JP2000004948A - パネルおよびその製造方法 - Google Patents

パネルおよびその製造方法

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JP2000004948A JP9359699A JP9359699A JP2000004948A JP 2000004948 A JP2000004948 A JP 2000004948A JP 9359699 A JP9359699 A JP 9359699A JP 9359699 A JP9359699 A JP 9359699A JP 2000004948 A JP2000004948 A JP 2000004948A
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宏次 大東
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伸幸 丸畑
Takeshi Shimozato
豪 下里
Tetsuo Furuya
哲男 古谷
Nobuyuki Terado
信幸 寺戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】枠材の配設が容易で面材の形状変更にも柔軟に
対応し得る安価なパネルとその好適な製造方法を提供す
る。 【解決手段】少なくとも異形縁部Aに沿って湾曲して配
設される枠材4と、この枠材4をサンドイッチするよう
にしてその上下に添設される面材31、32と、前記枠
材4に取着されるエッジ部材5とを具備してなるもので
あって、前記枠材4を、面板部(立設板4c)とこの面
板部から屈曲させて形成されスリット6の設けられた折
り曲げ片(上片4a及び下片4b)とを具備し、折り曲
げ片のスリット幅6tを伸縮させながら面板部を湾曲さ
せることが可能なものにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デスクの天板や間
仕切壁等に用いられ、補強等のために外縁部に沿って配
設した枠材を具備するパネルおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デスクの天板や間仕切り等に用いられる
パネルとして、芯材の上下面にそれぞれ例えばスチール
鋼板等の面材を添着して構成したものが知られている。
この種のものは、パーティクルボードを用いた天板等に
比べ軽量かつ高剛性であるのが特徴である。
【0003】一方、このようなものは、補強のためその
側縁部に沿って枠材を配設している。しかして、パネル
が、直線や曲線から構成される異形縁部を有したもので
あると、従来は、枠材をこの異形縁部に沿った形状とす
るため、曲げ金型による曲げ加工を行っていた。さら
に、この異形縁部の形状が複雑になると、曲げ加工では
対応しきれなくなるため、異形縁部部分に、枠材に変え
て木質芯材を削り出したものを用いたり、あるいは異形
縁部に沿った形状の枠材を絞り加工等により予め製作し
たりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのものでも、加工設備が大きくなり、製作コストや
製作工程が増大するという問題点があった。具体的に
は、例えば枠材に曲げ加工を施す場合には、曲げ金型や
曲げに要する製作工程等が必要となる。また、木質芯材
の削り出しの場合には、木質芯材が比較的高価であるう
え、別に木工加工用の設備が必要となる。さらに、絞り
加工の場合にも大掛かりな加工設備、金型が必要とな
る。その結果、芯材を鋼板等の面材で挟み込んだこの種
のパネルは、軽量かつ高剛性であるという特徴を有する
にも関わらず、コスト面等から異形縁部を形成できない
場合が生じていた。
【0005】しかも、上述した加工設備や金型は、形状
の異なるパネル毎に必要であるため製作の標準化を図り
難いうえ、パネルの外形形状の変更にも柔軟に対応でき
ず、パネル形状の変更の度に、金型や設備等を更新しな
ければならないという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる問題点に鑑みて、
本発明は、チャンネル状のパネルの枠材に連続的にスリ
ットを形成し、この枠材を十分な強度を保持しつつ湾曲
可能なものにしたものであって、枠材の配設が容易で面
材の形状変更にも柔軟に対応し得る安価なパネルとその
好適な製造方法を提供すべく図ったものである。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、少なくとも異
形縁部に沿って湾曲して配設される枠材と、この枠材を
サンドイッチするようにしてその上下に添設される面材
と、前記枠材に取着されるエッジ部材とを具備してなる
パネルであって、前記枠材が、面板部とこの面板部から
屈曲させて形成されスリットの設けられた折り曲げ片と
を具備し、折り曲げ片のスリット幅を伸縮させながら面
板部を湾曲させることが可能なものであることを特徴と
するものである。
【0008】このようなものであれば、枠材を異形縁部
に直接沿わせて湾曲させ、その形状を決めることができ
