JPH08440Y2 - サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル - Google Patents

サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル

Info

Publication number
JPH08440Y2
JPH08440Y2 JP2919791U JP2919791U JPH08440Y2 JP H08440 Y2 JPH08440 Y2 JP H08440Y2 JP 2919791 U JP2919791 U JP 2919791U JP 2919791 U JP2919791 U JP 2919791U JP H08440 Y2 JPH08440 Y2 JP H08440Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
horizontal
ceiling beam
flange
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2919791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0583218U (ja
Inventor
達也 丸川
篤行 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2919791U priority Critical patent/JPH08440Y2/ja
Publication of JPH0583218U publication Critical patent/JPH0583218U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH08440Y2 publication Critical patent/JPH08440Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天井梁が露出した室内
に設置されるサニタリールームユニットの天井梁逃げパ
ネルに係り、詳しくは、天井梁逃げパネルを構成してい
る水平状パネルと垂直状パネルとの結合構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、天井梁が露出した室内に設置
されるサニタリールームユニットにあっては、設置室内
に露出した天井梁を避けるべくユニット本体の天井側一
辺部分をその内側に向かって張り出させることが行われ
ている。
【0003】例えば、図8に示すように、ユニット本体
の天井側一辺部分には、天井梁に対応した断面ほぼL字
形の天井梁逃げパネル51が設けられている。この天井
梁逃げパネル51は、垂直状パネル52と水平状パネル
53とを組み合わせたものからなり、近年では例えばF
RPなどで薄板状に形成される。
【0004】なお、このような薄板状のパネル52、5
3では、その幅方向の両側にフランジを設けて剛性を高
めている。また、長尺サイズとする場合、長手方向の途
中で例えば二分割し、それぞれ分離部分のフランジどう
しを突き合わせてねじで結合するようにしている。
【0005】このような天井梁逃げパネル51のうち、
水平状パネル53は、サニタリールームユニットの本体
側壁54の天井側切欠部の水平部に載せられて、固定金
具55を介して本体側壁54に固定されている。また、
垂直状パネル52は、水平状パネル53の一方フランジ
上に垂直に立てられた姿勢で支持され、水平状パネル5
3に固定の板ばね56に対して垂直状パネル52に固定
の板ばね57を係合させることにより、水平状パネル5
3に結合されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例では、ユニット内部からの組み立てを可能とした上
で、結合用の部材をユニット内部に露出させないように
するため、水平状パネル53と垂直状パネル52との結
合を、天井梁逃げパネル51の外側において、二つの板
ばね56、57を係合させることによって行っている
が、このような板ばねによる簡単な引っ掛け構造では、
両パネル52、53間の結合強度が弱く、外力を受けた
ときにばらけるおそれがある。しかも、両パネル52、
53間の結合強度が弱いために、連結部分にシールパッ
キンを介在させていても、そこの密封性は不十分である
と考えられる。
【0007】本考案は、このような事情に鑑みて創案さ
れたもので、水平状パネルと垂直状パネルとを強固に結
合するとともに、結合部分の密封性を改善することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本考案は、サニタリールームユニットの天井
側一辺部分に設けられる断面ほぼL字形の天井梁逃げパ
