JPH08322431A - 漁網用結束機の結束装置 - Google Patents

漁網用結束機の結束装置

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JPH08322431A
JPH08322431A JP13069595A JP13069595A JPH08322431A JP H08322431 A JPH08322431 A JP H08322431A JP 13069595 A JP13069595 A JP 13069595A JP 13069595 A JP13069595 A JP 13069595A JP H08322431 A JPH08322431 A JP H08322431A
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JP
Japan
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binding
gear
rotary
net
rope
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JP13069595A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kawabata
泰男 川端
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網とロープを結束できる漁網用結束機の結束
装置の駆動部をコンパクトな構成として、簡単に結束で
きるようにする。 【構成】 ロープ2と網4の一部を重ねて結束紐1で結
束する結束装置Cであって、それぞれ隣り合う歯車が噛
合するように、入力歯車24と回転結束歯車27の間に
同一歯数の遊転歯車26・26’を配置し、前記入力歯
車24に駆動力を伝達し、前記回転結束歯車27の円周
部から中心方向に切欠27aを設けて被巻付部材を嵌入
して、回転結束歯車27を網目で回転させて結束し、前
記回転結束歯車27と一方の遊転歯車との噛合いが、切
欠27aによって外れても、他方の遊転歯車と回転結束
歯車27が噛合うように構成する。また、前記回転結束
歯車27の側面に結束紐1の引き出し側を挟持する紐ホ
ルダーJを配置し、切欠27aが上方に開口して停止さ
せる制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に刺網を形成する網
とロープを結束するための漁網用結束機の結束紐を巻く
結束装置の駆動部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】漁の方法の一つとして刺網漁がある。こ
の刺網漁に用いられる刺網Sは図1に示すように、網4
の上下には横ロープ2L・2Lを結束して、この横ロー
プ2L・2Lの両端に縦ロープ2T・2Tを結び付け、
該縦ロープ2T・2Tの下端に錨73・73を結び付
け、上端に浮標74・74を設ける構成としている。そ
して、網4と横ロープ2Lを結束するために、網4には
予め目通と呼ぶ紐が網の上下に縫う如く通されており、
この目通と横ロープ2Lを結束紐で一定間隔をおいて結
束していたのである。この目通と横ロープ2Lの結束は
従来人手により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような目通と横
ロープの結束は人手により行われていたのであるが、網
の長さは数10メートルの幅の網を幅方向に更に繋げ
て、数100メートルの幅として刺網漁を行うので、目
通と横ロープの結束部分は相当量となり、しかも、その
結束部分は網の目の部分を紐を通して結ぶために、大変
な時間と手間がかかり、結び目数も多いので、重労働と
なっていた。そこで、本発明はロープと網に通した目通
を網目の間において、機械的に巻いて結束できるように
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、ロープ2と網4の一部を重
ねて結束紐1で結束する結束装置Cであって、それぞれ
隣り合う歯車が噛合するように、入力歯車24と回転結
束歯車27の間に同一歯数の遊転歯車26・26’を配
置し、前記入力歯車24に駆動力を伝達し、前記回転結
束歯車27の円周部から中心方向に切欠27aを設けて
被巻付部材を嵌入可能とするとともに、前記回転結束歯
車27と一方の遊転歯車との噛合いが、切欠27aによ
って外れても、他方の遊転歯車と回転結束歯車27が噛
合うように構成したものである。
【0005】また、前記回転結束歯車27の側面に結束
紐1の引き出し側を挟持する紐ホルダーJを配置し、該
回転結束歯車27の切欠27aを本体側のハウジング2
8の切欠28aと同じ又はそれより大きく構成し、前記
入力歯車24と遊転歯車26・26’と回転結束歯車2
7を同一平面上に上から順に配置するとともに、回転結
束歯車27の切欠27a位置を検出する手段を設け、入
力歯車24の駆動装置を前記切欠27aが上方に開口し
