JPH08327156A - 蓋体の支持構造 - Google Patents
蓋体の支持構造Info
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- JPH08327156A JPH08327156A JP13043195A JP13043195A JPH08327156A JP H08327156 A JPH08327156 A JP H08327156A JP 13043195 A JP13043195 A JP 13043195A JP 13043195 A JP13043195 A JP 13043195A JP H08327156 A JPH08327156 A JP H08327156A
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- Japan
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- opening
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- Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓋体の構成の簡素化が図れるとともに、蓋体
の開閉が滑らかに行えるようにしつつ、蓋体でのビビり
音の発生を防止できるようにする。 【構成】 本体ケース1に設けられた開口4と、この開
口4を開閉する蓋体5と、この蓋体5の縁部に設けられ
たカール部6Aと、本体ケース1の開口縁部3に取り付
けられ、かつ、主体7Aの端部に枢止軸13が突設され
るとともに、この枢止軸13をカール部6Aに挿入して
蓋体5を回動自在に支持する支持部材7とを備えてい
る。そして、蓋体5のカール部6Aはそれの側縁部の基
部に支持部材7の主体7Aから離れる方向に凹ませた凹
みXが設けられている構成である。
の開閉が滑らかに行えるようにしつつ、蓋体でのビビり
音の発生を防止できるようにする。 【構成】 本体ケース1に設けられた開口4と、この開
口4を開閉する蓋体5と、この蓋体5の縁部に設けられ
たカール部6Aと、本体ケース1の開口縁部3に取り付
けられ、かつ、主体7Aの端部に枢止軸13が突設され
るとともに、この枢止軸13をカール部6Aに挿入して
蓋体5を回動自在に支持する支持部材7とを備えてい
る。そして、蓋体5のカール部6Aはそれの側縁部の基
部に支持部材7の主体7Aから離れる方向に凹ませた凹
みXが設けられている構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓋体を有する石油ファ
ンヒータ等の暖房機に用いられる蓋体の支持構造に関す
る。
ンヒータ等の暖房機に用いられる蓋体の支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、石油ファンヒータ等の暖房機で
は、本体ケースが流線フォルムとなっているため、蓋体
の形状も流線フォルムの本体ケースに合わせて周縁の曲
面を大きくしなければならず、その分、平面部分が従来
よりも狭くなっている。このように、周縁の曲面の大き
な蓋体の支持構造としては、例えば、特開平4ー113
126号公報で開示されたものが知られている。この従
来構造のものは、蓋体の内面側縁部と本体ケースの開口
縁部に、互いに重合するように一対の軸受部を設け、こ
れら軸受部に硬鋼線よりなる軸を挿通して、蓋体を開閉
自在に枢止するとともに、蓋体の平面部分に対応させて
軸受部間の間隔を狭くすることにより、周縁の曲面が大
きな蓋体であっても、良好な開閉操作が行えるようにし
ていた。
は、本体ケースが流線フォルムとなっているため、蓋体
の形状も流線フォルムの本体ケースに合わせて周縁の曲
面を大きくしなければならず、その分、平面部分が従来
よりも狭くなっている。このように、周縁の曲面の大き
な蓋体の支持構造としては、例えば、特開平4ー113
126号公報で開示されたものが知られている。この従
来構造のものは、蓋体の内面側縁部と本体ケースの開口
縁部に、互いに重合するように一対の軸受部を設け、こ
れら軸受部に硬鋼線よりなる軸を挿通して、蓋体を開閉
自在に枢止するとともに、蓋体の平面部分に対応させて
軸受部間の間隔を狭くすることにより、周縁の曲面が大
きな蓋体であっても、良好な開閉操作が行えるようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、蓋体側の一対の軸受部を、蓋体の前後両
