜面部が形成された硬貨移動方向範囲において、当該傾斜面部を含む前記長尺通路の幅は、当該傾斜面部に対応する開口部から排出する硬貨の径と同等または大きく、当該傾斜面部を含まない前記長尺通路の幅は、対応する開口部から排出することなく通過させる硬貨の径より大きいことを特徴として構成されている。
請求項2に係る発明によれば、開口部の位置で排出する硬貨と通過させる硬貨とを確実に選別することができる。
さらにまた、請求項の発明に係る硬貨選別器は、前記開口部は前記長尺通路の長手方向に沿って複数配置され、前記導入口に最も近い開口部に対応する傾斜面部を含む前記長尺通路の幅は、最も大きい硬貨の径と同等であり、その他の開口部に対応する傾斜面部を含む前記長尺通路の幅は、前記硬貨の移動方向下流側ほど小さく形成されることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、複数種類の硬貨について別々の開口部からそれぞれ排出させることができる。
そして、請求項の発明に係る硬貨選別器は、前記長尺通路の開口部は、前記硬貨の移動方向下流側縁面が前記傾斜面部と同じ方向の傾斜状となるように形成されることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、排出される硬貨と開口部の縁部とが干渉しないようにすることができる。
また、請求項の発明に係る硬貨選別器は、前記長尺通路の終端部には、最も小さい径の硬貨と同等の幅を有する最終開口部が形成されることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、最後に残った硬貨をそのまま排出させるようにすることで、構造をより簡易にすることができる。
さらに、請求項の発明に係る硬貨選別器は、前記導入口には該導入口より大きな開口を有した入口部材が取付けられることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、硬貨を長尺通路内に円滑に挿入することができる。
さらにまた、請求項の発明に係る硬貨選別器は、前記入口部材は前記本体部に対して回転自在に取付けられることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、硬貨の挿入方向を自在に設定することができる。
そして、請求項の発明に係る財布は、硬貨の種類別の硬貨収納部を併設配置した財布において、
請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨選別器を有し、前記複数の開口部が各々硬貨収納部に対応して配置されることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、硬貨を硬貨選別器に通すだけで、硬貨を種類別に硬貨収納部に収納することができる。
本発明に係る硬貨選別器によれば、簡単な構造で薄型に形成することができる。
本実施形態における硬貨選別器の斜視図である。 本体部を構成する第一部材の斜視図である。 本体部の側面図である。 本体部の平面図であって500円玉と10円玉の挙動の違いにつき表した図である。 本体部の平面図であって10円玉と100円玉の挙動の違いにつき表した図である。 本体部に硬貨を差し入れるための入口部材を取付けた硬貨選別器の斜視図である。 本実施形態の財布の斜視図である。 財布の正面図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態における硬貨選別器1の斜視図を示している。本実施形態の硬貨選別器1は、導入口12から挿入された硬貨が、種類別に異なる開口部から排出されることで、硬貨を選別するものである。選別する硬貨は、日本で用いられている1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉の計6種類である。これらを直径の大きい方から順に並べると、500円玉(26.5mm)、10円玉(23.5mm)、100円玉(22.6mm)、5円玉(22mm)、50円玉(21mm)、1円玉(20mm)であり、本実施形態の硬貨選別器1は、これら硬貨種類別の直径の違いを利用して、硬貨を選別する。
図1に示すように、硬貨選別器1は、硬貨の摺動方向に沿って長い中空長尺状に形成されてなる本体部2を有してなる。本体部2は、第一部材10と第二部材11とを一体化して構成されており、端部には、最も大きい硬貨である500円玉を挿入することが可能な大きさを有した導入口12が形成される。本体部2には、この導入口12から連続して長手方向に沿う長尺通路13が形成されている。
また、本体部2には、長尺通路13と外部とを連通させる複数の開口部が形成されている。開口部は、導入口12側から順に第一開口部20、第二開口部21、第三開口部22、第四開口部23、第五開口部24、及び最終開口部25が、長尺通路13の長手方向に沿って配置されている。長尺通路13を通過する硬貨は、種類毎に異なる開口部から外部に排出される。
