JPH0831119A - 光ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方法 - Google Patents
光ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方法Info
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- JPH0831119A JPH0831119A JP6188787A JP18878794A JPH0831119A JP H0831119 A JPH0831119 A JP H0831119A JP 6188787 A JP6188787 A JP 6188787A JP 18878794 A JP18878794 A JP 18878794A JP H0831119 A JPH0831119 A JP H0831119A
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- JP
- Japan
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- track
- disc
- disk
- rotation drive
- angular
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- Pending
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Landscapes
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、CLV方式の光ディスク再
生装置におけるサーチ動作において、待ち時間の少いデ
ィスク回転駆動制御方法を提供することにある。 【構成】 トラックサーチ動作処理を行う場合、ディス
クにおけるジャンプ先の目的位置が光ピックアップの現
在位置より内周側にあるときは、前記光ピックアップを
ジャンプ先トラックへの移動と同時に前記ディスク回転
駆動制御のためのスピンドルモータに急速に角加速度動
作を行わせ、もし、ディスクにおけるジャンプ先目的位
置が現在位置より外周側にあるときは、前記光ピックア
ップをジャンプ先トラックへの動作と同時に前記ディス
ク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急速に角減
速度動作を行わせることを特徴とした。
生装置におけるサーチ動作において、待ち時間の少いデ
ィスク回転駆動制御方法を提供することにある。 【構成】 トラックサーチ動作処理を行う場合、ディス
クにおけるジャンプ先の目的位置が光ピックアップの現
在位置より内周側にあるときは、前記光ピックアップを
ジャンプ先トラックへの移動と同時に前記ディスク回転
駆動制御のためのスピンドルモータに急速に角加速度動
作を行わせ、もし、ディスクにおけるジャンプ先目的位
置が現在位置より外周側にあるときは、前記光ピックア
ップをジャンプ先トラックへの動作と同時に前記ディス
ク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急速に角減
速度動作を行わせることを特徴とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク再生装置に
おけるディスク回転駆動制御方法、特に、CD−RO
M,コンパクトディスク(CD)等の光ディスクの記録
トラック上を線速度一定(CLV(Constant Linear Vel
ocity))で再生する光ディスク再生装置におけるディス
ク回転駆動制御方法に関するものである。
おけるディスク回転駆動制御方法、特に、CD−RO
M,コンパクトディスク(CD)等の光ディスクの記録
トラック上を線速度一定(CLV(Constant Linear Vel
ocity))で再生する光ディスク再生装置におけるディス
ク回転駆動制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスクは、ディスクが回転数
一定(CAV(Constant Angular Velocity))で駆動さ
れるものと、CD−ROM,コンパクトディスク等(以
下CDという)のようにトラック上を線速度一定(CL
V)で駆動されるものがある。線速度一定で駆動される
CD−ROM,CD等の光ディスクでは、再生するトラ
ックの中心からの位置(径方向位置)に応じて、ディス
クの回転速度が変化する。このようなCLV方式の光デ
ィスクに格納された情報を読みだす場合には、光ピック
アップが用いられる。光ピックアップは、CLV方式の
光ディスクの記録トラックに対してスポット光を照射す
るとともに、その反射光を受光して、後段の信号処理部
に信号を送出する。通常の再生動作の場合には、スポッ
ト光が光ディスクに形成されたスパイラル状の記録トラ
ックに沿って移動するように光ピックアップを再生時の
通常速度で径方向に移動させる。このとき、線速度が一
定となるようにディスクを回転させるスピンドルモータ
がディスクからの同期信号によってサーボ制御され、こ
れにより光ピックアップの径方向の位置、すなわち再生
するトラック位置に応じてディスクの回転速度が変化す
る。図2に示すように外周にあるトラック程再生すると
きはディスク回転速度は遅く、内周にあるトラック程デ
ィスク回転速度は早くなる。
一定(CAV(Constant Angular Velocity))で駆動さ
れるものと、CD−ROM,コンパクトディスク等(以
下CDという)のようにトラック上を線速度一定(CL
V)で駆動されるものがある。線速度一定で駆動される
CD−ROM,CD等の光ディスクでは、再生するトラ
ックの中心からの位置(径方向位置)に応じて、ディス
クの回転速度が変化する。このようなCLV方式の光デ
ィスクに格納された情報を読みだす場合には、光ピック
アップが用いられる。光ピックアップは、CLV方式の
光ディスクの記録トラックに対してスポット光を照射す
るとともに、その反射光を受光して、後段の信号処理部
に信号を送出する。通常の再生動作の場合には、スポッ
ト光が光ディスクに形成されたスパイラル状の記録トラ
ックに沿って移動するように光ピックアップを再生時の
通常速度で径方向に移動させる。このとき、線速度が一
定となるようにディスクを回転させるスピンドルモータ
がディスクからの同期信号によってサーボ制御され、こ
