JPH08325056A - フェライト材料 - Google Patents
フェライト材料Info
- Publication number
- JPH08325056A JPH08325056A JP7337503A JP33750395A JPH08325056A JP H08325056 A JPH08325056 A JP H08325056A JP 7337503 A JP7337503 A JP 7337503A JP 33750395 A JP33750395 A JP 33750395A JP H08325056 A JPH08325056 A JP H08325056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- weight
- parts
- inductance
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/34—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
- H01F1/342—Oxides
- H01F1/344—Ferrites, e.g. having a cubic spinel structure (X2+O)(Y23+O3), e.g. magnetite Fe3O4
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Compounds Of Iron (AREA)
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
加わった時のインダクタンスの変動を極めて小さくし、
しかも高周波でのQ値を高くする。 【解決手段】主成分の組成比が、酸化物換算で50.1
〜56モル%のFe2 O3 と、30.1〜35モル%の
ZnOと、6モル%以下のCuOと、4モル%以下のM
nOと、残部がNiOからなり、これら主成分100重
量部に対して0.61〜2重量部のCoOと0.5〜2
重量部のBi2 O3 を添加したフェライト材料でフェラ
イトコア1を構成する。
Description
ェライト材料に関するものである。
して広く使用されている。例えば、Fe2 O3 −ZnO
−NiOを主成分とするNi−Zn系フェライト材料を
用いてフェライトコアを製造し、この巻線部にコイル線
を巻回してコイル線接続用のリードピンをフェライトコ
アに取り付けて半田付けし、エポキシ樹脂でモールドし
た構造のインダクター素子が使用されている。
いて、耐熱衝撃性や、磁気特性を向上させるためにさま
ざまな提案がなされている。例えば特開平1−2281
08号、1−103953号公報には、フェライトの結
晶粒界にMnO、Bi2 O3、SiO2 からなる粒界相
を形成し、この粒界相によって応力を緩和し耐熱衝撃性
を高めたフェライト材料が示されている。
−Zn系フェライト材料からなるフェライトコアにおい
て、樹脂モールドした場合に、樹脂の硬化時や硬化温度
から室温への冷却時等に樹脂の収縮による圧縮応力が加
わり、この圧縮応力のためにフェライトコアのインダク
タンスが低下してしまうという問題点があった。そのた
め、このインダクター素子を用いた回路は信頼性が低い
という不都合があった。
であれば予め調整ができるが、樹脂モールド時の圧力が
ばらつくために、インダクタンスの低下率もばらついて
しまう。そのため、圧縮応力に対してインダクタンス低
下率の小さい材料が望まれていた。特にQ値が高く、透
磁率が60以下であるような材料において、この要望が
顕著であった。
開平3−218962号公報には、Ni−Zn−Cu系
フェライト材料に対し、0.05〜0.60重量%のC
o3O4 と、3〜5重量%のBi2 O3 と、0.10〜
2.0重量%のSiO2 を添加することが提案されてい
る。
報に記載されたフェライト材料は、Co3 O4 量が少な
く、またBi2 O3 量が多いために1MHz以上の高周
波でのQ値が低下してしまうだけでなく、SiO2 を含
むために透磁率が低く、焼成温度が高くなってしまうと
いう問題点があった。
応力を受けてもインダクタンスの変動が小さく、かつ1
MHz以上の高周波でのQ値の低下がなく、しかも低温
で焼成可能なフェライト材料を得ることを目的とする。
mm2 を加えても、インダクタンス変化率(ΔL/L×
100)が±2%以下であり、かつQ値の高い特性を持
つフェライト材料を得ることを目的とする。
i−Zn系フェライトの主成分の組成比が、酸化物換算
で50.1〜56モル%のFe2 O3 と、30.1〜3
5モル%のZnOと、6モル%以下のCuOと、4モル
%以下のMnOと、残部がNiOからなり、これら主成
分100重量部に対して0.61〜2重量部のCoOと
0.5〜2重量部のBi2 O3 を添加したことを特徴と
する。
トに対して、所定量のCoOとBi2 O3 を添加するこ
とによって、樹脂モールド時に圧縮応力が加わってもイ
ンダクタンス変動を小さくできるようにしたものであ
る。
〜2重量部、Bi2 O3 が0.5〜2重量部の範囲で添
加することが重要である。これは、CoOが0.61重
量部未満又はBi2 O3 が0.5重量部未満では、1M
Hz以上の高周波でのQ値が低下してしまい、一方Co
Oが2重量部を超えると圧縮応力が加わった際のインダ
クタンス変動が大きくなってしまい、またBi2 O3 が
2重量部を超えると焼成時の粒成長により高周波でのQ
値が低下してしまうためである。
の組成比を上記範囲とした理由は、Fe2 O3 が50.
