JP2516052Y2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP2516052Y2
JP2516052Y2 JP1991034682U JP3468291U JP2516052Y2 JP 2516052 Y2 JP2516052 Y2 JP 2516052Y2 JP 1991034682 U JP1991034682 U JP 1991034682U JP 3468291 U JP3468291 U JP 3468291U JP 2516052 Y2 JP2516052 Y2 JP 2516052Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ディスク再生装置、
特に、コンパクトディスク、レーザディスク等の光ディ
スクを線速度一定の状態で再生する光ディスク再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以下、CDと記
す)は、オーディオコンポーネントの分野では、LPレ
コードに代わり急速に普及している。CDの普及と並行
して、読み出し専用メモリとしてのCD−ROMが規格
化されている。CD−ROMは、CDを読み出し専用の
メモリに応用したものであり、定まったデータやプログ
ラムを直径12cmのディスクに記録し、コンピュータと
組み合わせてその記録内容を読み出すようにしたもので
ある。
【0003】このようなCD−ROMでは、スパイラル
状に点在するピットによりトラックが形成されている。
そして、光ピックアップで、トラックにスポット光を照
射し、かつその反射光を受光して情報を読み取ってい
る。サーチを行う場合は、光ピックアップをCD−RO
Mの径方向に移動させながら、横断するトラックの本数
を計数し、その計数結果とトラックから読み取った情報
とにより光ピックアップの移動制御を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】CD−ROMの特徴
は、記憶容量が大きく、また高速アクセス(サーチ)が
可能な点である。たとえばCD−ROMには、3.5イ
ンチフロッピィディスク100〜300枚分に相当する
記憶容量(7.83×108 バイト)のデータを格納で
きる。また、希望のデータを検索して読み出すアクセス
時間は、平均0.7秒程度であり、100Mバイトの容
量の10インチ磁気ディスクテープのアクセス時間が数
十秒であるのに比べて、二桁近く速いアクセスが可能で
ある。なお、アクセス時間とは、目標トラックへ光ピッ
クアップが到達するまでのシーク時間と、そのトラック
上でのデータへの回転待ち時間との和である。
【0005】前述したように、CD−ROMのアクセス
時間は磁気テープに比べて短縮化されているが、ハード
ディスク等の磁気記憶媒体に比べると、充分とは言えな
い。たとえばハードディスクでは、平均アクセス時間が
十数m秒であり、CD−ROMに比べて一桁速いものに
なっている。したがって、CD−ROMにおいても、そ
のアクセス時間の短縮化が望まれている。
【0006】ところで、CD−ROM等のCDは、CL
V(Constant Liner Velocity) 制御により、線速度一定
となるようにその回転速度が制御されているので、外周
と内周とでは、その回転数が異なることになる。したが
って、外周側から内周側へ光ピックアップを移動しサー
チする場合は、CD−ROMを加速し、逆に内周側から
外周側へサーチする場合は減速する必要がある。従来こ
れらの加減速は、光ピックアップの移動の前半に行って
いる。
【0007】このサーチ動作時には、トラック本数の計
数を正確に行うことが、アクセス時間の短縮化につなが
る。しかし、CD−ROMでは、前述のようにスパイラ
ル状に点在するピットによりトラックが形成されている
ので、ピットのない所を光ピックアップが通過すること
があり、この場合にはトラックカウントの欠落が生じ、
トラック本数を正確に計数することができない。
【0008】特に、内周側から外周側へのサーチの際に
はトラックカウントの欠落が多くなってしまう。すなわ
ち、内周側から外周側へのサーチ時には、光ピックアッ
プの移動の前半にCD−ROMを減速するので、線速度
が遅い状態で光ピックアップがCD−ROMの径方向に