図2には、本体部2を構成する第一部材10の斜視図を示している。第一部材10は、長尺板状の底面部14を備えており、底面部14は本体部2の長尺通路13の一面を構成する。図中手前側端部には、両側に第二部材11を固定する係止突部17が形成されると共に、図中手前側端部は、本体部2の導入口12を構成する。
第一部材10の底面部14には、一側部に複数の傾斜面が形成されている。傾斜面としては、導入口12に近い方から順に、第一傾斜面部30と第二傾斜面部31、第三傾斜面部32、第四傾斜面部33、第五傾斜面部34とが形成されている。また、導入口12から最も遠い位置には、底面部14の略全幅に渡る最終傾斜面部35が形成されている。
第一傾斜面部30は、底面部14の幅方向で最も外側にあり、第二傾斜面部31は底面部14の幅方向で第一傾斜面部30より内側に、第三傾斜面部32は底面部14の幅方向で第二傾斜面部31より内側に、第四傾斜面部33は底面部14の幅方向で第三傾斜面部32より内側に、第五傾斜面部34は底面部14の幅方向で第四傾斜面部33より内側に、それぞれ形成されている。このため、各傾斜面部を除いた長尺通路13の幅は、導入口12側が最も広く、硬貨が移動する下流側に行くに従って、段階的に狭くなっていくこととなる。
図3には、本体部2の側面図を示している。この図に示すように、本体部2は硬貨を通すことができる程度に薄く形成されている。長尺通路13を通過する硬貨は、種類によって異なる傾斜面部によって、本体部2の厚み方向に跳ね上げられ、本体部2に形成されたいずれかの開口部から外部に排出される。
図1に示すように、第一部材10に形成された各傾斜面部は、長尺通路13において各開口部と対向する面である底面部14の一端部に形成されており、硬貨が移動する方向に沿って底面部14から対応する開口部側に向かう傾斜面状となっている。すなわち、傾斜面部は、硬貨が移動する方向に上り傾斜状となっていて、最上部は開口部の開口面内に位置している。
長尺通路13を通過する硬貨のうち、傾斜面部を含む長尺通路13の幅と同等の径を有するものは、一端部が傾斜面部にかかり、これによって硬貨は開口部側に跳ね上げられて開口部から外部に排出され、傾斜面部を含まない長尺通路の幅よりも小さい径を有するものは、傾斜面部によって開口部側に跳ね上げられることなく、長尺通路の下流側に向かってさらに移動する。
第一開口部20は、硬貨の移動方向下流側の縁面20aが、第一傾斜面部30と同じ方向の傾斜状となるように形成されている。これにより、第一傾斜面部30で一端部が跳ね上げられた硬貨を、第一開口部20の縁部に干渉されることなく円滑に排出することができる。同様に、第二開口部21は傾斜状の縁面21aを、第三開口部22は傾斜状の縁面22aを、第四開口部23は傾斜状の縁面23aを、第五開口部24は傾斜状の縁面24aを、それぞれ有していて、各開口部からの硬貨の排出を円滑にしている。
硬貨の径の違いによって異なる開口部から排出される機構につき、より詳細に説明する。図4には、本体部2の平面図であって500円玉5と10円玉6の挙動の違いにつき表した図を示している。硬貨選別器1を使用する際には、本体部2の幅方向において傾斜面部が形成されている側が上側に、かつ、長尺通路13の導入口12側、すなわち上流側が上側となるように、硬貨選別器1を配置する。このように配置すれば、重力によって硬貨は導入口12から下流側に向かって長尺通路13を移動していく。
長尺通路13の幅は、導入口12付近では最も径の大きい500円玉5の径と同等に形成されている。ここでの幅は、500円玉5の径よりも大きく形成されていてもよい。第一傾斜面部30が形成された硬貨移動方向範囲において、第一傾斜面部30を含む長尺通路13の幅は、第一開口部20から排出する500円玉5の径と同等であり、第一傾斜面部30を含まない長尺通路13の幅は、第一開口部20から排出することなく通過させる500円玉5以外の硬貨の径よりも大きくなるように、第一傾斜面部30の幅が設定されている。具体的には、最も径の大きい500円玉5と次に径の大きい10円玉6との径の差は、3mmであるから、第一傾斜面部30の幅は3mmよりも小さく形成される。なお、第一傾斜面部30を含む長尺通路13の幅は、第一開口部20から排出する500円玉5の径よりもやや大きくてもよい。
これにより、第一傾斜面部30によって、最も径の大きい500円玉5のみが長尺通路13から跳ね上げられ、第一開口部20から外部に排出される。径の小さい500円玉5以外の硬貨は、第一傾斜面部30には係らないから、長尺通路13をそのまま下流側に移動する。
図5には、本体部2の平面図であって10円玉6と100円玉7の挙動の違いにつき表した図を示している。第一傾斜面部30より下流側の長尺通路13は、それより上流側に比べて第一傾斜面部30の幅だけ狭くなっており、10円玉6の径と同等の幅となっている。