縁からそれぞれ離れた位置に設けなければならず、その
ため、軸受部の形状が複雑となり、蓋体の加工工数が増
加する難点があった。また、本体ケースの開口縁部に装
着する軸受部品とは別に硬鋼線よりなる軸を必要とし、
しかも、その軸は単に軸受部に挿通されているだけであ
るため、いたづら等で外されて紛失する心配があった。
成においては、蓋体側の一対の軸受部を、蓋体の前後両
縁からそれぞれ離れた位置に設けなければならず、その
ため、軸受部の形状が複雑となり、蓋体の加工工数が増
加する難点があった。また、本体ケースの開口縁部に装
着する軸受部品とは別に硬鋼線よりなる軸を必要とし、
しかも、その軸は単に軸受部に挿通されているだけであ
るため、いたづら等で外されて紛失する心配があった。
【0004】そこで、蓋体の構成を簡素化したり、枢止
軸が子供のいたづら等で簡単に外されないようにするに
は、蓋体の縁部にカール部を設けるとともに、このカー
ル部に挿入する枢止軸が一体に設けられた支持部材を、
本体ケースの開口縁部に取り付けるようにし、この支持
部材で蓋体を回動自在に支持するようにすればよい。し
かしながら、このように蓋体のカール部に支持部材の枢
止軸を挿入して、蓋体を支持するようにした構造のもの
では、本体ケースの天板と蓋板周縁部との隙間を広くし
ながら、蓋板のカール部と枢止軸を設けた支持部材の主
体との間隔を広めに設定するなどして、蓋体の開閉が滑
らかに行えるようにしていため、暖房機の運転時に、そ
の運転振動によって蓋体と天板との間でビビり音が生じ
る問題があった。
軸が子供のいたづら等で簡単に外されないようにするに
は、蓋体の縁部にカール部を設けるとともに、このカー
ル部に挿入する枢止軸が一体に設けられた支持部材を、
本体ケースの開口縁部に取り付けるようにし、この支持
部材で蓋体を回動自在に支持するようにすればよい。し
かしながら、このように蓋体のカール部に支持部材の枢
止軸を挿入して、蓋体を支持するようにした構造のもの
では、本体ケースの天板と蓋板周縁部との隙間を広くし
ながら、蓋板のカール部と枢止軸を設けた支持部材の主
体との間隔を広めに設定するなどして、蓋体の開閉が滑
らかに行えるようにしていため、暖房機の運転時に、そ
の運転振動によって蓋体と天板との間でビビり音が生じ
る問題があった。
【0005】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、蓋体の構成の簡素化が図れるとともに、蓋体の
開閉が滑らかに行えるようにしつつ、蓋体でのビビり音
の発生を防止できるようにすることを目的としている。
であり、蓋体の構成の簡素化が図れるとともに、蓋体の
開閉が滑らかに行えるようにしつつ、蓋体でのビビり音
の発生を防止できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、本体ケース
に設けられた開口と、この開口を開閉する蓋体と、この
蓋体の縁部に設けられたカール部と、本体ケースの開口
縁部に取り付けられ、かつ、主体の端部に枢止軸が突設
されるとともに、この枢止軸を前記カール部に挿入して
蓋体を回動自在に支持する支持部材とを備え、前記蓋体
のカール部はそれの側縁部の基部に前記支持部材の主体
から離れる方向に凹ませた凹みが設けられている構成で
ある。
に設けられた開口と、この開口を開閉する蓋体と、この
蓋体の縁部に設けられたカール部と、本体ケースの開口
縁部に取り付けられ、かつ、主体の端部に枢止軸が突設
されるとともに、この枢止軸を前記カール部に挿入して
蓋体を回動自在に支持する支持部材とを備え、前記蓋体
のカール部はそれの側縁部の基部に前記支持部材の主体
から離れる方向に凹ませた凹みが設けられている構成で
ある。
【0007】また、本発明では、本体ケースに設けられ
た開口と、この開口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部
に設けられたカール部と、本体ケースの開口縁部に取り
付けられ、かつ、主体の端部に枢止軸が突設されるとと
もに、この枢止軸を前記カール部に挿入して蓋体を回動
自在に支持する支持部材とを備え、前記蓋体のカール部
はそれの側縁部の基部に前記支持部材の主体から離れる
方向に凹ませた凹みが設けられ、前記支持部材は互いに
離反する側の端部に前記枢止軸をそれぞれ突設した左右
一対の主体を有し、これら主体間の中間部には前記枢止
軸間の距離を可変させる伸縮部が設けられている構成で