1モル%未満又はZnOが30.1モル%未満では透磁
率が低下し、Fe2 O3 が56モル%を超えるとQ値が
低下し、ZnOが35モル%を超えるとキュリー点が低
くなるためである。
としたのは、CuOが6モル%を超えるか又はMnOが
4モル%を超えると焼結体中に液相が生成して粒成長が
起こりやすくなりQ値が低下してしまうためである。な
お、CuOとMnOは必須成分ではないが、応力緩和効
果を高め、耐熱衝撃性を高くするためには、それぞれ
0.01モル%以上含有することが好ましい。
の成分以外の不純物を1重量%以下の範囲で含んでいて
も良いが、SiO2 については0.03重量%以下とす
ることが好ましい。これはSiO2 が0.03重量%を
超えると透磁率が低くなり焼成温度が高くなるためであ
る。
トの主成分の組成比が、酸化物換算で40〜46モル%
のFe2 O3 と、25〜30モル%のZnOと、10モ
ル%以下のCuOと、4モル%以下のMnOと、残部が
NiOからなり、これら主成分100重量部に対して1
〜3重量部のCoOと、0.1〜1重量部のBi2 O3
と、0.5〜3重量部のSiO2 を添加したことを特徴
とする。
トに対して、所定量のCoOとBi2 O3 とSiO2 を
添加することによって、樹脂モールド時に圧縮応力が加
わってもインダクタンス変動を小さくできるようにした
ものである。
量部、Bi2 O3 が0.1〜1重量部の範囲で添加する
ことが重要である。これは、CoOが1重量部未満又は
Bi2 O3 が0.1重量部未満では、1MHz以上の高
周波でのQ値が低下してしまい、一方CoOが3重量部
を超えると圧縮応力が加わった際のインダクタンス変動
が大きくなってしまい、またBi2 O3 が1重量部を超
えるとインダクタンス値が急激に低下するためである。
のは、0.5重量部未満であると圧縮応力が加わったと
きのインダクタンス変動が大きく、また3重量部を超え
るとインダクタンス値が大きく低下するためである。
の組成比を上記範囲とした理由は、Fe2 O3 が40モ
ル%未満又はZnOが25モル%未満では透磁率が低下
し、Fe2 O3 が46モル%を超えるとQ値が低下し、
ZnOが30モル%を超えると圧縮応力が加わった際の
インダクタンス変動が大きくなるためである。
前記した第1発明の組成に比べてFe2 O3 とZnOの
量を少なくし、NiO量を多くしており、そのために高
周波でのQ値を高くすることができる。この場合磁歪が
悪くなる傾向があるが、上記のようにSiO2 を添加す
ることによって磁歪の改善を行っている。なお、第2発
明の組成ではSiO2 を添加しても透磁率の低下などの
不都合はない。
としたのは、CuOが10モル%を超えるか又はMnO
が4モル%を超えると焼結体中に液相が生成して粒成長
が起こりやすくなりQ値が低下してしまうためである。
なお、CuOとMnOは必須成分ではないが、応力緩和
効果を高め、耐熱衝撃性を高くするためには、それぞれ
0.01モル%以上含有することが好ましい。
分以外の不純物として、Al2 O3、MgO、CaO、
K2 O、S等の成分を合計0.5重量%以下の範囲で含
んでいても良い。
トの主成分の組成比が、酸化物換算で40〜55モル%
のFe2 O3 と、10〜50モル%のNiOと、0〜2
5モル%のZnOと、10モル%以下のCuOからな
り、これら主成分100重量部に対して0〜0.25重
量部のCoOと、1〜12重量部のBi2 O3 と、2.
