JP3048312B2 - 箱におけるモール部材とコーナー部材の結合構造 - Google Patents

箱におけるモール部材とコーナー部材の結合構造

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JP3048312B2
JP3048312B2 JP7043415A JP4341595A JP3048312B2 JP 3048312 B2 JP3048312 B2 JP 3048312B2 JP 7043415 A JP7043415 A JP 7043415A JP 4341595 A JP4341595 A JP 4341595A JP 3048312 B2 JP3048312 B2 JP 3048312B2
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邦文 町野
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株式会社アパックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱の開口部上端面に被
嵌する補強兼装飾用のモール部材と、該箱のコーナー部
分に取り付けるコーナー部材との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモール部材とコーナー部材の結合
構造を図6により説明する。図6は特開平6−1432
22号公報に開示されている箱Bの斜視図である。この
箱Bはポリプロピレン製のプラスチック段ボールからな
る板部材Aを適宜組み合わせて折り畳み自在に形成した
ものであって、板部材Aの上端面にモール部材Cを被嵌
した構造である。また、箱Bのコーナー部分には、同種
の箱B同士を積み重ねた場合のズレ止め対策としてコー
ナー部材Dが取り付けられている。該コーナー部材D
は、下向きに垂設した二片のクランプ板Eを有し、該ク
ランプ板Eをモール部材Cの外側に跨らせ、さらに、モ
ール部材Cを貫くようにしてクランプ板Eに金属製の鋲
Fを打ち込み、以てモール部材Cと一体に結合するよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモール部材
Cとコーナー部材Dの結合構造では、一つの箱Bに鋲F
を最低八本使用する必要があるため、鋲Fを打ち込むた
めの作業に時間が掛かり、作業コスト及び部品コストが
高くつく問題点があった。さらにまた、箱B全体が合成
樹脂である場合、金属製の鋲Fを使用すると、そのまま
では不純物になるためリサイクル効率を悪化させる問題
点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、少なくとも背板の両側縁に向かい合わせ状
に二片の側板を突設した形態であって箱を構成する板部
材の端面に被嵌するモール部材と、箱のコーナー部分に
取り付けられ前記モール部材の外側に跨る二片のクラン
プ板を有するコーナー部材との結合構造であって、前記
コーナー部材は、両クランプ板の内壁面の高さ方向の途
中にそれぞれ突起を形成すると共に該突起のクランプ板
の開口側に向かう面にテーパ部を形成し、一方、モール
部材には、両側板の高さ方向の途中に前記コーナー部材
の突起に対応する係合孔を形成し、前記モール部材の両
係合孔にクランプ板の突起を夫々係合させてモール部材
とコーナー部材とを一体的に結合させるようにした箱に
おけるモール部材とコーナー部材の結合構造を提供す
る。
【0005】
【作用】モール部材の上にコーナー部材を合わせ、それ
を強制的に押し込むと、モール部材の両角に両突起のテ
ーパ部が当たってクランプ板を拡開させる。そして、突
起がモール部材の側板に乗り上げて係合孔に至ると、ク
ランプ板の弾性により該係合孔に突起が係合する。この
突起と係合孔は、モール部材とクランプ板の表裏両方に
あるため、コーナー部材に如何なる方向の衝撃が加わっ
ても外れない。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。なお、図1は要部を示す縦断側面図、図2は要
部を示す分解断面斜視図、図3は箱の斜視図、図4はモ
ール部材と板部材の結合構造を示す縦断側面図、図5
(a),(b)はモール部材と板部材の他の結合構造を
示す横断平面図である。
【0007】箱Bは、図3に示したように、ポリプロピ
レン製のプラスチック段ボールからなる板部材1を組み
合わせて折り畳み自在に形成したものであって、該板部
材1の上端面1uに補強兼装飾のためにモール部材2が
被嵌されている。また、箱Bの全コーナー部分には同種
の箱B同士を多段に積み重ねた場合のズレ止め対策とし
てコーナー部材3が取り付けられている。
【0008】前記モール部材2は合成樹脂製であって、
背板2aの両側縁に向かい合わせ状に二片の側板2b,
2bを突設してなり、前記背板2aで板部材1の上端面
1uを覆うと共に、側板2b,2bで板部材1の両側面
を挟み込む。モール部材2は連続成形した長尺物として
市場に提供されているが、その長尺物を箱Bの寸法に合
わせて切断し、且つ、両端を約45度の角度に切断して
ある(図5(a)参照)。その45度の端面同士を突き
合わせた部分が箱Bのコーナー部分に対応する。而し
て、モール部材2の両側板2b,2bには、箱Bのコー
ナー部分に近い位置に円形の係合孔4,4が形成されて
いる。両係合孔4,4は同一軸線上に配置されており、
ドリルにより一工程で同時に穿孔可能である。もちろん
両係合孔4,4の位置はずらしても構わないが、穿孔工
程が若干面倒になる。
【0009】一方、コーナー部材3は、合成樹脂の一体
成型品であって、箱Bのコーナー部分に合致するL字型
の水平板3aと、該水平板3aの両側縁から下向きに垂
設した二片のクランプ板3b,3bと、該水平板3aの
外側縁に上向きに突設した囲い枠3cとからなる。二片
のクランプ板3b,3bは、前記モール部材2の外側に
跨る間隔と高さを有し、且つ、両内壁面3d,3dの
さ方向の途中に円柱を基本形とした突起5,5を夫々に
突設してなる。該突起5は、基本形たる円柱が前記モー
ル部材2の係合孔4に嵌合する形状になっており、クラ
ンプ板3bの開口3e側に向かう面、すなわち図1,図
2中、下面半周がテーパ部5Pになっている。
【0010】次に、モール部材2とコーナー部材3の結
合方法について説明する。先ず、図2のように、箱Bの
開口部上端面に被嵌したモール部材2の上にコーナー部
材3を合わせ、それを強制的に押し込む。そうすると、
モール部材2の両角に両突起5のテーパ部5Pが当た
り、該テーパ部5Pの傾斜に沿ってクランプ板3bが拡
開する。そして、突起5がモール部材2の側板2bに乗
り上げて係合孔4に至ると、クランプ板3bの弾性によ
り該係合孔4に突起5が係合する。突起5は上半周面が
半円柱形態であるため係合孔4にしっかり結合し、コー
ナー部材3の引き抜きを不能にする。
【0011】なお、モール部材2と板部材1の接合手段
は、可能な場合は接着材を使用し、接着が困難な場合に
は次のような接合手段を講ずる。先ず、図4に示したよ
うに、モール部材2の側板2b,2bの間隔を板部材二
枚分の厚み大に拡張し、さらに一方の側板2b下端に内
向きの爪片2cを形成する。そして、板部材1の上方
に、プラスチック段ボールを構成する二枚の基板1a,
1bのうち基板1a側から基板1b直前までの深さで切
込線1cを入れ、残った一枚の基板1bをヒンジ部にし
て外側に折り重ね、その折り重ねた部分の下端縁(前記
板部材1の上端面1uに該当する。)に前記爪片2cを
係合させるのである。こうすることにより、モール部材
2と板部材1が長さ方向の全域に渡って強固に接合され
るから、例え大型の箱Bで上面開口部の一辺が長い場合
でも、モール部材2が反ったり外れたりしない。
【0012】或いは、図5(a),(b)に示したよう
に、モール部材2と板部材1をコーナーの突き合わせ部
分で熱溶着する接合方法がある。すなわち、図5(a)
のように二本のモール部材2,2の両端面を斜めに切断
し、夫々のモール部材2に板部材1を嵌めて該モール部
材2の端面から板部材1の角縁1eを突出させる。そし
て、モール部材2の端面と板部材1の角縁1eを加熱溶
融させ、その溶融状態で二本のモール部材2,2同士を
突き合わせると、該モール部材2,2同士はもちろん、
溶けた板部材1の角縁1eもモール部材2,2と一体に
なり、その結果、モール部材2と板部材1が強固に接合
される。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明のモール部材とコー
ナー部材の結合構造は、モール部材の係合孔とコーナー
部材の突起を両部材の高さ方向の途中に設けて係合させ
るようにしたため、コーナー部材をモール部材に押し込
む簡単な作業で該コーナー部材を装着することができ、
従来の鋲止め方法に比べて作業時間の大幅短縮、惹いて
は作業コスト及び部品コストの削減に大きく貢献する。
また、係合孔をモール部材側に形成したことにより、長
尺物として提供される市販のモール部材を穿孔機を使っ
て簡単に加工することができるためさらにコスト面での
優位性があり、且つ、係合孔がコーナー部材で隠れるた
め外観がすっきりして掃除がし易くなる。また、係合孔
と突起の結合箇所をモール部材とコーナー部材の表裏両
面に形成したため、どの方向の衝撃に対しても外れな
い。さらにまた、箱の全てを合成樹脂化できるため、リ
サイクルし易く、環境保護対策としても極めて有用であ
る、などの効果がある。
【0014】また、コーナー部材の両突起を同一軸線上
に配置するようにすれば、モール部材の両係合孔も同一
軸線上になるため、その係合孔がドリルを使って一工程
で穿孔可能であり、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部を示す縦断側面図である。
【図2】 要部を示す分解断面斜視図である。
【図3】 箱の斜視図である。
【図4】 モール部材と板部材の結合構造を示す縦断側
面図である。
【図5】 (a),(b)はモール部材と板部材の他の
結合構造を示す横断平面図である。
【図6】 従来の箱の斜視図である。
【符号の説明】
B …箱 1 …板部材 1u…端面 2 …モール部材 2a…背板 2b…側板 3 …コーナー部材 3b…クランプ板 3d…内壁面 3e…開口 4 …係合孔 5 …突起 5P…テーパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 5/00 - 5/12 B65D 6/00 - 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも背板の両側縁に向かい合わせ
    状に二片の側板を突設した形態であって箱を構成する板
    部材の端面に被嵌するモール部材と、箱のコーナー部分
    に取り付けられ前記モール部材の外側に跨る二片のクラ
    ンプ板を有するコーナー部材との結合構造であって、前記コーナー部材は、両クランプ板の内壁面の高さ方向
    の途中にそれぞれ突起を形成すると共に該突起のクラン
    プ板の開口側に向かう面にテーパ部を形成し、 一方、モール部材には、両側板の高さ方向の途中に前記
    コーナー部材の突起に対応する係合孔を形成し、 前記モール部材の両係合孔にクランプ板の突起を夫々係
    合させてモール部材とコーナー部材とを一体的に結合さ
    せるようにしたことを特徴とする箱におけるモール部材
    とコーナー部材の結合構造。
  2. 【請求項2】 前記コーナー部材の両突起を同一軸線上
    に配置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    箱におけるモール部材とコーナー部材の結合構造。
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JPH05294343A (ja) * 1992-04-16 1993-11-09 Tomy Ltd 組立て式コンテナ
JPH0651131U (ja) * 1992-12-17 1994-07-12 ニッキ工業株式会社 収納箱

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