ある。
た開口と、この開口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部
に設けられたカール部と、本体ケースの開口縁部に取り
付けられ、かつ、主体の端部に枢止軸が突設されるとと
もに、この枢止軸を前記カール部に挿入して蓋体を回動
自在に支持する支持部材とを備え、前記蓋体のカール部
はそれの側縁部の基部に前記支持部材の主体から離れる
方向に凹ませた凹みが設けられ、前記支持部材は互いに
離反する側の端部に前記枢止軸をそれぞれ突設した左右
一対の主体を有し、これら主体間の中間部には前記枢止
軸間の距離を可変させる伸縮部が設けられている構成で
ある。
【0008】また、本発明では、本体ケースに設けられ
た開口と、この開口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部
に設けられたカール部と、本体ケースの開口縁部に取り
付けられ、かつ、主体の端部に枢止軸が突設されるとと
もに、この枢止軸を前記カール部に挿入して蓋体を回動
自在に支持する支持部材とを備え、前記蓋体のカール部
はそれの側縁部の基部に前記支持部材の主体から離れる
方向に凹ませた凹みが設けられ、前記支持部材は互いに
離反する側の端部に前記枢止軸をそれぞれ突設した左右
一対の主体を有し、これら主体間の中間部には前記枢止
軸間の距離を可変させる伸縮部が設けられ、この伸縮部
は支持部材の長手方向に所定間隔を存して形成された3
個以上の薄肉のヒンジ部にて構成されたものである。
た開口と、この開口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部
に設けられたカール部と、本体ケースの開口縁部に取り
付けられ、かつ、主体の端部に枢止軸が突設されるとと
もに、この枢止軸を前記カール部に挿入して蓋体を回動
自在に支持する支持部材とを備え、前記蓋体のカール部
はそれの側縁部の基部に前記支持部材の主体から離れる
方向に凹ませた凹みが設けられ、前記支持部材は互いに
離反する側の端部に前記枢止軸をそれぞれ突設した左右
一対の主体を有し、これら主体間の中間部には前記枢止
軸間の距離を可変させる伸縮部が設けられ、この伸縮部
は支持部材の長手方向に所定間隔を存して形成された3
個以上の薄肉のヒンジ部にて構成されたものである。
【0009】
【作用】このように構成すると、蓋体には周縁にカール
部を設けるだけでよく、複雑な形状の軸受部を設ける必
要がないため、加工工数を増加させないようにでき、蓋
体の構成の簡素化が図れる。また、蓋体を開ける方向に
回動させると、その回動途中から、カール部の側縁部の
基部に設けた凹みの働きで、支持部材の主体とカール部
の側縁部との間に隙間を確保できるので、蓋体の開閉動
作が滑らかとなる。また、蓋体を閉めると、支持部材の
主体とカール部の側縁部との間にほとんど隙間が生じな
いようにでき、機器の運転時における蓋体でのビビり音
の発生が抑制される。
部を設けるだけでよく、複雑な形状の軸受部を設ける必
要がないため、加工工数を増加させないようにでき、蓋
体の構成の簡素化が図れる。また、蓋体を開ける方向に
回動させると、その回動途中から、カール部の側縁部の
基部に設けた凹みの働きで、支持部材の主体とカール部
の側縁部との間に隙間を確保できるので、蓋体の開閉動
作が滑らかとなる。また、蓋体を閉めると、支持部材の
主体とカール部の側縁部との間にほとんど隙間が生じな
いようにでき、機器の運転時における蓋体でのビビり音
の発生が抑制される。
【0010】請求項2の蓋体の支持構造においては、支
持部材は主体の中間部に伸縮部がもうけられているの
で、この伸縮部を縮小させることにより、両端部の枢支
軸間の距離が狭まるため、各枢支軸を容易に蓋体のカー
ル部に挿入でき、蓋体への支持部材の組付けが簡単に行
える。
持部材は主体の中間部に伸縮部がもうけられているの
で、この伸縮部を縮小させることにより、両端部の枢支
軸間の距離が狭まるため、各枢支軸を容易に蓋体のカー
ル部に挿入でき、蓋体への支持部材の組付けが簡単に行
える。
【0011】請求項3の蓋体の支持構造においては、伸
縮部が支持部材の長手方向に所定間隔を存して形成され
た3個以上の薄肉のヒンジ部にて構成されているので、
支持部材の両端部の枢支軸を互いに平行移動させること
が可能となり、蓋体のカール部への枢支軸の挿入が一
層、簡単に行え、組立て作業性が向上する。
縮部が支持部材の長手方向に所定間隔を存して形成され
た3個以上の薄肉のヒンジ部にて構成されているので、
支持部材の両端部の枢支軸を互いに平行移動させること
が可能となり、蓋体のカール部への枢支軸の挿入が一
層、簡単に行え、組立て作業性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図12
の図面に基づいて説明する。図1及び図2において、本
体ケース1の天板2のコーナ部には段落部3が設けてあ
り、この段落部3には給油タンク(図示せず)を本体ケ
ース1内に出し入れする開口4が設けられ、また、天板
2には、段落部3を含んで開口4を開閉する蓋体5が装
着されている。
の図面に基づいて説明する。図1及び図2において、本
体ケース1の天板2のコーナ部には段落部3が設けてあ
り、この段落部3には給油タンク(図示せず)を本体ケ
ース1内に出し入れする開口4が設けられ、また、天板
2には、段落部3を含んで開口4を開閉する蓋体5が装
着されている。
【0013】前記蓋体5は、天板2の流線フォルムに合
わせて後縁部分に大きな円弧状の曲面を備えており、ま
た、周縁の略全周はカールされている。6A、6Bは蓋
体5の一側縁部に所定間隔を存して設けられた軸受部分
となるカール部である。
わせて後縁部分に大きな円弧状の曲面を備えており、ま
た、周縁の略全周はカールされている。6A、6Bは蓋
体5の一側縁部に所定間隔を存して設けられた軸受部分
となるカール部である。
【0014】7は前記開口4の縁部となる段落部3上に
ネジ8、8にて取り付けられた支持部材であり、この支
持部材7はポリプロピレン等の合成樹脂にて作られてお
り、図3ないし図6に示すように、それぞれネジ挿通穴
9、9と係合凸片10、11を有する左右の主体7A、
7Bは、それらの中間部に設けられ、かつ、支持部材7
の長手方向に所定間隔を存して形成された3個の薄肉の
ヒンジ部12、12にて構成された伸縮部7Cにより連
結一体化されている。
ネジ8、8にて取り付けられた支持部材であり、この支
持部材7はポリプロピレン等の合成樹脂にて作られてお
り、図3ないし図6に示すように、それぞれネジ挿通穴
9、9と係合凸片10、11を有する左右の主体7A、
7Bは、それらの中間部に設けられ、かつ、支持部材7
の長手方向に所定間隔を存して形成された3個の薄肉の
ヒンジ部12、12にて構成された伸縮部7Cにより連
結一体化されている。
【0015】前記左右の主体7A、7Bには、互いに離
反する側の端部に位置するとともに、それらの上端部の
後縁部分に位置して、前記蓋体5の軸受部分となるカー
ル部6A、6Bにそれぞれ挿入される枢止軸部13、1
3が一体に形成されている。図1中の14、14は開口
4の縁部の段落部3に設けられたネジ穴、15、15は
前記支持体7の係合凸片10、11が挿入される角穴で
あり、この角穴15、15の縁部には係合凸片10、1
1に圧接する圧接片16をそれぞれ設けている。
反する側の端部に位置するとともに、それらの上端部の
後縁部分に位置して、前記蓋体5の軸受部分となるカー
ル部6A、6Bにそれぞれ挿入される枢止軸部13、1
3が一体に形成されている。図1中の14、14は開口
4の縁部の段落部3に設けられたネジ穴、15、15は
前記支持体7の係合凸片10、11が挿入される角穴で
あり、この角穴15、15の縁部には係合凸片10、1
1に圧接する圧接片16をそれぞれ設けている。
【0016】前記一対のカール部6A、6Bのうち、前
記天板2の前方部寄りのカール部6Aは、図7ないし図
11に示すように、それの右側縁部の基部が所定の幅寸
法と長さ寸法でカットされ、このカット部分は前記支持
部材7の左方の主体7Aから離れる方向に凹ませた凹み
部Xとなっている。
記天板2の前方部寄りのカール部6Aは、図7ないし図
11に示すように、それの右側縁部の基部が所定の幅寸
法と長さ寸法でカットされ、このカット部分は前記支持
部材7の左方の主体7Aから離れる方向に凹ませた凹み
部Xとなっている。
【0017】上記構成において、まず、図6に示すよう
に、支持部材7の伸縮部7Cを縮めて両端部の枢止軸部
13、13の距離をせばめた後、これら枢止軸部13、
13を蓋体5のカール部6A、6Bの内側に合わせ、そ
して、伸縮部7Cを伸ばしながら枢止軸部13、13の
それぞれをカール部6A、6Bに挿入する。この状態
で、支持部材7をネジ8、8を用いて段落部3上に取り
付けることにより、蓋体5の装着が完了する。この時、
支持部材7の係合凸片10、11は角穴15、15に介
