JPH09229282A - 電気融着継手の製造方法 - Google Patents

電気融着継手の製造方法

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JPH09229282A
JPH09229282A JP8037974A JP3797496A JPH09229282A JP H09229282 A JPH09229282 A JP H09229282A JP 8037974 A JP8037974 A JP 8037974A JP 3797496 A JP3797496 A JP 3797496A JP H09229282 A JPH09229282 A JP H09229282A
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JP
Japan
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heating wire
terminal pin
support ring
preform
hole
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Pending
Application number
JP8037974A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kojima
浩章 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備成形体に巻回した電熱線の端部を端子ピ
ンに簡単に取付けることができると共に、該端子ピンを
予備成形体に固定することによって、製造工程を短縮で
きる電気融着継手の製造方法を提供する。 【解決手段】 予備成形体1aの外周面に刻設した係止
溝11に沿って電熱線2を嵌入し、その端部を支持リン
グ12に設けた通孔13に挿通する。そこで、端子ピン
3の基端部31を支持リング12に嵌入して起立させる
と共に、該基端部31に設けた通孔32に電熱線2の端
部を挿通し、端子ピン3を軸中心に回転させて電熱線2
の端部を端子ピン2の基端部に絡めて固定する。次に、
電熱線2及び端子ピン3が配設された予備成形体1aを
金型内にセットしてからキャビテイ内に溶融樹脂を射出
する。 【効果】 製造工程を短縮して電気融着継手を簡単に製
造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂管との接
合面に電熱線が埋設された電気融着継手の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からガス管や給水・給湯管等の合成
樹脂管の接続には、合成樹脂からなる継手本体の両端部
に受口を設け、それぞれの受口内周面に電熱線を埋設し
たソケット継手(図6を参照)が使用されており、この
従来継手の製法として次の各工程からなる製造方法が提
案されている。
【0003】まず、熱可塑性樹脂からなる筒状の予備成
形体の表面に連続したスパイラル状の溝を刻設し、該ス
パイラル状の溝に沿って電熱線を嵌入すると共に、その
端部に端子ピンを固定する。次に、電熱線及び端子ピン
が配置された予備成形体を金型内にセットし、キャビテ
イ内に溶融樹脂を射出して予備成形体の外周面に溶融樹
脂を一体的に融着させて電気融着継手を製造する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来製
法の場合、端子ピンが予備成形体に固定されていないた
め、該予備成形体を金型内にセットしたとき端子ピンを
位置決めして金型に固定するための補助具が必要とな
り、また補助具を介して端子ピンを金型内にセットする
作業に熟練と手間がかかるという問題があった。
【0005】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、予め予備成形体に巻回した電熱線の端部を端子ピン
に簡単に取付けることができると共に、該端子ピンを予
備成形体に固定することによって、製造工程を大幅に短
縮して電気融着継手を簡単に製造できる方法を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
からなる継手の接合面に電熱線が埋設された電気融着継
手を製造するにあたり、まず熱可塑性樹脂からなる筒状
またはシート状の予備成形体の表面に連続する係止溝を
所定間隔で刻設する。また、予備成形体の表面適所に支
持リングを突設すると共に、該支持リングに通孔を設け
る。次いで、予備成形体の係止溝に沿って電熱線を嵌入
してその端部を支持リングに設けた通孔に挿通し、また
端子ピンの基端部を支持リングに嵌入して起立させると
共に、該基端部に設けた通孔に電熱線の端部を挿通し、
端子ピンを軸中心に回転させて電熱線の端部を端子ピン
の基端部に絡めて固定する。そこで、電熱線及び端子ピ
ンが配設された前記予備成形体を金型内にセットしてか
らキャビテイ内に溶融樹脂を射出することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面にて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す製造工
程の要部を示す部分切欠断面図、図2は端子ピンを支持
リングに嵌入する工程の部分断面図、図3は端子ピンを
支持リングに嵌入した状態の要部断面図、図4は電熱線
の端部を端子ピンの基端部に絡めた状態の説明図、図5
は予備成形体を金型内にセットした状態の要部を示す断
面図、図6は本発明によって得られたソケット継手の半
断面図、図7は本発明の他の実施例で使用されるシート
状の予備成形体を示す平面図、図8は本発明によって得
られたサドル継手の断面図である。図中の符号1a,1
bはポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる予備成形
体、2は電熱線、3は端子ピン、Aはソケットタイプの
電気融着継手、Bは分岐タイプの電気融着継手である。
【0008】まず、図6に示したソケットタイプの電気
融着継手Aを製造する場合について説明する。この実施
例の場合には、筒状に成形した予備成形体1aの外周面
にスパイラル状に連続した係止溝11を刻設し、該予備
成形体1aの外周適所に支持リング12を突設する。支
持リング12はスパイラル状に連続した係止溝11の終
端に接近した位置に設けるのが望ましく、該支持リング
12には径方向に貫通する通孔13を設けておく。尚、
予備成形体1を射出成形によって製造する場合には、予
備成形体1aの成形と同時に係止溝11と支持リング1
2を一体的に成形するとよい。
【0009】次に、スパイラル状に連続する係止溝11
に沿って電熱線2を嵌入し、それぞれの端部を支持リン
グ12に設けた通孔13に挿通すると共に、電熱線2の
端部を端子ピン3に固定する。即ち、前記端子ピン3の
下端には支持リング12の内径とほぼ等しい外径を有す
る基端部31が設けられており、該基端部31の外周面
に電熱線2の線径とほぼ等しい深さを有する環状溝33
が形成されている。また、基端部31には電熱線2の線
径よりも若干大きい幅寸法を有する通孔32が設けられ
た構成からなっている。この端子ピン3の基端部31を
支持リング12に嵌入して起立させると共に、該基端部
31に設けた通孔32に電熱線2の端部を挿通し、端子
ピン3を軸中心に回転させる。すると、電熱線2の端部
が端子ピン3の基端部31の外周面に絡まり、図4に示
した如く基端部31の外周面と支持リング12の内周面
との間に電熱線2の端部が挾持され、強固に固定され
る。
【0010】尚、図面には通孔13、32をスリット状
としたものを例示したが、本発明はこれに限定されな
い。電熱線2を挿通することができるものであれば、い
わゆる孔状とすることもでき、この様にしても同様の効
果が期待である。また、電熱線2は継手の径サイズに応
じて線径が0.2mm〜3.0mmのニクロム線等が使
用でき、スパイラル状の係止溝11に沿って電熱線2を
巻回したとき、電熱線2の間隔がほぼ等間隔となるよう
に係止溝11の間隔を設定する。電熱線2の間隔は継手
の径サイズ、電熱線2の線径等に応じて適宜設定するこ
とができるが、一般には0.5mm〜3.0mmの範囲
で設定することができる。
【0011】次に、電熱線2及び端子ピン3が配設され
た前記予備成形体1を金型4内にセットする。図5に示
した如く、金型4はコア型41と、半割状の外型42
と、補助型43とからなり、予備成形体1aにコア型4
1を挿入してからその外周側を外型42で覆って型閉め
する。このとき、端子ピン3は予備成形体1aの所定位
置に固定されているため、外型42の型閉め操作を行な
うだけで端子ピン3は補助型43に挿入固定される。こ
の様にして金型4を型閉めしてからキャビテイ内に溶融
樹脂を射出する。すると、溶融樹脂がキャビテイ内に充
満して予備成形体1の外周面と一体的に融着接合し、金
型4を型開きしてから成形品を取り出すと、図6に示し
たような電気融着継手Aが得られる。
【0012】本発明の製造方法は図8に示した分岐タイ
プの電気融着継手Bを製造する場合にも適用できる。こ
の実施例の場合には、図7に示した如くシート状の予備
成形体1bの片面に渦巻状に連続した係止溝11を刻設
し、該予備成形体1bの外表面適所に支持リング12を
突設すると共に、該支持リング12に径方向に貫通する
通孔13を設ける。そして、渦巻状の係止溝11に沿っ
て電熱線2を嵌入し、前記実施例と同様に端子ピン3を
支持リング12に嵌入して起立させると共に、端子ピン
3の基端部31に電熱線2の端部を絡めて固定する。そ
こで、この電熱線2及び端子ピン3が配設された予備成
形体1bを金型内にセットしてからキャビテイ内に溶融
樹脂を射出すると、電気融着継手Bが得られる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は熱可塑性樹
脂からなる予備成形体の表面適所に支持リングを突設し
たので、該支持リングに端子ピンを嵌入固定できると共
に、電熱線の端部を端子ピンに簡単に固定することがで
きる。即ち、端子ピンの基端部を支持リングに嵌入して
起立させると共に、電熱線の端部を支持リングの通孔
と、端子ピンの基端部に設けた通孔に挿通してから端子
ピンを軸中心に回転させるだけで固定できる。
【0014】従って、本発明の製造方法によれば、予備
成形体を金型内にセットするとき端子ピンを金型に位置
決めして固定するための補助具が不要となり、また補助
具を介して端子ピンを金型内にセットする煩わしい作業
工程が不要となるため作業工程が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す製造工程の要部
を示す部分切欠断面図である。
【図2】図2は端子ピンを支持リングに嵌入する工程の
部分断面図である。
【図3】図3は端子ピンを支持リングに嵌入した状態の
要部断面図である。
【図4】図4は電熱線の端部を端子ピンの基端部に絡め
た状態の説明図である。
【図5】図5は予備成形体を金型内にセットした状態の
要部を示す断面図である。
【図6】図6は本発明によって得られたソケット継手の
半断面図である。
【図7】図7は本発明の他の実施例で使用されるシート
状の予備成形体を示す平面図である。
【図8】図8は本発明によって得られたサドル継手の断
面図である。
【符号の説明】
1(1a,1b) 予備成形体 2 電熱線 3 端子ピン 11 係止溝 12 支持リング 13 通孔 31 基端部 32 通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる継手の接合面に電
    熱線が埋設された電気融着継手を製造するにあたり、次
    の〜の各工程からなることを特徴とする電気融着継
    手の製造方法。 熱可塑性樹脂からなる筒状またはシート状の予備成形
    体(1)の表面に連続する係止溝(11)を所定間隔で
    刻設し、また予備成形体(1)の表面適所に支持リング
    (12)を突設すると共に、該支持リング(12)に通
    孔(13)を設けること、 前記係止溝(11)に沿って電熱線(2)を嵌入して
    からその端部を支持リング(12)に設けた通孔(1
    3)に挿通し、また端子ピン(3)の基端部(31)を
    支持リング(12)に嵌入して起立させると共に、該基
    端部(31)に設けた孔(32)に電熱線(2)の端部
    を挿通し、端子ピン(3)を軸中心に回転させて電熱線
    (2)の端部を端子ピン(2)の基端部(31)に絡め
    て固定すること、 電熱線(2)及び端子ピン(3)が配設された前記予
    備成形体(1)を金型(4)内にセットしてからキャビ
    テイ内に溶融樹脂を射出すること、
JP8037974A 1996-02-26 1996-02-26 電気融着継手の製造方法 Pending JPH09229282A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102644A (ja) * 2011-01-06 2011-05-26 Waters Technologies Corp 管継手および管を結合する方法
US8951374B2 (en) 2003-07-15 2015-02-10 Waters Technologies Corporation Tube joint and a method of bonding tubes

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