るので、枠材を曲げるための曲げ金型や加工設備を不要
とすることが可能となり、簡単にかつ低コストで製作す
ることができる。したがって、構造上強度を有するこの
種のパネルに複雑な形状を有する異形縁部を形成するこ
とが現実的に可能となる。また、種々の形状のパネル
や、形状変更にも柔軟に対応できるうえ、同一の枠材を
使用できるので、従来のように、パネル毎に枠材を製作
する必要がなく部品の標準化を図れる。さらに、このよ
うな枠材は湾曲させてもパネルの厚み方向の寸法変化が
なく、異形縁部におけるパネルの厚み方向の寸法精度を
容易に向上させることができる。
【0009】具体的な枠材の実施態様としては、枠材
が、面板部である立設板とその各側縁から屈曲させてそ
れぞれ延出した折り曲げ片である上片および下片とを具
備し、側方に開口部を有したチャンネル状をなす金属薄
板製のものが挙げられる。このようなものにおいて、デ
スクの天板等に代表される平面上のパネルに好適に対応
できる枠材としては、スリットが、上片及び下片に互い
に位相を一致させて設けられているものが挙げられる。
【0010】異形縁部が上下に湾曲するようなものに対
応できる実施態様としては、枠材が、立設板とその各側
縁から屈曲させてそれぞれ延出した上片および下片とを
具備し、側方に開口部を有したチャンネル状をなす金属
薄板製のものであり、湾曲部分における前記上片又は下
片のいずれか一方を面板部とするとともに、前記上片又
は下片の他方、および前記立設板を折り曲げ片としてい
るものが挙げられる。
【0011】また、パネルが三次元的に湾曲しており、
異形縁部がそれに伴って捩じれるように湾曲するものに
対応させるためには、スリットを、上片及び下片に互い
に位相をずらせて設けることが望ましい。特にエッジ部
材を注入して成形する場合にエッジ部材の使用量を削減
する等の目的を果たすには、開口部が内側に向かって開
口させてあるものがよい。
【0012】エッジ部材の取付強度を向上させるには、
枠材の開口部が外側に開口させてあるものや、枠材に、
エッジ部材に係合する係合爪を設けたものが好適であ
る。どの部分においても湾曲可能で種々の形状のパネル
にも柔軟に対応できるようにするには、スリットを枠材
の両端部間に亘って連続的に設けておくことが好まし
い。一方で製作時間や工程をなるべく短縮できるように
するには、スリットを異形縁部の湾曲部分に対応した部
位にのみ設けておくことが好ましい。
【0013】更に他の実施態様としては、枠材が、角パ
イプ状のものであり、湾曲部分におけるいずれか一面を
面板部とするとともに、他の三面を折り曲げ片としてい
るものも挙げられる。エッジ部材の成形と取付を同時に
行い、製造工程を削減するとともに、パネルの外観を向
上させるための上記パネルの製造方法としては、面材間
に枠材を配設した後、少なくとも該枠材から所定距離離
間させてエッジ成形用型枠を配置し、枠材とエッジ成形
用型枠との間に形成される隙間に樹脂を注入してエッジ
部材を形成するようにしたものが挙げられる。
【0014】エッジ部材の取付強度を向上させるととも
に、枠材の構造を簡単化するには、エッジ部材を、接着
性を有する樹脂素材により形成することが望ましい。打
ち込みタイプのエッジ部材を用いるための好適な構成と
しては、エッジ部材が、エッジ本体とこのエッジ本体の
枠材への取着面から長手方向に沿って突出させた係止突
条とを具備するものであり、枠材を構成する立設板に、
その長手方向に沿って延び、前記係止突条に係合し得る
エッジ部材取付溝を設け、このエッジ部材取付溝を構成
する両側板及び底板に溝部スリットを設けているものを
挙げることができる。
【0015】この場合に、枠材に打ち込んだエッジ部材
をぬけにくくするためには、エッジ部材取付溝の幅寸法
を、底に向かうにつれて大きくなるように設定しておけ
ばよい。部材の削減と製造の簡単化を促進するには、エ
ッジ部材取付溝を構成する両側板及び底板が、立設板と
一体に屈曲形成されているものが好適である。
【0016】エッジ部材の形状にも工夫を加え、簡単に
かつより強固にエッジ部材を枠材に取り付けることがで
きるようにするには、エッジ部材を構成する係止突条が
その両側面に鋸歯状の係止部を具備してなるものである
ことが好ましい。枠材の面材に対する取付位置誤差を吸
収させて外観を損なわないようにするには、エッジ部材
を構成するエッジ本体が、枠材への取着面であってその
上下縁部から面材の端縁に添接する添接突条を一体に突
設してなるものであることが望ましい。
【0017】エッジ部材の好適な素材としては、若干の
弾性変形の可能な樹脂製のものを挙げることができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を、図面を参照し
て説明する。このパネル1は、図1に示すように、パネ
ル本体1Tの外縁部に、エッジ部材である前エッジ部材
5と、左右の横エッジ部材5Aと、後エッジ部材5Bと
を取着してなるものであり、例えば本実施例においては
デスクの天板に用いるものである。しかして、その反使
用端縁部1aおよび左右両縁部1bは平面視直線状のも