挿される。
に、支持部材7の伸縮部7Cを縮めて両端部の枢止軸部
13、13の距離をせばめた後、これら枢止軸部13、
13を蓋体5のカール部6A、6Bの内側に合わせ、そ
して、伸縮部7Cを伸ばしながら枢止軸部13、13の
それぞれをカール部6A、6Bに挿入する。この状態
で、支持部材7をネジ8、8を用いて段落部3上に取り
付けることにより、蓋体5の装着が完了する。この時、
支持部材7の係合凸片10、11は角穴15、15に介
挿される。
【0018】ここで、図2の矢印イで示すように、蓋体
5を開ける方向に回動させると、図10で示すように、
その回動途中から、カール部6Aの側縁部の基部に設け
た凹み部Xの働きにより、支持部材7の左方の主体7A
とカール部6Aの右側縁部との間に約1〜2mm程度の
隙間が確保される。また、蓋体5を閉めると、図11に
示すように、支持部材7の左方の主体7Aとカール部6
Aの右側縁部が当接し、支持部材7の主体7Aとカール
部6Aとの間に隙間が生じないようにできる。
5を開ける方向に回動させると、図10で示すように、
その回動途中から、カール部6Aの側縁部の基部に設け
た凹み部Xの働きにより、支持部材7の左方の主体7A
とカール部6Aの右側縁部との間に約1〜2mm程度の
隙間が確保される。また、蓋体5を閉めると、図11に
示すように、支持部材7の左方の主体7Aとカール部6
Aの右側縁部が当接し、支持部材7の主体7Aとカール
部6Aとの間に隙間が生じないようにできる。
【0019】本実施例によれば、蓋体5の略全周の縁部
に、補強と取扱者の手を保護する安全対策を兼ねてカー
ルが施され、その一部のカール部6A、6Bを利用して
支持部材7と蓋板5との組付けが行えるので、従来のよ
うに、蓋体5には複雑な形状の軸受部を設ける必要がな
く、蓋体の構成を簡素化でき、加工工数を増加させない
ようにできる。
に、補強と取扱者の手を保護する安全対策を兼ねてカー
ルが施され、その一部のカール部6A、6Bを利用して
支持部材7と蓋板5との組付けが行えるので、従来のよ
うに、蓋体5には複雑な形状の軸受部を設ける必要がな
く、蓋体の構成を簡素化でき、加工工数を増加させない
ようにできる。
【0020】また、蓋体5に設けた軸受部分となるカー
ル部6A、6Bのうち、少なくとも左方のカール部6A
は、それの右側縁部の基部が所定の幅寸法と長さ寸法で
カットされ、このカット部分は前記支持部材7の左方の
主体7Aから離れる方向に凹ませた凹み部Xとなってい
るので、蓋板5を開ける方向に回動させると、その回動
途中から、カール部6Aの右側縁部の基部に設けた凹み
部Xによって、支持部材7の左方の主体7Aとカール部
6Aの右側縁部との間に約1〜2mmの隙間が確保さ
れ、この隙間により、蓋板5を滑らかに回動させること
ができる。また、蓋体5を閉めると、支持部材7の左方
の主体7Aとカール部6Aの右側縁部が当接するので、
蓋板5は天板2の前後方向に対して往復微動することが
無くなり、機器の運転時において、運転振動が原因で蓋
体がビビり音を生じるのを防止できる。
ル部6A、6Bのうち、少なくとも左方のカール部6A
は、それの右側縁部の基部が所定の幅寸法と長さ寸法で
カットされ、このカット部分は前記支持部材7の左方の
主体7Aから離れる方向に凹ませた凹み部Xとなってい
るので、蓋板5を開ける方向に回動させると、その回動
途中から、カール部6Aの右側縁部の基部に設けた凹み
部Xによって、支持部材7の左方の主体7Aとカール部
6Aの右側縁部との間に約1〜2mmの隙間が確保さ
れ、この隙間により、蓋板5を滑らかに回動させること
ができる。また、蓋体5を閉めると、支持部材7の左方
の主体7Aとカール部6Aの右側縁部が当接するので、
蓋板5は天板2の前後方向に対して往復微動することが
無くなり、機器の運転時において、運転振動が原因で蓋
体がビビり音を生じるのを防止できる。
【0021】また、支持部材7は中間部の伸縮部7Cを
縮小させることにより、両端部の枢支軸部13、13間
の距離が狭まるため、各枢支軸部13、13を容易に蓋
体5のカール部6A、6Bに挿入でき、蓋体5への支持
部材7の組付けを容易となせる。
縮小させることにより、両端部の枢支軸部13、13間
の距離が狭まるため、各枢支軸部13、13を容易に蓋
体5のカール部6A、6Bに挿入でき、蓋体5への支持
部材7の組付けを容易となせる。
【0022】また、支持部材7の中間部に設けられた伸
縮部7Cが、支持部材7の長手方向に所定間隔を存して
形成された3個の薄肉のヒンジ部12、12にて構成さ
れているので、支持部材7の両端部の枢支軸部13、1
3を互いに平行移動させることができ、蓋体5のカール
部6、6への枢支軸部13、13の挿入が一層、簡単に
行え、組立て作業性を向上させることができる。
縮部7Cが、支持部材7の長手方向に所定間隔を存して
形成された3個の薄肉のヒンジ部12、12にて構成さ
れているので、支持部材7の両端部の枢支軸部13、1
3を互いに平行移動させることができ、蓋体5のカール
部6、6への枢支軸部13、13の挿入が一層、簡単に
行え、組立て作業性を向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、蓋体の周縁にカール部を設け、このカール部を軸受
部として利用したので、蓋体には複雑な形状の軸受部を
設ける必要がなく、加工工数を増加させないようにで
き、蓋体の構成の簡素化が図れるのは勿論のこと、カー
ル部の側縁部の基部に凹みを設けたことにより、蓋体の
開閉操作時には、蓋板を滑らかに回動させることができ
る上、機器の運転時においては蓋体でのビビり音の発生
も抑制できる。
に、蓋体の周縁にカール部を設け、このカール部を軸受
部として利用したので、蓋体には複雑な形状の軸受部を
設ける必要がなく、加工工数を増加させないようにで
き、蓋体の構成の簡素化が図れるのは勿論のこと、カー
ル部の側縁部の基部に凹みを設けたことにより、蓋体の
開閉操作時には、蓋板を滑らかに回動させることができ
る上、機器の運転時においては蓋体でのビビり音の発生
も抑制できる。
【0024】請求項2の蓋体の支持構造においては、支
持部材は左右の主体の中間部に伸縮部が設けられている
ので、この伸縮部を縮小させることにより、両端部の枢
支軸間の距離が狭まるため、各枢支軸を容易に蓋体のカ
ール部に挿入でき、蓋体への支持部材の組付けが簡便と
なせる。
持部材は左右の主体の中間部に伸縮部が設けられている
ので、この伸縮部を縮小させることにより、両端部の枢
支軸間の距離が狭まるため、各枢支軸を容易に蓋体のカ
ール部に挿入でき、蓋体への支持部材の組付けが簡便と
なせる。
【0025】請求項3の蓋体の支持構造においては、伸
縮部が支持部材の長手方向に所定間隔を存して形成され
た3個以上の薄肉のヒンジ部にて構成されているので、
支持部材の両端部の枢支軸を互いに平行移動させること
が可能となり、蓋体のカール部への枢支軸の挿入が一
層、簡単に行え、組立て作業性を向上させることができ
る。
縮部が支持部材の長手方向に所定間隔を存して形成され
た3個以上の薄肉のヒンジ部にて構成されているので、
支持部材の両端部の枢支軸を互いに平行移動させること
が可能となり、蓋体のカール部への枢支軸の挿入が一
層、簡単に行え、組立て作業性を向上させることができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す蓋体の支持構造を用い
た暖房機の要部分解斜視図である。
た暖房機の要部分解斜視図である。
【図2】同じく蓋体が取り付けられた状態の要部拡大断
面図である。
面図である。
【図3】支持部材の平面図である。
【図4】支持部材の正面図である。
【図5】支持部材の底面図である。
【図6】支持部材の伸縮部を縮めた状態の正面図であ
る。
る。
【図7】蓋体のカール部の平面図である。
【図8】蓋体のカール部の正面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】蓋体の開放時のカール部と支持部材との関係
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図11】蓋体の閉塞時のカール部と支持部材との関係
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図12】暖房機の外観斜視図である。
1 本体ケース 3 段落部(開口縁部) 4 開口 5 蓋体 6A カール部 7 支持部材 7A 支持部材の主体 7B 支持部材の主体 7C 伸縮部 12 ヒンジ部 13 枢止軸部(枢止軸) X 凹み部(凹み)
Claims (3)
- 【請求項1】 本体ケースに設けられた開口と、この開
口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部に設けられたカー
ル部と、本体ケースの開口縁部に取り付けられ、かつ、
主体の端部に枢止軸が突設されるとともに、この枢止軸
を前記カール部に挿入して蓋体を回動自在に支持する支
持部材とを備え、前記蓋体のカール部はそれの側縁部の
基部に前記支持部材の主体から離れる方向に凹ませた凹
みが設けられていることを特徴とする蓋体の支持構造。 - 【請求項2】 本体ケースに設けられた開口と、この開
口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部に設けられたカー
ル部と、本体ケースの開口縁部に取り付けられ、かつ、
主体の端部に枢止軸が突設されるとともに、この枢止軸
を前記カール部に挿入して蓋体を回動自在に支持する支
持部材とを備え、前記蓋体のカール部はそれの側縁部の
基部に前記支持部材の主体から離れる方向に凹ませた凹
みが設けられ、前記支持部材は互いに離反する側の端部
に前記枢止軸をそれぞれ突設した左右一対の主体を有
し、これら主体間の中間部には前記枢止軸間の距離を可
変させる伸縮部が設けられていることを特徴とする蓋体
の支持構造。 - 【請求項3】 本体ケースに設けられた開口と、この開
口を開閉する蓋体と、この蓋体の縁部に設けられたカー
ル部と、本体ケースの開口縁部に取り付けられ、かつ、
主体の端部に枢止軸が突設されるとともに、この枢止軸
を前記カール部に挿入して蓋体を回動自在に支持する支
持部材とを備え、前記蓋体のカール部はそれの側縁部の
基部に前記支持部材の主体から離れる方向に凹ませた凹
みが設けられ、前記支持部材は互いに離反する側の端部
に前記枢止軸をそれぞれ突設した左右一対の主体を有
し、これら主体間の中間部には前記枢止軸間の距離を可
変させる伸縮部が設けられ、この伸縮部は支持部材の長
手方向に所定間隔を存して形成された3個以上の薄肉の
ヒンジ部にて構成されていることを特徴とする蓋体の支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13043195A JPH08327156A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 蓋体の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13043195A JPH08327156A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 蓋体の支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08327156A true JPH08327156A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15034081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13043195A Pending JPH08327156A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 蓋体の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08327156A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012037155A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Dainichi Co Ltd | 液体燃料燃焼装置 |
JP2012042094A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Corona Corp | 燃焼機器 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP13043195A patent/JPH08327156A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012037155A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Dainichi Co Ltd | 液体燃料燃焼装置 |
JP2012042094A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Corona Corp | 燃焼機器 |
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