1〜10重量部のSiO2 を添加したことを特徴とす
る。
トに対して、所定量のSiO2 を添加することによっ
て、樹脂モールド時に圧縮応力が加わってもインダクタ
ンス変動を小さくできるようにしたものである。SiO
2 の添加量は、NiOの量が増すにつれて増やす必要が
ある。しかし、10重量部を超えると焼結性が悪くな
り、磁歪が正(+)方向に大きくなり過ぎることから
2.1〜10重量部の範囲が好ましい。
多くなると焼結性が悪くなるため、焼結性の改善のため
に添加する。したがって、Bi2 O3 の最適添加量はS
iO2 の必要添加量に関連し、1〜12重量部の範囲で
定める。
Q値の低下を改善するために添加される。しかし、添加
量が多すぎると温度特性が悪くなり、磁歪が負(−)方
向となるため、0〜0.25重量%の範囲が好ましい。
明の組成に比べてZnOの量を少なくして透磁率を低く
したものである。即ち、前記の第2発明は透磁率が55
以上のフェライト材料であるのに対し、第3発明は透磁
率が55以下のフェライト材料に関するものである。
分以外の不純物として、MgO、MnO、CaO、Cr
2 O3 等の成分を合計2.6重量%以下の範囲で含んで
いても良い。
のインダクタンス変動を小さくできる理由は以下の通り
である。即ち、一般にNi−Zn系フェライトに荷重を
加えると、インダクタンスは小さくなる傾向があり、こ
れを磁歪が負(−)であるという。しかし、上記のよう
な添加剤を加えることによって、磁歪を正(+)にする
ことができるが、この場合でも荷重を大きくするとつい
には負(−)になる。したがって、例えば±2%の許容
範囲で磁歪が正(+)となるように調整しておけば、さ
らに荷重が加わって磁歪が負(−)となっても充分に許
容範囲内とすることができ、その結果幅広い荷重に耐え
るフェライト材料とできるのである。
材料の製造方法は、上記組成範囲となるように各原料を
調合し、ボールミル等で粉砕混合した後、スプレードラ
イヤー等で造粒し、得られた粉体をプレス成形によって
所定形状に成形し、必要に応じて切削加工を施した後、
900〜1300℃の範囲で焼成することによって得る
ことができる。
り例えばドラム型のフェライトコアを製造すれば、樹脂
モールド時に圧縮応力を受けてもインダクタンスの変動
を±2%以下に小さくすることができる。
イトコアに限らずさまざまな用途に用いることができ
る。例えば、各種電子部品を搭載したり、分割して電子
部品とするためのフェライト基板や、電磁波を吸収して
磁気ヘッド等をシールドしたり、発熱したりするための
電磁波吸収部材等として用いることができる。
0.1モル%のZnOと、4.5モル%のCuOと、
0.4モル%のMnOからなるフェライト粉末100重
量部に対し、CoOとBi2 O3 の添加量を表1に示す
ように種々に変化させて各原料を調合した。
00〜900℃で仮焼し、この仮焼粉体をボールミルに
て粉砕し、所定のバインダを加えて造粒した後、圧縮成
形して円柱体に成形した。この成形体を乾燥した後、切
削加工し、1050℃で焼成することによって図1に示
すような中央の巻線部1aと両端のフランジ部1bを有
するドラム型のフェライトコア1を得た。なお、寸法は
全長1.8mm、フランジ部1bの外径1.5mmと
し、このフェライトコア1に線径0.04mmの被膜銅
線を40回巻いてインダクター素子を構成した。
におけるインダクタンスLとQ値を測定した後、それぞ
れ軸方向に0〜3kgの荷重を加えた時のインダクタン
スLの変化率ΔL/Lの最大値を求めた。
インダクタンス変化率との関係は図2に示す。この結果
より明らかに、CoOとBi2 O3 の添加量が第1発明
の範囲外であるNo.4〜7では、荷重を加えた時のイ
ンダクタンスLの変化率ΔL/Lが3%以上と大きく、
またQ値も30未満と低いものであった。
1〜3では、荷重を加えた時のインダクタンスLの変化
率ΔL/Lが0.5〜0.6%と小さく、またQ値が5
0以上と高いことが確認された。
と、31モル%のZnOと、5.5モル%のCuOと、
0.5モル%のMnOからなるフェライト粉末100重
量部に対し、CoOとBi2 O3 の添加量を表2に示す
ように種々に変化させて各原料を調合した。それぞれ、
上記実施例1と同様にしてフェライトコアを作製し、イ
ンダクター素子を構成した後、インダクタンスLとQ値
を測定し、0〜3kgの荷重を加えた時のインダクタン
スLの変化率ΔL/Lの最大値を求めた。
り明らかに、CoOとBi2 O3 の添加量が第1発明の
範囲外であるNo.11、12では、荷重を加えた時の
インダクタンスLの変化率ΔL/Lが3%以上と大き
く、またQ値も30未満と低いものであった。
8〜10では、荷重を加えた時のインダクタンスLの変
