JP2750736B2 - 漁網補修用結節方法 - Google Patents

漁網補修用結節方法

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JP2750736B2
JP2750736B2 JP1127081A JP12708189A JP2750736B2 JP 2750736 B2 JP2750736 B2 JP 2750736B2 JP 1127081 A JP1127081 A JP 1127081A JP 12708189 A JP12708189 A JP 12708189A JP 2750736 B2 JP2750736 B2 JP 2750736B2
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、破れた漁網を補修糸で繕う漁網補修用結
節方法に関するものである。
〔従来技術〕
漁網補修用結節機に関し、この発明者は先に補修糸の
ループ内をシャトル(ボビンケース)が進退して結節す
る構造のものを特願昭63−290567号として提案してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この種結節方法によると、ボビンケースを
補修糸のループ内に対して進退させるという複雑な構造
をとらなければならない上、被補修漁網の網糸の挿入時
期等とのからみもあることから、作業工程が複雑化する
とともに、確実な作動が期し難い等の不具合があった。
この発明は、このような課題を解決するためのもので
あって、その目的とする処は、作業工程をできるだけ簡
素化し、確実な作動を期すことにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、この発明は、ボビンケースから収容するボ
ビンから巻き出した補修糸をビルに巻回させてホルダー
で止め、前記ビルを回転させて補修糸を前記ビルに巻回
したままでループにし、前記ビル内を進退可能なニード
ルを進出させて被補修漁網の網糸を引掛けて前記ループ
内を後退させて通過させ、この通過した網糸を前記ニー
ドルから外して前記ボビンケースをくぐらせて抜き、前
記補修糸と網糸とを相互に引っ張って結びめを作り、結
節するよう構成した漁網補修用結節方法を提供し、前記
課題を解決したのである。
〔作用〕
以上の手段をとることにより、ボビンケースに収容す
るボビンから巻き出した補修糸で作るループ内を通過さ
せるのは被補修漁網の網糸であり、そして、この通過し
た被補修漁網の網糸を引掛けていたニードルから外し、
この外した網糸をビボンケースへくぐらせて抜き、補修
糸と網糸とを相互に引っ張れば結び目ができ、結節でき
るのである。
〔実施例〕
以下、この発明の具体的な実施例を図面を参照して説
明するが、第1図はこの発明を実施した漁網補修用結節
機の縦断側面図、第2図はその正面図、第3図は要部平
面図、第4図、第5図および第6図は結節作動状態を示
す図、第7図は補修糸の巻戻し機構を示す断面図、第8
図ないし第12図は結節順序を示す説明図、第13図は補修
糸で補修した漁網を示す図、第14図は結節状態の説明図
である。
漁網補修用結節機は、ボビンケース3に収容するボビ
ン4と、このボビン4から巻き出した補修糸Bを止める
ホルダー6と、さらにこのボビンケース3等の対向側
(上側)に設けられ、ビル軸8と一体でこの軸心回りに
回転可能な断面逆U字形状のビル7等からなる補修糸ル
ープ機構2と、ビル7内を前後方向に進退するニードル
10と、このニードル10下面にこの長手方向に沿って削設
している係合溝10aに先端部の係合凸部3aを係合してい
るボビンケース3等からなる被補修漁網通し機構9と、
大巻戻しギャ13を固定する操作軸14に回動自在にワンウ
ェイクラッチ15を介して軸支した操作レバー12と、これ
を一定角度(11°)まで回動することにより、大巻戻し
ギャ13に噛合する小巻戻しギャ16およびクラッチ爪17等
を固定したクラッチ軸18がクラッチバネ19に抗してボビ
ン4側に伸出して、クラッチ爪17をボビン4側の係脱爪
20と係合するクラッチ部5等からなる補修糸巻戻機構11
等を結節ケース1前部内に収容し(ただし、操作レバー
12は外側に設けられる)、この結節ケース1の後上下切