のであり、使用端縁部1cは、平面視直線状の直線状縁
部Bと突出した平面視異形状の異形縁部Aとから構成さ
れるものである。
【0019】パネル本体1Tは、図2、図3、図4に示
すように、芯材2と、その上下面に添着した面材たる上
下鋼板31、32と、上鋼板31の上面に添着した化粧
板33と、反使用端縁部1aに配設した後部エッジベー
ス8と、使用端縁部1cに配設した枠材4とを具備して
なる。なお、図4の断面図において、上下鋼板31、3
2や枠材4等の厚みは、特徴をわかりやすくするため、
若干厚めに表示している。
【0020】芯材2は、例えばハニカム構造を有してな
る紙製の板状部材である。上下鋼板31、32は、それ
ぞれ例えば板厚が0.6mm程度のスチール薄板製のも
のであり、芯材2より平面視一回り大きいサイズに設定
している。しかしてその左右両縁部および反使用端縁部
には、図5、図6に特に示すように、内方へ屈曲させた
横屈曲部3a及び後屈曲部3bがそれぞれ一体に設けて
あり、曲げに対して所定の強度を発揮するようにしてい
る。
【0021】後部エッジベース8は、開口部を内方に向
けて配設したチャンネル状の金属薄板製のもので、その
立設部からは外方に向けて突条8aが長手方向に沿って
形成されている。この突条8aは、後述する後エッジ部
材5Bを係合させ取着するためのものである。枠材4
は、特に図7、図8(本図は展開図)に示すように、芯
材2の厚み寸法と略同一幅寸法を有してなる面板部であ
る立設板4cと、その両側縁4c1から一体に屈曲させ
た折り曲げ片である上片4a及び下片4bとからなるチ
ャンネル状をなすスチール等の金属薄板製のものであ
り、例えば図8に示す展開した状態から板金加工により
形成するものである。しかして、その上片4a及び下片
4bには互いに位相を一致させてスリット6を設けてい
る。このスリット6は、上片4a及び下片4bの先端に
おいて開口させ、基端に向かって幅が狭くなるように形
成した三角形状のもので、枠材4の両端部間に亘って所
定間隔で設けてある。各スリット6の先端6aは立設板
4cの側縁部分4c1にまで及ぶようにしてあり、位相
の一致する上下スリット6の先端6a間を結ぶ仮想屈曲
線Lに沿って立設板4cが屈折し、枠材4が全体として
平面視多角形を形成するように自在に湾曲できるように
している。本実施例では、図9に示すように長さの異な
る2種類の枠材4(A)、4(B)を用意し、一方の枠
材4(A)は湾曲させて使用端縁部1cの異形縁部Aに
沿って配設し、他方の枠材4(B)は平面視直線状のま
ま、直線状縁部Bに沿って配設している。また枠材4の
開口部4dは内方に向かって開口するように配設してい
る。
【0022】具体的にこの枠材4(A)、4(B)を配
設するには、例えば次のように行う。まず、下鋼板32
の上面に芯材2を貼着する。これと同時あるいは前後し
て、枠材4(A)を、その開口部4dが内方に向いた状
態で、なおかつ、その上下片4a、4bの先端が芯材2
の使用端側の側面2aに略当接するような状態、すなわ
ち異形縁部Aに沿うような状態にして適宣湾曲させ、下
鋼板32の上面に貼着する。これと同様に、枠材4
(B)も直線状縁部Bに沿って貼着する。その後、これ
ら芯材2及び枠材4(A)、4(B)の上から上鋼板3
1を貼着してプレスする。なお、本実施例では、図4に
示すように、使用端縁部1cにおいて、上下鋼板31、
32の芯材2より突出した部分の距離寸法3tが、枠材
4における上片4a及び下片4bの長さ寸法4tと略等
しくなるように設定してある。
【0023】このようにして、枠材4を、位置決め治具
や曲げ金型等を用いずに、立設板4cの外面と鋼板3
1、32の使用端縁とを異形縁部Aに沿って取り付ける
ことができる。なお、図9に示すように、この状態にお
いて、異形縁部Aの湾曲部分P1、P2では、各スリッ
ト6はその幅6tを拡大させ、湾曲部分P3ではその幅
6tを縮小させた状態となっている。
【0024】このように構成したパネル本体1に各エッ
ジ部材5、5A、5Bを取り付けるには図10〜図14
に模式的に示すように、次のように行う。まず、このパ
ネル本体1Tに前エッジ部材5を取り付ける。これに
は、最初に図10に示すように、木質材料等を削り出
し、パネル本体1に前エッジ部材5を取り付けた状態と
同一形状であるマスター型MKを作成しておく。その際
にこのマスター型MKにおける前エッジ部MK5の表面
に図示しないシボフィルムを貼り付けておく。そしてこ
のマスター型MK5の厚み寸法と同じ深さ寸法の木枠K
Kにマスター型MKを入れ、ウレタン注入口URを有し
た蓋KK1を蓋着して木枠KK内にマスター型MKを密
閉する。
【0025】しかる後、図11に示すようにウレタン注
入口URから液状のウレタンを注入する。この際、注入
口UR側を下にして、木枠KKの上方に設けた図示しな
い空気孔から空気を排出しつつウレタン注入を行うこと
が気泡混入を防止する上で好ましい。そして、注入した
液状ウレタンの硬化後、蓋KKをはずしてマスター型M
Kを取り出す。図12に示すように、残ったウレタン
が、エッジ成形用型枠EKとなる。
【0026】次にエッジ成形用型枠EKに離型剤を塗布
