JPH0831288A - 電磁接触器およびその制御方法 - Google Patents

電磁接触器およびその制御方法

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JPH0831288A
JPH0831288A JP16401594A JP16401594A JPH0831288A JP H0831288 A JPH0831288 A JP H0831288A JP 16401594 A JP16401594 A JP 16401594A JP 16401594 A JP16401594 A JP 16401594A JP H0831288 A JPH0831288 A JP H0831288A
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Shigeharu Otsuka
重治 大塚
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのコイルでAC電源とDC電源および矩
形波電源に使用でき,例えば,100Vと200V定格
などの倍電圧定格を共用でき,電圧に変動があってもコ
イル入力,投入衝撃,吸引力を常に一定に保持すること
ができる。 【構成】 交流を整流した電圧または直流電圧を印加
し,設定した周波数により投入時に大きなパルス幅で制
御し,保持時に小さなパルス幅でON/OFF制御する
ことにより駆動される電磁接触器であり,前記全波整流
した電圧または直流電圧のピーク値と平均値または実効
値を検出するピーク電圧値検出回路130/平均電圧値
検出回路140と,前記検出回路130/140により
検出された電圧値に基づいて設定した周波数のパルス幅
を制御することにより入力を一定にする演算制御回路と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,単相交流電源により
吸引,保持,開放の動作を行う際に,各々の動作の制御
を行う電磁接触器およびその制御方法に関し,特に,交
流を全波整流した電圧または直流電圧を印加し,設定し
た条件によって投入時に大きなパルス幅で制御し,保持
時に小さなパルス幅でON/OFF制御する電磁接触器
およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における単相交流を全波整流してス
イッチング素子により電磁接触器のコイル電流をON/
OFF制御する方式において,投入時と保持時にパルス
幅制御するものとして特開平1−132108号公報に
開示されている「電磁接触器のコイル駆動装置」および
特開昭62−145619号公報に開示されている「電
磁接触器のコイル励磁回路」がある。これらは,いずれ
も,例えば,定格の違う100Vと200Vのコイルを
1つのコイルで共用化するために提案されたものであ
る。
【0003】図8は,上記特開平1−132108号公
報に開示されている「電磁接触器のコイル駆動装置」の
概略構成を示すブロック図であり,交流電源201は,
電源スイッチのON時に全波整流回路202の交流入力
端子に交流電圧を印加する。操作コイル203は,例え
ば,電磁開閉器に用いられた電磁接触器を励磁するもの
で,スイッチング素子としての電界効果トランジスタ
(FET)204のON時に全波整流回路202の直流
出力電圧である電源電圧が供給される。
【0004】また,電圧検出回路205は,上記電源電
圧および直流定電圧が供給されるようになっており,検
出電圧VD および電圧確立信号SD を出力する。さら
に,ゲイン回路206は,上記直流定電圧が供給される
ようになっており,上記検出電圧VD を所定の増幅率で
増幅して投入用レベル信号SLaとして出力し,タイマ
回路207のタイムアップ信号VT が与えられると上記
検出信号VD を上記よりも高い増幅率で増幅して保持用
レベル信号SLbとして出力する(図9参照)。
【0005】また,図8において,208は定電圧回路
であり,電源電圧から直流定電圧を得るものである。2
09は基本波発生回路であり,直流定電圧が供給される
ようになっていて,基本波として三角波,例えば,鋸歯
状波VS を出力する。210は比較回路であり,直流定
電圧が供給されるようになっていて,上記鋸歯状波VS
と投入用レベル信号SLaとを比較することにより投入
用パルス信号Paを出力し,その後,鋸歯状波VS と保
持用レベル信号SLbとを比較することにより保持用パ
ルス信号Pbを出力する。211はパルス出力回路であ
り,直流定電圧が供給されるようになっていて,電圧確
立信号SD が与えられると投入用パルス信号Paを電界
効果トランジスタ204に供給して,これをON/OF
Fさせ,その後,保持用パルス信号Pbを電界効果トラ
ンジスタ204に供給して,これをON/OFFさせる
ものである。
【0006】図10は,上記特開昭62−145619
号公報に開示されている「電磁接触器のコイル励磁回
路」の入力電圧の一例として,100V,200Vが印
加されたときの主要部の波形を示す波形図である。図に
おいて,iはコイルにより吸引される可動部の動作を示
し,投入時間t0 後に投入が完了することを示してい
る。また,aは全波整流後における電圧波形を示し,e
はaの波形を積分した後の出力波形を示している。
【0007】その他,この発明に関連する参考技術文献
として,特開昭59−47714号公報に開示されてい
る「ミシン駆動装置等の電磁ソレノイド駆動回路」,特
開昭61−502923号公報に開示されている「電磁
コイルの制御装置及びこれを用いた電気スイッチング装
置」,特開昭61−228602号公報に開示されてい
る「電磁ソレノイドの制御装置」,特開昭64−412
03号公報に開示されている「直流励磁形電磁石装
置」,特開平4−293207号公報に開示されている
「電磁石装置」,特開平4−237313号公報に開示
されている「電源装置の電流制御回路」,特開昭63−
62305号公報に開示されている「コイル励磁回
路」,実開昭63−167636号公報に開示されてい
る「リレー回路」,実開平3−20406号公報に開示
されている「ソレノイド駆動回路」,実開平3−794
06号公報に開示されている「電磁石のコイル駆動装
置」,実開平3−13709号公報に開示されている
「ソレノイドの駆動回路」,実開平3−48204号公
報に開示されている「ソレノイド駆動装置」,特開昭6
1−256608号公報に開示されている「直流電磁石
装置」および実開昭62−5611号公報に開示されて
いる「電磁石装置のコイル駆動回路」がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来技術にあっては,ACの商用電源を全波整流した電源
を前提としているものであり,従来機器との動作特性上
の互換性やバッテリー電源などの電圧変動が大きいこと
から,AC電源と比較して最低投入電圧,開放基準電圧
の入力レベルを低く設定する必要のあるDC電源などへ
の共用は難しいという問題点があった。さらに,この問
題点について詳細に説明する。
【0009】上記特開平1−132108号公報に開示
されている技術にあっては,上記の如くACの商用電源
を全波整流した電源を前提にしており, ACの場合: 最低投入電圧70〜80%E,開放電圧
40〜55%E DCの場合: 最低投入電圧50〜65%E,開放電圧
20〜30%E (ここで,Eはコイル定格電圧)のような従来製品の特
性に合わせて,AC操作とDC操作の基準を変化させる
ことができないという問題点があった。
【0010】また,上記図8に示した電圧検出回路20
5は,抵抗分割による1種類のものであり,電圧検出を
ピーク値などの瞬時値で行っているため,ACとDCの
区別はできないという問題点があった。加えて,この従
来技術においては,投入時と保持時とでゲインを切り換
えており,例えば,図9(a)は投入時の,図9(b)
は保持時の比較をそれぞれ示しているものであり,図示
の如く,投入時にはノコギリ波の下側を,保持時にはノ
コギリ波の上側を使用しているため,図の縦方向はそれ
ぞれ狭い範囲で使用することになる。換言すると,1つ
のゲイン回路206により投入と保持を切換えているた
め,保持時に保持用パルスを発生させるためのノコギリ
波の狭い範囲しか使用できず,機器の寿命を左右するコ
イルの温度上昇に応じた細かな制御が難しくなるという
問題点があった。
【0011】さらに,ノコギリ波とのレベル比較により
制御パルスを発生させているため,パルス幅の上限を規
定できず,電圧により変化するパルス幅も直線的な変化
にとどまり,コイル入力を一定にするための反比例カー
ブのように変化させることができなかった。
【0012】上記特開昭62−145619号公報に開
示されている技術にあっては,図10におけるeを見る
ように積分回路の時定数は,数サイクル以上に大きいた
め,電圧値を検出し,基準電圧に達しているか否かの判
断,さらには,電源波形の判断に使用することができな
い。すなわち,時定数の大きい積分回路により電圧の実
効値によりコイル入力を制御しようとするものであるた
め,コイル入力的にはACとDCおよび矩形波電源に共
用できるが,時定数の大きい積分回路によるので最低投
入電圧などに電源電圧が達しているか否かはピーク値に
よる電圧検出によらざるをえない。その結果,AC電源
とDC電源でそれらの基準電圧値を変えることはできな
かった。
【0013】加えて,投入時のパルス幅は電圧のみによ
り変化するだけであるため,接点接触開始時の衝撃や可
動鉄心と固定鉄心の衝突時の衝撃緩和はなされないとい
う問題点もあった。特に,100Vと200Vを1つの
コイルで共用した場合には電圧の小さな違いによる投入
時の細かな衝撃制御は難しく,接点寿命,鉄心寿命を短
くするという問題点があった。
【0014】この発明は,上記問題点を解決するために
なされたもので,1つのコイルでAC電源とDC電源お
よび矩形波電源に使用でき,例えば,100Vと200