ネルにおいて、次のような構成をとる。
【0009】本考案のサニタリールームユニットの天井
梁逃げパネルは、幅方向一側に垂直方向に立ち上がって
途中から水平方向外側に延びるL字形フランジを有する
薄板状の水平状パネルと、幅方向一側に少なくとも水平
方向外側に延びるフランジを有する薄板状の垂直状パネ
ルとからなり、かつ、水平状パネルのL字形フランジの
水平部上に垂直状パネルのフランジがシールパッキンを
介して重ね合わされ、この重ね合わせ部分がクランパに
よって圧着結合されていることに特徴を有する。
【0010】前記のクランパは、コ字形部材と、このコ
字形部材の上側片に貫通状態にねじ込まれるアジャスト
ボルトとからなり、前記コ字形部材の下側片と前記アジ
ャストボルトの先端とで、水平状パネルのL字形フラン
ジ水平部と垂直状パネルのフランジとの重ね合わせ部分
を挟むものとするのが好ましい。
【0011】
【作用】すなわち、水平状パネルのL字形フランジの水
平部と垂直状パネルのフランジとをシールパッキンを介
して重ね合わせて、ここをクランパで圧着させるから、
両者が強固に結合されるとともに、重ね合わせ部分の密
封性が良好になる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1ないし図6に本考案の一実施例を示し
ている。図中、1は天井梁、2は天井梁1に対応した断
面ほぼL字形の天井梁逃げパネルである。天井梁逃げパ
ネル2は、水平状パネル3と、垂直状パネル4とを組み
合わせてなるものであり、本体側壁5の三面上端の天井
側切欠部に取り付けられる。
【0014】水平状パネル3は、例えばFRPなどで薄
板状に形成されるもので、その幅方向一側には垂直方向
に立ち上がって途中から水平方向に延びるL字形フラン
ジ6が、また、幅方向他側には垂直方向に立ち上がる垂
直フランジ7がそれぞれ設けられている。この水平状パ
ネル3は、本体側壁5の天井側切欠部の水平部上端に載
せられて、固定金具8を介して本体側壁5に固定されて
いる。
【0015】垂直状パネル4は、例えばFRPなどで薄
板状に形成されるもので、その幅方向一側には水平方向
に延びて途中から垂直方向に立ち上がるL字形フランジ
9が、また、幅方向他側には水平方向に延びる水平フラ
ンジ10がそれぞれ設けられている。この垂直状パネル
4は、水平状パネル3のL字形フランジ6の水平部6a
上にシールパッキン11を介して垂直に立てられた姿勢
で支持されていて、水平状パネル3に装着されるクラン
パ20を介して水平状パネル3と連結されている。さら
に、この垂直状パネル4は本体側壁5に固定金具12を
介して結合されている。
【0016】前記のクランパ20は、コ字形に屈曲形成
されたコ字形部材21と、このコ字形部材21の上側片
23に貫通状態にねじ込まれるアジャストボルト22と
からなり、コ字形部材21の下側片24とアジャストボ
ルト22の先端とで、水平状パネル3のL字形フランジ
6の水平部6aと垂直状パネル4のL字形フランジ9の
水平部9aとの重ね合わせ部分を挟むものである。そし
て、コ字形部材21の下側片24が、水平状パネル3の
L字形フランジ6の水平部6a下面に重ね合わされてね
じにより取り付けられており、アジャストボルト22の
先端が、水平状パネル3のL字形フランジ6水平部6a
上に載せられた垂直状パネル4のL字形フランジ9の水
平部9a上面に接触させられる。このクランパ20は、
水平状パネル3のL字形フランジ6の水平部6aの長手
方向数箇所(例えば六箇所)に等間隔(例えば180m
mおき)に設けられている。
【0017】なお、垂直状パネル4の上側の水平フラン
ジ10においてクランパ20のアジャストボルト22の
存在位置に対応する位置には、U字形のねじ確認用切り
欠き10aが設けられており、また、垂直状パネル4の
下側のL字形フランジ9においてクランパ20の取付ね
じに対応する位置には、取付ねじの逃げ用切り欠き9b
が設けられている。
【0018】そして、本実施例においては、水平状パネ
ル3および垂直状パネル4は、いずれも、長手方向の中
央位置で分離されて二分割となった長尺ものが用いられ
ており、それぞれ分離部分のフランジどうしが突き合わ
されてボルト結合されるようになっている。このような
二分割パネルの場合、特に、水平状パネル3の分離部分
が下方に撓みやすい。なお、垂直状パネル4について
は、二分割であっても、その分離部分の突き合わせの垂
直方向長さが長いため、分離部分が下方へ撓みにくい。
そこで、水平状パネル3の分離部分において、図4およ
び図5に示すように、この水平状パネル3の各フランジ
6、7内で両分離パネルにまたがるように補強板13、
14を取り付けることにより、分離部分からの撓みを防
ぐように工夫している。垂直状パネル4についても、図
6および図2に示すように、その水平フランジ10内で