移動する。このような状態では、トラックとスポット光
の軌跡との交差角が大きくなり、ピット上をスポット光
が通過しない割合が多くなってトラックカウントの欠落
が生じやすい。トラックカウントの欠落が多くなると、
目標トラックに到達するまでのシーク時間が長くなり、
この結果アクセス時間が長くなってしまうという問題が
ある。
【0009】本考案の目的は、内周側から外周側へのサ
ーチの際に、トラックカウントの欠落を少なくし、アク
セス時間を短縮できる光ディスク再生装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案に係る光ディスク
再生装置は、スパイラル状に点在する情報ピットが形成
された光ディスクを線速度一定に制御し、情報を再生す
る装置である。そして、光ディスクを回転駆動するスピ
ンドルモータと、光ピックアップと、サーチ制御手段と
を備えている。
【0011】光ピックアップは、光ディスクの径方向に
移動可能であり、光ディスクにスポット光を照射し、そ
の反射光を受光する。サーチ制御手段は、光ディスクの
外周方向へのサーチ時に、光ピックアップのスポット光
が光ディスクのサーチ先に到達するのと実質的に同時
に、スピンドルモータの回転速度の減速が完了するよう
に、スピンドルモータの減速開始タイミングを遅延させ
ここで、サーチ制御手段は、光ディスクの内周方向
へのサーチ時に、サーチ開始と同時にスピンドルモータ
の回転速度の増速を開始するようにしてもよい。
【0012】
【作用】本考案においては、再生時には、光ディスクの
線速度が一定となるようにスピンドルモータが制御され
る。またサーチ時、特に外周方向へのサーチ時には、光
ピックアップが光ディスクの径方向に移動するととも
に、光ピックアップが光ディスクのサーチ先に到達する
のと実質的に同時に、スピンドルモータの回転速度の減
速が完了するように、スピンドルモータの減速開始タイ
ミングを遅延させる
【0013】したがって、光ディスクの回転速度が減速
されずにサーチされる領域が多くなるので、光ディスク
のトラックとスポット光の軌跡との交差角が鋭角とな
り、光ディスク上のピットとの交錯頻度は高くなり、ト
ラック計数の欠落が少なくなる。このため、トラック本
数を正確に計数できるようになり、シーク時間が短縮さ
れ、アクセス時間が短縮される。
【0014】
【実施例】図1は本考案の一実施例による光ディスク再
生装置であるCD−ROMドライブ回路の構成を示すブ
ロック図である。なお、ここでは、音響ディジタル信号
処理部及びCD−ROMディジタル信号処理部を有する
装置を例に取って説明する。
【0015】CD−ROMドライブ回路(以下ドライブ
という)1は、ディスク2を保持するディスクホルダ3
と、ディスク2を回転駆動するためのスピンドルモータ
4と、ディスク2の情報を読み取るための光ピックアッ
プ5と、音響ディジタル信号処理部6と、CD−ROM
ディジタル信号処理部7と、光ピックアップ5のフォー
カス及びトラッキング制御を行うフォーカス・トラッキ
ング制御部8と、マイクロコンピュータを有するシステ
ム制御部9と、ホストコンピュータ10と通信するため
のインタフェース11とを主に有している。
【0016】ディスク2には、図3に示すような情報ピ
ットPが、スパイラル状に点在して形成されている。ス
ピンドルモータ4は、音響ディジタル信号処理部6から
の制御信号によって、ディスク2を線速度一定で回転駆
動する。光ピックアップ5は、ディスク2にスポット光
を照射し、その反射光を受光して情報を読み取るための
ものであり、ディスク2の径方向に移動可能となってい
る。また、この光ピックアップ5には、対物レンズ(図
示せず)が設けられている。この対物レンズは、光ピッ
クアップ5のスポット光を収束するために設けられたも
のである。この対物レンズは、ディスク2の径方向及び
ディスク2への接離方向に移動可能となっている。これ
らの移動により、トラッキング制御及びフォーカス制御
が行われ、スポット光が常にトラック上を追尾するとと
もに所定径のスポット光として収束されるようになって
いる。これらの制御は、フォーカス・トラッキング制御
部8によって行われる。
【0017】音響ディジタル信号処理部6は、光ピック
アップ3からの信号が入力されるEFM復調部12と、
