JPH0651131U - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JPH0651131U
JPH0651131U JP091507U JP9150792U JPH0651131U JP H0651131 U JPH0651131 U JP H0651131U JP 091507 U JP091507 U JP 091507U JP 9150792 U JP9150792 U JP 9150792U JP H0651131 U JPH0651131 U JP H0651131U
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JP
Japan
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housing
fitted
portions
storage box
upper edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP091507U
Other languages
English (en)
Inventor
利行 真野
Original Assignee
ニッキ工業株式会社
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Publication date
Application filed by ニッキ工業株式会社 filed Critical ニッキ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立が簡単で、容易に自動化できる収納箱を
提案する。 【構成】 四方形の底面部21の四側縁に延設した側面
部22A,22B,22A,22Bを立ち上げると共に
対向する一対の側面部22A,22Aの左右に延設した
重合部23,23,23,23を折曲して隣り合う側面
部22B,22Bに重合させて筐体2を構成し、該筐体
2の上縁に、内面に係止歯32A,32Bを設けた嵌合
溝31A,31Bを有する補強枠3A,3Bを嵌め付
け、さらに筐体2の上縁四隅に、2つの幅が異なる固定
溝41A,41Bが直交するコーナー枠4C,4Dを嵌
め付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車製造工程や家電等の製造工程における各種パーツ類の 収納などに利用することができる収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車製造工程や家電等の製造工程における各種パーツ類の収納に は、木製や金属製、或いは段ボール等の紙製の収納箱が使用されていた。その中 でも木製や金属製のものは高い強度を有するのであるが、高重量でしかも価格が 高いという問題があった。一方、紙製の収納箱は、逆に低重量で価格も低いが、 強度が低いために積み重ねた際や収納物によっては変形等を生じ易いという問題 があった。そこで、プラスチック段ボールにより収納箱を構成することにより、 上記問題点を解決できることが見出された。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記プラスティック段ボールの組み立てにおいては、接合部分 に金属リベットを打ち込んだり、或いは接着剤を用いて接合する方法が採られ、 新たな問題を生じていた。即ち、金属リベットを使用する方法では経年の使用の 後に分解して他の用途へ再利用したり、或いは廃棄処分しようとしても採算が合 わなかった。また、接着剤を用いる方法では、使用する接着剤が特殊(汎用の接 着剤では接着強度が十分ではない)で高価なものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記に鑑み提案されたもので、四方形の底面部の四側縁に延設した側 面部を立ち上げると共に対向する一対の側面部の左右に延設した重合部を折曲し て隣り合う側面部に重合させて上方が開放する筐体を構成し、該筐体の上縁に、 内面に係止歯を設けた嵌合溝を有する補強枠を嵌め付け、さらに筐体の上縁四隅 に、2つの幅が異なる固定溝が直交するコーナー枠を嵌め付けてなる収納箱に関 するものである。
【0005】
【作用】
本考案の収納箱は上記構成であるため、上方が開放する筐体を組み立てて補強 枠及びコーナー枠を嵌め付けるだけで極めて容易に製造することができ、簡易な 製造装置により組立を自動化することができる。また、金属リベット等を全く使 用していないので、経年の使用の後には容易に再利用或いは廃棄処分することが できる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明する。
【0007】 本考案の収納箱1は、概略すると底面部21と4つの側面部22とからなる筐 体2を形成し、該筐体2の上縁に、嵌合溝31を有する補強枠3を嵌め付け、さ らに筐体2の上縁四隅に2つの幅が異なる固定溝41A,41Bが直交する構成 のコーナー枠4を嵌め付けてなるものである。