両分離パネルにまたがるように補強板15を取り付ける
ことにより、分離部分からの撓みを防ぐように工夫して
いる。この垂直状パネル4の補強板15には、垂直状パ
ネル4の水平フランジ10のねじ確認用切り欠き10a
と同形状の切り欠きが設けられている。また、垂直状パ
ネル4に対する補強板15の取り付けは、天井パネル1
8の支持用ジョイントビス19により行われている。
【0019】次に、上記の天井梁逃げパネル2の組み立
て手順および動作を説明する。
【0020】まず、水平状パネル3のL字形フランジ6
の水平部6aの長手方向数箇所にクランパ20をねじで
取り付ける。この水平状パネル3を本体側壁5における
天井側切欠部の水平端面上に載置し、固定金具8を用い
て水平状パネル3を本体側壁5に固定する。
【0021】そして、垂直状パネル4を天井側切欠部の
垂直端面に添わせて、水平状パネル3のL字形フランジ
6の水平部6a上に載せ、水平状パネル3と垂直状パネ
ル4とをクランパ20を用いて結合する。すなわち、垂
直状パネル4のL字形フランジ9の水平部9aを水平状
パネル3のL字形フランジ6の水平部6a上に載せて重
ね合わせてから、水平状パネル3のL字形フランジ6の
水平部6aに既に取り付けてある複数のクランパ20の
アジャストボルト22をドライバー(ねじ回し道具)な
どでねじ込むと、アジャストボルト22の先端が垂直状
パネル4のL字形フランジ9の水平部9aに当接して、
この水平部9aが水平状パネル3のL字形フランジ6の
水平部6a側に押し付けられる。なお、アジャストボル
ト22の位置確認は、本体側壁5の天井側から作業者が
身を乗り出して行う必要があって、アジャストボルト2
2に対するドライバーの位置合わせが非常に困難になる
けれども、本実施例では、垂直状パネル4の水平フラン
ジ10のねじ確認用切り欠き10aにドライバーの軸部
をはめ入れるだけで、ドライバーの軸部先端がアジャス
トボルト22の頭に当接するように案内されることにな
るから、作業が行いやすくなる。
【0022】最後に、固定金具12を用いて垂直状パネ
ル4を本体側壁5に結合する。すなわち、固定金具12
のスリット12a、12bの開放端部を垂直状パネル4
の側部および本体側壁5の側部に設けているジョイント
ビス16、17に対して引っ掛けて、固定金具12の上
端を木づちなどで下向きに叩くと、両スリット12a、
12bの上端にジョイントビス16、17が位置し、垂
直状パネル4が本体側壁5に連結される。
【0023】このようにして天井梁逃げパネル2を本体
側壁5に取り付けた後、天井パネル18を垂直状パネル
4の室内側端面および本体側壁5の上面に沿って固定す
る。その際、垂直状パネル4は、水平状パネル3および
本体側壁5により垂直に立った姿勢に強固に支えられて
いるので、天井パネル18が押し付けられてもふらつく
ことがなく、天井パネル18の組み付け作業が行いやす
くなる。
【0024】なお、図7に示すように、クランパ20の
アジャストボルト22は、垂直状パネル4の上縁から上
方に突出するように長くしてもよく、その場合、ドライ
バーが不要になり、水平状パネル3と垂直状パネル4と
の結合については垂直状パネル4上縁での手探りにより
簡単に行えるようになる。また、クランパ20の構成に
ついても特に限定されず、要は重ねたフランジ部分を挟
持して圧着結合するものであればよい。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
水平状パネルのL字形フランジの水平部と垂直状パネル
のフランジとをシールパッキンを介して重ね合わせて、
ここをクランパで圧着結合させるから、パネル間の結合
が強固になるとともに、重ね合わせ部分での密封性が良
好になる。
【0026】このように頑強で水漏れなどのない信頼性
の高いサニタリールームユニットを提供できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の天井梁逃げパネルを示す斜視図であ
る。
【図2】水平状パネルと垂直状パネルとの結合形態を示
す縦断面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】水平状パネルの分離部分を示す平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】垂直状パネルの分離部分を示す平面図である。
【図7】他の実施例を示す縦断面図である。
【図8】従来例の天井梁逃げパネルを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 天井梁 2 天井梁逃げパ
ネル 3 水平状パネル 4 垂直状パネル 5 本体側壁 6 水平状パネル
のL字形フランジ 6a 水平部 9 垂直状パネ
ルのL字形フランジ 9a 水平部 11 シールパッ