欠部に上下握りケース21、22を上下移動自在に嵌合し、
上下握りケース21、22間に前後伸縮自在なパンタグラフ
23を介装している。そして、このパンタグラフ23は、こ
の後端の固定軸24を結節ケース1後端に固定する一方、
前端の可動軸25には、棒状のニードル10の中途部を軸支
し、ニードル10後部側のガイド溝10bを固定軸24と可動
軸25との間の枢支ピン26に嵌合させ、パンタグラフ23の
伸縮によりニードル10が前後移動するようになってい
る。また、可動軸25は、前後リンク27、28を介して、ラ
チェット爪29を前端に軸支しているローラ付アーム30に
連結し、ラチェット爪29と一緒にローラ付アーム30が前
後移動できるように、この前後ローラ34を前後方向に長
いローラ溝35に嵌合している。さらに、ラチェット爪29
が前後移動する領域を通る四本の係合ピン32を大ギャ31
の円周四等分箇所にそれぞれ固定しており、この大ギャ
31に噛合する小ギャ33をビル軸8上端に固定している。
なお、大ギャ31には、この歯部に図示しない別のラチェ
ット爪が常時係合されており、大ギャ31が一方回転しか
できないようになっている。
したがって、上下握りケース21、22を相互に接近方向
に握り操作していくことにより、まず、パンタグラフ23
が前方に向け伸出を始め、ニードル10がビル7手前まで
前方に伸出するとともに、前後リンク27、28、ローラ付
アーム30を介してラチェット爪29が大ギャ31に固定の係
合ピン32の一つを押して大ギャ31を90°回転させ、これ
に噛合する小ギャ33がビル軸8およびビル7と一緒に一
回転し、さらに、握り操作を続行することにより、第5
図に示すように、クラッチ爪29は前後リンク27、28がレ
字状に折れて逃げれるので前進位置に残ったままで、ニ
ードル10のみがビル7内を前進していき、ニードル10先
端部が外方へ突出する。
次に、上下握りケース21、22の握り操作を緩めて戻し
バネ(図示省略)力で離反方向に戻していくことによっ
てパンタグラフ23が後方へ縮退していき、前述した逆手
順でニードル10およびラチェット爪29が元の位置まで戻
る。この際、ラチェット爪が元の位置に戻るときに、次
の前進時に係合する係合ピン32に当たるが、図示しない
バネ力に抗して下方に逃げて通過する。
なお、ボビンケース3は、ボビン4を収容する円筒状
部後面側より先端にいくにしたがって先細りの四角錐形
状に形成した形状からなり、また、ニードル10には、こ
の先端下部所定位置に被補修漁網Aの網糸A1が引掛けれ
る略ヘ字形状の引掛部10cを切欠形成している。
以上によると、第2図および第8図に示すようにボビ
ンケース3に収容されたボビン4から巻き出した補修糸
Bをビル7に手前より上を通し向い側より下に持って行
きホルダー6に係止する。それから、上下握りケース2
1、22を接近方向に握り操作していくと、まず、第4図
に示すように伸出するパンタグラフ23を介してニードル
10が前方に伸出してビル7手前に至ると同時に、前後リ
ンク27、28、ローラ付アーム30、ラチェット爪29、係合
ピン32、大ギャ31、小ギャ33およびビル軸8を経て補修
糸Bを巻回したビル7は水平面内で一回転させられて第
9図に示すように補修糸BのループB1を形成し、その
後、第5図に示すようにニードル10が補修糸Bのループ
B1を作ったビル7内を伸出していき、ビル7より前方に
突出して止まる。そして、被補修漁網Aの網糸A1を第5
図および第9図に示すようにニードル10の引掛部10cに
掛け、被補修漁網A側を手で上向きに持ち網糸A1を少し
緊張させながら、上下握りケース21、22の握り操作を緩
めて戻しバネ力で離反方向に戻していくと、パンタグラ
フ23が縮退していき、第6図実線および第10図に示すよ
うにニードル10が元の位置(ニードル10の引掛部10cが
ボビンケース3先端から後方に外れた位置)まで被補修
漁網Aの網糸A1と一緒に退入して止まる。次に、被補修
漁網A側の手を緩めると、この網糸A1がニードル10の引
掛部10cから自重で外れて落ちる。そして、第6図2点
鎖線および第11図に示すように被補修漁網A側の手を下
げながら前方に引張ると、外れた網糸A1がボビンケース
3の下側をくぐり、さらに引張ると、第12図に示すよう
に外に抜け出るが、このとき補修糸Bのボビン4側は第
14図に示すように網糸A1の中を通り抜ける状態となって
結び目B2ができる(網糸A1がボビンケース3をくぐり抜
けるとき、ボビンケース3は持ち上げられるが、この上
側にニードル10およびビル7があるため網糸A1のみ抜け
出ることになる)。次に、操作レバー12を11°まで回転
すると、クラッチ爪17が係脱爪20に係合してクラッチ部
5が切側から入側に切り替わりボビン4を固定するの
で、被補修漁網A側を前方に引くと結び目B2が堅く結節
される。さらに、操作レバー12を11°以上から所定角度
範囲(61°)でのクラッチ入状態を維持する範囲で何回
でもワンウェイクラッチ15を介して動かして補修糸巻戻
機構11を介してボビン4を巻戻し方向に回転させること
により、緩んだ補修糸Bをボビン4に巻戻す。なお、結
び目B2の結節は、前述のように被補修漁網A側を前方に
引いて行ってもよいが、操作レバー12をクラッチ入状態
の範囲で動かしてボビン4を巻戻すことによって行わせ
てもよい。
このようにして被補修漁網Aの破れた箇所における一
方の網糸A1に対して補修糸Bを結び付けた後、ボビンケ
ース3のボビン4から巻き出した補修糸Bを被補修漁網
Aの破れた箇所における他方の網糸A2に対して上記と同
様に結び付けることにより、第13図に示すように被補修
漁網Aの破れた箇所を修理できるのである。
なお、第4図等における36はボビンケース3先端側を
上方へ押してこの係合凸部3aをニードル10の係合溝10a
に係合させて両者間の隙間をなくする板バネである。
〔発明の効果〕
以上、この発明は、ボビンケース3に収容するボビン
4から巻き出した補修糸Bをビル7に巻回させてホルダ
ー6で止め、前記ビル7を回転させて補修糸Bを前記ビ
ル7に巻回したままでループB1にし、前記ビル7内を進
退可能なニードル10を進出させて被補修漁網Aの網糸A
1,A2を引掛けて前記ループB1内を後退させて通過させ、
この通過した網糸A1,A2を前記ニードル10から外して前
記ボビンケース3をくぐらせて抜き、前記補修糸Bと網
糸A1,A2とを相互に引っ張って結びめB2を作り、結節す
るよう構成したことから、従来のように、補修糸Bのル
ープに対し、この内部を大きなボビンケース3が進退す
る方法より小さなループ径でよくなるとともに、大きな
ボビンケース3を進退させる複雑な構造をとらなくても
よくなり、必要装置の簡素化かつコンパクト化が図れ、
また、被補修漁網Aを補修する全体の作業工程も簡単に
なると同時に、円滑かつ確実な作動で結節できることに
なり、熟練者でなくても容易に補修できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した漁網補修用結節機の縦断側
面図、第2図はその正面図、第3図は要部平面図、第4
図、第5図および第6図は結節作動状態を示す図、第7
図は補修糸巻戻機構を示す断面図、第8図ないし第12図
は結節順序を示す説明図、第13図は補修糸で補修した被
補修漁網を示す図、第14図は結節状態の説明図である。 (符号) 3……ボビンケース 4……ボビン 6……ホルダー 7……ビル 10……ニードル A……被補修漁網 A1、A2……網糸 B……補修糸 B1……ループ B2……結び目

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンケース(3)に収容するボビン
    (4)から巻き出した補修糸(B)をビル(7)に巻回
    させてホルダー(6)で止め、前記ビル(7)を回転さ
    せて補修糸(B)を前記ビル(7)に巻回したままでル
    ープ(B1)にし、前記ビル(7)内を進退可能なニード
    ル(10)を進出させて被補修漁網(A)の網糸(A1)
    (A2)を引掛けて前記ループ(B1)内を後退させて通過
    させ、この通過した網糸(A1)(A2)を前記ニードル
    (10)から外して前記ボビンケース(3)をくぐらせて
    抜き、前記補修糸(B)と網糸(A1)(A2)とを相互に
    引っ張って結びめ(B2)を作り、結節するよう構成した
    漁網補修用結節方法。
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