JPH09286402A - 結束装置及び結束方法 - Google Patents

結束装置及び結束方法

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JPH09286402A
JPH09286402A JP9803896A JP9803896A JPH09286402A JP H09286402 A JPH09286402 A JP H09286402A JP 9803896 A JP9803896 A JP 9803896A JP 9803896 A JP9803896 A JP 9803896A JP H09286402 A JPH09286402 A JP H09286402A
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JP
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yarn
thread
space forming
bound
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JP9803896A
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Yasuo Kawabata
泰男 川端
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロープや紐等の被結束部材を結束糸で自動的
に結束できるようにする。 【解決手段】 被結束部材2を嵌入する凹部を有し、そ
の周囲を結束糸1を把持して回転する糸巻部Gと、糸を
巻く時に被結束部材と結束糸との間に空間を形成する空
間形成部材9と、結束糸の端部を空間より掴み出し引っ
張る第一の締め付け部材Jと、該結束糸の引き出し側の
端部を引っ張る第二の締め付け部材Kより結束装置を構
成して、糸巻部に被結束部材を配置し、結束糸を被結束
部材と空間形成部材の周囲に数回巻いた後に、空間形成
部材の空間より結束糸端部を引き出し、空間形成部材を
外してから、結束糸の両側を引っ張り結束するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に刺網を形成す
る網とロープを結束するための漁網用結束装置の構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】漁の方法の一つとして刺網漁がある。こ
の刺網漁に用いられる刺網Sは図14に示すように、網
4の上下には横ロープ2L・2Lを結束して、この横ロ
ープ2L・2Lの両端に縦ロープ2T・2Tを結び付
け、該縦ロープ2T・2Tの下端に錨73・73を結び
付け、上端に浮標74・74を設ける構成としている。
そして、網4と横ロープ2Lを結束するために、網4に
は予め目通3と呼ぶ紐が網の上下に縫う如く通されてお
り、この目通3と横ロープ2Lを結束糸で一定間隔をお
いて結束していたのである。この目通と横ロープ2Lの
結束は従来人手により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような目通と横
ロープの結束は人手により行われていたのであるが、網
の長さは数10メートルの幅の網を幅方向に更に繋げ
て、数100メートルの幅として刺網漁を行うので、目
通と横ロープの結束部分は相当量となり、時間と手間が
かかっていた。また、結束時は結束糸を強く引っ張り結
び目が解けないようにする必要があり、結び目数が多い
ので、重労働となり、しかも、結束用の糸は細く、引っ
張る時に摩擦も生じるために、手で強く引っ張ることに
よって、手に食い込み、怪我をし易く、また、糸の一端
を片手で引っ張り、他端を歯で噛んで保持するために、
長年作業をすると歯がボロボロになってしまうのであ
る。そこで、本発明はこの目通と横ロープを簡単に結束
できる結束装置を提供しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、被結束部材を嵌入する凹部
