JPH08323802A - 電気融着継手の製造方法及び製造装置 - Google Patents

電気融着継手の製造方法及び製造装置

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JPH08323802A
JPH08323802A JP7133723A JP13372395A JPH08323802A JP H08323802 A JPH08323802 A JP H08323802A JP 7133723 A JP7133723 A JP 7133723A JP 13372395 A JP13372395 A JP 13372395A JP H08323802 A JPH08323802 A JP H08323802A
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mold
terminal
core
lid
coil
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Junichi Yuasa
淳一 湯浅
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D23/00Producing tubular articles
    • B29D23/001Pipes; Pipe joints
    • B29D23/003Pipe joints, e.g. straight joints
    • B29D23/005Pipe joints, e.g. straight joints provided with electrical wiring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、コイルの端末に取り付けら
れた端子に通電が容易であって、しかもこの端子が所定
の位置に位置決めされた電気融着継手の製造方法及び製
造装置を提供することである。 【構成】 コア2と、蓋型3と、被覆型7とからなる射
出成形金型1に、樹脂材料を射出成形し、通電によって
発熱するコイル8が埋設されてなる電気融着継手の製造
方法において、前記蓋型3は、蓋型本体4と、端子保持
具6とから構成され、前記被覆型7には、前記端子保持
具6が挿入できる切欠部72が設けられていて、この被
覆型7は前記蓋型3と合致して被覆型7の内面73と端
子保持具6の端子保持面61とでコア2全体を被覆する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形による電気融
着継手の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−50531号公報に記
載されているように、射出成形による電気融着継手の製
造装置が知られている。この技術は、射出成形金型に樹
脂材料を射出成形し、筒状の継手本体の内周面近傍に通
電によって発熱するコイルが埋設されてなる電気融着継
手を製造する、電気融着継手の製造装置であって、前記
射出成形金型は、コアと、このコアの一端部に設けられ
た金型の一部を構成する蓋型と、この蓋型と合致してコ
ア全体を被覆すると共にコアとの間に所定の間隙が形成
された被覆型とからなっている。この射出成形金型を使
用した電気融着継手の製造方法は、コアに通電によって
発熱するコイルを挿着し、前記蓋型と被覆型との間に形
成された隙間に樹脂材料を射出して製造するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術では、コアにコイルを挿着するだけな
ので、通電に必要なコイルの端末に取り付けられる端子
が射出された樹脂材料の中に埋設され、この端子を樹脂
材料から掘り起こして露出させなければ通電できないと
いう問題と、上記端子が射出された樹脂材料の樹脂圧力
によって押し流され、所定の位置に位置決めできないと
いう問題とがある。本発明は、上記の従来技術の問題を
解決するためになされたものであって、本発明の目的
は、コイルの端末に取り付けられた端子に通電が容易で
あって、しかもこの端子が所定の位置に位置決めされた
電気融着継手の製造方法及び製造装置を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1の電気融
着継手の製造方法は、コアと、このコアの一端部に設け
られた金型の一部を構成する蓋型と、この蓋型と合致し
てコア全体を被覆すると共にコアとの間に所定の間隙が
形成された被覆型とからなる射出成形金型に、樹脂材料
を射出成形し、筒状の継手本体の内周面近傍に通電によ
って発熱するコイルが埋設されてなる電気融着継手の製
