JPS6215177Y2 - - Google Patents

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JPS6215177Y2
JPS6215177Y2 JP1980170046U JP17004680U JPS6215177Y2 JP S6215177 Y2 JPS6215177 Y2 JP S6215177Y2 JP 1980170046 U JP1980170046 U JP 1980170046U JP 17004680 U JP17004680 U JP 17004680U JP S6215177 Y2 JPS6215177 Y2 JP S6215177Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、容器の蓋組立用単位板に関するも
のである。
タンク等の大形容器を、多数の単位板から組立
てることは既に行なわれている。このような単位
板としては、いろいろな形式のものが知られてい
るが、そのうち代表的なものは、直角四辺形の板
の四周をすべて同一側に折曲して接合縁を設け、
全体として浅い箱状に成形したものである。この
形式の単位板は、同じ形状および同じ大きさの単
位板を用い、単位板の数を増減するだけで種々の
大きさの容器を組立てることができる。したがつ
て、この形式の単位板は、容器組立用単位板とし
て甚だ便利なものであつた。
上記の単位板は容器本体だけでなく、蓋の組立
にも用いられた。この場合、蓋の上に雨水等がた
まるのを防ぐために、接合縁が下方に向けられ
た。しかし、上記の単位板から、接合縁が下方に
向けられた蓋を組立てるためには、まず単位板の
接合縁を上側に向けて、同一平面上で縦方向およ
び横方向に並べ、互いに隣接する接合縁をボルト
のような接続具で接続した後、こうしてできた大
きな平板の上下を逆にして、接合縁を下に向けな
ければならない。ところが、このような大きな平
板の上下を逆にする作業は、殊に風が吹いている
ときには、危険を伴なうほか、平板を破損するお
それがあつた。また、接合縁を下方に向けて蓋を
構成するときは、ボルトの増締めをする必要が起
つたときに、蓋の下側に足場を組立てなければな
らず、極めて繁雑な作業を必要とした。この考案
は、上記の欠点を改善するためになされたもので
ある。
すなわち、この考案は、四角な板の対向2辺の
うち、1辺に沿う上面と他辺に沿う下面とを平担
にし、残る2辺に沿う部分を何れも上側へ屈曲
し、そのうち一方の屈曲片を上方突出縁とし、他
方の屈曲片の先をさらに下側へ屈曲して山形突出
縁とし、山形突出縁の頂部を上方突出縁の上端よ
り高くし、頂部から先端へ下る部分を上方突出縁
と平行に延ばし、1つの対角線の上記1辺側の端
にある山形突出縁の角部と他辺側の端にある上方
突出縁の角部とを切欠し、両切欠部の縁の一部に
互いに平行な部分を設けてなる、容器の蓋組立用
単位板である。
この考案に係る容器の蓋組立用単位板を、図面
に基いて説明すると次の通りである。第1図ない
し第4図は、この考案に係る容器の蓋組立用単位
板の一例を示す一部切欠斜視図である。第5図な
いし第8図はこの考案に係る容器の蓋組立用単位
板の使用状態を示す一部切欠分解斜視図である。
第1図において、四角な板の対向2辺11,1
2のうち、1辺11に沿う上面と他辺12に沿う
下面とが平担にされている。残る2辺に沿う部分
は、何れも上側へ屈曲され、そのうち一方の屈曲
片が上方突出縁2とされ、他方の屈曲片の先端が
さらに下側へ屈曲されて、山形突出縁3とされて
いる。山形突出縁3の頂部は、上方突出縁2の上
端より高くされている。山形突出縁3の頂部から
先端側へ下る部分33は、上方突出縁2と平行に
延びている。
板1における1つの対角線の上記1辺11側の
端にある山形突出縁3の角部と、他辺12側の端
にある上方突出縁2の角部とが切欠され、両切欠
部の縁21,31が互いに平行とされている。こ
のように構成されたものが、この考案に係る容器
の蓋組立用単位板aである。
上記の単位板aは、金属(例えば鉄、ステンレ
ス、アルミニウム)または合成樹脂(例えばガラ
ス繊維補強ポリエステル樹脂のような強化合成樹
脂)で作られる。板1は、正方形、長方形等の方
形であることが望ましく、その1辺の長さは、
0.5ないし2m程度が適当である。板1には、縞
状、十字状、X字状、星状、四角形、八角形、円
形等の比較的大きな膨出13を設けることがで
き、また小さな突起を多数上面全体にわたつて設
けることができる。さらに板1には、熱絶縁材
(例えば硬質ウレタン樹脂発泡板、アクリル樹脂
発泡板、繊維質板等)を含ませて3層構造にする
ことができる。
上方突出縁2は、板1に対して95ないし170度
の角度をなして斜めに突出することが望ましい。
上方突出縁2は、先を下側へ屈曲して山形突出縁
3と相似形にすることができる。山形突出縁3
は、1本以上の稜線を有していてもよく、また稜