データを記憶するRAM13と、RAM13へのデータ
の書き込み及び読み出しを制御するためのアドレス制御
部14と、誤り訂正符号(CIRC)によってデータの
誤り訂正を行う誤り訂正部15と、スピンドルモータ4
の速度制御を行うための速度制御部16とを有してい
る。EFM復調部12は、8ビットデータを14ビット
に変調してディスク2に記録したデータを元の8ビット
のデータに復調するものである。また、速度制御部16
は、読み取られた同期信号によって、スピンドルモータ
4を速度制御するためのドライブ信号を出力するもので
あり、通常再生時には、ディスク2の線速度が一定とな
るようにスピンドルモータ4を回転制御し、サーチ時に
は、スピンドルモータ4の速度を、目標トラックの回転
数に合わせるように加減速制御する。なお、アドレス制
御部14は、RAM13内のデータにより、インタリー
ブ(並べ換え)されて記録されたデータを元の順に戻す
作業(デ・インタリーブ)も行っている。誤り訂正部1
0の出力は、オーディオ信号として外部に出力されると
ともに、CD−ROMディジタル信号処理部7に入力さ
れている。
【0018】CD−ROMディジタル信号処理部7は、
同期検出部17と、データを格納するためのRAM18
と、RAM18へのデータの書き込み及び読み出しを制
御するためのRAM制御部19と、CD−ROM固有の
ECC(Error Check Code)及びEDC(Error Dectectin
g Code) 等により誤り訂正を行う誤り訂正部20とを有
している。同期検出部17は、音響ディジタル信号処理
部6で処理されたデータのうちの同期信号部分を検出す
るものである。また、この同期検出部17では、同期信
号の検出結果によって、記録時に施されたスクランブル
処理が解かれるようになっている。なお、RAM制御部
19では、RAM18に格納されたデータにより、再生
データ内のヘッダーアドレスがチェックされるようにな
っている。
【0019】図2は、速度制御部16の主要部の構成を
示す回路図である。この速度制御部16は、オペアンプ
30を有している。スピンドルモータ4を駆動するため
のドライブ入力信号VDIN は、スイッチ31及び抵抗3
6を介してオペアンプ30の反転入力端子に入力されて
いる。スイッチ31と抵抗36との中間ノードには、ス
イッチ32と抵抗40との直列回路及びスイッチ33と
抵抗41との直列回路がそれぞれ接続されている。抵抗
40の一端には電源電圧VK が、また抵抗41の一端に
は電源電圧−VK がそれぞれ印加されている。オペアン
プ30の非反転入力端子には、一端を接地した抵抗38
の他端が接続されている。またオペアンプ30の出力端
子は、抵抗37を介して反転入力端子にフィードバック
接続されている。オペアンプ30の出力は、ドライブ出
力信号VDOUTとして出力される。
【0020】このような回路においては、サーチ時には
スピンドルモータ4のサーボ制御を行わないので、スイ
ッチ31はオフとなる。また、サーチ時におけるディス
ク2の加速時にはスイッチ32をオフ、スイッチ33を
オンとし、減速時にはスイッチ32をオン、スイッチ3
3をオフとする。また、通常再生の場合は、スイッチ3
1をオン、スイッチ32及びスイッチ33をオフとす
る。
【0021】次にこのように構成されたドライブ1の制
御動作について説明する。図4は、システム制御部17
の概略制御内容を示すフローチャートである。図示しな
い電源スイッチがオンされると、ステップS1ではRA
M13,18の初期化、光ピックアップ5の初期位置へ
の設定等の初期化が行われる。次にステップS2では、
ディスク2がディスクホルダ3に装着されているか否か
を判断する。ディスク2が装着されるのを待って、ステ
ップS3に移行する。ステップS3では、フォーカス・
トラッキング制御部8に対してフォーカスサーチを指示
する。これにより、光ピックアップ5からディスク2に
対して照射されるスポット光が所定径に収束させられ
る。このフォーカスサーチが終了すれば、ステップS4
に移行してフォーカス・トラッキング制御部8に対して
フォーカスサーボの開始を指示する。このフォーカスサ
ーボは、ディスク2の面ぶれに追随して光ピックアップ
5の対物レンズを上下動するためのものである。次にス
テップS5では、速度制御部16に対してスピンドルキ
