JPH07324454A - 出隅用コーナー部材 - Google Patents

出隅用コーナー部材

Info

Publication number
JPH07324454A
JPH07324454A JP14234994A JP14234994A JPH07324454A JP H07324454 A JPH07324454 A JP H07324454A JP 14234994 A JP14234994 A JP 14234994A JP 14234994 A JP14234994 A JP 14234994A JP H07324454 A JPH07324454 A JP H07324454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner
joining
adhesive
joint
projecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14234994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2628572B2 (ja
Inventor
Shoichi Niwa
正一 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6142349A priority Critical patent/JP2628572B2/ja
Publication of JPH07324454A publication Critical patent/JPH07324454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2628572B2 publication Critical patent/JP2628572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の隅柱4の外側面がなす出隅2に張り付
ける一対のコーナー帯板5A・5Bの組合せからなり、
それぞれに設けた接合傾斜面6を接合する出隅用コーナ
ー部材において、出隅2への張り付け状態において、接
合傾斜面6間の有害な隙間発生を防止し、出隅2の仕上
げ品質の向上と出隅仕上げ工事の能率化を図る。 【構成】 対となるコーナー帯板5A・5Bの接合傾斜
面6に、それぞれハーフ凹部8A・8Bを設け、接合傾
斜面6の正常な接合姿勢において、ハーフ凹部8A・8
Bが合体して接着剤プール孔7をなす形状になし、この
接着剤プール孔7に、所要の接着剤を充填プールする構
造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の角部になる出隅
の外側に張り付ける出隅用コーナー部材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】出隅用コーナー部材は(図6参照)、建
物の隅柱4等の外側面が出会う出隅2に張り付ける仕上
げ用部材にして、その二面に張り付ける長尺帯材の一対
のコーナー帯板5A・5Bの組合せからなり、そのコー
ナー帯板5A・5Bの一側縁に設けた概ね45°傾斜の
接合傾斜面6を、相互に接合させる形状を有している。
そして、その接合傾斜面6に接着剤を施して、コーナー
帯板5A・5Bを、隅柱4の外側の交差二面に、釘打設
によって張り付け、接合傾斜面6を相互に接着させて、
出隅2の縦方向に取り付けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の出隅用コ
ーナー部材は、接合傾斜面6が単なる面接合構造のた
め、接着剤による接着力が充分でなく、その上、出隅2
をなす隅柱4の交差二面も、正確な直角である保証はな
く、隅柱4によって若干のばらつきが存在するので、張
り付けたコーナー帯板5A・5Bの接合傾斜面6間に、
隙間15が生ずる不良がかなり発生する不具合がある。
そして、そのような隙間発生があると、その隙間15を
塞ぐコーキング作業等が必要になるので、無駄な工数を
消費すると共に、工事が煩雑になる。
【0004】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る出隅用コーナー部材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の出隅用コーナー部材は「建物の出隅の外側の
交差二面に、該出隅の縦方向に張り付ける一対のコーナ
ー帯板の組合せからなり、該一対のコーナー帯板の接合
縁部を、前記張り付け状態において、相互に接合する接
合傾斜面となした出隅用コーナー部材において、前記コ
ーナー帯板のそれぞれの接合傾斜面にハーフ凹部を設
け、前記接合傾斜面の正常な接合姿勢において、前記ハ
ーフ凹部が合体して充填剤プール孔を形成する構造」に
なっている。
【0006】そして、その接着剤プール孔は、接合傾斜
面の縦方向に連続する長孔形状のもの、或は、凹孔にな
した形状のもの、或は、接合傾斜面の横断方向に形成し
た形状のものが採択され、対となるコーナー帯板に各半
部分が形成されて、接合によって合体し、接着剤を充填
プールする孔形状を呈する。そして、その接着剤プール
孔に接着剤を充填プールして出隅に張り付けられる。
【0007】
【作用】以上の構成の本発明の出隅用コーナー部材は、
出隅に張り付けた状態において相互に接合する接合傾斜
面に、前記の接着剤プール孔が存在するので、その接着
剤プール孔に充填された接着剤は、接合した一対のコー
ナー帯板を連結固定する機械的連結部材として機能し、
かつ、その接着剤プール孔の存在によって、接合傾斜面
間の接着面が増加するので、その接合傾斜面間の接着固
定力は、格段に向上する。従って、出隅外側の交差面
に、工事上避け得ない交差角ばらつきが存在しても、張
り付けたコーナー部材の接合部位に、有害な隙間が生ず
る不良が防止できる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明第一実施例の出隅用コーナー部材1を示す図
1と、この図1の出隅用コーナー部材1の六面図を示す
図2を参照して、建物の隅柱4の外側面3A・3Bが直
角に交差する出隅2の二面の縦方向に、釘止めして張り
付ける一対のコーナー帯板5A・5Bからなり、外側面
3A・3Bへ張り付けた状態において、概ね45°傾斜
して相互に接合する接合傾斜面6を有する出隅用コーナ
ー部材1において、下記に詳述する接着剤プール孔7が
形成されている。
【0009】詳しくは、接着剤プール孔7は、対となる
コーナー帯板5A・5Bのそれぞれの接合傾斜面6の中
間にして縦方向に連続するV字形断面溝条のハーフ凹部
8A・8Bが穿設されており、このコーナー帯板5A・
5Bの接合傾斜面6を接合させると、ハーフ凹部8A・
8Bが合体して、横断面方形の接着剤プール孔7が、接
合面間の全長に亘ってあらわれる形状になっている。
【0010】なお、この実施例のものは、対となるコー
ナー帯板5A・5Bをセットして連結し、折り曲げるこ
とによって、前記の接合姿勢になるよう、コーナー帯板
5A・5Bの外側面が、粘着テープ9によって連結セッ
トされており、さらに、コーナー帯板5A・5Bの接合
傾斜面6の反対側の側縁には、隅柱4へ張り付けた出隅
用コーナー部材1に連続させる建物外壁13との間に、
コーキング材12を充填させるコーキング用凹部10
が、設けられている。
【0011】以上の出隅用コーナー部材1は、前記のセ
ット連結のものを開いた状態にして、所要の接着剤を、
接合傾斜面6に塗布すると共に、ハーフ凹部8A・8B
に充填し、しかるのち、折り曲げて接合傾斜面6を接合
させると共に、ハーフ凹部8A・8Bを合体させて接着
剤プール孔7になし、その接着剤プール孔7に接着剤を
充填プールした状態にして、出隅2を構成する隅柱4の
外側面3A・3Bに、釘打ちして取り付けられる。そし
て、その取り付け後に粘着テープ9が剥され、所要の外
面塗装が施される。この図1実施例のものは前記の作用
があり、接着剤プール孔7の存在によって、接合傾斜面
6相互の接着固定力が特段に向上するので、隅柱4の外
側面3A・3Bの交角が正確な直角でない場合でも、接
合傾斜面6間に、有害な隙間を生ずることはない。
【0012】つぎに、図3〜図5を参照して本発明の出
隅用コーナー部材1の他の実施例を説明する。即ち、図
3・図4は接着剤プール孔7の変形を例示したもので、
図3のものは、接合傾斜面6の横断方向に形成したハー
フ凹部8A・8Bを、細かいピッチで連設し、接合傾斜
面6を正常に接合させると、そのハーフ凹部8A・8B
のそれぞれが合体して、対となるコーナー帯板5A・5
B間に接着剤プール孔7を合成する形状になっている。
【0013】そして、図4のものは、接合傾斜面6に孔
状のハーフ凹部8A・8Bを、細かいピッチで連設し、
合体によって、相互に連続してコーナー帯板5A・5B
間に伸びる接着剤プール孔7となる形状を有している。
一方、図5は、接合姿勢の接合傾斜面6の外側コーナー
形状の変化に示したもので、図示例示のように円弧コー
ナー、平面カットコーナー等に変化させることがある。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の出隅用コ
ーナー部材は、出隅への取り付け状態において、有害な
隙間が発生しないので、出隅の仕上げ品質を向上すると
共に、隙間閉鎖のための手直し作業が無用になり、当該
作業を簡素化・能率化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の出隅用コーナー部材を示
し、図中の(A)はその斜視図、図中の(B)は(A)
の横断面図、図中の(C)はその使用状態の横断面図
【図2】図1実施例の出隅用コーナー部材の六面図を示
し、(A)は正面図、(B)は右側面図(左側面図は右
側面図と対称にあらわれる)、(C)は背面図、(D)
は平面図(底面図は平面図と対称にあらわれる)
【図3】本発明の他の実施例の出隅用コーナー部材を示
し、図中の(A)はその正面図、図中の(B)はその要
部断面図
【図4】本発明の他の実施例の出隅用コーナー部材を示
し、図中の(A)はその正面図、図中の(B)はその要
部断面図
【図5】本発明の他の実施例の出隅用コーナー部材の部
分横断面図
【図6】従来の出隅用コーナー部材を示し、図中の
(A)はその斜視図、図中の(B)はその使用状態の横
断面図
【符号の説明】
1 出隅用コーナー部材 2 出隅 3A・3B 外側面 4 隅柱 5A・5B コーナー帯板 6 接合傾斜面 7 接着剤プール孔 8A・8B ハーフ凹部 9 粘着テープ 11 接着剤 12 コーキング材 13 外壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の出隅の外側の交差二面に、該出隅
    の縦方向に張り付ける一対のコーナー帯板の組合せから
    なり、該一対のコーナー帯板の接合縁部を、前記張り付
    け状態において、相互に接合する接合傾斜面となした出
    隅用コーナー部材において、前記コーナー帯板のそれぞ
    れの接合傾斜面にハーフ凹部を設け、前記接合傾斜面の
    正常な接合姿勢において、前記ハーフ凹部が合体して充
    填剤プール孔を形成する構造を特徴とする出隅用コーナ
    ー部材。
  2. 【請求項2】 一対のコーナー帯板の接合傾斜面に、該
    コーナー帯板の長手方向に連続する長溝状のハーフ凹部
    を設けた請求項1の出隅用コーナー部材。
JP6142349A 1994-06-01 1994-06-01 出隅用コーナー部材及び該施工方法 Expired - Lifetime JP2628572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142349A JP2628572B2 (ja) 1994-06-01 1994-06-01 出隅用コーナー部材及び該施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142349A JP2628572B2 (ja) 1994-06-01 1994-06-01 出隅用コーナー部材及び該施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07324454A true JPH07324454A (ja) 1995-12-12
JP2628572B2 JP2628572B2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=15313309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6142349A Expired - Lifetime JP2628572B2 (ja) 1994-06-01 1994-06-01 出隅用コーナー部材及び該施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2628572B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328635A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Sekisui Chem Co Ltd コーナ外壁製造方法
ITMI20090459A1 (it) * 2009-03-24 2010-09-25 Roberto Mario Sadun Pannello rivestito da superficie acrilica e metodo per la sua realizzazione

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336375A (ja) * 1989-06-30 1991-02-18 Okumura Corp 免震建物用ダンパー装置
JPH04336159A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Natl House Ind Co Ltd 外装コーナー部の構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336375A (ja) * 1989-06-30 1991-02-18 Okumura Corp 免震建物用ダンパー装置
JPH04336159A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Natl House Ind Co Ltd 外装コーナー部の構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328635A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Sekisui Chem Co Ltd コーナ外壁製造方法
JP4540546B2 (ja) * 2005-05-23 2010-09-08 積水化学工業株式会社 コーナ外壁製造方法
ITMI20090459A1 (it) * 2009-03-24 2010-09-25 Roberto Mario Sadun Pannello rivestito da superficie acrilica e metodo per la sua realizzazione

Also Published As

Publication number Publication date
JP2628572B2 (ja) 1997-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100566083B1 (ko) 조립식 바닥재
JPH07324454A (ja) 出隅用コーナー部材
JP4630501B2 (ja) 外壁材の留め付け治具および留め付け構造
JP4152582B2 (ja) 枠材の曲線化構造とそれを用いた曲面壁
JP3432259B2 (ja) 石膏ボードの角部形成構造
JP2001311239A (ja) 木質パネルどうしの接合方法
JPH11181919A (ja) コーナーカバーの構造
JP3384851B2 (ja) 石膏ボードの角部形成構造
JPS6326485Y2 (ja)
JPH1181640A (ja) 床パネルの接続構造
JP2526443Y2 (ja) 集成木材による門型パネル
JPS63241243A (ja) 部材の接合構造
JPS6134121Y2 (ja)
JP2597821B2 (ja) 木質板材の接合構造及び接合方法
JPS6013103B2 (ja) 横張り用外壁面材の連結構造
JP2003184272A (ja) 出隅柱及びその製造方法並びに出隅部施工構造
JPH04136345A (ja) パネル相互の連結構造
JPH07279381A (ja) 床板材
JP2001336248A (ja) 接合部を有する積層ダンボール構造パネルおよびその製造方法
JPH084483Y2 (ja) 梁パネルの接合構造
JP2000314205A (ja) 構造用パネル
JPH0536030Y2 (ja)
JPH0132462Y2 (ja)
JPH03235870A (ja) 石膏ボード貼りパネルの接合方法
JP2002061374A (ja) 化粧出隅材

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961029