JPH1077004A - 結束装置の位置決め装置 - Google Patents

結束装置の位置決め装置

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JPH1077004A
JPH1077004A JP23205496A JP23205496A JPH1077004A JP H1077004 A JPH1077004 A JP H1077004A JP 23205496 A JP23205496 A JP 23205496A JP 23205496 A JP23205496 A JP 23205496A JP H1077004 A JPH1077004 A JP H1077004A
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thread
notch
cam
gear
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JP23205496A
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Takumi Takahashi
巧 高橋
Yasuo Kawabata
泰男 川端
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結束位置で被結束部材を結束糸によって巻き
付けて結束するときに、被結束部材を嵌入する切欠部が
設定位置に停止しないことがあった。 【解決手段】 歯車27の円周の一部に切欠27aを設
け、該切欠に被結束部材を嵌入して、結束糸1をその周
囲に巻き付けて結束する結束装置であって、前記切欠を
有する歯車に連動して回転するカム90を設け、該カム
に当接して回転を停止させるローラー91を設け、該ロ
ーラー91を結束動作に連動して結束糸の巻き付け動作
終了時に押圧して、切欠が設定位置に停止するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の紐またはロ
ープ等の被結束部材を平行に結束位置に配置して、結束
糸を巻き付けて結束する結束機において、被結束部材を
嵌入する歯車を設定位置に停止させるための構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から二つ以上の紐またはロープを平
行に並べて、この複数の紐またはロープを結束糸によっ
て結束することは行われている。例えば、魚網の網の端
部に予め通しておいた目通と呼ぶ紐と、網を引っ張るた
めのロープを結束糸で一定間隔毎に結束しており、この
目通とロープの結束は従来人手により行われていたの
で、大変面倒で重労働となっていた。そこで、機械的に
結束する結束機を本出願人は特願平7−121901号
で提案済みである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
結束糸を目通とロープ周囲に巻き付ける回転駆動部は、
中心部に至る切欠を設けた歯車をモーターによって駆動
し、この切欠を設けた歯車が設定位置で停止するよう
に、センサーで歯車の一部を検出し、設定位置でモータ
ーの駆動を停止するようにしていた。しかし、結束糸は
複数回回転させてから停止させるために、歯車には慣性
力が大きくなり、ブレーキを内蔵したモーターであって
も、急に停止させることはできず、停止位置がバラツク
ことがあった。そして、設定位置で停止しないと、切欠
がカバーに隠れてしまい、目通とロープを切欠に挿入す
ることができず、結束作業ができなかったのである。そ
こで、確実に設定位置に停止するように、機械的な停止
機構を設けるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、歯車の円周の一部に切欠を
設け、該切欠に被結束部材を嵌入して、結束糸をその周
囲に巻き付けて結束する結束装置であって、前記切欠を
有する歯車に連動して回転するカムを設け、該カムに当
接して回転を停止させる押圧部材を設け、該押圧部材を
結束動作に連動して結束糸の巻き付け動作終了時に押圧
して、切欠が設定位置に停止するように構成したもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】次に魚網用の結束装置の実施例を