を有し、その周囲を結束糸を把持して回転する糸巻部
と、糸を巻く時に被結束部材と結束糸との間に空間を形
成する空間形成部材と、結束糸の端部を空間より掴み出
し引っ張る第一の締め付け部材と、該結束糸の引き出し
側の端部を引っ張る第二の締め付け部材から結束装置を
構成し、前記糸巻部に被結束部材を配置し、結束糸を被
結束部材と空間形成部材の周囲に数回巻いた後に、空間
形成部材の空間より結束糸端部を引き出し、空間形成部
材を外してから、結束糸の両側を引っ張り結束するよう
に構成したものである。
【0005】また、前記空間形成部材を、結束糸を被結
束部材の周囲を巻くときに徐々に後退させて結束糸を整
列させ、前記被結束部材と空間形成部材の周囲を巻く最
終巻回時に、結束糸を空間形成部材から外して空間形成
部材の中央を通過するように構成し、この通過した結束
糸を第一の締め付け部材により掴み出し引っ張るように
構成したものである。
【0006】また、前記空間形成部材の外周位置に、空
間形成部材の外周に結束糸を巻いた後に空間形成部材よ
り外す糸抜き部材を配置し、前記糸巻部に糸ホルダーを
配置し、該糸ホルダーにて結束糸の一端側を保持して被
結束部材と空間形成部材の周囲を巻くと共に、該糸ホル
ダー側方に押さえ部材を配置して、第一の締め付け部材
により引っ張るときに結束糸をロックするように構成し
たものである。
【0007】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の漁網
用の結束装置の全体正面図、図2は同じく平面図、図3
は同じく側面図、図4は糸巻き部の斜視図、図5〜図1
2は結束過程を示す図、図13は結び方を示す斜視図で
ある。
【0008】図1、図2、図3において、全体構成から
説明する。本発明の漁網用の結束装置はメインフレーム
5上の中央に結束装置C、その両側にクランプ装置A・
Bが配置され、結束装置C下方に糸供給部Fが配置さ
れ、メインフレーム5の任意位置に制御ボックスEが配
置され、本実施例ではクランプ装置B下方に制御ボック
スEが配置されている。クランプ装置A・Bは被結束部
材となるロープ2の太さに合わせられるようにしてお
り、クランプ装置Aは円板上に複数の係合部を設けてロ
ープに合わせて回転して選択できるようにしており、ク
ランプ装置Bはロープ2を挟持する板バネの幅を変更で
きるようにし、結束間隔に合わせて左右方向に位置調整
できるようにしている。そして、クランプ装置Aは結束
前のロープ2をクランプして、目通3は係止し、クラン
プ装置Bは結束後のロープ2と目通3をクランプするよ
うにしている。
【0009】次に本発明の要部である結束装置Cの具体
的な構成を説明する。結束装置Cは糸巻き部Gと、空間
形成部Hと、第一の締め付け部Jと、第二の締め付け部
Kと、駆動部Tからなり、糸巻き部Gは図1〜図4に示
すように、後側のメインフレーム5中央より前方に取付
フレーム20が突設され、該取付フレーム20の基部側
の左側にモーターM1が固定され、該モーターM1及び
後述するモーターM2は制御装置Eによって回転が制御
される。該モーターM1の駆動軸M1aは取付フレーム
20より突出して、駆動軸M1a上に歯車24が固設さ
れ,該歯車24にアイドルギヤ26・26が噛合され、
それぞれ取付フレーム20の中途部に回転自在に支持さ
れている。
【0010】更に、取付フレーム20前部に糸掛け歯車
27が回転自在に枢支され、前記上下のアイドルギヤ2
6・26とそれぞれ噛合し、該糸掛け歯車27は中心か
ら半径方向に向かって凹状の切欠27aが設けられ、中
心部の凹部に被結束部材となるロープ2と目通3を前方
向から挿入するようにしている。また、糸掛け歯車27
の中心部に前記切欠27aに合わせた開口部を有するC
字状のボス25が挿入されて、該ボス25は取付フレー
ム20に固定され糸掛け歯車27を回転自在に支持して
いる。該ボス25の円周部の一部に軸心(左右)方向に
結束糸1を通す挿入孔25aが開口されている。但し、
該挿入孔25aの代わりに係止部を有する溝とすること