V定格などの倍電圧定格を共用でき,電圧に変動があっ
てもコイル入力,投入衝撃,吸引力を常に一定に保持す
ることができる電磁接触器およびその制御方法を得るこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る電磁接触器は,交流を整流した電
圧または直流電圧を印加し,設定した周波数により投入
時に大きなパルス幅で制御し,保持時に小さなパルス幅
でON/OFF制御することにより駆動される電磁接触
器において,前記全波整流した電圧または直流電圧のピ
ーク値と平均値または実効値を検出する検出手段と,前
記検出手段により検出された電圧値に基づいて設定した
周波数のパルス幅を制御することにより入力を一定にす
る制御手段とを具備するものである。
【0016】また,請求項2に係る電磁接触器は,前記
電磁接触器の投入時と保持時において設定するパルス幅
を変化させるものである。
【0017】また,請求項3に係る電磁接触器は,前記
電圧値に対するパルス幅が,該電圧値に対して反比例的
に減少するものである。
【0018】また,請求項4に係る電磁接触器は,設定
された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を発生させ,該
基準波の立ち上がりまたは立ち下がりにより投入時また
は保持時の基準パルスを生成し,前記検出電圧値と前記
基準波のレベル比較によりパルスを生成し,この論理積
により前記検出電圧値の増加とともにパルス幅が減少す
る投入時または保持時の制御パルスを発生させるもので
ある。
【0019】また,請求項5に係る電磁接触器は,設定
された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を発生させ,該
基準波の立ち上がりまたは立ち下がりにより,それぞれ
投入時および保持時の基準パルスを生成し,前記検出電
圧値と前記基準波のレベル比較によりパルスを生成し,
この論理積により前記検出電圧値の増加とともにパルス
幅が減少する投入時および保持時の制御パルスを発生さ
せるものである。
【0020】また,請求項6に係る電磁接触器は,前記
電磁接触器の投入時に,投入用の制御パルスを発生させ
て電磁接触器の投入を開始するための複数の最低動作基
準電圧値を設定し,前記検出電圧のピーク値と平均値ま
たは実効値のパターンに基づいて,前記最低動作基準電
圧値を選択するものである。
【0021】また,請求項7に係る電磁接触器は,前記
電磁接触器の保持時に,保持用の制御パルスによる電磁
接触器の保持動作を停止させて電磁接触器の開放を開始
するための複数の最高開放基準電圧値を設定し,前記検
出電圧のピーク値と平均値または実効値のパターンに基
づいて,前記最高開放基準電圧値を選択するものであ
る。
【0022】また,請求項8に係る電磁接触器は,前記
電磁接触器の投入時に,タイマ手段により接点の接触開
始直前にパルス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大
きなパルス幅に戻すように制御するものである。
【0023】また,請求項9に係る電磁接触器は,前記
電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段により可動
部の位置を検出し,接点の接触開始直前にパルス幅が小
さくなり,接触開始直後に再度大きなパルス幅に戻すよ
うに制御することを特徴とする請求項1記載の電磁接触
器。
【0024】また,請求項10に係る電磁接触器は,前
記電磁接触器の投入時に,タイマ手段により可動鉄心と
固定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さくなり,前記
可動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に
戻すように制御するものである。
【0025】また,請求項11に係る電磁接触器は,前
記電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段により可
動部の位置を検出し,可動鉄心と固定鉄心が衝突する直
前にパルス幅が小さくなり,前記可動鉄心と固定鉄心が
衝突直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御するも
のである。
【0026】また,請求項12に係る電磁接触器の制御
方法は,交流を整流した電圧または直流電圧を印加し,
設定した周波数により投入時に大きなパルス幅で制御
し,保持時に小さなパルス幅でON/OFF制御するこ
とにより駆動される電磁接触器の制御方法において,前
記整流した電圧または直流電圧のピーク値と平均値また
は実効値を検出するステップと,該検出された電圧値に
基づいて設定した周波数のパルス幅を制御することによ
り入力を一定にするステップとを有するものである。
【0027】また,請求項13に係る電磁接触器の制御
方法は,交流を整流した電圧または直流電圧を印加し,
演算制御手段からの出力に基づいて設定した周波数によ
り投入時に大きなパルス幅で制御し,保持時に小さなパ
ルス幅でON/OFF制御することにより駆動される電
磁接触器の制御方法において,前記演算制御手段の駆動
不可能領域では操作コイルに直列に接続されたスイッチ
ング素子をOFF状態に設定するものである。
【0028】また,請求項14に係る電磁接触器の制御
方法は,交流を整流した電圧または直流電圧を印加し,
設定した周波数によって投入時に大きなパルス幅で制御
し,保持時に小さなパルス幅でON/OFF制御するこ
とにより駆動され,投入時に検出された電圧値が予め設
定された最低動作基準電圧値以上になったときに初めて
投入用の制御パルスを発生させて投入を開始する電磁接
触器の制御方法において,前記電圧を検出する間に補助
の投入信号により前記電磁接触器の操作コイルに電流を
流し,電圧検出後は補助の投入信号と投入用の制御パル
スの論理積または切替により電磁接触器のコイルを制御
するものである。
【0029】また,請求項15に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の投入時と保持時において設定
するパルス幅を変化させるものである。
【0030】また,請求項16に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電圧値に対するパルス幅が,該電圧値に対
して反比例的に減少するものである。
【0031】また,請求項17に係る電磁接触器の制御
方法は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を
発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下がりによ
り投入時または保持時の基準パルスを生成し,前記検出
電圧値と前記基準波のレベル比較によりパルスを生成
し,この論理積により前記検出電圧値の増加とともにパ
ルス幅が減少する投入時または保持時の制御パルスを発
生させるものである。
【0032】また,請求項18に係る電磁接触器の制御
方法は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を
発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下がりによ
り,それぞれ投入時および保持時の基準パルスを生成
し,前記検出電圧値と前記基準波のレベル比較によりパ
ルスを生成し,この論理積により前記検出電圧値の増加
とともにパルス幅が減少する投入時および保持時の制御
パルスを発生させるものである。
【0033】また,請求項19に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の投入時に,投入用の制御パル
スを発生させて電磁接触器の投入を開始するための複数
の最低動作基準電圧値を設定し,前記検出電圧のピーク
値と平均値または実効値のパターンに基づいて,前記最
低動作基準電圧値を選択するものである。
【0034】また,請求項20に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の保持時に,保持用の制御パル
スによる電磁接触器の保持動作を停止させて電磁接触器
の開放を開始するための複数の最高開放基準電圧値を設
定し,前記検出電圧のピーク値と平均値または実効値の
パターンに基づいて,前記最高開放基準電圧値を選択す
るものである。
【0035】また,請求項21に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の投入時に,タイマ手段により
接点の接触開始直前にパルス幅が小さくなり,接触開始
直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御するもので
ある。
【0036】また,請求項22に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手
段により可動部の位置を検出し,接点の接触開始直前に
パルス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大きなパル
ス幅に戻すように制御するものである。
【0037】また,請求項23に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の投入時に,タイマ手段により
可動鉄心と固定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さく
なり,前記可動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きな
パルス幅に戻すように制御するものである。
【0038】また,請求項24に係る電磁接触器の制御