化率ΔL/Lが0.5〜0.8%と小さく、またQ値が
50以上と高いことが確認された。
と、27.2モル%のZnOと、9モル%のCuOと、
0.4モル%のMnOからなる主成分を振動ミルにて混
合し、800〜900℃にて仮焼し、この仮焼粉体10
0重量部に対し、CoO、Bi2 O3 、SiO2 を表3
に示す添加量で加え、ボールミルにて粉砕し、バインダ
ーを加えて造粒し、トロイダルコア及び角柱状コアを成
形し、950〜1050℃で焼成した。なお、角柱状コ
アは研削加工して3×3×15mmの寸法とした。
mの被膜銅線を7回巻いて周波数30MHzにおける透
磁率μとQ値を測定した。また、角柱状コアに被膜銅線
を20回巻いて、軸方向に8kgの荷重を加えた時のイ
ンダクタンスLの変化率(ΔL/L×100)の最大値
を求めた。
り明らかに、CoO、Bi2 O3 、SiO2 の添加量が
第2発明の範囲外であるNo.4〜10では、Q値が4
0以下又は透磁率が30以下と低いものであった。
1〜3では、荷重を加えた時のインダクタンスLの変化
率(ΔL/L×100)が−0.5〜0.3%と小さ
く、またQ値が50以上、透磁率μが60以上と高いこ
とが確認された。
モル%のZnO、18モル%のNiO、6.5モル%の
CuO、0.5モル%のMnOとし、上記実施例3と同
様の実験を行った。
り明らかに、CoO、Bi2 O3 、SiO2 の添加量が
第2発明の範囲外であるNo.14〜20では、Q値が
40以下又は透磁率が30以下と低いものであった。
11〜13では、荷重を加えた時のインダクタンスLの
変化率(ΔL/L×100)が−0.4〜0.4%と小
さく、またQ値が49以上、透磁率μが60以上と高い
ことが確認された。
重量部、SiO2 1.5重量部とし、主成分の組成比を
変化させて、上記と同様の実験を行った。
り明らかに、主成分の組成比が第2発明の範囲外である
No.23、24では、Q値が40以下又は透磁率μが
30以下と低いものであった。
21、22では、荷重を加えた時のインダクタンスLの
変化率(ΔL/L×100)が−0.2〜−0.1%と
小さく、またQ値が50以上、透磁率μが60以上と高
いことが確認された。
示す組成比となるように調合し、残部がMgO、Mn
O、CaO、Cr2 O3 からなる原料を振動ミルにて混
合し、800〜900℃で仮焼した。この仮焼粉体10
0重量部に対し、CoO、Bi2 O3 、SiO2 を表6
に示す割合で添加し、ボールミルにて粉砕し、バインダ
ーを加えて造粒した後、トロイダルコア及び角柱状コア
を成形し、950〜1150℃で焼成した。なお、角柱
状コアは研削加工して3×3×15mmの寸法とした。
mの被膜銅線を巻いて、透磁率μ、10〜30MHzに
おけるtanδ/μ、透磁率の温度係数(Δμ/μ・Δ
T)、5kgf/mm2 の荷重を加えた時のインダクタ
ンスの変化率(磁歪:ΔL/L×100)を測定した。
なお、tanδはQ値の逆数であり、tanδ/μが小
さいほどQ値が大きく損失が少ないことを意味する。ま
た透磁率の温度係数は、−20〜20℃及び20〜80
℃の間で測定した。
り明らかに、第3発明の範囲外のものは、インダクタン
ス変化率(磁歪)が±2%から外れるか、あるいはta
nδ/μが大きすぎて高周波用途には使用できないもの
であった。
透磁率μがほぼ55以下と求める範囲内のものが得ら
れ、インダクタンス変化率(磁歪)が±2%以内と小さ
く、tanδ/μや透磁率の温度係数も実用的な範囲内
であった。
び添加するCoO、Bi2 O3 、SiO2 を表8に示す
割合で調合し、他は全て実施例6と同様の実験を行っ
た。
り明らかに、第3発明の範囲外のものは、インダクタン
ス変化率(磁歪)が±2%から外れるか、あるいはta
nδ/μが大きすぎて高周波用途には使用できないもの
であった。
透磁率μが55以下と求める範囲内のものが得られ、イ
ンダクタンス変化率(磁歪)が±2%以内と小さく、t
anδ/μや透磁率の温度係数も実用的な範囲内であっ
た。
分の組成比が、酸化物換算で50.1〜56モル%のF
e2 O3 と、30.1〜35モル%のZnOと、6モル
%以下のCuOと、4モル%以下のMnOと、残部がN
iOからなり、これら主成分100重量部に対して0.
61〜2重量部のCoOと0.5〜2重量部のBi2 O
3 を添加してフェライト材料を構成したことによって、
荷重が加わった時のインダクタンスの変動を極めて小さ
くし、しかも高周波でのQ値を高くすることができる。
が、酸化物換算で40〜46モル%のFe2 O3 と、2
5〜30モル%のZnOと、10モル%以下のCuO
と、4モル%以下のMnOと、残部がNiOからなり、
これら主成分100重量部に対して1〜3重量部のCo
Oと0.1〜1重量部のBi2 O3 と、0.5〜3重量