第二傾斜面部31が形成された硬貨移動方向範囲において、第二傾斜面部31を含む長尺通路13の幅は、第二開口部21から排出する10円玉6の径と同等であり、第二傾斜面部31を含まない長尺通路13の幅は、第二開口部21から排出することなく通過させる100円玉7の径よりも大きくなるように、第二傾斜面部31の幅が設定されている。具体的には、10円玉6と次に径の大きい100円玉7との径の差は、0.9mmであるから、第二傾斜面部31の幅は0.9mmよりも小さく形成される。なお、第二傾斜面部31を含む長尺通路13の幅は、第二開口部21から排出する10円玉6の径よりもやや大きくてもよい。
これにより、第二傾斜面部31によって、第一傾斜面部30の位置より長尺通路13の下流側に移動してきた硬貨のうち、10円玉6のみが長尺通路13から跳ね上げられ、第二開口部21から外部に排出される。10円玉6よりも径の小さい硬貨は、第二傾斜面部31には係らないから、長尺通路13をそのまま下流側に移動する。
以下、第三傾斜面部32、第四傾斜面部33、第五傾斜面部34も、排出する硬貨の径に合わせて同様に構成されている。第三傾斜面部32は、3番目に径の大きい100円玉のみが係るように形成されていて、100円玉と次に径の大きい5円玉との径の差0.6mmよりも小さい幅に形成される。第四傾斜面部33は、4番目に径の大きい5円玉のみが係るように形成されていて、5円玉と次に径の大きい50円玉との径の差1mmよりも小さい幅に形成される。第五傾斜面部34は、5番目に径の大きい50円玉と最も小さい1円玉との径の差1mmよりも小さい幅に形成される。
これらによって、第三開口部22からは100円玉が、第四開口部23からは5円玉が、第五開口部24からは50円玉が、それぞれ排出される。最後に残った1円玉は、長尺通路13の端部に形成された最終傾斜面部35を経て最終開口部25から排出される。
このように、長尺通路13の幅と硬貨の径との関係によって、長尺通路13の長手方向において異なる位置にある複数の開口部から、それぞれ硬貨が種類別に排出されるので、各開口部の位置に対応した硬貨の受け部を設けておくことで、硬貨を種類別に選別することができる。本発明の硬貨選別器は、硬貨が通過する長尺通路13の幅を段階的に変化するようにし、それぞれの幅に対応して独立した開口部を形成したので、長尺通路13を有する本体部2の厚みだけで硬貨の選別機構を構成することができ、硬貨選別器の構造を簡易化すると共に薄型化を図ることができる。
図6には、本体部2に硬貨を差し入れるための入口部材3を取付けた硬貨選別器の斜視図を示している。本体部2は薄型であるため、硬貨の入口となる導入口12も硬貨1枚分程度の厚みしかなく、そのままでは硬貨を差し入れにくい。そこで、図6のように導入口12よりも大きく開口した硬貨差入れ口41を有する入口部材3を本体部2に設けることで、硬貨を本体部2に対し容易に差し入れることができるようになる。
入口部材3は、本体部2に対する固定部40を有していて、固定部40を中心に本体部2に対し回動自在となっている。これにより、硬貨を挿入する方向を変化させることができると共に、後述する財布に硬貨選別器を用いる場合の留め具としても使用することができる。
次に、本発明の硬貨選別器を有する財布について説明する。図7には、本実施形態の財布9の斜視図を示している。この財布9は、第一側面部51と第二側面部52とを有する財布本体50からなり、第一側面部51と第二側面部52とを一辺側を中心に接離することにより、開閉することができるように構成されている。第一側面部51と第二側面部52の間には、内側面部53が設けられている。
第一側面部51と内側面部53の間には、複数の仕切部54が所定間隔毎に設けられている。仕切部54によって区切られた各領域は、図中手前側から順に、500円玉、10円玉、100円玉、5円玉、50円玉、1円玉を納める収納部となる。第一側面部51には、硬貨選別器1が埋め込まれており、その第一開口部20は500円玉の収納部に対して開口し、第二開口部21は10円玉の収納部に対して開口し、第三開口部22は100円玉の収納部に対して開口し、第四開口部23は5円玉の収納部に対して開口し、第五開口部24は50円玉の収納部に対して開口し、最終開口部25は1円玉の収納部に対して開口する。また、硬貨選別器1には入口部材3が設けられている。
硬貨選別器1は、各傾斜面部が財布9の開口側にあるので、財布9を底側が下となるように、また、長尺通路13の下流側が下となるように傾斜させて持つことにより、入口部材3から挿入された硬貨は長尺通路13を下流側に移動していき、選別されて所定の収納部に収納される。
財布9において硬貨選別器1がこのように配置されていることにより、入口部材3から挿入した硬貨を、硬貨選別器1の長尺通路13に沿って移動させるのに伴い、硬貨の種類別に異なる収納部に排出することができ、硬貨を簡単に選別して収納することができる。
