JPH039236Y2 - - Google Patents

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JPH039236Y2
JPH039236Y2 JP12426085U JP12426085U JPH039236Y2 JP H039236 Y2 JPH039236 Y2 JP H039236Y2 JP 12426085 U JP12426085 U JP 12426085U JP 12426085 U JP12426085 U JP 12426085U JP H039236 Y2 JPH039236 Y2 JP H039236Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、柱上整理に供される装柱部材の改
良に関するもので、さらに詳しくは、電線ヒユー
ズの集合等を目的として電柱用腕金に取付られる
装柱部材ないし、この装柱部材を腕金に取り付け
る取付部品としての装柱部材の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第8図は、装柱部材の一種であるヒユーズ集合
台を腕金に取り付ける装柱部材の従来例を示した
もので、この取付部品としての装柱部材は、第9
図に示すごとく、腕金Aに引付板8を用いて取付
板9をボルト・ナツト10で締付固定してなり、
こうして取付けた装柱部材の取付板9に分岐線1
1と引込線12間に接続した電線ヒユーズ13を
複数個保持するヒユーズ集合台14を固定してヒ
ユーズの集合化等を図つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記のような従来品においては、その
取付形態から、装柱部材、あるいはヒユーズ集合
台が腕金の上方あるいは側方にはみ出した状態と
なり、腕金が柱上作業の足場にもなることから、
装柱部材自体の変形、あるいはヒユーズの脱落、
損傷等の懸念が少なくなく、一方、作業時の障害
物、作業用空間の狭小化要因にもなつていた。ま
た取付構造が腕金を挟んでボルト・ナツトで締め
付ける構造であるため取付作業に手間どる外、取
付板や引付板の端縁部が腕金に喰い込んで損傷を
与える難点もあつた。さらにまた取付位置を変更
する際においても、ボルト・ナツトを緩めて移動
した後再び締付けなければならない煩わしさがあ
る等、諸々の問題を有していた。
そこでこの考案の目的とするところは、腕金へ
の取付並びに取付位置の変更が極めて容易であ
り、作業性の向上を図り得ると共に、取付形態が
シンプルで、ヒユーズ集合化等を柱上美化の観点
からも望ましいスマートな状態に構成でき、また
腕金外面を損傷するおそれもない装柱部材を提供
するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記問題点を解決するために、装柱
部材の腕金への取付を、両者相互間の形状特性の
相対的な連関関係のみで具現する構成としたもの
で、底面側を開口した断面略コ字状をなし、開口
両端縁部に長手方向に沿つて内方対向突縁が形成
されている電柱用腕金の当該内方対向突縁を取付
対応部として有効に活用したものである。すなわ
ち、腕金に対する装柱部材の取付部を、本体部か
ら腕金底面に向つて対向状態で延びる左右一対の
脚部と;この脚部から上記突縁の外面に沿つて一
旦内方に延び、突縁上面に沿うごとく外方に折返
して、突縁が嵌合する湾曲部を形成した係合部と
で構成し、湾曲部の幅Wは、腕金底面の開口部に
挿入できるように突縁間の寸法wより小さくする
とともに、左右の湾曲部底面間の寸法Lは、突縁
間の寸法wと略同等程度とし、また取付部全体を
比較的剛性の高い材料で形成したものである。
〔作用〕
腕金への取付部を比較的剛性の高い材料で上述
のように構成すれば、両湾曲部を、腕金の開口部
へ突縁位置に一致するまで挿入した後、装柱部材
全体を水平面において90゜回転させることにより、
取付部の、突縁拘束下における内方への弾性変形
を経て、湾曲部が突縁に弾発的に嵌合した係合状
態となり、腕金に対する装柱部材の取付が達成さ
れる。また取外しの場合は逆手順の操作、すなわ
ち回転力を付与するのみで簡単に係合状態が解除
される。従つて、腕金に対する装柱部材の着脱が
ワンタツチでできるとともに取付位置が腕金底面
下方となるため、作業時の諸々の悪影響を回避で
き、また取付位置の変更も作業用工具等で軽打す
るだけで任意の位置にスライドさせることができ
る。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、この考案に係る装柱部材
の要部をなす取付部の一実施例を示すもので、符
号1が、第3図に示した断面略コ字状の腕金Aに
対する取付部を示している。この取付部1は、本
体部2から腕金Aの底面に向つて、対向状態で延
びる左右一対の脚部3,3と、この脚部3,3に
連続して形成した係合部4,4からなり、係合部
4,4は、腕金Aの開口両端縁部において長手方
向に沿つて内方に対向して形成された突縁CEの
外面に沿つて脚部3,3から一旦内方に延び、突
縁CEの上面に沿うごとく外方に折返した構成で、
突縁CEが嵌合する湾曲部5,5が形成されてい
る。なお湾曲部5,5の幅Wは、突縁CE間の寸
法wよりも小さく、左右の湾曲部底面間寸法L
は、突縁CE間の寸法wと略同等程度にしてあり、
取付部1全体を比較的、剛性の高いポリアセター
ルコポリマーで一体的に成型したものである。
次に取付方法を説明すると、まず、腕金Aの底
面側開口部に取付部1を、湾曲部5,5が突縁
CEと一致するまで挿入し、その後水平面におい
て回転させると、取付部1は比較的剛性の高い材
料で形成されているが、突縁CEの押圧力を受け
て内方へ屈撓し、90゜回転した時点で、旧状に復
帰して湾曲部5,5が突縁CEに嵌合する。通常
用いられる弾発係合のごとく、取付部1に両側よ
り圧力を加えて内方へ屈撓させることは、比較的
剛性の高い材料を用いている点及び寸法的にも極