し、図13、14に示すようにこのエッジ成形用型枠E
K内に前述のパネル本体1Tを、前エッジ部材5の幅分
の隙間ARを空けて配置する。そして、図示しない蓋に
よりエッジ成形用型枠EK内にパネル本体1Tを密閉
し、液状ウレタンを図示しない注入口より前記隙間AR
に注入する。
【0027】この注入したウレタンが硬化して前エッジ
部材5が形成された後、蓋を開けて取り出したものに予
め製作しておいた横エッジ部材5A、及び後エッジ部材
5Bを打ち込み等により、左右両縁部1bおよび反使用
端縁部1aにそれぞれ添着して、パネル1を完成させ
る。このように構成した本実施例に係るパネル1によれ
ば、枠材4が自在に湾曲するので、この枠材4を異形縁
部Aに直接沿わせて配設することができるようになる。
したがって、曲げ金型等の加工設備を不用とすることが
可能になり、製作コストを低く抑えられ、製作も簡単化
できる。さらに種々の形状のパネルや、形状変更にも柔
軟に対応できるうえ、同一の枠材を使用できるので、従
来のように、形状の異なったパネル毎に枠材を製作する
必要がなく部品や生産設備の標準化を図れる。この結
果、本実施例のように芯材2の上下両面に鋼板31、3
2を添着したタイプのパネル1において、異形縁部Aを
形成することが、コスト等の点からみても現実的に可能
となる。
【0028】また、前エッジ部材5に関して言えば、成
形と同時にパネル本体1Tへの取付が同時に行われると
いう注入一体成形であるため、製作工程を削減すること
ができる。また、化粧板33と前エッジ部材5との段差
をなくすことができるので、外観を非常に良好なものに
できる。しかも、その素材を、接着性を有するウレタン
樹脂にしているので、前エッジ部材5が化粧板33に接
着し、その取付強度を向上させることができるだけでな
く、前エッジ部材5を押しても、化粧板33との間に隙
間が出来ないので、外観をより良好に出来る。さらに、
前エッジ部材5は枠材4を覆うように配設され、枠材4
は完全に隠れてしまうので、枠材4の取付に多少の誤差
があっても良くなり、組み立てを簡単化できる。
【0029】特に本実施例では、枠材4を、その開口部
4dを内方に開口させて配設しているので、この開口部
4dを外方に向けて配設したものと比べ、ウレタン樹脂
の使用量を削減することができる。また、各スリット6
の形成されている部分が立設板4cの側縁部分4c1ま
でであるため、エッジ部材5を上記実施例のような注入
方法で形成した際に生じる液状樹脂のスリット6から内
部への漏洩を可及的に防止できる。
【0030】なお、本発明は上述した実施例に限られず
種々の変形が可能である。ただし、以下において前述の
実施例と対応する部材には同一の符号を付している。例
えば枠材4について言及すると、本実施例では、2種類
を用いていたが、使用端縁部1c全体に配設できる1本
のものにしても良い。また図15に示すように、枠材4
に、スリット6を、異形縁部Aの湾曲部分P1、P2、
P3に対応する部位にのみ設けても良い。この場合異形
縁部形状の全く異なったパネルには対応できないが、ス
リット6の数を減らせることから製作時間や工程の短縮
ができる。
【0031】さらに、図17に示すように、枠材の上片
4a又は下片4bのいずれか一方から立設板4cを横断
してスリット6が設けられたものでもよい。この場合に
は、湾曲部分における上片4a又は下片4bの他方が面
板部に相当し、上片4a又は下片4bのいずれか一方と
立設板4cとが折り曲げ片に相当する。しかしてこのよ
うなものであれば、図18に示すように、異形縁部A1
が上下に湾曲したパネル100にも対応することが可能
になる。また、図16に示すように、上片4a及び下片
4bに設けたスリット6の位相をずらせてもよい。この
ようなものであれば、対応するスリット6の先端6a同
士を結ぶ仮想屈曲線Lが枠材4の長手方向に対し傾いた
角度になるため、この仮想屈曲線L1に沿って枠材4が
屈曲した場合に、枠材4が全体として三次元的に捩じれ
て湾曲することになる。したがって、異形縁部A1が三
次元的に捩じれたものにも対応できる。
【0032】もちろんこの他に種々の異形縁部形状に最
適なようにこれらスリット6の設ける間隔や位置を変更
した構成が考えられるのは言うまでもない。さらに、図
19に示すように枠材4の開口部4dを外方に向けた状
態で配設し、エッジ部材5がその開口部4dの内部に入
り込んだ状態で保持されるように構成しても良い。この
ようなものであれば取付強度がより増大することにな
る。
【0033】また、前述の実施例においては、前エッジ
部材5のみ注入による成形を行っていたが、横エッジ部
材5A、後エッジ部材5Bを含めてすべてを一挙に注入
により成形してもよい。さらに言えば、樹脂の素材はウ
レタン系のものに限られない。例えば、ポリプロピレン
やTPO(サーモ・プラスティック・オレフィン)等の
オレフィン系のものや、PET樹脂、ポリエチレン等の
エチレン系のものを用いてもよい。しかして、オレフィ
ン系のものやエチレン系のもののように接着性を有しな
い素材の場合、エッジ部材を保持させる工夫が必要とな
る。そのためには、図20に示すように、TPO等によ
り形成したエッジ部材5(同図では図示していない)を
枠材4(A)、4(B)の開口部4dの開口縁に係合保
持できるようにすべく、開口部4dを外方に向けて配設
するとともに、枠材4の上片4a及び下片4bの先端か
ら互いに相寄る向きに抜け止め用の係合爪92を延出さ
せることが考えられる。なお、この場合、直線縁部に沿
わせる枠材4(B)には、この係合爪92を間欠的に設
けておくことが好ましい。これは、例えば、この係合爪
92を連続的に設けると、上方からエッジ部材5に荷重
を加えられた場合に、エッジ部材5が下方に弾性変形し
やすくなり、エッジ部材5の上縁と化粧板33(同図で
は図示していない)の外縁との間に隙間ができて外観上
好ましくないものとなるからである。これと同一の目的
で、例えば、図21に示すように、枠材4を、その開口
部4dを内方に向けて配設するとともに、立設板4cに
外方に向かって突出させた係合爪93を設けても構わな
い。
【0034】また、図22に示すように、枠材4の立設
板4cに底上げ材PPを添着しておき、この周囲にエッ
ジ部材5が形成されるようにしてもよい。このようにす
ればエッジ部材5を形成する樹脂の使用量を削減するこ
とができる。同様の目的で図23に示すように、内側に
向かって開口させた枠材4の外方端4Gが、上下鋼板3
1、32の外方端31G、32Gよりも外側に位置する
ようにしてもよい。このものであれば、エッジ部材5の
取付強度をも向上させることができる。
【0035】さらに、図24に示すように枠材304
を、角パイプ状のものにし、湾曲部分において三面30
4a、304b、304dに連続させてスリット306
を設け、他の一面304cを屈折させるようにしても構
わない。このようなものであれば枠材304の強度を無
理なく向上させることができる。さらに面304dが係
合爪となりエッジ部材の抜け止め作用も奏する。なお、
この場合には、湾曲部分における前記一面304cが面
板部に相当し、前記三面304a、304b、304d
が折り曲げ片に相当する。
【0036】一方、打ち込みタイプのエッジ部材5を利
用するには、図25〜図32に示すように、次のような
変形例が考えられる。すなわちこのパネルにおいて、エ
ッジ部材5は、枠材4の外面に添接してエッジを構成す
るエッジ本体51と、このエッジ本体51の枠材4への
取着面から長手方向に沿って全長に亘って突出させた係
止突条52とを一体に具備するある程度弾性変形可能な
軟質樹脂製のものである。そして、枠材4の開口部4d
を内側に向かって開口させるように、面板部である立設
板4cを上下鋼板31、32及び化粧板33の端縁に沿
って配設する一方、立設板4cの上下方向の中央近傍
に、その長手方向に沿って全長に亘って延びる有底のエ
ッジ部材取付溝7を、屈曲成形することで一体に設け、
このエッジ部材取付溝7に係止突条52を打ち込み係合
させてエッジ部材5を枠材4に取着するようにしてい
る。なお、枠材4は、上記実施例と同様に、面板部であ
る立設板4cとその各側縁4c1から屈曲させてそれぞ
れ延出した折り曲げ片である上片4aおよび下片4bと
を具備してなり、上片4a及び下片4bに先端に開口し
基端に向かって幅の狭くなるスリット6をそれぞれ位相
を一致させて一定間隔で設けたものである。
【0037】そして、この変形例では、エッジ部材取付
溝7を形成する上下両側板71、72及び底板73に、
上下片4a、4bに設けたスリット6と同位相となるよ
うに、溝部スリットMSを設けている。各溝部スリット
MSは、特に図32に示す枠材4の部分展開図からも明
らかなように、一方の側板71における立設板側端縁7
1aから、他方の側板72における立設板側端縁72a
にまで及ぶもので、底板73に跨るように枠材4の長手
方向に直交して設けてあり、その幅は各側板71、72
の立設板側端縁71a、72aでもっとも小さくなり、
底板73の中央でもっとも大きくなるように設定されて
いる。また、このエッジ部材取付溝7の幅寸法が底に向
かうにつれて大きくなるように、上下両側板71、72
を傾斜させている。
【0038】一方、エッジ部材5を構成する係止突条5
2は、その上下両側面に、断面が鋸歯状をなす係止部5
2aを一体に具備してなるものであり、その幅寸法、す
なわち、一方の側面に設けられた係止部52aの先端か
ら他方の側面に設けられた係止部52aの先端までの距
離寸法が、エッジ部材取付溝7の開口幅寸法よりも若干
大きくなるように設定してある。したがって、この係止
突条52はその係止部52aが若干弾性変形を生じつつ
エッジ部材取付溝7に打ち込まれることになる。また、
エッジ部材5を構成するエッジ本体51は、枠材4への
取着面であってその上下縁部から上下鋼板31、32及
び化粧板33の端縁に添接する一対の添接突条51aを
それぞれ一体に突設してなるものである。
【0039】この変形例の構成によれば、打ち込みタイ
プのエッジ部材5を用いるべく、枠材4にエッジ部材取
付溝7を形成しても、その底板73及び両側板71、7
2に溝部スリットMSを設けることで、枠材4を自在に
湾曲させることができ、上記実施例と同様の効果を奏さ
せることができる。また、このエッジ部材取付溝7は、