方法は,前記電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手
段により可動部の位置を検出し,可動鉄心と固定鉄心が
衝突する直前にパルス幅が小さくなり,前記可動鉄心と
固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻すように
制御するものである。
【0039】
【作用】この発明に係る電磁接触器(請求項1)は,検
出手段により全波整流した電圧または直流電圧のピーク
値と平均値または実効値を検出し,該検出された電圧値
に基づいて設定した周波数のパルス幅の通電時間(ON
時間)を制御することにより入力を一定にするので,交
流電源のほか,完全直流電源や全波整流電源,半波整流
電源,インバータ電源など各種の電源に使用でき,また
それぞれに適した基準電圧を設定できる。
【0040】この発明に係る電磁接触器(請求項2)
は,電磁接触器の投入時と保持時において設定するパル
ス幅を変化させるので,確実な投入ができ,保持時の入
力を自由に軽減できる。
【0041】この発明に係る電磁接触器(請求項3)
は,電圧値に対するパルス幅が,該電圧値に対して反比
例的に減少するので,電圧値に係わらず吸引力およびコ
イル入力を一定にできる。
【0042】この発明に係る電磁接触器(請求項4)
は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を発生
させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下がりにより投
入時または保持時の基準パルスを生成し,検出電圧値と
基準波のレベル比較によりパルスを生成し,この論理積
により検出電圧値の増加とともにパルス幅が減少する投
入時または保持時の制御パルスを発生させるので,容易
に投入時と保持時の制御パルス幅を調整できる。すなわ
ち,コイルの入力を精度よく一定にでき,また,動作を
細かく制御できると共に,交流電源を細かく制御でき
る。
【0043】この発明に係る電磁接触器(請求項5)
は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を発生
させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下がりにより,
それぞれ投入時および保持時の基準パルスを生成し,検
出電圧値と基準波のレベル比較によりパルスを生成し,
この論理積により検出電圧値の増加とともにパルス幅が
減少する投入時および保持時の制御パルスを発生させる
ので,立ち上がり立ち下がり角度を変えることにより一
つの基準波で容易に投入と保持のパルスを自由な比率の
幅で生成でき,上記角度の微調整が容易にできる。
【0044】この発明に係る電磁接触器(請求項6)
は,電磁接触器の投入時に,投入用の制御パルスを発生
させて電磁接触器の投入を開始するための複数の最低動
作基準電圧値を設定し,検出電圧のピーク値と平均値ま
たは実効値のパターンに基づいて,最低動作基準電圧値
を選択するので,適切な電圧の投入動作特性を向上させ
ることができる。
【0045】この発明に係る電磁接触器(請求項7)
は,電磁接触器の保持時に,保持用の制御パルスによる
電磁接触器の保持動作を停止させて電磁接触器の開放を
開始するための複数の最高開放基準電圧値を設定し,検
出電圧のピーク値と平均値または実効値のパターンに基
づいて,最高開放基準電圧値を選択するので,適切な電
圧の開放動作特性を向上させることができる。
【0046】この発明に係る電磁接触器(請求項8)
は,電磁接触器の投入時に,タイマ手段により接点の接
触開始直前にパルス幅が小さくなり,接触開始直後に再
度大きなパルス幅に戻すように制御するので,接点接触
時の衝撃を小さくでき,接点バウンスを抑制でき,接点
寿命を長くすることができる。
【0047】この発明に係る電磁接触器(請求項9)
は,電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段により
可動部の位置を検出し,接点の接触開始直前にパルス幅
が小さくなり,接触開始直後に再度大きなパルス幅に戻
すように制御するので,接点接触時の衝撃を小さくで
き,接点バウンスを抑制でき,接点寿命を長くすること
ができる。
【0048】この発明に係る電磁接触器(請求項10)
は,電磁接触器の投入時に,タイマ手段により可動鉄心
と固定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さくなり,可
動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻
すように制御するので,鉄心衝突時の衝撃を緩和でき,
鉄心寿命を伸ばすことができる。
【0049】この発明に係る電磁接触器(請求項11)
は,電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段により
可動部の位置を検出し,可動鉄心と固定鉄心が衝突する
直前にパルス幅が小さくなり,可動鉄心と固定鉄心が衝
突直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御するの
で,鉄心衝突時の衝撃を緩和でき,鉄心寿命を伸ばすこ
とができる。
【0050】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項12)は,全波整流した電圧または直流電圧のピー
ク値と平均値または実効値を検出し,該検出された電圧
値に基づいて設定した周波数のパルス幅の通電時間(O
N時間)を制御することにより入力を一定にするので,
交流電源のほか,完全直流電源や全波整流電源,半波整
流電源,インバータ電源など各種の電源に使用できる制
御方法を容易に得られる。
【0051】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項13)は,演算制御手段の駆動不可能領域では操作
コイルに直列に接続されたスイッチング素子をOFF状
態に設定するので,誤動作や異常動作,異常導通がなく
なり,安全性が向上する。
【0052】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項14)は,電圧を検出する間に補助の投入信号によ
り電磁接触器の操作コイルに電流を流し,電圧検出後は
補助の投入信号と投入用の制御パルスの論理積または切
替により電磁接触器のコイルを制御するので,補助の投
入信号から自動的にまたはタイミングを逸することな
く,確実に切替動作を行える。
【0053】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項15)は,電磁接触器の投入時と保持時において設
定するパルス幅を変化させるので,確実な投入ができ,
保持時の入力を自由に軽減できる。
【0054】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項16)は,電圧値に対するパルス幅が,該電圧値に
対して反比例的に減少するので,電圧値に係わらず吸引
力およびコイル入力を一定にできる。
【0055】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項17)は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基
準波を発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下が
りにより投入時または保持時の基準パルスを生成し,検
出電圧値と基準波のレベル比較によりパルスを生成し,
この論理積により検出電圧値の増加とともにパルス幅が
減少する投入時または保持時の制御パルスを発生させる
ので,容易に投入時と保持時の制御パルス幅を調整でき
る。すなわち,コイルの入力を精度よく一定にでき,ま
た,動作を細かく制御できると共に,交流電源を細かく
制御できる。
【0056】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項18)は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基
準波を発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下が
りにより,それぞれ投入時および保持時の基準パルスを
生成し,検出電圧値と基準波のレベル比較によりパルス
を生成し,この論理積により検出電圧値の増加とともに
パルス幅が減少する投入時および保持時の制御パルスを
発生させるので,立ち上がり立ち下がり角度を変えるこ
とにより一つの基準波で容易に投入と保持のパルスを自
由な比率の幅で生成でき,上記角度の微調整が容易にで
きる。
【0057】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項19)は,電磁接触器の投入時に,投入用の制御パ
ルスを発生させて電磁接触器の投入を開始するための複
数の最低動作基準電圧値を設定し,検出電圧のピーク値
と平均値または実効値のパターンに基づいて,最低動作
基準電圧値を選択するので,適切な電圧の投入動作特性
を向上させることができる。
【0058】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項20)は,電磁接触器の保持時に,保持用の制御パ
ルスによる電磁接触器の保持動作を停止させて電磁接触
器の開放を開始するための複数の最高開放基準電圧値を
設定し,検出電圧のピーク値と平均値または実効値のパ
ターンに基づいて,最高開放基準電圧値を選択するの
で,適切な電圧の開放動作特性を向上させることができ
る。
【0059】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項21)は,電磁接触器の投入時に,タイマ手段によ
り接点の接触開始直前にパルス幅が小さくなり,接触開
始直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御するの
で,接点接触時の衝撃を小さくでき,接点バウンスを抑
制でき,接点寿命を長くすることができる。
【0060】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項22)は,電磁接触器の投入時に,可動部変位検出
手段により可動部の位置を検出し,接点の接触開始直前
にパルス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大きなパ
ルス幅に戻すように制御するので,接点接触時の衝撃を
小さくでき,接点バウンスを抑制でき,接点寿命を長く
することができる。
【0061】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項23)は,電磁接触器の投入時に,タイマ手段によ
り可動鉄心と固定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さ
くなり,可動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパ
ルス幅に戻すように制御するので,鉄心衝突時の衝撃を
緩和でき,鉄心寿命を伸ばすことができる。
【0062】この発明に係る電磁接触器の制御方法(請
求項24)は,電磁接触器の投入時に,可動部変位検出
手段により可動部の位置を検出し,可動鉄心と固定鉄心
が衝突する直前にパルス幅が小さくなり,可動鉄心と固
定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻すように制
御するので,鉄心衝突時の衝撃を緩和でき,鉄心寿命を
伸ばすことができる。
【0063】
【実施例】以下,この発明に係る電磁接触器およびその
制御方法の実施例を図について説明する。図1は,この
発明に係る電磁接触器の構成を示す断面図であり,図に
おいて,コイルユニット114の中に,電磁接触器の駆
動制御を実行する駆動制御部115,可動部の変位を機
械的に検出する可動部変位検出部109,電流を流すこ
とにより吸引力を固定鉄心116に発生させる操作コイ
ル120などが収納されている。
【0064】上記可動部は,接点を端面に装着した可動
接触子100,該可動接触子100を接触圧を付加する
接触子バネ112を介して収納し,また,固定鉄心11
6に吸引される可動鉄心108を収納し,該可動鉄心1
08とともに動くクロスバー102などより構成されて
いる。電源が印加され操作コイル120が励磁される
と,可動鉄心108は固定鉄心116に吸引され,クロ
スバー102に装着された可動接触子100と製品本体
のベース110に固定された固定接触子104が接触
し,導通状態になり,その結果,電磁接触器はON状態
となる。
【0065】この投入の間,可動部変位検出部109は
可動部に機械的に押され,可動部の変位量を内部で接点
信号または変位量のアナログ値により駆動制御部115
に出力し,接点の接触開始位置や鉄心衝突位置を知らせ
る。ここで,操作コイル120の励磁を解くと鉄心間の
吸引力がなくなり,図示されていない復帰バネにより可
動部は図7に示したOFF状態に戻される。このとき,
転流板101,グリッド111,アークランナ105,
アークボックス103などにより接点間に発生するアー
クを速やかに消弧する。これにより,接点間の導通はな
くなる。なお,106は端子バリア,107は端子バリ
ア106内に位置する端子,113は緩衝ゴム,116
は固定鉄心,117は固定鉄心支持ピン,118は緩衝
板バネ,119は取付板である。
【0066】図2は,この発明に係る電磁接触器におけ
る駆動回路の基本的な構成を示す説明図であり,図にお
いて,1は第1のスイッチング素子(トランジスタ),
2は第2のスイッチング素子(電界効果トランジス
タ),3は逆起電力防止用のダイオード,4は第2のス
イッチング素子2を保護するバリスタ(サージ吸収素
子),5は第1のスイッチング素子1を保護するツェナ
ーダイオード(サージ吸収素子),6は全波整流回路,
7は逆流防止用ダイオード,8は定電圧回路である。
【0067】また,9は電磁接触器全体を制御するため
に各種演算処理を実行する演算制御回路,10は第1の
スイッチング素子1を駆動するドライバ,11は第2の
スイッチング素子2を駆動するドライバ,130はピー
ク電圧値検出回路,140は平均電圧値検出回路,15
0,151はサージ吸収素子である。
【0068】次に,動作について説明する。操作電源は
全波整流回路6により全波整流され,直列に接続された
第1のスイッチング素子1と,第2のスイッチング素子
2を通して操作コイルMC120に印加される。第1の
スイッチング素子1は,演算制御回路9からの出力によ
り制御されるドライバ10により駆動され,第2のスイ
ッチング素子2は同様にドライバ11により駆動され
る。
【0069】第2のスイッチング素子2がOFFのと
き,操作コイルMC120から出力される逆起電力はダ
イオード3により還流される。また,サージ吸収素子で
あるバリスタ4,ツェナーダイオード5はスイッチング
素子1,2をそれぞれ保護し,また,開放時におけるコ
イルのエネルギーを消費して開放時間を縮める役目も果
たす。定電圧回路8は定電圧を演算制御回路9およびド
ライバ11に供給している。演算制御回路9は可動部変
位検出部109からの出力A,ピーク電圧値検出回路1
30からの出力C,平均電圧値検出回路140からの出
力B,定電圧回路8からの出力Dをそれぞれ入力として
内部において,所定の演算処理をしたうえでドライバ1
0に出力Eを,ドライバ11に出力Fをそれぞれ制御信
号として出力し,それぞれのスイッチング素子1,2を
制御する。
【0070】次に,演算制御回路9の構成および該演算
制御回路9により制御される電磁接触器の制御動作の詳
細について説明する。まず,図3は,演算制御回路9の
実施例を示すブロック図であり,図4は,それぞれの回
路からの出力信号を時間的に示したタイミングチャート
である。上記図3,図4を用いて電磁接触器の動作およ
び電磁接触器への電圧印加状況を含めて,その機能を説
明する。
【0071】図3において,130aはピーク電圧値検
出演算回路であり,ピーク電圧値検出回路130から全
波整流後の電圧を抵抗により分圧した電圧値が瞬時電圧
値のモニタ値として連続して入力される。この値の各サ
イクル毎のピーク値をホールドし,該ピーク値を電圧波
形認識演算回路12に対して出力する。140aは平均
電圧値検出演算回路であり,平均電圧値検出回路140
から全波整流後の電圧を抵抗により分圧した電圧値が瞬
時電圧値のモニタ値として連続して入力してくる。この
値を各サイクル毎に積分し,平均値を求め,該平均値を
電圧波形認識演算回路12に対して出力する。
【0072】また,12は電圧波形認識演算回路であ
り,上記ピーク電圧値検出演算回路130aからの出力
(x)と,平均電圧値検出演算回路140aからの出力
(y)とを比較し, y>0.95×x が成立するときAC電源とみなし,それ以外のときDC
電源とみなし,それぞれに異なった値を,信号として電
圧領域選択回路13に出力する。
【0073】また,13は電圧領域選択回路であり,上
記電圧波形認識演算回路12からの出力と,ピーク電圧
値検出演算回路130aからの出力が入力され,電圧領
域が, 100V定格のAC電源 200V定格のAC電源 100V定格のDC電源 200V定格のDC電源 のいずれであるかを判断し,それぞれにレベルの異なっ
た出力を投入基準電圧設定回路14,開放基準電圧設定
回路15に供給する。
【0074】また,14は投入基準電圧設定回路であ
り,電圧領域選択回路13からの出力が入力され, 上記の場合,√2×80V 上記の場合,√2×160V 上記の場合,65V 上記の場合,130V に,それぞれ投入基準電圧を設定し,それぞれ異なった
出力を比較判定回路80に供給する。
【0075】また,15は開放基準電圧設定回路であ
り,電圧領域選択回路13からの出力が入力され, 上記の場合,√2×40V 上記の場合,√2×80V 上記の場合,20V 上記の場合,40V にそれぞれ開放基準電圧を設定し,それぞれ異なった出
力を比較判定回路81に供給する。
【0076】また,16はタイマ回路であり,操作電源
が印加され,定電圧回路8からの出力が供給される状態
になってから,投入基準電圧以上の電圧により確実に投
入が完了できる時限(図6に示したT1 参照)後に投入
から保持へパルス演算回路(後述する)を切り換えるた
めの信号を投入パルス演算回路17,保持パルス演算回
路18に出力する。
【0077】また,17は投入パルス演算回路であり,
タイマ回路16,後述する比較判定回路80,ピーク電
圧値検出演算回路130a,後述する可動変位演算回路
19からの出力がそれぞれ入力され,タイマ回路16か
らの出力が保持へ切り替わる前を示す信号において,比
較判定回路80からの出力が投入OKを示す信号である
とき,ピーク電圧値検出演算回路130aからの出力の
電圧レベルにより,例えば,電源電圧ACで,電圧領域
選択回路13による電圧領域選択の上記,の両方共
に投入基準電圧設定回路14の投入基準電圧が√2×8
0Vであった場合,図5(a)に示す投入時のように1
00Vクラスから200Vクラスまで連続的にパルス幅
が変化し,電磁接触器の吸引力が印加電圧によらず一定
になるように演算調整されたパルス幅になるためのレベ
ル信号を比較回路83に出力する(図5に示したVは実
効値である)。
【0078】また,保持に切り替わった後のタイマ回路
16からの出力があったとき,比較回路83(後述す
る)がパルスを出力しない高レベル信号(H)をAND
回路31に出力する。さらに,可動変位演算回路19