また、内側面部53の仕切部54が設けられる側と反対側の面には、カード収納部55が形成されている。さらに、第二側面部52の内面側には、紙幣を収納可能な札入れ部52が形成されている。札入れ部52は、二辺が開口しているので、紙幣の出し入れを容易にすることができる。
硬貨選別器1に取付けられている入口部材3は、財布9を閉じた際のロック部品としても機能する。図8には、財布9の正面図を示している。前述のように、入口部材3は固定部40を中心に硬貨選別器1の本体部2に対し回動自在となっている。入口部材3の開口幅は、財布9を閉じた際の厚みと同等に形成されており、財布9を閉じて入口部材3を回動させることにより、入口部材3の開口部分によって財布9の上辺端部を開かないように保持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、日本で用いられている径の異なる硬貨6種類について選別する硬貨選別器1を示したが、2種類以上の径を有する硬貨を選別するものであれば、本発明を適用することができ、硬貨の種類数については限定されない。
また、本発明の硬貨選別器は、財布のみならず他の用途にも利用することができる。例えば、飲食店や商店等で釣り銭のために硬貨を選別して保管しておく必要がある場合に用いられる硬貨保管箱に、本発明の硬貨選別器を設けることもできる。この場合、硬貨選別器の各開口に対応して、硬貨の収納部を複数設けておくことで、収納部毎に種類の異なる硬貨を選別、保管することができる。さらには、自動販売機の硬貨投入口と本発明の硬貨選別器を連通させて、自動販売機内で硬貨を選別できるようにすることも可能であるし、財布以外の鞄等に本発明の硬貨選別器を設けることもできる。
1 硬貨選別器
2 本体部
3 入口部材
9 財布
10 第一部材
11 第二部材
12 導入口
13 長尺通路
14 底面部
15 上面部
16 取付孔
17 係止突部
20 第一開口部
21 第二開口部
22 第三開口部
23 第四開口部
24 第五開口部
25 最終開口部
30 第一傾斜面部
31 第二傾斜面部
32 第三傾斜面部
33 第四傾斜面部
34 第五傾斜面部
35 最終傾斜面部
40 固定部
41 硬貨差入れ口
50 財布本体
51 第一側面部
52 第二側面部
53 内側面部
54 仕切部
55 カード収納部
56 札入れ部

Claims (8)

  1. 硬貨が長手方向に沿って摺動可能な長尺通路を有する本体部を有し、該本体部は前記硬貨を前記長尺通路に導く導入口と、前記長尺通路からそれぞれ異なる径の硬貨を排出する複数の開口部とを有した硬貨選別器であって、
    前記長尺通路は、前記開口部と対向する面の一端部に、前記硬貨が移動する方向に沿って当該面から対応する開口部側に向かう傾斜面部を有し、該傾斜面部は対応する開口部から排出する硬貨の端部がかかるように形成されており、前記傾斜面部の一端部は前記開口部の開口面内に位置することを特徴とする硬貨選別器。
  2. 前記傾斜面部が形成された硬貨移動方向範囲において、当該傾斜面部を含む前記長尺通路の幅は、当該傾斜面部に対応する開口部から排出する硬貨の径と同等または大きく、当該傾斜面部を含まない前記長尺通路の幅は、対応する開口部から排出することなく通過させる硬貨の径より大きいことを特徴とする請求項1記載の硬貨選別器。
  3. 前記開口部は前記長尺通路の長手方向に沿って複数配置され、前記導入口に最も近い開口部に対応する傾斜面部を含む前記長尺通路の幅は、最も大きい硬貨の径と同等であり、その他の開口部に対応する傾斜面部を含む前記長尺通路の幅は、前記硬貨の移動方向下流側ほど小さく形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の硬貨選別器。
  4. 前記長尺通路の開口部は、前記硬貨の移動方向下流側縁面が前記傾斜面部と同じ方向の傾斜状となるように形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨選別器。
  5. 前記長尺通路の終端部には、最も小さい径の硬貨と同等の幅を有する最終開口部が形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨選別器。
  6. 前記導入口には該導入口より大きな開口を有した入口部材が取付けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨選別器。
  7. 前記入口部材は前記本体部に対して回転自在に取付けられることを特徴とする請求項記載の硬貨選別器。
  8. 硬貨の種類別の硬貨収納部を併設配置した財布において、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨選別器を有し、前記複数の開口部が各々硬貨収納部に対応して配置されることを特徴とする財布。
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