JPH06345Y2 - 輸送用の金属製梱包容器構造 - Google Patents

輸送用の金属製梱包容器構造

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JPH06345Y2
JPH06345Y2 JP553787U JP553787U JPH06345Y2 JP H06345 Y2 JPH06345 Y2 JP H06345Y2 JP 553787 U JP553787 U JP 553787U JP 553787 U JP553787 U JP 553787U JP H06345 Y2 JPH06345 Y2 JP H06345Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は自動車部品等を製造元で箱詰し、現地で組み
立てるため等に使用する輸送用の金属製の容器の構造技
術の分野に属する。
而して、この考案は所定数並列に配設した舟木上にスポ
ット溶接等を介して設けた底パネルに対し、その端縁部
にて互いに直交して棲パネルと側パネルの側材が各々所
定数の支柱の外側に表パネルをスポット溶接等して張設
され、組み立て時にビス等により固定されるアルミ等の
金属製の梱包容器構造に関する考案であり、特に、側材
の棲パネルと側パネルのいづれか一方の端縁で直角に曲
折されている端縁部に折り返しがカールして形成され、
該折り返しの曲折部とそれに隣設している支柱との間隙
が他方の側材の端縁の支柱とその外側の表パネルとの厚
みに相当するように形成されて該他方の支柱と表パネル
とが一方の側材の支柱と折り返しされた表パネルとに挟
持されてビス等により結合されて角部、及び、梱包容器
全体の剛性がアップされている輸送用の金属性の梱包容
器構造に係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、市民生活が向上し、様々な商品が取り引き
されて流通過程では種々の機械装置等が取り扱われてい
る。
このうち、例えば、自動車等の機械製品はその容量が大
きいばかりでなく、数多くの部品の組立集合体であるた
めに、生産の都合や輸送の制約から、1つの製造場所で
あらゆる部品が完成品として製造され、使用地に輸送さ
れることはまれであり、各地の工場で各々各種の部品が
製造され、輸送に敵するサイズで需要地に輸送されて組
み立てられるケースが多く、特に、海外輸出等の輸送に
おいてはその形態が用いられる場合が多い。
かかる現地組み立てへの各部品の輸送用の箱等の容器と
しては所謂梱包容器が広く用いられているが、そのう
ち、外気との接触による発錆防止や輸送中の他の事物と
の接触による損傷防止、或は、梱包容器自体の組み立
て、分解のし易さ、再利用、更には、梱包容器そのもの
の製造の容易さ等の利点からアルミ等の金属製の梱包容
器が用いられる場合が多く、その場合、金属製の梱包容
器にあっては組み立て、分解、或は、解体後の逆輸送に
よる再使用のための折りたたみ等の都合から単に蓋体と
それ以外の部材の2体態様ではなく、蓋体、及び、底材
と棲パネル、及び、側パネルの側材とより成る梱包容器
の態様が広く用いられており、底材と側材については、
例えば、第4図に示す様な梱包容器1が用いられ、底材
2については縦方向配列の舟木3、3…に対して低パネ
ル4がスポット溶接等により張設固定され、側材3の棲
パネル7は所定数の支柱5に対し表パネル6が同じくス
ポット溶接により張設され、一方、側パネル7′に於い
ては同様に所定数の支柱5に対し表パネル6′が張設さ
れ、これらはタッピング等により組み立てられるように
されている。
そして、機械部品の梱包に際しては底材2の上に所定の
部品を収納載置し、棲パネル7と側パネル7′を建て込
んでタッピングビスにより組み付けし、図示しない蓋体
を載置組み付けするようにされている。
もっとも、梱包態様によってはこれらの逆の組み立てを
行う場合があるが、これらは一部機械搬入様式が用いら
れるものの一般には人手作業によって行われており、現
地での解体、及び梱包容器1の折りたたみ逆輸送に際し
ても人手作業による場合がほとんどである。
而して、在来態様における輸送用の金属製梱包容器構造
にあっては、その側材の棲パネル7と側パネル7′との
結合部の取り合いにおいては、例えば、第5図に示す様
に互いの表パネル6と6′の端縁に折り返し9、9′を
形成されて差し込み型にするようにした態様(例えば、
特開昭57−107729号公報発明)等があり、又、
第6図に示す様な棲パネル7の表パネル6と側パネル
7′の表パネル6′の端縁の間にスペーサパネル10地を
介装させて断面略Uの字型のコーナーアングル材11を外
装して挟挿するような態様(例えば、特公昭54−25
472号公報発明)等もあり、更には、第7図に示す様
に、一方の側材の棲パネル7の表パネル6に結合孔12、1
2…を形成させ、他方の側パネル7′の表パネル6′の
対応部分にフック13、13…を形成させて相互に結合する
別体コーナーアングルタイプのもの(例えば、実開昭和
56−7272号公報考案)もあり、更には、第8図に
示す様に、棲パネル7の表パネル6と側パネル7′の表
パネル6′のコーナー部に補強部材14を添設させてビス
