JP2613318B2 - 単位木質板の仕組み方法 - Google Patents

単位木質板の仕組み方法

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JP2613318B2
JP2613318B2 JP2409206A JP40920690A JP2613318B2 JP 2613318 B2 JP2613318 B2 JP 2613318B2 JP 2409206 A JP2409206 A JP 2409206A JP 40920690 A JP40920690 A JP 40920690A JP 2613318 B2 JP2613318 B2 JP 2613318B2
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和弘 岩谷
興男 杉井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定数の小幅な単位木
質板を複数枚平面状に接合して木質板ピースを構成し、
さらにその木質板ピースを多数接合してフロアー材等を
作成する場合に用いられる単位木質板の仕組み方法に
する。
【0002】
【従来の技術】多数の小幅な木質板を平面状に接合して
フロアー材等を作成する場合、小幅な単位木質板の少な
くとも両側辺部に雌実と雄実とを形成し、相接する単位
木質板の雌実と雄実とを係合させて木質板ピースをまず
仕組み、そのように仕組まれた木質板ピースをさらに大
面積なフロアー材等に組み上げていく方法が行われてい
る。その一例を図4、5に示す。
【0003】図4のものにおいて、単位木質板10はそ
れぞれ雌実11および雄実12を有していおり、相接す
る単位木質板の雌実と雄実が係合することにより仕組ま
れて木質板ピースPを構成する。雌実と雄実の係合部分
には接着剤を塗布し、運搬時、施工時等に単位木質板が
相互にばらけるのを防止している。このような木質板ピ
ースは、仕組みが比較的容易でありまた仕組み後も安定
していることから、広く用いられてきている。
【0004】近年にいたり、上記のような仕組みを施し
た木質板ピースを多数組み合わせてフロアー材等を構成
するような場合に、単位木質板同志が多少折曲し得るも
のの方が有効であることが認識されるようになり、図5
に示すような、実同志の係合部分に通常の接着剤に代え
ていわゆるホットメルト樹脂21を封入し、ホットメル
ト樹脂の持つ接合性と伸縮性により仕組みの容易性と折
曲可能性の両者を満足させるたものが知られている
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来知ら
れたものはいずれも、仕組み後接着剤が固化するまで木
質板ピースを移動させることができないために作業を中
断せざるを得ず、効率化が求められている。特に、雌実
と雄実の接合部にホットメルト樹脂を介在させた木質板
ピースにあっては、その施工は容易となるが、工場にお
いて単位木質板を複数枚組合せわせて木質板ピースに仕
組む場合に、ホットメルト樹脂の性質上その冷化および
固化に長時間を必要とし、その間作業を中断せざるを得
ず、生産性の観点から改善すべき点が残されている。ま
た、ホットメルト樹脂は一般に接着強度が必ずしも充分
なものでないことから、とくに固化が不十分な状態で移
動させた場合、実接合面がばらけてしまうことが起こり
得るため、工場内等での木質板ピースの取扱いに慎重さ
が求められている。
【0006】また、ホットメルト樹脂は普通の接着性樹
脂に比べ高価であり、木質板ピースの価格も高価になら
ざるを得なかった。本発明は、上記の点に鑑み、仕組み
作業を迅速に行い得るものでありながら接合強度の充分
なものが得られ、かつ、工場でのあるいは施工現場での
取扱いが容易となる、単位木質板の仕組み方法を提供す
ことを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本出願は、少なくとも一側辺に雌実を有し他側辺に雄実
を有する単位木質板を複数枚仕組む方法であって、該雌
実の一方の突起部を他方の突起部よりも外側方に突出さ