キン 20 クランパ 21 コ字形部材 22 アジャストボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 5/60 A

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サニタリールームユニットの天井側一辺部
    分に設けられる断面ほぼL字形の天井梁逃げパネルであ
    って、 幅方向一側に垂直方向に立ち上がって途中から水平方向
    外側に延びるL字形フランジを有する薄板状の水平状パ
    ネルと、 幅方向一側に少なくとも水平方向外側に延びるフランジ
    を有する薄板状の垂直状パネルとからなり、 かつ、水平状パネルのL字形フランジの水平部上に垂直
    状パネルのフランジがシールパッキンを介して重ね合わ
    され、この重ね合わせ部分がクランパによって圧着結合
    されていることを特徴とするサニタリールームユニット
    の天井梁逃げパネル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のクランパは、コ字形部材
    と、このコ字形部材の上側片に貫通状態にねじ込まれる
    アジャストボルトとからなり、前記コ字形部材の下側片
    と前記アジャストボルトの先端とで、水平状パネルのL
    字形フランジ水平部と垂直状パネルのフランジとの重ね
    合わせ部分を挟むものである、ことを特徴とするサニタ
    リールームユニットの天井梁逃げパネル。
JP2919791U 1991-04-25 1991-04-25 サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル Expired - Fee Related JPH08440Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2919791U JPH08440Y2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2919791U JPH08440Y2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0583218U JPH0583218U (ja) 1993-11-12
JPH08440Y2 true JPH08440Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=12269473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2919791U Expired - Fee Related JPH08440Y2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08440Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0583218U (ja) 1993-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3480119B2 (ja) 電子機器筐体
JPH08440Y2 (ja) サニタリールームユニットの天井梁逃げパネル
JPS6337387Y2 (ja)
JPH09250213A (ja) 吊り子を利用した止め金具
JPH0426594Y2 (ja)
JP3502536B2 (ja) 折板屋根上構造物の取付け装置と取付け金具、折板の補強材、バルコニー床の取付け構造
JPH0319820Y2 (ja)
JP3448391B2 (ja) 屋根用雪止め金具
JPH0225904Y2 (ja)
CN218814877U (zh) 一种组装式模块医疗背景墙
JP3748136B2 (ja) 壁パネルの取付構造
JPH0752827Y2 (ja) 屋根と壁との組付け構造
JP2896417B2 (ja) パネル支持部材取付構造
JPH0215924Y2 (ja)
JP3523773B2 (ja) バルコニーの壁フレーム構造
JPH0546564Y2 (ja)
JP3184722B2 (ja) 衛生室ユニット
JPH11166305A (ja) 手すり壁構造
JPS6236883Y2 (ja)
JPS6237848Y2 (ja)
JP5868071B2 (ja) 折板屋根用取付保持具およびその取付保持具を用いて構築された二重の折板屋根構造体
JPS61102950A (ja) 断熱用二重屋根の支持具
JPH10219825A (ja) 筋交い固定具
JPH0624497Y2 (ja) 束の取付構造
JPH053436U (ja) 折板屋根の設備架台支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees