JPS6140704Y2 - - Google Patents

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JPS6140704Y2
JPS6140704Y2 JP1979175251U JP17525179U JPS6140704Y2 JP S6140704 Y2 JPS6140704 Y2 JP S6140704Y2 JP 1979175251 U JP1979175251 U JP 1979175251U JP 17525179 U JP17525179 U JP 17525179U JP S6140704 Y2 JPS6140704 Y2 JP S6140704Y2
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plate
reinforcing plate
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upright
unit
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JP1979175251U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、補強された組立容器に関するもの
である。
タンク等の大形容器を直角四辺形状の浅い箱状
物で組立てることは、既に行なわれている。この
ような単位板としては、色々な構造のものがあ
る。例えば、実公昭40−27399号公報が記載する
ように、直角四辺形の基板の周辺に、基板から直
立する接続縁のみを設けたものであれば、実公昭
42−3963号公報が記載するように、基板の周辺の
すべてに、基板から135度の角度をなして起立す
る傾斜接続縁と、直立する接続縁とを同時に設け
たものもあり、また、実開昭51−140809号公報が
記載するように、基板の周辺に傾斜接続縁と直立
接続縁とを併せて設けるが、1つの辺上にはその
うちの何れか一方だけを設けたものもある。これ
らの単位板の組み合わせにより、容器が容易に組
立てられるので、ビルデイングの屋上などに設置
するための給水槽として、この組立容器は広く用
いられる。
しかし、こうして組立てた容器が大きくなる
と、欠点も感じられるに至つた。その欠点とは、
この組立容器内に水を満たすと、静水圧、または
地震の際の動水圧により、側壁が大きく変形する
ということである。そこで、側壁を補強すること
が行なわれた。その補強方法として、対向する側
壁間または側壁と底壁間にステーをさしわたすこ
とが行なわれた。その場合には、容器の内壁面上
に、4個の単位板の接点にまたがつてステーブロ
ツクと呼ばれる固定具を付設し、ステーの端をス
テーブロツク上の起立片に固定することが行なわ
れた。しかし、このような方法では、ステーに力
が加えられたとき、ステーブロツクと単位板の固
定部が破壊されるおそれがあつた。
この欠点を改善する方法として、対向側壁間に
水平にさしわたしたステーを固定するステーブロ
ツクについては、単位板の裏側から補強プレート
を当接し、ステーブロツクと単位板と補強プレー
トとをボルトで固定することが提案されている
(実開昭53−144517号)。この方法では、補強プレ
ートとして単位板に向く面が平坦なものが用いら
れている。しかし、この方法を側壁と底壁との間
に斜めにさしわたしたステーを固定するステーブ
ロツクに対して応用すると、まだ補強が充分とは
いえなかつた。その理由は、斜めにさしわたした
ステーに強い力が加えられると、ステーブロツク
が下方へ強く引かれ、それによつて固定部が破壊
されるおそれがあるのに、平坦な補強プレートで
はこの下方への動きに抵抗できないからである。
このほか、補強プレートを折曲してT字状の溝を
設け、上端の溝壁にあたる折曲片を水平方向に延
びる接続縁に係止させることも試みられているが
(実開昭53−76215号)、この方法では、上下方向
に接続された単位板の間が補強されていないの
で、まだ補強が充分でないことがわかつた。
この考案者は、上記の欠点を改善しようと企て
た。そして、補強プレートに互いに十字状に交わ
る2つの溝を設け、これらの溝に接続縁の先端ま
たは接続縁に添設した帯状体の先端を嵌入させ、
十字状の溝によつて分けられた4個の部分のそれ
ぞれのボルト単位板及びステーに固定すると、ス
テーブロツクが下方へ引かれることに対する補強
に格別の効果があることを知つた。この考案は、
このような知見に基づいてなされたものである。
この考案は、直角四辺形の基板の四周を同一側
に折曲して接続縁とした浅い箱状物を単位板と
し、接続縁を外側へ向け多数の単位板を接続して
側壁を構成し、側壁と底壁との間にステーをさし
わたした容器において、4個の単位板が一点で会
合する接点の外側に補強プレートを当接し、補強
プレートの上記接点に向く側に十字状に交わる2
つの溝を設け、溝によつて区切られた4個の部分
を何れも基板とほぼ平行に延ばし、各溝に接続縁
の先端または接続に添設した帯状体の先端を嵌入
し、小板上に起立片を付設したステーブロツクを
接点の内側に当接して起立片を容器内に突出さ
せ、各単位板を貫通するボルトにより補強プレー
トの上記4個の部分と各々とステーブロツクの小
板とを固定し、起立片にステーの端を固定してな
る、補強された組立容器に関するものである。
この考案に係る組立容器を図面に基づき説明す
ると、つぎのとおりである。第1図は、この考案
に係る組立容器の側壁の一部切欠分解斜視図であ
る。第2図は、この考案に係る組立容器の一部切
欠縦断面図である。第3図は、この考案に係る他
の組立容器の一部切欠縦断面図である。
第1図において、1は直角四辺形状の基板であ
り、2は基板の四周を基板に対して135度に折曲
して設けられた傾斜接続縁であり、3は傾斜接続
縁2の先に付設され、基板に対して直角に折曲さ
れた直立接続縁である。これら基板1と接続縁2
及び3とが一体となつて、浅い箱状物を形成し、
これが単位板4となつている。このような単位板
4が直立接続縁3を同じ側に向けて多数並べら
れ、直立接続縁同志が互いにつき合わされて隣接
し、その結果基板1が同一平面上に並ぶ状態とな
る。この状態で、直立接続縁3同志を互いにボル
ト5で結合し、直立接続縁3を外側へ向けて立
て、これを容器の側壁とする。単位板は、鉄又は
補強ポリエステル樹脂で作られる。側壁と底壁と
の間には、ステー(第2図に15として示す)が
さしわたされる。
次いで、つき合わせに接続された直立接続縁3
の両側に、帯状体6を固定する。帯状体6は、金
属とくに鉄又は鋼で作られる。帯状体6は、直立
接続縁3又はこれと傾斜接続縁2とに沿うよう
に、L字状に折曲された断面を持つものを用い
る。帯状体6を固定するには、直立接続縁3同志
を固定するのに用いられたボルト5を利用する。
このとき、帯状体6の先端が、直立接続縁3の先
端と同一面上に並ぶように固定することが望まし
い。
こうして作られた側壁の外側に、補強プレート
7を当接する。補強プレート7は、金属とくに鉄
で作られ、板の屈曲による溝8を備えている。溝
8は、直立接続縁3及び帯状体6の先端を収容す
るだけの幅を持ち、2つの溝8が十字状に交差し
て設けられている。従つて、補強プレート7を4
個の単位板の接点に向けて当接すると、溝8内に
直立接続縁3と帯状体6との先端が収容され、溝
によつて分けられた4個の部分、基板とほぼ平行
に延びることとなる。補強プレート7の溝8によ
つて分けられた上記4個の部分には、それぞれ小
孔9が穿設されている。
側壁の内側にはステーブロツク10を当接す
る。ステーブロツク10は、金属とくに鉄で作ら
れ、4個の単位板4の基板1の間にまたがる大き
さの小板11と、これから起立する起立片12と
で構成されている。取付けのために、小板4の四
隅には、直立する長ボルト13が固定されてい
る。長ボルト13は起立片12と逆方向に向つて
延び、補強プレート7の小孔9に対応する位置に
設けられている。
基板1の隅寄り位置に小孔14を穿設する。小
孔14は、ステーブロツク10の長ボルト13に
対応する位置に設けられ、且つ長ボルト13を通
すに足るだけの大きさを持つている。側壁の内側
から、ステーブロツク10を当接して、小孔14
内に長ボルト13を通し、ステーブロツク10の
小板11を単位板4の基板1に接触させる。ま
た、側壁の外側にある補強プレート7の小孔9に
長ボルト13を通し、ナツトを止めて、補強プレ
ート7を側壁上に固定する。こうして、補強プレ
ート7が、4個の単位板4を挾んでステーブロツ
ク10に固定される。
固定された状態は第2図に示されている。第2
図では、直立接続縁3と帯状体6とが一体に結合
され、その結合物の先端が補強プレート7の溝8
内に嵌まり、また補強プレート7が長ボルト13
により、ステーブロツク10と一体に結合されて
いる。その結果、単位板の接続縁2及び3は、補
強プレート7とステーブロツク10とにより両側
から支えられることになり、4個の単位板の接続
部が強固となる。その上で、ステーブロツク10
の起立片12にステー15の端が固定されるか
ら、ステー15が強固に固定されることになる。
また、直立接続縁3と帯状体6とを溝8内に嵌入
させているから、4個のうち上側の2個の単位板
の直立接続縁3の角部に溝8の角部が係止してい
る。その結果、補強プレートは下方への引下げに
対して強いものとなる。
この考案の容器は、第3図に示したものであつ
てもよい。第3図では、帯状体6がアングルから
成り、アングル1片をつき合わせにされた直立接
続縁3の片側にだけ当接して付設され、アングル
の他片を直立接続縁3から突出させている。ま
た、補強プレート7の溝8は広幅であつて、アン
グルの他片を収容し得る状態となつている。この
場合には、溝底と帯状体6とをボルト16で連結
してもよい。
この考案によると、補強プレートにおける単位
板の接点に向く側に十字状に交わる2つの溝が設
けられ、各溝に接続縁または帯状体の先端を嵌入
させているので、補強プレートを確実且つ容易に
4個の単位板の接点上に当接させることができ
る。また、溝によつて区切られた4個の部分を何
れも単位板における基板とほぼ平行に延ばしたの
で、4個の各部分にボルトを通し、各ボルトを各
単位板の基板に通しさらにステーブロツクに固定
することができ、その結果、4個の単位板は補強
プレートによつて縦にも横にも補強され、強固な
ものとなつている。また、この接点に付設される
ステーブロツクは、補強プレートにボルトで固定
されているので、張力に対して強い抵抗を示すも
のとなる。その結果、この考案の容器は強固とな
り、実用上の価値が増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る容器の一部切欠分解
斜視図である。第2図は、第1図に示した容器の
一部切欠縦断面図である。第3図は、この考案に
係る他の容器の一部切欠縦断面図である。 各図において、1は基板、2は傾斜接続縁、3
は直立接続縁、4は単位板、5はボルト、6は帯
状体、7は補強プレート、8は溝、9は小孔、1
0はステーブロツク、11は小板、12は起立
片、13は長ボルト、14は小孔、15はステ
ー、16はボルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の基板の四周を同一側に折曲して接
    続縁とした浅い箱状物を単位板とし、接続縁を外
    側へ向け多数の単位板を接続して側壁を構成し、
    側壁と底壁との間にステーをさしわたした容器に
    おいて、4個の単位板が一点で会合する接点の外
    側に補強プレートを当接し、補強プレートの上記
    接点に向く側に十字状に交わる2つの溝を設け、
    溝によつて区切られた4個の部分を何れも基板と
    ほぼ平行に延ばし、各溝に接続縁の先端または接
    続縁に添設した帯状体の先端を嵌入し、小板上に
    起立片を付設したステーブロツクを接点の内側に
    当接して起立片を容器内に突出させ、各単位板の
    基板を貫通するボルトにより補強プレートの上記
    4個の部分の各々と、ステーブロツクの小板とを
    固定し、起立片にステーの端を固定してなる補強
    された組立容器。
JP1979175251U 1979-12-17 1979-12-17 Expired JPS6140704Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979175251U JPS6140704Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

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JP1979175251U JPS6140704Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS5691286U JPS5691286U (ja) 1981-07-21
JPS6140704Y2 true JPS6140704Y2 (ja) 1986-11-20

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ID=29685934

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101453992B1 (ko) * 2014-05-12 2014-10-30 주식회사 피엘테크코리아 조립식 물탱크의 내부보강장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824861Y2 (ja) * 1976-11-30 1983-05-27 株式会社ブリヂストン パネル式水槽隅角部の補強構造
JPS53144517U (ja) * 1977-04-20 1978-11-14

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JPS5691286U (ja) 1981-07-21

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