【0008】 上記筐体2は、単層或いは複層のプラスティック段ボールからなるシート材を 折り曲げて作製されるものであり、図示実施例では正方形状の単層シート材に適 宜に切込線を入れて(必要に応じて折り込み線を入れて)組み立てられる。そし て、上記シート材の中央に、シート材の一辺の約1/2の一辺を有する正方形状 の底面部21を設け、該底面部21の四側縁に、側面部22A,22B,22A ,22Bが延設され、そのうち対向する一対の側面部22A,22Aの左右には それぞれ重合部23,23が延設される。そして、側面部22A,22Aを立ち 上げると共に重合部23,23,23,23を折曲させ、側面部22B,22B を立ち上げて重合部23,23,23,23を熱融着させて重合し、筐体2を作 製する。尚、この筐体2は、原料であるシート材の一辺を4aとすると、底面部 21は一辺が2aの正方形、側面部22A,22Bは高さa,横幅2aの長方形 、重合部23は一辺がaの正方形となり、全く無駄なスペースがなく原料シート 材を有効に利用したものとなる。また、この筐体2の一対の側面は、それぞれ側 面部22Aの単層構造であるが、他の一対の側面はそれぞれほぼ全面に亙って側 面部22Bと重合部23とが重合した複層構造となっている。
【0009】 上記筐体2の上縁に嵌め付ける補強枠3は、硬質のプラスティック製であり、 例えば連続押出により成型される樹脂成型体である。尚、上述のように筐体2は 一対の側面は単層構造で、他の一対の側面は複層構造であるため、嵌め付ける補 強枠3も2種類(3A,3B)をそれぞれ2本づつ使用する。単層構造の側面で ある側面部22Aの上縁に嵌め付ける補強枠3Aは、側面部22Aの厚み(原料 シート材の厚み)とほぼ等しい溝幅の嵌合溝31Aを有する狭幅の枠体であり、 複層構造の側面である側面部22Bと重合部23との重合側面の上縁に嵌め付け る補強枠3Bは、その重合側面の厚み(原料シート材の厚みの2倍)とほぼ等し い溝幅の嵌合溝31Bを有する広幅の枠体である。そして、嵌合溝31A,31 Bの内面には、それぞれ断面ノコギリ刃状の係止歯32A,32Bが設けられ、 嵌め込んだ後の上方への脱離を防止している。また、嵌合溝31A,31Bの溝 壁のうち、外側に位置させる外壁部33A,33Bは内側に位置させる内壁部3 4A,34Bよりも長尺に形成した。
【0010】 上記補強枠3(3A,3B)を嵌め付けた後、筐体2の上縁四隅に嵌め付ける コーナー枠4も、補強枠3と同様に硬質のプラスティック製である。そして、こ のコーナー枠4は、直交する2つの固定溝41A,41Bを有し、固定溝41A は補強枠3Aの幅とほぼ等しい溝幅で、固定溝41Bは補強枠3Bの幅とほぼ等 しい溝幅であり、固定溝41A,41Bにはそれぞれ係止歯42A,42Bが設 けられる。尚、本考案の収納箱1には、外方から見て右側に固定溝41Aが設け られて左側に固定溝41Bが設けられるコーナー枠4Cと、右側に固定溝41B が設けられて左側に固定溝41Aが設けられるコーナー枠4Dとの2種類をそれ ぞれ2個づつ使用する。そして、固定溝41A,41Bの内面には、前記嵌合溝 31A,31Bと同様に断面ノコギリ刃状の係止歯42A,42Bが設けられ、 嵌め込んだ後の上方への脱離を防止している。また、固定溝41A,41Bの溝 壁のうち、外側に位置させる外壁部43A,43Bは内側に位置させる内壁部4 4A,44Bよりも長尺に形成した。さらに、外壁部43A,43Bから上方へ 立片45A,45Bを延設した。
【0011】 尚、上記コーナー枠4(4C,4D)と補強枠3(3A,3B)との装着強度 を向上するためには、接着剤を介在させたり、或いはプラスティック製のリベッ トを打ち込んだりすれば良い。例えば接着剤を介在させる場合には、予めコーナ ー枠4C,4Dの固定溝41A,41Bの内面に接着剤を塗布し、補強枠3A, 3Bに嵌合すれば良い。また、プラスティック製のリベットを打ち込む場合には 、コーナー枠4C,4Dを補強枠3A,3Bに嵌合させた状態において貫通孔を 穿設し、その貫通孔にプラスティック製のリベットを挿着し、先端部を熱融着さ せれば良い。勿論、接着剤を介在させると共にプラスティック製のリベットを打 ち込むようにしても良い。
【0012】 以上説明したように収納箱1は、折り曲げ加工された筐体2の上縁に補強枠3 A,3Bを嵌め付け、さらに筐体2の上縁四隅にコーナー枠4C,4Dを嵌め付 けれるだけで極めて容易に且つ迅速に組み立て作製することができる。また、適 宜に機械装置を利用して連続的に作製することもできる。そして、その際、補強 枠3A,3Bやコーナー枠4C,4Dは、組み立て用の固定材として筐体2の形 状を保持すると共に、筐体2の上縁を補強し、例えば積み重ねた場合等にもその 変形などを抑制する。
【0013】 また、使用する原材料は、筐体2を形成する1枚のシート材、2本づつの補強 枠3A,3B、そして2個づつのコーナー枠4C,4Dだけで、極めて部材数が 少なく、その原材料部材の作製や部材管理が容易である。
【0014】 さらに、収納箱1には金属リベット等の金属材料が全く含まれず全体がプラス ティック製であるため、経年の使用の後に容易に再利用或いは廃棄処分すること ができる。
【0015】 加えて、図示実施例におけるコーナー枠4C,4Dにはそれぞれ立片45A, 45Bを設けたので、収納箱1を積み重ねた際に横ずれ及び落下を防止すること ができる。