説明する。図1は結束装置の全体正面図、図2は同じく
平面図、図3は同じく側面図、図4は糸巻き部の斜視
図、図5〜図12は結束過程を示す図、図13は結び方
を示す図、図14は本発明の位置決め装置の側面図一部
断面図、図15は同じく正面図一部断面図である。
【0006】図1において、全体構成から説明する。漁
網用結束装置はメインフレーム5上の中央に結束装置
C、その両側にクランプ装置A・Bが配置され、結束装
置C下方に糸供給部Fが配置され、メインフレーム5の
任意位置に制御ボックスEが配置され、本実施例ではク
ランプ装置B下方に制御ボックスEが配置されている。
クランプ装置A・Bは被結束部材となるロープ2の太さ
に合わせられるようにしており、クランプ装置Aは円板
上に複数の係合部を設けてロープに合わせて回転して選
択できるようにしており、クランプ装置Bはロープ2を
挟持する板バネの幅を変更できるようにし、結束間隔に
合わせて左右方向に位置調整できるようにしている。そ
して、クランプ装置Aは結束前のロープ2をクランプし
て、目通3は係止し、クランプ装置Bは結束後のロープ
2と目通3をクランプするようにしている。
【0007】次に結束装置Cの具体的な構成を説明す
る。結束装置Cは糸巻き部Gと、空間形成部Hと、第一
の締め付け部Jと、第二の締め付け部Kと、駆動部Tか
らなり、糸巻き部Gは図1〜図4に示すように、後側の
メインフレーム5中央より前方に取付フレーム20が突
設され、該取付フレーム20の基部側の左側にモーター
M1が固定され、該モーターM1及び後述するモーター
M2は制御装置Eによって回転が制御される。該モータ
ーM1の駆動軸M1aは取付フレーム20より突出し
て、駆動軸M1a上に歯車24が固設され,該歯車24
にアイドルギヤ26・26が噛合され、それぞれ取付フ
レーム20の中途部に回転自在に支持されている。
【0008】更に、取付フレーム20前部に糸掛け歯車
27が回転自在に枢支され、前記上下のアイドルギヤ2
6・26とそれぞれ噛合し、該糸掛け歯車27は中心か
ら半径方向に円周に向かって凹状の切欠27aが設けら
れ、中心部の凹部に被結束部材となるロープ2と目通3
を挿入するようにしている。この切欠27aは前方に向
かって開口するように、後述する本発明の位置決め機構
Uによって歯車が停止するようにしている。また、糸掛
け歯車27の中心部に前記切欠27aに合わせた開口部
を有するC字状のボス25が挿入されて、該ボス25は
取付フレーム20に固定され糸掛け歯車27を回転自在
に支持している。該ボス25の円周部の一部に軸心(左
右)方向に結束糸1を通す挿入孔25aが開口されてい
る。但し、該挿入孔25aの代わりに係止部を有する溝
とすることもできる。
【0009】前記切欠27aの大きさは結束する最大の
ロープ2が嵌合できる大きさとしており、この切欠27
a部分が一方の前記アイドルギヤ26との噛合位置とな
って駆動できない位置となっても、他方のアイドルギヤ
26が噛合する構成として、駆動力が途切れることがな
いようにしている。前記歯車列は歯車24が一回転する
と糸掛け歯車27が整数倍回転(本実施例では1回転)
するように歯数は設定されている。
【0010】また、糸掛け歯車27の左側面には結束糸
1の糸ホルダー23が配設されている。該糸ホルダー2
3は二枚の板または座金の間に結束糸1を挟み、バネ等
で抑える構成とし、糸巻き部Gの駆動で糸掛け歯車27
が回転すると結束糸1は滑るが外れることがないように
している。なお、糸取り締付け装置により結束糸を締め
付けるときには、前記糸ホルダー23は押さえ部材21
によって押さえられてロックされ、結束糸1を引っ張っ
ても外れないようにロックされる。
【0011】前記空間形成部Hと、第一の締め付け部J
と、第二の締め付け部K、押さえ部材21、糸抜き部材
22はモーターM2により駆動部Tを介して駆動され
る。即ち、モーターM2はメインフレーム5上に固設さ
れ、該モーターM2の出力軸M2aはベベルギアボック
ス12内に挿入されて、ベベルギア13を固設し、該ベ
ベルギアボックス12には前後方向に出力軸14・15
が横架され、該ベベルギアボックス12内の出力軸14
・15上にそれぞれベベルギア16・17を固設して前
記ベベルギア13と噛合させて動力を伝達できるように
している。
【0012】前記出力軸14上にはスプロケット30が
