JPH0322569Y2 - - Google Patents

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JPH0322569Y2
JPH0322569Y2 JP16230086U JP16230086U JPH0322569Y2 JP H0322569 Y2 JPH0322569 Y2 JP H0322569Y2 JP 16230086 U JP16230086 U JP 16230086U JP 16230086 U JP16230086 U JP 16230086U JP H0322569 Y2 JPH0322569 Y2 JP H0322569Y2
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leg
radiator grille
clip
fastener
flange
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JP16230086U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、パネルからの取外しが行なえる脱
着フアスナの改良に関する。
<従来の技術> 本出願人が先に出願した特開昭59−9307号公報
により、鍔部を挟んで互いに背向する一対のクリ
ツプ部を備え、両クリツプ部の少なくとも一方
は、鍔部から延びる中央脚部と、この中央脚部の
先端左右から鍔部に向かつて斜め後向きに延びた
アンカ型の一対の脚片と、両脚片の先端中央に設
けた溝部を備えて成り、この溝部に捻回力を加え
ることで、両脚片の自由端を内向きにすぼませる
ことのできる脱着フアスナが従来公知である。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、従来のフアスナは、溝部にドライバー
の刃先等を差し込み、これを約90度捻回し、この
捻回力で両脚片をすぼませていたが、この捻回力
だけで両脚片をすぼませなければならないため、
非常に大きな捻回力を要し、作業性が悪い。又、
捻回力を加えた際に、両脚部が左右均等にすぼま
らず、パネルの取付孔から抜き取る際のスムース
さに欠けることがある。
<問題点を解決するための手段> この考案は前記問題点を解決するものであつ
て、以下にその内容を実施例に対応する図面を用
いて説明する。
本考案の両脚片8には、捻回力の回転方向の前
縁に斜めに傾斜したテーパ面12を設けたことを
特徴とするものである。
<作用> このクリツプ部5をパネル(ラジエータグリル
2)の取付孔19から外すには、第8図に示す様
に、その溝部9にドライバーの刃先20を差し込
み、これを約90度捻回せばよい。捻回力を加える
と、その力で両脚片8の自由端が互いに内向きに
すぼまる。これに加えて、両脚片8のテーパ面1
2がパネル2の取付孔19の孔縁に係合し、その
孔縁により両脚片8が内向きに押されるので、上
記捻回力に加えてテーパ面12の作用により、両
脚片8が比較的に軽い力で且つ均等にすぼまる。
<実施例> 以下に本考案を図面に示した一実施例に基づい
て説明する。
図中、1はプラスチツク製の脱着フアスナを示
し、例えば自動車用のラジエータグリル2をボデ
イパネル3に固定するに使用する。
前記脱着フアスナ1は、鍔部4を挟んで互いに
背向する一対のアンカ型のクリツプ部5,6を備
え、両クリツプ部5,6は、その少なくとも一方
が鍔部4から延びる中央脚部7と、この中央脚部
7の先端左右から鍔部4に向かつて斜め後向きに
延びたアンカ型の一対の脚片8,8と、両脚片8
の先端中央に設けた溝部9を備えて成る。勿論、
両クリツプ部5,6を同じ形状としてもよいが、
こゝでは、後述する様に、他方のクリツプ部6を
いわゆるボツクス型のアンカとしている。
まず、下側の一方のクリツプ部5につき説明す
ると、上記中央脚部7は幅広な板形を成し、その
先端にT字形の連設部10を設け、この連設部1
0の両端から中央脚部7の幅広な面と相対向させ
て折り返し状に一対の脚片8,8を設けている。
又、連設部10の両端からは、上記脚片8とは反
対な下向きに延びる相対向するL字形の一対の突
片11,11を設け、両突片11の対向間隔内に
T字形の溝部9を形成する。この様に脚片8と突
片11は、連設部10の両端で片側ずつ上下に連
なり、連設部10を介して中央脚部7の下端に
略々H字形に連接する。更に、前記脚片8には、
上記溝部9に作用する捻回力の回転方向、こゝで
は半時計方向の前縁に斜めに傾斜したテーパ面1
2を設け、脚片8の自由端の横幅が先端に向かつ
て減少する様にしている。
又、他方のクリツプ部6は、角筒形を成し、そ
の相対向する両側壁にコ字形の切欠き13を設
け、各切欠き13で囲まれる内側に舌片形の弾性
片14を設けている。この弾性片14は、上端が
ヒンジ部15で連設し、その側面に鋸歯形の爪部
16を設けると共に、その下端にはL字形に屈曲
した解除片17を外向きに設けている。
更に、前記解除片17を挟んでその両側から
は、該解除片17と同じ向きに張出した一対の張
出片4′,4′を設け、この張出片4′により前記
鍔部4を構成している。この張出片4′は上下に
比較的厚みがあり、その上面を解除片17の上面
にほゞ一致させると共に、その下面を解除片17
の下面より下に位置させている。
上記構成によるフアスナ1を使用してラジエー
タグリル2をボデイパネル3に固定するには、第
1図及び第7図に示す様に、予めラジエータグリ
ル2には一方のクリツプ部5が、ボデイパネル3
には他方のクリツプ部6が夫々挿通する方形な取
付孔18,19を穿設して置く。
次に、フアスナ1の一方のクリツプ部5をラジ
エータグリル2の取付孔18に合せて挿入し、ラ
ジエータグリル2にこのフアスナ1を取付ける。
即ち、クリツプ部5を挿入すると、その脚片8が
内向きに撓んで取付孔18を取り抜け、ラジエー
タグリル2の内側でパチンと再度開き、その先端
段部8′が取付孔18の縁に係止して、鍔部4と
の間でラジエータグリル2を挟持する。
そして、ラジエータグリル2をボデイパネル3
に取付ける際には、ラジエータグリル2に取付け
たフアスナ1の他方のクリツプ部6をボデイパネ
ル3の取付孔19に合せて挿入すればよい。即
ち、クリツプ部6を挿入すると、その弾性片14
が内向きに撓んで取付孔19を通り抜け、ボデイ
パネル3の内側でパチンと再度開き、その爪部1
6が取付孔19の縁に係止して、鍔部4との間で
ボデイパネル3を挟持し、ラジエータグリル2が
ボデイパネル3に固定される。
この取付状態では、ラジエータグリル2の自重
がフアスナ1に掛かるが、ラジエータグリル2の
取付孔18の上下縁に対しては中央脚部7が、
又、ボデイパネル3の取付孔19の上下縁に対し
ては他方のクリツプのボツクス形状が作用してそ
の自重を支えるため、ボデイパネル3に対するラ
ジエータグリル2の沈み込みが阻止される。
一方、メンテナンス等に際して、ラジエータグ
リル2をボデイパネル3から取外すには、第8図
に示す様に、ラジエータグリル2の裏側から、ク
リツプ部5の溝部9にマイナスドライバーの刃先
20を差し込み、これを半時計回りに約90度捻回
しながら、ラジエータグリル2をボデイパネル3
に対して引き離す様にして、そのクリツプ部6を
ラジエータグリル2の取付孔18から引き抜けば
よい。
即ち、捻回力に加えると、溝部9を介して向か
い合う突片11がドライバーの刃先20の幅広部
分で外側に押し退けられ、溝部9が押し広げられ
る。このため、突片11に連設する脚片8がT字
形の連設部10の両端を支点に揺動し、その自由
端が互いに内向きにすぼめられる。同時に両脚片
8のテーパ面12が取付孔18の孔縁に係合し、
この孔縁により左右均等に内向きに押され、同様
にすぼめられる。従つて、比較的小さな捻回力
で、両脚片8をすぼめることができ、この状態で
ラジエータグリル2を引き離せば、両脚片8が取
付孔18から抜け出、ラジエータグリル2をボデ
イパネル3から取外すことができる。尚、ラジエ
ータグリル2を外した際には、フアスナ1はボデ
イパネル3に取付いたまゝ残る。
次に、ラジエータグリル2を再度取付ける際に
は、ボデイパネル3に取付いた状態にあるフアス
ナ1のクリツプ部5にラジエータグリル2の取付
孔18を合せて嵌め付ければよく、ワンタツチで
ラジエータグリル2を再度取付けることができ
る。尚、ラジエータグリル2を嵌め付ける際に
は、その取付孔18の外縁が鍔部4の端面に当る
まで嵌め付ければよく、この位置で脚片8が再度
開いてラジエータグリル2を固定する。
一方、ラジエータグリル2を外すと、フアスナ
1がボデイパネル3に残るが、第9図に示す様
に、両解除片17を摘むことで、その弾性片14
をすぼめることができるので、その状態で取付孔
19から引き抜くことにより、フアスナ1をボデ
イパネル3から取外すことができる。従つて、フ
アスナ1が疲労していたり、破損した際にも簡単
に交換できる。
<考案の効果> 以上説明した様に本考案によれば、脚片8をす
ぼめるために要する力を軽減できるばかりでな
く、両脚片8を左右均等にすぼめることができる
ので、取外しが非常にスムースに行なえ、作業性
を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
取付状態の断面図、第2図はフアスナの正面図、
第3図は同側面図、第4図は同平面図、第5図は
同底面図、第6図は第3図の−線に沿う断面
図、第7図は第1図の横断面図、第8図はフアス
ナの一方のクリツプ部を取外す際の説明図、第9
図はフアスナの他方のクリツプ部を取外す際の説
明図である。 同図中、1はフアスナ、2はラジエータグリ
ル、3はボデイパネル、4は鍔部、5と6はクリ
ツプ部、7は中央脚部、8は脚片、9は溝部、1
2はテーパ面、18と19は取付孔、20はドラ
イバーの刃先を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鍔部を挟んで互いに背向する一対のクリツプ部
    を備え、両クリツプ部の少なくとも一方は、鍔部
    から延びる中央脚部と、この中央脚部の先端左右
    から鍔部に向かつて斜め後向きに延びたアンカ型
    の一対の脚片と、両脚片の先端中央に設けた溝部
    を備えて成り、この溝部に捻回力を加えること
    で、両脚片の自由端を内向きにすぼませることの
    できる脱着フアスナにおいて、 前記両脚片は、前記捻回力の回転方向の前縁に
    斜めに傾斜したテーパ面を設けたことを特徴とす
    る脱着フアスナ。
JP16230086U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0322569Y2 (ja)

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JP16230086U JPH0322569Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JPS6368506U JPS6368506U (ja) 1988-05-09
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