JPH0132462Y2 - - Google Patents

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JPH0132462Y2
JPH0132462Y2 JP1982175522U JP17552282U JPH0132462Y2 JP H0132462 Y2 JPH0132462 Y2 JP H0132462Y2 JP 1982175522 U JP1982175522 U JP 1982175522U JP 17552282 U JP17552282 U JP 17552282U JP H0132462 Y2 JPH0132462 Y2 JP H0132462Y2
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JP
Japan
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cabinet
plate
reinforcing
joint
reinforcing member
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JP1982175522U
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JPS5981178U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカキヤビネツト、特に補強部材
によつて強化されたスピーカキヤビネツトに係
る。
従来のキヤビネツトの補強構造のうち、補強桟
によるものとして、第1図、および第2図に示す
ような構造が採用されていた。
第1図のものは、キヤビネツト1の天板1a、
地板1b、側板1cのそれぞれの面に、棒状ある
いは板状の補強部材2を接着、あるいは針打ちな
どの方法により固着したもので、天板1a、地板
1b、側板1cの各面の板としての剛性を高め、
これにより、板の振動を抑制しようとするもので
あつた。
また第2図のものは、相対する面、例えば側板
1cを棒状の補強部材2で連結した構造であつ
て、キヤビネツト1全体が内部音圧によつて膨張
したり収縮したりする振動を抑制しようとするも
のであつた。従つて、補強部材2と側板1cとの
接続は、接着あるいはネジ止めなどによるもので
あつた。
ところで、一般に補強桟によるキヤビネツトの
補強方法で最も重要な事項としては、各接続面を
すき間なくしつかりと固着することであり、この
点で第2図の構造は非常に高い工作精度が要求さ
れる。しかし、一般の木材で組合せて作られるキ
ヤビネツトの寸法精度はあまり高くできないの
で、量産性を考慮すると、基本寸法においてすき
間を生じる寸法に設定せざるを得ない。更にキヤ
ビネツト組立後に連結棒を入れようとすれば、よ
り大きなすき間に設定しなければ製造不可能であ
る。
一方、第1図の構造では、第2図のような工作
精度の問題は生じないが、天板1a、地板1b、
側板1c等各面の板としての剛性を高めてキヤビ
ネツト全体の剛性を増す方法であるから、連結棒
による方法に比較して効果が劣る。この欠点を克
服するためには、補強桟の太さを充分大きくする
か、あるいはとなり合う補強桟同志を連結する方
法を採る必要があり、前者においては、キヤビネ
ツトの有効内容積の減少や音響特性の劣化などの
悪影響が生じる。また後者の方法では、第2図の
方法と同様に工作精度の問題が生じる。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、さ
ほど高い工作精度を必要とせず、容易に組立てる
ことができ、充分な補強効果が得られ、キヤビネ
ツト有効内容積の減少も少ないスピーカキヤビネ
ツトの提供を目的としている。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図は本考案実施例におけるキヤビネツトの
内部を天板側から見た断面図である。
補強部材2は、板状あるいは棒状の木材を3本
組み合せた、2組の三角形状部材で構成される。
三角形の各辺を構成する各々の補強桟2a,2
b,2cの端面は、軸に対して斜めに切断された
接合面4をもつており、特に補強桟2aと2bと
は1方の端部が継手5によつて折り曲げ可能に連
結されており、この連結部分の前記接合面4,4
が同一のキヤビネツト内面(例えば側板1c)に
接合されている。そして他方の端部が裏板1dと
バツフル板1eとにそれぞれ接合され、この端部
近傍の補強桟2a,2bの内壁に第3の補強桟2
cの傾斜した接合面4が接着される。
この様なキヤビネツト1の組立て順を説明する
と、まず第4図に示す如く、継手5によつて連結
された2本の補強桟2a,2bを用意する。次に
補強桟2a,2bの接合面4に接着剤を塗布し、
第4図矢印の様に2本の補強桟2a,2bを閉じ
て、キヤビネツト1のバツフル板1eに穿つたス
ピーカ取付用抜き穴(図示せず)から内へ入れ、
再び2本の補強桟2a,2bを開いて接合面4を
第3図の様な位置に接合する。
次に第3の補強桟2cを同様に内部へ入れ、第
5図に示される様に針6あるいは接着剤などの手
段で圧力をかけて接合する。この様にすると、第
3の補強桟2cにより各々の接合面4に圧力をか
けることができ、接着剤の硬化まで自己保持機能
を果すことも可能となる。
尚、本実施例においては補強桟2a,2bの連
結部分をキヤビネツト1の側板1cに接着した
が、必ずしもこれに限られるものではなく、バツ
フル板1eの抜き穴から挿入し得るキヤビネツト
1の壁面であればどこでも接着可能である。
また、本実施例における継手5としては、組立
時に折り曲げることができればよいから、可撓性
合成樹脂シートなどが適しているが、他の材料、
及び構造物を用いることもできる。
本考案は以上の如くであり、スピーカキヤビネ
ツトのバツフル板、側板、および裏板の互いに接
続された少なくとも三面の中央部近傍を、補強部
材で連結した構造であつて、該補強部材は棒状、
あるいは板状の3部材を組合せて三角状とすると
ともに、三角形を構成する3部材のうちの2部材
は継手によつて折り曲げ可能に接続されているこ
とを特徴としたものである。従つてキヤビネツト
のとなり合う2面どうしを隙間なく、強固に接合
でき、キヤビネツトの箱としての剛性が著しく高
まるばかりか、補強部材自体は比較的細いものを
用いても、三角形状に組合された構造のもつ剛性
の高さゆえ、十分な補強効果を有し、その結果キ
ヤビネツトの有効内容積の減少を最小限に押える
ことができる。しかも補強部材の接合は、バツフ
ル板に穿つた抜き穴より2本の補強桟を折りたた
んでキヤビネツト内に挿入することにより可能と
なるから、組立て作業がし易くなるとともに、低
コストで剛性の高いキヤビネツトが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のキヤビネツトの要部を示す斜視
図、第2図は他の従来例のキヤビネツトの要部を
示す斜視図、第3図は本考案実施例のキヤビネツ
ト内部を上方から見た断面図、第4図は本実施例
の補強部材の一部を示す斜視図、第5図は本実施
例の補強部材の組立ても説明する図である。 1……キヤビネツト、1c……側板、1d……
裏板、1e……バツフル板、2……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状あるいは板状の3部材よりなり、2部材は
    継手により折り曲げ可能に接続され、V字状に形
    成し開口部に他の1本の部材を挿し込み固定して
    なる三角形状の構造を有する補強部材であり、該
    補強部材をスピーカキヤビネツトのバツフル板、
    側板および裏板の互いに接続された少なくとも3
    面の中央部近傍に取付けてなることを特徴とする
    スピーカキヤビネツト。
JP17552282U 1982-11-22 1982-11-22 スピ−カキヤビネツト Granted JPS5981178U (ja)

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JP17552282U JPS5981178U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 スピ−カキヤビネツト

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JP17552282U JPS5981178U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 スピ−カキヤビネツト

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Publication Number Publication Date
JPS5981178U JPS5981178U (ja) 1984-06-01
JPH0132462Y2 true JPH0132462Y2 (ja) 1989-10-04

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ID=30381850

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JP17552282U Granted JPS5981178U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 スピ−カキヤビネツト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551116Y2 (ja) * 1975-06-11 1980-01-12

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JPS5981178U (ja) 1984-06-01

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