ックを指示する。これにより、スピンドルモータ4にド
ライブ信号が与えられ、スピンドルモータ4が回転を開
始する。ステップS6では、フォーカス・トラッキング
制御部8に対してトラッキングサーボのオンを指示す
る。このトラッキングサーボは、ディスク2上のトラッ
クにスポット光が追随するように光ピックアップ5の対
物レンズを径方向に移動させるものである。また、ステ
ップS7では、速度制御部16に対してスピンドルサー
ボのオンを指示する。スピンドルサーボは、ディスク2
の線速度を一定にするように、径方向の位置に応じた速
度でスピンドルモータ4をサーボ制御するものである。
【0022】ステップS7でスピンドルサーボが開始さ
れると、ステップS8に進む。ステップS8では、ディ
スク2の各ブロックの先頭に書き込まれた現在トラック
情報を読み取り、ステップS9では、ディスク2の最内
周に書き込まれたTOC(Table Of Contents) と呼ばれ
るディスク2の目次にあたる情報をサーチして読み出
し、それをシステム制御部9内のメモリに格納する。
【0023】次に、ステップS10では所定時間の時間
待ち(ポーズ)を行い、ステップS11では、ホストコ
ンピュータ10からのコマンド入力を待つ。ホストコン
ピュータ10からのコマンドが入力されると、ステップ
S11からステップS12に移行する。ステップS12
では、後述するコマンド処理を行い、ステップS10に
戻る。ステップS11でコマンド入力がないときは、処
理を終了する。
【0024】図5はステップS12のコマンド処理の内
容を示すフローチャートである。まず、ステップS21
では、ホストコンピュータ10からのコマンドがサーチ
動作を指示するものか否かを判定する。続いてステップ
S22ではデータリード動作を指示するものであるか否
かを判定する。ステップS23では他の動作を指示する
ものか否かを判定する。
【0025】ステップS21でサーチ動作を指示するコ
マンドであると判定された場合は、ステップS24に進
む。ステップS24ではサーチ処理を行いステップS2
2に移行する。ステップS22でデータリード動作を指
示するコマンドであると判定された場合は、ステップS
25に進み、リード処理を行ってステップS23に進
む。ステップS23で他の動作を指示するコマンドであ
ると判定された場合はステップS26に進み、他の処理
を行ってメインルーチンに戻る。
【0026】図6はステップS24のサーチ処理の内容
を示すフローチャートである。まずステップS31で
は、目標データが格納されたトラック(目標トラック)
をTOCを記憶したメモリの内容によって確認し、それ
に基づき現在位置から目標トラックまでの移動距離を算
出する。
【0027】移動距離の算出は、以下のようにして行わ
れる。CD−ROMのトラックは、データ領域最内周の
トラックからの経過時間によって定義されている。した
がって、データ領域の最内周の半径をr1 、現在位置の
半径をr2 、移動先の位置をr3 とし、現在位置のトラ
ックをMP分SP秒TPトラック、移動先のアドレスを
MQ分SQ秒TQトラックとし、ディスクの記録線速度
をv(mm/秒)とすると、
【0028】 π×r2 2−π×r1 2=v×0.0016×P となる。ただし、 P=MP×60+SP+TP/75 0.0016:トラックピッチ したがって、 r2 =((v×0.0016×P+π×r1 2)/π)1/2 となる。同様に、 r3 =((v×0.0016×Q+π×r1 2)/π)1/2 となる。ただし、 Q=MQ×60+SQ+TQ/75 したがって現在トラック位置(半径r2 )から移動先の
目標トラック位置(半径r3 )までの移動距離Δrは、 Δr=|r3 −r2 | となる。
【0029】続いてステップS32では移動時間T2
算出する。この移動時間T2 は、ステップS31で得ら
れた移動距離Δrを光ピックアップ5の移動速度で除算
することによって求める。ステップS33ではキック時
間Tを算出する。このキック時間Tは、スピンドルモー
タ4を加減速する時間、すなわち、図2に示す速度制御
部16内のスイッチ32またはスイッチ33のオン時間
である。
【0030】キック時間Tは下記のような式により算出
する。現在トラック位置(半径r2)でのディスク2の
回転数はv/2πr2 であり、また目標トラック位置で
