JPH0318348Y2 - - Google Patents

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JPH0318348Y2
JPH0318348Y2 JP17397984U JP17397984U JPH0318348Y2 JP H0318348 Y2 JPH0318348 Y2 JP H0318348Y2 JP 17397984 U JP17397984 U JP 17397984U JP 17397984 U JP17397984 U JP 17397984U JP H0318348 Y2 JPH0318348 Y2 JP H0318348Y2
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side plate
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fixed
plate
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、各種機械類を収納する金属製側板を
主体とした輸送用容器に関する。
〔技術的背景ならびに従来技術〕
各種機械類を船積みなどして輸送する場合には
輸送用容器が使用される。かつては、この輸送用
容器は全体が木材によつて形成されていた。とこ
ろが、木材製の容器の場合には、雨などの水分に
弱く腐食しやすい欠点があつた。また、木材は強
度が弱く、また重量が大きいなどの問題点があつ
た。そこで、最近は金属製の側板を使用した輸送
用容器が使用されている。
第3図はこの種の金属製の輸送用容器を斜視図
にて示しているものである。
この容器では側板1として波形金属板が使用さ
れている。この側板1の下端は木材製の底板2の
側端に添装され、釘3によつて固定されている。
また、底板2の両側下端には基板4とスリ材5が
固定されている。さらに、側板1の上側には金属
平板による天井板8が固設されている。
第4図は、従来の輸送用容器を、天井板8が取
付けられる前の状態にて示した部分斜視図であ
り、第5図はその分解図である。
側板1aの上側内面には木製の枠材6aが釘3
aによつて固定されており、他の側板1bの上側
内面には、木製の他の枠材弁6bが釘3bによつ
て固定されている。また、側板1aの側端部の内
面には縦方向に延びる木製の支柱7が固設されて
いる。この支柱7は、側板1aの側端の折曲部1
cの内側に設置されており、釘3cによつて固定
されている。容器を組立てる際には、枠材6aと
支柱7との境界の空間部Aに枠材6bの先端部が
嵌入される。このとき、側板1bの側端部にて直
角に曲げられた折曲部1dが側板1aの外側に重
ねられる。そして、枠材6bから枠材6aに長い
釘3d(第4図参照)が打たれて両者が固定され
る。また、側板1bの折曲部1dは釘3eによつ
て側板1aとともに支柱7に固定されるようにな
つている。
上記の各枠材6a,6bと支柱7とによつて金
属製の側板1を支持する骨組みが構成されてい
る。また、前記天井板8の側辺には折曲部8aが
形成されており、この折曲部8aが釘3fにより
各枠材6a,6bに打ち付けられることによつて
上記天井板8が固定されるようになつている。
〔従来技術の問題点〕
上記従来例における枠材6a,6bの組合わせ
構造では、側板1aの折曲部1cの上端部分(第
5図にてaで示す部分)が切欠かれて、枠材6b
が第5図に矢印で示すように側方から組付けられ
るようになつている。
ところが、側板1aのaで示す部分を切断する
上記の構造では、切断する作業が煩雑で側板1a
の加工工数が嵩むことになる。また、aで示す部
分を切断すると、側板1aの隅部にbにて示すエ
ツジが形成されることになる。このエツジ部分b
は鋭利な形状になるため、容器の組立て作業の際
きわめて危険である。また、このエツジ部分bは
変形しやすいので、梱包作業中に矯正しなくては
ならない場合が多くなり、この点においても作業
は煩雑である。
上記の欠点を回避するものとして第6図と第7
図に示す構造が考えられる。第6図に示すもの
は、エツジ部分bを円く切取つたものである。こ
の構造であれば、鋭角なエツジ部分bはなくな
る。しかしながら、エツジ部分bを円く切取る作
業は煩雑であり、側板1aの加工工数が嵩む欠点