て停止させる制御手段を設け、また、回転結束歯車27
の切欠27aにロープ2と網4の一部を嵌入して、該回
転結束歯車27を網の網目を通して回転するように構成
したものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。結束作業を行う場合に
は、まず、制御装置Eの巻数設定ボタン58で結束巻数
を設定し、ロープ2と目通3を切欠27aに嵌合して、
結束紐1を紐ロール16から引き出し、ブレーキ装置7
1及び紐締め具K、紐ガイド40aを通して、切欠27
aを通して、ガイド部材37を一周させて、紐ホルダー
Jに係止する。この状態でスタートボタン57を押す
と、モーターMが駆動されて入力歯車24が回転され、
遊転歯車26・26’を介して回転結束歯車27が回転
されて、網4の網目を通りロープ2と目通3の回りを結
束紐1が所定数回転される。そして、端部を一方の手で
押さえ、他端はレバー47を手前に引くと、結んだ部分
が引き締められて結束できる。
【0007】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は刺網漁の斜視
図、図2は本発明の漁網用結束機の全体正面図、図3は
同じく全体平面図、図4は結束装置の左側面図、図5は
漁網用結束機の後方斜視図、図6は回転駆動部の右側面
図、図7は同じく正面断面図、図8は同じく左側面図、
図9は回転結束歯車27の紐ホルダー部を示す断面図、
図10は紐ホルダーの側面図、図11は結び方を示す平
面図、図12は同じく結んだ状態の平面図である。
【0008】図2・図3・図4・図5において、全体構
成から説明する。漁網結束機はメインフレーム5上に右
から、結束始端側または既結束側のロープ2と網4の端
部に予め通された目通3を挟持するロープクランプ装置
A、ロープ2に対して目通3と網4がある程度弛むよう
にさせるたるみとり装置B、ロープ2と目通3を結束す
る結束装置C、未結束側のロープ2を固定するロープブ
レーキ装置D、結束する時の巻数を設定する制御装置E
からなり、結束装置Cの前部に結束紐1の紐供給部Fが
配設されている。
【0009】前記メインフレーム5は左右方向に延設さ
れて、右側のロープクランプ装置Aとたるみとり装置B
は左右位置調整可能に取り付けて、結束間隔を調整でき
るようにしている。本実施例ではメインフレーム5の前
後中央部に左右方向に長い長孔5aを開口し、該長孔5
aにボルトを挿入し、このボルトにロープクランプ装置
Aとたるみとり装置Bの基台部分を挿通して、蝶ナット
19・19・・・(または蝶ボルト)によって任意位置
(約20〜60cm程度の範囲)に締付固定できるよう
にしている。
【0010】前記ロープクランプ装置Aは、側面視コ字
状の基台6の下面を前記蝶ナット19によってメインフ
レーム5に固定し、基台6上面にノブ9の回動によって
ターンバックル式に開閉方向に移動する板バネ10・1
0を設け、該板バネ10・10の間に四角形の環状に構
成したプレート11を配設し、該プレート11の各辺の
厚さを異なるようにすることによって、結束するロープ
2の径に合わせて、板バネ10・10の間隔を設定し、
この板バネ10・10の間にロープ2と目通3を挟持す
るようにしている。
【0011】たるみとり装置Bは前後方向に支持パイプ
13が固設され、該支持パイプ13の一端から略L字状
のたるみとり杆14の横杆部が挿入されて、支持パイプ
13上に螺装した蝶ネジを締め付けることによってたる
みとり杆14の位置を任意に調節できるようにしてい
る。そして、縦杆部上部に係止部を設け、目通3を係止
するようにしている。
【0012】前記結束装置Cの構成は、図4に示すよう
に、結束紐1をロープ2と目通3の回りを回転させる本
発明の回転駆動部Gと、結束位置でのロープ2の太さに
合わせて保持するロープ保持装置Hと、紐締め具Kと、
紐供給部Fから紐ホルダーJまでの間で結束紐1を所定
の結びとなるようにするガイド部材37からなり、メイ
ンフレーム5上に前後方向に固設した基台17上に配設
される。
【0013】ロープ保持装置Hは、後述する回転駆動部
Gの回転結束歯車27の切欠27aの大きさが最も太い
ロープに合わせた大きさとしているので、それより細い
ロープの結束の場合に的確に保持できるように、その大
きさに合わせたスリーブを数カ所設けて、選択できるよ
うにしている。前記ガイド部材37は結束紐1によりロ
ープ2と目通3を結束するための結び目を作れるように
結束紐1をガイドする部材であり、側面視逆L字状に構
成したプレートの上面にガイド部37aを設けている。
45はカッターである。紐締め具Kは基台17上にブラ
ケット46が固定され、該ブラケット46にレバー47
の下部が枢支され、該レバー47の中央部には前後方向
に結束紐1を通す孔が開口され、該レバー47の上端に
プッシュボタン55を設け、該プッシュボタン55を押
すと結束紐1を孔の部分で挟持して拘束するように構成
している。
【0014】前記ロープブレーキ装置Dは、メインフレ
ーム5の左端上にL字状の基台60が固定され、該基台
