JPH0313602Y2 - - Google Patents

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JPH0313602Y2
JPH0313602Y2 JP1984064499U JP6449984U JPH0313602Y2 JP H0313602 Y2 JPH0313602 Y2 JP H0313602Y2 JP 1984064499 U JP1984064499 U JP 1984064499U JP 6449984 U JP6449984 U JP 6449984U JP H0313602 Y2 JPH0313602 Y2 JP H0313602Y2
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honeycomb
plates
panel
honeycomb panel
core
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JP1984064499U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ハニカムパネル相互間の接合構造の
改善に関する。
ハニカムパネルは、アルミ、プラスチツク、紙
材等の薄板で成形された中空柱体の平面集合体で
あるハニカムコアの両セル端面に、それぞれ金
属、非金属等の薄板材たる表面板を、貼着した構
造よりなる。そこで従来、ハニカムパネルを相互
に接合する場合は、第4図に示す如く行われてい
た。すなわち一般に、両ハニカムパネル11,1
1のそれぞれの接合部11a,11aのハニカム
コア13,13を、所定幅に亙つて切欠いて切欠
部14,14を形成し、この切欠部14,14
に、両切欠部14,14と略一致する大きさに形
成された木材、発泡プラスチツク、ハニカムコア
等を芯材とし両面に補強板を貼着したインサート
部材15を嵌挿していた。そしてインサート部材
15の補強板とハニカムパネル11の表面板1
2,12間、および、インサート部材15の側面
とハニカムコア13の切欠端面間を、それぞれ接
着により接合し、かつ、インサート部材15に対
応する表面板12,12上に添設された取付板1
6,16と、インサート部材15の補強板とを、
リベツト等(図示せず)により固着していた。
したがつて従来の接合構造にあつては、第1に
インサート部材15の製造が面倒であり、かつ第
2に、インサート部材15の材質によつては接合
部11a,11aの重量増加、強度不足等が生ず
ると共に、第3に、インサート部材15の取付が
面倒なため接合作業に多くの工数を要し接合が面
倒である、等の難点が指摘されていた。
なお上述の第2の問題点に関連し従来、中空部
を形成したインサート部材を用いる、又はこのよ
うなインサート部材に代え断面略コ字形状その他
の折曲形状をなす縁材と接続板とを例えば各2個
用いる等、中空部、凹欠部等を備えた接合構造を
採用することにより、接合部の重量軽減を図るこ
とも従来行われていた。しかしながら係る従来の
接合構造において、接合部の接合強度を十分に不
足なく高くするためには、このようなインサート
部材、縁材、接続板等の肉厚・板厚を特に厚くす
ることを要し、依然として接合部の重量増加が指
摘されていた。更に係る従来の接合構造において
も、前述の第1、第3の問題点と同様、そのイン
サート部材および折曲形成される縁材の製造が面
倒であるとともに、接合作業に工数がかかり接合
が面倒であるという難点が指摘されていた。
本考案は、上述の事情に鑑みなされたものであ
り、その技術的手段は次のとおりである。すなわ
ち、ハニカムコアの両セル端面に表面板が接合さ
れてなるハニカムパネル相互間の接合構造であつ
て、前記一方のハニカムパネルの接合部は、その
ハニカムコアの端部より両表面板が所定幅突出し
てなり、前記他方のハニカムパネルの接合部は、
その両表面板よりハニカムコアが前記一方の両表
面板の突出幅と同一幅だけ突出してなる。そして
前記一方のハニカムパネルの接合部内に、前記他
方のハニカムパネルの接合部が嵌挿され接合され
てなり、もつて、前記一方のハニカムパネルのハ
ニカムコアと前記他方のハニカムパネルのハニカ
ムコアとが接合されるとともに、前記一方のハニ
カムパネルの両表面板と前記他方のハニカムパネ
ルの両表面板との接合位置が、前記ハニカムコア