せるとともに雄実を雌実に組付け可能な形状に形成し、
相接する単位木質板の雌実と雄実とを係合させた後、雌
実の外側方に突出した方の突起部に釘状体を打ちつける
ことにより、両者を接合する、単位木質板の仕組み方法
を開発し、提供する。
【0008】上記仕組み方法を実施するに際し、雌実の
凹嵌部に接着剤を塗布した後に相接する木質板の雌実と
雄実とを係合させることは効果的であり、より安定した
接合部を得ることが可能となる。また、接合に用いる釘
状体として樹脂製のものを用いることは、フロアー面積
に合わせて木質板ピースを切断する際に切削具に損傷を
与えないことから、特に効果的である。
【0009】本発明の単位木質板の仕組み方法を実施す
るに当たっては、まず少なくとも一側辺に雌実を有し他
側辺に雄実を有していて、該雌実の一方の突起部が他方
の突起部よりも外側方に突出しており、雄実は該雌実に
組付け可能な形状となっている単位木質板を複数枚用意
する。
【0010】次に、雌実の凹嵌部に接着剤を塗布した
後、相接する木質板の雌実と雄実とを係合させる。次い
で、雌実の二つの突起部のうち、より外側方に突出して
いる方の突起部から嵌合している雄実に到るように釘状
体を所定間隔で適宜本数打ち付け、所定の大きさの木質
板ピースを構成する。そのようにして仕組まれた木質板
ピースを、釘状体を打ち付けた面を下面として床基礎面
上に張り付けていきフロアー材等の全体を構成する。な
お、フロアー面の面積に応じてその辺部に位置する木質
板ピースを所定量だけ辺部と平行に切断し、面積合わせ
を行う。
【0011】
【作用】本発明の方法によれば、相接する単位木質板同
志の接合はその実接合部を釘状体で接合することにより
行われるので、従来の接合部に接着剤を塗布した場合の
ように接着剤の固化を待つことなく、釘打ちつけ後直ち
に自由に取り扱うことが可能となる。また、その接合を
樹脂製の釘を用いて行う場合には、切断具の損傷を招く
ことなく自由な位置において木質板ピースの切断を行い
得る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参酌しつつ説
明する。図1は本発明に係る木質板の仕組み方法により
接合した木質板ピースの一実施例の要部断面図、図2は
同様な方法により接合した木質板ピースの他の実施例の
要部断面図である。また、図3は本発明の仕組み方法に
用いて特に有効な単位木質板の断面を示している。
【0013】単位木質板1は矩形状であって、図3に示
されるように、その長さ方向の両側辺部に雌実2および
雄実3が形成されており、雌実部は図において上下に位
置する2つの突起部4および5と、2つの突起部により
形成される凹嵌部6とよりなる。そして、2つの突起部
4および5の内の一方のもの5(図においては下方に位
置する突起部)は他方のもの4よりも、よりも外側方
(図において右方向)に突出した形状となっている。単
位木質板1の他側辺部に形成される雄実3は上記形状の
雌実3にほぼ嵌合し得る形状に形成される。
【0014】さらに、必要に応じて、短辺方向の両側辺
部にも雌実および雄実を形成してもよく、その場合、そ
の実の形状は上記のような形状のものであっても、ある
いは雌実が通常の等しい長さの突起部をもつ形状のもの
であってもよい。上記形状を持つ単位木質板を複数枚用
意した後、木質板ピースを作成すべく、その長さ方向お
よび短辺方向に添って、雌実の該より外側方に突出した
方の突起部5が上面となるようにして、複数枚の単位木
質板を仕組んでいく。その係合時に雌実の凹嵌部に接着
剤を塗布しておく。第1図は、単位木質板を並列させた
ときの相接する単位木質板の雌実と雄実の係合状態を示
しており、図示されるように、雌実2の一方の突起部5
は他方の突起部4よりも外側方に突出しているので、実
係合部には、該突出部4と雄実3の突起部7との間で一
定面積を持つ面係合部Aを形成することが分かる。
【0015】次に、該外側方に突出した方の突起部5上
から単位木質板の長さ方向に沿い、任意の間隔で任意の
本数の釘8を打ちつけ木質板ピースの仕組みを終了す
る。図2は本発明による単位木質板の仕組み方法の他の
実施例を示している。このものにおいても雌実の一方の