60上部に回転板62が回転自在に枢支され、該回転板
62の円周部の同心位置に側面視「C」字状のロープ径
の種類に合わせた大きさの凹部を有するロープガイド6
3・63・・・が固設され、該ロープガイド63・63
・・・の反対側の回転板62の円周部には、それぞれ締
付部材が設けられて、結束するときに結束紐1を引っ張
り結び付けるので、この締め付け部材によってロープを
保持するようにしている。
【0015】制御装置Eは図3、図5に示すように、メ
インフレーム5の前方に配置され、該制御装置Eにはス
タートボタン57と巻数設定ボタン58と表示部59が
設けられており、巻数設定ボタン58を押して所望の巻
数を設定し(その時の設定数は表示部59に表示され
る)、スタートボタン57を押すとモーターMが駆動さ
れて、回転結束歯車27が設定数回転されて停止する。
その時の回転数は巻数表示部に表示される。
【0016】また、紐供給部Fが図3、図4に示すよう
に、基台17の前部に配置されており、該紐供給部Fは
基台17上にホルダー75が固定され、該ホルダー75
に紐ロール16が回転自在に支持されている。このホル
ダー75の引き出し部にはブレーキ装置71が配置さ
れ、結束紐1を勢い良く引き出したときに、結束紐1が
弛むことを防止している。なお、紐供給部Fは図3、図
4では前後方向に紐ロール16が保持されているが、図
5のように左右方向に支持しても良く、また、紐ロール
16はメインフレーム5の前方に配置しているが、作業
の邪魔になるときはその側方や上方に配置することがで
きる。
【0017】次に本発明の要部である回転駆動部Gの構
成を詳述する。図6、図7、図8に示すように、正面視
逆T字状に構成した取付フレーム20の両側に略三角形
状に構成した左ハウジング28Lと右ハウジング28R
が立設され、該左ハウジング28Lの左側面にモーター
取付フレーム21が固設され、該モーター取付フレーム
21にモーターMが固定されて、該モーターMは制御装
置Eによって回転が制御される。前記取付フレーム20
の下部中央にはボス22を固定し、該ボス22に回転軸
23を回転自在に枢支し、該回転軸23の一端がモータ
ーMの駆動軸Maに固設され、他側に入力歯車24が固
設されている。
【0018】前記基台20の上下中途部の前後には軸2
5・25を固設して、遊転歯車26・26’を回転自在
に枢支し、更に、取付フレーム20上部に上方を開放し
た円形の切欠を設けて、この切欠に回転結束歯車27を
嵌合し、プレート31と回転結束歯車27で取付フレー
ム20を挟み、回転結束歯車27が回転自在に枢支ささ
ている。そして、前記左右の遊転歯車26・26’と前
記入力歯車24と回転結束歯車27は互いに隣り合う歯
車が噛合し、それぞれの歯車は同一平面上に配設され
て、ハウジング28L・28Rによって覆われている。
該ハウジング28L・28Rの上部には後述する歯車の
切欠27aに合わせて切欠28La・28Raが設けら
れている。
【0019】前記歯車列24・26・26’・27の歯
数は次のように選択される。即ち、図8に示すように、
入力歯車24、遊転歯車26・26’、回転結束歯車2
7を基礎円ピッチの互いに等しいインボリュート歯車と
し、それぞれの歯車の各2中心を結ぶ直線間の角度をβ
・γ・δ・εとし、各かみ合圧力角をそれぞれα12・α
23・α34・α14とし、入力歯車24の歯数をZ1 、遊転
歯車26の歯数をZ2、回転結束歯車27の歯数(但
し、切欠27aを設ける前の全周に歯が存在する時の歯
数)をZ3 、遊転歯車26’の歯数をZ4 とすると、数
1に示すような関係となる。
【0020】
【数1】
【0021】但し、Xは任意の整数であり、invはイ
ンボリュート関数である。この数式において、図8の歯
車列では遊転歯車26・26’は同じ歯車を用いている
ので左右対称となり、Z2 =Z4 、β=ε、γ=δとな
り、それぞれの歯車は互いに接線に対して直角方向に噛
合しているので、各かみ合圧力角α12・α23・α34・α
14は0となり、前記数式は次式のようになる。 Z1 β+Z2 (β+γ)+Z3 γ=180X 本発明ではこれを満足するZ1 ・Z2 ・Z3 の歯数を選
び、更に、入力歯車24が一回転すると回転結束歯車2
7が整数倍回転(本実施例では2回転)するように歯数
は設定されている。
【0022】そして、前記回転結束歯車27は中心から
半径方向に向かって切欠27aが設けられ、該切欠27
aの大きさは結束する最大の太さのロープ2が嵌合でき
る大きさとしており、この切欠27a部分が一方の前記
遊転歯車26(又は26’)との噛合位置となると、噛
み合いが外れて動力は伝達できないが、他方の遊転歯車
26’(又は26)は噛合しているので、駆動力が途切
れることがなく入力歯車24から遊転歯車26・26’
を介して回転結束歯車27が駆動されるようにしてい
る。即ち、図8に示す、回転結束歯車27と遊転歯車2
6・26’との二つの噛合位置の間の距離L1よりも狭
い幅の切欠27aとしているのである。そして、前記ハ
ウジング28L・28Rの上部に設けた切欠28La・