(後述する)より接点の接触開始前および鉄心衝突前に
信号が出力され,投入パルス演算回路17に入力される
と,投入パルス演算回路17より出力される信号は,パ
ルス幅が30%程度に落ちるレベルとなり,接点の接触
後および鉄心衝突後の信号が入力されると,また,もと
に戻る。
【0079】また,18は保持パルス演算回路であり,
タイマ回路16,比較判定回路81(後述する),ピー
ク電圧値検出演算回路130aからの出力を入力し,タ
イマ回路16からの出力が保持に切り替わった後を示す
信号において,比較判定回路81からの出力が,保持継
続を示す信号であるとき,ピーク電圧値検出演算回路1
30aからの出力の電圧レベルにより,例えば,電源電
圧がACで,電圧領域選択回路13による電圧領域選択
の上記,の両方共に開放基準電圧設定回路15の開
放基準電圧が√2×40Vであった場合,図5(b)に
示す保持時のように100Vクラスから200Vクラス
まで連続的にパルス幅が変化し,電磁接触器の入力,す
なわち,吸引力が印加電圧によらず一定になるように演
算調整されたパルス幅になるためのレベル信号を比較回
路82に出力する(図5に示したVは実効値である)。
また,タイマ回路16からの出力が保持に切り替わる前
の信号であるとき,比較回路82(後述する)がパルス
を出力しない高レベル信号(I)をAND回路30に出
力する。
【0080】また,19は可動変位演算回路であり,可
動部位置を機械式に検出した信号により接点接触や鉄心
衝突に関して,上記に示した出力を投入パルス演算回路
17へ出力する。
【0081】また,30は保持用のAND回路であり,
立ち下がりパルス発生回路52(後述する)と比較回路
82(後述する)の出力のANDをとり,図4に示すF
2 のパルスを出力する。31は投入用のAND回路であ
り,立ち上がりパルス発生回路51(後述する)と比較
回路83(後述する)の出力のANDをとり,図4に示
すF1 のパルスを出力する。32はOR回路であり,A
ND回路30とAND回路31との出力のORをとった
パルスをAND回路33(後述する)に出力する。
【0082】また,33はAND回路であり,定電圧判
定回路60(後述する)とOR回路32からの出力のA
NDをとり,定電圧がOKのとき,OR回路32の出力
パルスをAND回路34(後述する)に出力する。34
はAND回路であり,AND回路33からの出力と,継
続・切替判定回路41がAND回路34側に出力が切り
替えられているときの出力のANDをとり,それが出力
Fとなり,電磁接触器を励磁する。35,35aは同期
回路であり,出力E,Fの同期をとり,スイッチング素
子1,2が同時にOFFまたはONするように同期をと
る。
【0083】また,40は補助投入信号発生回路であ
り,操作電圧が電磁接触器に印加されたときから,すな
わち,出力Cが入力した時点から100%のデューティ
パルス,つまり,図4に示したLのようなステップ信号
を出力する。41は継続・切替判定回路であり,比較判
定回路80と補助投入信号発生回路40からの出力が入
力され,比較判定回路80からの出力が投入中止の判断
の信号であるとき,AND回路34により電磁接触器を
励磁する信号パルスがでないようにする信号を出力す
る。このとき,出力Fとしてダイレクトに出力される信
号はカットされる。また,比較判定回路80の判定が出
力されない間は,AND回路34側へ出力はせずに,出
力Fとしてダイレクトに補助投入信号発生回路40のパ
ルスを用いる。
【0084】また,50は基準三角波発生回路であり,
図4に示した出力Gのような20KHz程度の基準三角
波を出力する。51は立ち上がりパルス発生回路であ
り,基準三角波発生回路50からの出力により図4に示
した出力Jのような立ち上がり部の幅を持つパルスを出
力する。52は立ち下がりパルス発生回路であり,基準
三角波発生回路50からの出力により図4に示した出力
Kのような立ち下がり部の幅を持つパルスを出力する。
【0085】また,60は,定電圧判定回路であり,定
電圧回路8からの出力DがICを駆動するに不安定な領
域電圧であるとき,AND回路33によりパルスを出力
させない,すなわち,電磁接触器をOFFするような信
号をAND回路33に出力する。
【0086】また,80は投入用の比較判定回路であ
り,投入基準電圧設定回路14からの出力(z)と,ピ
ーク電圧値検出演算回路130aからの出力(x)を比
較し, x≧z であれば投入OKの判断をし,それ以外であれば投入中
止の判断をし,該信号を投入パルス演算回路17に出力
する。81は保持用の比較回路であり,開放基準電圧設
定回路15からの出力(w)と,ピーク電圧値検出演算
回路130aからの出力(x)を比較し, x<w であれば開放(電磁接触器に流れる電流をゼロにし,電
磁接触器を開放する)する判断をし,それ以外であれば
保持を継続する判断をし,その信号を保持パルス演算回
路18に出力する。
【0087】また,82は保持用の比較回路であり,保
持パルス演算回路18からの出力と,基準三角波発生回
路50からの出力を比較し,図4に示したIのパルスを
出力する。83は投入用の比較回路であり,投入パルス
演算回路17からの出力と,基準三角波発生回路50か
らの出力を比較し,図4に示したHのパルスを出力す
る。
【0088】次に,具体的な動作について説明する。操
作電圧が電磁接触器に印加されるとまず補助投入信号発
生回路40より,例えば,100%のデューティ信号,
すなわち,図4に示すようなステップ信号が出力される
(出力L)。補助投入信号とは電圧検出回路,特に,平
均値または実効値検出に要する時間遅れをカバーするた
めにコイル時定数にそって補助的にコイル電流を所定の
ところまで立ち上げておき,電磁接触器における投入時
間を制御するものである。
【0089】また,継続・切替判定回路41は,電圧検
出まではダイレクトに出力Fを出力し,操作コイルMC
120に補助投入電流を流し,電圧検出後に操作電圧が
投入基準電圧より低く投入すべきではないと比較判定回
路80より判定されたときに,補助投入信号を止める
か,またはダイレクトに出力Fに出さずにAND回路3
4を経由させて出力し(このとき,AND回路34には
第2のスイッチング素子2をOFFにするもう一つの信
号が入力されているため,出力Fは第2のスイッチング
素子2をOFFに設定する),電圧検出後に操作電圧が
投入基準電圧を越え,投入すべきであると比較判定回路
80により判定されたときに,補助投入信号をダイレク
トに出力Fとして出力せずにAND回路34を経由させ
てFを出力する(このとき,AND回路34には第2の
スイッチング素子2をON/OFFパルス制御するもう
一つの信号が入力されているため,出力Fは第1のスイ
ッチング素子1をON/OFFパルス制御する)もので
ある。
【0090】また,操作電圧が電磁接触器に印加され,
定電圧回路8から演算制御回路9を駆動するに充分な電
圧が供給されるまでの不安定領域にあっては,定電圧判
定回路60よりAND回路33へ第2のスイッチング素
子2をOFFにする信号を出力するため,第2のスイッ
チング素子2がOFFに設定され,同時に第1のスイッ
チング素子1をOFFにする信号が出力Fと同期をとっ
て出力されるため,第1のスイッチング素子1もOFF
に設定される。また,定電圧回路8から演算制御回路9
を駆動するに充分な電圧が供給されると同時に出力Eは
第1のスイッチング素子1をONにする信号となる。
【0091】ピーク電圧値検出回路130からの出力
C,平均電圧値検出回路140からの出力Bが入力され
ると,それぞれの演算回路130a,140aにより電
圧のピーク値と平均値が求められ,これにより電圧波形
認識演算回路12において交流電源(AC)か直流電源
(DC)かが識別される。たとえば,図7に示すよう
に,Xのような商用周波数の交流電源では,全波整流後
にあってはピーク値に対し平均値は0.9であり,Yの
ような完全直流電源にあってはピーク値と平均値が同じ
であるなど各種条件に基づいて区別ができる。また,Z
のようなインバータ電源であっても問題無く扱うことが
できる。
【0092】次に,例えば100V,200Vの共用の
電磁接触器において,投入および開放の基準電圧を10
0Vクラスと200Vクラスで別にしたいときのために
電圧領域選択回路13により100V,200Vクラス
の判断を実効し,これにより投入基準電圧および開放基
準電圧を設定する。
【0093】投入パルス演算回路17では,投入基準電
圧と検出された電圧を比較した結果の信号と,検出され
た電圧信号と,可動変位演算回路19からの接点接触開
始前および鉄心衝突前においてコイル入力を低減するた
めの信号と,操作電源印加から確実に投入が完了できる
時限(図6に示したT1 )後に投入から保持へパルス演
算回路(17→18)を切り替えるタイマ回路16から
の出力がそれぞれ入力され,図5(a)に示した投入時
におけるグラフに示されるように100Vクラスから2
00Vクラスまで連続的にパルス幅が変化し,吸引力が
印加電圧によらず一定になるように出力のレベルが演算
され,調整される。
【0094】この動作を図4を用いて説明すると,20
KHz程度の周波数となる基準三角波の出力Gを比較回
路83において比較され,出力されるHは投入時は印加
電圧が低い場合には,図4に示した実線のように大きな
デューティで,また,印加電圧が高い場合には図4に示
した一点鎖線のような比較的小さなデューティとなり,
投入時におけるFとなるF1 を図5に示したような関係
とするために,PやQのレベルを変化させる。
【0095】また,可動変位演算回路19より接点接触
開始前および鉄心衝突前である信号が入力されると,P
やQのレベルを30%程度に一旦落とし(図6に示した
iとj),接点接触後および鉄心衝突後にもとに戻す
(図6に示したh)操作を行う。これにより,接点接触
時や鉄心衝突時の衝撃を小さくし,跳ね返りも抑えるこ
とができる。ただし,投入基準電圧と検出された電圧を