突起部5が他方の突起部4よりも外側方に突出している
ことは第1の実施例の場合と同様であるが、その凹嵌部
6に嵌合する雄実部7’の長さが凹嵌部の長さよりも若
干短めに形成するか、凹嵌部6をより深く形成する。従
って、相接する単位木質板を実係合させたとき、雌実の
凹嵌部と雄実の最先部との間に所定の空間が形成され
る。この実施例において、単位木質板を仕組む場合、先
ず雌実の凹嵌部に形成される前記空間に通常の接着剤B
を塗布しておき、その後に実係合を行い、同様に釘状体
を用いてより突出した方の突起部と雄実とを打ちつけ
る。
【0016】このものにあっては、接着剤塗布のための
空間が充分に用意されているのでより強固な接合が可能
となる。 実部分の打ちつけに用いる釘状体は、必要な剛
性を有するものであればどのような材質を用いてもよ
い。しかし、通常、フロアー材を敷設する面積、形状に
応じて木質板ピースを切断することが必要であり、その
際にノコ歯等の切断具に損傷を与えないような材質、例
えば樹脂材、竹、木材等が効果的である。
【0017】雌実の凹嵌部に塗布する接着剤も、酢酸ビ
ニル、ユリア・メラミン、ユリア・酢酸ビニル等の通常
の接着剤を用いることができ、場合によっては、ホット
メルト樹脂を用いてもよい。また、本発明の仕組み方法
を行う場合であっても、通常の実結合の場合のように、
木質板の相対向するコーナー部分に面取りを施すことあ
るいは下面に位置する相対向するコーナー部分にゴミが
挟まれないように小幅な切欠部を形成することも可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成であるの
で、実係合部に雌実の突出部と雄実の突起部との間で一
定面積を持つ面係合部を形成することできる。それによ
り、従来の実結合部では行い得なかった、あるいはきわ
めて行うことが困難であった、釘状体の打ちつけによる
固定化をきわめて容易にかつ確実に行うことが可能とな
った。従って、従来の実結合を用いて相互結合したフロ
アー材用の木質板ピースのように、工場でのあるいは施
工現場での取扱い時にばらけることを心配する必要が皆
無となり、迅速かつ安全に敷設を行うことができる。
【0019】特に、ばらけを防止するために実接合部に
接着剤を塗布したものにあっては、その接着剤が固化す
るまでの時間処理を中断せざるを得ず、どうしても作業
効率の低下を招いてしたが、本発明にあっては、接着剤
を塗布した場合であってもその直後に釘打ち作業を行う
ことにより、木質板ピースを移動させたとしてもばらけ
が生じることはなく、作業の中断に伴う効率の低下を完
全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕組み方法により施工した木質板ピー
スの要部断面図。
【図2】本発明の仕組み方法により施工した他の木質板
ピースの要部断面図。
【図3】本発明の仕組み方法に特に用いられる単位木質
板の断面図。
【図4】従来例による木質板ピースの要部断面図。
【図5】従来例による他の木質板ピースの要部断面図。 1…単位木質板、2…雄実部、3…雌実部、4、5…雌
実の突起部、8…釘状体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一側辺に雌実を有し他側辺に
    雄実を有する単位木質板を複数枚仕組む方法であって、
    該雌実の一方の突起部を他方の突起部よりも外側方に突
    出させるとともに雄実を雌実に組付け可能な形状に形成
    し、単位木質板の雌実の凹嵌部に接着剤を塗布した後に
    相接する単位木質板の雄実とを係合させた後、雌実の外
    側方に突出した方の突起部に釘状体を打ちつけることに
    より、両者を接合することを特徴とする、単位木質板の
    仕組み方法。
  2. 【請求項2】 釘状体として、樹脂製のものを用いるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の単位木質板の仕組み方
    法。
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