がある。また、側板1aの板厚が薄い場合には、
円く切取つてあつても、けがをする危険性は十分
にあり且つ変形しやすいことに変わりはない。
第7図に示すものは、第5図、第6図のものと
異なり、bで示す部分を完全に取去つたものであ
る。このような構造にすれば、上記の欠点は回避
できる。しかしながら、この場合には枠材6aと
支柱7との境界の空間部Aを覆うものが天井板8
の折曲部8aのみとなるため、このA部分の密閉
が不十分となる。よつて雨水が混入しやすくなる
などの欠点がある。
〔本考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、側板と枠材との接合部に鋭利な突出
部が形成されず安全性を確保でき、しかも枠材の
接合部の構造が簡単となり、組立ても容易となる
輸送用容器を提供することを目的としている。
〔本考案の構成〕
本考案は四側面を囲む金属製の側板が底板上に
接合されており、且つ各側板の上端には木製の枠
材が固設され、さらにこの枠材に天井板が接合さ
れている輸送用容器において、第一の金属製側板
の上端に沿つて固設された第一の木製枠材の端部
は、容器内側部分が切取られて細幅に形成されて
いるとともに、第一の金属製側板の側端部は直角
に折曲げられて、この直角に折曲げられた折曲部
の内面が上記第一の木製枠材の細幅部の先端面に
接合されており、且つ第二の金属製側板の上端に
沿つて固設された第二の木製枠材は、その端部が
第一の木製枠材における容器内側部分の切取部内
に嵌合されているとともに、第二の金属製側板の
側端部は直角に折曲げられて、この直角に折曲げ
られた折曲部の内面が第一の金属製側板の外側に
重ね合され、前記第一の木製枠材と第二の木製枠
材とが互いに固定されていることを特徴としてい
るものである。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第3図の図面
によつて説明する。
前述の如く、第3図に示す輸送用容器は各種機
械類や部品などを梱包して、車両や船舶にて輸送
するためのものである。この輸送用容器は側板1
が波形金属板によつて形成されており、上下方向
への荷重に対する強度が高くなつている。底部に
は木製の底板2が設けられており、側板1の下端
は釘3によつてこの底板2に固定されている。ま
た底板2の下面には基材4とスリ材5が固設され
ている。また、側板1の上部には金属平板による
天井板8が固定されている。
第1図は天井板8が取付けられる前の状態を示
す部分斜視図、第2図はその分解図である。
側板1aの上端には木製の枠材11が固設され
ている。この枠材11の端部の容器内側には切取
部11aが形成されて、枠材11の端部が長さα
で幅βの寸法の細幅部11bとなつている。上記
切取部11aは治具を用いて画一的に切断する。
また、側板1aの右側端には木製の支柱7が設け
られている。側板1aの右側端には直角に曲げら
れた折曲部1cが設けられており、この折曲部1
cが枠材11における細幅部11bの先端面11
cと、支柱7の側面に接合されている。そして、
側板1aと枠材11は釘3aによつて固定され、
側板1aと支柱7は釘3cによつて固定されてい
る。
また、他の側板1bの上端には同じく木製の枠
材12が釘3bによつて固定されている。この枠
材12の幅は、前記枠材11の細幅部11bの長
さと同じαである。この枠材12は側板1bの幅
よりも短く形成されており、したがつて、側板1
bの側端にて曲げられた折曲部1dと枠材12の
端面12aとの間には隙間Cが形成されている。
この隙間Cの幅は、枠材11の細幅部11bの幅
寸法βと同じか、あるいはこれよりもわずかに大
きくなつている。
上記側板1aと1bを接合する際には、枠材1
2の端部を、他方の枠材11の切取部11aによ
つて形成されている空間部B内に嵌挿する。この
とき、枠材12の端面12aと折曲部1dとの間
に形成されている隙間Cに、他方の枠材11の細
幅部11bが挿入される。その結果、折曲部1d
は側板1aの外面に重ね合わされる。そして、第
1図に示すように、釘3gによつて枠材11と1
2を固定し、さらに側板1bの折曲部1dを釘3
eによつて支柱7へ打ち付ける。
なお、第1図、第2図では容器の1つの角部を
図示して説明したが、他の角部も同じ構造であ
る。このようにして、波形金属板により形成され
た側板1a,1bは、枠材11,12と支柱7と
