JPS6027214Y2 - 二部材結合留め具 - Google Patents

二部材結合留め具

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JPS6027214Y2
JPS6027214Y2 JP10928781U JP10928781U JPS6027214Y2 JP S6027214 Y2 JPS6027214 Y2 JP S6027214Y2 JP 10928781 U JP10928781 U JP 10928781U JP 10928781 U JP10928781 U JP 10928781U JP S6027214 Y2 JPS6027214 Y2 JP S6027214Y2
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JP
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piece
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tapping screw
hole
protruding
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JP10928781U
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JPS5816415U (ja
Inventor
信夫 勝浦
Original Assignee
日幸工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は2枚の板材等をある間隔を保って結合できるよ
うにした留め具に関し、詳しくは固定壁板のような板材
の裏面に手を回し得ない箇所に使用するのに適し、更に
、絶縁性のある合成樹脂製のため電気部品の固定にも利
用できるようにした留め具に関するものである。
従来、上述のような条件下で使用できるものとして、実
公昭52−470209で公告されたに部材結合鎖ヨが
公知である。
これは第1図及び第2図に示したように、移動用片1と
鋲頭2を破断容易な継ぎ膜3にて連結し、更に、鋲頭2
の下面に下方に突出する一対の弾性拡開用片4,4を設
け、前記移動用片1の下方部分両側に該弾性拡開用片4
.4の各下端に対応する傾斜形の拡開用滑り係合面5,
5を突成してなるもので、タッピングネジ6を移動用片
1に設けられた盲孔7にねじ込むことにより、移動用片
1が相対的に鋲頭2の方向へ進むため継ぎ膜3が切られ
て、摺動孔8内を移動用片1が鋲頭2の上面方向に摺動
する。
このため滑り係合面5,5が弾性拡開用片4,4の下端
に接してこれを次第に拡開用拡開して板材9の取付角孔
10の後部孔線に圧接係合し、板材9と取付板材11の
間に鋲頭2の高さに合致する間隔を保持して両者を固定
するものである。
しかし、この従来品では移動用片1と鋲頭2を継ぎ膜3
にて連結しており、タッピングネジ6を盲孔7にねじ込
んで行くとき、移動用片1が相対的に鋲頭2の方向へ進
み継ぎ膜3を切断して、移動用片1と鋲頭2とぎが独立
した別部品となるため、移動用片1がタッピングネジ6
を抜き去り取付板材11を鋲12から取りはずした際に
、移動用片1と鋲頭2が分離してしまい、再度取付板材
11を同一の鋲12へ固定することが困難となる。
従って、新しい鋲を使用して前述のような取付工程を最
初から繰り返さなくてはならず、部品代金及び工賃が増
加することによる余分な取付経費が付加されなければな
らなかった。
これに対し、移動用片1からタッピングネジ6を抜き去
り取付板材11を鋲12から取りはずしてもなお移動用
片1と鋲頭2が分離さずに、再利用できるものとしては
、例えば実開昭50−39661号公報に記載された1
合成樹脂製連結具ヨなる考案が存在する。
これは、第9図及び第10図に示したように底面板39
から二面で対立する可撓板31.31を形威し、その各
々を緩屈曲のく字状の対称形とした薄い膜板とし、タッ
ピングネジ6が螺合する管状脚32を頚部33を突成す
る肩部34,34に前記可撓板31,31の下端縁で接
続し、該可視板31.31を介して頭部片35と前記管
状脚32を連結したものである。
つまり、管状脚32の盲孔16にタッピングネジ6をね
じ込むことによって、該管状脚32を相対的に頭部片3
5の方向に進め、頚部33の傾斜面36,36の壁板3
7,37間へ圧入すると同時に可撓板31.31の屈曲
を生じさせることにより板材9の取付角孔10に連結具
38を固定させると共に、タッピングネジ6を抜き去り
取付板材11を連結具38から取りはずしてもなお管状
脚32と頭部片35が可撓板31,31にて連結されて
いるため分離しないものであり、再度取付板材11を同
じ連結具38に固定することを可能としている。
しかし、この連結具38を使用して板材9と取付板材1
1を固定した後、取付板材11を連結具38から取りは
ずすためにタッピングネジ6を管状脚32から抜き去る
と、管状脚32の頚部33の傾斜面36.36と壁板3
7,37との接触面が合成樹脂の円滑面であるためと、
固着状態における可撓板31,31の屈曲量が弾性限度
を超える変形量を与えるものでもないためによって、管
状脚32と頭部片35とが遠ざかる方向(連結具の成形
特の形態へ近づく方向)の力が生じるため僅かな量であ
るが固着時の管状脚32と頭部片35との位置関係が変
化する。
そのため、その後取付板材11を元の連結具38へ固定
しようとしてタッピングネジ6を管状脚32の盲孔16
にねじ込もうとする時に、前回盲孔16にねじ切られた
雌ネジ穴29のネジ開始部とタッピングネジ6先端のネ
ジ開始部とが一致せず、最悪の場合、新たにタッピング
ネジ6でねじ切るようなことになり、取付板材11の固
定に手間取るようなことがあった。
そこで本考案は、以上のような欠点を除去した再利用可
能でしかもより取扱い易い留め具を提供しようとするも
ので、間隔保持用頭部フランジの下面に、向い合って下
方へ垂設する左右の可撓板の下端から可撓膜片を各々突
設し、該各可撓膜片の先端を、中央にタッピングネジが
ねじ込まれる盲孔を有し上部には前記左右の可撓板と対
応させて傾斜面を形成した管状体の外壁である左右の直
立壁と前記傾斜面とが交わる位置に結合すると共に、前
記左右の可撓板間に前後に向い合う直立片を管状体の上
部に突設し、該直立片の外側上部に前記頭部フランジの
下面の貫通孔の隅部に設けた突出小片と管状体が上昇し
た際に係合する係止段を設けたものであり、以下その詳
細を図示実施例に従って説明する。
図面中13は板材9と取付板材11との間隔保持の寸法
を決定する頭部フランジであり、下面には向い合って下
方へ左右の可撓板14,14を垂設している。
左右の可撓板14,14の下端には、可撓膜片15.1
5を各可撓板14,14の内側より斜め下方外側に向け
て形成し、該各可撓膜片15,15の先端を、中央にタ
ッピングネジ6がねじ込まれる盲孔16を穿設し且つそ
の上部には前記左右の可撓板14,14と対応させて傾
斜面17.17を形成した管状体18の外壁である左右
の直立壁19.19と前記傾斜面17,17とが交わる
位置に結合している。
又、左右のの可撓板14,14間に前後に向い合う直立
片20.20を対向させて管状体18の上部の前後の直
立壁19.19に突設している。
一方、頭部フランジ13の下面には前記直立片20.2
0が挿通ずる貫通孔21が穿設されており、該貫通孔2
1の隅部には突出小片22,22.22,22を頭部フ
ランジ13の下面に接して設けている。
そして、前記管状体18がタッピングネジ6のねじ込み
作用により上方へ移動した際に、前記突出小片22.2
2,22.22が係合するよう外側に鉤形をした係止段
23,23,23,23を直立片20.20の外側上部
に設けておく。
尚、24.24は直立片20.20の中央に設けた凸部
で、本考案留め具25を板材9に穿設した取付角孔10
へ挿入した際に、容易に抜は出さないためのものである
本考案は以上のような構造であり、その使用方法を図面
に従って説明すると、取付角孔10に本考案留め具25
の管状体18部を挿入し、頭部フランジ13の下面を板
材9の表面に当接させ、次に取付板材11の取付孔26
を管状体18の盲孔16に重ね合わせた状態で取付孔2
6に挿入したタッピングネジ6に平ワツシヤ27をあて
がい盲孔16に該タッピングネジ6をねじ込んで行けば
、管状体18を相対的に頭部フランジ13の上面の方へ
引き上げて、管状体18の上部左右に形成した傾斜面1
7.17が向い合った左右の可撓板14,14をバの字
形に押し広げる働きをする。
このとき、管状体18の前記傾斜面17,17の下端に
あたる可撓膜片15,15と管状体18との結合部28
.28も可撓板14,14の内面を摺動しながら上昇し
て行く。
傾斜面17,17が可撓板14,14に対して楔の役目
を果たして、板材9と本考案留め具25及び取付板材1
1と本考案留め具25とが夫々完全に固着されて、板材
9に取付板材11が本考案留め具25を介して固着され
る。
このとき、可撓膜片15.15は折り返された状態で可
撓板14,14の内面に接触する。
本考案は以上のような構造と作用により、取付板材11
を誤って取付けた場合等には、該取付板材11を取りは
ずすわけであるが、それにはタッピングネジ6を管状体
18の盲孔16より旋回させて抜き去らなくてはならな
い。
すると、前述の従来品であるに部材結合鎖ヨでは、この
ときにタッピングネジ6のみで一体に保たれていた移動
用片1と鋲頭2とが分離してしまい鋲12の結合鎖とし
ての機能が破壊されることになり、再利用が不可能であ
った。
また、従来品である1合成樹脂製連結具ヨでは、管状脚
32と頭部片35とが分離しないとしても、前回盲孔1
6にねじ切られた雌ネジ穴29ヘタツピングネジ6が螺
合される確実性がないため、再利用に関して不十分であ
つた。
これに対し、本考案留め具は、作業者の誤作業の結果必
要となる取付板材11の交換作業をする場合でも、タッ
ピングネジ6を一度抜き去っても、直立片20.20の
外側上部に設けた係止段23.23,23.23が頭部
フランジ13の下面に設けた突出小片22,22,22
,22に係合するので、第8図に示したように留め具2
5は板材9に依然として留まることができるだけでなく
、頭部フランジ13と管状体18の位置関係が変わるこ
とがないので、盲孔16にねじ切られた雌ネジ穴29の
位置も最初に固着した状態の位置と同一に保つことがで
きるので、次に正しい取付板材11を固定するには、同
じ留め具25にタッピングネジ6を既にねじ切られてい
る雌ネジ穴29へねじ込むだけの簡単な作業でよいこと
になった。
要するに、新しい留め具を使うことがないので、板材9
の取付角孔10への留め具の挿入工程が省けると共に、
タッピングネジ6で盲孔16へねじ切りを行うための力
も不要となり、従来品に比べ交換作業に付随していた部
品代金、工数、労力の全てが削除又は削減できるため、
二部材を留め具を使用して結合する作業を含む生産分野
に多大な原価低減を提供するものである。
更に、実施例の図面から明らかなように、本考案間隔保
持は合成樹脂による一体成形が可能な構造であることは
勿論である。
従って、電気絶縁性を持った安価な留め具としての価値
を依然として備えており、電気部品の固定にも使用でき
る。
尚、本考案留め具25が板材9に固着するときには、可
撓膜片15.15が使用前の状態から形態を変えて折り
返されるわけであるが、この場合直立壁19.19との
結合部28.28に隣接させて切欠き30.30を設け
ることにより、折り返しの動作が円滑にしかも確実に実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の結合鎖を示す縦断面図であり
、第1図は使用前の状態を、第2図は固着時の状態を示
したものである。 第3図乃至第8図は本考案の実施例を示し、第3図は平
面図、第4図は第3図のA−A線切断正面図、第5図は
第3図のB−B線切断側面図、第6図は使用状態を示す
分解斜視図、第7図は固着状態を示す断面図、第8図は
タッピングネジを抜き去った状態を示す断面図である。 第9図及び第10図は従来の連結具を示す使用状態の縦
断面図であり、第9図は第7図に対応するもので、第1
0図はこれと直角な位置関係である断面を示したもので
ある。 13は頭部フランジ、14は可撓板、15は可撓膜片、
16は盲孔、17は傾斜面、18は管状体、19は直立
壁、20は直立片、21は貫通孔、22は突出小片、2
3は係止段、30は切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔保持用頭部フランジの下面に、向い合って下方へ垂
    設する左右の可撓板の下端から可撓膜片を突設し、該各
    可撓膜片の先端を、中央にタッピングネジがねじ込まれ
    る盲孔を有し上部には前記左右の可撓板と対応させて傾
    斜面を形威した管状体の外壁である左右の直立壁と前記
    傾斜面とが交わる位置に結合すると共に、前記左右の可
    撓板間に前後に向い合う直立片を管状体の上部に突設し
    、該冬眠立壁の外側上部に前記頭部フランジの下面の貫
    通孔の隅部に設けた突出小片と管状体が上昇した際に係
    合する係止段を設けた三部材結合留め具。
JP10928781U 1981-07-24 1981-07-24 二部材結合留め具 Expired JPS6027214Y2 (ja)

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JP10928781U JPS6027214Y2 (ja) 1981-07-24 1981-07-24 二部材結合留め具

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JPS5816415U JPS5816415U (ja) 1983-02-01
JPS6027214Y2 true JPS6027214Y2 (ja) 1985-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0712105Y2 (ja) * 1986-11-07 1995-03-22 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置

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JPS5816415U (ja) 1983-02-01

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