どうしの接合位置に対しずれている。かつ前記ハ
ニカムパネル相互の接合部における両表面板とハ
ニカムコアの両セル端面間に、前記ハニカムパネ
ルにおけるハニカムコアの両セル端面とその外側
面が略面一となるよう補強板を挾着し、該両補強
板と、前記両表面板上における補強板に対応する
位置関係に設けられた取付部材とをリベツト若し
くはボルト等にて固着せしめるよう構成してな
る。
そして本考案は、このような技術的手段よりな
ることにより、インサート部材等を介することな
く接合することを可能とし、第1に製造が容易で
あり、第2に重量増加と強度不足が解消され、第
3に接合作業も容易であり、もつて従来インサー
ト部材等を介して接合することに起因し生じてい
た難点を解消することが可能な、ハニカムパネル
の接合構造を提案をするを目的としたものであ
る。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図および第2図は、本考案に係るハニカム
パネル相互間の接合構造の一実施例を示すもので
ある。図において、1,1はハニカムパネルであ
り、このハニカムパネル1,1は、アルミ、プラ
スチツク、紙材等で成形されたハニカムコア3を
芯材とし、このハニカムコア3の両セル端面に、
金属、非金属板等の薄板材で形成された表面板
2,2を、それぞれ貼着して構成されている。
4は一方のハニカムパネル1に設けられた接合
部であり、この接合部4は、ハニカムコア3の端
部より両表面板2,2の方が所定幅突出して設け
られている。5は他方のハニカムパネル1に設け
られた接合部であり、この接合部5は、上述した
接合部4における表面板2,2の所定突出幅と同
一幅、ハニカムコア3の方が両表面板2,2より
突出して設けられている。このハニカムコア3の
突出部とさらにこの突出部と同一幅部間の双方に
亙つて、後述の補強板6,6をハニカムコア3と
略面一に貼設するための切欠段部7,7を形成
し、この切欠段部7,7上に、切欠段部7,7と
同一幅に形成された補強板6,6を、その基端部
が表面板2,2と切欠段部7,7間に挾着される
よう貼着してなる。
そして両ハニカムパネル1,1の接合は、一方
のハニカムパネル1に設けられた接合部4内に、
他方のハニカムパネル1に設けられた接合部5を
補強板6,6の各一端とともに嵌挿して、両接合
部4,5を接着することにより行われている。も
つて第2図に示したごとく、前記一方のハニカム
パネル1のハニカムコア3の接合端面と、前記他
方のハニカムパネル1のハニカムコア3の接合端
面とが、一体的に接合されることになる。又これ
とともに、前記一方のハニカムパネル1の両表面
板2,2の接合端縁と、前記他方のハニカムパネ
ル1の両表面板2,2の接合端縁も一体的に接合
されるが、この表面板2,2どうしの接合位置
は、前記ハニカムコア3どうしの接合位置に対
し、直線・平面的に揃わずずれている。
又これとともに、補強板6,6に対応する両ハ
ニカムパネル1,1の表面板2,2上に添設され
た取付部材たる取付板8,8と、補強板6,6と
を、ブラインドリベツト9,9…若しくはボル
ト・ナツト等(図示せず)により固着するよう構
成されている。
第3図は、本考案に係るハニカムパネル1,1
相互間の接合構造における補強板6,6の介装手
段の他の実施例を示すものである。この第3図の
実施例においては、ハニカムコア3の突出側ハニ
カムパネル1のハニカムコア3の突出部と表面板
2の先端部下面間に亙つて補強板6,6を貼設す
る際、この部位のハニカムコア3に前述の実施例
のごとく切欠段部7,7を形成することなく、表
面板2,2の下面所定部位に補強板6,6の基端
部を事前に貼着しておき、ハニカムコア3に表面
板2,2を加圧接着する際、補強板6,6に対応
する部位のハニカムコア3のセル端面部に座屈部
3a,3aを形成せしめることにより、補強板
6,6はハニカムコア3の突出部および表面板
2,2の先端部下面とハニカムコア3間にその基
端部が挾着されている。したがつてこの実施例に
よれば、補強板6,6を貼着するためにハニカム
コア3に切欠段部7,7を形成する必要がないた
め、接合部5の製造工数の低減が可能である。
以上、詳述した如く、本考案のハニカムパネル
の接合構造によれば、ハニカムパネル相互間を接
合する際、ハニカムパネルの接合部を別個に成形
されたインサート部材等を介することなく接合す
ることが可能となつたため、従来、インサート部
材等を介して接合することに起因して生じていた
種類の難点が一掃されるに至る。
すなわち第1に、別個に成形され製造が面倒な
インサート部材、折曲された縁材等は用いられ
ず、このハニカムパネル相互間の接合構造は製造
が容易である。
第2に、重量増加と強度不足とが共に解消され
る。すなわちこの接合構造では、(a)接合部間が嵌
挿、接合され、(b)特に芯材たるハニカムコアどう
しが一体的に直接接合されてなるとともに、(c)こ
のハニカムコアどうしの接合位置と表面板どうし
の接合位置とがずれており、更に(d)これらに所定
の補強板と取付部材とを付加・組み合わせてなる
ので、これら(a),(b),(c),(d)により、僅かな重量
増にかかわらず強固な高い接合強度が得られる。
つまり、各種インサート部材、肉厚の厚い縁材、
接続板等を用いることなく、軽くて強い接合構造
が実現され、ハニカムパネルよりもむしろ高い強
度を備えた接合部により、ハニカムパネル相互間
が強固に接合される。
第3に、又その接合作業は、一方の接合部内に
他方の接合部を嵌挿、接合せしめること等によ
り、面倒なく容易に行われる。
このように本考案に係るハニカムパネルの接合
構造の発揮する効果は、顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案に係るハニカム
パネル相互間の接合構造の実施例を示し、第1図
は要部の分解斜視図、第2図は接合状態を示す要
部の縦断面図である。第3図は、本考案の他の実
施例を示す、要部の斜視図である。第4図は、従
来例に係るハニカムパネル相互間の接合構造を示
す、要部の分解斜視図である。 図中1はハニカムパネル、2は表面板、3はハ
ニカムコア、3aは座屈部、4,5は接合部、6
は補強板、7は切欠段部、8は取付板、9はブラ
インドリベツトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハニカムコアの両セル端面に表面板が接合され
    てなるハニカムパネル相互間の接合構造であつ
    て、 前記一方のハニカムパネルの接合部は、そのハ
    ニカムコアの端部より両表面板が所定幅突出して
    なり、前記他方のハニカムパネルの接合部は、そ
    の両表面板よりハニカムコアが前記一方の両表面
    板の突出幅と同一幅だけ突出してなり、 前記一方のハニカムパネルの接合部内に、前記
    他方のハニカムパネルの接合部が嵌挿され接合さ
    れてなり、もつて、前記一方のハニカムパネルの
    ハニカムコアと前記他方のハニカムパネルのハニ
    カムコアとが接合されるとともに、前記一方のハ
    ニカムパネルの両表面板と前記他方のハニカムパ
    ネルの両表面板との接合位置が、前記ハニカムコ
    アどうしの接合位置に対しずれており、 かつ前記ハニカムパネル相互の接合部における
    両表面板とハニカムコアの両セル端面間に、前記
    ハニカムパネルにおけるハニカムコアの両セル端
    面とその外側面が略面一となるよう補強板を挾着
    し、該両補強板と、前記両表面板上における補強
    板に対応する位置関係に設けられた取付部材とを
    リベツト若しくはボルト等にて固着せしめるよう
    構成してなること、 を特徴とするハニカムパネルの接合構造。
JP6449984U 1984-05-02 1984-05-02 ハニカムパネルの接合構造 Granted JPS60177308U (ja)

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JPS60177308U JPS60177308U (ja) 1985-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59147107A (ja) * 1983-02-10 1984-08-23 三井造船株式会社 2個のハニカム板の接続方法

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JPS59147107A (ja) * 1983-02-10 1984-08-23 三井造船株式会社 2個のハニカム板の接続方法

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