その幅寸法が底に向かって広がるものであるため、打ち
込まれたエッジ部材5を抜けにくくでき、枠材4にエッ
ジ部材5を強固に保持させ得る。これに加えて本変形例
では、エッジ部材5を構成する係止突条52がその両側
面に鋸歯状の係止部52aを具備しているので、打ち込
み係合させ易いだけでなく、一旦係合した係止突条52
は、その係止部52aが若干弾性変形しその弾性復帰力
でエッジ部材取付溝7に密着するので、上記エッジ部材
取付溝7の形状と併せて、エッジ部材5を極めて強固に
枠材4に取り付けることができるようになる。さらに、
添接突条51aが、上下鋼板31、32及び化粧板33
の端縁に添接するようにしているため、枠材4の上下鋼
板31、32に対する取付位置が突出方向にずれてもこ
の添接突条51aの突出寸法内であれば、その取付誤差
をエッジ部材5の装着により吸収して外観を損なわない
ようにすることができる。
【0040】さらに、上記実施例や変形例ではパネルと
してデスク等の天板に使用されるものについて述べた
が、間仕切壁等に同様のパネルを適用しても同様の作用
効果を奏させることができる。その他、上述した図示例
に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、前記枠
材が、面板部とこの面板部から屈曲させて形成されスリ
ットの設けられた折り曲げ片とを具備し、そのスリット
幅を伸縮させながら面板部を湾曲させることが可能なも
のである。したがって、この枠材を異形縁部に直接沿わ
せて湾曲させ、組み立てることができるので、曲げ金型
等を不用とすることが可能になり、簡単にかつ安価に製
作することができる。すなわち、構造上軽量で高剛性で
あるこの種のパネルに、複雑な形状を有する異形縁部を
形成することが現実的に可能となる。また、種々のパネ
ルや、形状変更にも柔軟に対応できる。しかも同一の枠
材を使用できるので、従来のように、パネル毎に枠材を
製作する必要がなく部品や生産設備の標準化を図れる。
さらに、このような枠材は湾曲させてもパネルの厚み方
向の寸法変化がなく、異形縁部におけるパネルの厚み方
向の寸法精度を容易に向上させることができる。
【0042】具体的に、枠材が、面板部である立設板と
その各側縁から屈曲させてそれぞれ延出した折り曲げ片
である上片および下片とを具備し、側方に開口部を有し
たチャンネル状をなす金属薄板製のものであれば、スリ
ットを形成しやすく製作の簡単化をはかれる。そしてこ
のようなものにおいてスリットを上片及び下片に互いに
位相を一致させて設けておけば、デスクの天板等に代表
される平面上のパネルの異形縁部に好適に対応できる。
【0043】さらに、枠材が、立設板とその各側縁から
屈曲させてそれぞれ延出した上片および下片とを具備
し、側方に開口部を有したチャンネル状をなす金属薄板
製のものであり、湾曲部分における前記上片又は下片の
いずれか一方を面板部とするとともに、前記上片又は下
片の他方、および前記立設板を折り曲げ片としているも
のであれば、異形縁部が上下に湾曲するようなものに好
適に対応できる。
【0044】しかして、スリットを、上片及び下片に互
いに位相をずらせて設けておけば、パネルが三次元的に
湾曲しており、異形縁部がそれに伴って捩じれるように
湾曲するものに対応することができる。また、開口部が
内側に向かって開口させてあれば、エッジ部材を注入し
て成形する場合にエッジ部材の使用量を削減することが
できる。さらに、開口部が外側に開口させてあるもの
や、枠材の上片または下片の少なくとも一方に、エッジ
部材に係合する係合爪を設けたものであれば、エッジ部
材の取付強度を向上させることができる。
【0045】また、スリットが枠材の両端部間に亘って
連続的に設けてあれば、どのような形状のパネルにも柔
軟に対応できるうえ、その長さも切断で調整できるな
ど、部品の標準化により貢献できる。そして、スリット
が異形縁部の湾曲部分に対応した部位にのみ設けたもの
であれば、スリット数が減少するので、製作時間や工程
を短縮できる。
【0046】枠材が、角パイプ状のものであり、湾曲部
分におけるいずれか一面を面板部とするとともに、他の
三面を折り曲げ片としているものであれば、枠材の強度
を無理なく向上させることができる。また、他の三面の
うち面板部に対向する面がエッジ部材の抜け止めにな
り、エッジ部材の取付強度を向上させることができる。
また、面材間に枠材を配設した後、少なくとも枠材から
所定距離離間させてエッジ成形用型枠を配置し、枠材と
エッジ成形用型枠との間に形成される隙間に樹脂を注入
してエッジ部材を形成するようにした製造方法を採用す
れば、エッジ部材の成形と取付を同時に行い、製造工程
を簡単化できるだけでなく、エッジ部材の取付端面で生
じる段差を小さくすることができ、パネルの外観を向上
させることができる。この場合にエッジ部材を、接着性
を有する樹脂素材により形成しておけば、枠材に上述し
た取付強度を向上させるための工夫を施さなくても取付
強度を十分なものにすることができる。
【0047】エッジ部材が、エッジ本体とこのエッジ本
体の枠材への取着面から長手方向に沿って突出させた係