線をもたずに断面が弧状に屈曲されていてもよ
い。山形突出縁3、または上記1辺11に沿う部
分および他辺12に沿う部分には、ボルト挿通用
の孔32,14,15を穿設することができる。
切欠部の縁21,31は、一部だけが互いに平行
であつてもよい。また、縁21,31は曲つてい
てもよい。板1の下面には、リブ4を付設するこ
ができる。リブ4は、1辺11に沿つて存在する
ことが望ましい。
第1図に示したのは、この考案に係る単位板の
代表的な例の1つである。この考案には、このほ
か、これに種々の変更を加えたものも含まれる。
以下、この考案に属する種々の単位板について、
変更の要点を説明する。
第2図に示す単位板bは、板1の上面に円形の
小さな突起16を全体にわたつて設けてもよいこ
とを示している。この突起16は、蓋の上に人が
乗つたとき、足がすべるのを防ぐ役目をする。ま
た、リブ4を板1と別体に作つておき、溶接、接
着等により付設できることを示している。なお、
この単位板bでは、上方突出縁2と山形突出縁3
との配置が、第1図の単位板aと逆にされてい
る。
第3図に示す単位板cは、上方突出縁2と山形
突出縁3とが、断面弧状にわん曲している。この
考案で平行という場合には、等間隔で延びている
限り、わん曲している場合も含むものとする。
第4図に示す単位板dは、板1が全体として弧
状にわん曲してもよいことを示している。また、
上方突出縁2の先端が折曲されてもよいことを示
している。さらに、リブ4がL字状に折曲されて
もよいこと、および1辺11に沿う部分の孔14
に下側からボルト5が挿通され、頭部(図示せ
ず)が溶接されてもよいことを示している。
この考案に係る単位板は、次のように使用され
る。第5図において、容器の上端に傾斜したビー
ム6が付設され、その上にこの考案に係る単位板
e,f,g,h,iおよびjが、水平方向および
傾斜方向に沿つて並べられている。単位板eは、
第1図の単位板aにおいて、膨出13を備えない
ものである。単位板fは、単位板aにおいて、膨
出13の幅を広くしたものである。単位板g,
h,iおよびjは、それぞれ単位板eにおいて、
板1に菱形、長円形、角丸長円形、または十字形
の膨出13を1個だけ設けたものである。
これらの単位板は、次のように並べられる。各
単位板は、1辺11が傾斜の上側に位置するよう
に配置される。水平方向に沿い隣接する2個の単
位板、例えばeとhでは、単位板hの上方突出縁
2上に単位板eの山形突出縁3が重ねられる。山
形突出縁3の先端側へ下る部分33は、上方突出
縁2と平行にされているから、互いに密接でき
る。傾斜方向に沿い隣接する2個の単位板、例え
ばgとhでは、単位板gの他辺12に沿う下面の
平担部が、単位板hの1辺11に沿う上面の平担
部上に当接されて、ボルト5で固定される。この
場合も、平担部同志の当接であるから密接でき
る。固定に際しては、ボルト5にパツキン51と
座金52をはめて、ナツト53で締付ける。
また、対角線方向に隣接する2個の単位板、例
えばfとhでは、単位板hの山形突出縁の切欠部
と単位板fの上方突出縁の切欠部とがつきあわさ
れる。このとき、山形突出縁の縁31と上方突出
縁の縁21とは、平行な部分をもつているから、
密接できる。また、単位板fの上方突出縁2の上
に第3の単位板gの山形突出縁3が重ねられ、上
記つきあわせ部がこの山形突出縁により覆われ
る。
第6図では、容器の蓋がこの考案に係る単位板
kから組立てられている。単位板kは、第5図の
単位板eにおいて、上方突出縁2の先端をさらに
逆側へ折曲したものである。4個の単位板kが第
5図の場合と同様に並べられ、ボルト5を用いて
固定されている。上方突出縁2の先端折曲部は、
水平方向に隣接する単位板の山形突出縁3の水平
部に下側から密接する。
第7図では、容器の蓋がこの考案に係る単位板
lから組立てらている。単位板lは、第6図の単
位板kにおいて、上方突出縁2の先端をさらに下
側へ屈曲して山形突出縁3と相似形にしたもので
ある。4個の単位板lが前と同様に並べられ、ボ
ルト5を用いて固定されている。上方突出縁2
は、水平方向に隣接する単位板lの山形突出縁3
に、下側から密接している。
第8図では、容器の蓋がこの考案に係る単位板
mから組立てられている。単位板mは、第5図の
単位板eにおいて、上方突出縁2の先端に小さな
折曲片22を設けたものである。4個の単位板m
が前と同様に並べられ、ボルト5を用いて固定さ
れている。折曲片22は、水平方向に隣接する単
位板mの山形突出縁3の水平部と重ねられて、ボ
ルト5で固定されている。
この考案に係る容器の蓋組立用単位板は、四角
な板の対向2辺のうち、1辺に沿う上面と他辺に
沿う下面とを平担にしたので、複数個の単位板を
同一平面状に並べて蓋を組立てるとき、隣接する
単位板の1辺に沿う平担部と他辺に沿う平担部と
を密接できる。それ故、これら2辺に沿う継目を
気密にでき、雨水の侵入を防止できる。この場
合、単位板を傾斜した平面上に並べ、1辺側を傾
斜の上側に位置させると、1辺に沿う平担部上か
らの雨水の侵入を、より完全に防止できる。
また、残る2辺に沿う部分を何れも上側へ屈曲
し、そのうち一方の屈曲片を上方突出縁とし、他
方の屈曲片の先をさらに下側へ屈曲して山形突出
縁とし、山形突出縁の頂部を上方突出縁の上端よ
り高くしたので、隣接する単位板の上方突出縁を
山形突出縁の下へ挿入することができる。そし
て、山形突出縁の頂部から先端へ下る部分を上方
突出縁と平行に延ばしたので、上記のように挿入
したとき、下る部分と上方突出縁とを密接でき
る。それ故、これら2辺に沿う継目も気密にでき
る。このとき、両突出縁が何れも上側へ突出して
おり、上方突出縁が山形突出縁で覆われ、しかも
山形突出縁の先が下側へ屈曲されているので、雨
水の侵入防止がますます完全になる。
さらに、1つの対角線の上記1辺側の端にある
山形突出縁の角部と他辺側の端にある上方突出縁
の角部とを切欠したので、2個の単位板を対角線
方向に並べ、そのうち一方の単位板の山形突出縁
の切欠部と他方の単位板の上方突出縁の切欠部と
をつきあわせておき、他方の単位板の上方突出縁
に第3の単位板の山形突出縁を重ねると、上記つ
きあわせ部が第3の単位板の山形突出縁により覆
われる。それ故、つきあわせ部からの雨水の侵入
が防がれる。また、両切欠部の縁の一部に互いに
平行な部分を設けたので、平行な部分を密接する
ことができる。それ故、つきあわせ部からの雨水
の侵入が、より完全に防止される。
上記のように、この考案に係る容器の蓋組立用
単位板は、数多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この考案の容器の蓋組
立用単位板の一例を示す一部切欠斜視図、第5図
ないし第8図は、この考案の容器の蓋組立用単位
板の使用状態を示す一部切欠分解斜視図である。 各図において、aないしmはこの考案の単位
板、1は板、2は上方突出縁、3は山形突出縁、
4はリブ、5はボルト、6はビーム、11は1
辺、12は他辺、13は膨出、14および15は
孔、16は突起、21は切欠部の縁、22は折曲
片、31は切欠部の縁、32は孔、33は下る部
分、51はパツキン、52は座金、53はナツト
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四角な板の対向2辺のうち、1辺に沿う上面と
    他辺に沿う下面とを平担にし、残る2辺に沿う部
    分を何れも上側へ屈曲し、そのうち一方の屈曲片
    を上方突出縁とし、他方の屈曲片の先をさらに下
    側へ屈曲して山形突出縁とし、山形突出縁の頂部
    を上方突出縁の上端より高くし、頂部から先端へ
    下る部分を上方突出縁と平行に延ばし、1つの対
    角線の上記1辺側の端にある山形突出縁の角部と
    他辺側の端にある上方突出縁の角部とを切欠し、
    両切欠部の縁の一部に互いに平行な部分を設けて
    なる、容器の蓋組立用単位板。
JP1980170046U 1980-11-26 1980-11-26 Expired JPS6215177Y2 (ja)

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JP1980170046U JPS6215177Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26

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JP1980170046U JPS6215177Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS5792692U JPS5792692U (ja) 1982-06-07
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JP1980170046U Expired JPS6215177Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602693U (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 株式会社イナックス 組立式貯槽の側壁形成用単位パネル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52157005U (ja) * 1976-05-25 1977-11-29

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JPS5792692U (ja) 1982-06-07

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