のディスク2の回転数はv/2πr3 である。したがっ
てこれらの間での回転数差ΔNは、 ΔN=|(v/2π)×(1/r2 −1/r3 )| となる。
【0031】ここで、ディスク2のキック中の加速度を
ωとすると、ωT=ΔNの関係が成立するようにキック
時間Tを決める。つまり、 T=ΔN/ω としてキック時間を求める。なお、この加速度ωはドラ
イブ1の仕様で定まる定数である。このようにしてキッ
ク時間Tが算出されると、ステップS34に移行し、フ
リーラン時間T1 が算出される。このフリーラン時間T
1 は、移動時間T2 からキック時間Tを引くことにより
算出される。
【0032】ステップS35では、フォーカス・トラッ
キング制御部8に対して光ピックアップ5の移動開始を
指示する。ステップS36ではその移動が内周側から外
周側への移動か否かを判断する。ステップS36で、内
周側から外周側への移動ではないと判断された場合は、
ステップS37に移行する。ステップS37では、スイ
ッチ31をオフさせてスピンドルサーボをオフするとと
もに、スイッチ32をオフ、スイッチ33をオンさせ
る。この各スイッチの制御により、スピンドルモータ4
には、電圧VDOUTDOUT=(R2 /(R1 +R6 ))VK が印加され、加速が開始される。次にステップS38で
は、T時間経過したか否かを判断する。T時間経過する
とステップS39に移行し、スイッチ33のオフを指示
する。これにより、ディスク2の加速は終了する。
【0033】続いてステップS40では、惰性走行(フ
リーラン)を行わせる。このフリーラン時には、速度制
御部16の全てのスイッチ31,32,33はオフとな
り、スピンドルモータ4には電圧は印加されない。次に
ステップS41では、このフリーラン走行がT1 時間経
過したか否か判断する。ここでT1 時間経過しないとき
はステップS40に戻ってフリーランを続行し、T1
間経過したときは、ステップS47に移行する。
【0034】ステップS47では、光ピックアップを停
止させる。続いてステップS48ではトラック処理を行
う。このトラック処理では、速度制御部16のスイッチ
31をオンさせ、スピンドルモータ4に電圧VDOUTDOUT=−(R2 /R1 )VDIN を印加してスピンドルサーボを開始する。また、光ピッ
クアップ5によりトラック情報を読み取り、目標トラッ
クに到着したか否かを判定する等の処理を実行する。こ
れにより光ピックアップ5は目標トラックに到着する。
【0035】一方、ステップS36で内周側から外周側
への移動と判定された場合は、ステップS42に進む。
ステップS42では、まずフリーランを行う。フリーラ
ン時には、前記同様に全てのスイッチ31,32,33
はオフとなり、スピンドルモータ4には電圧は印加され
ない。次にステップS43では、このフリーランがT1
時間経過したか否かを判断する。T1 時間経過するまで
はステップS42に戻ってフリーランを続け、T1 時間
経過するとステップS44に進む。ステップS44では
ディスク2の減速を開始する。ここでは、スイッチ32
のみがオンとなり、T時間スピンドルモータ4に電圧V
DOUTDOUT=−(R2 /(R1 +R5 ))VK が印加される。ステップS45では、減速がT時間経過
したか否かを判断する。T時間経過したと判断されると
ステップS46に進む。ステップS46ではスイッチ3
2のオフにより減速を終了し、ステップS47に移行す
る。
【0036】図7は加速時のキック時間を、また図8は
減速時のキック時間をそれぞれ示したタイミングチャー
トである。ここでは加速時は図7に示す如くT時間加速
後、T1 時間フリーランを続ける。したがって二点鎖線
で示す如く回転数がv/2πr2 からv/2πr3 に上
昇している。
【0037】一方、減速時は図8に示す如く、T1 時間
フリーランの後にT時間減速を行う。したがって減速開
始するまではディスク2は高速回転し、図3に示すよう
にスポット光の軌跡Lとトラックとの交差角度θが鋭角
となる。このような状態では、スポット光とトラック上
のピットとの交錯確率がより高くなり、トラックカンウ
トの欠落が少なくなる。この場合、二点鎖線で示す如く
回転速度がv/2πr2 からv/2πr3 に減速され
る。
【0038】〔他の実施例〕 (a)前記実施例ではT時間加減速を行ったが、時間T
の代わりにトラック本数を計数して加減速を行ってもよ
い。この場合、光ピックアップの移動速度をVとする
と、時間Tの間に光ピックアップ5が移動する距離はV
×Tとなり、この間のトラック本数tnは、 tn=V×T/0.0016 となる。したがって光ピックアップ5の移動開始から、
光ピックアップ5がVT/0.0016本のトラックを
横切る間、加減速の信号を出力し、カウント終了した時
点で加減速を終了すれば同様のことが行える。
【0039】(b)前記実施例では、内周側から外周側
にサーチを行う際に、まずフリーランを行った後、減速
を行ったが、フリーランに代えて加速を行い、その後減
速を行ってもよい。このようにすれば、トラックカウン
トの欠落をより少なくすることができる。
【0040】(c) 前記実施例では、線速度一定にし
たCLV制御を例に説明したが、ディスクの内周側から
外周側にかけて階段状に線速度を切り替えるMCLV
(Modified CLV)制御においても、本考案
を適用できることは言うまでもない。
【0041】
【考案の効果】本発明においては、外周方向へのサーチ
時に、光ピックアップがサーチ先に到達する直前にディ
スクモータの回転速度を減速制御するので、それまでの
間ディスクモータが高速回転し、光ピックアップのスポ
ット光の軌跡とトラックとの交差角が鋭角となる。この
ため、スポット光とトラック上のピットとの交錯確率が
高くなり、ピット間を光スポットが通過することによる
トラックカウントの欠落を少なくでき、アクセス時間を
短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による光ディスク再生装置で
あるCD−ROMドライブの構成を示すブロック図。
【図2】速度制御部9の構成を示す回路図。
【図3】トラックを構成するピットとスポット光との関
係を示す図。
【図4】システム制御部の制御内容を示すフローチャー
ト。
【図5】コマンド処理の内容を示すフローチャート。
【図6】サーチ処理の内容を示すフローチャート。
【図7】加速時のタイミングチャート。
【図8】減速時のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 ドライブ 2 ディスク 4 スピンドルモータ 5 光ピックアップ 7 CD−ROMディジタル信号処理部 9 システム制御部 16 速度制御部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパイラル状に点在する情報ピットが形成
    された光ディスクを線速度一定に制御し、情報を再生す
    る光ディスク再生装置において、 前記光ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、 前記光ディスクの径方向に移動可能であり、前記光ディ
    スクにスポット光を照射し、その反射光を受光する光ピ
    ックアップと、 前記光ディスクの外周方向へのサーチ時に、前記光ピッ
    クアップのスポット光が前記光ディスクのサーチ先に到
    達するのと実質的に同時に、前記スピンドルモータの回
    転速度の減速が完了するように、前記スピンドルモータ
    の減速開始タイミングを遅延させるサーチ制御手段と、 を備えた光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】前記サーチ制御手段は、前記光ディスクの
    内周方向へのサーチ時に、サーチ開始と同時に前記スピ
    ンドルモータの回転速度の増速を開始する、請求項1記
    載の光ディスク再生装置。
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JPS59186178A (ja) * 1983-04-08 1984-10-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Clvデイスクのランダムアクセス装置

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JPH0527857U (ja) 1993-04-09

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