もできる。
【0011】前記切欠27aの大きさは結束する最大の
ロープ2が嵌合できる大きさとしており、この切欠27
a部分が一方の前記アイドルギヤ26との噛合位置とな
って駆動できない位置となっても、他方のアイドルギヤ
26が噛合する構成として、駆動力が途切れることがな
いようにしている。前記歯車列は歯車24が一回転する
と糸掛け歯車27が整数倍回転(本実施例では1回転)
するように歯数は設定されている。
【0012】また、糸掛け歯車27の左側面には結束糸
1の糸ホルダー23が配設されている。該糸ホルダー2
3は二枚の板または座金の間に結束糸1を挟み、バネ等
で抑える構成とし、糸巻き部Gの駆動で糸掛け歯車27
が回転すると結束糸1は滑るが外れることがないように
している。なお、後述する結束時に結束糸を締め付ける
ときには、前記糸ホルダー23は押さえ部材21によっ
て押さえられてロックされ、結束糸1を引っ張っても外
れないようにロックされる。
【0013】前記空間形成部Hと、第一の締め付け部J
と、第二の締め付け部K、押さえ部材21、糸抜き部材
22はモーターM2により駆動部Tを介して駆動され
る。即ち、モーターM2はメインフレーム5上に固設さ
れ、該モーターM2の出力軸M2aはベベルギアボック
ス12内に挿入されて、ベベルギア13を固設し、該ベ
ベルギアボックス12には前後方向に出力軸14・15
が横架され、該ベベルギアボックス12内の出力軸14
・15上にそれぞれベベルギア16・17を固設して前
記ベベルギア13と噛合させて動力を伝達できるように
している。
【0014】前記出力軸14上にはスプロケット30が
固設され、モーターM2上方に配置したベベルギアボッ
クス31に横架した入力軸32上のスプロケット33に
チェーン34を介して動力を伝達している。該入力軸3
2上のスプロケット33外側にはカム35が固設され、
ベベルギアボックス31内にはベベルギア36を固設し
ている。該ベベルギア36にはベベルギア37が噛合さ
れ、該ベベルギア37は伝動軸38に固設され、該伝動
軸38他側のベベルギアボックス31外にはカム39を
固設している。
【0015】一方、前記ベベルギアボックス31の上方
に支持板40が水平方向にメインフレーム5より突設さ
れ、該支持板40上に前後方向に摺動自在とするスライ
ダー41を介して前後摺動体42が載置され、該前後摺
動体42は支持板40上に設けたバネ等よりなる弾性体
43によって後方へ付勢され、該前後摺動体42の一端
は左方へ延出されて、当接ピン44を立設し、前記カム
35に当接させて、該カム35の回動によって前後摺動
体42が前後動するようにしている。
【0016】更に、前記前後摺動体42上に、左右方向
に摺動自在とするスライダー45を介して左右摺動体4
6が載置され、該左右摺動体46は、前記前後摺動体4
2との間に介装したバネ等よりなる弾性体47によって
右方へ付勢され、該左右摺動体46の一端は、左方へ延
出されて当接ピン49を立設し、前記カム39に当接さ
せて、該カム39の回動によって左右摺動体46が左右
動するようにしている。
【0017】そして、前記左右摺動体46の右端上に取
付板50を固設し、該取付板50の前端上に空間形成部
Hを構成する糸掛け9を固設している。該糸掛け9はパ
イプ状に構成してても図4に示すように樋状に構成して
もよい。そして、この糸掛け9に糸抜き部材22が外嵌
されている。また、前記左右摺動体46下方に押さえ部
材21が配置され、左右摺動体46の摺動に連動して押
さえ部材21及び糸抜き部材22が左右摺動するように
構成されている。
【0018】前記第一の締め付け部Jは結束装置Cの左
側に左右水平方向に配置し、第二の締め付け部Kは結束
装置Cの右側下方に上下方向に配置されている。この第
一の締め付け部Jの駆動構成は、前記出力軸15上にス
プロケット51・52を固設し、該スプロケット51に
チェーン53を介して上方に配置したスプロケット54
に伝え、該スプロケット54を固設した伝動軸55よ
り、該伝動軸55上の駆動ディスク56を回転するよう