比較した結果,操作電圧が投入基準電圧より低く,投入
すべきではないと判定されたときには,第2のスイッチ
ング素子2をOFFにするため,PやQのレベルは基準
三角波の出力Gより高くなり,Fは第2のスイッチング
素子2をOFFに設定する信号となる。
【0096】また,図4に示したJとKのように,立ち
上がりパルス発生回路51より基準三角波の立ち上がり
時間の幅をもつパルスJと立ち下がりパルス発生回路5
2より基準三角波の立ち下がり時間の幅をもつパルスK
が発生され,投入時には操作電圧が投入基準電圧を越
え,投入すべきであると比較判定回路80が判定した場
合には,タイマ回路16の出力により保持パルス演算回
路18からのPやQのレベルが基準三角波の出力Gより
高くなるため,出力Iは図4に示すように出力されず,
HとJのAND回路31の出力がFとなり,図4に示し
たF1 のパルス出力となる。
【0097】保持パルス演算回路18では,開放基準電
圧と検出された電圧を比較した結果の信号と,検出され
た電圧信号と,操作電源印加から確実に投入が完了でき
る時限(図6に示したT1 )後に投入から保持へパルス
演算回路(17→18)を切り替えるタイマ回路16か
らの出力がそれぞれ入力され,図5(b)に示した保持
時におけるグラフに示されるように100Vクラスから
200Vクラスまで連続的にパルス幅が変化し,吸引
力,すなわち,コイル消費電力が印加電圧によらず一定
になるように出力のレベルが演算され調整される。通
常,保持時は投入時の1/10程度のコイル消費電力で
よい。
【0098】この動作を図4を用いて説明すると,基準
三角波の出力Gを比較回路82において比較され出力さ
れるIは,保持時にあって,印加電圧が低い場合には図
4に示した実線のように投入時よりは小さいが比較的大
きめのデューティで,また,印加電圧が高い場合には図
4に示した一点鎖線のような非常に小さなデューティと
なり,保持時におけるFとなるF2 を図5に示したよう
な関係とするためにPやQのレベルを変化させる。
【0099】ただし,保持基準電圧と検出された電圧を
比較した結果,操作電圧が開放基準電圧より低く,開放
すべきであると判定されたときには,第2のスイッチン
グ素子2をOFFにするため,PやQのレベルは基準三
角波の出力Gより高くなり,Fは第2のスイッチング素
子2をOFFにする信号となるが,このとき,第2のス
イッチング素子2と第1のスイッチング素子1を同期回
路35,35aにより同時にOFFとなるようにEとF
が出力される。
【0100】また,図4に示したJとKのように,立ち
上がりパルス発生回路51より基準三角波の立ち上がり
時間の幅をもつパルスJと,立ち下がりパルス発生回路
52より基準三角波の立ち下がり時間の幅をもつパルス
Kが発生し,保持時には操作電圧が開放基準電圧を上回
り,保持すべきであると比較判定回路81により判定さ
れた場合に,タイマ回路16の出力により投入パルス演
算回路17からPやQのレベルが基準三角波の出力Gよ
り高く出力されるため,出力Hは図4に示すように出力
されず,IとKのAND回路30を介した出力がFとな
り,図4に示したF2 のパルス出力となる。
【0101】このように,一つの基準三角波により第2
のスイッチング素子2を投入時と保持時において異なっ
たパルス幅制御が容易にできるとともに,保持時のコイ
ル消費電力を投入時の1/10にすることは,基準三角
波の立ち上がり時間の幅と基準三角波の立ち下がり時間
の幅を10:1にすれば容易に実現する。また,図5に
示すように最低投入基準電圧(図5(a)ではV=80
V)をデューティ100%にし,最大開放基準電圧(図
5(b)ではV=40V)をデューティ20%にすれば
ICやマイコンの動作領域において充分に一つの電磁接
触器で100Vと200Vを共用することができ,コイ
ル入力や吸引力を電圧に対し連続的に一定に保持するこ
とができる。さらに,上記の電圧に対する制御は使用中
に常時行われるため,操作電圧が変動しても影響を受け
ず,一定に保持されることになる。
【0102】次に,図6において,電磁接触器の動作と
スイッチング素子の動作および操作コイルMC120の
電流の変化について1回の開閉動作を例にとって説明す
る。図において,aは操作電源のON/OFF状態,b
は電磁接触器における接点のON/OFF状態,cは電
磁接触器の可動鉄心108の開閉状態,dとeは第1の
スイッチング素子1と第2のスイッチング素子2のON
/OFF状態,fは操作コイルMC120の電流変化を
示すタイミングチャートである。
【0103】まず,操作電源をONすると,第1のスイ
ッチング素子1はONし,投入補助信号gが第2のスイ
ッチング素子2から出力される。そして,電圧検出後電
圧に対応した投入信号hが出力される。その後,接点が
接触を開始する直前に可動部の変位検出によりパルス幅
の小さくなった信号iが出力され,接点接触後もとに戻
り,鉄心が衝突する直前に可動部の変位検出によりパル
ス幅の小さくなった信号jが出力され,鉄心衝突後もと
に戻り,投入開始から確実に投入を完了できる時間T1
の後に保持パルス信号kが出力される。接点接触時や鉄
心衝突時はfに示すようにコイル電流が小さくなり衝突
が緩和され,またすぐにもとの大きな電流が流れるため
に跳ね返りが防止できる。
【0104】また,kのデューティは非常に小さいた
め,fをみても分かるように保持時のコイル入力は非常
に小さくなり,コイル温度上昇が低く抑えられる。そし
て,fの電流波形からも分かるようにフライホイール効
果で平滑され,鉄心のうなり音も防止できる。ここで,
操作電源をOFFに設定すると開放基準電圧を下回るた
め,第1のスイッチング素子1と第2のスイッチング素
子2は同期回路35,35aにより同時にOFFとな
る。同時にOFFとなるため,第1のスイッチング素子
1と第2のスイッチング素子2は耐電圧を分担でき,安
価なものが選択できる。
【0105】さらに,電圧領域を細かく分割し,それぞ
れの電圧領域において基準電圧,パルス幅のパターンを
細かく決定することにより,上記実施例よりも高精度な
制御が実現する。また,投入補助信号も100%ではな
く電圧領域を細かく分割することにより,電圧検出時間
内における接点の誤接触などを防止することができる。
【0106】また,上記実施例にあっては,可動部の変
位検出を機械的に行っているが,非接触の磁気センサや
光学センサを用いたり,または時間を予測するタイマを
用いることにより可動部の変位検出を行ってもよい。
【0107】
【発明の効果】以上説明した通り,請求項1に係る電磁
接触器は,検出手段により全波整流した電圧または直流
電圧のピーク値と平均値または実効値を検出し,該検出
された電圧値に基づいて設定した周波数のパルス幅の通
電時間(ON時間)を制御することにより入力を一定に
するため,交流電源のほか,完全直流電源や全波整流電
源,半波整流電源,インバータ電源など各種の電源に使
用でき,またそれぞれに適した基準電圧を設定すること
ができる。
【0108】また,請求項2に係る電磁接触器は,電磁
接触器の投入時と保持時において設定するパルス幅を変
化させるため,確実な投入ができ,保持時の入力を自由
に軽減することができる。
【0109】また,請求項3に係る電磁接触器は,電圧
値に対するパルス幅が,該電圧値に対して反比例的に減
少するため,電圧値に係わらず吸引力およびコイル入力
を一定にすることができる。
【0110】また,請求項4に係る電磁接触器は,設定
された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を発生させ,該
基準波の立ち上がりまたは立ち下がりにより投入時また
は保持時の基準パルスを生成し,検出電圧値と基準波の
レベル比較によりパルスを生成し,この論理積により検
出電圧値の増加とともにパルス幅が減少する投入時また
は保持時の制御パルスを発生させるため,容易に投入時
と保持時の制御パルス幅を調整することができる。すな
わち,コイルの入力を精度よく一定にでき,また,動作
を細かく制御できると共に,交流電源を細かく制御する
ことができる。
【0111】また,請求項5に係る電磁接触器は,設定
された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を発生させ,該
基準波の立ち上がりまたは立ち下がりにより,それぞれ
投入時および保持時の基準パルスを生成し,検出電圧値
と基準波のレベル比較によりパルスを生成し,この論理
積により検出電圧値の増加とともにパルス幅が減少する
投入時および保持時の制御パルスを発生させるため,立
ち上がり立ち下がり角度を変えることにより一つの基準
波で容易に投入と保持のパルスを自由な比率の幅で生成
でき,上記角度の微調整が容易に行うことができる。
【0112】また,請求項6に係る電磁接触器は,電磁
接触器の投入時に,投入用の制御パルスを発生させて電
磁接触器の投入を開始するための複数の最低動作基準電
圧値を設定し,検出電圧のピーク値と平均値または実効
値のパターンに基づいて,最低動作基準電圧値を選択す
るため,適切な電圧の投入動作特性を向上させることが
できる。
【0113】また,請求項7に係る電磁接触器は,電磁
接触器の保持時に,保持用の制御パルスによる電磁接触
器の保持動作を停止させて該電磁接触器の開放を開始す
るための複数の最高開放基準電圧値を設定し,検出電圧
のピーク値と平均値または実効値のパターンに基づい
て,最高開放基準電圧値を選択するため,適切な電圧の
開放動作特性を向上させることができる。
【0114】また,請求項8に係る電磁接触器は,電磁
接触器の投入時に,タイマ手段により接点の接触開始直
前にパルス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大きな
パルス幅に戻すように制御するため,接点接触時の衝撃
を小さくでき,接点バウンスを抑制でき,接点寿命を長
くすることができる。
【0115】また,請求項9に係る電磁接触器は,電磁