を骨材として組立てられる。
第1図に示す状態に組合わされた後に、側板1
a,1b上に天井板8が固定される。この天井板
8の4側辺には折曲部8aが形成されており、こ
の折曲部8aが枠材11と12の側面に対し釘3
fにて打ち付けられて固定されるようになつてい
る。
以上の工程により第3図に示す輸送用容器が組
立てられるが、この組立て作業の間に容器内部に
各種機械類や部品などが梱包される。
〔本考案の効果〕
以上に示す本考案は以下に列記する効果を奏す
る。
(1) 側板1aの折曲部1cは枠材11の先端面1
1cと支柱7の側面とに接合される。よつて、
第5図の従来例のように鋭利なエツジ部bが突
出することはなく、この部分によつて作業中に
けがをする心配もない。また、エツジ部bの変
形によつて組立て作業が煩雑になることもな
い。
(2) 側板1aの折曲部1cは側板1aの高さ方向
全長にわたつて形成されている。よつて、第5
図のaで示す部分の切断作業が不要になり、さ
らには、第6図のような円切りの必要もなくな
つて側板1aの加工が容易になる。
(3) 枠材11の端部に切取部11aを形成し、他
方の枠材12の端部をこの切取部11aに嵌挿
させているので、枠材11と12との接合部が
第4図、第5図に示す構造に比べて確実なもの
となり固定強度が高くなる。これにより天井板
8の支持強度も高くなる。
(4) 枠材11と12との間が凹凸嵌合によつて位
置決めされるので、両枠材11と12との間の
直角度が正確に出せるようになり、容器全体の
仕上がりも良好なものとなる。
(5) 枠材11の端部に切取部を形成し、枠材12
の端部を切取部に嵌挿させるような構造にした
ので、枠材11と12との接合が従来よりも短
い釘で済むようになる。したがつて、輸送用容
器の組立て作業が楽になる。しかも、枠材11
と12の端部どうしが凹凸嵌合によつて簡単に
位置決めされるので、釘打ち作業時の位置合わ
せも容易になる。
(6) 第1図に示すように容器の角部においては、
枠材11と12の端部どうしが強固に組合わさ
れ、また角部を挟む両側縁部では側板1aと折
曲部1dならびに側板1bと折曲部1cが互い
に上下方向全長にわたつて重ね合わされる。し
たがつて、角部の密閉状態が高まり、雨水の浸
入などを完全に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による輸送用容器の接合部を天
井板が取付けられる以前の状態にて示す部分斜視
図、第2図はその分解図、第3図は輸送用容器の
全体を示す斜視図、第4図は従来の輸送用容器に
おける側板の接合部を天井板が取付けられる以前
の状態にて示した部分斜視図、第5図はその分解
図、第6図と第7図は他の従来例による側板の側
端部を示す斜視図である。 1a……第一の金属製側板、1b……第二の金
属製側板、1c……第一の側板の折曲部、1d…
…第二の側板の折曲部、2……底板、8……天井
板、11……第一の木製枠材、11a……切取
部、11b……細幅部、11c……細幅部の先端
面、12……第二の木製枠材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四側面を囲む金属製の側板が底板上に接合され
    ており、且つ各側板の上端には木製の枠材が固設
    され、さらにこの枠材に天井板が接合されている
    輸送用容器において、第一の金属製側板の上端に
    沿つて固設された第一の木製枠材の端部は、容器
    内側部分が切取られて細幅に形成されているとと
    もに、第一の金属製側板の側端部は直角に折曲げ
    られて、この直角に折曲げられた折曲部の内面が
    上記第一の木製枠材の細幅部の先端面に接合され
    ており、且つ第二の金属製側板の上端に沿つて固
    設された第二の木製枠材は、その端部が第一の木
    製枠材における容器内側部分の切取部内に嵌合さ
    れているとともに、第二の金属製側板の側端部は
    直角に折曲げられて、この直角に折曲げられた折
    曲部の内面が第一の金属製側板の外側に重ね合さ
    れ、前記第一の木製枠材と第二の木製枠材とが互
    いに固定されていることを特徴とする輸送用容
    器。
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