止めするようなものが開発されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 さりながら、該種在来態様の結合部に於ける棲パネル7
と側パネル7′の取り合いは共に表パネル6、6′相互
の結合であって、剛性や強度に深い係りのある支柱5と
は無関係に行われているために、強度や剛性が弱く、ノ
ックダウン部品等の梱包や解体を行うに際しての作業の
うえで強度不足になり各パネル等で変形等が伴い易いと
いう欠点があった。
そして、差し込み型や嵌め込み型では大型の梱包容器に
於いては組み付け作業が煩瑣で困難性を伴う難点があ
り、強度的にも弱いという不都合があり、又、別体コー
ナーアングル型では部品点数や組付工数が多くなって、
結果的に、コスト高につながるという不利点もあった。
そして別部材の添設や折曲げタイプにおいては作業性は
良いものの、結合部に於いて板厚が薄くコーナー部の剛
性が弱いという不都合さもあった。
この考案の目的は上述従来技術に基づく金属製梱包容器
の棲パネルと側パネルの結合に於ける取り合いの問題点
を解決すべき技術的課題とし、双方の表パネルの端縁が
それぞれの支柱との取り合いの関係を有するようにして
結合部に於ける強度を増大し、梱包、解体時の剛性を大
きくして梱包、解体の作業がし易いばかりでなく、梱包
容器の部材の損傷や疲労を少くし、解体を折りたたんで
逆輸送しても高頻度に反復使用することが出来るように
して機械製造産業における輸送技術利用分野に益する優
れた輸送用の金属製梱包容器構造を提供せんとするもの
である。
〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とす
るこの考案の構成は前述問題点を解決するために、機械
製造部品の現地組み立て等に際し、そのノックダウン部
品を金属製の梱包容器に収納して梱包するに際し、予め
その側材の棲パネル、側パネルの一方の端部における直
角折曲部の端縁にカールさせた折り返しを形成させてそ
の隣設する支柱との間に他方の側材の端部支柱とその表
パネルとの厚み部分の間隙を形成させ、底パネルに他方
の側材を立設し、一方の側材をして他方の側材の端部支
柱とその外側の表パネルをカールさせた折り返しを有す
る表パネルと隣設する支柱との間に相対的に直進させて
嵌め込むことにより挟持させ、結合部に於いて確実に一
対の支柱が双方の側材の棲パネルと側パネルの表パネル
に取り合うようにされ、一方の表パネルの折り返しの厚
み部分にビス止めを行って確実に結合させて結合部の剛
性、ひいては、梱包容器の剛性と強度をアップし、設計
通りの梱包容器が行え、輸送する際の振動や揺胴に対し
ても梱包容器はその梱包状態を確実に維持して梱包する
ノックダウン部品に対する悪影響がないように、現地解
体に際してはビスを外し、一方の側材を側方にスライド
させることにより他方の側材からスムーズに外れて解体
が容易になされ、各部材の損傷が生ぜず逆輸送に際して
の折りたたみも確実に行え、又、梱包容器の製造に際し
ても部品点数が少く、製造は勿論、組付工数も簡単に行
えるようにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を第1〜4図に基づいて説明
すれば以下の通りである。尚、第5〜8図と同一態様部
分は同一符号を用いて説明するものとする。
図示実施例は自動車部品の海外輸出用に用いられるノッ
クダウン部品の輸送用の梱包容器1の態様であり、図示
の都合上、蓋体は省略されているが、底パネル4上に図
示しないノックダウン部品を収納し、一対の棲パネル
7、7を立設し、それに直交させて側方から側パネル
7′、7′をスライドして押し込み、ビスを介して組み
立て、図示しない蓋体を装着して梱包するようにされて
おり、棲パネル7、側パネル7′に於いては図示する様
に一方の棲パネル7はその端縁に支柱5が設けられ、他
端の支柱5との間に表パネル6がスポット溶接等によっ
て張設されている。
そして、他方の側材の側パネル7′に於いては棲パネル
7の支柱5の厚み部分だけ幅狭に支柱5が設けられて棲
パネル7の支柱5の厚み部分の幅一杯に表パネル6′が
同様にスポット溶接等の手段により張設され、その端部
の結合部8に於いては棲パネル7方向に沿うように直角
に折曲部15が形成され、その端縁にはカール状の折り返
し16が全縁に沿って曲折形成されている。
そして、折曲部にはビス締め付け用の孔17が形成され、
棲パネル7の表パネル6、及び、端部の支柱5にもビス
孔が図示はしていないが穿設されている。
上述構成において、図示しない機械装置等のノックダウ
ン部品を梱包するに際しては、底パネル4上に所定に当
該ノックダウン部品を積み込み、底パネル4の端部の所
定取り合いにおいて一対の棲パネル7、7を立設し、次
いで一対の側パネル7′、7′を側方からその端部の支
柱5と折り返し16の間に棲パネル7の支柱5とその外側
の表パネル6を挟み込むように挿入して仮取り付けを行
う。
このプロセスにおいて、上述した如く、側パネル7′の
支柱5と曲折部15の表パネル6′の折り返し16′との間
隙は棲パネル7の支柱5とその外側の表パネル6との厚
みに一致させるように予め形成されているために、確実