止突条とを具備するものであり、枠材を構成する立設板
に、その長手方向に沿って延び、前記係止突条に係合し
得るエッジ部材取付溝を設け、このエッジ部材取付溝を
構成する両側板及び底板に溝部スリットを設けているも
のであれば、溝部スリットの幅が伸縮することで、枠材
を自在に湾曲させることができ、打ち込みタイプのエッ
ジ部材を好適に用いることができるようになる。
【0048】この場合に、エッジ部材取付溝の幅寸法
を、底に向かうにつれて大きくなるように設定しておけ
ば、エッジ部材取付溝に打ち込まれたエッジ部材を抜け
にくくでき、枠材にエッジ部材を強固に保持させ得る。
エッジ部材取付溝を構成する両側板及び底板が、立設板
と一体に屈曲形成されているものであれば、部材の削減
と製造の簡単化に寄与し得る。
【0049】エッジ部材を構成する係止突条がその両側
面に鋸歯状の係止部を具備していれば、打ち込み係合さ
せ易いだけでなく、一旦係合した係止部は抜けにくくな
り、上記エッジ部材取付溝の形状と併せて、エッジ部材
を極めて強固に枠材に取り付けることができるようにな
る。エッジ部材を構成するエッジ本体が、枠材への取着
面であってその上下縁部から面材の端縁に添接する添接
突条を一体に突設してなるものであれば、この添接突条
の突出寸法距離内であれば、枠材が面材に対して突出し
てもその取付位置誤差を吸収して外観を損なわないよう
にすることができる。
【0050】エッジ部材が若干の弾性変形の可能な樹脂
製のものであれば、その弾性変形を利用できるので、取
付状態をさらに良好なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパネルを示す斜視全体図。
【図2】同実施例のパネル本体を示す部分分解斜視図。
【図3】同実施例のパネル本体を示す部分斜視図。
【図4】図3におけるZ−Z線部分端面図。
【図5】図3におけるX部詳細図。
【図6】図3における反使用端側からみたY部詳細図。
【図7】同実施例の枠材を示す斜視図。
【図8】同実施例の枠材を示す展開図。
【図9】同実施例の枠材の取付方法を示す取付説明図。
【図10】同実施例における前エッジ部材の成形方法を
示す組立説明図。
【図11】同実施例における前エッジ部材の成形方法を
示す組立説明図。
【図12】同実施例における前エッジ部材の成形方法を
示す組立説明図。
【図13】同実施例における前エッジ部材の成形方法を
示す組立説明図。
【図14】同実施例における前エッジ部材の成形方法を
示す組立説明図。
【図15】枠材の第1変形例を示す説明図。
【図16】枠材の第2変形例を示す展開図。
【図17】枠材の第3変形例を示す展開図。
【図18】第3変形例を示すパネルの模式的全体斜視
図。
【図19】第4変形例を示す図4に対応した断面図。
【図20】第5変形例を示す枠材の部分斜視図。
【図21】第6変形例を示す図4に対応した断面図。
【図22】第7変形例を示す図4に対応した断面図。
【図23】第8変形例を示す図4に対応した断面図。
【図24】第9変形例を示す枠材の部分斜視図。
【図25】第10変形例を示しパネルの化粧板がない状
態での部分平面図。
【図26】図25における部分正面図。
【図27】同変形例における枠材を示す部分斜視図。
【図28】同変形例におけるパネルの使用端縁部分を示
す部分縦断面図。
【図29】同変形例における枠材を示す部分正面図。
【図30】同変形例における枠材を示す部分背面図。
【図31】同変形例における枠材を示す部分平面図。
【図32】同変形例における枠材を示す部分展開図。
【符号の説明】
1・・・パネル 31・・・面材(上鋼板) 32・・・面材(下鋼板) 31G、32G・・・上下鋼板の外方端 4、304・・・枠材 4a・・・上片 4b・・・下片 4c・・・立設板 4d・・・開口部 4G・・・枠材の外方端 5・・・エッジ部材(前エッジ部材) 6、306・・・スリット 6t・・・スリット幅 92、93・・・係合爪 304a、304b、304d・・・三面 304c・・・一面 A、A1・・・異形縁部 AR・・・隙間 P1、P2、P3・・・湾曲部分 51・・・エッジ本体 51a・・・添接突条 52・・・係止突条 52a・・・係止部 7・・・エッジ部材取付溝 71、72・・・側板 73・・・底板 MS・・・溝部スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下里 豪 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 古谷 哲男 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 寺戸 信幸 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも異形縁部に沿って湾曲して配設
    される枠材と、この枠材をサンドイッチするようにして
    その上下に添設される面材と、前記枠材に取着されるエ
    ッジ部材とを具備してなるものであって、 前記枠材が、面板部とこの面板部から屈曲させて形成さ
    れスリットの設けられた折り曲げ片とを具備し、折り曲