部のSiO2 を添加してフェライト材料を構成したこと
によって、荷重が加わった時のインダクタンスの変動を
極めて小さくし、しかも高周波でのQ値を高くすること
ができる。
が、酸化物換算で40〜55モル%のFe2 O3 と、1
0〜50モル%のNiOと、0〜25モル%のZnO
と、10モル%以下のCuOからなり、これら主成分1
00重量部に対して0〜0.25重量部のCoOと、1
〜12重量部のBi2 O3 と、2.1〜10重量部のS
iO2 を添加してフェライト材料を構成したことによっ
て、荷重が加わった時のインダクタンスの変動を極めて
小さくし、しかも高周波でのQ値を高くすることができ
る。
ライトコアを形成すれば、樹脂モールド時に圧縮応力が
加わってもインダクタンスの変動が小さく、また高周波
でのQ値が高いことから誘電損失の小さい高信頼性のフ
ェライトコアを得ることができる。
ある。
クタンス変化率との関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】主成分の組成比が、酸化物換算で50.1
〜56モル%のFe2 O3 と、30.1〜35モル%の
ZnOと、6モル%以下のCuOと、4モル%以下のM
nOと、残部がNiOからなり、これら主成分100重
量部に対して0.61〜2重量部のCoOと、0.5〜
2重量部のBi2 O3 を添加してなるフェライト材料。 - 【請求項2】主成分の組成比が、酸化物換算で40〜4
6モル%のFe2 O3 と、25〜30モル%のZnO
と、10モル%以下のCuOと、4モル%以下のMnO
と、残部がNiOからなり、これら主成分100重量部
に対して1〜3重量部のCoOと、0.1〜1重量部の
Bi2 O3 と、0.5〜3重量部のSiO2 を添加して
なるフェライト材料。 - 【請求項3】主成分の組成比が、酸化物換算で40〜5
5モル%のFe2 O3 と、10〜50モル%のNiO
と、0〜25モル%のZnOと、10モル%以下のCu
Oからなり、これら主成分100重量部に対して0〜
0.25重量部のCoOと、1〜12重量部のBi2 O
3 と、2.1〜10重量部のSiO2 を添加してなるフ
ェライト材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33750395A JP3405630B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-25 | フェライト材料 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32320094 | 1994-12-26 | ||
JP7-74079 | 1995-03-30 | ||
JP6-323200 | 1995-03-30 | ||
JP7407995 | 1995-03-30 | ||
JP33750395A JP3405630B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-25 | フェライト材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325056A true JPH08325056A (ja) | 1996-12-10 |
JP3405630B2 JP3405630B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=27301406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33750395A Expired - Lifetime JP3405630B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-12-25 | フェライト材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3405630B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6033594A (en) * | 1997-07-16 | 2000-03-07 | Tdk Corporation | Ferrite and inductor |
US6287479B1 (en) | 1999-03-02 | 2001-09-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Magnetic ceramic composition and inductor component using the same |