一致して挿入され、むしろ折り返し16のカール部分が一
種のガイド機能を果して棲パネル7、7に対する側パネ
ル7′の側方から押し込み、挿入はスムーズに行われ
る。
したがって、このような棲パネル7と側パネル7′との
組み立ては1人作業でスムーズに行われる。
又、在来態様の如く、表パネル6、6′の端部に於ける
他の部材等の組み立て作業中における組み付けも行わな
いで済むためにスムーズに行われる。
そして、前述した如く、図示しない蓋体を装着して梱包
を終わる。
そして、この間の組み立て作業時において、棲パネル7
と側パネル7′との結合部8に於いては各表パネル6、
6′が支柱5、5に取り合っているために、剛性も強
く、組み立て作業中における撓み等も生ぜず、したがっ
て、各部材の損傷等も生じることなく、又、海上輸送等
における振動や揺動に対しても梱包容器1自体がそのコ
ーナー部の組立部8に於いて、支柱5が2本づつ介装さ
れているために強度が充分であり、荷崩れは勿論のこ
と、曲折等も生ぜず、梱包しているノックダウン部品等
への悪影響もない。
而して、現地に於いて梱包容器1を解体し、ノックダウ
ン部品を取り出す際においても、上述組立プロセス作業
の逆作業を行うことにより極めてスムーズに、且つ、各
部材の何ら損傷を行うことなく棲パネル7と側パネル
7′の解体が行われ、解体後の逆輸送に際しての折りた
たみもスムーズに、又、部材損傷が行われずなされるた
めに、高頻度の再使用が行われる。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、表パネルは平板パネルのみ
ならず、波板等に対しても行われ、部分的に木材が使用
される梱包容器に対しても適用出来る等種々の態様が採
用可能である。
そして、設計変更的には表パネルの端縁に於ける折り返
しは側パネルのみならず、棲パネル側に於いてもなし得
るものである。
又、設計変更的には支柱を木材を用いる等も可能である
ことも勿論のことである。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に海外輸出用のノック
ダウンの機械部品等に対する輸送用金属製の梱包容器構
造において、底パネルに対する一対の棲パネルと側パネ
ルの組み付けが両者の組み付けにおいて表パネルが支柱
と取り合うために、結合部に於ける側材の強度、剛性が
向上して組立解体作業中は勿論のこと、輸送中における
強度が充分に保てて作業がし易いのみならず、輸送中の
ノックダウン部品等に対する悪影響がないという優れた
効果が奏される。
したがって、輸送後におけるノックダウン製品に対する
信頼度が高まるという利点もある。
而して、一対の棲パネルと側パネルの一方側の端縁に折
り返しを形成させて隣設する支柱との間に他方の側材の
支柱と表パネルの厚さに等しい間隙を形成することによ
り、一方の側材を底パネルに立設した方の側材をしてそ
の端縁の支柱と表パネルの折り返しとにより他方の支柱
と表パネルを挟装して側方からスライド挿入することが
出来るために作業もし易く、しかも、支柱により両側材
の結合部の強度が向上し、組み立てに際してもスムーズ
に作業が行われるという優れた効果が奏される。
又、側材の一方の端縁の表パネルに折り返しを形成する
だけで良いために、他の部品等も要らず、したがって、
製造に際しての部品点数が少く組付工数も増加せず、コ
ストアップにつながらないというメリットがある。
【図面の簡単な説明】 第1〜4図はこの考案の1実施例の説明図であり、第1
図は棲パネルと側パネルの結合部に於ける取合部分斜視
図、第2図は一方の側材の表パネルの折り返し拡大平断
面図、第3図は一方と他方の側材の結合された概略部分
平面図、第4図は梱包容器の斜視図、第5〜8図は従来
技術に基づく棲パネルと側パネルの結合取合図であっ
て、第5図は1態様の部分平面図、第6図は他の態様の
斜視図、第7図は別の態様の組合せ図、第8図は更に他
の態様の平面図である。 4…底パネル、 7…棲パネル、 7′…側パネル、 5…支柱、 6…表パネル、 1…梱包容器、 7、7′…側材、 16…端縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底パネルに対する棲パネルと側パネルがそ
    れぞれ支柱に表パネルを張設され角部で双方が固定され
    る輸送用の金属製梱包容器構造において、上記棲パネル
    と側パネルのいづれか一方の側材の表パネルの折り返し
    曲折された端縁と該端縁に隣設する支柱の間に他方の側
    材の端部の支柱と表パネルとが挟持されて結合されるこ
    とを特徴とする輸送の金属製梱包容器構造。
JP553787U 1987-01-20 1987-01-20 輸送用の金属製梱包容器構造 Expired - Lifetime JPH06345Y2 (ja)

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JPS63114925U JPS63114925U (ja) 1988-07-25
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