【0016】 尚、図示実施例では係止歯32A,32B,42A,42Bは断面ノコギリ刃 状であるが、例えば図8に示すコーナー枠4’のように弧が連続する断面形状の 係止歯42’を設けるようにしても良く、特に限定するものではない。
【0017】 以上、本考案を実施例に基づいて説明したが、本考案は前記した実施例に限定 されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限り どのようにでも実施することができる。例えばコーナー枠4C,4Dを補強枠3 A,3Bに嵌着させずに、補強枠3A,3Bと同様に側面部22A,22Bの上 縁に嵌着させるようにしても良い。勿論この場合、補強枠3Aは底面部21の一 辺より固定溝41Aの2倍分だけ短く、補強枠3Bは底面部21の一辺より固定 溝41Bの2倍分だけ短く形成する。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の収納箱は、上方が開放する筐体を組み立てて補強 枠及びコーナー枠を嵌め付けるだけで極めて容易に製造することができる。した がって、適宜に機械装置を利用して連続的に作製することもできる。
【0019】 また、本考案の収納箱には金属リベット等の金属材料を全く使用していないの で、経年の使用の後には容易に再利用或いは廃棄処分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における筐体の展開図である。
【図2】筐体の組み立て状態を示す斜視図である。
【図3】実施例における補強枠の一種の一部を示す斜視
図である。
【図4】実施例における補強枠の他種の一部を示す斜視
図である。
【図5】実施例におけるコーナー枠の一種を示す斜視図
である。
【図6】実施例におけるコーナー枠の他種を示す斜視図
である。
【図7】実施例における補強枠の一部を欠截した収納箱
の斜視図である。
【図8】コーナー枠の他の実施例の一部を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 収納箱 2 筐体 21 底面部 22A,22B 側面部 23 重合部 3,3A,3B 補強枠 31A,31B 嵌合溝 32A,32B 係止歯 4,4C,4D コーナー枠 41A,41B 固定溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四方形の底面部の四側縁に延設した側面
    部を立ち上げると共に対向する一対の側面部の左右に延
    設した重合部を折曲して隣り合う側面部に重合させて上
    方が開放する筐体を構成し、該筐体の上縁に、内面に係
    止歯を設けた嵌合溝を有する補強枠を嵌め付け、さらに
    筐体の上縁四隅に、2つの幅が異なる固定溝が直交する
    コーナー枠を嵌め付けてなる収納箱。
JP091507U 1992-12-17 1992-12-17 収納箱 Pending JPH0651131U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP091507U JPH0651131U (ja) 1992-12-17 1992-12-17 収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP091507U JPH0651131U (ja) 1992-12-17 1992-12-17 収納箱

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JPH0651131U true JPH0651131U (ja) 1994-07-12

Family

ID=14028328

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JP091507U Pending JPH0651131U (ja) 1992-12-17 1992-12-17 収納箱

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210327A (ja) * 1995-02-07 1996-08-20 Apatsukusu:Kk 箱におけるモール部材とコーナー部材の結合構造
JPH08291809A (ja) * 1996-05-02 1996-11-05 Apatsukusu:Kk 板部材とモール部材の結合構造
JP2010235192A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kirinjyakaado:Kk 多目的ダンボール板固定部材
WO2013051092A1 (ja) * 2011-10-03 2013-04-11 豊田通商株式会社 リターナブルコンテナ
KR101340429B1 (ko) * 2013-05-09 2013-12-11 대성피에이티(주) 포장 박스용 덮개 조립체
JP2014218256A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 株式会社ヨシザワ 組立容器

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