にし、該駆動ディスク56には連結ロッド57が枢結さ
れ、該連結ロッド57は第一の締め付け部Jの摺動体6
5に枢結されている。第二の締め付け部Kの駆動は前記
スプロケット52より前記同様に、チェーン58、スプ
ロケット59、駆動ディスク60、連結ロッド61(図
1)を介して摺動体62が上下に摺動される。
【0019】前記第一の締め付け部Jと、第二の締め付
け部Kの構成は略同じ構成であり、第一の締め付け部J
について簡単に説明すると、図2において、前記摺動体
65はメインフレーム5に固設した支持プレート66上
に左右摺動自在に嵌合され、該摺動体65の内側には一
対の爪体67と開閉規制体68が収納され、該爪体67
は先端をL字状に構成して前後の爪体67・67の先端
を合わせることにより結束糸1を係止できるようにして
いる。また、爪体67の左右方向中央部は摺動体65に
枢支され、バネ等の弾性体で常に閉じるように付勢され
ている。
【0020】このように構成して、前記モーターM2の
駆動で、摺動体65を左側へ摺動させると、爪体67の
左端が開閉規制体68に嵌合して爪体67が開かれ、摺
動体65を右側へ摺動させると、開閉規制体68は支持
プレート66上に設けたストッパー(図示せず)に当接
して嵌合が解かれて、弾性体の付勢力によって先端が閉
じられるのである。第二の締め付け部Kは上下方向に摺
動体62が摺動して前記同様に爪体63が開閉駆動され
る。
【0021】尚、前記駆動部Tの構成はモーターによっ
て駆動しているが、油圧または空圧またはソレノイド等
を用いて駆動することも可能であり、また、チェーン伝
動としているがベルト伝動とすることもでき、また、カ
ムを用いることなく、それぞれソレノイドやシリンダー
等を用いて、それぞれ別々にタイミングを合わせて駆動
する構成とすることもできる。
【0022】前記制御装置Eは設定ボタンや表示部が設
けられており、巻数等を設定できるようにし、モーター
M1、M2の回転制御を行う。また、糸供給部Fが結束
装置Cの右下方に配置されており、メインフレーム5上
に糸ロール69が回転自在に配置され、糸ロール69か
ら引き出された結束糸1はプーリーによって結束装置C
のボス25に設けた挿入孔25aまでガイドされ、その
途中にブレーキ装置71が配置され、該ブレーキ装置7
1と結束装置Cとの間に第二の締め付け部Kの爪体63
が昇降するように配置している。また、実際には網4が
他の部品に引っ掛からないようにカバーで覆っている。
【0023】このような構成において、結束過程を図4
〜図13より説明する。まず、制御装置Eで糸の巻数を
設定し(本実施例では3回巻く)、ロープクランプ装置
A・Bをロープ2の太さに合わせる。そして、結束糸1
を糸ロール69から引き出し、プーリーによってガイド
してブレーキ装置71を通過させて、切欠27aに配置
したボス25の挿入孔25aに通して、結束糸1の先端
をロープの太さと巻数に合わせて十分引き出し、糸ホル
ダー23に係止する。そして、ロープ2をロープクラン
プ装置A・B間に張り、ロープ2と目通3を結束装置C
の切欠内に挿入する。また、結束糸1はブレーキ装置7
1によってロックする。
【0024】この作業開始時の状態が図5に示す如くで
ある。この状態でスタートボタンを押すと、モーターM
2が駆動されて、カム35の回転によって、図6に示す
ように、糸掛け9が前方に移動されて、該糸掛け9がボ
ス25下方に位置させる。次に、モーターM1が駆動さ
れて糸掛け歯車27が回転を開始し、糸ホルダー23の
回転によって結束糸1がロープ2と目通3の周囲を矢印
方向に一回転されると、カム39によって糸掛け9が図
7に示す矢印方向へ徐々に移動しながら、更に一回転さ
れて前に巻き付けた結束糸1上に乗り上げないように整
列して巻き付ける。
【0025】更に、糸掛け歯車27は回転され続け、三
回転目の結束糸1は糸掛け9から外れ、図8に示す結束
糸1aの如く、ロープ2と糸ホルダー23によって斜め
に張られて、側面視で糸掛け9の中央を通過するように
なる。
【0026】ここでモーターM1の駆動が停止され、糸
ホルダー23の内側から第一の締め付け部Jの爪体67
が開いた状態で挿入されて、先端が結束糸1aの位置を
通り過ぎた位置でストッパーに当接して、図10に示す
ように爪体67が閉じられて結束糸1を係止する。同時
に、第二の締め付け部Kの爪体63も開いた状態で上昇
されて、図4に示すように、先端が結束糸1aの位置を
通り越した位置でストッパーに当接して爪体63が閉じ
られて結束糸1を係止する。そして更に同時に、糸掛け
9に外嵌した糸抜き部材22が糸掛け歯車27方向へ摺
動して、糸掛け9に巻かれた結束糸1を外す。
【0027】次に、押さえ部材21が糸ホルダー23へ
移動して押さえつけて、結束糸1をロックし、図11、
図12のように、爪体63が下方へ、爪体67が左方へ
同時に移動されて結束糸1を両側へ引っ張り、引き締め
られて結束し、モーターM2の駆動が停止される。そし
て、余分な結束糸はカッター等で切断して結束が完了す
る。このように結束された後の結び目は、3回巻かれた
糸の間に位置して、両端の結束糸は内側から出るように
なり、結び目が他のロープや網等と擦れても解けること
は殆どない。但し、前記第一の締め付け部Jと第二の締
め付け部Kの爪体で直接結束糸を掴み固定する構成とす
ることもでき、この場合押さえ部材21やブレーキ装置
71を省くことができる。また、糸掛け9を円錐状に構
成して、後退させると自然に結束糸を抜くように構成す
ることができ、この場合糸抜き部材22を省くことがで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く被
結束部材を嵌入する凹部を有し、その周囲を結束糸を把
持して回転する糸巻部と、糸を巻く時に被結束部材と結
束糸との間に空間を形成する空間形成部材と、結束糸の
端部を空間より掴み出し引っ張る第一の締め付け部材
と、該結束糸の引き出し側の端部を引っ張る第二の締め
付け部材から結束装置を構成したので、凹部に被結束部
材を嵌入してスタートさせるだけで、自動的に結束され
るようになり、結束糸を締めつけるための力が不要とな
り、結束のための労力を大幅に軽減でき、しかも短時間
で結束できるようになり、結束作業を効率良く行うこと
ができるようになった。
【0029】請求項2の如く、結束糸を被結束部材と空
間形成部材の周囲に数回巻いた後に、空間形成部材の空
間より結束糸端部を引き出し結束糸の両側を引っ張り結
束するので、結束糸の結び目は巻いた結束糸の内側に位
置し、結び目が外側にでないので、擦れて解けることが
殆どなくなり、結束下後の結束糸の両端は巻いた結束糸
で押さえられるようなり、結束糸の端部が緩み難くな
り、解け難くなる。
【0030】請求項3の如く、空間形成部材を、結束糸
を被結束部材の周囲を巻くときに徐々に後退させるよう
にしたので、結束糸は整列して巻かれ、結束糸同志が乗
り上げて、絡まったり、他のロープや網等に擦れて結束
糸が平坦になることによって緩むことを防止でき、しっ
かり確実に結束することができる。
【0031】請求項4の如く、空間形成部材の周囲を巻
く最終巻回時に、結束糸を空間形成部材から外すように
したので、空間形成部材の間から結束糸を第一の締め付
け部材により掴み出し引っ張ることができるようにな
り、第一の締め付け部材を簡単な構成とすることができ
る。
【0032】請求項5の如く、空間形成部材の外周位置
に、空間形成部材の外周に結束糸を巻いた後に空間形成
部材より外す糸抜き部材を配置したので、糸抜き部材は
コンパクトな構成とすることができ、空間形成部材によ
って結束作業が邪魔されることがなく、確実に結束する
ことができる。
【0033】請求項6の如く、糸巻部に糸ホルダーを配
置し、該糸ホルダーにて結束糸の一端側を保持して被結
束部材と空間形成部材の周囲を巻くと共に、該糸ホルダ
ー側方に押さえ部材を配置して、第一の締め付け部材に
より引っ張るときに結束糸をロックするように構成した
ので、結束糸の端部を固定する構成が簡単となり、糸ホ
ルダーがロック部材を兼用でき部品点数を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の漁網用結束装置の全体正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】糸巻き部の斜視図である。
【図5】結束糸と被結束部材をセットした状態の糸巻き
部の側面図と正面断面図である。
【図6】糸掛けを被結束部材下方に位置させた状態の糸
巻き部の側面図と正面断面図である。
【図7】糸掛け歯車を二回転させた状態の糸巻き部の側
面図と正面断面図である。
【図8】糸掛け歯車を三回転させた状態の糸巻き部の側
面図と正面断面図である。
【図9】爪体を糸掛けの間から挿入して結束糸を係止し
た状態の糸巻き部の側面図である。
【図10】同じく底面図一部断面図である。
【図11】結束糸を糸掛けから外し結束糸の両側を引っ
張っている状態を示す糸巻き部の側面図である。
【図12】同じく底面図である。
【図13】結び方を示す斜視図である。
【図14】刺網漁の斜視図である。
【符号の説明】
C 結束装置 G 糸巻き部 H 空間形成部 J 第一の締め付け部 K 第二の締め付け部 1 結束糸 2 ロープ 3 目通 9 糸掛け 21 押さえ部材 22 糸抜き部材 23 糸ホルダー 27 糸掛け歯車 63・67 爪体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被結束部材を嵌入する凹部を有し、その
    周囲を結束糸を把持して回転する糸巻部と、糸を巻く時
    に被結束部材と結束糸との間に空間を形成する空間形成
    部材と、結束糸の端部を空間より掴み出し引っ張る第一
    の締め付け部材と、該結束糸の引き出し側の端部を引っ
    張る第二の締め付け部材からなる結束装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の糸巻部に被結束部材を配
    置し、結束糸を被結束部材と空間形成部材の周囲に数回
    巻いた後に、空間形成部材の空間より結束糸端部を引き
    出し、空間形成部材を外してから、結束糸の両側を引っ
    張り結束することを特徴とする結束方法。
  3. 【請求項3】 前記空間形成部材を、結束糸を被結束部
    材の周囲を巻くときに徐々に後退させて結束糸を整列さ
    せることを特徴とする請求項1記載の結束装置。
  4. 【請求項4】 前記被結束部材と空間形成部材の周囲を
    巻く最終巻回時に、結束糸を空間形成部材から外して空
    間形成部材の中央を通過するように構成し、この通過し
    た結束糸を第一の締め付け部材により掴み出し引っ張る
    ことを特徴とする請求項1記載の結束装置。
  5. 【請求項5】 前記空間形成部材の外周位置に、空間形
    成部材の外周に結束糸を巻いた後に空間形成部材より外
    す糸抜き部材を配置したことを特徴とする請求項1記載
    の結束装置。
  6. 【請求項6】 前記糸巻部に糸ホルダーを配置し、該糸
    ホルダーにて結束糸の一端側を保持して被結束部材と空
    間形成部材の周囲を巻くと共に、該糸ホルダー側方に押
    さえ部材を配置して、第一の締め付け部材により引っ張
    るときに結束糸をロックすることを特徴とする請求項1
    記載の結束装置。
JP9803896A 1996-04-19 1996-04-19 結束装置及び結束方法 Pending JPH09286402A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9803896A JPH09286402A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 結束装置及び結束方法
CA002252094A CA2252094A1 (en) 1996-04-19 1997-04-17 Binding apparatus and binding method
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