WO2002016268A1 (fr) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Tdk Corporation | Materiau en ferrite |
JP2002179460A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-26 | Kyocera Corp | フェライト材料及びこれを用いたフェライトコア |
US7034649B2 (en) | 2003-09-03 | 2006-04-25 | Tdk Corporation | Ferrite material, ferrite sintered body, and inductor |
CN100339334C (zh) * | 2000-08-21 | 2007-09-26 | Tdk株式会社 | 铁氧体材料 |
JP2009080348A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像用キャリア芯材およびその製造方法、磁性キャリア並びに電子写真現像剤 |
JP2015074570A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | Tdk株式会社 | フェライト組成物および電子部品 |
CN108774057A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-09 | 成都信息工程大学 | 一种用于LTCC环形器的NiCuZn旋磁铁氧体材料及其制备方法 |
JP6465240B1 (ja) * | 2018-05-28 | 2019-02-06 | Tdk株式会社 | フェライト組成物および積層電子部品 |
KR20200094112A (ko) * | 2019-01-29 | 2020-08-06 | 티디케이가부시기가이샤 | 페라이트 조성물 및 적층 전자 부품 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33750395A patent/JP3405630B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6033594A (en) * | 1997-07-16 | 2000-03-07 | Tdk Corporation | Ferrite and inductor |
US6287479B1 (en) | 1999-03-02 | 2001-09-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Magnetic ceramic composition and inductor component using the same |
WO2002016268A1 (fr) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Tdk Corporation | Materiau en ferrite |
US6736990B2 (en) | 2000-08-21 | 2004-05-18 | Tdk Corporation | Ferrite material |
CN100339334C (zh) * | 2000-08-21 | 2007-09-26 | Tdk株式会社 | 铁氧体材料 |
JP2002179460A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-26 | Kyocera Corp | フェライト材料及びこれを用いたフェライトコア |
US7034649B2 (en) | 2003-09-03 | 2006-04-25 | Tdk Corporation | Ferrite material, ferrite sintered body, and inductor |
JP2009080348A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像用キャリア芯材およびその製造方法、磁性キャリア並びに電子写真現像剤 |
JP2015074570A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | Tdk株式会社 | フェライト組成物および電子部品 |
KR20170141643A (ko) * | 2013-10-07 | 2017-12-26 | 티디케이가부시기가이샤 | 페라이트 조성물 및 전자 부품 |
US9984799B2 (en) | 2013-10-07 | 2018-05-29 | Tdk Corporation | Ferrite composition and electronic component |