接触器の投入時に,可動部変位検出手段により可動部の
位置を検出し,接点の接触開始直前にパルス幅が小さく
なり,接触開始直後に再度大きなパルス幅に戻すように
制御するため,接点接触時の衝撃を小さくでき,接点バ
ウンスを抑制でき,接点寿命を長くすることができる。
【0116】また,請求項10に係る電磁接触器は,電
磁接触器の投入時に,タイマ手段により可動鉄心と固定
鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さくなり,可動鉄心
と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻すよう
に制御するため,鉄心衝突時の衝撃を緩和でき,鉄心寿
命を伸ばすことができる。
【0117】また,請求項11に係る電磁接触器は,電
磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段により可動部
の位置を検出し,可動鉄心と固定鉄心が衝突する直前に
パルス幅が小さくなり,可動鉄心と固定鉄心が衝突直後
に再度大きなパルス幅に戻すように制御するため,鉄心
衝突時の衝撃を緩和でき,鉄心寿命を伸ばすことができ
る。
【0118】また,請求項12に係る電磁接触器の制御
方法は,全波整流した電圧または直流電圧のピーク値と
平均値または実効値を検出し,該検出された電圧値に基
づいて設定した周波数のパルス幅の通電時間(ON時
間)を制御することにより入力を一定に制御するため,
交流電源のほか,完全直流電源や全波整流電源,半波整
流電源,インバータ電源など各種の電源に使用できる制
御方法を容易に得ることができる。
【0119】また,請求項13に係る電磁接触器の制御
方法は,演算制御手段の駆動不可能領域では操作コイル
に直列に接続されたスイッチング素子をOFF状態に設
定するため,誤動作や異常動作,異常導通がなくなり,
安全性を向上させることができる。
【0120】また,請求項14に係る電磁接触器の制御
方法は,電圧を検出する間に補助の投入信号により電磁
接触器の操作コイルに電流を流し,電圧検出後は補助の
投入信号と投入用の制御パルスの論理積または切替によ
り電磁接触器のコイルを制御するため,補助の投入信号
から自動的にまたはタイミングを逸することなく,確実
に切替動作を行うことができる。
【0121】また,請求項15に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の投入時と保持時において設定する
パルス幅を変化させるため,確実な投入ができ,保持時
の入力を自由に軽減することができる。
【0122】また,請求項16に係る電磁接触器の制御
方法は,電圧値に対するパルス幅が,該電圧値に対して
反比例的に減少するため,電圧値に係わらず吸引力およ
びコイル入力を一定にすることができる。
【0123】また,請求項17に係る電磁接触器の制御
方法は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を
発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下がりによ
り投入時または保持時の基準パルスを生成し,検出電圧
値と基準波のレベル比較によりパルスを生成し,この論
理積により検出電圧値の増加とともにパルス幅が減少す
る投入時または保持時の制御パルスを発生させるため,
容易に投入時と保持時の制御パルス幅を調整することが
できる。すなわち,コイルの入力を精度よく一定にで
き,また,動作を細かく制御できると共に,交流電源を
細かく制御することができる。
【0124】また,請求項18に係る電磁接触器の制御
方法は,設定された周波数の3つの鋭角をもつ基準波を
発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下がりによ
り,それぞれ投入時および保持時の基準パルスを生成
し,検出電圧値と基準波のレベル比較によりパルスを生
成し,この論理積により検出電圧値の増加とともにパル
ス幅が減少する投入時および保持時の制御パルスを発生
させるため,立ち上がり立ち下がり角度を変えることに
より一つの基準波で容易に投入と保持のパルスを自由な
比率の幅で生成でき,上記角度の微調整が容易に行うこ
とができる。
【0125】また,請求項19に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の投入時に,投入用の制御パルスを
発生させて電磁接触器の投入を開始するための複数の最
低動作基準電圧値を設定し,検出電圧のピーク値と平均
値または実効値のパターンに基づいて,最低動作基準電
圧値を選択するため,適切な電圧の投入動作特性を向上
させることができる。
【0126】また,請求項20に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の保持時に,保持用の制御パルスに
よる電磁接触器の保持動作を停止させて該電磁接触器の
開放を開始するための複数の最高開放基準電圧値を設定
し,検出電圧のピーク値と平均値または実効値のパター
ンに基づいて,最高開放基準電圧値を選択するため,適
切な電圧の開放動作特性を向上させることができる。
【0127】また,請求項21に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の投入時に,タイマ手段により接点
の接触開始直前にパルス幅が小さくなり,接触開始直後
に再度大きなパルス幅に戻すように制御するため,接点
接触時の衝撃を小さくでき,接点バウンスを抑制でき,
接点寿命を長くすることができる。
【0128】また,請求項22に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段に
より可動部の位置を検出し,接点の接触開始直前にパル
ス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大きなパルス幅
に戻すように制御するため,接点接触時の衝撃を小さく
でき,接点バウンスを抑制でき,接点寿命を長くするこ
とができる。
【0129】また,請求項23に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の投入時に,タイマ手段により可動
鉄心と固定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さくな
り,可動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス
幅に戻すように制御するため,鉄心衝突時の衝撃を緩和
でき,鉄心寿命を伸ばすことができる。
【0130】また,請求項24に係る電磁接触器の制御
方法は,電磁接触器の投入時に,可動部変位検出手段に
より可動部の位置を検出し,可動鉄心と固定鉄心が衝突
する直前にパルス幅が小さくなり,可動鉄心と固定鉄心
が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御する
ため,鉄心衝突時の衝撃を緩和でき,鉄心寿命を伸ばす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電磁接触器の一般的な構成を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明に係る電磁接触器の制御系の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示した演算制御回路の概略構成を示す
ブロック図である。
【図4】 演算制御回路から出力される信号の状態を時
間的に示したタイミングチャートである。
【図5】 この発明に係る投入時と保持時の電圧に対す
る発生パルスのデューティの関係を示すグラフである。
【図6】 この発明に係る電磁接触器の開閉動作と電磁
接触器の制御関係を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明に利用できる操作電源波形と,その
全波整流波形を示す説明図である。
【図8】 従来における電磁接触器の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図9】 図8に示した電磁接触器の出力信号の状態を
示すタイミングチャートである。
【図10】 従来における他の電磁接触器の出力信号の
状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 第1のスイッチング素子,2 第2のスイッチング
素子,6 全波整流回路,8 定電流回路,9 演算制
御回路,10 ドライバ,11 ドライバ 109 可動部変位検出部,120 操作コイル,13
0 ピーク電圧値検出回路,140 平均電圧体検出回

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を整流した電圧または直流電圧を印
    加し,設定した周波数により投入時に大きなパルス幅で
    制御し,保持時に小さなパルス幅でON/OFF制御す
    ることにより駆動される電磁接触器において,前記整流
    した電圧または直流電圧のピーク値と平均値または実行
    値を検出する検出手段と,前記検出手段により検出され
    た電圧値に基づいて設定した周波数のパルス幅を制御す
    ることにより入力を一定にする制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする電磁接触器。
  2. 【請求項2】 前記電磁接触器の投入時と保持時におい
    て設定するパルス幅を変化させることを特徴とする請求
    項1記載の電磁接触器。
  3. 【請求項3】 前記電圧値に対するパルス幅が,該電圧
    値に対して反比例的に減少することを特徴とする請求項
    1記載の電磁接触器。
  4. 【請求項4】 設定された周波数の3つの鋭角をもつ基
    準波を発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下が
    りにより投入時または保持時の基準パルスを生成し,前
    記検出電圧値と前記基準波のレベル比較によりパルスを
    生成し,この論理積により前記検出電圧値の増加ととも
    にパルス幅が減少する投入時または保持時の制御パルス
    を発生させることを特徴とする請求項1記載の電磁接触
    器。
  5. 【請求項5】 設定された周波数の3つの鋭角をもつ基
    準波を発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下が
    りにより,それぞれ投入時および保持時の基準パルスを
    生成し,前記検出電圧値と前記基準波のレベル比較によ
    りパルスを生成し,この論理積により前記検出電圧値の
    増加とともにパルス幅が減少する投入時および保持時の
    制御パルスを発生させることを特徴とする請求項1記載
    の電磁接触器。
  6. 【請求項6】 前記電磁接触器の投入時に,投入用の制
    御パルスを発生させて電磁接触器の投入を開始するため
    の複数の最低動作基準電圧値を設定し,前記検出電圧の
    ピーク値と平均値または実効値のパターンに基づいて,
    前記最低動作基準電圧値を選択することを特徴とする請
    求項1記載の電磁接触器。
  7. 【請求項7】 前記電磁接触器の保持時に,保持用の制
    御パルスによる電磁接触器の保持動作を停止させて電磁
    接触器の開放を開始するための複数の最高開放基準電圧
    値を設定し,前記検出電圧のピーク値と平均値または実
    効値のパターンに基づいて,前記最高開放基準電圧値を
    選択することを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。
  8. 【請求項8】 前記電磁接触器の投入時に,タイマ手段
    により接点の接触開始直前にパルス幅が小さくなり,接
    触開始直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。
  9. 【請求項9】 前記電磁接触器の投入時に,可動部変位
    検出手段により可動部の位置を検出し,接点の接触開始
    直前にパルス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大き
    なパルス幅に戻すように制御することを特徴とする請求
    項1記載の電磁接触器。
  10. 【請求項10】 前記電磁接触器の投入時に,タイマ手
    段により可動鉄心と固定鉄心が衝突する直前にパルス幅
    が小さくなり,前記可動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再
    度大きなパルス幅に戻すように制御することを特徴とす
    る請求項1記載の電磁接触器。
  11. 【請求項11】 前記電磁接触器の投入時に,可動部変
    位検出手段により可動部の位置を検出し,可動鉄心と固
    定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さくなり,前記可
    動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻
    すように制御することを特徴とする請求項1記載の電磁
    接触器。
  12. 【請求項12】 交流を整流した電圧または直流電圧を
    印加し,設定した周波数により投入時に大きなパルス幅
    で制御し,保持時に小さなパルス幅でON/OFF制御
    することにより駆動される電磁接触器の制御方法におい
    て,前記整流した電圧または直流電圧のピーク値と平均
    値または実効値を検出するステップと,該検出された電
    圧値に基づいて設定した周波数のパルス幅を制御するこ
    とにより入力を一定にするステップとを有することを特
    徴とする電磁接触器の制御方法。
  13. 【請求項13】 交流を整流した電圧または直流電圧を
    印加し,演算制御手段からの出力に基づいて設定した周
    波数により投入時に大きなパルス幅で制御し,保持時に
    小さなパルス幅でON/OFF制御することにより駆動
    される電磁接触器の制御方法において,前記演算制御手
    段の駆動不可能領域では操作コイルに直列に接続された
    スイッチング素子をOFF状態に設定することを特徴と
    する電磁接触器の制御方法。
  14. 【請求項14】 交流を整流した電圧または直流電圧を
    印加し,設定した周波数によって投入時に大きなパルス
    幅で制御し,保持時に小さなパルス幅でON/OFF制
    御することにより駆動され,投入時に検出された電圧値
    が予め設定された最低動作基準電圧値以上になったとき
    に初めて投入用の制御パルスを発生させて投入を開始す
    る電磁接触器の制御方法において,前記電圧を検出する
    間に補助の投入信号により前記電磁接触器の操作コイル
    に電流を流し,電圧検出後は補助の投入信号と投入用の
    制御パルスの論理積または切替により電磁接触器のコイ
    ルを制御することを特徴とする電磁接触器の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記電磁接触器の投入時と保持時にお
    いて設定するパルス幅を変化させることを特徴とする請
    求項12,13または14記載の電磁接触器の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記電圧値に対するパルス幅が,該電
    圧値に対して反比例的に減少することを特徴とする請求
    項12,13または14記載の電磁接触器の制御方法。
  17. 【請求項17】 設定された周波数の3つの鋭角をもつ
    基準波を発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下
    がりにより投入時または保持時の基準パルスを生成し,
    前記検出電圧値と前記基準波のレベル比較によりパルス
    を生成し,この論理積により前記検出電圧値の増加とと
    もにパルス幅が減少する投入時または保持時の制御パル
    スを発生させることを特徴とする請求項12,13また
    は14記載の電磁接触器の制御方法。
  18. 【請求項18】 設定された周波数の3つの鋭角をもつ
    基準波を発生させ,該基準波の立ち上がりまたは立ち下
    がりにより,それぞれ投入時および保持時の基準パルス
    を生成し,前記検出電圧値と前記基準波のレベル比較に
    よりパルスを生成し,この論理積により前記検出電圧値
    の増加とともにパルス幅が減少する投入時および保持時
    の制御パルスを発生させることを特徴とする請求項1
    2,13または14記載の電磁接触器の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記電磁接触器の投入時に,投入用の
    制御パルスを発生させて電磁接触器の投入を開始するた
    めの複数の最低動作基準電圧値を設定し,前記検出電圧
    のピーク値と平均値または実効値のパターンに基づい
    て,前記最低動作基準電圧値を選択することを特徴とす
    る請求項12,13または14記載の電磁接触器の制御
    方法。
  20. 【請求項20】 前記電磁接触器の保持時に,保持用の
    制御パルスによる電磁接触器の保持動作を停止させて電
    磁接触器の開放を開始するための複数の最高開放基準電
    圧値を設定し,前記検出電圧のピーク値と平均値または
    実効値のパターンに基づいて,前記最高開放基準電圧値
    を選択することを特徴とする請求項12,13または1
    4記載の電磁接触器の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記電磁接触器の投入時に,タイマ手
    段により接点の接触開始直前にパルス幅が小さくなり,
    接触開始直後に再度大きなパルス幅に戻すように制御す
    ることを特徴とする請求項12,13または14記載の
    電磁接触器の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記電磁接触器の投入時に,可動部変
    位検出手段により可動部の位置を検出し,接点の接触開
    始直前にパルス幅が小さくなり,接触開始直後に再度大
    きなパルス幅に戻すように制御することを特徴とする請
    求項12,13または14記載の電磁接触器の制御方
    法。
  23. 【請求項23】 前記電磁接触器の投入時に,タイマ手
    段により可動鉄心と固定鉄心が衝突する直前にパルス幅
    が小さくなり,前記可動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再
    度大きなパルス幅に戻すように制御することを特徴とす
    る請求項12,13または14記載の電磁接触器の制御
    方法。
  24. 【請求項24】 前記電磁接触器の投入時に,可動部変
    位検出手段により可動部の位置を検出し,可動鉄心と固
    定鉄心が衝突する直前にパルス幅が小さくなり,前記可
    動鉄心と固定鉄心が衝突直後に再度大きなパルス幅に戻
    すように制御することを特徴とする請求項12,13ま
    たは14記載の電磁接触器の制御方法。
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