JPH08310761A - エレベータの冠水予知装置 - Google Patents

エレベータの冠水予知装置

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JPH08310761A
JPH08310761A JP11279695A JP11279695A JPH08310761A JP H08310761 A JPH08310761 A JP H08310761A JP 11279695 A JP11279695 A JP 11279695A JP 11279695 A JP11279695 A JP 11279695A JP H08310761 A JPH08310761 A JP H08310761A
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JP
Japan
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elevator
push button
electric circuit
button assembly
water
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JP11279695A
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English (en)
Inventor
Makoto Kuroki
誠 黒木
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータの冠水をいちはやく検知し、エレ
ベータの制御系に対する水の影響を事前に回避すること
ができるエレベータの冠水予知装置を提供する。 【構成】 エレベータ装置は、建物の外壁に穿たれエレ
ベータへの乗降を行うための乗降口と、外壁11a外面
に設置されて、露出された押しボタン21u、21dの
操作を通じてエレベータを乗降口に呼び出す押しボタン
アセンブリ14とを備える。押しボタンアセンブリ14
の内側には、押しボタンアセンブリ14を制御する電気
回路23が配設される。電気回路23には、押しボタン
アセンブリ14側からの水の浸入を検知する水センサ3
3が設けられる。水センサ33が水を検知すると電気回
路23の通電が断たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータにおいて昇
降路や電気系統の冠水を検知する冠水予知装置に関し、
特に、建物の内部を昇降路に沿って移動するエレベータ
と、建物の外壁に穿たれ、エレベータへの乗降を行うた
めの乗降口と、外壁外面に設置されて、露出されたボタ
ンの操作を通じてエレベータを乗降口に呼び出す押しボ
タンアセンブリとを備えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、中規模の集合住宅等では、乗降
口や押しボタンアセンブリが建物の外壁から露出する場
合がある。例えば、図6に示すように、エレベータ10
0は建物101の内部を昇降路102に沿って移動す
る。建物101の外壁101aには、エレベータ100
への乗降を行うための乗降口103が穿たれる。乗降口
103の外壁101a外面は、露出された押しボタンの
操作を通じてエレベータ100を乗降口103に呼び出
す押しボタンアセンブリ104が設置される。この押し
ボタンアセンブリ104の内側には、押しボタンアセン
ブリ104を制御する電気回路(図示せず)が形成され
る。
【0003】このようなエレベータ100では、特に風
雨時に乗降口103に雨水が降り注ぎ、その雨水が外壁
101aを伝って押しボタンアセンブリ104内部の電
気回路に浸入する恐れがある。こうして電気回路が冠水
してしまうと、電気回路の絶縁が低化してしまい、エレ
ベータの運転機能が麻痺してしまったり、エレベータが
常時その乗降口に呼び出されてしまったりする。
【0004】そこで、従来では、昇降路102の複数箇
所に雨水センサ105を設け、昇降路102内の冠水を
検知する冠水検地装置が提案されている。この冠水検知
装置では、この雨水センサ105が雨水を検知すると、
検知信号が機械室106の制御盤107に送られる。制
御盤107は、この時点でエレベータ100の運行を規
制し、例えば、最上階にエレベータを待避させたりす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の冠
水予知装置では、雨水が完全に昇降路内に浸入した時点
で雨水を検知している。従って、その時点では、既に押
しボタンアセンブリ内部に配設された電気回路が冠水し
ている恐れがある。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、エレベータの冠水をいちはやく検知し、エレベータ
の制御系に対する水の影響を事前に回避することができ
るエレベータの冠水予知装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、建物の内部を昇降路に沿って移