めて困難であるが、このように取付対象物たる突
縁CEを、いわば屈撓させる補助具的に用い、取
付部にねじりを付与する方式とすれば片手で容易
に取り付けることができる上、一旦取り付けた状
態においては、剛性が比較的高い材料であるた
め、抜け落ち方向の力がかかつても容易に屈撓し
ないため、安定した取付状態が得られる。なお取
外す場合は逆に90゜回転させればよい。この例に
おいて本体部2を特定しなかつたが、この本体部
2としては、従来例において説明したヒユーズ集
合台14の取付部として構成される場合、あるい
はヒユーズ集合台それ自体として構成する場合が
あり、さらにまたヒユーズ集合台に限らず、その
他電柱に取付を必要とする部品あるいは装柱部材
の取付部ないしその装柱部材自身として構成する
ことができる。
第4図ないし第7図は、本体部2をヒユーズ集
合台の取付部として構成した実施例を示すもの
で、上記実施例と同一部分は同一符号にて示す。
本体部2は略十字形に形成してあり、ボルト挿通
孔2bが、縦片2aには2個、横片2cの一方に
は1個それぞれ穿設してある。2dは横片2cに
形成した段部である。また係合部4には内方に連
続して延びる突片4aが形成されており、万一、
強力な外力が加わつて取付部1が内方に屈撓する
ようなことがあつても、突片4a同志の衝合によ
り、一定以上の屈撓が起らないようにし、抜け落
ち防止を完全なものとしている。なお、この突片
4aの存在は腕金Aの内部を通る電線の垂下を防
止できる補助的作用も有しており、従来そのため
に使用されていた腕金に対するバインドないしテ
ーピングを不要としている。
第7図はこの例における実際の取付状態を示し
たもので、6はヒユーズ集合台で、本体部2の段
部2dに位置決めし、横片2cのボルト挿通孔2
bを利用してボルト・ナツトで本体部2に固定し
ている。
なお本体部2の縦片2aに形成した2個のボル
ト挿通孔2bは他のタイプのヒユーズ集合台を取
り付ける場合に利用するものである。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案に係る装柱部材は、ヒユ
ーズ集合台等の部材を電柱用腕金に取り付ける装
柱部材として、あるいはヒユーズ集合台等の部材
と一体化した装柱部材として、電柱用腕金に対す
る取付け取外しないし取付位置の変更がワンタツ
チで、簡便にできるものであり、腕金の外側面を
傷付けるおそれもなく、比較的剛性の高い材料を
用いているので、腕金に取り付けた状態において
は、外力が加わつても外れにくく、柱上取付の装
柱部材としてはきわめて実用的価値に富んだもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る装柱部材の一実施例の
正面図、第2図は同平面図、第3図は腕金の概要
斜視図、第4図は他実施例の正面図、第5図は同
右側面図、第6図は同底面図、第7図は同取付状
態図、第8図は従来例の装柱部材の取付状態図、
第9図は同装柱部材の斜視図である。 1……取付部、2……本体部、3,3……脚
部、4,4……係合部、5,5……湾曲部、A…
…腕金、CE……突縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底面側を開口した断面略コ字状をなし、開口
    両端縁部に長手方向に沿つて内方対向突縁が形
    成されている電柱用腕金に取付ける装柱部材に
    おいて、電柱用腕金に対する取付け部が、本体
    部から腕金底面に向つて対向状態で延びる左右
    一対の脚部と;この脚部から上記突縁の外面に
    沿つて一旦内方に延び、突縁上面に沿うごとく
    外方に折返して、突縁が嵌合する湾曲部を形成
    した係合部とからなり、湾曲部の幅Wは、突縁
    間の寸法wよりも小さく左右の湾曲部底面間の
    寸法Lは突縁間の寸法wと略同等程度で、取付
    部全体が比較的剛性の高い材料で形成されてい
    る装柱部材。 (2) 左右の湾曲部内方に、適当間隔をおいて向き
    合う脱落防止用の突片が形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の装柱部材。 (3) 本体部が、ヒユーズ集合台の取付部である実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    の装柱部材。 (4) 本体部が、ヒユーズ集合台自体である実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載の装
    柱部材。
JP12426085U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH039236Y2 (ja)

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JP12426085U JPH039236Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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JPS6231854U JPS6231854U (ja) 1987-02-25
JPH039236Y2 true JPH039236Y2 (ja) 1991-03-07

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JP5394117B2 (ja) * 2009-04-14 2014-01-22 中国電力株式会社 分岐電線支持補助具

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JPS6231854U (ja) 1987-02-25

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