JP6465240B1 (ja) * | 2018-05-28 | 2019-02-06 | Tdk株式会社 | フェライト組成物および積層電子部品 |
JP2019206450A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | Tdk株式会社 | フェライト組成物および積層電子部品 |
KR20190135431A (ko) * | 2018-05-28 | 2019-12-06 | 티디케이가부시기가이샤 | 페라이트 조성물 및 적층 전자 부품 |
TWI704121B (zh) * | 2018-05-28 | 2020-09-11 | 日商Tdk股份有限公司 | 鐵氧體組合物和積層電子元件 |
US10839995B2 (en) | 2018-05-28 | 2020-11-17 | Tdk Corporation | Ferrite composition and multilayer electronic component |
CN108774057A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-09 | 成都信息工程大学 | 一种用于LTCC环形器的NiCuZn旋磁铁氧体材料及其制备方法 |
CN108774057B (zh) * | 2018-07-03 | 2021-02-23 | 成都信息工程大学 | 一种用于LTCC环形器的NiCuZn旋磁铁氧体材料及其制备方法 |
KR20200094112A (ko) * | 2019-01-29 | 2020-08-06 | 티디케이가부시기가이샤 | 페라이트 조성물 및 적층 전자 부품 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3405630B2 (ja) | 2003-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1666422B1 (en) | Ferrite material | |
JP4823531B2 (ja) | 酸化物磁性材料 | |
JP3405630B2 (ja) | フェライト材料 | |
JP3635016B2 (ja) | フェライト材料 | |
JPH10163017A (ja) | 低温焼成用高周波軟磁性材料およびそれを用いたインダクターの製造方法 | |
JP2674623B2 (ja) | 高周波用磁性材料 | |
JP2004247603A (ja) | MnZn系フェライト電波吸収体 | |
JP3492802B2 (ja) | 低損失フェライト材料 | |
JP4668404B2 (ja) | 磁性材料とその磁性材料を用いたコイル部品 | |
JP3256460B2 (ja) | 酸化物磁性材料およびその製造方法 | |
JP2004296865A (ja) | 巻き線チップインダクタ用フェライトコアとその製造方法及び巻き線チップインダクタ | |
EP1283529B1 (en) | Mn-Zn ferrite and coil component using the same | |
JP3550251B2 (ja) | 高周波領域用フェライト焼結体及びこれを用いた信号用チップインダクタ | |
JP2004247602A (ja) | MnZn系フェライト電波吸収体 | |
JP4831457B2 (ja) | フェライト磁性材料及びこれを用いた電子部品 | |
JP3426780B2 (ja) | フェライト材料 | |
JP3487552B2 (ja) | フェライト材料 | |
EP1231614A1 (en) | Oxide magnetic material and core using the same | |
JP3550247B2 (ja) | フェライト材料 | |
JP5105660B2 (ja) | フェライト材料及びこれを用いたフェライトコア | |
JPH09270314A (ja) | フェライト材料及びフェライト | |
JP4325897B2 (ja) | コモンモードチョークコイル | |
JP3570825B2 (ja) | フェライトコア | |
JPH06333719A (ja) | Ni−Zn系ソフトフェライト | |
JP3300522B2 (ja) | 低損失酸化物軟質磁性材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100307 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |