JPH08317514A - 電子機器筐体 - Google Patents

電子機器筐体

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JPH08317514A
JPH08317514A JP7121732A JP12173295A JPH08317514A JP H08317514 A JPH08317514 A JP H08317514A JP 7121732 A JP7121732 A JP 7121732A JP 12173295 A JP12173295 A JP 12173295A JP H08317514 A JPH08317514 A JP H08317514A
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electronic device
panel
metal
coupling
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Yuuji Ganriyuu
裕司 眼龍
Sumio Kimura
純生 木村
Yoshinobu Nakajima
義信 中島
Kosuke Haraga
康介 原賀
Naoki Yagi
直樹 八木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リベット等の締結具を併用する接着剤を用い
て組み立てられ、必要な耐震性を得るのに充分な剛性を
持つ電子機器筐体を提供することである。 【構成】 電子機器ユニット43を内部に搭載する電子
機器筐体であって、少なくとも一辺に金属板を折り曲げ
て箱型に形成された補強構造46、47、52を備えて
なる、互いに接合されて筐体を形成する複数の金属パネ
ル32、33と、筐体の角隅部でパネル間に設けられ、
パネルを互いに強固に結合させ、筐体の角隅部の剛性を
高める少なくとも1つの結合金具57と、締結具58を
併用する接着剤を有し、パネル間およびパネルと結合金
具57との間を互いに接合する接合手段とを備えた電子
機器筐体。結合金具は板金等により形成した互いに略直
角に交わる2つまたはは3つの脚部を持つ略L字形ある
いは3つ又部材でよい。 【効果】 簡単な構成により電子機器筐体の剛性が著し
く改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器筐体に関
し、特に電子機器が搭載された電子機器ユニットを内部
に収容して搭載するための制御盤、配電盤等の電子機器
筐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器筐体は、例えば図33に示す如
き構造であり、アングル材等により形成された台座1
と、この台座1上に支持された矩形の底板2と、底板2
から上方に延びた2枚の平行な側板3と、底板2および
側板3に接続された背板4と、前面開口5を開閉可能に
閉じる扉6とを備えており、全体としては、金属板を折
曲板金加工して溶接により組み立てた直方体状の筐体で
ある。底板2、側板3、背板4および扉6はそれぞれ略
矩形の金属板からなるパネルにより構成されている。筐
体内部には、側板3の内面に一般にプレチャンと呼ばれ
る固定金具7が溶接により取り付けられており、プレチ
ャン7にはユニット取付金具8が取り付けられている。
ユニット取付金具8には、回路基板等の各種電子機器が
搭載された電子機器ユニット9を筐体の前面開口5から
挿入してねじ10によりねじ止めしてある。扉6は蝶番
11により側板3に可動に取付られており、開閉自在で
ある。
【0003】このような電子機器筐体に於いては、図3
4に示す如く、底板2のパネル12は、その辺に折曲板
金加工により金属板を折り曲げて形成した、パネル12
の剛性を高めるための補強構造13および14を備えて
いる。第1の補強構造13は、パネル本体から辺に沿っ
て直角に折り曲げられた立ち上がり部分15と、この立
ち上がり部分15からパネル本体に沿って平行に内側に
折り曲げられた内向き折曲部16とを備えたものでえあ
り、第2の補強構造14は、パネル本体から辺に沿って
直角に折り曲げられた立ち上がり部分17と、この立ち
上がり部分17からパネル本体に沿って平行に外側に折
り曲げられた外向き折曲部18とを備えている。
【0004】側板3のパネル19は、同様に、パネル本
体の辺に沿って設けられてパネル12の剛性を高めるた
めの補強構造21を備え、補強構造21はパネル本体の
辺に沿って直角に折り曲げられた立ち上がり部分22
と、この立ち上がり部分22からパネル本体に沿って平
行に内側に折り曲げられた内向き折曲部23とを備えて
いる。
【0005】一例として図34に示す如き底板2と側板
3との組み立てについて説明すれば、底板2の立ち上が
り部分17の外表面と側板3の内向き折曲部23の外表
面とを重ね合わせ、底板2の外向き折曲部18の根元部
分を側板3の内向き折曲部23の縁に組み合わせて当接
させ、図35に示す位置に配置する。この配置のまま、
図35に溶接部分24で示す位置を溶接し、底板2と側
板3とを組み立てる。その他のパネルも略同様の補強構
造を持ち略同様に溶接により組み立てられる。
【0006】このような溶接による組み立ては、筐体の
剛性強度、信頼性等において有利でこれまで広く採用さ
れていたが、溶接作業に熟練技術者が必要であるため、
作業の進行が制限されることがあり、また、溶接痕や溶
接熱による歪みが発生するために、パテ塗りやパテ研ぎ
をしてこれを取り除いたり修正したりする必要があり、
塗装済みの金属板を用いる場合には塗装をし直さねばな
らなかった。
【0007】このような、溶接による組み立てに変わる
ものとして、平成6年10月26日出願された特願平第
6−262303号明細書記載の如き、リベット当の締
結部材と接着剤とを併用して接合すべき2つの部材を強
固に接合するリベット併用接着方法が提案されている。
このリベット併用接着方法を図33乃至35に示す如き
電子機器筐体に適用する場合には、例えば図34および
35の底板2の立ち上がり部17の外表面と側板3の内
向き折曲部23の外表面との間を接着剤層により接着す
ると共にリベット等の締結部材で締結して接合し、その
他の部分も同様にしてリベット併用接着によりパネルを
互いに接合して筐体を形成するのである。このリベット
併用接着方法により組み立てられた筐体は、接着剤の硬
化まで次の工程を差し控える必要がなく、接着剤注入器
とリベット・ガンとう操作に熟練を必要さない工具を用
いるだけでよいので作業工程が簡単であり、溶接による
変形が無いため修正作業も不要であって、この点でリベ
ット併用接着方法はすぐれた技術である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】平成7年1月17日の
神戸南部地震により、さまざまな分野に於ける構造の耐
震性の再評価が必要になった。この発明の関連する電子
機器筐体の分野に於いても、溶接により組み立てられた
制御盤の溶接部分にひび割れが入った例が報告されてい
る。上述のリベット併用接着方法による電子機器筐体に
ついても図36に概略を示す耐震性の評価を行った。即
ち、図示の制御盤を取り付けたベースに矢印で示す如く
正面からみて左右方向の一定の振動を与える。この振動
の振動数が制御盤の固有振動数と一致すると、制御盤は
共振して図に鎖線で示す如く大きく変形し、制御盤自体
だけでなく、プレチャン、ユニット取付金具、内部に搭
載された内部実装ユニット等がそれぞれ大きく変形して
破壊したり、固定金具から外れて脱落してしまうことに
なる。また、他の装置や構造物に隣接して配置されてい
る場合には、制御盤がそこに打ち付けられることになり
損傷も大きい。高さが2300mmの制御盤の例に於い
ては、ベースに加えた振動の振幅が10mmであったと
き、制御盤頂部の振幅が約300mmとなって約30倍
の振幅となり、応答率(即ち上部振幅(y)/ベース振
幅(x))が約30にもなった。
【0009】従ってこの発明の目的は、リベット等の締
結具を併用する接着剤を用いて組み立てられ、必要な耐
震性を得るのに充分な剛性を持つ電子機器筐体を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明の電子機器筐体は、電子機
器ユニットを内部に搭載する電子機器筐体であって、互
いに接合されて筐体を形成する複数の金属パネルと、筐
体の角隅部でパネル間に設けられ、パネルを互いに強固
に結合させ、筐体の角隅部の剛性を高める少なくとも1
つの結合金具と、締結具を併用する接着剤を有し、パネ
ル間およびパネルと結合金具との間を互いに接合する接
合手段とを備えている。
【0011】請求項2記載の電子機器筐体に於いては、
金属パネルが、少なくとも一辺に金属板を折り曲げて形
成された補強構造を備えてなる。
【0012】請求項3記載の電子機器筐体に於いては、
補強構造が、互いに接合手段により接合されて箱型構造
を形成してなる。
【0013】請求項4記載の電子機器筐体に於いては、
金属パネルが、少なくとも一辺に金属板を折り曲げて形
成された補強構造を備え、結合金具が補強構造に接合さ
れてなる。
【0014】請求項5記載の電子機器筐体に於いては、
少なくとも1つの結合金具が、互いに略直角に交わる2
つの脚部を持つ略L字形の部材である。
【0015】請求項6記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、互いに略直角な二平面内にある平板
である。
【0016】請求項7記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、共通の一平面内にある平板である、
【0017】請求項8記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、略L字形の断面を持つ。
【0018】請求項9記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、略U字形の断面を持つ。
【0019】請求項10記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具が、金属平板を板金折曲加工したものであ
る。
【0020】請求項11記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具が、金属平板を絞り加工したものである。
【0021】請求項12記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具が、中間部と、中間部の
両端からそれぞれ略直角に延びた少なくとも2つの脚部
を持つ部材である。
【0022】請求項13記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具が、互いに略直角に交わ
る3つの脚部を持つ部材である。
【0023】請求項14記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具が、パネルを結合したと
き、パネル間の角度関係を矯正するのに十分な剛性を持
つ。
【0024】請求項15記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具の締結具用の受入孔は、
少なくとも2つの脚部間の隅部から受入孔の中心までの
距離(l2、m2)が、結合金具によって結合すべきパネ
ル間の隅部から締結具用の受入孔の中心までの距離(l
11)よりも小さくされていて、締結具により結合金
具でパネルを結合したとき、結合金具とパネルとの間に
接触圧力が与えられるよう構成されている。
【0025】請求項16記載の電子機器筐体に於いて
は、締結具はリベットである。
【0026】請求項17記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具の折れ曲がりの角度が直角よりも小さい。
【0027】
【作用】請求項1記載の本発明の電子機器筐体に於いて
は、筐体の角隅部でパネル間に設けられた結合金具がパ
ネルを互いに強固に結合させて筐体の角隅部の剛性を高
め、パネルと他のパネルあるいは結合金具との間は、締
結具を併用する接着剤を有する接合手段により互いに接
合される。
【0028】請求項2記載の電子機器筐体に於いては、
折り曲げて形成された補強構造が金属パネルの剛性を高
める。
【0029】請求項3記載の電子機器筐体に於いては、
接合手段により形成された箱型補強構造が筐体の剛性を
高める。
【0030】請求項4記載の電子機器筐体に於いては、
折り曲げて形成された補強構造が金属パネルの剛性を高
め、結合金具が剛性の高い補強構造に接合される。
【0031】請求項5記載の電子機器筐体に於いては、
互いに直角な脚部が結合すべきパネルに接合される。
【0032】請求項12記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具の中間部をパネルの一辺に沿って配置し、
両端の脚部を結合すべきパネルに向けて延ばして結合す
る。
【0033】
【実施例】 実施例1.図1乃至8には、本発明の実施例1を示し、
図1は本発明の電子機器筐体を示す斜視図、図2乃至図
7は本発明の電子機器筐体のパネルの接着接合部分を示
す斜視図、図8は図7の線B−Bに沿った断面図であ
る。
【0034】図1に示す本発明の電子機器筐体は制御盤
の例であって、全体の構成はこれまで溶接によって製作
されていた制御盤と同様であり、全体としては、金属板
を折曲板金加工して製作した略矩形のパネルを溶接によ
り組み立てた直方体状の筐体であって、アングル材等に
より形成された台座31と、この台座31上に支持され
た矩形の底板パネルである底板32と、底板32から上
方に延びた2枚の平行な側板パネルである側板33と、
底板32および側板33に接続された背面扉パネルであ
る背面扉34と、前面開口35を開閉可能に閉じる扉パ
ネルである扉36とを備えている。
【0035】筐体内部には、側板33の内面に一般にプ
レチャンと呼ばれる断面が略C字形の固定金具41がリ
ベット併用接着接合により水平方向に取り付けられてお
り、固定金具41には垂直方向のユニット取付金具42
が図示してない取付ネジにより取り付けられている。ユ
ニット取付金具42には、回路基板等の各種電子機器が
搭載された電子機器ユニット43を筐体の前面開口35
から挿入してねじ44によりねじ止めしてある。扉36
は蝶番40により側板33に可動に取付られており、前
面開口35が開閉自在とされている。
【0036】このような電子機器筐体に於いては、各パ
ネルを一枚の平坦な板部材で構成することもできるが、
後に詳しく説明する接着接合および剛性のためには、折
曲板金加工により少なくとも1つの辺で折曲られて補強
されていることが望ましい。
【0037】本発明の実施例の底板パネル32を作るた
めには、図2に一部を示す如く切断した金属板37を用
意し、2点鎖線で表す折り目に沿って図3に示す如く折
り曲げ、その辺に折曲板金加工により金属板37を折り
曲げて形成した補強構造46および47を設けて剛性の
高い底板パネル32としている。第1の補強構造46
は、底板パネル32の本体部分(パネル本体)からその
辺に沿って直角に折り曲げられた立ち上がり部分48
と、この立ち上がり部分48からパネル本体に沿って平
行に内側に折り曲げられた内向き折曲部49とを備えた
ものであり、第2の補強構造47は、パネル本体から辺
に沿って直角に折り曲げられた立ち上がり部分50と、
この立ち上がり部分50からパネル本体に沿って平行に
外側に折り曲げられた外向き折曲部51とを備えてい
る。
【0038】側板パネル33は、図4に示す如く切り出
された金属板38を用意し、2点鎖線に沿って折曲板金
加工により折り曲げて図5に示す構造の側板パネル33
を作る。側板パネル33も底板パネル32と同様に、パ
ネル本体部の辺に沿って設けられてパネル33の剛性を
高めるための補強構造52を備え、補強構造52はパネ
ル本体の辺に沿って直角に折り曲げられた立ち上がり部
分53と、この立ち上がり部分53からパネル本体に沿
って平行に内側に折り曲げられた内向き折曲部54とを
備えている。内向き折曲部54には、後に説明する目的
でスリット55が形成されている。
【0039】このようにして形成した図3および図5に
示すパネル32および33の補強構造46および52に
は、図6に示す如く、後に説明するリベット等の締結具
を貫通させるためのリベット穴56をあけ、2つのパネ
ル32および33を組み合わせたとき接合面となる面で
ある、底板パネル32の第1の補強構造47の立ち上が
り部50の外面と、側板パネル33の補強構造52の内
向き折曲部54の外面との少なくともいずれか一方に接
着剤を塗布(ハッチングで表してある)する。リベット
穴56は図2および図4に示す金属板37および38の
状態のときに形成することもできるし、あるいは切り出
しと同時に形成してもよい。底板パネル32と側板パネ
ル33とを密着させてそれらの接合面を重ね合わせて、
側板パネル33の内向き折曲部54の縁に底板パネル3
2の外向き折曲部51を被せるように乗せて、この部分
に箱型補強構造を構成させている。
【0040】次に図6に示す如く接着剤を塗布した(ハ
ッチングで表してある)結合金具であるL字形のコーナ
ー金具57をスリット55に挿入し、結合金具57の第
1の脚部57aを側板パネル33の内向き折曲部54の
内面に接着し、結合金具57の第2の脚部57bを底板
パネル32の立ち上がり部56の内面に接着する。結合
金具57は互いに略直角に交わる2つの脚部57aおよ
び57bを持つ略L字形の部材であり、この例では脚部
57aおよび57bは互いに略直角な二平面内にある矩
形の平板である。このときリベット孔56を結合金具5
7のリベット穴57cに整列させることは言うまでもな
い。この状態が図7に示されている。
【0041】次にこのようにして組み立てられた2枚の
パネル32および33の、整列したリベット孔56およ
び57c内にリベット58等の締結具を挿入し、塑性変
形により底板パネル32と側板パネル33とを強固に締
結させる。図8にはリベット58で締結した部分を断面
で示してある。この実施例で用いるリベット58は、締
結すべき部材の一側からだけでもかしめることのでき
る、例えばモノボルト等の型式のもので、先端が拡大
し、途中に切り込みが入ったマンドレルに、中空で頭部
を持つリベット本体が嵌合したものであり、リベット・
ガンに装着してリベット孔にリベット本体を挿入し、マ
ンドレルを強い力で引っ張って締結するものである。リ
ベット・ガンによりマンドレルを引っ張ると、マンドレ
ルの拡大された先端によりリベット本体の先端が塑性変
形して拡張され、締結すべき部材をリベット頭部と拡張
部との間でしっかりと締結する。さらにマンドレルを引
っ張ると、マンドレルが切り込み部分でちぎれ、リベッ
ト本体から除去される。
【0042】結合金具57は図1に示す電子機器筐体の
角隅部である六面体の各頂点に適用するのが望ましい。
パネル間の接合部ではあるが、角隅部以外の中間部につ
いては、コーナー金具である結合金具57を用いずに、
締結具併用接着剤により接合する。
【0043】このような締結具併用接着剤とコーナー金
具である結合金具とを用いて組み立てられた電子機器筐
体は、図7の矢印で示すX方向およびY方向に特に剛性
が改善され、筐体の剛性強度、信頼性等において結合金
具を用いないものに比較して極めて優秀であって、新た
に見直された耐震性評価にも充分に対応できる。この発
明の結合金具を用いずに締結具併用接着剤により組み立
てた制御盤の正面から見て左右方向の共振周波数は5H
z程度であったが、この発明の結合金具を用いて締結具
併用接着剤により組み立てた制御盤の正面から見て左右
方向の共振周波数は8Hz程度に改善されている。
【0044】実施例2.図9には、図8に示すものと同
様の結合金具57を用いるが、締結具としては、丸頭で
はなく皿頭モノボルトである皿(沈頭)リベット59を
結合金具の各脚部に2本用いた例を示す。電子機器筐体
の外表面となる部分に皿リベットを用いれば、筐体の外
観を美しくし、商品価値を高めることができ、また電子
機器筐体を複数個並列配置した場合にも筐体間で側板パ
ネル33から突出したリベットの頭部が互いに干渉して
傷を付けたり、側板パネル間に間隙を形成することがな
い。結合金具の1つの脚部に複数のリベットを用いれ
ば、強度・剛性が増し、接着剤が硬化するまでに結合金
具が回転してしまうこともなく、より正確かつ強固な接
合が得られる。
【0045】実施例3.図10には、この発明の別の実
施例として、共通の一平面内にある平板である脚部60
aおよび60bをもつ略L字形の結合金具60を用いた
電子機器筐体を示す。リベット穴60cが設けられてい
る。この例では、結合金具60は垂直面内にあり、底板
パネル32の水平方向の立ち上がり部48の内面と、側
板パネル33の垂直方向の立ち上がり部53の内面とに
接合されている。この例では、図に矢印XおよびYで示
す方向の剛性が特に改善される。結合金具の構造が簡単
で製造が容易である。
【0046】実施例4.図11には、図10に示す結合
金具60のものと同様の水平方向の脚部61bから直角
に水平方向に延び、脚部61bの断面をL字形とする耳
片61dを備えた全体として略L字形の結合金具61を
用いた電子機器筐体を示す。この結合金具61の耳片6
1dは底板パネル32のパネル本体に接着接合され、図
の矢印X、YおよびZ方向の剛性を高めるものである。
この耳片61dにもリベット穴61cが設けられてお
り、図示の如く底板パネル32との接合に用いられるだ
けでなく、電子機器筐体を据え付け床(図示してない)
に固定するための取付金具として、あるいは電子機器筐
体に他の機器を(図示してない)連結するための取付金
具として利用することもできる。
【0047】実施例5.図12および13に示す結合金
具62は、全体として略L字形であって、第1の脚部6
2aおよび第2の脚部62bはそれぞれフランジ62d
および62eを持っていて、その断面形が略U字形とな
るように折曲板金加工したものである。各脚部62aお
よび62bの寸法は、フランジ62dおよび62eを含
む結合金具62の外面が底板パネル32および側板パネ
ル33の折曲部の内面にぴったりと合うような寸法であ
る。リベット穴62cはフランジ62dおよび62eを
含む各面に設けられている。この実施例の結合金具62
は、結合金具62自体の曲げ剛性、捩り剛性が極めて大
きく、電子機器筐体の剛性を高めるのに有用であり、し
かも折曲板金加工により製造が容易にできる。なお、こ
の結合金具62を用いるために、側板パネル33の垂直
な内向き折曲部54の図で下端に開口部63が形成され
ており、この開口部63は、図示の例では図5および6
に示すスリット55を拡大して結合金具の脚部を受け入
れるために略矩形の開口としたものである。フランジ6
2dの角隅部を溶接して剛性を更に高めることもでき
る。
【0048】実施例6.図14に示す結合金具64は、
全体としては略L字形であって、各脚部64aあるいは
64bが外側縁にフランジ64dを持ち、その断面形が
略L字形であって、それぞれリベット穴64cを持って
いる。L字形の平板の外側縁部にはそこから直角に立ち
上がったフランジ64dを持っているが、L字形の平板
の内側角隅部にはR部64eが付けられていて、応力集
中によって結合金具64に割れが生ずるようなことが無
いようにしてある。
【0049】実施例7.図15には金属板からプレスに
よる絞り加工により、あるいは消失模型鋳造により製造
した結合金具65を示す。結合金具65は、全体として
は略L字形であって、各脚部65aおよび65bの三方
の縁部からはフランジ65d、65eおよび65fが立
ち上がって断面形が略U字形になっている。換言すれ
ば、断面U字形のボート状の部材をL字形に曲げたよう
な形状である。結合金具65の各面にはリベット穴65
が設けられている。結合金具65の各角隅部にはR部6
5gが付けられていて、応力集中によって結合金具65
に割れが生ずるようなことが無いようにしてある。この
結合金具65は剛性が極めて高い。
【0050】実施例8.図16に示す結合金具66は、
全体としては略L字形であって、各脚部66aおよび6
6bはフランジ66dおよび66eを持ち、その断面形
がL字形の折曲部に対して外側に向かって開いた略U字
形である。この結合金具66の形状およびリベット穴6
6cの位置等を、L字形の折曲部を中心とする対称とし
て(図でl1=l2、m1=m2)、どの脚部66aおよび
66bも同一の構成とすれば、電子機器筐体のどこの角
隅部にも使用できる。結合金具66全体が略U字形の断
面であるので、結合金具66の剛性が高い。この結合金
具66は1枚の金属板から絞り一体成形によって製造し
てもよいし、いくつかの部品を溶接により接合して製造
してもよい。
【0051】実施例9.図17の結合金具67も全体と
しては略L字形であって、各脚部の断面形がL字形の折
曲部に対して内側に向かって開いたU字形である。リベ
ット穴67cが結合金具67の各面に設けられている。
この結合金具67は1枚の金属板から絞り一体成形によ
って製造してもよいし、いくつかの部品を溶接により接
合して製造してもよい。L字形の折曲部の内側の縁に
は、R部67fを付けて曲率半径を大きくし、応力集中
を防いでいる。この結合金具も極めて剛性が高い。
【0052】実施例10.図18および19には、この
発明のさらに別の実施例の結合金具68を用いた電子機
器筐体を示す。図19は図18の線C−Cに沿った断面
図である。この結合金具68は、互いに直角に交わる3
本の脚部68a、68bおよび68cを備えたブロック
体であり、リベット穴69は図19に示す如き深い座ぐ
り加工穴70の底壁に形成されていて、そこには丸頭リ
ベット71が貫通してパネル32および33を締結して
いる。
【0053】図示のような底板パネル32と側板パネル
33との結合に用いる場合には、側板パネル33の内側
折曲部54を折り曲げる前に結合金具の2本の脚部を側
板パネル33の角隅部の立ち上がり部53の内面に当て
がってから内側折曲部54を結合金具に沿って折曲げ、
折曲られた内側折曲部54から突出した第3の脚部68
cを底板パネル32の折曲部に係合させる。この方法を
採用しない場合には、結合金具68の第3の脚部68c
が通れるように、側板パネル33の折曲部を角隅部で切
り欠いておくとよい。この結合金具68は剛性が極めて
大きく、この結合金具68を用いて完成した電子機器筐
体の剛性を高めることができる。
【0054】実施例11.図20には図19と同様の断
面を示してあり、これらの図で相違するのは図20のリ
ベット72が皿リベットであることである。電子機器筐
体の外表面となる部分に皿リベット72を用いれば、筐
体の外観を美しくし、商品価値を高めることができ、ま
た電子機器筐体を複数個並列配置した場合にも筐体間で
側板パネル33から突出したリベット72の頭部が互い
に干渉してリベット72や側板パネル33に傷を付けた
り、側板パネル33間に不必要な間隙を形成させたりす
ることがない。
【0055】実施例12.図21にはこの発明の電子機
器筐体に利用できる別の結合金具74を示し、この結合
金具74は長い中間部74aと、この中間部74aの両
端からそれぞれ略直角に同じ方向に延びた2つの脚部7
4bおよび74cとを備えた、横に長い略U字形の部材
である。中間部74aは、例えば底板パネル32等のパ
ネルの一辺と同じ長さで、底板パネル32の補強構造4
6である折曲部の内面に比較的ぴったりと収納できる太
さを持つ矩形断面の部材である。2つの脚部74bおよ
び74cも中間部74aと同様の断面を持ち長さがこれ
まで説明してきた結合金具の脚部と同じ程度であること
が相違している。この結合金具74全体の構造は、中空
矩形断面のパイプ構造としても、あるいは図18乃至2
0に示す結合金具と同様の中実のブロック体としてもよ
い。結合金具74の接合面にはリベット穴74fが設け
られている。
【0056】結合金具74の中間部74aは底板パネル
32の折曲による補強構造46の内側に設けられるが、
結合金具74を底板パネル32の立ち上がり部48に当
てがってから内向き折曲部49を折り曲げるか、底板パ
ネル32の補強構造47の外向き折曲部51と立ち上が
り部50とを予め切り欠いて結合金具74の中間部74
aが通れるようにしておく。このようにして、結合金具
74の中間部74aを底板パネル32の補強構造46内
に設けて、両端の脚部74bおよび74cをそこから突
出させ、突出した脚部74bおよび74cに側板パネル
33の補強構造52を嵌合させる。
【0057】この結合金具74を用いれば、部品点数が
削減でき、完成した電子機器筐体の剛性を一層高くでき
る。底板パネル32および側板パネル33の補強構造4
6,47および52にぴったりと嵌合させて強固に接合
して用いることにより、補強構造自体の剛性をも高める
ことができ、電子機器筐体全体の剛性が極めて高くでき
る。
【0058】実施例13.図22に示す例は、図21の
結合金具74の一端あるいは両端の脚部74bおよび/
または74cを、互いに直角方向に延びた2本の脚部7
4dおよび74eで置き換えた例である。
【0059】実施例14.図23には、図21の結合金
具74の両端の脚部74bおよび74cを垂直方向にし
た位置で電子機器筐体に使用した例を示す。結合金具7
4は図21のものと同様にその中間部74aで底板パネ
ル32の折曲による補強構造46の内側に設けられる
が、両端の脚部74bおよび74cをそこから垂直方向
に突出させ、突出した脚部74bおよび74cに側板パ
ネル33の垂直方向に延びる補強構造52を嵌合させ
る。
【0060】実施例15.図24に示す結合金具75
は、1枚の長方形金属板を直角に折り曲げた略L字形の
コーナー金具であり、図示の例では、底板パネル32の
内向き折曲部49の外表面と、側板パネル33の垂直方
向に延びた内向き折曲部54の外表面とに接合させるも
のである。この結合金具75は、底板パネル32と側板
パネル33とを結合したとき、これらのパネル32およ
び33間の直角等の角度関係を所定の正確な角度に矯正
するのに十分高い剛性を持つものである。この発明の結
合金具75を用いずに組み立てた電子機器筐体に於いて
は、角隅部の角度が僅かに狂うことがよくあるが、この
結合金具75を用いてリベット併用接着接合をすれば、
狂った角隅部の直角が矯正されて正確に直角となり、ま
た正確に組み立てられた電子機器筐体が使用中に変形し
て歪むことを防止できる。この結合金具75は、これま
で図1乃至23に関連して説明してきた結合金具と共に
用いれば、電子機器筐体の剛性がより高くなり、また上
述の角度矯正効果がより効果的になる。結合金具75の
2つの脚部75aおよび75bが直角に曲がる部分にビ
ード75cあるいはリブが形成されていて、結合金具7
5の剛性がより高められているが、これは必ずしも無く
とも良い。各脚部75aおよび75bにリベット穴75
dが設けられている。
【0061】実施例16.図25には、図24に示す結
合金具75と同様の結合金具76を各パネル32および
33の内向き折曲部49および54の内側に配置した例
を示す。この結合金具76には図24に示す結合金具7
5にあるビード75cは設けない。このような配置によ
れば、結合金具76が目に触れる部分に出て来て電子機
器筐体の意匠性が損なわれることがない。結合金具76
の各脚部75aおよび75bにリベット穴75dが設け
られている。
【0062】実施例17.図26および27には更に別
の結合金具77を用いてリベット78を併用する接着接
合により組み立てたこの発明の電子機器筐体を示す。こ
の結合金具77の締結具受入孔即ちリベット穴77c
は、少なくとも2つの脚部77aおよび77b間の隅部
77dからリベット穴77cの中心までの距離(l2
2)が、結合金具77によって結合すべきパネル32
および33間の隅部79からリベット穴77cの中心ま
での距離(l1、m1)と等しくされている。即ち、図示
の例では、底板パネル32の内向き折曲部49と側板パ
ネル33の垂直方向の内向き折曲部54とが直角に合う
位置78から測って、側板パネル33の垂直方向の内向
き折曲部54のリベット穴56の中心までの距離をm1
とし、底板パネル32の内向き折曲部49のリベット穴
56の中心までの距離をl1とし、またL字形の結合金
具77の折曲線77dから測って、垂直脚部77aのリ
ベット穴77cの中心までの距離をm2とし、水平脚部
77bのリベット穴77cの中心までの距離をl2とし
たときに、これらの間の寸法の関係が、l1=l2かつm
1=m2となるようにしてある。このような寸法関係の場
合には、L字形の結合金具77が結合すべき2つのパネ
ル32および33に密接に接合されて接着接合強度が大
きくなり筐体の剛性が高くなる。
【0063】実施例18.図28には更に別の結合金具
80を用いたこの発明の電子機器筐体の一部を示す。こ
の結合金具80の締結具受入孔即ちリベット穴80c
は、少なくとも2つの脚部80aおよび80b間の隅部
80dからリベット穴80cの中心までの距離(l2
2)が、結合金具80によって結合すべきパネル32
および33間の隅部81からリベット穴56の中心まで
の距離(l1、 m1)よりも小さくされている。即ち、
上述の寸法の関係が、l1<l2、m1<m2となるように
してある。このような寸法関係の場合には、リベット7
8により結合金具80でパネル32および33を結合し
たとき、結合金具80とパネル32および33との間に
接触圧力が与えられて、L字形の結合金具80が結合す
べき2つのパネル32および33に密接に接合され、接
着接合強度が大きくなり筐体の剛性が高くなる。
【0064】また、L字形の結合金具80の脚部80a
および80b間の隅部80dの折れ曲がりの角度を直角
よりも小さくしておくと、リベット78によってパネル
32および33と結合金具80とをかしめて締結する
と、結合金具80とパネル32および33との間に大き
な接触圧力が与えられて、L字形の結合金具80が結合
すべき2つのパネル32および33に密接に接合され、
接着接合強度が更に大きくなり筐体の剛性が高くなる。
【0065】実施例19.図29および30に示す電子
機器筐体の実施例に於いては、図3および図5に示す如
き底板パネル32に補強構造46および47が形成さ
れ、側板パネル33には補強構造52および53が形成
されており、底板パネル32の補強構造47の立ち上が
り部50と側板パネル33の水平方向補強構造52の内
向き折曲部54とが互いにリベット78と接着剤(図示
してない)によるリベット併用接着接合により接合され
ている。図30は図29の線E−Eに沿った断面図であ
るが、この図から明らかな通り、パネル32と33との
間に補強構造47および52の組み合わせにより形成さ
れた構造は、箱型構造82あるいはパイプ状であって、
極めて剛性の高いものとなっている。このような箱型補
強構造82により、金属パネル32および33の補強が
結合金具57等だけを用いたものよりも更に一層強くな
り、またリベット78等が筐体外部に現れぬようにされ
ている。
【0066】実施例20.図31に示す箱型補強構造8
3は、図30に示す箱型補強構造82と同様の構造であ
るが、底板パネル32の外向き折曲部51の外縁が更に
上方に延びた立ち上がり部84となりリベット85を併
用する接着合わせ面を形成している。その他の点では、
図30のものと同じ構造である。この構造に於いては接
着合わせ面に於いても側板パネル33との接着接合が得
られるので、各パネル間で組み合わされた箱型補強構造
が完全な箱型構造あるいはパイプ状となり箱型補強構造
の剛性を更に増大させることができる。
【0067】実施例21.図32に示す箱型補強構造8
4は、図31に示す略完全な箱型補強構造83と同様の
構造であるが、底板パネル32の外向き折曲部51の外
縁が下方に延びた立ち下がり部86となって接着合わせ
面を形成している。その他の点では、図31のものと同
じ構造である。この構造に於いても、立ち下がり部86
である接着合わせ面と側板パネル33との接着接合が得
られるので、各パネル間で組み合わされた箱型補強構造
が完全な箱型構造あるいはパイプ状となり箱型補強構造
の剛性を更に増大させることができ、また、箱型補強構
造自体から外部に突出する立ち上がり部が無いのでコン
パクトにできる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の電子機器筐体に於いて
は、電子機器筐体は、互いに接合されて筐体を形成する
複数の金属パネルと、筐体の角隅部でパネル間に設けら
れ、パネルを互いに強固に結合させ、筐体の角隅部の剛
性を高める結合金具と、締結具を併用する接着剤を有
し、パネル間およびパネルと結合金具との間を互いに接
合する接合手段とを備えているので、締結具併用接着剤
によるパネル接合の利点は維持したまま、電子機器筐体
の剛性が極めて高くなり、耐震性も大きい。
【0069】請求項2記載の電子機器筐体に於いては、
金属パネルが、少なくとも一辺に金属板を折り曲げて形
成された補強構造を備えているので、金属パネルが補強
されて剛性がより高くなり、締結具が筐体外部に現れな
いように構成できる。
【0070】請求項3記載の電子機器筐体に於いては、
補強構造が互いに上記接合手段により接合されて箱型構
造を形成してなるので、金属パネルの補強がより増強さ
れて剛性がより高くなり、リベットが筐体外部に現れな
いように構成でき、また結合金具による結合が強固に行
われる。
【0071】請求項4記載の電子機器筐体に於いては、
金属パネルが、少なくとも一辺に金属板を折り曲げて形
成された補強構造を備えており、結合金具が補強構造に
接合されているので、金属パネルが補強されて剛性がよ
り高くなり、リベットが筐体外部に現れないように構成
でき、また結合金具による結合が強固に行われる。
【0072】請求項5記載の電子機器筐体に於いては、
少なくとも1つの結合金具が、互いに略直角に交わる2
つの脚部を持つ略L字形の部材であるので、構造が簡単
で製造が容易であり、様々な結合部分に適用できる。
【0073】請求項6記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、互いに略直角な二平面内にある平板
であるので、構造が簡単で製造が容易であり、その割り
に効果が大きく、様々な結合部分に適用できる。
【0074】請求項7記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、共通の一平面内にある平板であるの
で、構造が簡単で製造が容易であり、その割りに効果が
大きく、様々な結合部分に適用できる。
【0075】請求項8記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、略L字形の断面を持つので、構造が
簡単で製造が容易であり、結合金具自体の剛性がより大
きく、筐体の剛性増大効果が大きく、様々な結合部分に
適用できる。
【0076】請求項9記載の電子機器筐体に於いては、
結合金具の脚部が、略U字形の断面を持つので、構造が
簡単で製造が容易であり、結合金具自体の剛性がより大
きく、筐体の剛性増大効果が大きく、様々な結合部分に
適用できる。
【0077】請求項10記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具が、金属平板を板金折曲加工したものであ
るので、構造が簡単で製造が容易であり、結合金具自体
の剛性がより大きく、筐体の剛性増大効果が大きく、様
々な結合部分に適用できる。
【0078】請求項11記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具が、金属平板を絞り加工したものであるの
で、構造が簡単で製造が容易であり、結合金具自体の剛
性がより大きく、筐体の剛性増大効果が大きく、様々な
結合部分に適用できる。
【0079】請求項12記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具が、中間部と、中間部の
両端から略直角に延びた少なくとも2つの脚部を持つ部
材であるので、部品点数が削減でき、筐体の剛性が一層
高くでき、パネルの折曲補強構造と組み合わせて用いれ
ば、なお一層高い剛性が得られる。
【0080】請求項13記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具が、互いに略直角に交わ
る3つの脚部を持つ部材であるので、3つのパネルの集
まる角隅部に適用してこれらのパネルを結合することが
できる。
【0081】請求項14記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具が、パネルを結合したと
き、パネル間の角度関係を矯正するのに十分な剛性を持
つので、パネル組み立ての不正確さを矯正でき、また正
確に組み立てられた筐体が変形しないように組み立ての
正確さを維持できる。
【0082】請求項15記載の電子機器筐体に於いて
は、少なくとも1つの結合金具の締結具用の受入孔は、
少なくとも2つの脚部間の隅部から受入孔の中心までの
距離(l2、m2)が、結合金具によって結合すべきパネ
ル間の隅部から締結具用の受入孔の中心までの距離(l
11)よりも小さくされていて、締結具により結合金
具でパネルを結合したとき、結合金具とパネルとの間に
接触圧力が与えられるよう構成されているので、結合金
具とパネルとの間に接触圧力が与えられて、密接に接合
され、接着接合強度が大きくなり筐体の剛性が高くな
る。
【0083】請求項16記載の電子機器筐体に於いて
は、締結具はリベットであるので、締結作業が簡単で容
易であり、熟練を必要とせず、接着剤の硬化を待つ必要
なしに次の作業工程を実行できる。
【0084】請求項17記載の電子機器筐体に於いて
は、結合金具の折れ曲がりの角度が直角よりも小さいの
で、リベットで締結した後には結合金具とパネルの間に
大きな接触圧力が与えられて、結合金具が結合すべきパ
ネルに密接に接合され、接着接合強度が更に大きくなり
筐体の剛性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の電子機器筐体の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】 この発明の電子機器筐体の底板パネルを製造
するために切断された金属板を示す斜視図である。
【図3】 図2の金属板を板金折曲加工して形成した底
板パネルを示す斜視図である。
【図4】 この発明の電子機器筐体の側板パネルを製造
するために切断された金属板を示す斜視図である。
【図5】 図4の金属板を板金折曲加工して形成した側
板パネルを示す斜視図である。
【図6】 図3および5の底板パネルと側板パネルと結
合金具との関係を示す分解斜視図である。
【図7】 図6の底板パネルと側板パネルと結合金具と
の組み立て関係を示す斜視図である。
【図8】 図7の線B−Bに沿った断面図である。
【図9】 結合金具の別の例を示す図8と同様の断面図
である。
【図10】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図11】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図12】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
斜視図である。
【図13】 図12の結合金具を反対側から見た斜視図
である。
【図14】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図15】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図16】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
斜視図である。
【図17】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図18】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
斜視図である。
【図19】 図18の線C−Cに沿った断面図である。
【図20】 別のリベットを用いた図19と同様の断面
図である。
【図21】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
斜視図である。
【図22】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図23】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図24】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
斜視図である。
【図25】 この発明に用いる別の結合金具を示す斜視
図である。
【図26】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
斜視図である。
【図27】 図26の結合金具を用いた結合部分の断面
図である。
【図28】 この発明に用いる更に別の結合金具を示す
図26と同様の断面図である。
【図29】 この発明の電子機器筐体に用いる箱型補強
構造をを示す斜視図である。
【図30】 図29の線E−Eに沿った断面図である。
【図31】 箱型補強構造の別の例を示す図29と同様
の断面図である。
【図32】 箱型補強構造の更に別の例を示す図29と
同様の断面図である。
【図33】 従来の電子機器筐体の一例を示す斜視図で
ある。
【図34】 従来の電子機器筐体の底板パネルおよび側
板パネルの関係を示す斜視図である。
【図35】 従来の電子機器筐体の底板パネルおよび側
板パネルが溶接により組み立てられた状態を示す斜視図
である。
【図36】 従来の電子機器筐体の耐震試験を説明する
概略図である。
【符号の説明】
43 電子機器ユニット、46、47、52 補強構
造、32、33 金属パネル、57 結合金具、58
締結具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原賀 康介 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 八木 直樹 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社生産技術センター内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器ユニットを内部に搭載する電子
    機器筐体であって、互いに接合されて筐体を形成する複
    数の金属パネルと、上記筐体の角隅部で上記パネル間に
    設けられ、上記パネルを互いに強固に結合させ、上記筐
    体の上記角隅部の剛性を高める少なくとも1つの結合金
    具と、締結具を併用する接着剤を有し、上記パネル間お
    よび上記パネルと上記結合金具との間を互いに接合する
    接合手段とを備えた電子機器筐体。
  2. 【請求項2】 上記金属パネルが、少なくとも一辺に金
    属板を折り曲げて形成された補強構造を備えてなる請求
    項1記載の電子機器筐体。
  3. 【請求項3】 上記補強構造が、互いに上記接合手段に
    より接合されて箱型構造を形成してなる請求項2記載の
    電子機器筐体。
  4. 【請求項4】 上記金属パネルが、少なくとも一辺に金
    属板を折り曲げて形成された補強構造を備え、上記結合
    金具が上記補強構造に接合されてなる請求項1乃至3の
    いずれか記載の電子機器筐体。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの上記結合金具が、互い
    に略直角に交わる2つの脚部を持つ略L字形の部材であ
    る請求項1乃至4のいずれか記載の電子機器筐体。
  6. 【請求項6】 上記結合金具の上記脚部が、互いに略直
    角な二平面内にある平板である請求項5記載の電子機器
    筐体。
  7. 【請求項7】 上記結合金具の上記脚部が、共通の一平
    面内にある平板である請求項5記載の電子機器筐体。
  8. 【請求項8】 上記結合金具の上記脚部が、略L字形の
    断面を持つ請求項5記載の電子機器筐体。
  9. 【請求項9】 上記結合金具の上記脚部が、略U字形の
    断面を持つ請求項5記載の電子機器筐体。
  10. 【請求項10】 上記結合金具が、金属平板を板金折曲
    加工したものである請求項1乃至6ならびに8および9
    のいずれか記載の電子機器筐体。
  11. 【請求項11】 上記結合金具が、金属平板を絞り加工
    したものである請求項1乃至6並びに8および9のいず
    れか記載の電子機器筐体。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの上記結合金具が、中
    間部と、上記中間部の両端からそれぞれ略直角に延びた
    少なくとも2つの脚部を持つ部材である請求項1乃至4
    のいずれか記載の電子機器筐体。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの上記結合金具が、互
    いに略直角に交わる3つの脚部を持つ部材である請求項
    1乃至4のいずれか記載の電子機器筐体。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの上記結合金具が、上
    記パネルを結合したとき、上記パネル間の角度関係を矯
    正するのに十分な剛性を持つ請求項11乃至13のいず
    れか記載の電子機器筐体。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの上記結合金具の上記
    締結具用の受入孔は、上記少なくとも2つの脚部間の隅
    部から上記受入孔の中心までの距離(l2、m2)が、上
    記結合金具によって結合すべきパネル間の隅部から上記
    締結具用の受入孔の中心までの距離(l11)よりも
    小さくされていて、上記締結具により上記結合金具で上
    記パネルを結合したとき、上記結合金具と上記パネルと
    の間に接触圧力が与えられるよう構成された請求項14
    記載の電子機器筐体。
  16. 【請求項16】 上記締結具はリベットである請求項1
    乃至15のいずれか記載の電子機器筐体。
  17. 【請求項17】 上記結合金具の折れ曲がりの角度が直
    角よりも小さい請求項14乃至16のいずれか記載の電
    子機器筐体。
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