動するエレベータと、建物の外壁に穿たれ、エレベータ
への乗降を行うための乗降口と、外壁外面に設置され
て、露出されたボタンの操作を通じてエレベータを乗降
口に呼び出す押しボタンアセンブリと、押しボタンアセ
ンブリの内側に配設され、押しボタンアセンブリを制御
する電気回路とを備えるエレベータにおいて、前記電気
回路に、押しボタンアセンブリ側からの水の浸入を検知
する水センサを設け、水センサが水を検知すると前記電
気回路の通電が断たれることを特徴とするエレベータの
冠水予知装置が提供される。
【0008】また、第2発明によれば、第1発明に係る
エレベータ冠水予知装置において、この冠水予知装置
は、電気回路の通電が断たれたことを検知する異常信号
検出手段と、異常信号検出手段の検知信号を電話回線に
送信する信号発信手段とを備え、送信された検知信号に
よって異常を報知することを特徴とする。
【0009】
【作用】第1発明の構成によれば、水センサが水を検知
した場合には、呼び出し信号用の回路の通電が断たれる
ことから、電気回路の絶縁不良によるリーク現象を事前
に回避することができる。その結果、電気回路が冠水し
ても、エレベータがその乗降口まで常に呼び寄せられる
といった不具合が回避される。しかも、雨水が最も浸入
しやすい押しボタンアセンブリ内側の電気回路に水セン
サを設けたので、昇降路や電気系統の冠水をいちはやく
検知することができる。
【0010】また、第2発明の構成によれば、遠隔地に
あってもエレベータ装置の冠水をいちはやく知ることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好適な
実施例を説明する。
【0012】図1は本発明に係る冠水予知装置が適用さ
れたエレベータ装置の全体構成を示す。エレベータ10
は、建物11内部を昇降路12に沿って移動する。建物
11の外壁11aには、エレベータ10への乗降を行う
ための乗降口13が穿たれる。乗降口13では、外壁1
1a外面に、露出された押しボタンの操作を通じてエレ
ベータ10を乗降口13まで呼び出す押しボタンアセン
ブリ14が配置される。押しボタンアセンブリ14の押
しボタンが操作されると、機械室15に設置された制御
盤16に電気信号が送られる。制御盤16は、電気信号
の受信に応じて、図示しない昇降モータを制御する。こ
の昇降モータの制御によって、押しボタンアセンブリ1
4を通じて呼び出しがあった乗降口13までエレベータ
10を移動させる。
【0013】図2に示すように、押しボタンアセンブリ
14は、建物11の外壁11a外面に張り付けられるパ
ネル20と、このパネル20の表面から露出して、押圧
操作に伴って軸方向に移動可能な一対の押しボタン21
u、21dとを備える。パネル20の内側では建物11
の外壁11aに収容室22が穿たれ、この収容室22に
押しボタンアセンブリ14を制御する電気回路23が配
設される。押しボタン21u、21dが押圧操作される
と、エレベータの呼び出し信号が電気回路23から制御
盤16の呼び登録記憶回路24に送られる。この呼び登
録記憶回路24に記憶された呼び登録に従って、運行選
択回路25は昇降モータを制御する。
【0014】図3を併せて参照し、電気回路23は、押
しボタン21u、21dの操作に応じて呼び出し信号を
発生する呼び出し信号発生回路30と、エレベータ10
の冠水を予知してこの呼び出し信号発生回路30の動作
を制御する冠水予知装置31とを備える。冠水予知装置
31は、基板32上に設けられて、押しボタンアセンブ
リ14を通じて浸入する水を検知する水センサ33と、
この水センサ33の検知信号に応じて、呼び出し信号発
生回路30をオンオフ操作するスイッチング回路34と
を備える。
【0015】次に図4の回路構成図を参照しつつ本実施
例の作用を説明する。通常、水センサ33は水を検知し
ておらず、水センサ33から検知信号は発生されない。
したがって、スイッチング回路34のダイオード34a
には電流が流れず、スイッチング回路34のトランジス
タ34bはオフ状態となる。その結果、オンオフ制御用
トランジスタ35にはプラス電位Eが供給され、このオ
ンオフ制御用トランジスタ35はオン状態となる。この
状態で押しボタン21u、21dを押圧操作すると、呼
び出し信号用の回路36は閉じられ、オンオフ制御用ト
ランジスタ35を通じて電流が流れる。この押しボタン
操作により、乗降口13までエレベータ10が移動して
くる(図1参照)。
【0016】いま、乗降口13が風雨に曝され、押しボ
タンアセンブリ14を通じて雨水が昇降路12側に浸入
してきた場合を想定する。この場合、いちはやく押しボ
タンアセンブリ14の内側に配置された水センサ33が
水の浸入を検知する。図4に示すように、スイッチング
回路34のダイオード34aに電流が流れ、スイッチン
グ回路34のトランジスタ34bがオン状態となる。そ
れまでオンオフ制御用トランジスタ35に流れていたプ
ラス電位Eは、スイッチング回路34のトランジスタ3
4bを通じて接地GNDに逃される。その結果、オンオ
フ制御用トランジスタ35はオフ状態となる。この状態
で、押しボタン21u、21dを操作して呼び出し信号
用36の回路を閉じても、オンオフ制御用トランジスタ
35によって電流の流通が阻止される。したがって呼び
出し信号は発生されない。
【0017】このような構成によれば、水センサ33が
水を検知した場合には、呼び出し信号用の回路36の通
電が断たれることから、電気回路23の絶縁不良による
リーク現象を事前に回避することができる。その結果、
電気回路23が冠水しても、エレベータ10がその乗降
口13まで常に呼び寄せられるといった不具合が回避さ
れる。しかも、雨水が最も浸入しやすい押しボタンアセ
ンブリ14内側に水センサ33を設けたので、昇降路1
2や電気系統の冠水をいちはやく検知することができ
る。
【0018】押しボタンアセンブリ14からの雨水の浸
入が停止すれば、水センサ33の検知信号が発生されな
くなり、電気回路23は再び通常の状態に復帰する。
【0019】図5は本発明の第2実施例に係る冠水予知
装置を示す。この第2実施例では、スイッチング回路3
4の動作信号を読み出して、遠隔地にある監視部40に
報知することを特徴としている。すなわち、この冠水予
知装置31は、水センサ33およびスイッチング回路3
4の外に、電気回路23の通電が断たれたことを検知す
る異常信号検出手段41と、異常信号検出手段41の検
知信号を電話回線43に送信する信号発信手段42とを
備える。電話回線43を通じて送信された検知信号は、
遠隔地にある監視部40に取り込まれる。かかる構成に
よれば、遠隔地にあってもエレベータ装置の冠水をいち
はやく知ることができる。
【0020】
【発明の効果】第1発明によれば、水センサが水を検知
した場合には、呼び出し信号用の回路の通電が断たれる
ことから、電気回路の絶縁不良によるリーク現象を事前
に回避することができる。その結果、電気回路が冠水し
ても、エレベータがその乗降口まで常に呼び寄せられる
といった不具合が回避される。しかも、雨水が最も浸入
しやすい押しボタンアセンブリ内側の電気回路に水セン
サを設けたので、昇降路や電気系統の冠水をいちはやく
検知することができる。
【0021】また、第2発明によれば、遠隔地にあって
もエレベータ装置の冠水をいちはやく知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る冠水予知装置が適
用されたエレベータの全体構成図である。
【図2】 エレベータの制御系を示すブロック図であ
る。
【図3】 電気回路の回路構成図である。
【図4】 電気回路のさらに具体的な回路構成図であ
る。
【図5】 本発明の第2実施例に係る冠水予知装置の回
路構成図である。
【図6】 従来の冠水予知装置が適用されたエレベータ
の全体構成図である。
【符号の説明】
10 エレベータ、11 建物、11a 外壁、12
昇降路、13 乗降口、14 押しボタンアセンブリ、
21u、21d 押しボタン、23 電気回路、33
水センサ、41 異常信号検出手段、42 信号発信手
段、43 電話回線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の内部を昇降路に沿って移動するエ
    レベータと、建物の外壁に穿たれ、エレベータへの乗降
    を行うための乗降口と、外壁外面に設置されて、露出さ
    れた押しボタンの操作を通じてエレベータを乗降口に呼
    び出す押しボタンアセンブリと、押しボタンアセンブリ
    の内側に配設され、押しボタンアセンブリを制御する電
    気回路とを備えるエレベータにおいて、 前記電気回路に、押しボタンアセンブリ側からの水の浸
    入を検知する水センサを設け、水センサが水を検知する
    と前記電気回路の通電が断たれることを特徴とするエレ
    ベータの冠水予知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベータ冠水予知装置
    において、 この冠水予知装置は、電気回路の通電が断たれたことを
    検知する異常信号検出手段と、異常信号検出手段の検知
    信号を電話回線に送信する信号発信手段とを備え、送信
    された検知信号によって異常を報知することを特徴とす
    るエレベータの冠水予知装置。
JP11279695A 1995-05-11 1995-05-11 エレベータの冠水予知装置 Pending JPH08310761A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003219828A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Kin Koubai 家庭用の豆乳、水豆腐、豆腐製造装置の水切れ感知警報装置
JP2010155684A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ装置
JP6289589B1 (ja) * 2016-11-14 2018-03-07 東芝エレベータ株式会社 操作ボタン装置

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