    げ片のスリット幅を伸縮させながら面板部を湾曲させる
    ことが可能なものであることを特徴とするパネル。
  2. 【請求項2】枠材が、面板部である立設板とその各側縁
    から屈曲させてそれぞれ延出した折り曲げ片である上片
    および下片とを具備し、側方に開口部を有したチャンネ
    ル状をなす金属薄板製のものであることを特徴とする請
    求項1記載のパネル。
  3. 【請求項3】スリットが、上片及び下片に互いに位相を
    一致させて設けてあることを特徴とする請求項2記載の
    パネル。
  4. 【請求項4】枠材が、立設板とその各側縁から屈曲させ
    てそれぞれ延出した上片および下片とを具備し、側方に
    開口部を有したチャンネル状をなす金属薄板製のもので
    あり、湾曲部分における前記上片又は下片のいずれか一
    方を面板部とするとともに、前記上片又は下片の他方、
    および前記立設板を折り曲げ片としていることを特徴と
    する請求項1記載のパネル。
  5. 【請求項5】スリットが、上片及び下片に互いに位相を
    ずらせて設けてあることを特徴とする請求項2記載のパ
    ネル。
  6. 【請求項6】開口部が内側に向かって開口させてあるこ
    とを特徴とする請求項2、3、4または5記載のパネ
    ル。
  7. 【請求項7】開口部が外側に向かって開口させてあるこ
    とを特徴とする請求項2、3、4または5記載のパネ
    ル。
  8. 【請求項8】枠材が、エッジ部材に係合する係合爪を具
    備したものであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載のパネル。
  9. 【請求項9】スリットが枠材の両端部間に亘って連続的
    に設けてあることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7または8記載のパネル。
  10. 【請求項10】スリットが異形縁部の湾曲部分に対応し
    た部位にのみ設けてあることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7または8記載のパネル。
  11. 【請求項11】枠材の外方端が、面材の外方端より外方
    に位置させてあることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9または10記載のパネル。
  12. 【請求項12】枠材が、角パイプ状のものであり、湾曲
    部分におけるいずれか一面を面板部とするとともに、他
    の三面を折り曲げ片としていることを特徴とする請求項
    1記載のパネル。
  13. 【請求項13】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11または12記載のパネルを製造する
    方法であって、面材間に枠材を配設した後、少なくとも
    枠材から所定距離離間させてエッジ成形用型枠を配置
    し、枠材とエッジ成形用型枠との間に形成される隙間に
    エッジ部材形成用の樹脂を注入してエッジ部材を形成す
    ることを特徴とするパネルの製造方法。
  14. 【請求項14】エッジ部材を、接着性を有する樹脂素材
    により形成したことを特徴とする請求項13記載のパネ
    ルの製造方法。
  15. 【請求項15】エッジ部材を、エッジ本体とこのエッジ
    本体の枠材への取着面から長手方向に沿って突出させた
    係止突条とを具備するものとし、枠材を構成する立設板
    に、その長手方向に沿って延び、前記係止突条に係合し
    得るエッジ部材取付溝を設け、このエッジ部材取付溝を
    構成する両側板及び底板に溝部スリットを設けているこ
    とを特徴とする請求項2記載のパネル。
  16. 【請求項16】エッジ部材取付溝の幅寸法を、底に向か
    うにつれて大きくなるように設定していることを特徴と
    する請求項15記載のパネル。
  17. 【請求項17】エッジ部材取付溝を構成する両側板及び
    底板が、立設板と一体に屈曲形成されていることを特徴
    とする請求項15または16記載のパネル。
  18. 【請求項18】エッジ部材を構成する係止突条が、その
    両側面に、断面が鋸歯状をなす係止部を具備してなるも
    のであることを特徴とする請求項15、16または17
    記載のパネル。
  19. 【請求項19】エッジ部材を構成するエッジ本体が、枠
    材への取着面であってその上下縁部から面材の端縁に添
    接する添接突条を一体に突設してなるものであることを
    特徴とする請求項15、16、17または18記載のパ
    ネル。
  20. 【請求項20】エッジ部材が、若干の弾性変形の可能な
    樹脂製のものであることを特徴とする請求項15、1
    6、17、18または19記載のパネル。
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