28Raと同じまたはそれよりも大きくして、回転結束
歯車27の歯部分はハウジングで覆われるようにしてい
る。
【0023】また、回転結束歯車27の左側面には回転
結束歯車27の形状に合わせたプレート31が固設さ
れ、該プレート31にはネジにて歯車に固定するネジ孔
31aと長孔31bが設けられ、該長孔31bに結束紐
1の紐ホルダーJが形成されている。該紐ホルダーJは
図9、図10に示すように、プレート31とボス32と
当板33がネジ34によって回転結束歯車27に固定さ
れ、押圧体35とバネ36が前記長孔31b内に収納さ
れて、押圧体35がバネ36によって当板33に当接す
るように付勢されている。そして、当板33は「へ」字
状に構成され、押圧体35は内側にバネ嵌合部35aを
形成し、回転結束歯車27との間にバネ36を収納し、
外側には面取り部35bを設けて、結束紐1を当板33
と押圧体35の間に容易に挟めるようにしている。
【0024】また、前記入力歯車24の右側面には同半
径上の180°ズラせた位置に突起29・29を設け、
一方、右ハウジング28Rに該突起29の回転軌跡に合
わせた位置に、該突起を検出するセンサー30が設けら
れている。該センサー30は静電式や電磁式等の近接セ
ンサーまたは透過式または反射式の光センサーより構成
されている。該センサー30は制御装置Eと接続されて
おり、前記突起29は前記回転結束歯車27の切欠27
aが上方を向いた時にセンサー30と対向する位置に設
定され、該突起29を検出した回数をカウントすること
によって巻数が検出され、設定した巻数となると、突起
29を検出してモーターMを停止させる。このモーター
Mが停止しているときの切欠27aの位置は、常に上方
を向くようにしており、ロープ2と目通3を横方向から
挿入することなく上方から挿入できるようにしている。
【0025】このような構成において、結束作業を行う
場合には、まず、制御装置Eの巻数設定ボタン58で結
束巻数を設定し(本実施例では3回巻く)、ロープクラ
ンプ装置Aの板バネ10の間隔、結束装置Cのスリー
ブ、ロープブレーキ装置Dのロープガイド63をロープ
2の太さに合わせる。そして、ロープ2をはりながら、
ロープクランプ装置Aの板バネ10の間に挟持し、スリ
ーブに係止し、ロープガイドで固定して、目通3は板バ
ネ10の間で挟持し、たるみとり装置B、スリーブ、ロ
ープブレーキ装置Dのクリップに止める。
【0026】そして、結束紐1を紐ロール16から引き
出し、ブレーキ装置71及び紐締め具Kの孔、紐ガイド
を通して、図11に示すように、回転結束歯車27の切
欠27aを通して、ガイド部材37の長方形状のガイド
部37aを一周させて、回転結束歯車27と板材37a
の間から後方へ引き出し、紐ホルダーJに係止する。こ
のとき結束紐1の先端は巻数以上に十分引き出す。この
状態でスタートボタン57を押すと、モーターMが駆動
されて回転結束歯車27が3回転されて、図12に示す
ように、網目の間でロープ2と目通3の回りを3回巻か
れる。このとき結束紐1の紐ロール16側はブレーキ装
置71によって保持され、結束紐1の端部側が回転結束
歯車27の回転とともに引っ張られて巻かれながら引き
込まれる。そして、結束紐1の端部は紐ホルダーJに係
止されているので、この端部を外してガイド部37aで
形成した結束紐1の輪を通して先端部を一方の手で押さ
え、次に、紐締め具Kのプッシュボタン55を他方の手
で押さえて結束紐1を保持して、レバー47を手前に引
くと、結んだ部分が引き締められて結束でき、余分な結
束紐1はカッター45で切断する。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、回転結束歯車27は二つの遊転歯車26・
26’の何れか一方とは必ず噛合して、回転結束歯車2
7に形成した切欠27aで駆動が途切れることなく確実
に回転駆動されるようになり、切欠27aに被結束部材
であるロープ2と網4の一部を嵌入して、回転結束歯車
27の回転により結束紐1で結束することができるよう
になった。
【0028】請求項2の如く、回転結束歯車27の側面
に結束紐1の引き出し側を挟持する紐ホルダーJを配置
したので、結束紐1の引き出し側の端部が挟持されたま
ま、被結束部材の回りを回転して巻き付けることがで
き、結束が容易にでき、また、結束紐1の引き出し側が
他の部材と絡まったり、意図しない方向に引き出される
こともない。
【0029】請求項3の如く、回転結束歯車27の切欠
27aを本体側のハウジング28の切欠28aと同じ又
はそれより大きく構成したので、被結束部材を容易に切
欠部に嵌入することができ、また、ハウジング28が回
転結束歯車27の歯部を覆い、被結束部材が歯に引っ掛
かったり、潤滑油で汚れるようなことがない。
【0030】請求項4の如く入力歯車24と遊転歯車2
6・26’と回転結束歯車27を同一平面上に上から順
に配置したので、歯車列をコンパクトに配置でき、ハウ
ジング28を小さくして、省スペースに構成できる。ま
た、回転結束歯車27の切欠27a位置を検出する手段
を設け、入力歯車24の駆動装置を前記切欠27aが上
方に開口して停止させる制御手段を設けたので、上方に
向いて停止した切欠27aに容易に被結束部材を嵌入す
ることができ、結束紐1の結び目をつくるための巻き付
けも容易にでき、結束後も容易に外すことができる。
【0031】請求項5の如く、回転結束歯車27の切欠
27aにロープ2と網4の一部を嵌入して、該回転結束
歯車27を網の網目を通して回転するように構成したの
で、結束紐1を被結束部材への巻き付けが、回転結束歯
車27の回転によりでき、人手で巻き付けることに比べ
て、労力を必要とせず、短時間で巻き付けることがで
き、作業能率を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺網漁の斜視図である。
【図2】本発明の漁網用結束機の全体正面図である。
【図3】同じく全体平面図である。
【図4】結束装置の左側面図である。
【図5】漁網用結束機の後方斜視図である。
【図6】回転駆動部の右側面図である。
【図7】同じく正面断面図である。
【図8】同じく左側面図である。
【図9】回転結束歯車27の紐ホルダー部を示す断面図
である。
【図10】紐ホルダーの側面図である。
【図11】結び方を示す平面図である。
【図12】同じく結んだ状態の平面図である。
【符号の説明】
C 結束装置 E 制御装置 G 回転駆動部 J 紐ホルダー 1 結束紐 2 ロープ 3 目通 4 網 24 入力歯車 26 遊転歯車 27 回転結束歯車 27a 切欠 28 ハウジング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープ2と網4の一部を重ねて結束紐1
    で結束する結束装置Cであって、それぞれ隣り合う歯車
    が噛合するように、入力歯車24と回転結束歯車27の
    間に同一歯数の遊転歯車26・26’を配置し、前記入
    力歯車24に駆動力を伝達し、前記回転結束歯車27の
    円周部から中心方向に切欠27aを設けて被巻付部材を
    嵌入可能とするとともに、前記回転結束歯車27と一方
    の遊転歯車との噛合いが、切欠27aによって外れて
    も、他方の遊転歯車と回転結束歯車27が噛合うように
    構成したことを特徴とする漁網用結束機の結束装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転結束歯車27の側面
    に結束紐1の引き出し側を挟持する紐ホルダーJを配置
    したことを特徴とする漁網用結束機の結束装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回転結束歯車27の切欠
    27aを本体側のハウジング28の切欠28aと同じ又
    はそれより大きく構成したことを特徴とする漁網用結束
    機の結束装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の入力歯車24と遊転歯車
    26・26’と回転結束歯車27を同一平面上に上から
    順に配置するとともに、回転結束歯車27の切欠27a
    位置を検出する手段を設け、入力歯車24の駆動装置を
    前記切欠27aが上方に開口して停止させる制御手段を
    設けたことを特徴とする漁網用結束機の結束装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の回転結束歯車27の切欠
    27aにロープ2と網4の一部を嵌入して、該回転結束
    歯車27を網の網目を通して回転するように構成したこ
    とを特徴とする漁網用結束機の結束装置。
JP13069595A 1995-05-29 1995-05-29 漁網用結束機の結束装置 Pending JPH08322431A (ja)

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JP13069595A Pending JPH08322431A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 漁網用結束機の結束装置

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JP (1) JPH08322431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999018777A1 (fr) * 1997-10-13 1999-04-22 Hikichi, Norio Procede de nouage

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WO1999018777A1 (fr) * 1997-10-13 1999-04-22 Hikichi, Norio Procede de nouage

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