固設され、モーターM2上方に配置したベベルギアボッ
クス31に横架した入力軸32上のスプロケット33に
チェーン34を介して動力を伝達している。該入力軸3
2上のスプロケット33の外側にはカム35が固設さ
れ、ベベルギアボックス31内にはベベルギア36を固
設している。該ベベルギア36にはベベルギア37が噛
合され、該ベベルギア37は伝動軸38に固設され、該
伝動軸38他側のベベルギアボックス31外には糸掛け
9を移動させるカム39、押さえ部材21を移動させる
カム28、本発明の位置決め機構Uを移動させるカム9
9を固設している。
【0013】一方、前記ベベルギアボックス31の上方
に支持板40が水平方向にメインフレーム5より突設さ
れ、該支持板40上に前後方向に摺動自在とするスライ
ダー41を介して前後摺動体42が載置され、該前後摺
動体42は支持板40上に設けたバネ等よりなる弾性体
43によって後方へ付勢され、該前後摺動体42の一端
は左方へ延出されて、当接ピン44を立設し、前記カム
35に当接させて、該カム35の回動によって前後摺動
体42が前後動するようにしている。
【0014】更に、前記前後摺動体42上に左右方向に
摺動自在とするスライダー45を介して左右摺動体46
が載置され、該左右摺動体46は前記前後摺動体42と
の間に介装したバネ等よりなる弾性体47によって右方
へ付勢され、該左右摺動体46の一端は左方へ延出され
て、当接ピン49を立設し、前記カム39に当接させ
て、該カム39の回動によって左右摺動体46が左右動
するようにしている。
【0015】そして、前記左右摺動体46の右端上に取
付板50を固設し、該取付板50の前端上に空間形成部
Hを構成する糸掛け9を固設している。該糸掛け9はパ
イプ状に構成しても樋状に構成してもよい。そして、こ
の糸掛け9に糸抜き部材22が外嵌される。また、前記
左右摺動体46下方に押さえ部材21が配置され、前記
カム28が回動されることによって、該カム28に当接
したローラー、アーム等を介して押さえ部材21及び糸
抜き部材22が左右摺動するように構成されている。
【0016】前記第一の締め付け部Jは結束装置Cの左
側に左右水平方向に配置し、第二の締め付け部Kは結束
装置Cの右側下方に上下方向に配置されている。この第
一の締め付け部Jの駆動構成は、前記出力軸15上にス
プロケット51・52を固設し、該スプロケット51に
チェーン53を介して上方に配置したスプロケット54
に伝え、該スプロケット54を固設した伝動軸55よ
り、外側の伝動軸55上の駆動ディスク56を回転する
ようにし、該駆動ディスク56には連結ロッド57が枢
結され、該連結ロッド57は第一の締め付け部Jの摺動
体65に枢結されている。第二の締め付け部Kの駆動は
前記スプロケット52より前記同様に、チェーン58、
スプロケット59、駆動ディスク60、連結ロッド61
(図1)を介して摺動体62が上下に摺動される。
【0017】前記第一の締め付け部Jと、第二の締め付
け部Kの構成は略同じ構成であり、第一の締め付け部J
について簡単に説明すると、図2において、前記摺動体
65はメインフレーム5に固設した支持プレート66上
に左右摺動自在に嵌合され、該摺動体65の内側には一
対の爪体67と開閉規制体68が収納され、取付台77
上にはストッパーがもうけられている。また、前記爪体
67は先端をL字状に構成して前後の爪体67・67の
先端を合わせることにより結束糸1を係止できるように
している。また、爪体67の左右方向中央部は摺動体6
5に枢支され、バネ等の弾性体で常に閉じるように付勢
されている。
【0018】このように構成して、前記モーターM2の
駆動で、摺動体65が左側へ摺動された作業開始時の状
態では、爪体67の左端が開閉規制体68に嵌合して爪
体67が開かれている。モーターM2の駆動で摺動体6
5を右側へ摺動させると、開閉規制体68は支持プレー
ト66上に設けたストッパー(図示せず)に当接して嵌
合が解かれて、弾性体の付勢力によって先端が閉じられ
るのである。第二の締め付け部Kは上下方向に摺動体6
2が摺動して前記同様に爪体63が開閉駆動される。
【0019】尚、前記駆動部Tの構成はモーターによっ
て駆動しているが、油圧または空圧またはソレノイド等
を用いて駆動することも可能であり、また、チェーン伝
動としているがベルト伝動とすることもでき、また、カ
ムを用いることなく、それぞれソレノイドやシリンダー
等を用いて、それぞれ別々にタイミングを合わせて駆動
する構成とすることもできる。
【0020】前記制御装置Eは設定ボタンや表示部が設
けられており、巻数等を設定できるようにし、モーター
M1、M2の回転制御を行う。また、糸供給部Fが結束
装置Cの右下方に配置されており、メインフレーム5上
に糸ロール69が回転自在に配置され、糸ロール69か
ら引き出された結束糸1はプーリーによって結束装置C
のボス25に設けた挿入孔25aまでガイドされ、その
途中にブレーキ装置71が配置され、該ブレーキ装置7
1と結束装置Cとの間に第二の締め付け部Kの爪体63
が昇降するように配置している。また、実際には網4が
他の部品に引っ掛からないようにカバーで覆っている。
【0021】次に、本発明の位置決め機構Uについて説
明する。図14、図15に示すように、前記糸巻き部G
の歯車24の右側面にリング状のカム90が固設され、
該カム90の右側面の一部に凹部90aが構成されてい
る。一方、前記カム90の右側面にはローラー91が摺
接するように当接され、該ローラー91は支持ロッド9
2の先端に回転自在に支持され、該支持ロッド92の中
央部は前記取付フレーム20の右側を覆うカバー29に
固設したボス29aに摺動自在に支持されている。前記
支持ロッド92の右端の上部にはピン92aを突出し、
前記ピン92aと前記カバー29に固設したボス29a
との間には戻しバネ93が介装されて、支持ロッド92
のローラー91をカム90に当接するように付勢してい
る。
【0022】また、前記支持ロッド92の右端には側面
からピン92bが挿入されてアーム94の先端の切欠9
4aに係合され、該アーム94の基部のボス94bは枢
支軸97に枢支され、該枢支軸97は基台上に立設した
支柱95に取り付けたブラケット96に固定されてい
る。前記ボス94bから更に下方にアーム94cが突出
され、該アーム94cの先端にはローラー98が回転自
在に枢支され、該ローラー98はカム99に摺接するよ
うに当接させている。該カム99は円板状に構成して、
その中心が前記カム39を固定した伝動軸38の右端に
固設されている。該伝動軸38の左端には前記ベベルギ
ア37が固設されている。このような構成によって、前
記歯車24に噛み合うアイドルギヤ26を介して噛合す
る糸掛け歯車27の切欠27aが設定位置(前方へ開口
した位置)で停止するようにカム90・99の位置とで
タイミングを合わせている。
【0023】このような構成において、結束過程を図4
〜図15より説明する。まず、制御装置Eで糸の巻数を
設定し(本実施例では3回巻く)、ロープクランプ装置
A・Bをロープ2の太さに合わせる。そして、結束糸1
を糸ロール69から引き出し、プーリーによってガイド
してブレーキ装置71を通過させて、切欠27aに配置
したボス25の挿入孔25aに通して、結束糸1の先端
をロープの太さと巻数に合わせて十分引き出し、糸ホル
ダー23に係止する。そして、ロープ2をロープクラン
プ装置A・B間に張り、ロープ2と目通3を結束装置C
の切欠内に挿入する。また、結束糸1はブレーキ装置7
1によってロックする。
【0024】この作業開始時の状態が図5及び図14、
図15に示す如くである。この状態でスタートボタンを
押すと、モーターM2が駆動されて、カム35の回転に
よって、図6に示すように、糸掛け9が前方に移動され
て、該糸掛け9がボス25下方に位置させる。一方、ベ
ベルギア36・37を介して伝動軸38が駆動され、カ
ム99の回転によってローラー98を押して、アーム9
4が枢支軸97を中心に回動して、支持ロッド92を右
方へ摺動させ、ローラー91を凹部90aから抜き出
す。
【0025】これによって歯車24が回転可能となり、
モーターM1が駆動されて糸掛け歯車27が回転を開始
し、糸ホルダー23の回転によって結束糸1がロープ2
と目通3の周囲を矢印方向に一回転されると、カム39
によって糸掛け9が図7に示す矢印方向へ徐々に移動し
ながら、更に一回転されて前に巻き付けた結束糸1上に
乗り上げないように整列して巻き付ける。更に、糸掛け
歯車27は回転され続け、三回転目の結束糸1は糸掛け
9から外れ、図8に示す結束糸1aの如く、ロープ2と
糸ホルダー23によって斜めに張られて、側面視で糸掛
け9の中央を通過するようになる。
【0026】この三回転が終了した時から、カム99の
凹部にローラー98が嵌入して、戻しバネ93の付勢力
によって、支持ロッド92が押されて、ローラー91が
カム90の凹部90aに嵌入して、設定位置(切欠27
aが前方へ開口した位置)で強制的に停止されて、モー
ターM1の駆動が停止される。
【0027】そして、糸ホルダー23の内側から第一の
締め付け部Jの爪体67が開いた状態で挿入されて、先
端が結束糸1aの位置を通り過ぎた位置でストッパーに
当接して、図10に示すように爪体67が閉じられて結
束糸1を係止する。同時に、第二の締め付け部Kの爪体
63も開いた状態で上昇されて、図4に示すように、先
端が結束糸1aの位置を通り越した位置でストッパーに
当接して爪体63が閉じられて結束糸1を係止する。そ
して更に同時に、糸掛け9に外嵌した糸抜き部材22が
糸掛け歯車27方向へ摺動して、糸掛け9に巻かれた結
束糸1を外す。
【0028】次に、カム28の回動によって、押さえ部
材21が糸ホルダー23側へ移動して押さえつけて、結
束糸1をロックし、図11、図12のように、爪体63
が下方へ、爪体67が左方へ同時に移動されて結束糸1
を両側へ引っ張り、引き締められて結束し、モーターM
2の駆動が停止される。そして、余分な結束糸はカッタ
ー等で切断して結束が完了する。このように結束された
後の結び目は、3回巻かれた糸の間に位置して、両端の
結束糸は内側から出るようになり、結び目が他のロープ
や網等と擦れても解けることは殆どない。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、結束糸の巻き付け
動作終了時に、切欠を有する歯車に連動して回転するカ
ムに押圧部材が押しつけられて、設定位置で回転を停止
させるので、被結束部材を挿入する挿入孔が停止する時
は常に設定位置で停止するようになり、被結束部材を確
実に挿入できる。そして、この停止は機械的に歯車がロ
ックされて停止され、慣性力で回転して、位置がズレる
ことがなく、確実に停止して、停止時に位置合わせをす
る必要がなく、また、センサー等で停止位置を検知する
場合のように、センサー毎に位置や電圧等を調整するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本漁網用結束装置の全体正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】糸巻き部の斜視図である。
【図5】結束糸と被結束部材をセットした状態の糸巻き
部の側面図と正面断面図である。
【図6】糸掛けを被結束部材下方に位置させた状態の糸
巻き部の側面図と正面断面図である。
【図7】糸掛け歯車を二回転させた状態の糸巻き部の側
面図と正面断面図である。
【図8】糸掛け歯車を三回転させた状態の糸巻き部の側
面図と正面断面図である。
【図9】爪体を糸掛けの間から挿入して結束糸を係止し
た状態の糸巻き部の側面図である。
【図10】同じく底面図一部断面図である。
【図11】結束糸を糸掛けから外し結束糸の両側を引っ
張っている状態を示す糸巻き部の側面図である。
【図12】同じく底面図である。
【図13】結び方を示す斜視図である。
【図14】本発明の位置決め装置の側面図一部断面図で
ある。
【図15】同じく正面図一部断面図である。
【符号の説明】
C 結束装置 G 糸巻き部 1 結束糸 2 ロープ 3 目通 9 糸掛け 24 歯車 27 糸掛け歯車 27a 切欠 90 カム 91 ローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車の円周の一部に切欠を設け、該切欠
    に被結束部材を嵌入して、結束糸をその周囲に巻き付け
    て結束する結束装置であって、前記切欠を有する歯車に
    連動して回転するカムを設け、該カムに当接して回転を
    停止させる押圧部材を設け、該押圧部材を結束動作に連
    動して結束糸の巻き付け動作終了時に押圧して、切欠が
    設定位置に停止するように構成したことを特徴とする結
    束装置の位置決め装置。
JP23205496A 1996-04-19 1996-09-02 結束装置の位置決め装置 Pending JPH1077004A (ja)

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