造方法において、前記蓋型は、蓋型本体と、端子保持具
とから構成され、前記端子保持具は端子保持面を有し、
前記蓋型本体に取り付け可能になされ、前記被覆型は、
蓋型と合致する被覆型の合致面に、前記端子保持具が挿
入可能な切欠部が設けられ、この被覆型は前記蓋型と合
致して被覆型の内面と端子保持具の端子保持面とでコア
全体を被覆すると共にコアとの間に所定の密閉された間
隙が形成されたものであって、前記通電によって発熱す
るコイルの端末に端子を取り付け、このコイルを上記コ
アに挿着すると共に、コイルの端子を端子保持具の端子
保持面に着脱可能に保持する工程と、端子保持具を切欠
部に挿入して被覆型を蓋型に合致させて型締めする工程
と、蓋型と被覆型との間に形成された隙間に溶融した樹
脂材料を射出する工程と、前記射出した樹脂材料を冷却
固化したのち、型開きして射出した樹脂材料をコアから
脱型し、前記端子を端子保持具から取り外す工程と、か
らなることを特徴とするものである。
【0005】請求項2の電気融着継手の製造装置は、コ
アと、このコアの一端部に設けられた金型の一部を構成
する蓋型と、この蓋型と合致してコア全体を被覆すると
共にコアとの間に所定の間隙が形成された被覆型とから
なる射出成形金型に、樹脂材料を射出成形し、筒状の継
手本体の内周面近傍に通電によって発熱するコイルが埋
設されてなる電気融着継手の製造装置において、前記コ
アは、通電によって発熱するコイルの端末に端子が取り
付けられたコイルを挿着可能になされた外周面を有し、
前記蓋型は、蓋型本体と、ガイドと、端子保持具とから
構成され、前記ガイドは被覆型と合致する蓋型の合致面
から突設され、前記端子保持具は端子保持面を有し、こ
の端子保持面を内側にして前記ガイドに摺動自在に取り
付け可能になされ、端子保持具の端子保持面にコイルの
端子が着脱可能に保持できる構造になされ、前記被覆型
には、蓋型と合致する被覆型の合致面に、前記ガイドと
端子保持具とが挿入可能な切欠部と、樹脂注入口とが設
けられていて、この被覆型は前記蓋型と合致して被覆型
の内面と端子保持具の端子保持面とでコア全体を被覆す
ると共にコアとの間に密閉された間隙が形成され、前記
樹脂注入口からこの間隙に溶融された樹脂材料を射出で
きる構造になされているものである。
【0006】請求項1記載の電気融着継手の製造方法及
び請求項2記載の電気融着継手の製造装置において、射
出成形金型を構成するコアが拡縮径可能になされたもの
であってもよいし、拡縮径できない通常のコアであって
もよい。上記拡縮径可能になされたコアは、前記従来技
術で引用した特開平5−50531号公報に記載されて
知られているように、大口径やアンダーカットのある電
気融着継手の製造装置として使用すると好適である。
【0007】また、本発明に使用する通電によって発熱
するコイルは、樹脂材料で被覆絶縁された導電線が好適
に使用できるが、裸の導電線をコアの外周面に刻まれた
螺旋状の溝に巻回して使用してもよい。
【0008】
【作用】請求項1の本発明の電気融着継手の製造方法に
おいて、射出成形金型はコアと蓋型と被覆型とからな
り、前記蓋型は蓋型本体と端子保持具とから構成され、
この端子保持具は前記蓋型本体にに取り付けられてい
る。最初の工程で、通電によって発熱するコイルの端末
に端子を取り付け、上記コイルをコアに装着すると共
に、コイルの端子を端子保持具の端子保持面に着脱可能
に保持する。すると、コイルの端子は端子保持具に保持
されて所定の位置に位置決めされるので、後の工程で蓋
型と被覆型との間に形成された隙間に溶融した樹脂材料
を射出した際、射出された樹脂圧によって押し流される
ことはなく、端子が所定の位置に位置決めされた電気融
着継手を製造することができる。
【0009】また、前記被覆型には端子保持具が挿入で
きる大きさに切欠された切欠部が設けられていて、この
被覆型は前記蓋型と合致してこの被覆型の内面と端子保
持具の端子保持面とでコア全体を被覆すると共にコアと
の間に所定の密閉された間隙が形成されている。型締め
の工程で、端子保持具を切欠部に挿入して被覆型を蓋型
に合致させて型締めすると、被覆型の内面と端子保持具
の端子保持面は、電気融着継手の外周面を形成するの
で、樹脂材料を射出し、次の工程で型開き脱型して得ら
れた電気融着継手の外周面に端子の一端が露出し、樹脂
材料の中に埋設されてしまうことはない。従って、端子
に通電が容易な電気融着継手を製造することができる。
【0010】請求項2の電気融着継手の製造装置におい
て、射出成形金型はコアと蓋型と被覆型とからなり、前
記蓋型は蓋型本体とガイドと端子保持具とから構成さ
れ、この端子保持具は前記ガイドに摺動自在に取り付け
可能になされている。そこで、上記構成の製造装置を使
用して電気融着継手を製造するにあたり、通電によって
発熱するコイルの端末に端子を取り付け、コイルの端子
を端子保持具の端子保持面に着脱可能に保持し、上記コ
イルをコアに挿着すると共に、端子保持具をガイドに摺
動させながら取り付ける。すると、コイルの端子は端子
保持具に保持され、さらにこの端子保持具はガイドに取
り付けられているので、所定の位置に確実に位置決めさ
れる。従って、射出成形金型を型締めして蓋型と被覆型
との間に形成された隙間に溶融した樹脂材料を射出した
際、端子は射出された樹脂圧によって押し流されること
はなく、所定の位置に位置決めされた電気融着継手を容
易に製造することができる。
【0011】また、前記被覆型にはガイドと端子保持具
とが挿入可能な切欠部が設けられていて、この被覆型は
前記蓋型と合致してこの被覆型の内面と端子保持具の端
子保持面とでコア全体を被覆すると共にコアとの間に所
定の密閉された間隙が形成されている。従って、ガイド
と端子保持具とを切欠部に挿入して被覆型を蓋型に合致
させて型締めすると、被覆型の内面と端子保持具の端子
保持面は、電気融着継手の外周面を形成しているので、
被覆型に設けられた樹脂注入口から樹脂材料を射出して
成形された電気融着継手の外周面には端子の一端が露出
し、樹脂材料の中に埋設されてしまうことはない。従っ
て、端子に通電が容易な電気融着継手を製造することが
できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜図5は、本発明の一実施例であって、
図1(イ)は射出成形金型の断面図、(ロ)は(イ)図
のX−X線における被覆型の側面図、(ハ)は(イ)図
のA部を拡大した一部切欠断面図、(ニ)は(ハ)図の
Y−Y線における側面図である。図2はコイルの斜視図
であり、図3は図1の型締めされた射出成形金型の断面
図、図4は型開きされた射出成形金型の断面図、図5は
本実施例によって成形された電気融着継手の断面図であ
る。
【0013】図1において、1は射出成形金型、2はコ
ア、3は蓋型、4は蓋型本体、5はガイド、6は端子保
持具、7は被覆金型、8はコイルである。射出成形金型
1は、コア2と、このコア2の一端部に設けられた金型
の一部を構成する蓋型3と、この蓋型と合致してコア2
全体を被覆すると共にコア2との間に所定の間隙9が形
成された被覆型7とからなっている。
【0014】前記コア2は、円錐台形状の固定コア21
と拡縮径可能になされた可変コア22とからなってい
る。そして、前記蓋型3は、主蓋型41と副蓋型42と
からなる蓋型本体4と、ガイド5と、端子保持具6と、
から構成されている。
【0015】前記固定コア21の一端部には主蓋型41
が設けられている。副蓋型42には固定コア21の外周
面のテーパーと符合するテーパー付きの挿入孔44が形
成され、この挿入孔44に固定コア21が挿入可能にな
され、副蓋型42に主蓋型41が合致するようになされ
ている。
【0016】可変コア22は、外周面がほぼ一定の断面
円形になされているが、内周面が前記固定コア21の外
周面のテーパーと符合するテーパーを有する筒状体であ
って、この可変コア22の内周面に固定コア21が挿入
可能になされている。
【0017】前記ガイド5は、図1(ハ)及び(ニ)に
示すように、被覆型7と合致する副蓋型42の合致面4
3からほぼ直角に突設され、このガイド5の上面に凸状
のレール51が形成されている。前記端子保持具6は、
端子保持面61を有する棒状体であって、この端子保持
面61と反対側面に凹状溝62が形成され、端子保持面
を内側にして、この凹状溝62に前記ガイド5のレール
51を挿入して摺動自在に取り付け可能になされてい
る。
【0018】前記被覆型7には、副蓋型42と合致する
被覆型7の合致面71からほぼ直角に、前記ガイド5と
端子保持具6とが挿入できる大きさに切欠された切欠部
72が設けられている。この被覆型7は、前記蓋型3と
合致してこの被覆型7の内面73と端子保持具6の端子
保持面61とでコア2全体を被覆すると共にコア2との
間に所定の密閉された間隙9が形成されている。
【0019】つぎに、上記構成の射出成形金型1に樹脂
材料を射出成形し、図5に示す筒状の継手本体P1の内
周面に通電によって発熱するコイル8が埋設された電気
融着継手Pの製造方法を工程別に説明する。
【0020】まず、最初の工程では、通電によって発熱
するコイル8の端末に端子81、81を取り付け、この
コイル8の端子81、81を端子保持具6の端子保持面
61に着脱可能に保持する。上記コイル8は、ポリエチ
レンで被覆絶縁された導電線を整列巻きした後、外周面
に加熱された鏝を当てて複数箇所に融着部82、82を
形成し、被覆導電線がばらけないようになされている。
このコイル8の端末の被覆樹脂を剥がして端子81を取
り付けるが、この端子81は筒状体であって、内周面に
雌ネジが刻まれている。前記端子保持具6にボルト82
を取り付けておき、このボルト82を前記端子81の雌
ネジに螺入して着脱可能に保持する。
【0021】なお、上記端子保持具6に端子81を着脱
可能に保持する方法として、端子保持面61に嵌め合い
用のピンを突出して取り付けておき、このピンに端子8
1を挿入して保持するものであってもよい。また、この
ピンを薄肉の筒状体とし、この筒状体にスリットもしく
はスプリングを設けて縮径可能になし、このスリットが
設けられた筒状体に端子81を挿入し、この筒状体の外
径を縮径して端子81を押し込んで保持すると、端子8
1が確実に保持され、また取り外しも容易である。
【0022】つぎに、拡縮径可能になされた可変コア2
2を縮径した状態にして、コイル8をこの可変コア2に
挿着すると共に、端子保持具6の凹溝62にガイド5の
レール51を挿入し、端子保持具6をガイド5の摺動面
(レール51)に沿って摺動させながらガイド5に取り
付け、端子保持具6の一端を副蓋型42の合致面43に
当接する。
【0023】上記合致面43には、図1(ハ)に示すよ
うに、固定ピン44と磁石45とが取り付けられてい
て、端子保持具6の一端に設けられたピン孔63に前記
ピン44を挿入して端子保持具6の一端を合致面43に
当接すると、前記磁石45によって密着するので端子保
持具6が確実に位置決めされる。
【0024】次の型締め工程では、図3に示すように、
ガイド5と端子保持具6とを切欠部72に挿入して被覆
型7を蓋型3に合致させて型締めする。この際、可変コ
ア22は拡径され、この拡径された可変コア22の外周
面がコイル8の内周面に密着している。そして、主蓋型
41を被覆型7の側に移動すると、蓋型41が副蓋型4
2に合致し、固定コア21が拡径された可変コア22に
合致し、さらに、副蓋型の合致面43が被覆型7の合致
面71と合致する。すると、蓋型3と被覆型7との間に
密閉された間隙9が形成される。
【0025】樹脂材料を射出する工程では、前記蓋型3
と被覆型7との間に形成された間隙9に溶融したポリエ
チレンを被覆型7に設けられた樹脂注入口74から射出
する。すると、この溶融したポリエチレンはコイル8の
被覆樹脂であるポリエチレンと一体化する。
【0026】最後の工程では、図4に示すように、前記
射出した樹脂材料を冷却固化した後、型開きして可変コ
ア22を縮径し、端子保持具6をガイド5上に摺動しな
がら射出した樹脂材料を可変コア22から脱型し、前記
端子保持具6をボルト82を弛めて端子81から取り外
し、最後にゲートとランナーの不要な部分を除去する
と、図5に示す電気融着継手Pを得る。この際、可変コ
ア22は縮径されているので、射出した樹脂材料の脱型
が容易になっている。
【0027】上記工程で製造された電気融着継手Pは、
継手本体P1の内周面に通電によって発熱するコイル8
が埋設され、このコイル8の端末に取り付けられた端子
81、81は継手本体P1の外周面に一端を露出して所
定の位置に埋設されている。
【0028】この電気融着継手Pの使用方法は、内周面
に接続管の端部を挿入し、端子81、81に通電する
と、コイル8が発熱して継手本体P1の内周面と接続管
の外周面とが融着し、管を接続することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の本発明の電気融着継手の製造
方法は、コイルの端末に取り付けられた端子が端子保持
具に保持され、所定の位置に位置決めされているので、
蓋型と被覆型との間に形成された隙間に溶融した樹脂材
料を射出した際、射出された樹脂圧によって押し流され
ることはなく、端子が所定の位置に位置決めされた電気
融着継手を製造することができる。従って、端子がコイ
ルの端末から外れて断線したりすることがなく、品質が
一定した電気融着継手を製造することができる。
【0030】また、被覆型の内面と端子保持具の端子保
持面は、電気融着継手の外周面を形成するので、樹脂材
料を射出して得られた電気融着継手の外周面に端子の一
端が露出し、樹脂材料の中に埋設されてしまうことはな
い。従って、端子に通電が容易な電気融着継手を製造す
ることができ、施工が容易となる。
【0031】請求項2の電気融着継手の製造装置は、従
来の射出成形金型の蓋型にガイドと端子保持具を追加
し、被覆型に切欠部を設けただけの簡単な構成であるか
ら、請求項一記載の電気融着継手の製造が容易に可能に
なるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、(イ)は射出成形
金型の断面図、(ロ)は(イ)図のX−X線における被
覆型の側面図、(ハ)は(イ)図のA部を拡大した一部
切欠断面図、(ニ)は(ハ)図のY−Y線における側面
図である。
【図2】コイルの斜視図である。
【図3】型締めされた射出成形金型の断面図である。
【図4】型開きされた射出成形金型の断面図である。
【図5】本実施例によって成形された電気融着継手の断
面図である。
【符号の説明】
1 射出成形金型 2 コア 3 蓋型 4 蓋型本体 5 ガイド 6 端子保持具 7 被覆型 72 切欠部 8 コイル 81 端子 P 電気融着継手 P1 継手本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 65/34 7639−4F B29C 65/34 B29K 105:20 B29L 31:24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、このコアの一端部に設けられた
    金型の一部を構成する蓋型と、この蓋型と合致してコア
    全体を被覆すると共にコアとの間に所定の間隙が形成さ
    れた被覆型とからなる射出成形金型に、樹脂材料を射出
    成形し、筒状の継手本体の内周面近傍に通電によって発
    熱するコイルが埋設されてなる電気融着継手の製造方法
    において、 前記蓋型は、蓋型本体と、端子保持具とから構成され、
    前記端子保持具は端子保持面を有し、前記蓋型本体に取
    り付け可能になされ、 前記被覆型は、蓋型と合致する被覆型の合致面に、前記
    端子保持具が挿入可能な切欠部が設けられ、この被覆型
    は前記蓋型と合致して被覆型の内面と端子保持具の端子
    保持面とでコア全体を被覆すると共にコアとの間に所定
    の密閉された間隙が形成されたものであって、 前記通電によって発熱するコイルの端末に端子を取り付
    け、このコイルを上記コアに挿着すると共に、コイルの
    端子を端子保持具の端子保持面に着脱可能に保持する工
    程と、 端子保持具を切欠部に挿入して被覆型を蓋型に合致させ
    て型締めする工程と、 蓋型と被覆型との間に形成された隙間に溶融した樹脂材
    料を射出する工程と、前記射出した樹脂材料を冷却固化
    したのち、型開きして射出した樹脂材料をコアから脱型
    し、前記端子を端子保持具から取り外す工程と、 からなることを特徴とする電気融着継手の製造方法。
  2. 【請求項2】 コアと、このコアの一端部に設けられた
    金型の一部を構成する蓋型と、この蓋型と合致してコア
    全体を被覆すると共にコアとの間に所定の間隙が形成さ
    れた被覆型とからなる射出成形金型に、樹脂材料を射出
    成形し、筒状の継手本体の内周面近傍に通電によって発
    熱するコイルが埋設されてなる電気融着継手の製造装置
    において、 前記コアは、通電によって発熱するコイルの端末に端子
    が取り付けられたコイルを挿着可能になされた外周面を
    有し、 前記蓋型は、蓋型本体と、ガイドと、端子保持具とから
    構成され、前記ガイドは被覆型と合致する蓋型の合致面
    から突設され、前記端子保持具は端子保持面を有し、こ
    の端子保持面を内側にして前記ガイドに摺動自在に取り
    付け可能になされ、端子保持具の端子保持面にコイルの
    端子が着脱可能に保持できる構造になされ、 前記被覆型には、蓋型と合致する被覆型の合致面に、前
    記ガイドと端子保持具とが挿入可能な切欠部と、樹脂注
    入口とが設けられていて、この被覆型は前記蓋型と合致
    して被覆型の内面と端子保持具の端子保持面とでコア全
    体を被覆すると共にコアとの間に密閉された間隙が形成
    され、前記樹脂注入口からこの間隙に溶融された樹脂材
    料を射出できる構造になされていることを特徴とする電
    気融着継手の製造装置。
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WO2006109559A1 (ja) * 2005-04-07 2006-10-19 Calsonic Kansei Corporation 樹脂射出成形装置及び筒状樹脂部品
KR20220094885A (ko) * 2020-12-29 2022-07-06 엠에이치기술개발 주식회사 빼기 구배를 이용한 중공제품 제조 방법

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