JP5927963B2 - 硬貨収納装置及び硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨収納装置及び硬貨処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5927963B2
JP5927963B2 JP2012026645A JP2012026645A JP5927963B2 JP 5927963 B2 JP5927963 B2 JP 5927963B2 JP 2012026645 A JP2012026645 A JP 2012026645A JP 2012026645 A JP2012026645 A JP 2012026645A JP 5927963 B2 JP5927963 B2 JP 5927963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
slit
tube
coins
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012026645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013164689A (ja
Inventor
拓也 山根
拓也 山根
高志 西山
高志 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2012026645A priority Critical patent/JP5927963B2/ja
Publication of JP2013164689A publication Critical patent/JP2013164689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5927963B2 publication Critical patent/JP5927963B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、硬貨収納装置及び硬貨処理装置に関する。
今日、様々な種類の自動販売機が様々な場所に設置されており、日々の生活を便利なものにしている。また自動販売機に関する技術は日々進歩し、新しい機能を備えた自動販売機が次々に登場している。
自動販売機には、代金や釣銭として投入あるいは排出される硬貨を貯蔵し、これらの硬貨に対する処理を行う硬貨処理装置が搭載されている。自動販売機のメンテナンスを行うサービスマンは、定期的に各地の自動販売機を巡回し、これらの自動販売機の売上金を回収すると共に、釣銭用として所定量の硬貨を補充している。
サービスマンは、毎日数多くの自動販売機に対して硬貨の回収や補充を行っており、このような作業を効率的に行うための技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3197675号
しかしながら、硬貨処理装置内に貯蔵される硬貨の回収や補充は、自動販売機が商品の販売を続けている限り永続的に繰り返し行われるものであると共に、サービスマンは毎日数多くの自動販売機に対してこれらの作業を繰り返し行っているため、より一層の作業容易化や耐久性向上を可能とする技術が強く求められている。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、自動販売機内に貯蔵される硬貨の回収作業や補充作業の容易化や耐久性向上を実現可能な硬貨収納装置及び硬貨処理装置を提供することを一つの目的とする。
上記課題を解決するための手段の一つは、硬貨の直径に略等しい内径を有するチューブ内に複数の前記硬貨を積層して収納する硬貨収納装置であって、前記チューブ内において下から所定枚数目に積層される硬貨を前記チューブの半径方向に向けてスライド可能とするために開口するスリットが形成されていることを特徴とする硬貨収納装置である。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
本発明によれば、自動販売機内に貯蔵される硬貨の回収作業や補充作業の容易化や耐久性向上を実現することが可能になる。
硬貨処理装置の外観構成例を示す図である。 硬貨処理装置の内部構成例を示す図である。 カセットチューブの外観構成例を示す図である。 カセットチューブの内部構成例を示す図である。 カセットチューブの外観構成例を示す図である。 カセットチューブ内に硬貨が積層している様子を示す図である。 カセットチューブのスリットから硬貨がスライドしている様子を示す図である。 カセットチューブのスリットから硬貨がスライドしている様子を示す図である。 カセットチューブ内に硬貨が積層している様子を示す図である。 カセットチューブ内に硬貨が積層している様子を示す図である。 カセットチューブ内に積層している硬貨がスリットからスライドしている様子を示す図である。 カセットチューブ内に積層している硬貨がスリットからスライドしている様子を示す図である。 カセットチューブ内に積層している硬貨を排出する様子を示す図である。 スリットに引っかかっている硬貨を示す図である。 スリットに面取り部が形成されている様子を示す図である。 スリットに面取り部が形成されている様子を示す図である。 筐体にスリット閉塞部が形成されている様子を示す図である。 スリットとスリット閉塞部とが嵌合している様子を示す図である。 スリットとスリット閉塞部とが嵌合している様子を示す図である。 スリットとスリット閉塞部とが嵌合している様子を示す図である。 スリットとスリット閉塞部との嵌合が外れる様子を示す図である。 カセットチューブの外観構成例を示す図である。 カセットチューブにスリットが形成されている様子を示す図である。 スリット溝埋め部材の構成例を示す図である。 スリットにスリット溝埋め部材が嵌合している様子を示す図である。 スリットとスリット溝埋め部材との嵌合が外れる様子を示す図である。 スリットにスリット溝埋め部材が嵌合している様子を示す図である。 スリットとスリット溝埋め部材との嵌合が外れる様子を示す図である。 スリットにスリット溝埋め部材が嵌合している様子を示す図である。 スリットとスリット溝埋め部材との嵌合が外れ、硬貨がスライドしている様子を示す図である。 スリットとスリット溝埋め部材との嵌合が外れ、硬貨がスライドしている様子を示す図である。 スリット溝埋めレバーがカセットチューブのカバーから突出するように設けられている様子を示す図である。 スリット溝埋めレバーの構成例を示す図である。 スリット溝埋めレバーの構成例を示す図である。
===硬貨処理装置の概要===
図1乃至図4を参照しつつ、本実施形態の硬貨処理装置1000の概要について説明する。尚、図1は、本実施形態の硬貨処理装置1000の外観構成例を示す斜視図である。図2は、硬貨処理装置1000の内部構成例を示す図である。図3は、本実施形態のカセットチューブ(硬貨収納装置)200の外観構成例を示す斜視図である。図4は、カセットチューブ200の内部構成例を示す図である。
以下の説明において、図中の+z軸方向は鉛直上向きに対応し、+y軸方向は、硬貨処理装置1000が自動販売機(不図示)に装着された状態で硬貨処理装置1000を正面視した際に、正面側から背面側に向かう向きに対応し、+x軸方向は、硬貨処理装置1000を正面視したときに左側面から右側面に向かう向きに対応するものとする。
図1に例示されるように、硬貨処理装置1000は、筐体100内に硬貨投入口(硬貨投入部)101と硬貨選別部110とカセットチューブ200とが収容されると共に、ケーブル120を有して構成されている。なお詳細は後述するが、カセットチューブ200は筐体100に着脱可能に装着されている。
ケーブル120は、硬貨処理装置1000が設置される自動販売機(不図示)の各種制御回路や電源等と、硬貨処理装置1000とを接続するための接続部である。
硬貨選別部110は、硬貨投入口101に投入された硬貨Cの真偽を判別すると共に、硬貨Cを種類別(金種別)に選別する装置である。
カセットチューブ200は、硬貨選別部110により種類別に分類された硬貨Cを種類別に積層して収納しておく装置である。
図2に例示されるように、硬貨処理装置1000は、筐体100の上部側に硬貨投入口101を備え、硬貨投入口101の下部において、硬貨Cの投入を検出するとともにその種類や真偽等を判別する硬貨検出部102、判別の結果に基づいて受け入れた硬貨Cを金種別に振り分けるゲート111、112、113、114、振り分けた硬貨Cを釣銭硬貨として金種別に積層して収納するカセットチューブ200等を備えている。
またカセットチューブ200は、釣銭硬貨としての硬貨Cの満杯の有無を検出する満杯センサ103や、釣銭硬貨としての硬貨Cの有無を検出する釣銭センサ104、硬貨Cを釣銭として払出すための所定の払出し手段(不図示)等を備えている。
図2の点線の矢印で示されるように、硬貨投入口101から投入された硬貨Cは、硬貨検出部102で検出されるとともに所定の判別が行なわれた後、この判別結果に応じてゲート111、112、113、114によって金種別に振り分けられて、カセットチューブ200内に落下するようになっている。
そしてこのカセットチューブ200内に貯蔵される硬貨Cは、定期的にサービスマン等の保守員により回収あるいは補充される。保守員は、自動販売機のメンテナンス時に、カセットチューブ200を硬貨処理装置1000から取り外し、カセットチューブ200内の硬貨Cを回収すると共に、釣銭用として規定枚数あるいは規定金額の硬貨Cを補充しておく。
本実施形態のカセットチューブ200の外観構成例を図3に示す。またカセットチューブ200の内部構成例を図4に示す。
カセットチューブ200には、各金種の硬貨Cの直径にそれぞれ略等しい内径を有する一つ以上のチューブ201〜205が隣接して形成されている。図4に示す例では、カセットチューブ200には、100円硬貨用チューブ202と、10円硬貨用チューブ203と、50円硬貨用チューブ204と、500円硬貨用チューブ201と、予備チューブ205とが隣接して形成されている。これらのチューブ201〜205は、x軸方向に配列するように形成されている。
なお以下の説明において、これらの各チューブ201〜205を区別せずに、適宜チューブ206とも記載する。
また図4に示すように、カセットチューブ200はベース(第1部材)210とカバー(第2部材)220とを有して構成される。カバー220は、チューブ206の配列方向(x軸方向)に沿ってベース210に形成されている支軸を中心に回動可能に装着されている。そしてカバー220をベース210の支軸を中心に回動させることによって、ベース210とカバー220とを開閉することができる。
図4は、カバー220を開いた状態を示す。
ベース210は、カセットチューブ200を、複数のチューブ206のそれぞれの中心軸を通る断面で硬貨Cの積層方向に分割した場合の一方の部材(第1部材)であり、チューブ206を上記断面で分割した場合に形成される半円筒面が、硬貨Cの種類毎に複数形成されている。またカバー220は、カセットチューブ200を上記断面で分割した場合の他方の部材(第2部材)であり、チューブ206を上記断面で分割した場合に形成される半円筒面が、硬貨Cの種類毎に形成されている。
そしてベース210とカバー220とを閉じてそれぞれの半円筒面を合体することにより、硬貨Cが収納されるチューブ206が形成される。
サービスマンは、自動販売機の売上金を回収する際には、硬貨処理装置1000の筐体100からカセットチューブ200を取り外した上で、例えばカバー220を開けて、ベース210側の各チューブ206の半円筒面上に列をなして収納されている硬貨Cを回収する。またその際サービスマンは、釣銭用として所定枚数の硬貨Cを補充しておく。
===カセットチューブ===
次に本実施形態のカセットチューブ200の構成例を図5〜図28を参照しながら説明する。
図5に示すように、本実施形態のカセットチューブ200には、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203に対して、スリット300が形成されている。
これらのスリット300は、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203内に硬貨Cが積層された場合に、下から所定枚数目となる硬貨Cの位置に形成されている。
そしてこのようにスリット300を形成することにより、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203に積層される硬貨Cのうち、スリット300が形成された位置に積層された硬貨Cのみを、チューブ202、203の半径方向に向けてスライドさせることが可能となる。
なお本実施形態においては、上記スリット300は、カセットチューブ200のカバー220側に、チューブ206の配列方向(x軸方向)に直交する方向(y軸方向)に向けて開口するように形成されている。またカセットチューブ200を筐体100に装着する際には、カセットチューブ200のカバー220を筐体100に対面させるようにして装着する。
チューブ206内の硬貨Cをスリット300からスライドさせる様子を図6及び図7を参照しながら説明する。
まず図6は、硬貨Cをスライドさせる前の状態を示す。100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203内に積層される硬貨Cをスリット300から視認することができる。
この状態で、図7に示すように、スリット300が下方に向くようにカセットチューブ200を傾けると、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203に積層される硬貨Cのうち、スリット300が形成された位置に積層された硬貨Cが、チューブ202、203の半径方向に向けてスライドして、スリット300から突出してくる。
スリット300の位置の硬貨Cのみがスライドしてスリット300から突出している様子を図8に示す。
図7、図8に示すように、本実施形態に係るカセットチューブ200において、スリット300の幅(硬貨Cが積層される高さ方向の幅)は、チューブ206内において隣接して積層する硬貨Cの3枚分以上4枚分未満の幅としている。このようにスリット300の幅を形成することにより、チューブ206内に積層される硬貨Cのうち、スリット300が開口する位置に積層される3枚の硬貨Cのみをスリット300から突出させることができる。仮に例えば硬貨Cを1枚のみスライドさせるようにする場合には、スリット300の幅を、硬貨Cの1枚分以上2枚分未満の幅とすればよい。
ここで、本実施形態に係るカセットチューブ200は、スリット300から硬貨Cが所定量だけスライドするとその硬貨Cをそれ以上スライドさせないように規制するための構成を有している。以下、図9〜図10を参照しながら説明する。
図9Aは、カセットチューブ200に形成されているチューブ206のうち、スリット300が形成されている部分を、yz平面に平行な断面で見たときの断面図である。また図9Bは、カセットチューブ200に形成されているチューブ206のうち、スリット300が形成されている部分を、xy平面に平行な断面で見たときの断面図である。
図9A及び図9Bに示した状態では、いずれの硬貨Cもチューブ206内においてスライドせずに積層している。
次に、このカセットチューブ200を、スリット300が下方を向くようにして傾けると、上述した様に、チューブ206内の硬貨Cのうちスリット300が開口する部分に積層する硬貨Cがスライドして、スリット300から突出する。この様子を図10に示す。
図10Aは、カセットチューブ200に形成されているチューブ206のうち、スリット300が形成されている部分を、yz平面に平行な断面で見たときの断面図である。また図10Bは、カセットチューブ200に形成されているチューブ206のうち、スリット300が形成されている部分を、xy平面に平行な断面で見たときの断面図である。
図10Bに示すように、本実施形態に係るカセットチューブ200には、スリット300から硬貨Cが所定量だけスライドした際に、この硬貨Cの側面に当接するストッパ(当接部)301が、硬貨Cがスライドする方向に対して左右に1か所ずつ設けられている。そしてこれらのストッパ301は、ストッパ301間の間隔が、硬貨Cの直径よりも小さくなるように設けられている。
これにより、スリット300からスライドしてきたチューブ206内の硬貨Cは、所定量だけスライドするとストッパ301に当接してその位置で停止するので、チューブ206にスリット300が開口していても、チューブ206内の硬貨Cをカセットチューブ200の外部に散逸させないようにすることができる。このため、硬貨Cの回収作業を容易化することができ、作業効率を向上させることが可能となる。
次に、硬貨Cがスリット300からスライドしてストッパ301に当接した状態でカセットチューブ200の天地をひっくり返すと、チューブ206の中に積層していた硬貨Cをチューブ206の外部に排出することができる。
このとき、上述したように、スリット300の位置に積層する硬貨Cは、スリット300から外部に所定量だけスライドしているため、図11Aに示すように、カセットチューブ200の天地をひっくり返した際に、これらのスライドした硬貨Cがスリット300に引っ掛かった状態になる。図11Bに示す図11AにおけるAA断面図において、硬貨接触面303として示す部分がスリット300と接触することにより、この硬貨Cはスリット300に引っ掛かった状態に維持される。
そのため、もともとカセットチューブ200の天地をひっくり返す前にチューブ206内においてスリット300の位置よりも上部に積層していた硬貨Cは、カセットチューブ200の天地をひっくり返した際に、重力によってチューブ206の外部に落下するが、スリット300の位置よりも下部に積層していた硬貨Cは、スリット300に引っ掛かった硬貨Cにより進路を塞がれるため、スリット300に引っ掛かっている硬貨Cと共にそのままチューブ206内に留まることになる。
このように、チューブ206内に積層する硬貨Cが所望の枚数あるいは所望の金額となる位置にスリット300が形成されていることにより、カセットチューブ200内の硬貨Cを回収する際に、まずスリット300を下方に向けるようにカセットチューブ200を傾けてスリット300の位置に積層している硬貨Cをスライドさせてスリット300から突出させ、そしてそのままカセットチューブ200の天地をひっくり返すようにするだけで、上記所望の枚数の硬貨Cを釣銭用としてカセットチューブ200に残すと共に、それ以外の硬貨Cを売上金として回収することができる。しかも釣銭用に硬貨Cを補充する作業と売上金として硬貨Cを回収する作業とが同時に行えるようになる。
このため、自動販売機のメンテナンス作業に要する時間が大幅に短縮できると共に、作業負担も大幅に軽減することができる。またカセットチューブ200の所定の位置にスリット300を開けておくだけで良く、特殊な部品等も不要なので、例えばこれらの特殊部品が摩耗等による経年劣化するようなこともないため、カセットチューブ200の耐久性も向上させることができる。
なお上記実施形態では、スリット300から硬貨Cが所定量だけスライドした際に、この硬貨Cと当接するストッパ301を備える例を説明したが、本実施形態に係るカセットチューブ200は、ストッパ301を備えない構成としてもよい。
この場合は、硬貨Cをスリット300からスライドさせる際に、予め手の指等でスリット300を覆っておき、手の指等に硬貨Cを当接させて、硬貨Cがスリット300から落下しないようにすればよい。そして硬貨Cがスリット300に引っ掛かった状態で、カセットチューブ200の天地をひっくり返すことで、上述した様に、所望の枚数の硬貨Cのみをカセットチューブ200内に残し、それ以外の硬貨Cを容易に回収することができる。
この実施形態では、ストッパ301を設けない分、カセットチューブ200の構成を簡易化することができ、低コスト化を図ることができる。
なおカセットチューブ200に形成されるスリット300は、例えば図12A及び図12Bに示すように、チューブ206の内壁面との境界部分に面取部302が形成される形状とするとよい。このようにスリット300に面取部302を形成しておくことにより、チューブ206内の硬貨Cをチューブ206の半径方向にスライドさせる際に、スムースに、従って確実に硬貨Cをスライドさせることが可能となる。
ところで図1に示した様に、本実施形態に係る硬貨処理装置1000は、カセットチューブ200を収納する筐体100を有している。そして図13に示すように、この筐体100は、カセットチューブ200を、このカセットチューブ200に形成される複数のチューブ206の配列方向(x軸方向)に直交する方向(y軸方向)から着脱自在に装着可能な装着面105を有している。
そしてこの装着面105には、図13に示すように、カセットチューブ200が装着された際に、カセットチューブ200に形成されたスリット300内の硬貨Cの側面に当接し、この硬貨Cをスライドさせないように規制するスリット閉塞部(突起部)310が形成されている。
このスリット閉塞部310には、カセットチューブ200に形成されたスリット300と嵌合し、このスリット300が形成されたチューブ206の内側面に沿う円弧状の面が形成されている。
カセットチューブ200を筐体100に装着し、スリット閉塞部310の円弧状の面がチューブ206の内側面と略一体を成している様子を図14に示す。
図14Aは、カセットチューブ200のスリット300が形成されている部分を、yz平面に平行な断面で見たときの断面図である。また図14Bは、カセットチューブ200のスリット300が形成されている部分を、xy平面に平行な断面で見たときの断面図である。
図14Bに示されるように、筐体100のスリット閉塞部310は、硬貨Cを積層するチューブ206の内側面に沿った円弧を形成するように形成されている。このため、カセットチューブ200に形成されたスリット300とスリット閉塞部310とが嵌合した際に、このスリット閉塞部310の円弧状の面は、チューブ206の内側面と略一体を成す。
このようなスリット閉塞部310を筐体100に形成しておくことにより、カセットチューブ200を筐体100に装着した状態において、硬貨投入口101に投入された硬貨Cがチューブ206内に落下してくる際に、スリット300が開口していないチューブ206に硬貨Cが落下してくる場合と同様に、スリット300が開口しているチューブ206に対しても、このチューブ206内において硬貨Cを乱れることなく整然と積層していくことが可能となる。
なお、このようなスリット閉塞部310を筐体100に設けるのではなく、例えば図15に示すように、カセットチューブ200のスリット300の部分に、スリット300内の硬貨Cのスライドを規制するスリット閉塞部320(規制部材)を設ける様にしても良い。このスリット閉塞部320には、チューブ206の内側面と略一体を成す円弧状の面が形成されている。
この場合スリット閉塞部320は、スリット300の上部に設けられたスリット閉塞部懸装部321に懸装され、スリット閉塞部320の自重によりスリット300に嵌合する。また、カセットチューブ200が筐体100に装着されている場合には、図15に示すように、スリット閉塞部320が筐体100の装着面105に当接することによっても、スリット閉塞部320とスリット300との嵌合は外れない。
そして、カセットチューブ200内の硬貨Cの回収作業を行う際に、チューブ206内の硬貨Cをスリット300からスライドさせる場合には、図16に示すように、スリット300が下方を向くようにカセットチューブ200を傾斜させればよい。このとき、スリット閉塞部320の自重とスリット300の部分に位置するチューブ206内の硬貨Cによる加重とにより、スリット閉塞部320がスリット300から押し出されるため、スリット閉塞部320とスリット300との嵌合がはずれる。
このようにカセットチューブ200のスリット300に、スリット閉塞部320を着脱自在となるように設ける構成の場合は、筐体100にスリット閉塞部310を形成する必要がない。そのため、例えばスリット300が形成されていないタイプのカセットチューブを装着することを前提として製造され、スリット閉塞部310が形成されていない筐体に対しても、上記のスリット閉塞部320により閉塞可能なスリット300が形成されたカセットチューブ200を装着することが可能となる。
なお上記のように、スリット閉塞部320をスリット閉塞部懸装部321に懸装しておくことにより、スリット閉塞部320の紛失を防止できるが、スリット閉塞部320はスリット閉塞部懸装部321に懸装されていなくても良い。この場合は、例えば弾力性を持ったゴム等によりスリット閉塞部320を形成し、スリット300に押し込むようにして装着しておく。そしてカセットチューブ200から売上金を回収する際には、スリット閉塞部320をスリット300から取り外してから回収作業を行えばよい。
なお、スリット300は、一つのチューブ206に対して複数設けるようにすることもできる。例えば、一つのチューブ206内において下から第1の所定枚数目(例えば20枚目)の硬貨Cの位置(第1位置)と、下から第2の所定枚数目(例えば30枚目)の硬貨Cの位置(第2位置)と、の2箇所にスリット300を設けるようにすることができる。
このようなカセットチューブ200から硬貨Cを回収する際に、カセットチューブ200内に硬貨Cを20枚だけ残しておきたい場合には、30枚目の位置のスリット300の硬貨Cがスライドしないように、30枚目の位置のスリット300を手の指等で押さえつつ、スリット300が下方をむくようにカセットチューブ200を傾けることで、20枚目の位置の硬貨Cのみをスリット300からスライドさせる。そしてそのままカセットチューブ200の天地をひっくり返し、カセットチューブ200内の硬貨Cを回収すればよい。
またこのカセットチューブ200内に硬貨Cを30枚残しておきたい場合には、スリット300を指等で押さえずにそのままカセットチューブ200内の硬貨Cを回収すればよい。
このように複数個所にスリット300を形成しておけば、自動販売機毎に釣銭用として残しておく硬貨Cの枚数が異なる場合でも、共通のカセットチューブ200を用いることが可能となる。
また上記実施形態では、スリット300の幅を複数枚(例えば図7においては3枚)の硬貨Cがスライド可能なように構成したが、このようにすることにより、これらの硬貨Cとスリット300との引っかかり具合を強化することができ、カセットチューブ200の天地をひっくり返した際に、これらの硬貨Cをしっかりと安定した状態でスリット300に引っかかった状態に維持しておくことが可能となる。
また上記実施形態では、売上金の回収作業時に釣銭用として補充しておく硬貨Cが、100円硬貨と10円硬貨である場合を想定し、100円硬貨用チューブ202と10円硬貨用チューブ203のみに対してスリット300を形成した場合について説明したが、全ての金種の硬貨Cを、釣銭用として所定枚数だけ補充しておく場合には、全ての金種のチューブ206にそれぞれスリット300を形成しても良い。このようにすれば、全ての金種の硬貨Cをスリット300にスライドさせた上で、カセットチューブ200の天地をひっくり返す作業1回を行うだけで、全ての金種の硬貨Cの回収、補充の作業を行うことが可能となり、作業効率を向上させることが可能となる。
次に、他の実施形態に係るカセットチューブ200を図17に示す。図17は、カセットチューブ200のカバー220を開けた(カバー220をベース210から分離した)状態を示す。
図17、図18に示すように本実施形態に係るカセットチューブ200は、ベース(第1部材)210側にスリット400が形成されている。そしてスリット400は、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203に対して形成されている。
これらのスリット400は、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203内に硬貨Cが積層された場合に、下から所定枚数目となる硬貨Cの位置に形成されている。
そしてこのようにスリット400を形成することにより、100円硬貨用チューブ202及び10円硬貨用チューブ203に積層される硬貨Cのうち、スリット400が形成された位置に積層された硬貨Cのみを、チューブ202、203の半径方向に向けてスライドさせることが可能となる。
上述した様に本実施形態においては、スリット400は、カセットチューブ200のベース210に形成されている。より詳しくは、スリット400は、カセットチューブ200に形成される複数のチューブ206の配列方向(x軸方向)に直交する方向(y軸方向)に向けて開口するように形成されている。
本実施形態のカセットチューブ200に形成されるスリット400には、図19に示すスリット溝埋め部材(規制部材)410が装着されている。スリット溝埋め部材410は、溝埋め部(硬貨当接片)412と、スリット溝埋めレバー(操作片)411と、を有して構成されている。
スリット溝埋め部材410は、スリット400の外部からスリット400内の硬貨Cの側面に当接し、当該硬貨Cのスライドを規制するように付勢されている。
溝埋め部412は、チューブ206の外側からスリット400に嵌合して、チューブ206の内側面と略一体を成す円弧状の面が形成されており、スリット400の外部からスリット400内の記硬貨Cの側面に当接する。
スリット溝埋めレバー411は、溝埋め部412からチューブ206の外周に沿うように延在し、スリット400に嵌合している溝埋め部412を、スリット400からチューブ206の外部に向かう方向に変位させるための部材である。
スリット溝埋め部材410がスリット400に装着されている様子を図20〜図23に示す。
図20及び図21は、カセットチューブ200に形成されているチューブ206のうち、スリット400が形成されている部分を、xy平面に平行な断面で見たときの断面図である。
図22及び図23は、カセットチューブ200のベース210に形成されているスリット400にスリット溝埋め部材410が装着されている様子を示す外観図である。
まず図20及び図22に示すように、チューブ206に形成されるスリット400に、スリット溝埋め部材410の溝埋め部412が嵌合する。この溝埋め部412は、チューブ206の内側面と略一体を成すように円弧状の面が形成されている。
またこの溝埋め部412から、チューブ206の外部に沿うようにスリット溝埋めレバー411が延在している。そしてこのスリット溝埋めレバー411の先端部は、図17及び図22に示されるように、カバー220を開けて、ベース210から分離した際に、ベース210側の断面から突出するように設けられる。
一方で、カセットチューブ200のベース210には、溝埋め部412と所定間隔を空けて対面する位置に固定面211を有する壁面部が形成されている。
そしてこの固定面211と溝埋め部412との間には、溝埋め部412をスリット400に嵌入する方向に付勢するばね部材413(弾性部材)が介在している。
このばね部材413による付勢力によって、溝埋め部412はスリット400内に押圧する方向に付勢され、溝埋め部412はスリット400に嵌入した状態で安定する。
そして図20に示すように、スリット溝埋めレバー411は、溝埋め部412からチューブ206の外部に沿って、固定面211とは反対の向きに延在している。
このため、図21及び図23に示すように、スリット溝埋めレバー411を、溝埋め部412がばね部材413による付勢力に抗する方向に押圧すると、溝埋め部412はスリット400から固定面211の方向に移動し、溝埋め部412とスリット400との嵌合が外れる。
チューブ206内に硬貨Cが積層した状態において、スリット溝埋めレバー411を操作した場合の様子を図24〜図26に示す。
図24及び図25は、は、カセットチューブ200に形成されているチューブ206のうち、スリット400が形成されている部分を、xy平面に平行な断面で見たときの断面図である。
まず図24に示すように、スリット400に嵌合する溝埋め部412は、チューブ206内において硬貨Cに当接し、硬貨Cからの加重を受けるが、ばね部材413による付勢力によって、溝埋め部412は硬貨Cを支えている。
この状態で、図25に示すように、溝埋め部412がばね部材413による付勢力に抗する方向にスリット溝埋めレバー411が押圧されると、溝埋め部412はスリット400から固定面211の方向に移動し、溝埋め部412とスリット400との嵌合が外れる
そうすると、溝埋め部412に当接していた硬貨Cは、溝埋め部412による支えを失うため、硬貨Cの自重により、スリット400からチューブ206の外部に向かってスライドする。
サービスマンは、このときの様子を、図26に示すように、スリット400の位置の硬貨Cが他の硬貨Cに対してチューブ206の半径方向にスライドした状態として視認することができる。
従ってサービスマンは、図26にC1として示す部分の硬貨C(チューブ206内においてスリット400の位置よりも上部に積層していた硬貨C)を売上金として回収すると共に、C2として示す部分の硬貨C(スリット400の位置の硬貨C及びスリット400の位置よりも下部に積層していた硬貨C)を、釣銭用としてカセットチューブ200内に補充することができる。
このため、自動販売機のメンテナンス作業に要する時間が大幅に短縮できると共に、作業負担も大幅に軽減することができる。また硬貨Cの回収、補充を行う際にカセットチューブ200の天地をひっくり返す作業も不要となる。
なお上記実施形態では、図28Aに示すようなスリット溝埋め部材410を用いることで、図17や図22に示したように、カバー220を開けてベース210とカバー220とを分離した際に、スリット溝埋めレバー411の先端部がベース210側の断面から突出するようにしたが、例えば、図28Bに示すようなスリット溝埋め部材414を用いることもできる。
この図28Bに示すスリット溝埋め部材414は、図28Aに示すスリット溝埋め部材410に比べ、スリット溝埋めレバー411の柄の長さをL1からL2(L2>L1)に長くすることで形成されるスリット溝埋めレバー414と、溝埋め部412の幅をW1からW2(W2>W1)に広くすることで形成される溝埋め部416を用いて構成される。なおW2は硬貨Cの幅よりも広くしておく。
この場合、図27に示すように、スリット溝埋めレバー415の先端部は、溝埋め部416からチューブ206の外部に沿って、ベース210に形成されている固定面211とは反対の向きに延在し、カバー220からも突出する。
このため図27に示すように、カバー220から突出しているスリット溝埋めレバー415を、カバー220を閉じたまま押下することで、溝埋め部416がばね部材413による付勢力に抗する方向に押圧され、溝埋め部416はスリット400から固定面211の方向に移動し、溝埋め部416とスリット400との嵌合が外れる。
また溝埋め部416の幅W2は硬貨Cの幅よりも広いため、溝埋め部416に当接していた硬貨Cは、溝埋め部416と共に、スリット400からチューブ206の外部に向かってスライドする。
このとき、図10等に示した場合と同様に、スリット400の位置に積層する硬貨Cは、スリット400から外部に所定量だけスライドしているため、図11A等に示したように、カセットチューブ200の天地をひっくり返した際に、これらのスライドした硬貨Cがスリット400に引っ掛かった状態になる。
そのため、もともとカセットチューブ200の天地をひっくり返す前にチューブ206内においてスリット400の位置よりも上部に積層していた硬貨Cは、カセットチューブ200の天地をひっくり返した際に、重力によってチューブ206の外部に落下するが、スリット400の位置よりも下部に積層していた硬貨Cは、スリット400に引っ掛かった硬貨Cにより進路を塞がれるため、スリット400に引っ掛かっている硬貨Cと共にそのままチューブ206内に留まることになる。
このように、チューブ206内に積層する硬貨Cが所望の枚数あるいは所望の金額となる位置にスリット400が形成されていることにより、スリット溝埋めレバー415を押下することでスリット400の位置に積層する硬貨Cをスライドさせてスリット400から突出させ、そしてそのままカセットチューブ200の天地をひっくり返すようにするだけで、上記所望の枚数の硬貨Cを釣銭用としてカセットチューブ200に残すと共に、それ以外の硬貨Cを売上金として回収することができる。しかも釣銭用に硬貨Cを補充する作業と売上金として硬貨Cを回収する作業とが同時に行えるようになる。
このため、自動販売機のメンテナンス作業に要する時間が大幅に短縮できると共に、作業負担も大幅に軽減することができる。
なお、スリット溝埋め部材410、414を用いて硬貨Cをスリット400にスライドさせる構成の場合も、一つのチューブ206に対して複数のスリット400を設けるようにすることができる。例えば、一つのチューブ206内において下から第1の所定枚数目(例えば20枚目)の硬貨Cの位置(第1位置)と、下から第2の所定枚数目(例えば30枚目)の硬貨Cの位置(第2位置)と、の2箇所にスリット400を設けるようにすることができる。
このように複数個所にスリット400を形成しておけば、自動販売機毎に釣銭用として残しておく硬貨Cの枚数が異なる場合でも、共通のカセットチューブ200を用いることが可能となる。
以上、本実施形態に係る硬貨処理装置について詳細に説明したが、これらの実施形態は本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲を実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は他の種々の形態でも実施することが可能である。
100 筐体
101 硬貨投入口
102 硬貨検出部
105 装着面
110 硬貨選別部
120 ケーブル
200 カセットチューブ
206 チューブ
210 ベース
211 固定面
220 カバー
300 スリット
301 ストッパ
302 面取部
303 硬貨接触面
310 スリット閉塞部
320 スリット閉塞部
321 スリット閉塞部懸装部
400 スリット
410 スリット溝埋め部材
411 スリット溝埋めレバー
412 溝埋め部
413 ばね部材
414 スリット溝埋め部材
415 スリット溝埋めレバー
416 溝埋め部

Claims (9)

  1. 硬貨の直径に略等しい内径を有するチューブ内に複数の前記硬貨を積層して収納する硬貨収納装置であって、
    前記チューブ内において下から所定枚数目に積層される硬貨を前記チューブの半径方向に向けてスライド可能とするために開口するスリットが形成されている
    ことを特徴とする硬貨収納装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨収納装置であって、
    前記スリットから前記硬貨が所定量だけスライドした際に、前記硬貨の側面に当接して前記硬貨のスライドを規制する当接部が形成されている
    ことを特徴とする硬貨収納装置。
  3. 請求項1又は2に記載の硬貨収納装置であって、
    前記スリットに、前記スリット内の前記硬貨のスライドを規制する規制部材が着脱可能に装着される
    ことを特徴とする硬貨収納装置。
  4. 請求項1に記載の硬貨収納装置であって、
    前記スリットの外部から前記スリット内の前記硬貨の側面に当接し、当該硬貨のスライドを規制するように付勢される規制部材を備え、
    前記規制部材は、
    前記スリットの外部から前記スリット内の前記硬貨の側面に当接する硬貨当接片と、
    前記硬貨当接片を前記スリット内に押圧する方向に付勢する弾性部材と、
    前記硬貨当接片を前記弾性部材による付勢力に抗する方向に移動させるための操作片と、
    を備えることを特徴とする硬貨収納装置。
  5. 請求項4に記載の硬貨収納装置であって、
    前記硬貨収納装置は、
    前記チューブを前記硬貨の積層方向に2つに分割して構成される一方の部材である第1部材と、
    他方の部材である第2部材と、
    を備えて構成され、
    前記スリットは、前記第1部材に形成されると共に、
    前記規制部材は、前記第2部材が前記第1部材から分離された際に、前記操作片に対する操作が可能なように設けられる
    ことを特徴とする硬貨収納装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の硬貨収納装置であって、
    前記硬貨の積層方向における前記スリットの幅は、前記チューブ内に隣接して積層する複数枚の前記硬貨をスライド可能とする幅である
    ことを特徴とする硬貨収納装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の硬貨収納装置であって、
    前記スリットは、前記チューブ内において下から第1の所定枚数目となる硬貨が積層される第1位置と、第2の所定枚数目となる硬貨が積層される第2位置とに、それぞれ形成されている
    ことを特徴とする硬貨収納装置。
  8. 硬貨が投入される硬貨投入部と、
    前記硬貨の直径にそれぞれ略等しい内径を有し、前記硬貨を積層して収納するチューブが形成される硬貨収納装置と、
    を備え、
    前記硬貨収納装置には、前記チューブ内において下から所定枚数目に積層される硬貨を前記チューブの半径方向に向けてスライド可能とするために開口するスリットが形成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 請求項8に記載の硬貨処理装置であって、
    前記硬貨収納装置を装着可能な筐体と、
    を更に備え、
    前記筐体には、前記硬貨収納装置が装着された際に、前記スリット内の前記硬貨の側面に当接し、当該硬貨のスライドを規制するような突起部が形成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
JP2012026645A 2012-02-09 2012-02-09 硬貨収納装置及び硬貨処理装置 Active JP5927963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026645A JP5927963B2 (ja) 2012-02-09 2012-02-09 硬貨収納装置及び硬貨処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026645A JP5927963B2 (ja) 2012-02-09 2012-02-09 硬貨収納装置及び硬貨処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013164689A JP2013164689A (ja) 2013-08-22
JP5927963B2 true JP5927963B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49176011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012026645A Active JP5927963B2 (ja) 2012-02-09 2012-02-09 硬貨収納装置及び硬貨処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5927963B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5910312B2 (ja) * 2012-05-23 2016-04-27 富士電機株式会社 硬貨収納装置および硬貨処理装置
JP5912067B2 (ja) * 2012-07-13 2016-04-27 株式会社日本コンラックス 脱着式硬貨収納装置
US10403319B2 (en) 2015-12-16 2019-09-03 Fujifilm Corporation Magnetic tape having characterized magnetic layer, tape cartridge, and recording and reproducing device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05174222A (ja) * 1991-12-19 1993-07-13 Sanyo Electric Co Ltd コインメカニズム
JP3197675B2 (ja) * 1993-05-20 2001-08-13 三洋電機株式会社 硬貨処理装置
JPH0816863A (ja) * 1994-06-24 1996-01-19 Sanyo Electric Co Ltd コインメカニズム
JP4997576B2 (ja) * 2008-12-17 2012-08-08 株式会社日本コンラックス 硬貨回収補助具
JP2013114470A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Nippon Conlux Co Ltd 脱着式硬貨収納装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013164689A (ja) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109427125B (zh) 硬币存取装置
TWI738685B (zh) 硬幣處理裝置
JP5927963B2 (ja) 硬貨収納装置及び硬貨処理装置
JP5259654B2 (ja) 硬貨一時保留機構を備えた硬貨処理装置
JP7262313B2 (ja) 硬貨繰出装置および貨幣処理装置
JP5912067B2 (ja) 脱着式硬貨収納装置
KR102508447B1 (ko) 지폐처리장치
JP6244922B2 (ja) 現金処理装置
JP6065777B2 (ja) 硬貨収納装置および硬貨処理装置
JP5949487B2 (ja) 紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置
JP6283605B2 (ja) 紙葉類カセットおよび紙葉類処理装置
JP4671806B2 (ja) 硬貨処理装置
JP5210592B2 (ja) 硬貨処理機
JP2016091365A (ja) 紙幣処理装置
JP6206157B2 (ja) 硬貨処理装置
JP7214510B2 (ja) コイン保留ユニットおよびそれを用いたコイン処理装置
JP5413147B2 (ja) 硬貨収容カセット及び硬貨処理機
CN103021065A (zh) 硬币处理装置
JP6044296B2 (ja) 硬貨処理装置
JP5928793B2 (ja) 脱着式硬貨収納装置
JP6478795B2 (ja) 貨幣処理装置
JP6865608B2 (ja) 貨幣処理装置および貨幣処理システム
JP5400248B1 (ja) 硬貨選別器及びそれを備えた財布
KR200269143Y1 (ko) 주화 입출금 장치
JP6115409B2 (ja) 硬貨処理装置、及び硬貨収納カセット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5927963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250