れにより光ピックアップの径方向の位置、すなわち再生
するトラック位置に応じてディスクの回転速度が変化す
る。図2に示すように外周にあるトラック程再生すると
きはディスク回転速度は遅く、内周にあるトラック程デ
ィスク回転速度は早くなる。
【0003】前記のようなCLV方式の光ディスク再生
装置において、再生する前に、その再生したい記録トラ
ックへ迅速に光ピックアップを移動させるサーチ動作を
行なう場合は、先ず、光ピックアップのトラック現在地
からトラック目的地に向って径方向に高速で移動させ
る。次に、光ピックアップの移動を再生時の通常速度に
戻して移動した目標トラックの目的地付近において再生
コマンドを発行し、絶対時間(ATIME)が記録され
ているQコードが読めるまでディスク回転駆動制御する
スピンドルモータの回転速度を加速または減速する。こ
こで、前記現在地が前記目的地よりディスク外側に位置
するときは、トラック線速度一定とするためには、現在
地における回転速度より目的地における回転速度を早く
しなければならないので、その分スピンドルモータを加
速する。一方、前記現在地が前記目的地よりディスク内
側に位置するときは、トラック線速度を一定とするため
現在地における回転速度より目的地における回転速度を
遅くしなければならないので、その分スピンドルモータ
を減速することとする。この関係を図3に示した。尚、
図の絶対時間(ATIME)は、標準の線速度1.3m
/secとしたときのトラックを通過する時刻が記録さ
れており、この記録情報を読み込んでそのトラック位置
を知ることができるようにしてある。このようにして、
ディスクの回転速度を目標トラック位置に応じた所定の
線速度となればQコードが読み込まれ、絶対時間を検出
し、これらの情報に基づいてディスクの回転制御、すな
わちスピンドルサーボがオンとなり正確な線速度一定の
回転制御が行なわれ、次の再生動作に入ることができ
る。
装置において、再生する前に、その再生したい記録トラ
ックへ迅速に光ピックアップを移動させるサーチ動作を
行なう場合は、先ず、光ピックアップのトラック現在地
からトラック目的地に向って径方向に高速で移動させ
る。次に、光ピックアップの移動を再生時の通常速度に
戻して移動した目標トラックの目的地付近において再生
コマンドを発行し、絶対時間(ATIME)が記録され
ているQコードが読めるまでディスク回転駆動制御する
スピンドルモータの回転速度を加速または減速する。こ
こで、前記現在地が前記目的地よりディスク外側に位置
するときは、トラック線速度一定とするためには、現在
地における回転速度より目的地における回転速度を早く
しなければならないので、その分スピンドルモータを加
速する。一方、前記現在地が前記目的地よりディスク内
側に位置するときは、トラック線速度を一定とするため
現在地における回転速度より目的地における回転速度を
遅くしなければならないので、その分スピンドルモータ
を減速することとする。この関係を図3に示した。尚、
図の絶対時間(ATIME)は、標準の線速度1.3m
/secとしたときのトラックを通過する時刻が記録さ
れており、この記録情報を読み込んでそのトラック位置
を知ることができるようにしてある。このようにして、
ディスクの回転速度を目標トラック位置に応じた所定の
線速度となればQコードが読み込まれ、絶対時間を検出
し、これらの情報に基づいてディスクの回転制御、すな
わちスピンドルサーボがオンとなり正確な線速度一定の
回転制御が行なわれ、次の再生動作に入ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】CLV方式の光ディス
ク再生装置は以上のような構成となっているが、前述し
たサーチ動作の場合、先ず、光ピックアップが現在位置
から目的位置まで移動させ、次に、目的位置に着いてか
ら、その目的位置における線速度にスピンドルモータを
加速あるいは減速して制御する。ここで、所定の線速度
になればデータリードが可能となりサーチ動作が完了
し、再生動作に移行することができる。以上のように光
ピックアップの移動してからスピンドルモータの加速あ
るいは減速動作に移るのでトラッキングサーボが成立し
データリード可能となるまで待ち時間が長くなってい
た。本発明の目的は、ピックアップ移動と同時にスピン
ドルモータの加速あるいは減速を行いデータリード可能
となるまでの待ち時間を必要最小限に短くする高速アク
セスの可能な光ディスク再生装置におけるディスク回転
駆動制御方法を提供することにある。
ク再生装置は以上のような構成となっているが、前述し
たサーチ動作の場合、先ず、光ピックアップが現在位置
から目的位置まで移動させ、次に、目的位置に着いてか
ら、その目的位置における線速度にスピンドルモータを
加速あるいは減速して制御する。ここで、所定の線速度
になればデータリードが可能となりサーチ動作が完了
し、再生動作に移行することができる。以上のように光
ピックアップの移動してからスピンドルモータの加速あ
るいは減速動作に移るのでトラッキングサーボが成立し
データリード可能となるまで待ち時間が長くなってい
た。本発明の目的は、ピックアップ移動と同時にスピン
ドルモータの加速あるいは減速を行いデータリード可能
となるまでの待ち時間を必要最小限に短くする高速アク
セスの可能な光ディスク再生装置におけるディスク回転
駆動制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の光ディスク再生装置におけるディスク回転駆
動制御方法は、線速度一定に制御してスパイラル状に情
報ピットを記録した記録トラックを光ピックアップによ
り再生する光ディスク再生装置におけるディスク回転駆
動制御方法において、トラックサーチ動作処理を行う場
合、ディスクにおけるジャンプ先の目的位置が前記光ピ
ックアップの現在位置より内周側にあるときは、前記光
ピックアップをジャンプ先トラックへの移動と同時に前
記ディスク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急
速に角加速度動作を行わせ、もし、ディスクにおけるジ
ャンプ先目的位置が現在位置より外周側にあるときは、
前記光ピックアップをジャンプ先トラックへの動作と同
時に前記ディスク回転駆動制御のためのスピンドルモー
タに急速に角減速度動作を行わせることを特徴とする。
め本発明の光ディスク再生装置におけるディスク回転駆
動制御方法は、線速度一定に制御してスパイラル状に情
報ピットを記録した記録トラックを光ピックアップによ
り再生する光ディスク再生装置におけるディスク回転駆
動制御方法において、トラックサーチ動作処理を行う場
合、ディスクにおけるジャンプ先の目的位置が前記光ピ
ックアップの現在位置より内周側にあるときは、前記光
ピックアップをジャンプ先トラックへの移動と同時に前
記ディスク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急
速に角加速度動作を行わせ、もし、ディスクにおけるジ
ャンプ先目的位置が現在位置より外周側にあるときは、
前記光ピックアップをジャンプ先トラックへの動作と同
時に前記ディスク回転駆動制御のためのスピンドルモー
タに急速に角減速度動作を行わせることを特徴とする。
【0006】また、本発明は前記角加速度と角減速度
は、それぞれ現在位置とジャンプ先目的位置における線
速度一定にするためのディスク回転数差に比例した時間
を行うことを特徴とする。
は、それぞれ現在位置とジャンプ先目的位置における線
速度一定にするためのディスク回転数差に比例した時間
を行うことを特徴とする。
【0007】また、本発明は前記スピンドルを制御する
所定の前記角加速度あるいは角減速度値を設定し、所定
の線速度に到達させる制御時間tは、次に示すステップ
順序で算出することを特徴とする。 現在位置における絶対時間t1から、現在位置の角速
度ω1を次式により算出する。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次に、ジャンプ先の目的位置における絶対時間t2か
ら目的位置の角速度ω2を次式により算出する。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、現在位置から目的位置への角速度の変化△ωを
次式より算出する。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、角加速度あるいは角減速度αで前記スピンドル
モータを制御する時間tは次式より算出する。 t=△ω/α[sec] ここで、m:再生スピードm倍速 V:線速度[m/s] Pt:トラックピッチ[m] ro:最内周半径[m] α:角加減速度[rad/sec2] (但し加速時α>0,減速時α<0)
所定の前記角加速度あるいは角減速度値を設定し、所定
の線速度に到達させる制御時間tは、次に示すステップ
順序で算出することを特徴とする。 現在位置における絶対時間t1から、現在位置の角速
度ω1を次式により算出する。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次に、ジャンプ先の目的位置における絶対時間t2か
ら目的位置の角速度ω2を次式により算出する。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、現在位置から目的位置への角速度の変化△ωを
次式より算出する。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、角加速度あるいは角減速度αで前記スピンドル
モータを制御する時間tは次式より算出する。 t=△ω/α[sec] ここで、m:再生スピードm倍速 V:線速度[m/s] Pt:トラックピッチ[m] ro:最内周半径[m] α:角加減速度[rad/sec2] (但し加速時α>0,減速時α<0)
【0008】
【作用】本発明によれば、トラックサーチ動作処理を行
うに際して、先ず、ディスクにおけるジャンプ先の目的
位置が光ピックアップの現在位置より内周側にあるか、
外周側にあるかをディスクの記録情報領域になるトラッ
クのアドレスから算出し、次に、前記目的位置が現在位
置より内周側にあるときは、前記光ピックアップをジャ
ンプ先トラックの目的位置へ移動されると同時に前記デ
ィスク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急速に
角加速度動作を行わせる。一方、前記目的位置が現在位
置より外周側にあるときは、前記光ピックアップをジャ
ンプ先トラックの目的位置へ移動されると同時に前記ス
ピンドルモータに急速に角減速動作を行わせる。従っ
て、光ピックアップが現在位置から移動して目的位置に
到達したときには殆ど所定の線速度に一致しており、待
ち時間を少くすることができる。
うに際して、先ず、ディスクにおけるジャンプ先の目的
位置が光ピックアップの現在位置より内周側にあるか、
外周側にあるかをディスクの記録情報領域になるトラッ
クのアドレスから算出し、次に、前記目的位置が現在位
置より内周側にあるときは、前記光ピックアップをジャ
ンプ先トラックの目的位置へ移動されると同時に前記デ
ィスク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急速に
角加速度動作を行わせる。一方、前記目的位置が現在位
置より外周側にあるときは、前記光ピックアップをジャ
ンプ先トラックの目的位置へ移動されると同時に前記ス
ピンドルモータに急速に角減速動作を行わせる。従っ
て、光ピックアップが現在位置から移動して目的位置に
到達したときには殆ど所定の線速度に一致しており、待
ち時間を少くすることができる。
【0009】また、本発明によれば、前記スピンドルモ
ータに前記角加速度あるいは角減速度制御を行うに際し
て、所定の線速度にするための前記現在位置と目的位置
のディスク回転数差すなわちスピンドルモータ回転数差
を算出して、その差に比例した所定の時間を設定して、
該設定時間角加速度あるいは角減速度制御を行う。これ
によって現在位置と目的位置との距離が異っていても、
モータ回転数差は直ちに算出できるので、それに対応し
た時間だけ、所定値の角加減速度で加減速をすればよ
い。
ータに前記角加速度あるいは角減速度制御を行うに際し
て、所定の線速度にするための前記現在位置と目的位置
のディスク回転数差すなわちスピンドルモータ回転数差
を算出して、その差に比例した所定の時間を設定して、
該設定時間角加速度あるいは角減速度制御を行う。これ
によって現在位置と目的位置との距離が異っていても、
モータ回転数差は直ちに算出できるので、それに対応し
た時間だけ、所定値の角加減速度で加減速をすればよ
い。
【0010】また、本発明によれば、前記スピンドルを
制御するため設定された所定前記角加速度あるいは角減
速度αによる制御時間tは次のステップ順序で算出す
る。すなわち、前記に述べたように最初に現在位置に対
して目的位置が、ディスクの内周側にあるか外周側にあ
るかを算出して、角加速度にするか角減速度にするかを
決めて所定値αを設定後、その角加減速時間tを以下の
ステップで算出する。 現在位置における絶対時間t1から現在位置の角速度
ω1を次式で算出する。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次にジャンプ先の目的位置における絶対時間t2から
目的位置の角速度ω2を次式により算出する。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、現在位置と目的位置との変化させるべき角速度
変化△ωを次式により算出する。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、設定した角加速度あるいは角減速度α(但し、
α>0は角加速時,α<0は角減速時)でのスピンドル
モータ制御時間tを次式より算出する。 t=△ω/α[sec] 以上のように算出したスピンドルモータ制御時間tを設
定し、スピンドルモータ制御を行えば、光ピックアップ
移動時間も含めて必要最小限の短時間で効率的に目的位
置で線速度を所定の線速度に合致させることができる。
制御するため設定された所定前記角加速度あるいは角減
速度αによる制御時間tは次のステップ順序で算出す
る。すなわち、前記に述べたように最初に現在位置に対
して目的位置が、ディスクの内周側にあるか外周側にあ
るかを算出して、角加速度にするか角減速度にするかを
決めて所定値αを設定後、その角加減速時間tを以下の
ステップで算出する。 現在位置における絶対時間t1から現在位置の角速度
ω1を次式で算出する。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次にジャンプ先の目的位置における絶対時間t2から
目的位置の角速度ω2を次式により算出する。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、現在位置と目的位置との変化させるべき角速度
変化△ωを次式により算出する。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、設定した角加速度あるいは角減速度α(但し、
α>0は角加速時,α<0は角減速時)でのスピンドル
モータ制御時間tを次式より算出する。 t=△ω/α[sec] 以上のように算出したスピンドルモータ制御時間tを設
定し、スピンドルモータ制御を行えば、光ピックアップ
移動時間も含めて必要最小限の短時間で効率的に目的位
置で線速度を所定の線速度に合致させることができる。
【0011】
【実施例】図4は、本発明の一実施例を実行するための
トラックのサーチ動作制御において、ディスク回転制御
方法を採用したCD−ROMの概略構成を示すブロック
図である。尚、ここでは、音響ディジタル信号処理部及
びCD−ROMディジタル信号処理部を有する場合を例
に取って説明する。CD−ROMドライブ回路(以下ド
ライブという)1は、ディスク2を保持するディスクホ
ルダ3と、ディスク2を回転駆動するためのスピンドル
モータ4と、ディスク2の情報を読み取るための光ピッ
クアップ5と、音響ディジタル信号処理部6と、CD−
ROMディジタル信号処理部7と、光ピックアップ5の
フォーカス及びトラッキング制御を行うサーボ制御部8
と、マイクロコンピュータを有するシステム制御部9
と、ホストコンピュータ10と通信するためのインタフ
ェース11とを主に有している。
トラックのサーチ動作制御において、ディスク回転制御
方法を採用したCD−ROMの概略構成を示すブロック
図である。尚、ここでは、音響ディジタル信号処理部及
びCD−ROMディジタル信号処理部を有する場合を例
に取って説明する。CD−ROMドライブ回路(以下ド
ライブという)1は、ディスク2を保持するディスクホ
ルダ3と、ディスク2を回転駆動するためのスピンドル
モータ4と、ディスク2の情報を読み取るための光ピッ
クアップ5と、音響ディジタル信号処理部6と、CD−
ROMディジタル信号処理部7と、光ピックアップ5の
フォーカス及びトラッキング制御を行うサーボ制御部8
と、マイクロコンピュータを有するシステム制御部9
と、ホストコンピュータ10と通信するためのインタフ
ェース11とを主に有している。
【0012】ディスク2には、複数のトラックが形成さ
れている。スピンドルモータ4は、音響ディジタル信号
処理部6からの制御信号によって、ディスク2を線速度
一定で回転駆動する。光ピックアップ5は、ディスク2
にスポット光を照射し、その反射光を受光して情報を読
み取るためのものであり、ディスク2の径方向に移動可
能となっている。また、この光ピックアップ5には、図
5に示すように、対物レンズ27が設けられている。対
物レンズ27は、光ピックアップ5のスポット光を収束
するために設けられたものであり、ディスク2の径方向
及びディスク2への接離方向に移動可能となっている。
これらの移動により、トラッキング制御及びフォーカス
制御が行われ、スポット光が常にトラック上を追尾する
と共に所定径のスポット光として収束されるようになっ
ている。これらの制御部8は、光ピックアップ5を径方
向に移動する際のスレッドサーボも行っている。
れている。スピンドルモータ4は、音響ディジタル信号
処理部6からの制御信号によって、ディスク2を線速度
一定で回転駆動する。光ピックアップ5は、ディスク2
にスポット光を照射し、その反射光を受光して情報を読
み取るためのものであり、ディスク2の径方向に移動可
能となっている。また、この光ピックアップ5には、図
5に示すように、対物レンズ27が設けられている。対
物レンズ27は、光ピックアップ5のスポット光を収束
するために設けられたものであり、ディスク2の径方向
及びディスク2への接離方向に移動可能となっている。
これらの移動により、トラッキング制御及びフォーカス
制御が行われ、スポット光が常にトラック上を追尾する
と共に所定径のスポット光として収束されるようになっ
ている。これらの制御部8は、光ピックアップ5を径方
向に移動する際のスレッドサーボも行っている。
【0013】音響ディジタル信号処理部6は、光ピック
アップ5からの信号が入力されるEFM復調部12と、
データを記憶するRAM13と、RAM13へのデータ
の書き込み及び読み出しを制御するためのアドレス制御
部14と、誤り訂正符号(CIRC)によってデータの
誤り訂正を行う誤り訂正部15と、スピンドルモータ4
の速度制御を行うための速度制御部16とを有してい
る。EMF復調部12は、8ビットデータを14ビット
に変調してディスク2に記録したデータを元の8ビット
のデータに復調するものである。また、速度制御部16
は、読み取られたトラック情報等によって、スピンドル
モータ4を速度制御するためのドライブ信号を出力する
ものであり、通常再生動作時には、ディスク2の線速度
が一定となるようにスピンドルモータ4を回転制御し、
サーチ動作時には、スピンドルモータ4の速度を、目標
トラックの回転数に合わせるように加速あるいは減速制
御する。尚、アドレス制御部14は、RAM13内のデ
ータにより、インタリーブ(並べ換え)されて記録され
たデータを元の順に戻す作業(デ・インタリーブ)も行
っている。誤り訂正部15の出力は、オーディオ信号と
して外部に出力されると共に、CD−ROMディジタル
信号処理部7に入力される。
アップ5からの信号が入力されるEFM復調部12と、
データを記憶するRAM13と、RAM13へのデータ
の書き込み及び読み出しを制御するためのアドレス制御
部14と、誤り訂正符号(CIRC)によってデータの
誤り訂正を行う誤り訂正部15と、スピンドルモータ4
の速度制御を行うための速度制御部16とを有してい
る。EMF復調部12は、8ビットデータを14ビット
に変調してディスク2に記録したデータを元の8ビット
のデータに復調するものである。また、速度制御部16
は、読み取られたトラック情報等によって、スピンドル
モータ4を速度制御するためのドライブ信号を出力する
ものであり、通常再生動作時には、ディスク2の線速度
が一定となるようにスピンドルモータ4を回転制御し、
サーチ動作時には、スピンドルモータ4の速度を、目標
トラックの回転数に合わせるように加速あるいは減速制
御する。尚、アドレス制御部14は、RAM13内のデ
ータにより、インタリーブ(並べ換え)されて記録され
たデータを元の順に戻す作業(デ・インタリーブ)も行
っている。誤り訂正部15の出力は、オーディオ信号と
して外部に出力されると共に、CD−ROMディジタル
信号処理部7に入力される。
【0014】CD−ROMディジタル信号処理部7は、
同期検出部17と、データを格納するためのRAM18
と、RAM18へのデータの書き込み及び読み出しを制
御するためのRAM制御部19と、CD−ROM固有の
ECC(Error Check Code)及びEDC(Error Dectectin
g Code)等により誤り訂正を行う誤り訂正部20とを有
している。同期検出部17は、音響ディジタル信号処理
部6で処理されたデータのうちの同期データ部分を検出
するものである。また、この同期検出部17では、同期
データの検出結果によって、記録時に施されたスクラン
ブル処理が解かれるようになっている。尚、RAM制御
部19では、RAM18に格納されたデータにより、再
生データ内のヘッダーアドレスがチェックされるように
なっている。
同期検出部17と、データを格納するためのRAM18
と、RAM18へのデータの書き込み及び読み出しを制
御するためのRAM制御部19と、CD−ROM固有の
ECC(Error Check Code)及びEDC(Error Dectectin
g Code)等により誤り訂正を行う誤り訂正部20とを有
している。同期検出部17は、音響ディジタル信号処理
部6で処理されたデータのうちの同期データ部分を検出
するものである。また、この同期検出部17では、同期
データの検出結果によって、記録時に施されたスクラン
ブル処理が解かれるようになっている。尚、RAM制御
部19では、RAM18に格納されたデータにより、再
生データ内のヘッダーアドレスがチェックされるように
なっている。
【0015】図5は、サーボ制御部8及びシステム制御
部9の機能構成を示すブロック図である。サーボ制御部
8は、対物レンズ27のトラッキング制御を行うと共
に、対物レンズ27をトラックジャンプさせるトラック
サーボ部21と、対物レンズ27のフォーカス制御を行
うフォーカスサーボ部22と、光ピックアップ5のディ
スク2の径方向のサーボ制御を行うスレッドサーボ部2
3とを備えている。
部9の機能構成を示すブロック図である。サーボ制御部
8は、対物レンズ27のトラッキング制御を行うと共
に、対物レンズ27をトラックジャンプさせるトラック
サーボ部21と、対物レンズ27のフォーカス制御を行
うフォーカスサーボ部22と、光ピックアップ5のディ
スク2の径方向のサーボ制御を行うスレッドサーボ部2
3とを備えている。
【0016】また、システム制御部9は、現在光ピック
アップ5が位置するトラックの情報と、移動すべき目標
トラックの情報とから、トラック本数を算出するトラッ
ク本数算出部24と、トラックサーボ部21にトラック
ジャンプを指示するトラックジャンプ制御部25と、光
ピックアップ5にトラック情報の読み取りを指示する読
み取り制御部26とを備えている。
アップ5が位置するトラックの情報と、移動すべき目標
トラックの情報とから、トラック本数を算出するトラッ
ク本数算出部24と、トラックサーボ部21にトラック
ジャンプを指示するトラックジャンプ制御部25と、光
ピックアップ5にトラック情報の読み取りを指示する読
み取り制御部26とを備えている。
【0017】次にこのように構成されたドライブ1の制
御動作について説明する。図6は、システム制御部9の
概略制御内容を示すフローチャートである。図示しない
電源スイッチがオンされると、ステップS61ではRA
M13,18の初期化、光ピックアップ5の初期位置へ
の設定等の初期化が行われる。次にステップS62で
は、ディスク2がディスクホルダ3に装着されているか
否かを判断する。ディスク2が装着されるのを待って、
ステップS63に移行する。ステップS63では、サー
ボ制御部8に対してフォーカスサーチを指示する。これ
により、光ピックアップ5からディスク2に対して照射
されるスポット光が所定径に収束させられる。このフォ
ーカスサーチが終了すれば、ステップS64に移行して
サーボ制御部8に対してフォーカスサーボの開始を指示
する。このフォーカスサーボは、ディスク2の面ぶれに
追随して光ピックアップ5の対物レンズ27を上下動す
るためのものである。
御動作について説明する。図6は、システム制御部9の
概略制御内容を示すフローチャートである。図示しない
電源スイッチがオンされると、ステップS61ではRA
M13,18の初期化、光ピックアップ5の初期位置へ
の設定等の初期化が行われる。次にステップS62で
は、ディスク2がディスクホルダ3に装着されているか
否かを判断する。ディスク2が装着されるのを待って、
ステップS63に移行する。ステップS63では、サー
ボ制御部8に対してフォーカスサーチを指示する。これ
により、光ピックアップ5からディスク2に対して照射
されるスポット光が所定径に収束させられる。このフォ
ーカスサーチが終了すれば、ステップS64に移行して
サーボ制御部8に対してフォーカスサーボの開始を指示
する。このフォーカスサーボは、ディスク2の面ぶれに
追随して光ピックアップ5の対物レンズ27を上下動す
るためのものである。
【0018】次にステップS65では、速度制御部16
に対してスピンドルキックを指示する。これにより、ス
ピンドルモータ4にドライブ信号が与えられ、スピンド
ルキックが開始される。ステップS66では、サーボ制
御部8に対してトラッキングサーボのオンを指示する。
このトラッキングサーボは、ディスク2上のトラックに
スポット光が追随するように光ピックアップ5の対物レ
ンズ27を径方向に移動させるものである。また、ステ
ップS67では、速度制御部16に対してスピンドルサ
ーボのオンを指示する。スピンドルサーボは、ディスク
2の線速度を一定にするように、径方向の位置に応じた
速度でスピンドルモータ4をサーボ制御するものであ
る。
に対してスピンドルキックを指示する。これにより、ス
ピンドルモータ4にドライブ信号が与えられ、スピンド
ルキックが開始される。ステップS66では、サーボ制
御部8に対してトラッキングサーボのオンを指示する。
このトラッキングサーボは、ディスク2上のトラックに
スポット光が追随するように光ピックアップ5の対物レ
ンズ27を径方向に移動させるものである。また、ステ
ップS67では、速度制御部16に対してスピンドルサ
ーボのオンを指示する。スピンドルサーボは、ディスク
2の線速度を一定にするように、径方向の位置に応じた
速度でスピンドルモータ4をサーボ制御するものであ
る。
【0019】ステップS67でスピンドルサーボが開始
されると、ステップS68に進む。ステップS68で
は、ディスク2の各ブロックの先頭に書き込まれた現在
トラック情報を読み取り、ステップS69では、ディス
ク2の最内周に書き込まれたTOC(Table Of Content
s)と呼ばれるディスク2の目次にあたる情報をサーチし
て読み出し、それをシステム制御部9内のメモリに格納
する。
されると、ステップS68に進む。ステップS68で
は、ディスク2の各ブロックの先頭に書き込まれた現在
トラック情報を読み取り、ステップS69では、ディス
ク2の最内周に書き込まれたTOC(Table Of Content
s)と呼ばれるディスク2の目次にあたる情報をサーチし
て読み出し、それをシステム制御部9内のメモリに格納
する。
【0020】次に、ステップS70では所定時間の時間
待ち(ポーズ)を行い、ステップS71では、ホストコ
ンピュータ10からのコマンド入力を待つ。ホストコン
ピュータ10からのコマンドが入力されると、ステップ
S71からステップS72に移行する。ステップS72
では、種々のコマンド処理を行い、ステップS70に戻
る。ステップS71でコマンド入力がないときは、処理
を終了する。
待ち(ポーズ)を行い、ステップS71では、ホストコ
ンピュータ10からのコマンド入力を待つ。ホストコン
ピュータ10からのコマンドが入力されると、ステップ
S71からステップS72に移行する。ステップS72
では、種々のコマンド処理を行い、ステップS70に戻
る。ステップS71でコマンド入力がないときは、処理
を終了する。
【0021】次に上記構成のトラックのトラックサーチ
制御を採用したドライブを用いて、この発明のディスク
回転駆動制御方法を実行する手順を、図1のフローチャ
ート図を用いて説明する。この図1のフローチャートは
図6のコマンド処理ステップS72において、サーチ動
作の含むコマンドを処理を行う際に実行される。
制御を採用したドライブを用いて、この発明のディスク
回転駆動制御方法を実行する手順を、図1のフローチャ
ート図を用いて説明する。この図1のフローチャートは
図6のコマンド処理ステップS72において、サーチ動
作の含むコマンドを処理を行う際に実行される。
【0022】サーチ動作のあるコマンド処理に入ると、
先ず、光ピックアップ5が再生しているトラックの現在
位置に対してジャンプ先トラックの目的位置がディスク
内周側か外周側かを検出する(ステップS1)。ディス
クのデータ記録領域の目次に相当する記録情報領域(T
OC(Table Of Contents))からトラックアドレス番号
から検出することができる。次に、もし前記目的位置が
現在位置より内周側にあれば、スピンドルモータに印加
すべき所定値の角加速度α(α>0)を設定する(ステ
ップS2)。次に、現在位置における絶対時間t1から
その位置の角速度ω1を次式から算出する(ステップS
3)。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次に、目的位置における絶対時間t2から、その位置の
角速度ω2を次式から算出する(ステップS4)。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、線速度一定とするため現在位置での回転数から目
的位置での回転数に変えるべき角速度の変化△ωを次式
より算出する(ステップS5)。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、光ピックアップ5が所定の線速度になり目的位置
に到達する時間tは次式より算出する(ステップS
6)。 t=△ω/α[sec] 次に、光ピックアップ5を外周側の目的位置に移動させ
ると同時に、前記角加速度αをスピンドルモータに算出
した時間tだけ印加加速する(ステップS7)。次に、
目的位置におけるトラック線速度が所定線速度に合致す
ればQコードが読出され、サーチ動作を完了する(ステ
ップS8)。一方、ステップS1において、外周側と判
定されれば、スピンドルモータに所定値の角減速度α
(α<0)を設定する(ステップS12)。次に、内周
側での角加速度設定の場合と同様に現在位置の角速度ω
1、目的位置の角速度ω2、変化させるべき角速度変化
△ω、所定の線速度となって、目的位置に到達する時間
tを算出する(ステップS12〜16)。次に、光ピッ
クアップ5を外周側の目的位置へ移動させると同時に、
前記角減速度α(α<0)でt時間スピンドルモータを
減速する(ステップS17)。次に、目的位置における
トラック線速度が所定線速度に合致すれば、Qコードが
読出され、サーチ動作は完了する(ステップS8)。
先ず、光ピックアップ5が再生しているトラックの現在
位置に対してジャンプ先トラックの目的位置がディスク
内周側か外周側かを検出する(ステップS1)。ディス
クのデータ記録領域の目次に相当する記録情報領域(T
OC(Table Of Contents))からトラックアドレス番号
から検出することができる。次に、もし前記目的位置が
現在位置より内周側にあれば、スピンドルモータに印加
すべき所定値の角加速度α(α>0)を設定する(ステ
ップS2)。次に、現在位置における絶対時間t1から
その位置の角速度ω1を次式から算出する(ステップS
3)。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次に、目的位置における絶対時間t2から、その位置の
角速度ω2を次式から算出する(ステップS4)。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、線速度一定とするため現在位置での回転数から目
的位置での回転数に変えるべき角速度の変化△ωを次式
より算出する(ステップS5)。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、光ピックアップ5が所定の線速度になり目的位置
に到達する時間tは次式より算出する(ステップS
6)。 t=△ω/α[sec] 次に、光ピックアップ5を外周側の目的位置に移動させ
ると同時に、前記角加速度αをスピンドルモータに算出
した時間tだけ印加加速する(ステップS7)。次に、
目的位置におけるトラック線速度が所定線速度に合致す
ればQコードが読出され、サーチ動作を完了する(ステ
ップS8)。一方、ステップS1において、外周側と判
定されれば、スピンドルモータに所定値の角減速度α
(α<0)を設定する(ステップS12)。次に、内周
側での角加速度設定の場合と同様に現在位置の角速度ω
1、目的位置の角速度ω2、変化させるべき角速度変化
△ω、所定の線速度となって、目的位置に到達する時間
tを算出する(ステップS12〜16)。次に、光ピッ
クアップ5を外周側の目的位置へ移動させると同時に、
前記角減速度α(α<0)でt時間スピンドルモータを
減速する(ステップS17)。次に、目的位置における
トラック線速度が所定線速度に合致すれば、Qコードが
読出され、サーチ動作は完了する(ステップS8)。
【0023】
【発明の効果】本発明は次のような効果を奏する。すな
わち、CLV方式の光ディスク再生装置におけるトラッ
クサーチ動作において、光ピックアップをトラックの現
在位置よりジャンプ先トラックの目的位置に移動させる
と同時にディスク回転駆動制御するスピンドルモータに
角加速あるいは角減速を行い、その際現在位置と目的位
置のディスクに対する相対位置により、加速か減速かを
行うようにしたので、サーチ動作が完了し再生動作に入
るまでの待ち時間を従来より少くする効果がある。ま
た、前記スピンドルモータに印加する所定の角加速度あ
るいは角減速度の制御時間を現在位置と目的位置でのそ
れぞれの回転数の差に比例して設定するので所定角加減
速度で、その設定した時間だけで制御すればよく、スピ
ンドルモータの制御が容易となる。また、所定角加速度
あるいは角減速度におけるスピンドルモータに印加する
制御時間は、光ピックアップの現在位置における絶対時
間から正確に算出できるので、この算出した制御時間を
スピンドルモータに印加して必要最小限の待ち時間でサ
ーチ動作を完了させる効果がある。
わち、CLV方式の光ディスク再生装置におけるトラッ
クサーチ動作において、光ピックアップをトラックの現
在位置よりジャンプ先トラックの目的位置に移動させる
と同時にディスク回転駆動制御するスピンドルモータに
角加速あるいは角減速を行い、その際現在位置と目的位
置のディスクに対する相対位置により、加速か減速かを
行うようにしたので、サーチ動作が完了し再生動作に入
るまでの待ち時間を従来より少くする効果がある。ま
た、前記スピンドルモータに印加する所定の角加速度あ
るいは角減速度の制御時間を現在位置と目的位置でのそ
れぞれの回転数の差に比例して設定するので所定角加減
速度で、その設定した時間だけで制御すればよく、スピ
ンドルモータの制御が容易となる。また、所定角加速度
あるいは角減速度におけるスピンドルモータに印加する
制御時間は、光ピックアップの現在位置における絶対時
間から正確に算出できるので、この算出した制御時間を
スピンドルモータに印加して必要最小限の待ち時間でサ
ーチ動作を完了させる効果がある。
【図1】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図2】CLV方式光ディスクの中心からの位置と回転
数との関係を示す説明図である。
数との関係を示す説明図である。
【図3】CLV方式光ディスクにおける現在地とジャン
プ先目的地との絶対時間位置関係に対する回転数差を吸
収する為に加速するか減速するかを示す説明図である。
プ先目的地との絶対時間位置関係に対する回転数差を吸
収する為に加速するか減速するかを示す説明図である。
【図4】本発明の一実施例を実行するためのトラックサ
ーチ制御方法を用いたCD−ROMドライブの構成を示
すブロック図である。
ーチ制御方法を用いたCD−ROMドライブの構成を示
すブロック図である。
【図5】図4のサーボ制御部及びシステム制御部の機能
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】図4のシステム制御部の概略動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
1 CD−ROMドライブ回路(ドライブ) 2 ディスク(光ディスク) 5 光ピックアップ 8 サーボ制御部 9 システム制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 線速度一定に制御してスパイラル状に情
報ピットを記録した記録トラックを光ピックアップによ
り再生する光ディスク再生装置におけるディスク回転駆
動制御方法において、トラックサーチ動作処理を行う場
合、ディスクにおけるジャンプ先の目的位置が前記光ピ
ックアップの現在位置より内周側にあるときは、前記光
ピックアップをジャンプ先トラックへの移動と同時に前
記ディスク回転駆動制御のためのスピンドルモータに急
速に角加速度動作を行わせ、もし、ディスクにおけるジ
ャンプ先目的位置が現在位置より外周側にあるときは、
前記光ピックアップをジャンプ先トラックへの動作と同
時に前記ディスク回転駆動制御のためのスピンドルモー
タに急速に角減速度動作を行わせることを特徴とする光
ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク再生装置にお
けるディスク回転駆動制御方法において、前記角加速度
と角減速度は、それぞれ現在位置とジャンプ先目的位置
における線速度一定にするためのディスク回転数差に比
例した時間を行うことを特徴とする光ディスク再生装置
におけるディスク回転駆動制御方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の光ディスク再生
装置におけるディスク回転駆動制御方法において、前記
スピンドルを制御する所定の前記角加速度あるいは角減
速度値を設定し、所定の線速度に到達させる制御時間t
は、次に示すステップ順序で算出することを特徴とする
光ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方
法。 現在位置における絶対時間t1から、現在位置の角速
度ω1を次式により算出する。 ω1=mV/{(t1VPt/π)+r 2 0}1/2[ra
d/sec] 次に、ジャンプ先の目的位置における絶対時間t2か
ら目的位置の角速度ω2を次式により算出する。 ω2=mV/{(t2VP t/π)+r 2 o}1/2[ra
d/sec] 次に、現在位置から目的位置への角速度の変化△ωを
次式より算出する。 △ω=ω2−ω1[rad/sec] 次に、角加速度あるいは角減速度αで前記スピンドル
モータを制御する時間tは次式より算出する。 t=△ω/α[sec] ここで、m:再生スピードm倍速 V:線速度[m/s] Pt:トラックピッチ[m] ro:最内周半径[m] α:角加減速度[rad/sec2] (但し加速時α>0,減速時α<0)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6188787A JPH0831119A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 光ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6188787A JPH0831119A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 光ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831119A true JPH0831119A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16229793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6188787A Pending JPH0831119A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 光ディスク再生装置におけるディスク回転駆動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0831119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100506461B1 (ko) * | 1997-06-19 | 2005-09-30 | 디지털 비디오 시스템스 인코퍼레이션 | Dvd고속시크방법 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61264567A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | Hitachi Ltd | 情報記録デイスクのアクセス制御装置 |
JPS62139173A (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンパクトデイスク線速度検出装置 |
JPS62295279A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録情報再生装置におけるデ−タアクセス方法 |
JPH04126351U (ja) * | 1991-04-23 | 1992-11-18 | 船井電機株式会社 | 光デイスク再生装置 |
JPH0527857U (ja) * | 1991-04-17 | 1993-04-09 | 船井電機株式会社 | 光デイスク再生装置 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP6188787A patent/JPH0831119A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61264567A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | Hitachi Ltd | 情報記録デイスクのアクセス制御装置 |
JPS62139173A (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンパクトデイスク線速度検出装置 |
JPS62295279A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録情報再生装置におけるデ−タアクセス方法 |
JPH0527857U (ja) * | 1991-04-17 | 1993-04-09 | 船井電機株式会社 | 光デイスク再生装置 |
JPH04126351U (ja) * | 1991-04-23 | 1992-11-18 | 船井電機株式会社 | 光デイスク再生装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100506461B1 (ko) * | 1997-06-19 | 2005-09-30 | 디지털 비디오 시스템스 인코퍼레이션 | Dvd고속시크방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |